The Melody at Night, With You (詳細)
Keith Jarrett(アーティスト)
「ハッキリ名盤です。」「キース・ジャレットの最高傑作!」「for someone special」「長い夜に」「一生ものの1枚です。」
Radiance (詳細)
Keith Jarrett(アーティスト)
「国内盤との価格差、実に1.64倍!」「「光輝」という聞くほどに輝く音楽」「迸るエネルギーの代わりに老成したジャレットが具現したものは?」「ショートピース、この形式は買いか否か.......」「ここまでやってしまうものなのか」
My Song (詳細)
Keith Jarrett Quartet(アーティスト)
「氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい」「爽やかな風が部屋を駆け抜けるような雰囲気のアルバムです」「氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい」「ECMの名手たちが織りなす珠玉の名作」「生きていてよかったと思わせてくれる名曲・名演」
Piano Improvisations, Vol. 1 (詳細)
Chick Corea(アーティスト)
「切れる切れる銘刀のようなピアノ」
Travels (詳細)
Pat Metheny Group(アーティスト)
「パットを知る上で絶対に押さえておかなければならない1枚」「時間が止まる」「何もいうことありません!」「時に彼の音楽は聴く者を選ぶが、このアルバムに関しては実にポピュラーである」
Time Line (詳細)
Ralph Towner(アーティスト)
「御大復活」「タウナー・ミュージックの集大成」
Trio (詳細)
Marcin Wasilewski(アーティスト), Slawomir Kurkiewicz(アーティスト), Michal Miski(アーティスト)
「ピュアな若手ピアノ・トリオ (ポーランド産です)」「普通にオススメです」
Lontano (詳細)
Tomasz Stanko(アーティスト)
「渋い銀色のメランコリック世界」
Neighbourhood (詳細)
Manu Katche(アーティスト)
「全曲Manu Katche作曲による佳作」「Jazz Album of the Year 2006ってうそでしょ!」
Sideways (詳細)
Jacob Young(アーティスト)
「Pat Methenyがノルウェーで育っていたらこんな作品をつくったのかな…」
アーケイド (詳細)
ジョン・アバークロンビー・クァルテット(アーティスト), ジョン・アバークロンビー(演奏), リッチー・バイラーク(演奏), ジョージ・ムラーツ(演奏), ピーター・ドナルド(演奏)
「僥倖!」「緻密でハイテンション、クールでホットな名作」「とにかく美しい」「ジョンアバの耽美系シリーズの傑作!」
I Have the Room Above Her (詳細)
Paul Motian(アーティスト), Bill Frisell(アーティスト), Joe Lovano(アーティスト)
「見事なコーディネーション」
Anat Fort: A Long Story (詳細)
Perry Robinson(Clarinet), Anat Fort(作曲), Anat / Robinson, Perry Fort(作曲), Ed Schuller(Double Bass), Paul Motian(Drums), Anat Fort(Piano)
「ハイレベルだが親近感のあるピアノ」「イスラエル生まれの女性ピアニスト」
Tati (詳細)
Enrico Rava(アーティスト), Stefano Bollani(アーティスト), Paul Motian(アーティスト)
「大人のための大人のジャズ」
Amaryllis (詳細)
Marilyn Crispell(アーティスト), Gary Peacock(アーティスト), Paul Motian(アーティスト)
The Ground (詳細)
Tord Gustavsen Trio(アーティスト)
「トルド・グスタフセン・トリオのJazz」「さらに洗練された輝き」
Angel Song (詳細)
Kenny Wheeler(アーティスト), Lee Konitz(アーティスト), Dave Holland(アーティスト), Bill Frisel(アーティスト)
「まったりとした春の朝がここにあります」
Shades of Jade (詳細)
Marc Johnson(アーティスト)
「ECMらしくないが、優れた演奏」「似たようなCD、他にもECMから出てた気が。」
Rosslyn (詳細)
John Taylor(アーティスト), Marc Johnson(アーティスト), Joey Baron(アーティスト)
「ECM的な静寂にあふれた作品」「繊細でストイックなピアノ・トリオ」「間を重視したピアノ・トリオ」
Goodbye (詳細)
Bobo Stenson(アーティスト), Anders Jormin(アーティスト), Paul Motian(アーティスト)
「すばらしいトリップ感」「静かな求心力、解放される精神。」
The Water Is Wide (詳細)
Charles Lloyd(アーティスト)
「瞑想的なバラード集」
Achirana (詳細)
Vassilis Tsabropoulos(アーティスト)
「余韻を楽しむ、削ぎ落とされた響き」
Cite De La Musique (詳細)
Dino Saluzzi(アーティスト)
「したたるロマンティシズム」
Making Music (詳細)
Zakir Hussain(アーティスト)
「超オススメ!!!!」「About Making Music」
Magico (詳細)
Jan Garbarek(作曲), Egberto Gismonti(作曲), Charlie Haden(作曲), P. / Carneiro, G.E. Reis(作曲), Charlie Haden(Double Bass), Egberto Gismonti(Guitar), Jan Garbarek(Soprano Sax)
「新しい世界が拡がっていく」「只者ではない三人の表情」
● ミュージックCD
● 2007年に選ぶ無人島CD(オールタイム、オールジャンル)
● LISTEN TO THIS? first ver.(second ver.も見てね!!)
● my ★★★★★ jazz (a little bit)
● 僕の好きなチック
● 「FUSION」
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ジャズ・フュージョン>アーティスト別>J-L>Keith Jarrett
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ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Chick Corea
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>P-R>Pat Metheny
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●The Melody at Night, With You
・「ハッキリ名盤です。」
キースジャレットと言えば、ケルンしか好きになれないアンチジャズファンも、このCDは絶対好きになれるでしょう。メロディが心に突き刺さる感じがします。でも少し悲しすぎるかも?横にいる音楽に疎い家内も、「この人はきっと死ぬことを考えて、子供の時のことなどを回想しながら弾いている」と言ってましたが、後で病気療養中の録音と聞き納得しました。ある意味、悲しいですが、癒されます。ハッキリ名盤です。
・「キース・ジャレットの最高傑作!」
文句なく、本作品はキースの最高傑作だと思います。5 - 7分程度のスタンダート曲が淡々と演奏されていきますが、自宅での録音であるためか、または病気療養中であったためか、いつもの唸り声も聞こえません。しかし、その演奏の精神状態は内的にとてもintensiveなものであることが、それぞれの曲のメロディの訴えかけてくる強さから分かります。Blame It on My Youthはライブ盤のものよりさらに美しく、青春を回顧させます。Shenandoahは訥々とでも激しく新たにチャレンジする勇気を与えてくれます。何度聴いても、心が和らぐと同時に、希望を与えてくれます。私の幼い子供もなぜかこのCDを聴くと、機嫌が良くなります
・「for someone special」
このアルバムを買ったのは2年前のこと。それ以来、キースの優しさに包まれるようなピアノの音色に、幾度涙をながしたことだろうか。
落ち込んでいる時などは、キースが「背伸びしないで、肩の力を抜いて、自分らしく生きればいいんだよ。」そう、語りかけてくれているように感じます。
また、このCDにまつわる彼の妻ローズ・アナとのエピソードもとても感動的です。もし、このCDを誰かに薦めるのならば、自分の愛する人に送りたいです。大切な友人や恋人へ。
・「長い夜に」
久しぶりに引っ張り出して再生ボタンを押したのですが、まるで昨日作られたかのような音が部屋いっぱいに広がり自分自身驚いたのですが、泣いてしまいました。すべての曲に魂が溢れ、すべての曲が人生をすべて詰め込んだラストピアノのように響いてくるのです。本当に素晴らしく、『CDを』というより『音そのものを』
大切にしたいと思わせてくれる名盤だと心から思います。私が聴くといつも思い浮かぶのは、秋というには少し早い夏の終わりの切なさです。とても懐かしい気持ちになります。
・「一生ものの1枚です。」
1曲目I Love you porgyのはじめのFの音を聴いた瞬間に、体中に音が響き渡るような感じがしました。私にとってはとても聴き慣れたピアノの音ですが、このようにピアノが鳴らされていて、音色が心の芯に染みこんで来るようなものは聴いたことはないと思います。
タイトルにも通じる、夜の静けさに透き通るような音で、自分の体も透き通っていくような、心の芯に染み込んでいく音色に知らず知らずのうちに涙が出ていました。そして、とても上品であり、大好きな人にI Love you って囁かれているようで、官能的でさえありました。キースジャレットの愛情が溢れていますね。
ピアノ教室の教え子の進学のプレゼントに、迷わずこのCDを送りました。やはり、良い意味でのショックを受けたそうです。映画 Nuovo Cinema Paradisoを見た時、最後に涙が止まらなかったことがあるのですが、それと同じ感じです。お婆さんになっても聴いていたい、一生ものの1枚だと思います。
・「国内盤との価格差、実に1.64倍!」
~キースの2枚組は輸入盤と国内盤との価格差が小さい場合が多いのですが、大阪(2002.10.17)、上野(10.30)ライブの本盤に関しては価格差1.64倍、一週間待てば大幅に安くなります。「Always Let Me Go」収録のトリオ・ツアーの翌年のソロ・ツアー。キースのソロアルバムは1999年の「The Melody at Night, with You」、ライブのソロとなると1997年発売のミラノでの「La~~ Scala」までさかのぼります。
大阪ライブは全曲収録。上野ではタイミングのずれた拍手のせいで弾き直すことが2度あり、部分収録。スカラ座ライブをより前衛的にした感じ。しかし、Melody at~~ Night…からキースを聴くようになった方にも、心からお薦めできます。キースのもつ普遍的な世界:ゴスペルやバラードへの解放がちゃんと用意されています。ブレーメン、ケルン、サンベア、ブレゲンツ、サントリーホール、パリ、ウィーン、ミラノでのソロを全て聴いてきた方にも、その先にキースが標榜するものを示しているアルバムかと思います。
上野では~~、30分程度の自在で前衛的な第1曲。トリオでのフリー演奏が反映されたかのような、さらに激しく前衛的な20分程度の第2曲。後半は10分程度の各曲。「ケルン」を思い出させるバルカローレを経て、ダイナミックなリズムの展開が奏功した曲。ノスタルジックなバラード、さざなみのような和的なコードが印象的な演奏。アンコールのDanny Boyも収録されるかもしれません~
・「「光輝」という聞くほどに輝く音楽」
タイトルが「光輝」という意味を表している。正にアルバムのジャケットからも色々な音がある一点に集約して光輝やいていくイメージが感じられる。キースのソロは緊張感とうっとりとする心地よいメロディーの何とも言えぬバランスが魅力だが、今回は一曲一曲が短編小説のようになっており、それでいて全体としてのハーモニーが統一されている。ケルンコンサートを好きな人はpart3,6,8,9,13,16あたりのメロディーに魅かれると思います。(追伸)輸入版を購入した方は、中開のキースのメッセージの翻訳がキース・ジャレットのホームページのディスクグラフィーで掲載されていますので、ご参考にして下さい。
・「迸るエネルギーの代わりに老成したジャレットが具現したものは?」
14~17トラックは、東京最初と終演前(アンコール除)の抜粋。15の後、阿呆な拍手でインスピレーションを刺激されはったキースが、プロコフィエフやブーレーズばりに疾走、メロディだけやなくリズムまで解体するかの激演をやりはった。ぜひ、秋のDVDでご堪能ください。1~13大阪。キースの書く「これまでエネルギーをいろいろ(なスタイルの音楽に)変換してきた」が、ここでは「フォーマット自身をも変換した」とはどういうことやろ?「左手(リズム)から自発的に起こるに任し」た1, 4, 5, 7, 11では、フレーズの即興だけでなく、調性やリズムを解体してその場のインスピレーションに従い演奏した、ということやな。ブレーメンの迸るエネルギー、サンベアやケルンのロマンやノスタルジーを懐かしむ方も仰山おられるけども、前衛的なキースはブレゲンツやスカラ座の頃から、最近はトリオでも聴かれとります。ダーク・インターバルやSolo Tributeを発展させた世界ゆうたらええんでしゃろか。「メロディや主題自体までない演奏に面食らうかも」と書かれはっとるけども、こうした世界も加わることで、自由自在に疾走し、自己に沈潜し、青春の懐古・ロマンに解放される、キースの縦横無尽な世界が拡がっとる、骨までとことんつき合ってこそファンですがな。「意図せずして、公演全体が構成をもっていた」全体の中でこそ、郷愁漂う3, 6, 8, 13, 16が生きてくるんやなあ。こっちばかりが横溢した151回池袋は、スリルが無かったですわ。唯一ジャズっぽい12は東京の休憩後の主題によく似とる。まあ、クラシック・ベースのキースもええけんど、1999年上野のような、グルーブやスウィングに突き動かされるキースも熱望ですわな
・「ショートピース、この形式は買いか否か.......」
輸入盤を購入した人はおそらく訳さねばならないだろうが、キース自身の作品解説が添付しているはずである。いつものように、おそらく訳文だと特に、よくわからんのだが、何度か聴き通しているうちに、「エネルギーの変化を促していくんじゃなくてそれ自身に内包させようとした」というのはつまるところ、それはそれで完結するショートピース数編で構成されていますよ、ということではないかという気がしてきた。その理解が正しいかどうかはわからないけれども、このコンサートがいつもより短い演奏の集合体でできており、あの、動から静、明から暗、平安から不安、赤から青、古典からアヴァンギャルド、絶望から至福まで激しく行き来するキースならではのフリー(自由な)インブロイゼーションではなく、トータルでは拡がりがあるとはいえ、それぞれが完結した気分で終わってしまう短編はいささか物足りないといえなくもない。このような形式は87年のダークインターバルもそうだけれども、こちらはまさにダークでインターバルな雰囲気に終始している分おもしろみが少なかった。しかして本作である。正直言って好きなところ、どこからでも入りやすく、満腹せずに聞きやすい。やり方としてはありかもしれぬ。そしてこれだけの拡がりと不確かさがあってこそのキースである。やはりキースジャレットであるからにはこれくらいのものを出して欲しい。今後のDVDシリーズと来日が楽しみだ。
・「ここまでやってしまうものなのか」
キースのソロはもう聴くまい、そう思った時期がある。トリオの作品が続き、ソロは実際ブレゲンツあたりで玉切れなんだろうなと解釈していたわけだ。発売されてから何年ものあいだ、「ラ・スカラ」も聴かずにいたのだが、しかし、・・・・。ひょんなことから「ラ・スカラ」を聴くことになった。誰に薦められたわけでもないのだが。(そもそも今ぼくの周囲にはキースのソロに関心のある人がいない。)そんときゃたまげたね。この人はこんな風に進化していくのだ。良くも悪くも聴き手を裏切ることにかけてキースの右に出るものはないんじゃなかろうか。 クラシックの現代音楽を聴くと、ぼくは決まって白けた気分になる。抽象的な音塊があらかじめ書かれたものだというのが何か阿呆らしいから。 「ラ・スカラ」は現代音楽の実践は即興によって試みられるべきことを、クラシックだのジャズだのというジャンルに関わらず示した記念碑となるかも知れない。キース自身の解説に登場するスカラ座の舞台管理人の逸話は多分、額面通りに受け取って間違いではあるまい。 ブレーメン、ローザンヌ、ケルン、サンベア、ステアケース、ブレゲンツ、その当時のソロは確かにメロディアスで聴きやすい。その後はタッチが軟弱で、退屈なものばかりだ。そこに「ラ・スカラ」が革命をひっさげて現れた。これは革命を正当に継承した秀作だ。「ラ・スカラ」と合わせて聴きましょう。
・「氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい」
このアルバムはキース・ジャレットの作品ではあるが、ヤン・ガルバレクの作品としても素晴らしい出来栄えだ。この人のソプラノ・サックスを僕は氷のサックスと例えたい。氷といっても冷たいのでなく、氷のように強く美しいのだ。最初にこの人の「ウィッチ・タイ・ト」のサックスを聴いた時の感動は今も忘れられない。ジャレットのピアノも全アルバムで一番暖かい気がする。忘れる事ができない、何度も何度もこれからも聴くであろう名盤。
・「爽やかな風が部屋を駆け抜けるような雰囲気のアルバムです」
キースも難解な作品が多いので、緊張を強いられるため、『ケルン・コンサート』以外は、あまり聴きません。
親しみやすいアルバムでは、この『マイ・ソング』が挙げられます。ケルンでの伝説のコンサートの後、彼が、北欧の名ミュージャンと録音したのが、この作品です。1977.11にオスロで録音し、ヤン・ガルバレク(サックス この人がとても雰囲気のあるあたたかい音を出しています)、パレ・ダニエルソン(ベース)、ヨン・クリステンセン(ドラムス)、の4人のクァルテットです。後の2人はあまり良いとは思えないのですが・・。
ポピュラー・ミュージックの雰囲気を漂わせますが、この時代はフュージョンが台頭しだした頃で、音楽的には、よりポップなものを目指していたのでしょう。後の「スタンダード」シリーズにつづくようです。
2曲目の「マイ・ソング」を休日の朝に聴くと、爽やかな風が部屋を駆け抜けるようで、一日がとても幸せな気分で始まります。透明感のあるピアノはキースそのものですが、ヨーロッパに行ったことで、きっと彼の人間性にも良い影響を与えたのでしょうね。
・「氷のサックス・魂のピアノ・・でもとてつもなく暖かい」
このアルバムはキース・ジャレットの作品ではあるが、ヤン・ガルバレクの作品としても素晴らしい出来栄えだ。この人のソプラノ・サックスを僕は氷のサックスと例えたい。氷といっても冷たいのでなく、氷のように強く美しいのだ。最初にこの人の「ウィッチ・タイ・ト」のサックスを聴いた時の感動は今も忘れられない。ジャレットのピアノも全アルバムで一番暖かい気がする。忘れる事ができない、何度も何度もこれからも聴くであろう名盤。
・「ECMの名手たちが織りなす珠玉の名作」
1977年の録音でキース・ジャレットがECMに残した最高傑作です。メンバーはサックスに「北欧のコルトレーン」ヤン・ガルバレク、ベースにパレ・ダニエルソン、ドラムにヨン・クリステンセンといういわゆる「ヨーロピアン・カルテット」という構成ですが、まったく同じメンバーとしては1973年のアルバム「ビロンギング」以来の4年ぶりの再会ということになります。
ジャレットとガルバレクという2人の巨匠が生み出すメロディーラインの美しさ、そして比類なきリリシズムと叙情性は、同じメンバーによる前作「ビロンギング」と比較すると格段に向上し、それにECMの名プロデューサー、アイヒャー氏の味付けがブレンドされた名曲の数々は、ため息がでるほどの魅力に満ちています。やや消化不足に感じられたジャレットに内包する内省性は、名手たちが生み出すメロディーによって確実に昇華され、聴く者の心を揺さぶるのです。特に4曲目「Country」で聴かれる2人が作り出すあまりにも美しすぎる音の世界は、ECMのみならず90年代のジャズシーンの中でベスト10には確実に入る名曲中の名曲です。かれこれ20年以上前から聴いていますが、いつも新鮮な気持ちにさせてくれます。この曲だけでも★5つを進呈したくなるほど。
しかし、ガルバレクほど組む相手によってまるで違う印象を与えるサックスプレイヤーってほかに見当たりませんね。
・「生きていてよかったと思わせてくれる名曲・名演」
本作はどの曲も美しい粒ぞろいの見事な演奏ばかりで、キースの諸作品の中で、ケルンコンサートとともに2大巨峰を形成する、奇跡的な作品だと私は思う。特にタイトル曲とCountryが好きだ。CountryでBaseがリードをとり、その後キースのピアノが入ってくる瞬間は筆舌に尽くし難い。大げさでなく、このような演奏を聴けるなんて、人生捨てたものではない、これまで生きてきてよかった、と前向きな気持ちにさせてくれます。そんな、キースたちからの素晴しい珠玉の贈り物です。
・「切れる切れる銘刀のようなピアノ」
1971年4月21・22日オスロのBendiksenスタジオで録音。チック・コリアは1941年6月12日生まれだから30才になる直前に録音したことになる。アルバム・ジャケットの裏面のチックはとても若々しい。
30余年(もうこんな時間が経っているのだなぁ・・・)を経て、このアルバムの最初の曲、『NoonSong』を聴けば、この間のチックの偉大な仕事ぶりを飛ばしても余りある『ビューティフル』に溢れている。
彼の指は強く、速く、ピアノの上を動く。30才を前にこれからの自分の『仕事』を全て鳥瞰していたかのような演奏だ。vol.1もvol.2も同日の演奏で、プロデューサーは当然マンフレード・アイヒャー。どの演奏も溢れんばかりの『生命力』に満ちている。
徒手空拳。アコースティク・ピアノだけの真剣勝負。何も混ぜない。何も足さない。サムライのようなチックだ。切れる切れる銘刀のようなピアノ。無言で集中して聴きたい一枚だ。
・「パットを知る上で絶対に押さえておかなければならない1枚」
1982年6月22日から8月2日まで37コンサート、10月5日から11月24日まで43コンサート、計80コンサートをこなした中の最高のパフォーマンスを収めたライブ。
パット・メセニー・グループの歴史は、1977年、ゲイリー・バートンのグループを離れたばかりのパットが、74年にウィチタの音楽祭でライル・メイズ(p) と出会い、マイアミ大学時代の友人マーク・イーガン(b)、ダン・ゴットリーブ(ds)とで第1期パット・メセニー・グループを結成した事に始まる。翌年の78年にはグループ名義の初のアルバム「想い出のサン・ロレンツォ」を発表。透明感あふれるサウンドは大きな反響を呼んだ。79年にはセカンド・アルバム「アメリカン・ガレージ」を発表。初のグラミー賞のノミネーションを受ける。81年、ベーシストがマーク・イーガンからスティーブ・ロドビーに交代。グループの代表曲である「ついておいで」を含むサード・アルバム「オフランプ」を発表。アルバムは大ヒットし、初のグラミー賞に輝いた。 82年にはグループのツアーを収録した初のライブ・アルバム「トラヴェルズ」を発表。ライブとは思えないほどの精緻な演奏と音世界は多くの音楽ファンを唸らせた。このライブ・アルバムを最後にダン・ゴットリーブがグループを脱退する。
パットが当時使用していたのは、ギブソン・セミアコースティック・ギターES-175、イバニーズ・エレクトロニック12弦ギターAR112AV、ギルドのアコースティック・ギターD30、ローランド・ギター・シンセ・ユニットGR300とギター・コントローラG303だった。
パットを知る上で絶対に押さえておかなければならない1枚。
・「時間が止まる」
タイトル曲 Travels を聴くと時間が止まります。ウソではありません。本当に止まるのです。言葉では説明できません。「癒し」などという安っぽい言葉では表現できない時間をも超越した音で包み込んでくれる名曲・名演なのです。
このアルバムは2枚組のライブ版ですが、PMGが演奏する Travels は
このアルバムでしか聴くことは出来ません。(トリオでの演奏は「トリオ99>00」に収録)
・「何もいうことありません!」
最高です。ライブアルバムのベストはと聞かれれば、僕は迷わずこのアルバムを上げます。スタジオ盤は凄いけどライブを聞くとどうってことないなんてバンドは数多くあるけど、パットのバンドは違います!スタジオよりもライブのほうがはるかに凄いです。僕も何度か彼のライブを見て頭が真っ白になった記憶があります。数多くのライブでも彼のバンドがベストでした。そんな凄まじい音がこのアルバムには記録されています。選曲も当時のベスト的なものですし、文句の付け所がありません。黙って聞いてください。
・「時に彼の音楽は聴く者を選ぶが、このアルバムに関しては実にポピュラーである」
彼の音楽にはジャズやフュージョンに留まらない幅広い音楽的要素があります。特に環境音楽的と思われる曲が耳に入った途端、頭の中で映像化する事が多々あって、非常に心地よく、時間がゆっくり流れだし、聞き終わったと同時に清々しい気分になる。それはまるで、彼らに新しい命を注ぎ込まれたかのようで・・充実感を感じることが出来ます
・「御大復活」
オレゴンの35周年アルバムやオリバー・カー・オーリオのアルバムへの参加などこの頃活動が盛んになってきた、ピエール・ベンスーザンと並ぶアコースティックギターの巨匠のソロ名義での久々の新作。ECM作品ではアンセム依頼となる作品。伝家の宝刀12弦ギターを使用したラスト2曲は特に感動的で久々に戦慄を感じた。一時期の穏やかな作風から最近は徐々に70年代を感じさせる冷徹で緊張感溢れる質感が復活してきたように思える。傑作。神の技が冴え渡る、全ギターファン必聴。来日希望。
・「タウナー・ミュージックの集大成」
ラルフ・タウナーのAna、Anthemに続くソロアルバムです。Anaが美しいメロディと響きを追い求めると同時に内省的な世界を対比させたアルバムなら、AnthemはAnaの後半に通じるような冷たい質感で、そのジャケットのとおりモノクロのような内省的な美の世界を繰り広げていると思います。そしてこのTime Lineは、前2作の世界観を融合させたようなアルバムだと思います。そればかりかそれまでのタウナーの音楽の集大成のようなスケールの大きを感じてしまいます。全体的な質感は余計な甘さを捨て去りながらも、内省的な美しさ、たくましさ、暖かさを感じます。部屋の明かりを消して聴いてみてください。その世界観をよりいっそう輪郭を持って感じることができると思います。何よりその高度なテクニックに支えられた大胆でいて繊細なプレイがきっとあなたの心に響くでしょう。ギター一本でこれほどの世界観を表現してしまうのだからタウナーはまさに偉大なミュージシャンだと思います。大ベテランにしてその音楽的ポテンシャルは衰えるどころか、その人生と共に深みを増すばかりです。僕はこのアルバムはタウナーの最高傑作の一枚だと思います。すばらしい。
●Trio
・「ピュアな若手ピアノ・トリオ (ポーランド産です)」
ECMレーベルでは既にトマス・スタンコのバックを務めていることで知られるトリオ。故国では Simple Acoustic Trio という名で多くのアルバムを発表しているが、10代でデビューしたため、現在でも全員がいまだに20代に留まっている。
静かに、ゆっくりと語り始めるような雰囲気。静けさに包まれたまま、しだいに流麗で美しいタッチのピアノに引き込まれてしまう。ピュア・ホワイトのイメージだ。全14曲中、前半8曲までを叙情的、メロディアスにまとめ、以降をフリー・インプロ中心にコアな面も訴求する。8曲目「Sister's Song」などは一時期のヨーロッパ美音系トリオを思わせるとはいえ、抑制も効いていて美しい。また、オリジナル曲中心だが、彼らの同世代、ビヨークの"Hyperballad"を取り上げるなど心憎い。
静音JAZZ愛好家をしばしウナらせ、楽しませてくれる一枚。
・「普通にオススメです」
難しい説明はできませんが、いわゆるJAZZらしいJAZZに終始せず、かといって現代音楽的な難解さもなく、普通に心地よく聞くことができるアルバムです。透明感が心地よいです。
・「渋い銀色のメランコリック世界」
日常の空間がとても贅沢な音で満たされる気がします。 トーマス・スタンコもいよいよ深遠な孤高の世界に入ってきたようです。 音自体は昔のギンギンギラギラした音とは違って柔らかく聴きやすくなっていますが音楽的には深さ(長さも)が増しています。 それだけ渋い銀色の独自の世界へと入り込んでいるということでしょう。 Marcin Wasilewskiのピアノと共に深く沈んでメランコリックでダークな世界です。 心地よく程よい緊張感はECMです。
・「全曲Manu Katche作曲による佳作」
これまでPeter GabrielやSting等,ロック系人脈で語られることが多かったManu Katcheであるが,ジャズ界でもJan Garbarekのグループに長く在籍しており,今回のECMからの初リーダー作もGarbarek系列によるものと思われる。サウンド的には典型的なECMサウンドというよりも,やはりロック系のスパイスが効いたものとなっているし,ピアノのMarcin Wasilewskiは時としてJoe Sampleのようなトーンを感じさせたりして,何とも不思議な感覚に満ちたアルバムである。この作品で驚くのはリーダーの作曲能力。ドラマーのリーダー・アルバムとしてはBrian Bladeが素晴らしい作品を発表しているが,そちらでもBladeの作品で占められていた。ドラマーと言えども侮れない才能である。
・「Jazz Album of the Year 2006ってうそでしょ!」
ドイツの批評家がJazz Album of the Yearに選んだというので、聴いてみた。久しぶりに地雷を踏みつけた感じ。どんな音楽って、典型的なECMのジャズ。音量を落とせば、良質のエレベーター・ミュージック(好きな音楽ジャンルなんだけど)になるような。唯一の聴きどころは、カツェのドラム。光っています。しかし、作品全体としたら、凡作以外の何者でもない。最近のECMでなんかないとお探しの方、これは後回しでよろしいかと。
・「Pat Methenyがノルウェーで育っていたらこんな作品をつくったのかな…」
釣り気分でタイトルをつけた.商品説明に書かれているように,まさにそういうことを感じさせる音色を出すギタリストといえるでしょう.彼とトランペットのMathias Eick,サックスなどのVidar Johansenが奏でるメロディは,比較的耳に馴染みやすい.それに対してリズムがスペーシーかつフリーで,全体としてECMの作品らしさを醸し出している.この図式は"Evening falls"から変わっていない.Jon ChristensenはECMでは重鎮のドラマーだが,若いJacob Youngとの共演でこの図式が描かれているところが面白い.
曲調も,"Evening falls"からそんなに変わらないので,これが気に入ったリスナーは本作も買いでしょう.ただ,本作でJacob YoungはPat Methenyのようなエレアコを使っていて,Pat Methenyっぽい音色を出している.前作が夜を感じさせるものだったとすれば,本作は昼の明るさをもっているといえるかと思う.
彼やMarcin Wasilewski Trioのような若い世代のヨーロッパのアーティストが,従来のECMっぽさを残しながらメインストリームのコンテンポラリージャズに近づいた作品を出しているのは非常に興味深い.本作が,若いリスナーにECMを知ってもらうきっかけになればいいなと思う.オールドファンには生温さを感じさせる作品かもしれないけれど,Pat Methenyを育てたのはECMなのも事実.そういうことを,本作を聴きながら考えた.
・「僥倖!」
プロデューサーであるアイヒャーとバイラークの確執によりこのメンバーで録音された3枚のアルバムは、CD化はおろかLP時代にカタログから外されてしまう。と云う悲劇に見舞われてしまいました。どういう事情かは分かりませんが、今回のCD発売はまさに僥倖!和声的に衝突しやすいギターとピアノのコンビネーションの成功例を聞くことができます。
典型的なECMサウンドでもあり、ジャズ的な熱さは感じられませんが、冷たく青く燃える4人の名手の演奏を聞くことができるECMの「裏名盤」です。
・「緻密でハイテンション、クールでホットな名作」
芸術家肌のギタリスト、ジョン・アバークロンビーの名盤。プロデューサーにマンフレッド・アイヒャー、バックにリッチー・バイラーク(P), ジョージ・ムラーツ(B), ピーター・ドナルド(Ds)を迎えての録音。相互の緊張感と信頼感の結晶から紡ぎ出された音は、美しく奔放に聞く者の耳と魂をとらえる。
ルー・タバキン・ビッグバンドのドラマーであったピーター・ドナルドのサポートが光る。
・「とにかく美しい」
ECMレーベルはとにかくジャケットのデザインが良いのですが、このアルバムもジャケットが美しいです。そしてこのジャケットそのものの音楽であると思います。録音する環境が良くなくてはアバークロンビーのような繊細な音楽家は本来の力を出せないのでしょう、アイヒャーはそういう部分に気を使える優れたプロデューサーだと思います。リチャードバイラークのピアノが華やかさを添え、バイラークのファンの方も必聴だと思います。個人的にはネプチューンが好きです。アルコがきれいです。個人的な思い込みかもしれませんがこの曲のバイラークのコードワークはジェフベックのブロウバイブロウの中に収録されているダイヤモンドダストに影響を与えてると思うのですが、、、勝手な思い込みですね。
・「ジョンアバの耽美系シリーズの傑作!」
「ECMの真実」(河出書房新社)という単行本にリッチー・バイラークとマンフレート・アイヒャーとの確執の経緯が書かれていますが、部外者から言わせれば実にとるに足らない問題です。ジョンアバがECMに残した耽美系3部作(「Arcade」「M」「Abercrombie Quartett」)がそんな確執が原因でCD化されていないとすれば、音楽界にとって大きな損失です。アイヒャーって奴は本当に大人げないですな!このArcadeが世界で初めてCD化されたことは大きな喜びですが、残る作品の復刻も早急に望みたいものです。しかし、廃盤になったきっかけがジョンアバの失恋がそもそもの原因だったとは…。音のほうはジョンアバのサスティーンサウンドとリッチーのピアノが美しく絡みあい、リズム隊がサポートするという絵に書いたような展開。いいんです。それがあっての2人なんです。
・「見事なコーディネーション」
Recorded April 2004, at NY. Joe Lovano (ts), Bill Frisell (g), Paul Motian (ds).
意表をつくような三者の組み合わせが、絶妙のカラー・コーディネーションを生み出した。幻想的で、静かで、ゆったりとして、優しげで・・・。聴いていると音楽に包み込まれるようだ。
ロヴァーノがいい。歌心にあふれ、表情豊かで太く、しかも深い音色。リズム無きリズム、効果音的なモチアンのドラムもナゼかしっくりとし、フリゼールの不思議音響ギターも幻想味を添える。ときに彼の個性であるカントリー風、ブルーグラス風のアプローチが出てくるのも面白い。
表題曲"I Have The Room Above Her"は、今までほとんど取り上げられたことがないような、古いミュージカルの中の一曲である。ジャケット写真の表と裏で物語を象徴しているところも凝っている。
静音JAZZ愛好家も大満足の一枚。
・「ハイレベルだが親近感のあるピアノ」
久しぶりに素晴らしいピアニストに出会ったポール・モチアンが見出してECMデヴューとなったようだECMらしい温度感が低い世界、とても知的で硬質な演奏だが女性らしい柔らかさも発散していてそれが心地よいPerry Robinsonのクラリネットも異空間を表出させているとてもハイレベルだが親近感を感じさせる素敵なピアニストです
Anat Fort (piano)Perry Robinson (clarinet, ocarina)Ed Schuller (double-bass)Paul Motian (drums)
・「イスラエル生まれの女性ピアニスト」
テルアビブ出身、アナ・フォートのデビュー作。第一印象は、マリリン・クリスペルに似てる・・・ というのも、ドラムがポール・モチアンであることと、女性ピアニストであること、なんですが。クリスペルの「アマリリス」や「ストーリー・テラー」の1曲目あたりのメロディアスな雰囲気、あります。(特に2曲目が綺麗)ピアノ・トリオと、半分の曲ではクラリネット(オカリナも)が加わってます。中東的なカラーがほんの少しだけ感じられます。なかなか良いですよ。
●Tati
・「大人のための大人のジャズ」
ここまで渋く押さえの利いた演奏はなかなかありませんこの演奏に深く耳を傾ける人は人生の荒波を越えてきた人だと思うどこまでも静かに深く渋い、でもそれがかっこいい分かる人は本物の大人に違いない
・「トルド・グスタフセン・トリオのJazz」
この感触は久々の感触だ。ちょうどキース・ジャレットの「ケルンコンサート」を初めて聴いた時の、モノローグ聴きながら共感していく感触ににている。キース・ジャレットは一人でピアノで語りかけるのだが、Tord Gustavsen Trio(トルド・グフタフセン・トリオ)はさらに上品なパーカッションとベースが入ったJazzトリオの編成だ。なんとノルウェイのトリオなのだ。 奏される音楽は、自分的には極上の部類に入る。心にしみいるような歌と品格の良さが常にそこにあるのだ。当然BGMのように、聞ける音楽ではない。こちらがちょっと踏み込んで、(ちょうどクラシックを聴くように)聴く類の音楽である。 CDを今まで2枚だしている。2003年にリリースされた「Changing Places」と2005年の「The Ground」である。(左のジャケットは「Changing Places」のもの) さわりだけでも、聴いてみたい方は、iTunes Music Store で聴けますので、どうぞ。きっと気に入っていただけると思う。〜
・「さらに洗練された輝き」
美しいCDジャケットに惹かれて購入したが、演奏内容がさらに素晴らしい。一曲目からゆったりと叙情溢れる深い味わいの演奏が続き、丁寧なピアノのタッチで紡がれる旋律に次第に酔いしれていく。 これは「ポスト・キース」の一番手と期待されるトルド・グスタフセンのアルバム『Changing Places』に続くECM第2弾。 前作が過去10年間のECM新人アルバム最大のヒットを記録したのもうなずける。もちろんファーストアルバムも素晴らしいがさらに洗練された輝きが感じられる。すでに愛聴盤になっている。Tord Gustavsen (p) Harald Johnsen (b) Jarle Vespestad (ds)
・「まったりとした春の朝がここにあります」
ECMは不思議なレーベルで、いきなりWHEELER とFRISELLがLEE KONITZとやっています。KONITZってECMアーティストだっけ? それも2菅とベース、ギターとなれば、どんな音を想像してよいのかわかりませんでした。ただジャケがヴェネチアを思わせる石段に投影される光と蔭。やっぱりそそられると買ってしまいました。聴いてみるとジャケ同様WHEELERのTPも光と蔭で、名盤です。TPという楽器は吹いてみるとわかるのですが、やたら能天気な音が出るわけで、そこに技術が加わると、向かうところはやはり、リー・モーガン。男伊達で溌剌としたメロを吹きたくなるのです。マイルスやチェット・ベイカーのような「夜」を吹こうと考えるのは相当の才能だと思われます。WHEELERはマイルスとは反対の朝の雰囲気を吹きました。うららかでちょっと眠たい春の朝というところでしょうか。コニッツとFRISELLはこのアルバムではひたすら「耽美」していて、ドラムがないことでタイム感をなくし、余計まったりとした春の朝がここにあります。その日、仕事がないならこの1曲目をかけて朝の光のなかでまどろんでいる、なんてのも良いかもしれません。ちなみに試聴コーナーを聴いたのですが、どれもただWHEELERが吹いてるというだけで、メロディラインがみつからず、これを聴いて買う人がどれだけいるのだろうかと思いました。はっきりとしたテーマが最初に吹かれないのでこういうことになってしまうのですが、このアルバムはテーマを聴くより全体のまったり感を聴く作品なので、よろしく。
・「ECMらしくないが、優れた演奏」
Marc Johnsonが奥方のEliane Elias(p)に加え、Joe Lovano(ts)、John Scofield(g)、Joey Barron(ds)となかなかに豪華なメンバーで吹き込んだ作品。Johnson、Lovano、Scofieldと言えば、かつてのJohn Scofield Quartetの3/4ということになるが、サウンドは往時のものとは大きく異なる。ここではむしろ淡々と演奏が展開され、ジョンスコ度(あるいはウネウネした感覚と言うべきか)は低い。また、一般にECMというレーベルに期待するサウンドとも異なっているが、静謐な中にも非常に渋い演奏が展開されており、特にLovanoのテナーが落ち着いた印象を強める要因となっている。一聴した限り、非常にクールな感覚のジャズとして演奏の水準はかなり高いと言えるだろう。今は亡きBill Evans Trioの最後のベーシストとして語られることが多くなってしまった感の強いMarc Johnsonであるが、現役のベーシストとして優れた存在であることを証明する一作。
・「似たようなCD、他にもECMから出てた気が。」
~Marc Johnsonのリーダー作だけにもう少しトガった音楽を期待しましたが、遠くで演奏しているような静かなジャズでした。よく言えば透明感や空気感なのでしょうが、この趣向は近年のECMではたくさん出ているので、食い足りなさが残ります。一部には評価の高いJoe~~ Lovanoは効果音にしか聴こえない程度の存在感で、別にLovanoでなくてもいいように感じました。どうも期待が大きかったせいか、不満ばかりで申し訳ありません。しかし、現時点でのトップクラスのメンバーが揃っていますので、Marc Johnsonのファンや現在のジャズの一つのカタチを把握しておきたい方には見逃せない、作家性が高い一作です。~
・「ECM的な静寂にあふれた作品」
ECM的な音が好きな方なら、買って損はないでしょう。夜中に聴くと、なぜか空気が浄化されていくかのような感覚に陥ります。本当に美しい音です。
ただ、ストレートアヘッドなジャズや、派手な音が好きな方はやめた方がいいでしょう。
・「繊細でストイックなピアノ・トリオ」
イギリス出身のピアニスト、ジョン・テイラーは ECMレーベルにおいて、Kenny Wheeler(tp) や Peter Erskine(ds) のアルバムなどで影の立役者として活躍してきたベテランだが、ようやくリーダーアルバムをリリースした。彼のスタイルは Paul Bley のタイム感覚と Evans のリリシズムを継承しているように思えるが、より繊細なタッチと、知的でストイックな表現が特徴的だ。
このアルバムは「禅トリオ」と評されたこともある Peter Erskine Trio に類似してはいるものの、やや親しみやすい。というのも、ベースの Marc Johnson が比較的ストレートなリズムを出しているからだろう。
表題曲"Rosslyn"は、変拍子のアルペジオ的テーマをじりじりと変形させていく神秘的で美しい曲だ。Evans の演奏で知られる"How Deep Is The Ocean"は、思わせぶりなイントロからデフォルメされたテーマへ進み、珍しくドライブ感のあるアドリブを展開してゆく。全編に渡って Marc Johnson のベースが冴えている。
・「間を重視したピアノ・トリオ」
既に発売中のドイツ盤に基づきレビューする。英国人ピアニスト,John Taylor(p)が,Marc Johnson(b),Joey Baron(ds)という,Enrico Pieranunzi(p)が多用するリズム・チームと組んだトリオ・アルバム。このメンバーからBill Evans的な演奏を期待すると,完全に裏切られる。ここではECMレーベルらしいというか,全編,静謐で間を重視した演奏が展開されており,時として現代音楽的なアプローチが多分に感じられるものとなっている。イン・テンポで演奏される曲は少なく,所謂ジャズ的スイング感は殆ど得られないが,Taylorのピアノ・タッチは十分に美しく,ECMレーベルのファンには十分満足できる演奏である。但し,スタンダード曲"How Deep Is the Ocean?"の導入部からして真っ当なアプローチではないので,一般的には好き嫌いが大きく分かれるタイプの音楽である。ECMフリークの評者個人としては4つ星としたが,一般的な感覚で言えば星3つという評価が妥当な線であろう。
・「すばらしいトリップ感」
ピアノ、ダブルベース、ドラムのシンプルな構成ながら、すばらしい音の広がりが楽しめます。録音も優秀で静かなBGMに最適です。
・「静かな求心力、解放される精神。」
冒頭1曲目、Sarah VaughanのPablo盤での名唱でも知られる「Send in the Clowns」に圧倒されます。 全体に揺らぐようなスローなリズムの曲想のアルバムですが、テンションが途切れることなく持続して、それを音楽的な高みにまで昇華しているStensonやJorminの力量が見事。ただ者ではない才能。加えて、今回参加したPaul Motianの変幻自在さ、一歩間違えれば破綻しかねない間合いが素晴らしい。 とはいえ、緊張感を強いる演奏ではなく印象は静音ジャズ。BGMとしても聴ける演奏ですが、メロディラインの美しさだけのスタンダード集でセールスしている近頃の欧州ピアノ・トリオとは次元の違う完成度。音の響きに癒される幻想の世界。
・「瞑想的なバラード集」
チャールズ・ロイドといえば、過去においてはキース・ジャレットを擁したグループでの演奏が広く知られる。隠遁生活を好んでいたロイドは10年ほど前にECMレーベルで復帰した。ECMでの7作目にあたる本作品は、静謐な、内省的、瞑想的な空気に包まれ、ある種の浮遊感のあるバラード集である。ベテラン勢とともに録音した前作、『Voice The Night』で増してきた深みが、鬼才ブラッド・メルドーのピアノと、その相棒ベーシスト、ラリー・グレナディアの参加によって飛躍的に進んだ感がある。本作では、ロイド独特の節回しとコルトレーン節が融合している。選曲に関しては、有名な「Georgia」以外は、古謡やエリントンのナンバーなど、あまり知られていない曲を取り上げている所もいい。
ブラッド・メルドーのピアノも丹念に作られた料理のように、どこから食べてもおいしい。また、ビリー・ヒギンズのドラムのブラッシュ・ワークは、新鮮なレタスのようにシャキシャキして小気味よい。ときおり聞こえる唸り声は彼のものであろうと思われる。ジョン・アバークロンビーのギターソロも数曲で入っているが、全曲で68分という長さの中で、飽きずに聴けるよう彩りを添えている。それぞれ一曲ずつのピアノとのデュオ、ドラムとのデュオもピリッと効くスパイスのようだ。
何度でも聴けるし、聴き込むほどに味が出てくるアルバムとはこのことだろう。
・「余韻を楽しむ、削ぎ落とされた響き」
限界まで削ぎ落とされ、一音とも無駄のない、ピアノとダブルベース、ドラムスの生み出す旋律。透明感に満ちた余韻が漂う、大人のための逸品。饒舌で安易に使い古されたメロディが支配する日常から、非日常の空間へトリップしたい時に。
・「したたるロマンティシズム」
1996録音。パーソネルは Dino Saluzzi(bandoneon),Marc Johnson(b),Jose M.Saluzzi(g)。
バンドネオン奏者であるディノ・サルーシの音楽はピアソラの影響下にあることは疑いないが、より室内楽的な気品に満ちている。ここでは生ギター、ベースとのトリオというJAZZ的なフォーマットを用い、インタープレイを聴かせてくれる。注目すべきはビル・エヴァンス・トリオのベーシスト Marc Johnson の参加であり、そのためか、自作曲以外はほとんど取り上げないサルーシが、エヴァンスの演奏で知られる「How My Heart Sings」を思い入れたっぷりの情感を込めて演奏している。
アルバム全体が、ゆるいタンゴのリズムと静かな曲調に包まれている。バンドネオン独特の哀感あふれる音色と、ホセ・サルーシ(ディノ・サルーシの息子らしい)の柔らかいギターが心地よくマッチし、全曲を通して、ロマンティシズムの雫が滴っているかのように美しい。
静かな夜のひとときを過ごすときに最適の一枚。
・「超オススメ!!!!」
このCDは個人的にはかなりいいと思います。ジャズとインドの古典音楽を上手くモダン風に融合した感じがしかなり気持ちいです。MclaughlinのアコギといいZakirのタブラといい本当に文句無しの内容になっています。インド古典音楽に多い重い感じではなく聴きやすい内容になっていますので初心者にもオススメ。長い間愛聴できる一枚です!
・「About Making Music」
インド古典音楽をご存知の方なら、そうそうたる演奏家がこのアルバムには名を連ねる。Shakti/Remember Shaktiのベースになっていると言えるアルバム。演奏自体のレベルはもちろん高いし、インド音楽ファンのみならず、ジャズ、フージョンファンにはお薦めできる1枚。
・「新しい世界が拡がっていく」
アルバムタイトル曲「Magico」は本当に魔法のような曲だ。ジスモンチのギターによるアルペジオの広がりあるイントロには、目の前に世界が幕開いていくような目覚ましさがある。が、それだけではない。ガルバレクのサックスが加わると同時に、その世界は更に明るく開けた地平に到達する。三人で演奏しているとは思えない音の広がりがもたらす解放感と到達感は、音楽の力の素晴らしさを教えてくれる。
・「只者ではない三人の表情」
1979年6月オスロ、タレント・スタジオで録音。エグベルト・ジスモンチは1947年ブラジル・カルモの生まれ。6才でクラシック・ピアノを始め、19才でナディア・ブーランジュに管弦楽と作曲を学んでいるがギターを始めたのは20才からでなんと独学である。30才の1977年にブラジリアン・ネイティヴの棲むアマゾン熱帯雨林に彼らと一緒に起居を共にする生活を送っている。実はヤン・ガルバレクもサックスは独学である。ジスモンチと同じ1947年生まれの彼は14才の時にジョン・コルトレーンの『ジャイアント・ステップス』を聴いてサックスに目覚めた。ここにアメリカ人のチャーリー・ヘイデンのベースを加えるとどうなるか。まるでマンフレート・アイヒャーが考える化学のような組み合わせである(●^o^●)。それはアイヒャーの予想も超えた素晴らしい結果を生む。何処までも透明感に満ちたアコースティックな空間をソプラノ・サックスとギターとベースという3つのベクトルが浮遊し続ける。素晴らしいアルバムである。特にジスモンチの作曲した標題曲2『Magico』とヘイデンのペンになる3『Silence』が素晴らしい。バーバラ・ヴォユルシュのデザインしたジャケットも素晴らしい。
ジャケット裏の三人の表情は只者ではないことがすぐ分かる。一瞬に生きるミュージシャンの顔そのものだ。(●^o^●)
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