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▼70年代の名盤:セレクト商品

Future DaysFuture Days (詳細)
Can(アーティスト)

「新しすぎ」「葬式候補最右翼」「このページで購入しました。」「嘘はいけない」


ファースト・アルバムファースト・アルバム (詳細)
ファウスト(アーティスト)

「ポスト・ロックへの道しるべ」「拳を握れ ! 」「」「音の探究心、エネルギー溢れた作品」「聴いてみたい、または興味がある人だけが聴けばいい」


Shiny Beast (Bat Chain Puller)Shiny Beast (Bat Chain Puller) (詳細)
Captain Beefheart(アーティスト)

「ビーフハート入門に最適のアルバム」


This HeatThis Heat (詳細)
This Heat(アーティスト)

「ポスト・パンク」「永遠に色褪せることのない音楽」「やっと」「THIS HEAT」「一番好きなアルバム」


ヤング・アメリカンズ(紙ジャケット仕様)ヤング・アメリカンズ(紙ジャケット仕様) (詳細)
デヴィッド・ボウイ(アーティスト)

「もっと評価が高くても良いと思う」「Songs made me break down & cry」「ホワイトソウルの始祖」「Blue Eyed Soul」「Nothin‘s Gonna Change My World・・・」


HejiraHejira (詳細)
Joni Mitchell(アーティスト)

「ジョニの声がジャコのベースと絡む一体感!」「“shine”を待ちながら」「ワン・アンド・オンリー2」「私的にはJoniの最高傑作」「ワン・アンド・オンリー」


Close to the EdgeClose to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)

「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」


Marquee MoonMarquee Moon (詳細)
Television(アーティスト)

「「マーキー・ムーン」FROMライノ」「これもパンク」「正にニューヨークパンクの原点」「蒼い炎」「TELEVISION!!」


フレッシュフレッシュ (詳細)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン(アーティスト)

「注意しましょう!」「祭りの後」「"In Time"という可能性」「「暴動」に並ぶのでは?」「最高作だと思う。」


Let's Get It onLet's Get It on (詳細)
Marvin Gaye(アーティスト)

「愛の名作」「It I Should Die Tonight なんて鳥肌もん」「「What's Going On」のセクシーな続き」「「What's Going On」のセクシーな続き」


The End Of An EarThe End Of An Ear (詳細)
Robert Wyatt(アーティスト)

「若さゆえの迫力ある混沌」


PresencePresence (詳細)
Led Zeppelin(アーティスト)

「問答無用のハード・ロック・アルバム!」「問答無用の傑作」「金字塔」「ZEP・孤高の最高傑作!」「ハードロック」


The Kick InsideThe Kick Inside (詳細)
Kate Bush(アーティスト)

「ファンタスティックって言葉がピッタリ」「不世出のアーティスト! ケイト・ブッシュのデビューアルバム」「妖艶なり、ケイト・ブッシュの世界」「アートロック」「her best ever :」


IslandsIslands (詳細)
King Crimson(アーティスト)

「KCが残した唯一の愛と平和の賛歌」「P・シンフィールドの置き土産」「年期の入ったファン」「歴代ボーカリストの中でボズが一番好きだ」「滅びの美学」


EasterEaster (詳細)
Patti Smith Group(アーティスト)

「名曲のオンパレード」「NYパンクの芸術性の高さを改めて痛感!」「Easter」


Blue ValentineBlue Valentine (詳細)
Tom Waits(アーティスト)

「ミュージシャン仲間からリスペクトされてます」「飲みながら聞こう」「大傑作」「俺が約束したこと、覚えているかい?」「飲んだら聴くな」


Gonna Take a Miracle (Exp)Gonna Take a Miracle (Exp) (詳細)
Laura Nyro(アーティスト), Labelle(アーティスト)

「ソウルシンガー、ローラの魂爆発!」「これこそ最高傑作。」「Gonna Take a Miracle」「芳醇」「カバーだけどオリジナル」


The Return of the Durutti ColumnThe Return of the Durutti Column (詳細)
The Durutti Column(アーティスト)

「絶望感のなかで生まれた傑作」「帰還(リターン)」「サンドペーパーとデユフイ」「ベッドルームミュージック」「無人島に持って行きます」


Unknown PleasuresUnknown Pleasures (詳細)
Joy Division(アーティスト)

「圧倒される」「潜在意識」「きもちイイ不快」「イアンの存在感」


TapestryTapestry (詳細)
Carole King(アーティスト)

「少年の日は遠く」「シンガー・ソングライター・ブームの源になったアルバム」「あなただけのTapestryを…」「名盤は、配信やコピーじゃ意味無いよ。買って飾って眺めて聴くべし。」「時代に寄り添う一枚」


ライヴライヴ (詳細)
ダニー・ハサウェイ(アーティスト)

「永遠に語り継がれるライヴの最高傑作」「言うことなし」


ThirdThird (詳細)
Soft Machine(アーティスト)

「何回目の発売?」


ImagineImagine (詳細)
John Lennon(アーティスト)

「やっぱりジョンと言えばコレになる」「ジョンそのものです」「メッセージ性が確立」「眠れるかい?」「人類永遠の宝」


For YouFor You (詳細)
Prince(アーティスト)

「天上から・・・・・・」「孤高の天才のデビュー作」「「ガラスの10代」」「プリンスの原点」「産み落とされた天才のデビュー作」


ラジオのようにラジオのように (詳細)
ブリジット・フォンテーヌ(アーティスト)

「原点」「すでに名盤ですね」「it's cool!」「誠に恐ろしいしかしすばらしい」「心地よいリズムとフランス語のコラボレーション」


▼クチコミ情報

Future Days

・「新しすぎ
この作品を支配する浮遊感はただ事ではない。 聞きすぎて水の音からしてぶるっと震えがきます。 実は俺プログレが苦手でカンも危うくスルーするとこだったんですが、ここにあるのはイエスとかキンクリとはまったく別の音。 ポストロックとか音響に通じるとこもあるかも。 傑作すぎ。んで斬新過ぎ。

・「葬式候補最右翼
一般的にCANの最高傑作とされているが,僕は最高傑作はやっぱりTAGO-MAGOだと思う.では何故Future Daysなのか?それはひとえにアナログB面を占める奇跡の名曲「Bel Air」のためである.この天国的な浮遊感はただごとでなく,これ以上美しい曲に出会ったことがない.自分の葬式ミュージックに早々に決定している.ダモのユートピアボイスも飾りとして素敵であり,奇声逃亡前最後のいい仕事を永遠に残すことになった.ヤキのドラムが本当に凄いのはやはりTAGO-MAGOとEGE BAMYASHIであり,Future Days以降は単調さを増していったわけであるが,Bel Airでは最後の輝きが記されている.一旦曲が終ったと思われてその後おもむろにフェードインしてくる怒りの演奏には驚いた.こんな曲は二度と出現しまい.ロックが残した最高の宝物の一つ.

・「このページで購入しました。
表記が無く分り難いですが、Hybrid SACDです。

・「嘘はいけない
このCDはHybrid SACDではございません。実際にSACDプレイヤーで再生していただいた方はお分かりになると思います。

Future Days (詳細)

ファースト・アルバム

・「ポスト・ロックへの道しるべ
カットアップ、コラージュの名作として誉れ高いファウスト1stアルバム(71年作)。

・「拳を握れ !
ファウストの伝説的1stアルバム。握り拳を写したX線写真のジャケットは、グループ名に由来する(ドイツ語Faustは「拳」の意)。内容は実に聴き易くおもしろい。少なくとも「So Far」や「Faust 4」よりはるかに「牧歌的」な印象を与える。レジデンツのファーストを好む人であれば、本作も普通に聞けると思う。

・「
ジャーマンロックにおける最重要バンドのひとつ。今でも色褪せることのない斬新な手法とアイデアで、影響を受けるミュージシャンも数多い。

淡々として醒めきった雰囲気を持つ楽曲。様々な音楽を混ぜたとき、それが自由で広がりのある音になるか、しがらみの多い狭苦しい音になるか、が才能のあるなしだと思うのだけど、このバンドは完全に前者。

とことんフリーキーで心地良い音を聴かせてくれます。

・「音の探究心、エネルギー溢れた作品
不安定(すわりの悪い音)と安定(すわりのいい音)がフリーキーに展開し、エネルギーが漲っている。それでいて精神は健全で病んでない。サイコー、楽しい。稀な名盤だと思う。高い創造力がある。一方で、迷盤と呼ばれるのも分かる。アクが強く万人受けしない商業主義と反対側の作品だし。前衛への嫌悪感が強い人には間違いなくキツい。ドイツ人独特の暗さ、真面目さ、個々の思想の独立性とその調和をこなす能力の高さ、という背景が音として出ているので、音が理解出来ても、愛が好きでレッチリ好きな人には趣味が合わないかもしれない。

アヴァンギャルド好きな人は持っていて損はない、持ってない人は今すぐ買って欲しい。POP GROUPが好きな人はこのアルバム、ジャーマンロックが好きな人は、次のSo farがいいかもしれない。

・「聴いてみたい、または興味がある人だけが聴けばいい
下の方が仰るように、私的な名盤を越える範囲ではないだろう。そして、あまりコマーシャルな作品でもない。名盤、迷盤、ダサダサな物言いだが、はっきり分かれる。

ほんとにフリーキーであり、ひねくれてる。ねじれてる。なんか、もう、ねじれの位置って感じ。

しかしそんな中にあって、何故名盤となり得たか、

それを考えてみると、音の中にある遊び心、ある程度のキャッチーさを備えていることがわかる。ザッパのような諧謔精神ではないけど、音を使って奔放な実験を重ねた中から現れた面白みのような物を巧みに抽出し、シリアスそうで、実はとっつきやすい一面を垣間見せている。そういう意味では、プライマスとかバットホール~にも近い(姿勢として、音楽は違う)

ジャーマンプログレ興味あるとか、実験音楽とは何ぞや?ていう人向け。音に免疫あんましない人は、こんな音楽もあるんか!とか思うことでしょう

ファースト・アルバム (詳細)

Shiny Beast (Bat Chain Puller)

・「ビーフハート入門に最適のアルバム
キャプテン・ビーフハート(以下「牛心」)判"smile"とも言える未完成アルバム"Bat Chain Puller"を基に制作されたアルバム。"smily smile"みたいなものか。しかし、これが凄くかっこよいから、わかんないもんですよね。「牛心」氏の強烈な体臭(のような個性)を残しつつも、ポップに聴きやすく作られています。M-2の"Tropical Hot Dog Night"なんか凄くかっこよいですよ。「牛心」氏を何か一枚買ってみようかな、と思っている方には是非お勧め作品です。"トラウト・マスク・レプリカ"よりお勧め。

Shiny Beast (Bat Chain Puller) (詳細)

This Heat

・「ポスト・パンク
当初ラフ・トレードから1979年にリリースされた異端児のデビュー・アルバム。音響にこだわっている。最初の1曲目が馬鹿に音が小さいなぁ、と感じるのは錯覚ではない。意図的だ。

このアルバムは永らく入手不可能だったが、最近はリマスターされたものが手にはいるようになってきた。LPで手に入れていて、リマスターを期にCDをというアヴァンギャルド好きも多いのではないだろうか。今聴くとなんといってもこだわっていたのは『音響』だな、と特にこのファーストは思う。

・「永遠に色褪せることのない音楽
一曲目を聴いて、「音小さいな」と思い、音量を上げたら二曲目に突入。ぶっとびました^^79年の作品ながら、内容は今のバンドより新鮮かつ斬新で、永遠に色褪せることのない音楽だと思います。

・「やっと
 やっと聴けた… 長かったよ〜 っても僕なんかは短いほうなんでしょうけども、 初めてFlowers of Romanceを聴いた瞬間に、全身総毛だってNewWaveに染まって、PiL, Pop Group, the Slits, killing joke, Gang of Four, DNA, James Chance, New Age Steppers, Mark Stewartその他いろいろ、そこいらの刺激的な音は取り敢えず聴きまくって、最近はちょっと飽いてきてたのだけれども、70年代後半に再び引き戻された 何といっても2曲目だよ〜 めちゃくちゃかっこいい! なんだこの音像!きたよ!今のうちに!

 ボックスセットとセカンドは再発予定があるらしい!ボックスセットは買わないだろうけど、セカンドに期待!

・「THIS HEAT
伝説的傑作。1979年の衝撃。リアルタイムで体験したかった。。。 ☆∽パンクの熱が冷め、時代はポストパンク、ニューウェーブの台頭により、混沌としていた80年直前のUKシーンにブラックホールの如く現れ、すべての「意味」「存在」「理由」を拒否してなおかつ「全てを受け入れ」た後に残された虚無から生み出され、超新星爆発とニュークリアウィンターが同時に存在する世界。次元。従来の言語を持ってこの存在を語るのは不可能に近いんだけど、あえて表現するなら「そんな」感じ。興味をもたれた未聴の方には是非ともオリジナルアナログをオススメする。無限のリピートにより夢幻の彼方へと旅立つことカクジツ。血眼で世界を駆け巡れ。そして僕はたどり着いた。「この熱」に。。。。。。。。。。。。。。。。。。宇宙のカタチが見えるよ。音の論理性においてこの作品に匹敵するものは、「THIS HEAT」位なもんだ。限りなきブルーの世界。奈落の青。。。

・「一番好きなアルバム
少なくともこれが出された1979年以降は、これ以上のアルバムってまだ出てないきがする。このアルバムもしリアルタイムで聞けてたら人生かわってただろうな〜。Testcardの電子信号からHorizontal Holdに突入するのはキングクリムゾンのファーストと一緒ですが、インパクトはこっちの方がはるかに上。とにかくこのアルバム聞いたあとしばらくこれ以外のアルバム聞けなくなっちゃう事態におちいったのでなんといわれようと宝物です。Horizontal Holdのチャールズヘイワードの暴走列車のような恐ろしいドラム。 こんなリズムパターン他にありますか?いや、ない。プログレファンもニューウェーブファンもアングラ好きもみんな必聴です。青いジャケもかっこいいよな〜

This Heat (詳細)

ヤング・アメリカンズ(紙ジャケット仕様)

・「もっと評価が高くても良いと思う
「メジャーのカルト」とはうまく言ったもので、70年代のBowieはその特異なファッション、キャラクター、音楽性を含め非常に魅力的かつ刺激に溢れた存在であり、一所に留まらないない先進的な姿勢で多くの人を魅了し続けた。

本作は1975年にリリースされた大ヒットアルバムであり、Bowieがソウルミュージックに傾倒していた時期のものだ。録音は当時世のミュージックシーンを席巻していたフィラデルフィア(俗に言うフィリー)とニューヨークにて行われた。具体的には①・⑥・⑧がニューヨークで、それ以外がフィラデルフィアでの録音だ。

表面的には、非常にポップな趣の①、言わずと知れたBeatlesナンバーの⑥、John Lennon・ギタリストのCarlos Alomarとの3者での共作でありBowieにとって初の全米No.1となった⑧(宮沢りえが紅白で歌っていたな~)と、ニューヨークでの作業が注意を引く。が、やはり本作の聞き所はフィラデルフィアで創り上げられた曲だと言い切りたい。大きく繰り広げられるDavid Sanbornのサックス、セクシーなフォルセットを使いバック・ボーカル(デビュー前のLuther Vandrossの名前も)と掛け合うBowieなど、楽曲の良さも含めて魅力がぎっしりつまっている。Bowieの数あるヒット作の1枚と言う以上に、当時フィリーソウルがどれほどの勢い・影響力があったかを示す、音楽史的にも価値のある作品だ。

・「Songs made me break down & cry
ブルースの良さを本国アメリカに広く知らしめたのはEric Claptonだという説がある。確かに殆どの音楽ファンはRobert Johnsonより先にCreamのCROSS ROADを好んで聴いたはずだ。その意味で、75年に制作された本作は、モータウンでもなくJ.Bファンクでもない、ソフィスケイトされたブラックミュージックの存在を世界に知らしめた感がある。自らの創りだしたキャラクターを演ずることで才能を如何なく発揮してきたBowieは本作で、音楽そのものにPlasitic Soulというコンセプトを与える。一流ミュージシャン(むしろ白人が多い)によるよく出来た贋作ソウルはあざとい反面、ホンモノよりも時にソウルフルに響く。しかも敬愛すべき音楽大国アメリカを嘲笑うようなタイトルソングを突きつける形で。John Lennonとの共演が話題を呼び、全米初のシングル1位になったFAMEを収録する本作だが、聴きどころは他曲に多い。数あるBowieの作品群で語られることの少ない本作。しかし私のとっては30年来傑作であり愛聴盤だ。尚、本来収録される筈だった2曲をボーナス収録していたRyko盤に較べ、1999年に24ビット・デジタル・リマスターされた本盤は確実に音質が向上していること、歌詞は12Pオリジナルブックレットに、訳詞(北沢杏里)が別添でつくことを付記しておく。

・「ホワイトソウルの始祖
発表当時、プラスティックソウルなどと英国のメディアに揶揄された作品だが、その後の白人ミュージシャンのソウル/R&Bアプローチの雛形となった重要な作品。デイヴィッド・サンボーン、ルーサー・ヴァンドロス、アンディ・ニューマークなどが豪華かつ手堅いプレイを聞かせる。アメリカの人種問題やニクソン大統領のスキャンダルに言及した歌詞も興味深いソウルフルなタイトル曲、ファンキーな(3)、ボッサ風味の(4),ドラマティックな(過ぎる?)ビートルズの(6)そしてジョン・レノンをゲストに迎えたスライ流のファンク(8)などを収録

・「Blue Eyed Soul
声の存在感が突出している人物。日本というルックス天国ではかなり人気がある。フィリーソウルにいれこんでいた時期のアルバム。R&B色がかなり濃い。デビッドボウイーにしては珍しく中途半端仕事だ。アルバムのクオリティーコントロールが甘いのは珍しい。妖艶なボーカルが聴きどころ。部分的にはダリルホールに通じる部分もある。ハイライトはやはり『ディスコ』なフェイムであろう。  10点中6点

・「Nothin‘s Gonna Change My World・・・
デヴィッド・ボウイーはあまり好きではなかったが、このアルバムはいい!ついその前のジギー・スターダストやらの時の、華美でいかがわしいロックンロールとはがらっと趣を変えた、フィラデルフィア・ソウルに影響を受けたというソフトでファンキーでソウルフルなプレイ。後の「レッツ・ダンス」の通じる部分もあるね。

が、なんといってもかっこいいのは⑥。コーラスで参加のジョン・レノンとの後半の掛け合いのかっこよさったら!Nothin‘s Gonna Change My World・・・

ヤング・アメリカンズ(紙ジャケット仕様) (詳細)

Hejira

・「ジョニの声がジャコのベースと絡む一体感!
ジョニ・ミッチェルは昔からよく聴いていた。何故だかわからないが、このアルバムだけは聞き逃していた。

普通、ベースがこれだけ出てくると、シンガーの声ではなく、ベースの方が目立ってしまうのだけれども、「ミンガス」というジョニのアルバムでもそうなのだが、ジャコ・パストリアスのベースが、上手くうねってジョニのボーカルと絡みついて、(というか、ジョニの声がジャコのベースをうまく巻き付けているといった方がいいのかもしれないが)いいようのない一体感を醸し出している。

歌姫が、気持ちよくその翼を大きく広げて自分の詩を歌っている。

ジョニの通常のアルバムと違うアトモスフィアの中で、すこ〜んと抜けた素晴らしい作品。

・「“shine”を待ちながら
表題曲はこれまでに三度録音されている。初出がこのアルバム、二番目が80年のライヴ“Shadows and Light”。そして最新のバージョンが2002年の(ジョニが「引退作」と称した)“Travelogue”収録版である。ジョニのファンならばその全てを愛聴されている筈だが、もし未聴の方は是非聴き比べていただきたい。すでに語り尽くされているように、このアルバムにおける“Hejira”はこの時期の彼女を代表する録音であり、もっともミニマルな編成でもっとも瑞々しさに満ちている。とかくジャコのベースラインで語られがちな曲だが、イントロのジョニのギター、そしてロードムーヴィーのような淡々とした歌唱も素晴らしい。だが恐らくもっとも常人に触れがたい高みにあるのは、この曲の広大無辺な詩世界ではなかろうか。日本人には理解の難しい言い回しも多いが、詩人ジョニはこの曲で孤高の高みに達したと思う。安息を求める魂の流浪を歌う、その詩には、70年代半ばの米国社会の空虚さがよく現れていた。

2007年秋には待望の新作“shine”がリリースされるという。それは9.11以降の世界情勢にインスパイアされたものだとも聞く。“Hejira”でもっとも力強い歌唱が聴けるのが2002年版であるように、彼女の表現力は齢を重ねても衰えを知らず、内に秘めた攻撃性も未だ失われることがない。最高傑作とも思えたこのアルバムですら、ジョニにとっては通過点に過ぎないのである。

・「ワン・アンド・オンリー2
音としてはほとんどギターとベースそしてジョニの声だけ。でも全然スカスカでなく濃密で異常にテンションの高い音空間です。これまで聞いたことの無いギターの音、まるで現実から超絶しているかのようなジョニにしか出せない音、単にコードストロークしている時でもその存在感は際立っています。そしてまさに雲のようなジャコ・パストリアスのベース。そう言えばジャケットアートがこれ程中の音と合っているのも珍しいと思います。楽曲もあえてポップソングとしての起承転結をはずしてるように思います。あえて一曲あげるならタイトルナンバーのHejira。感情を押さえても溢れ出すものに満ちています。

ジョニはこれ以降もジャズに傾いていきますがこんな構成のレコードは出しませんでした。他のアーティストには当然望むべくもありません。ワン・アンド・オンリーです。ぜひ聞いて下さい。

・「私的にはJoniの最高傑作
何と言っても,収録曲のクォリティの高さに圧倒される傑作アルバムである。アルバム全体を通じてJoniの代表的楽曲ばかりと言っても過言ではない。世評では"Blue"を最高傑作におす声が多いが,楽曲,歌唱,伴奏のトータルな評価としては,本作が勝っているように思える。後のライブのレパートリーでも本作からの作品が多く取り上げられることから考えても,Joniとしても自信作だったではないかと想像される。個人的には"Amelia"のストーリーテリングの巧みさが最も気に入っているが,その他の曲も全て素晴らしい。万人に推薦。傾聴に値する。

・「ワン・アンド・オンリー
 渋谷陽一氏が、このアルバムについて、「朝起きたら外は一面の銀世界。しかし、空は曇っている」と評しましたが、言い得て妙です。私も、このアルバムを初めて聴いたのが、ロンドン滞在中の冬の時期であったので、このアルバムを聴くたびに冬のロンドンの曇り空を思い出します。

 ビートルズ、ボブ・ディラン、マイルス・デイビス・・・偉大なるミュージシャンは、自己の表現スタイルを進化させますが、ジョニ・ミッチェルも、すばらしい進化を遂げたミュージシャンの1人でしょう。「青春の光と影」などギター1本で、伝統的フォーク・ミュージックを歌っていたシンガーが、ジャコ・パストリアスなどジャズ・ミュージシャンの力を借りながら、誰のスタイルの模倣でもない、ジョニ・ミッチェル・サウンドとしか形容のしようのない音の世界を完成させたのが、本作です。まさしく、ワン・アンド・オンリー。先人もいなければ、フォロアーもいません。

 本作の魅力は、このワン・アンド・オンリーの「曇り空」の世界にあります。ここには、軽快なポップ・ヒット曲もなく、また、悲痛な短調の曲もありません。ジョニの変則チューニングによるギターとジャコ・パストリアスの反則技ハーモニックス・ベースで織りなすふわふわとしたサウンドは、ロックとかジャズとか既存のジャンルを超越した独自の世界で、彼女のボーカルは、あくまでも軽やかに、クールに訴えます。 音楽の芸術的な評価を独創性に求めるとすれば、本作は、ロック史に残る大傑作と位置づけるべきでしょう。 なお、このアルバムを聴いて気にいった人は、ビデオ・DVD作品「Shadows And Light」をお薦めします。ジャコ・パストリアスの変態ベースも楽しめます。

Hejira (詳細)

Close to the Edge

・「究極音質のリマスター版。買い替え必須
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。

イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。

・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。

・「買って損なし!!!
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。

・「これぞプログレッシヴロック
 この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。

 この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。

・「リマスター最高
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!

Close to the Edge (詳細)

Marquee Moon

・「「マーキー・ムーン」FROMライノ
NYパンクを代表する名盤がボーナストラック付きリマスター盤で登場です。ボーナストラックが5曲追加されていますが、目玉はエレクトラ・レコードとの契約前の75年にインディ・レーベルのORKレコードよりリリースされた幻のデビュー・シングル「LITTLE JOHNNY JEWEL」で待望の初CD化です。あとの4曲は収録曲3曲の別ヴァージョンと無題のインスト曲です。タイトル曲「マーキー・ムーン」はアナログ盤では曲がフェイド・アウトで終了していましたが、最初のCD化の際にフル・ヴァージョンに差し替えられていました。今回もフル・ヴァージョンが使用されています。

・「これもパンク
今の日本の若い人が認識しているパンクという音楽とはかけ離れている物である。今の日本人に認識されているパンクは多分、後期ダムドのメロディアスにポップ化した時の物や、元祖メロコアのトイドールズの影響を受けた、バッドレリジョンやグリーンデイなどの90年代のバンド達の系列にあると思う。そんな人たちに聞かせても「は?これパンク」てな感じになると思うが、当時のセオリー通りの商業主義に凝り固まっていた音楽界にニューウェーブとして新しいムーブメントを当時の若い人が起こしたのがパンクと呼ばれる物で、その元祖はデトロイトで生まれた(多分)。イギーポップのいたストゥージスが代表格のガレージロックである。数年してニューヨークのCBGB’sで生まれたニューヨークパンクと言われる物はイギーらの物とは異なりインテリ向けの物だった(多分)。代表格の「テレヴィジョン」「トーキングヘッズ」「パティスミス」「ベルベットアンダーグラウンド」などは、インテリ大学生の集団といった感じで、デトロイトの物や後のロンドンパンクの様に反体制的な感じは無かった。そういう意味でニューヨークパンクは異質な音楽性を持っている。ただ「元テレヴィジョン」「元ハートブレイカーズ」のリチャードヘルの破れたシャツなどの服装やジャンキーロッカー、ジョニーサンダースの「ニューヨークドールズ」の女装などのイカれた反社会性はロンドンパンクの仕掛け人マルコムマクラーレンによってロンドンに持ち込まれるのだが。話がそれたがCBGB’sのニューヨークパンクは異質の音楽である。これは実際、聴いてみないとなんとも表現出来ない。チープなギターにトムヴァーラインの何とも言えないボーカルが絶妙に混ざり合い、聴いてて飽きないドラッグ的な不思議な傑作を生み出しています。ニューヨークパンクの女王と言われた「パティスミス」は当時トムヴァーラインと付き合っていたせいかどうか、声も異性なのに何か似たような魅力を持ち合わせています。「プリテンダーズ」のクリッシーハインドの独特のボーカルをさらに独特に語り口調にした様なパティスミスの声は必聴。「テレヴィジョン」「パティスミス」この二つの個性的なミュージシャンは、どちらかと言えばイギーの様な麻薬でブチ切れたイカれ声が好きな私にも長年聞き続けられるニューヨークパンクであります。

・「正にニューヨークパンクの原点
 いわゆる歴史的名盤と世に呼ばれるものの一つ。どれをとってもニューヨーク・パンクを代表する名演、名曲の連続。トム・ヴァーラインとリチャード・ロイドの二人によるツイン・ギターの絡み合い、せめぎ合いの素晴らしさ。後のパンク・ニューウェーヴでは当たり前になった事だが、いわゆるパンクのグループで二台のギターの自在な絡み合いを展開させた多分初のグループだと思う。正に元祖ソニック・ユースか。 とりわけ名曲FrictionからMarquee Moonにかけての焦燥感、切迫感は他に比するものがないぐらいのものがある。特にMarquee Moonのドラマチックな起承転結を孕んだ展開はやっぱり甘美の一言。パンクというよりもどちらかといえばサイケなものを感じる。Elevationから続く叙情的な後半も素晴らしい。全体に漂う淡い虚無感がドアーズ好きだという彼らの嗜好がうかがえる。

 そして、なんといってもこのCDのボーナス・トラックが凄い。①③④の別ヴァージョンと初出のインスト・ナンバー、極めつけはファーストシングルにしてアルバム未収録の「Little Johnny Jewel」が初めてCD化されたことだろう。ブルースをいびつに解釈したような不思議な魅力を持ったようなナンバーでこの曲の初収録はかなり大きいと思う。ちなみに、後にリリースされたラストライヴ盤「Blow Up」はこのアルバムのさらに5割増しぐらいの凄まじくエネルギッシュ演奏が聴ける。是非チェックしてみて下さい。

・「蒼い炎
名盤には違いない。しかしとても奇妙なアルバムだ。一見してとても硬い鉄のようなのに、触れてみると柔らかくグニャグニャとしている。とても冷たそうなのに、意外な程に熱い。感覚的な音なのだ。しかし聴きこめば聴きこむほどに、妥協のない演奏と曲構成が見えてくる。パンクなんて言葉で表すのは陳腐すぎる。しかし現在のバンドが絶対に持つことができない切迫した表現はパンクと言うしかないのか

・「TELEVISION!!
どうもテレビジョンは日本では過小評価されすぎている。トム・ヴァーレインのジャズマスターとリチャード・ロイドのテレキャスターのあの絶妙すぎるひしめき合い。トム・ヴァーレインの独特で官能的な声。詩人としもその才能を発揮できる天才的な詩。圧倒的な音楽的密度の濃さ。冷徹だが熱烈的な独特な雰囲気・・・。まったく新しく、今まで聴いたことがない音楽。ニューヨークパンクとか呼ばれてるけどパンクとか呼ぶこと自体無意味だし、全くその本質を理解していないという気がする。これほどロックを体現したバンドは他に類を見ないし、ロックでありながらロックという概念をぶち壊してしまっている。目をつぶってマーキー・ムーンを聴いているとまるで竜宮城に行った浦島太郎みたいに1日があっという間に過ぎてしまう。

DIDJA FEEL LOW? NO, Not at all. HOH???

Marquee Moon (詳細)

フレッシュ

・「注意しましょう!
私は1987に出たイギリス盤のアナログを持っていましたが、i-podに入れるの面倒だしとCDを買い直しました。聞いて驚き!私の長年聞いてきたFreshとは全く別ものでした。音がってレベルじゃないですよ。全く別バージョンです。私の持ってるアナログ盤に入ってる、ホーン、エレピ、コーラス、リズムボックスが入ってないとか、曲のピッチも違う!独特の音の歪みもなく、ペヨンジュンかコカコーラか?って位スッキリ!さわやか!これはこれでカッコイイけど、オリジナルを聞いてから個人的には聞いてほしい。輸入盤のFreshでLet Me Have It Allを試聴してみて下さい。この日本盤に入っていないコーラスが入ってます。

・「祭りの後
ポップ&キャッチーな『スタンド!』、大傑作『暴動』に続く作品。だから、比較的リラックスした感じで、たそがれたような雰囲気すら漂うアルバムなのかな、と最初は思ったものですが。然し、凄いスリルなのです。ミディアム・ナンバーが中心で、音も派手さがないので、一聴した所、地味、の印象で下手すると流されてしまうかも知れないのですが――歌もの、と言っていいかも知れません。但しじっくり聴けば、リズムの魔術師スライの本領が、もしかすると前述の2枚以上に発揮されている名盤です。穏やかだけど、潔くて、とてもパーソナルな感じ。いつの間にか、スライのアルバムの中で一番よく聴く作品になりました。

・「"In Time"という可能性
前々作"Stand"、そして前作"There's Riot Goin' On"はソウルミュージック界における歴史に残る作品であった。そしてそのアルバムと肩を並べSlyの3部作と言われている今作"Fresh"。前2つの傑作に比べ音楽業界における革新性は薄いけれど、ファン達の間でも特に人気のあるアルバム。あまりにも両極端すぎる"Stand"と"There's Riot Goin' On"に比べ、比較的聴きやすいポップさがこのアルバムの人気の理由かもしれない。前作"There's Riot Goin' On"の制作途中でベースのLarry Graham、ドラマーのGregg Erricoが脱退。そして今作はリズム隊にAndy NewmarkとRusty Allenの2人を加え制作が行われる。僕は思うのだけれど、多分この2人にメンバーが交代していなければこれだけの作品は出来上がっていなかったと思う。確かにLarry Grahamは伝説的なベーシストではあるけれど、この2人はSly Stoneが頭の中で描いたイメージを『忠実に再現』出来たプレイヤーであり、変則的なリズムを構築する上で2人の存在は欠かせないものであったと思う。

シングルで発売された"If You Want Me To Stay"、Doris Dayが歌った名曲のカバー"Que, Sera, Sera (What Will Be, Will Be)"、クールなファンクナンバー"Babies Makin' Babies"等聴き所は沢山あるけれど、やはりこの作品で特筆するべき曲はオープニングの"In Time"であり、2人のメンバーが新加入した真骨頂はここにあると思う。Slyの天才と呼ばれる所以はそのサウンドの革新性にあると思うのだけれど、この曲に関しては今現代に聴いても新鮮でいて、さらに先に進んでいる感じもしてしまう。妙に気だるいギターのフレーズが印象的なイントロから、歌が入った途端に巻き起こるタイトで激しいポリリズムの嵐。ベースとギター、ホーン、そしてドラムのハイハットが空間を埋めるように交差され、とても口に表せないような見事なアンサンブルを組み立てている。そこで生み出されるサウンドはとても鋭く、ピンと張りつめたような緊張感に満ちている。

ただ、僕が思うのはこの作品が制作されている時、既にSlyの麻薬依存はかなりの重症で、一時死亡説も出る程のものであった。そして70年代後半から始まるSly Stoneの度重なるカムバック劇で何度もファン達の期待を裏切ってきたのは、この作品の所為ではないか?と思う。前作"There's Riot Goin' On"で彼は音楽業界における革新的なサウンドは全て出し尽くしたと思われる。だが、このアルバム"Fresh"という作品の残された可能性がSlyという天才を生かし続け、そして彼の転落ぶりを余計に強調してしまったように思う。"If You Want Me To Stay"の過去のライヴ映像を見て悲しくなった。そこには既に生気を失った目をしたSly Stoneが覇気無くぼんやりと歌っていた。Slyの時代は既にこの時終わっていた。だけどこんなに素晴らしいアルバムを創り上げてしまう事が一時代を手にした天才の悲しむべき才能だったのではないかと僕は思う。

・「「暴動」に並ぶのでは?
「暴動」も確かに名盤中の名盤。しかし、個人的にはこの「フレッシュ」だって負けてないと思う。めちゃくちゃルーズな演奏に、冗談みたいなリズム・ボックス、そのうさんくさい感じが最高で、汗と筋肉のファンクとは全く別物の名盤です。

・「最高作だと思う。
スタンド、暴動、フレッシュと秀作が3枚続きますが、私はこのフレッシュが最も良くできた作品であると思い、またスライも一番やりたかったものではないでしょうか?スライはアルバムを発表するに連れ、どんどん自分の内部を見つめるようになっていきます。そんな内省化する自分にとって、誰かに何かを託すことが煩わしくなりつつあったのではないでしょうか?もともと才能が人並み外れているので、常人には理解できないかも知れません。いわゆる孤高の人です。曲はミディアム・テンポですが、ベースに黒いうねりを感じます。聴き込めば怖さを感じてしまうアルバムかも知れません。この時代は、このスライを受け入れ許せる良い時代であったと思います。一刻も早くスライが元気な姿を見せることをファンとして願います。

フレッシュ (詳細)

Let's Get It on

・「愛の名作
前作の「WHAT'S GOING ON」が社会問題をテーマにしたのとは対照的に、本作は純粋に「愛」をテーマにしているし、マーヴィンの唄もサウンドも前作より洗練されている。

ところで、余計なお世話ですが「LET'S GET IT ON」って日本語にすると、「セッ○スしようよ」という意味ですね。それを念頭にいれてあらためてタイトルナンバーを聴くと、「COME ON, COME ON」の繰り返しは、あの反復運動をイメージさせるし、ジラシまくった上に最後に爆発するシャウトは、「○精」そのものではありませんか。ホントに凄い唄だなあ。

そしてそんなすごいタイトルの曲が№1ヒットになるのだから、アメリカはエライ!他の曲もタイトルナンバーに負けず劣らずスグレモノばかり。音質も従来の国内盤CDに比べると大幅に向上して、タイトルナンバーのシングルヴァージョン(少し短い。私はこちらが好き)などのボーナストラックがついてこの値段だから、ファンは買い替えても損はしません。

・「It I Should Die Tonight なんて鳥肌もん
頭でなく体で聴いてください。多重録音でもここまでの完成度はそうお目にかかれません。僕としてはMarvin Gayeの中では1番好きなのがこれです。歌を堪能するならWHAT'S GOIN' ONよりこっちに一票。昔、何故かインフルエンザでダウンしたときこればっかり聴きました。気持ち良くて・・・

・「「What's Going On」のセクシーな続き
 「What's Going On」は社会的なテーマを優しく暖かな音楽で歌い上げました。「Let's Get It On」はここから社会性を取り除き、男のセクシーを追加したようなアルバムになっています。 「What's Going On」では感じることができませんが、このセクシーな部分が加わることにより当アルバムはソウルというよりAORに近くなっています。

 有機的に全曲を連続させる点などは前作と同じです。しかしそのつながり方は少し劣る印象を受けます。もし「What's Going On」を気に入ってこの頃の音楽を探しているなら、慌てず他のアーチスト(例えば Al Green )を先に聞いてみるのをお勧めします。 「What's Going On」が素晴らしすぎて、このアルバムは「What's Going On」と比べることができるため飽きが早いと思います。 他のアーチストを聞いていると、ふと Marvin Gaye に戻りたくなります。そのとき、このアルバムがお勧めです。

 最後にボーナストラックについてですが。。。殆ど意味ありません。安いので良しとしますが。

・「「What's Going On」のセクシーな続き
 「What's Going On」は社会的なテーマを優しく暖かな音楽で歌い上げました。「Let's Get It On」はここから社会性を取り除き、男のセクシーを追加したようなアルバムになっています。 「What's Going On」では感じることができませんが、このセクシーな部分が加わることにより当アルバムはソウルというよりAORに近くなっています。発売時期を考えるとAORとしてはちょっと早いです。きっと以降のアーチストに影響を与えたのではないでしょうか。

 有機的に全曲を連続させる点などは前作と同じです。しかしそのつながり方は少し劣る印象を受けます。もし、あなたが「What's Going On」を気に入ってこの頃の音楽を探すなら、慌てず他のアーチスト(例えば Al Green )を先に聞いてみるのをお勧めします。 「What's Going On」が素晴らしすぎて、このアルバムは「What's Going On」と比べることができるため飽きが早いと思います。 他のアーチストを聞いていると、ふと Marvin Gaye に戻りたくなります。そのとき、このアルバムがお勧めです。

 最後にボーナストラックについてですが。。。殆ど意味ありません。安いので良しとしますが。。

Let's Get It on (詳細)

The End Of An Ear

・「若さゆえの迫力ある混沌
70年プレスのロバート・ワアットによるファースト・ソロ・アルバム。

ワイアット(ドラムズ、マウス・ピアノ、オルガン)、マーク・チャリグ(コルネット)、エルトン・ディーン(アルトサックス)、デヴィッド・シンクレア(オルガン)らによる、充実した演奏が堪能できます。ワイアットのヴォイス・パフォーマンスやアヴァンギャルド・フリー・ジャズ寄りの演奏は、初期のソフト・マシーンに通じるものがありますが、ギル・エヴァンズのカヴァー1曲を除く全曲をワイアットが作曲し、彼自身がやりたかったことがより鮮明に伝わってくる感じです。後の『ロック・ボトム』や『ルース・イズ・ストレンジャー・ザン・リチャード』等に見られる独特のユーモアや整合感は、ここではまだ見られないのですが、若さに裏付けられた混沌としたエネルギーが聞く者の耳を捉えます。もちろんその若さゆえの稚拙さなどは微塵もなく、高度なテクニックでかなりスリリングな演奏を聞かせてくれます。初期のソフトマシーンに触れ、その感触をつかんだ方にはお勧めの一枚です。

The End Of An Ear (詳細)

Presence

・「問答無用のハード・ロック・アルバム!
前作からストレートなハード・サウンドが戻ってきたが、今作。まがうことなき「ハードロック・アルバム」。プラントの事故が完治せぬまま、僅か3週間でスタジオに籠りレコーディングされ生まれた、圧倒的なへヴィネス、みなぎる緊張感は、まさしくツェペリンの中でも奇跡と呼べるほどだ。圧巻のオープニング“アキレス最後の戦い”、これまたハードな“フォー・ユア・ライフ”、メチャカッコイイ“俺の罪”は言うまでもないが、手堅くアルバムを締めくくる、と思われる典型的なゼップ・ブルース・ナンバー“一人でお茶を”までもが、異様に殺気じみている。何なのだろうか。これはやはり、化学反応を起こし続けてきた4人の「勢い」の集大成ではないか、とみる。でも、「勢い」が今作で最後だと思うと、淋しくもなってくる。

・「問答無用の傑作
極論を言ってしまえば、どのアーティストにおいても、メロディーやアレンジは多少の誤魔化しは可能です。ただ、リズムだけは、一切言い訳できない部分だと思います。

このアルバムにおけるペイジのリフ、ボンゾのドラミングは有無を言わせぬ説得力があります。ザフーにおけるピート&キースムーンが、「乱射」であるなら、この二人は「集中砲火」と言えるかもしれません。(個人的には両方とも甲乙つけがたいです。)

・「金字塔
 音楽ファンをやっていて、ツェッペリンを知らぬまま通り過ぎてしまうのは損である。 ツェッペリンファンをやっていて、このアルバムを知らぬまま通り過ぎてしまうのは一生の損である。 

 「プレゼンス」はロックの素晴らしさ・美しさ・残酷さ・崇高さを全て併せ持つ正に頂点に位置するアルバムである。全てのエッセンスはここにある。これ以上何も足せないし、削れない。マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」が「楷書のJAZZ」ならば、この作品こそ「楷書のロック」である。

 正しく聴くには、可能な限りボリュームを上げて聴く以外にない。

・「ZEP・孤高の最高傑作!
‘76年発表のZEP7枚目のアルバム。「聖なる館」も「フィジカル・グラフィティ」ももちろん傑作だったけれど、ZEPらしいパワーが再び全開となったのが、この「プレゼンス」だ。①の構成やボンゾの凄まじいドラミング、②でのリフでグイグイ押す横綱相撲。また、④ではかつてのZEPと同等のアグレッシブさが甦り、⑤での軽快さも心地よい。⑥で心を少し和ませ、ラストのへヴィーブルースでのペイジ節!、と捨て曲は全く皆無。ZEPの他の作品と一線を画す神懸かり的なアルバムだ。緊張感が少しも途切れないため聴き通すには覚悟が必要だが、現代のメタルにも多大なる影響を与えたまさにエポック的作品。

・「ハードロック
「ハード・ロックとは、こうあるべきだ!」という見本のような作品です。何はともあれ聴いてみるべきですね。紙ジャケの出来も95点です。素晴らしい。

Presence (詳細)

The Kick Inside

・「ファンタスティックって言葉がピッタリ
1977年7・8月エアー・ロンドン・スタジオで録音されたケイト・ブッシュのデビュー・アルバム。

1958年7月、イギリス、ケント生まれ。このアルバムの『Moving(邦題 天使と小悪魔)』と『Wuthering Height(邦題 嵐が丘)』を聴くだけで彼女が如何に凄いミュージシャンか分かる。特にボーカルの質は希有なもので、1/fとかいうもの以上にどこにもない質感を持った楽器そのものだ。この時若干19才。溢れんばかりに美しく、エナジーに満ちている。

ファンタスティックって言葉がピッタリ。

・「不世出のアーティスト! ケイト・ブッシュのデビューアルバム
発売後すぐ全英チャートトップをとった "WUTHERING HEIGHTS (嵐が丘)" を含む、デビューアルバムです。最近バラエティ番組の挿入歌に使われてましたから、耳にした方も多いでしょう。

当時、可憐な容姿や歌声だけが取りざたされることも多かった彼女ですが、20年以上たった今でも、全く色あせることのないこの完成度には驚かされます。楽曲、アレンジ、表現、とことんまで追求する姿勢が伺われます。

・「妖艶なり、ケイト・ブッシュの世界
ケイト・ブッシュほど聞く人の魂を根底から揺さぶる歌手はそういないと思う。それは感動を越えて怖いほどでもある。いままで体験したことの無い種類のボーカルに繊細な演奏と神秘的なコーラス。それらが我々の耳に届く時、同時に精神の奥深いところにかなりの衝撃を打ちんでくるのを感じることだろう。本作品の邦題が「天使と小悪魔」と冠されたのも合点がいく。彼女のデビュー作とのことだが、全編を通して幻想的で、かついい意味での妖しさが満ち溢れた、コンセプチュアルで完成度の高いアルバムだ。当時のヒットといえば#1 MOVING、#6 WUTHERING HEIGHTS、#11 THEM HEAVY PEOPLEあたりだが、収録曲すべてにおいてボーカル、メロディ、楽器、演奏、コーラスのどれひとつをとっても無駄や妥協が感じられない極めて丁寧な作りだと思う。デビュー作にしてこの出来、実に驚くばかりだ。

・「アートロック
ï¼'958å¹'英国ç"Ÿã¾ã‚Œã€‚ã"れã‚'出ã-た時点ではまだï¼'0代である。ã"の人はリンゼイケンãƒ-カンãƒ'ニーでも修行ã-ていた人物で=æ¼"劇的なシンギングスタイルはã"のへã‚"からきていると思われる。総合芸è¡"の部分ã‚'構成するものとã-て音楽ã‚'とらえているようである。ã"の人はチャネラーであると思われる=霊感が極端に強いというã"とである=天才にはå...±é€šã®è³‡è³ªã§ã‚る。なので、普通の人には理解できないä¸-界でもある。霊感によってメロディーが湧いてくるわã'であるから。そã-て感å-性も一般人よりも8倍くらい敏感であると思われる。なので、集中力もはã‚"ぱではない、なので均衡ã‚'失うとやばいという面も持っている。

歌詞ä¸-界も独自のè¦-点で書かれているã-、声の質感がかなり官能的である、ã"の時点でまだまã! ï¼'0代であるのに、時é-"ã‚'越えていると言える。アメリカ以å¤-ではä¸-界的にãƒ'ットã-たã"のアルバム。æ¼"劇的な要ç' ã‚'持ちながらかつポッãƒ-なメロディーに仕上がっている=ã"れは『個性』=『独自のä¸-界』といわã-るã‚'å¾-ない。よ~~くè'くと『非常に危ういバランスの上に成立ã-ている、宇宙との交信のように聞ã"える』。そã‚"なミステリアスなムードと英国風のフェアリーテイルä¸-界が交錯するマスターãƒ"ースである。ï¼'0点中ï¼'0点

・「her best ever :
東京音楽祭.....だったか、収録曲である"Moving"を可憐に踊りながら歌っていた姿を未だに旋律に覚えている。19歳のKate Bish。二十歳(はたち)でも18歳でもダメ。19歳のKate Bushが良い。全ての面で完全無比な1枚。30年経っても未だに聴ける〜楽しめるなんて、そんな人〜物〜存在はそう多くはない。

The Kick Inside (詳細)

Islands

・「KCが残した唯一の愛と平和の賛歌
コントラバスのアルコ(弓弾き)により静かに始まるFormentera Ladyでは、ピート・シンフィールドが見た、地中海のけだるい夏の午後の風景が目に浮かぶ。抑制されたフリップのアコースティックギター、奔放なメル・コリンズのサックスソロが延々と続く。

一転、2曲目のSailor's Taleでは、ドラム、サックス、ギターが暴れまくる。前半のサックスソロも凄いが、聞き所はフリップが歪んだ音色のコードをかき鳴らす唯一無二のギターソロだ。やがて、サックスとメロトロンの音の洪水に巻き込まれ、最高潮に達すると、すべてを絶望の底に突き落とすようなフリップのコード奏法が再び現れ、嵐は収まり静寂が訪れる。

3曲目のLettersは、夫の不倫相手と妻の手紙のやりとりを描いた曲で、シンフィールドの世界がダイナミックな演奏により完璧に表現されている。サックスソロが素晴らしい。

4曲目のLadies of the Roadは、一般にビートルズ風と言われている、King Crimsonのシニカルなポップナンバー。後にBook of Saturdayで開花するフリップの逆回転サウンドが生かされている。この曲でもメル・コリンズのサックスソロが素晴らしい。残念ながら、メル・コリンズの活躍はここまで。

Prelude: Song of the Gullsは、その名の通りタイトルチューンの前奏曲。オーボエの音色が哀愁を誘う。晩夏の夕方の砂浜が似合う曲。

ラストを飾るIslandsは、キース・ティペットのピアノに導かれて厳かに始まる。ここでの演奏は、アヴァンギャルドなものではなく、ひたすら美しい。ボズの語りかけるような声により、少しもの悲しい、愛と平和を希求する詩が歌われる。マーク・チャリグのコルネットのソロが最初は静かに、次第に力強く響く。すべてはメロトロンとハーモニウムに包まれ、フリップとシンフィールドの最後のコラボレーションが静かに幕を下ろす。その時、聴く者は圧倒的な感動に包まれることだろう。

・「P・シンフィールドの置き土産
第一期(正しいのかな?)クリムゾンのスタジオ最終作にしてフリップとシンフィールド最後の共作になってしまったアルバム。ボズ・バレルの美しいヴォーカルから始まる1曲目に続いてフリップのギターが爆発する2曲目への流れなんかは相変わらずのクリムゾン節でご愛嬌という感じです。しかし、それ以降はまるでアルバムジャケットのような幽玄で静寂の世界が広がっています。まさにシンフィールドの歌詞の世界です。特に室内楽のような曲に導かれて始まる最終曲の美しさといったら…ある意味ではクリムゾンのアルバムの中で最も異色とも思える本作ですが、クリムゾンファンの間では隠れ名盤として今でも愛され続けています。本作の後にあの「アースバウンド」が発表されるわけですから…クリムゾンの二面性が表れていますね。プログレファンは勿論のこと、ジャズファンにもお薦めできるアルバムです。

・「年期の入ったファン
家の本棚に、昔のLPレコード 総数100枚は越えているでしょうね。齢 今年で56歳ですが、18歳くらいから集めた ほぼ ブリティシュ・ロックと言われているジャンルで、プログロと言われる前のアートロックからポップまで、幅広いジャンルを集めていました。何回かの引っ越しにも処分せず、今もあります。紙ジャケットのキングクリムゾンのアルバムで三枚。一枚目と二枚目、そして、アイランドを持っています。たぶん、リアルタイムで買って聞いていたと思います。そのなかでも、エピタフとアイランドは、心にしみ入ったと思います。

今でも聞いていますが、最近、CDを購入しなおしています。アナログも良いですが、デジタルの魅力もあると思います。メロトロンを使った壮大なイメージも良いですが、淡々と歌うアイランドは詩の内容ともに好きな曲の一つです。パソコンに、もう数千曲入っていますが、デジタルのヘッドフォンをつけて、頭を、ほぐしてから寝ていますが、聞く回数が多いのは、このILANDSとYESのRELAYERのSOON、MOODY BLUESのWATCHING & WAITAINGですね。人が生涯 本当に好きな曲というのは、以外と、多くないような気がします。

・「歴代ボーカリストの中でボズが一番好きだ
ボズは歌手としてオーディションに合格したので、ベースプレイヤーとしてジョン・ウェットンが加入したがったが、コリンズ、ウォレスらがボズはベースも弾いたほうがいいと主張したため、ボズはフリップにベースの手ほどきを受けたそうだ。ベースを覚えたおかげで、後にバッド・カンパニーに加入できるのだからボズは運が良かった。ボズと言えば『アース・バウンド』での狂ったような素晴らしい歌いっぷりが頭に浮かぶが、本作の静謐な歌声も心に残る。死んでしまったなんて残念でならない。

・「滅びの美学
KCにしては粗い演奏と雑な女性のスキャット処理が目立つ"Formentera Lady"からメドレーで"Sailor's Tale"と続く滑り出し、後者後半の思いの外盛り上がるスリリングな展開から珍しくジャラジャラとかき鳴らすギターの下降ラインと低い残響が沈没していく船のようだ。"Prelude- Song of the Gulls"はこんな曲も出来るという程度の、習作の域を出ない楽曲だがクラシカルな旋律が本作には似合っている(他の作品に入れようもないが)。ナイーブな歌唱、平和と愛を囁く歌詞がフリップとシンフィールドの向かう世界の違いを決定づけた表題曲だが、暗めな歌詞、ビートルズを露骨に意識した"Ladies of the Road"をその後編集盤の収録曲に選択しているところを見ると、この曲はフリップにとってバンドの名付け親であるシンフィールドに対する精一杯の共感であり、ギリギリの妥協であったはずだ。隙間だらけの空間で、熱がこもっている訳でも感傷的な訳でもないある種傍観者のようなコリンズのサックスが、このラインナップによるバンドが滅び逝く様を象徴しているかのよう。

同メンバーによるライブ作"Earth Bound"と本作はまるでジキルとハイドで、ジキル側の本作は抑制と自由が同居する奇妙な美しさのある作品だ。詩のインパクトはほぼ瀕死状態だが、宮殿が持っていた叙情的雰囲気が好きな向きにはお勧めの作品。

Islands (詳細)

Easter

・「名曲のオンパレード
腋毛ジャケとか、製作中にオナニーしたとかいう痛い発言はおいといてパティはやっぱすごい。このアルバムは一番ポップで聞きやすい。ライブアルバムでUAがカバーしたBecause the Nightは名曲。(スプリングスティーンは好きじゃないが) しかしこの人フェニミストっていう話と自分が女だということを憎んでたっていう話聞いたけどどっちが本当なんですかね?これだけパンクをものにできるなら女とか男とか関係ない気もするけど。ほんとに腹から声でてるよなあ。名曲のオンパレードで、ロックっていいなって心からいえるアルバム。

・「NYパンクの芸術性の高さを改めて痛感!
一時的活動休止後に発表された3nd。強烈な2nd(個人的にはこちらが傑作)と比べるとポップになった。ここでのポップとはロックシンガーとしての成長、グループ自体の演奏力の向上である。その過程が、ブルース・スプリングスティーンとの共作であるヒットナンバー③ビコーズ・ザ・ナイトではないだろうか?ハードなナンバーから内省的なナンバーの中でのデカダンスの影響を感じさせる歌詞を読むとNYパンク(アンダーグラウンド)の芸術性の高さを改めて痛感する

・「Easter
1978年の3rd。パワーのある演奏とそれを圧倒するヴォーカルのTill Victoryも、ヘビィな演奏と力強いヴォーカルのSpace MonkeyもNYパンクとかそういうようなもののイメージよりももっとタフなロックンロール的なウネりとか何とか。スプリングスティーンとの共作Because the Nightはホントに1980年代的なUSロックの王道というような感じ。スプリングスティーンがこんなところにまで活躍の場を持っていたというのは(個人的には)驚き。繊細な歌詞の世界観に近い部分があるとか何とか。長尺なタイトル曲Easterは、ホントに素晴らしい。Patti Smithが淡々と語る世界をゆっくりと刻むドラム、オルガン、ストリングス、ユニゾンのギター、後半、鐘の音とともに静かにピークを迎える様は何か不思議な高揚感。

Easter (詳細)

Blue Valentine

・「ミュージシャン仲間からリスペクトされてます
たとえばジャズサイドからはホリーコールからリスペクトされています。この人はすばらしい曲を書くので有名。コンポーザーとして偉大な人物。このアルバムはトムのロマンチストな側面を写し出したアルバム。ルックスや声の質は気にせずに聴いたほうがいい典型。10点中10点。

・「飲みながら聞こう
トムの声は1作目のCLOSING TIMEと3作目のNIGHTHAWKS AT THE DINER以降では、声のしゃがれ具合が格段にUPしてます。まあ綺麗な声ではないです。そのためか、ファンでも好みが分かれる人もいるみたいですが、私は全て好きです。(と言っても、このBLUE VALENTINEまでしか聞いてませんが…)夜1人で酒でも飲みながら何か良いBGMないかな〜と思っている方!トム・ウェイツを聴いてみては?私のオススメは8曲目のKENTUCKY AVENUEです。

・「大傑作
初期の最高傑作はこれじゃないかと思っています。 ジャジーな雰囲気を残しつつ黒っぽいエッセンスが濃くて (特にブルース) まさにこの世界観は唯一無二。 ロマンチックでたまりません。一緒に写ってるのは当時彼女だったリッキーリージョーンズ、 でもあんまり興味ないです。

・「俺が約束したこと、覚えているかい?
ジャケットも印象的なトム・ウェイツのアルバムの中でもロマンティックでセンチメンタルな作品です。代表作として語られることがあまりないアルバムですが内容は悪くありません。お勧めは③や⑩などのシンプルなバラ-ドということになりますが、ブル-スやミュ-ジカル曲も収録されていて意外にバラエティに富んでいます。いわゆる名盤ではないかもしれませんが無視することの出来ない良質な逸品です。

・「飲んだら聴くな
すんばらしい曲、ライブ一発録りらしき録音、秀逸な演奏に悲惨な歌詞。

英文レビューにあるとおり、デビュー以来の音楽の変遷の延長線上にある音(つまり正常進化)で、特に新しいものはないんですが、言い方を変えればアサイラム時代の彼の色がとても濃いわけです。文字通りロマンティック(物語的)な曲が多かった人ですが、ここではもう聴いていると泣きそうになります。

次作ではロックっぽくなっているので、結果としてこれがアサイラム時代を代表する(内容の良し悪しとは別の話ですよ)盤でしょう。

歌詞の聞き取りができる人に、泣いてすっきりしたいときの誘発剤として特にお薦めします。

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Gonna Take a Miracle (Exp)

・「ソウルシンガー、ローラの魂爆発!
「イーライと13番目の懺悔」「ニューヨーク・テンダベリー」と立て続けに名作を放ったこの時期のローラ。それに続いて、古典的なR&Bをカヴァーした本作で話題を集めた。ソングライターとしても天才的な彼女だが、このアルバムでは天才ソウルシンガーとしての彼女の尽きぬ才能を存分に知ることが出来る。

アカペラ「アイ・メット・ヒム・オン・ア・サンデイ」で始まり、最高にファンキーな「ダンシング・イン・ザ・ストリート」エモーショナルに愛を歌い上げる「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」。美しく力強いファンキーで高らかな歌声。これほど歌う喜びにあふれた声を他に知らない。

子供の頃、ハーレムのストリートで仲間たちとドゥーワップをしていたというローラ。その原点に立ち返ったかのような名演。これぞソウルミュージック!

・「これこそ最高傑作。
Laura Nyroが自分のルーツであるR&Bを歌い綴ったカヴァー・アルバム。でも、これをカヴァー・アルバムと思って聴いてる人なんて、どこにいるのでしょうか?僕はどこにもいないと断言したい。これはシンガーLaura Nyroのオリジナル・アルバムであり、最高傑作である。「Wedding Bell Blues」「Stoned Soul Picnic」などを生み出した、素晴らしいアーティストとしてのLauraではなく、シンガーとしてのLauraのアイデンティティはここに極まった。シンガーとしての凄みで言えば、3rdの「New York Tendaberry」を頂点に、初期の方があるんだけど、「Gonna Take A Miracle」までのLauraは、自分の魂(情念?)を自作の曲と共に解放してた訳で、リスナーも彼女と真正面からぶつからないと、その想いを受け止めきれられなかったんじゃないだろうか。要は「重かった」のだ。ほかのアーティストに取り上げられる事で、彼女の曲は有名になり、彼女の知名度は上がっていった割りに、彼女のアルバムはあんまり売れなかったらしいけど、それはそんなところにも原因があるんじゃなかろうか。しかし、自作曲から離れたこのアルバムでのLauraの歌は、対象曲への愛情とリスペクトに満ちていて、リスナーは身構える事なく、そのLauraの想いに包まれるかのように彼女の歌に触れ、そこに限りない感動を覚えるのだ。

・「Gonna Take a Miracle
すばらしい。フィリーソウルにローラがぴたりと填ってる。彼女の中でも、とくにノリの良い作品だ。ぜひ、御一聴いただきたい。

・「芳醇
2曲目の「The Bells」。美しいメロディーをニーロのリードヴォーカルが鋭く辿り、その周りにラベルの深く豊かなコーラスが拡がる。 曲後半、クライマックスに向かう怒涛の盛り上がり、せめぎあいは本当に凄まじい。 

・「カバーだけどオリジナル
ローラのルーツである古いR&Bをカバーしたもの。ほんとに好きな曲ばかりなんだろうな。楽しんで歌ってるのが伝わってくる。しかしこれほど黒人音楽を自由自在に歌いこなせる白人って他にいないよな。ソングライターとしても天才だったけどシンガーとしても相当なものです。本当に自分色に染め上げられているのでローラのみんなローラのオリジナルアルバムを聞くのとなんら変わらない感覚で聞けると思います。パティラベルはさすがの歌唱力

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The Return of the Durutti Column

・「絶望感のなかで生まれた傑作
バンドや自身の身体など絶望感の中、ギターをつま弾いたものをマーティン・ハネットが録音したという名曲「Sketch for Summer」は彼の代表作となった。10曲目からは周辺の12インチなどをボーナストラックとして収録。「Lips That Would Kiss」「Madeleine」の2曲は、これもジャケットの美しさとともに当時のファクトリーを代表する素晴らしい傑作だった。

・「帰還(リターン)
昔の話ですみません。発売当時はおしゃれな音楽であるという評価とポスト・パンクであるという評価とニュー・エイジ・ミュージックであるという評価と入り交じっていたと思います。リズマシーンと多重録音のギターだけの微妙な音楽。エコーのかかった、もったいぶった感じ。でも良いんです。一人になって聞きたい音楽。このレコードが欲しくて田舎の高校生は渋谷に買い出しに行きました。しばらくCDが出なくて残念でしたがやっとCD化。まさに帰還。なんとなく、ペンギンカフェオーケストラも聞きたくなってきた。この時代のこういうジャンルってヒーリングやリラクゼーションを目的や機能にしていない感じでありがたいです。押し付けがましい音楽が嫌いな人にはオススメ。

・「サンドペーパーとデユフイ
オリジナルLPジャケットは初回が茶色のサンドペーパー、後に黒地にデユフィの絵があしらわれていた。ザラザラ感とフランス近代絵画。そのイメージは見事に内容を示していた。ドウルッテイ....とはスペイン戦争で活躍した義勇団だそうだが、ヴィニ自身の真面目なアプローチがヨーロッパ文化の現在での危うさをも伝えている。ファクトリー時代の諸作品には、タイトル通りレコード産業と闘うための義勇団が帰還したことを思わせる。この青さもまた魅力。デヴュー作にして生涯の傑作。

・「ベッドルームミュージック
記念すべき1stアルバム。みずみずしいギターの音色に導かれヴィニライリーの世界へ。嬉しい事も、悲しいことも、愉しいこともすべて凝縮されたかのような楽曲がたくさんつめこまれています。たくさんの人に何度でも聴いてほしいアルバムです。名盤!!。

・「無人島に持って行きます
心を洗われるもなにもない、本当に押しつけられることがない音楽。ヴィニ自身は自分の感情をうたったのだろうけど、聞き手にとっては自分の感情がモロに埋まってしまうような、不思議な音楽。そんな風に感じるのは自分だけでしょうか?こんなジャンルの音楽は他にもないと思うし、映画でもありましたが、いつかもっと再評価される日が必ず来ると思います。でも、サンドペーパーのジャケットはいただけない(笑)。パンク精神丸出しですね。中古のレコード屋で見たとき、両隣のレコードが(フィルムで覆われていたものの)見事に傷だらけになっていました。

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Unknown Pleasures

・「圧倒される
79年作。冷たく乾ききったサウンド、呪詛の言葉を呟くような陰鬱なボーカル、難解な詩世界。同じ感覚を共有できない、誰からも理解されない、彼自身にしか理解できない、しかし他の誰にもたどり着けない世界、崇高で孤独な高みへとどこまでも果てしなく昇りつめ、閉ざされていく。2ndと比べるとまだ嘆きの度合いが多い分だけ絶望的ではないのかもしれない。陽気な表情を見せることもあるが、そういう所にこそかえって冷めたものを感じる。自分を見つめるもう一人の自分の冷めた視線。2nd「Closer」には劣るけど名作。ただ、こっちの方が若干聞きやすいかも。「Disorder」は特に聞きまくった曲。ベースに、立ちくらみが来てガクンとなるような動きがあり、個人的にはそこが病みつきになった。「Day of the Lords」は一見単調に思えるが、その単調さは全て最後の爆発のためにある。「Candidate」は不気味な軋みが精神を侵してくるかのようだ。虚しく繰り返される言葉…やるせなくてたまらなくなる。「New Dawn Fades」はダークだが何とも切ない響きに胸をしめつけられる。「Shadowplay」はギター旋律が妙にそそり、非常にカッコイイ。「Interzone」はノリがよく熱狂的、詩世界・二つのボーカルのスリリングなやり取りにしびれる。「I Remember Nothing」はただただ深く深く沈み込んでいく。

・「潜在意識
Joy Divisionこそはツェッペリンやストーンズがビッグ・ビジネスに成り果てた時代に登場した真正ロックバンド。『She's Lost Control』、『Shadow Play』、『Interzone』、これらナイフの先端のようなショッキングなサウンドは聞く者を潜在意識の深みへと突き落とす。Joy Divisionのギグはしばしば右翼によって妨害されたというが、それもうなずける。この Unknown Pleasures は Joy Division のアルバムの中でも特に素晴らしい傑作、これを聞けばマリリン・マンソンの音がいかに退屈だったか気づかされる。ただし波長が合わなければ全く理解できないが。深夜、どでかい音でこのCDを聞くことができるならば、イアン・カーティスという化け物の亡霊に魂を揺さぶられるはず。それは聞く者の個人的な体験であり、新たな驚きに満ちている。

・「きもちイイ不快
ギリギリのところまで持っていかれてふと覚醒する、そんな感じ。ただアトモスフィアみたいな曲を期待してので、パンクっぽい曲には個人的には勝手に肩透かしかな。

・「イアンの存在感
Closerに比べたら正統派なロックかな。あくまでもCloserと比べたらです。イアンの病的なボーカルは充分発揮されてるしとことん暗ーい音楽には間違いない。セックスピストルズが好きそうだったらしいですがあんまパンクの影響は感じないかな。Joy Division独自の唯一無二のアルバムがファーストにして完成されてる。あと興味深いのが全体的に冷めてるところ。熱狂的にならない。しかしイアンが生きてたらどうなってたんでしょうねえ?ニューオーダーはあまり好きではないので、イアンが生きててニューオーダーの作風に偏ってたらかなり嫌です。ちょっと違うという人もいるかもしれないけどJoy Divisionはイアンのバンドであり、イアンの圧倒的な存在感で成り立ってるバンドだと思います。曲は書いてなかったみたいだけどそんなこと関係ないです。

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Tapestry

・「少年の日は遠く
16歳、高1の時だから32年前になる。確か初めて買った洋楽(なつかしい響きの言葉)のLP(これも)である。購入したきっかけは、いまでははっきり覚えていない。

とにかくアナログのLPをターンテーブルにおいた日から、半年ほどにわたって、毎日欠かさず聴いた。何度も何度も繰り返し針を乗せ、歌詞もほぼ暗記してしまうほどだった。犬の散歩をしながら、いろんな歌を次々と口ずさんだ。「You've Got A Friend」「So Far Away」「Natural Woman」「Way Over Yonder」「Home Again」あたりがお気に入りだった。

洋楽の聴き始めのころ、ビートルズでもプレスリーでもなく、キャロル・キングだけがなぜこんなにも深く心に滲みたのか。それは今もわからない。

ただ過剰な自意識を抱えていた少年には、キャロルは世界への一筋の通路だった。冬の後には春が来る。恋が終わっても人生は続く。人は人と関わってしか生きていけない。「どんなに不器用でも、不細工でも」。このアルバムを聴きながら、そんなことをとりとめもなく、しかし真摯に考えていたのである。それはやっぱり説明しにくいことだけれども……。

とまれ、厚顔に生き恥をさらしてきたオヤジは、今でも年に何度かこのアルバムを聴く。時折、犬に引っ張られて手のひらに鎖がくい込む感覚が甦ってくるが、もはや少年の日のように口ずさむことはない。ただ、杯を傾けて、酔いに身をまかせるばかりである。

長い時が過ぎた―。しかし、キャロル・キングはここにいる。多くの若いリスナーを獲得しながら……。そのことをオールドファンは静かに喜びたい。

・「シンガー・ソングライター・ブームの源になったアルバム
71年発表の2nd。彼女の代表作であるばかりか、70年代初頭のシンガー・ソングライター・ブームの源になった重要アルバムであり、当然ながら70年代のアルバムとしても絶対にはずす事の出来ないアルバムである。特に日本の音楽シーンには絶大な影響力を与えており、フォークやニュー・ミュージックと呼ばれる一連のシーンにおいて彼女の影響を受けていない者はほとんど皆無だと思う。個人的には彼女の持つ「孤独感」のようなものが苦手であまり聞く事はないが、それだけにごく稀に聞くこの作品は新鮮でその素晴しさはヒシヒシと伝わってくる。名曲しか入っていないが、特に好きなのは1.と3.。これらを聞くと後のシティ・ポップスは彼女が提示したものだと言うことが良く分かる。9.での彼とすぐ分かるジェイムス・テイラーのコーラスも素晴しい。全体的にも土臭さを全く感じさせない、また洗練されていながらも、され過ぎない微妙なラインがこの人の魅力であり、個性。文句無しの一枚なのでベスト盤を買うよりもこちらがお薦めです。

・「あなただけのTapestryを…
ふと疲れた時…何かにもたれかかりたくなった時…そんな時に思わず聴きたくなる優しい香りに満ちた傑作だと思う。しかし、これは決してエンヤの作品から伝わってくるような神々しい大陸的煌めきを放つヒーリング・ミュージック然とした癒しではない。もっと臨場感のある…手にとって伝わる…そんな身近な癒しではないかと思う。何というか、意識して聴き込む類の作品ではなく、自然と聴きたくなる…もっと言えば、それだけキャロル自身が聴かせる作品…そんな気品と魅力を放ち続けている作品だと言える。本作に収録された曲は、リスナー一人一人のTapestryを紡ぐために与えられた素材であり、それらはリスナーの数だけTapestryなり物語なりを彩ってきたはずである。それが、本作が今日まで愛され続けている一番の原因ではないだろうか…。派手派手しさや喧噪とは無縁の佇まいの響きが、リスナーに寄り添っているような安心感を与えてくれるような気もする。7・9・12など、他人に提供しヒットした曲が多く収録されているから名作なのは当然という見方もあるだろうが、ハッキリ言って本作には無駄な曲・埋め合わせ的な曲は全くない。それらの曲だけで判断・納得してしまうのは大きな損失だというのは、2.3.4.11あたりを聴けば明らかだろう。誤解を恐れず言わせてもらえば、幾多の名作アルバムがあるが、本作ほど密度の濃い作品は、そう簡単に出会えるものではないとも言える。正直な話、本作からキャロルに入ると、他のキャロルの作品でも物足りない…そう言っても過言ではない別格の作品だとも思うからだ。今日もこの不朽の名作を耳にした誰かが、また一つどこかで新たなTapestryを織りあげた…そんないつでも寄り添ってくれる優しい色の心の生糸を運んでもらう次の人は、あなたかもしれない。そこから、あなただけのTapestryが生まれるはず…It's not too late…。

・「名盤は、配信やコピーじゃ意味無いよ。買って飾って眺めて聴くべし。
名盤として語り継がれているので、ジャケット自体に風格があります。これを部屋に飾っておけば、オンナノコが部屋に来ても「あらキャロル」ってなもんです。悪い印象には絶対ならない。鉄板です。そんな不純な動機で入ったとしても、中身ももちろん名盤にふさわしい内容。音は楽器の音がちゃんと聴こえる古き良き70年代で、今でもCMやカバーで使用されるので聴いた事のある曲がいっぱい。聴きやすいし、味わいも深い。もちろん歌詞は英語なので分かりませんが、タイトルと曲自体で訴えかけてきます。だから最後は「ナチュラルウーマン」で終わるべき。捨て曲無しのこの名盤になんでボーナストラックをつけるのか、残念です。

それでもこの名盤は買って持っておくべき。趣味の欄に「音楽鑑賞」と書いた事のある人は、おさえとかなダメでしょう。女性ポップスというジャンルがあるとすれば最高峰だと思います。

・「時代に寄り添う一枚
いつ聴いても力強いキャロルキングの歌声が心に沁みる一枚。60年代から走り続け、そしてこのフォロワーが作ろうとも作れない名曲いっぱいのアルバムを作る。彼女が一つのジャンルを作ったとも言える最高傑作です。1曲目から最後まで、何回も何回も聴くほどに味が出てくる作品です。

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ライヴ

・「永遠に語り継がれるライヴの最高傑作
音楽をひたすら愛した純粋で無垢なるダニーという魂が残してくれた尊い遺産。30年経った今でもこのアルバムからエネルギーをもらい、音楽のすばらしさを実感させてくれる。このアルバムをかけると、この夜に立ち会ったトルバドールやビターエンドのお客さんと一緒に、思わず"Talking'bout the ghetto!"と叫んだり、"You've got a friend"を歌ってしまうのは私だけ?

・「言うことなし
聴け!泣きます。永遠の名盤です。ライブっていいよなあ、と思う一枚です。

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Third

・「何回目の発売?
2〜3年前に出たばかりだと思ったらまた発売。そしてまた国内盤も紙ジャケで出たとか・・・・前回もリマスターだったと思いますが、今度はさらにオリジナル・マスターからのリマスターだとか。確かに音は良いのでしょうがこんなに頻繁に出されると買う方は混乱します。'60年代〜'70年代の名作といわれるものにこのパターンが多いですね。(何回も買ってる方も多いでしょう)なお2枚組で2枚目は全部BBCライブ、値段が安いので助かりますが・・・・

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Imagine

・「やっぱりジョンと言えばコレになる
ジョンの作品で好きなものはたくさんありますが、やっぱり何か一枚アルバムをあげろと言われたらコレになります。アルバムとしてのバランスもいいし、程よくポップです。

リミックス&リマスターということで音はかなり強くはっきりして、以前のもやのかかったような音はだいぶ排除されています。コレはコレで好きですが、オリジナルのミックスが闇に葬られてしまうのはいかがなものかと思います。いい音でオリジナルのリマスターをした上でリミックス盤は補助的な意味でリリースすればよかったのだと思います。

音的な話に終始して申し訳ないですが、このミレニアム版について思うことです。

・「ジョンそのものです
音楽を聞くとは、詰まるところ人を聞くことなんだ、ということを『イマジン』は説得してくる。本作はジョンそのものといってよい。

(1)のイマジンは勿論、思想的にはバカげているだろう。「国も宗教もない」透明色の世界など、ありえない。私はそんなコスモポリタニズムは大嫌いだが、しかしそれでも私はジョンが好きである。音楽にイデオロギーを聞いてはいけないのだ。いや、いけないのではなく、そんなイデオロギーの背後に見え隠れしている人間の方が、遥かに偉大だと気づかずにおれない。

本アルバムで、いわゆる名曲と言われているのは、この(1)イマジン、(3)ジェラス・ガイの二曲だが、私は大胆ながらいいたい。この二曲だけを選ぶのは、メロディの美しさに基づいた選曲なのであって、ジョンの魅力の大半を逸失してしまうことなのだ、と。メロディラインだけで音楽を評価してしまうと、本作は本当に名盤なのか、疑問すら生じるし、ポールの方が優れているという結論に至るのも当然となる。

『イマジン』を聞きながら思う。一体私は何を聞いているのか。はっきりとした音の流れを辿りつつ、悪ガキジョンレノンその人を聞いているのではないか、と。だが、これはジョン好きの人に通有の想いだろう。

音楽とは人である。優れた作品は優れた人を明かす。その意味で、私はあえて(10)オー・ヨーコ!を本作の目玉と考えたい。ジョンが夜中淋しくて「ヨーコ!」と叫ぶ。朝、ひげを剃りつつ無邪気に「ヨーコ!」と叫ぶ。すっかりジョンはヨーコに依存しているが、この借りを返そうとジョンは必死だ。My love will turn you on!(僕の愛で君に火をつけよう!)。

この考えは、彼の死まで一貫していた。After all I'm forever in your debt.(とどのつまり、僕は永遠に君に借りがある、Womanより)。

・「メッセージ性が確立
1971年10月8日発表。1971年6月~7月にかけて、ジョンはティッテンハーストにあったジョンとヨーコの自宅で本作のレコーディングを開始する。前作『ジョンの魂』と同様に心の中を歌っているが、よりメッセージ性が強まっていく。

ジョンとヨーコの『ラブ・アンド・ピース』は『平和は愛のもう一つの言葉』という考えから出発している。そしてその考えが到達したメッセージが『イマジン』だ。ジョンは1964年に発表されたヨーコの作品集『グレープフルーツ』にそのヒントを得たと言われてる。

作詞原稿はジョンが当時頻繁に訪れていたニューヨーク・ヒルトン・ホテルのメモ用紙に残されている。ただ、中間部の8小節の歌詞はまだなく、『8』という数字が書かれているのみだ。作曲に使われたスタインウエイの白のアップライト・ピアノは今あのジョージ・マイケルの手にある。

『イマジン』と『ジェラス・ガイ』が名曲だ

・「眠れるかい?
前作の重い内容に比べ、本作はより一般的な事柄中心に歌っているのだが、とらえようによってはやはり重いかな。ジョンが豚とたわむれる写真があるが、これは当然険悪だった仲のポールにあてつけたものだ。ジョンはビートルズを産み育てたリーダーとして最後の仕事、すなわちビートルズを終わらせることが自分の使命だと考えていた。ところがそれをポールにやられてしまったので面子丸潰れになり以後修復不可能なくらい険悪になってしまったのだ。#8はそんなポールに向けて放たれた曲だ。そして#1はおそらくビートルズのどの曲よりも有名ではなかろうか?この曲以降ジョンのイメージが愛と平和の伝導師みたいになってしまった。ジョンがそれを望んでいたとは思えないが・・・。#3,#7も極めて有名なラヴソングだ。このアルバムはビートルズが好きだからという理由だけで聴いてみたいという人には決して薦められません。ジョンの世界を覗いてみたい人にのみお薦めします。

・「人類永遠の宝
John Lennonの一枚目のソロアルバムとならぶ傑作セカンドアルバム。たぶん、地球に住んでる人類の2/3は知っているであろう①が荘厳なピアノと共に始まり、後はもう名曲の嵐、といいたいが今となっては昔の話題のひとつでしかない⑤、⑧等も中には入ってます。でもこのアルバムは先ほど述べた①をはじめ、③、⑦の三大名曲を聴くためだけにも買うべきです。

(まだ持っていない人がもしいたとしたら)特に⑦はJohn Lennonの造った最も美しい曲だと個人的には思っています。なんのギミックもなくシンプルそのもののアレンジの曲ばかりですが、人の心を感動させるのはやはり歌そのものなのだと再認識させてくれるアルバムです。

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For You

・「天上から・・・・・・
 あまり話題に上がらない1stですが、ひっそりと輝いています。木漏れ日の様に暖かく美しいFor You。神のコーラスが去っていくのを名残り惜しむ間もなく、ハッと現実に引き戻されるIn Loveのイントロ。ちなみに私はこの静から動への瞬間がこのアルバムで一番好きです。全アルバムの中で最も悦に入れるひと時のひとつです。せつない胸の内を高らかに歌い上げて求愛すると、めでたく結ばれる喜びに突入するSoft&Wet。まるで、水浴びしに舞い降りた天女と、羽衣を隠す男を両方殿下が演じているかの様です。私の中では、この冒頭からの3曲で物語があまりに見事に完結してしまっている為、余韻にひたるかの様な4曲目以降は、殆ど記憶に残っていません(後半ではLove Is Foreverが好き)。紫の雨が世界中に降り注いでいた頃に購入して以来、いまだに月に数回は聞いています。死に急ぐかの様な80年代後半の研ぎ澄まされた作品群とは違った、しかし同等の価値ある作品として、星5つ献上です。 

・「孤高の天才のデビュー作
オープニングの"For You"の美しいファルセットによるハーモニーから始まるこのアルバム。既に独自の音楽をデビュー作より展開している所がPrinceたる所以なのだろうと思う。勿論、デビュー作から、楽器演奏や作詞作曲、アレンジ等は全て彼自身が行ったもの。また、このアルバムの青写真は既に15歳の時に完成していた(このデビュー作は彼が19歳の時に発売された)という話からも、その天性の音楽的な才能はやはりずば抜けていたとしか言いようがない。

この"For You"から既に、彼独特のセクシーな歌声で性的表現を打ち出しながら、R&B、Funk、Jazz、Rockがごちゃまぜにされたような多彩な作品が溢れている。それでいて、ちゃんとどの曲も完成度が高く、耳残りの良い、洗練されたポップ感覚が挿入され、とても聴きやすいアルバムだとも言える。

まだ、当時はこのアルバムでスポットライトを彼が浴びる事はなかったが、決して後の彼の偉大な名盤と比べても決して劣っているとは思えない。逆にファーストからこんなアルバムを作ってしまう事が驚愕に値すると言ってもいい。

個人的に好きな楽曲を挙げると、オープニングのパーフェクトなアカペラソング"For You"と、どことなくボッサ調のアコースティックギターが心地良い"Crazy You"が気に入っている。シングルで発売された"Soft And Wet"は後の彼のスタイルの原型とも言えるファンキー+セクシーな名曲だと思う。

・「「ガラスの10代」
年を取るほどに好きになっていくなあ、プリンス。初めての出会いからもう20年以上経ちますけど、今が一番好きかもしれないです。で、このデビュー・アルバム、録音はしょぼいですが、いわゆるブラコン的なスイート・ソウルやファンク・ハードロックの要素をちりばめた楽曲は恐ろしいほど早熟な完成度を誇っております。でもこのアルバムを一番輝かせているのは、10代ならではの怖いもの知らずのセンチメンタリズム。通常プリンスはJBやスライ、Pファンクといった文脈で語られることが多いですが、このアルバムとセカンドはアズテック・カメラやオレンジ・ジュースの1stと同じ種類の切なさで満たされています。こういう青春っぽい音に過敏になるのは、年取ったせいなのか?と思ってしまう今日この頃です。

・「プリンスの原点
今や「生きる伝説」として、また世界中のミュージシャン達からのリスペクトを集める唯一無二の存在として音楽界に君臨する存在“プリンス”。その紛れもないデビュー作がこの「For You」です。(日本での最初のリリースは2ndの「Prince」から)

このアルバムは、若き日のプリンスが当時足繁く通っていた地元ミネアポリスのクリス・ムーン・スタジオに於けるセッションで培われたアイデアやテクニックがベースとなっています。若くしてワーナーとの破格の契約を勝ち取り(経緯を話すと長くなるので割愛)若き天才いざ華麗なデビュー!…と本人が意気込みすぎてしまった為か、当初のレコーディング予算を大幅に超過してしまうなどの事態を招き、かえってアルバム全体の印象として肩に力が入り過ぎてしまい、真価を発揮しきれなかった…かのような印象も受けます。(これも若気の至りと