CONSOLERS OF THE LONELY (詳細)
THE RACONTEURS(アーティスト)
「いやはや、トンデモなく楽しくてオドロキのアルバム・・・、脱帽!」「これはスゴイ!ジャック・ホワイトの才能爆発!!」「おぉ!」「サイケデリック・ブルースという慰め物を創造した天才」「今のLed Zepと彼らを比較すると。。」
In Rainbows (詳細)
Radiohead(アーティスト)
「流通盤は音質が良いです」「ソングライティングと歌で勝負」「距離感の変化。」「ずいぶん変わったなぁ。」「沁みる☆」
Echoes, Silence, Patience & Grace (詳細)
Foo Fighters(アーティスト)
「混沌したアメリカの状況を反映したような作品」「ギター音色が心地いい」「God Balance」「捨て曲なし」「攻撃性!」
「何故か一番聞いちゃうんだな」「驚異的なギター」「クイーンの「リボルバー」」「プログレ?たぶん、ヘビーメタル界のプログレ的というのはこのB面」「See What a Fool I've Been」
'Round About Midnight (詳細)
Miles Davis(アーティスト)
「もう一つのマラソンセッション」「マイルスのクインテットの凄さに感動しました!」「マイルスの知名度を一気に上げた傑作」「メジャーならではの手の込んだ音作り」「私のマイルス原点」
・「いやはや、トンデモなく楽しくてオドロキのアルバム・・・、脱帽!」
主要な楽器の音色に60年代後半から70年代前半の香りが目立つようには思うけれど、も〜とトラッドな顔もひょいひょい出てくる。しかし、メロディーラインやアレンジはオリジナリティーにあふれ、聴く方は意表を突かれてばかり。
演奏技術は極めて高い。Dsはジャストと後乗りをキッチリたたきわけ、“ブリブリ”Bとのコンビネーションは(同じバンドだっていうから、当たり前だけど)バツグン。ファズ全開でワウまでかますぶっといクラビネットにこれまた太い音色のOr、酒場っぽいPはホント泣けてくるし、Gは見事なまでに変幻自在でオルタナ、ブルース、トラッドなどが自然に同居。たとえば5「The Switch and the Spur」、マリアッチ風のラッパがGとリフユニゾンして、これがキマってしまうなんて・・・、こんなバンド初めて。そしてなによりVoの魅力的なことったら、ないね。ラスト14の「CarolinaDrama」、ゼッタイ難しいよこれ、歌うの。それを軽くこなしてしまうのは、ジャックでしょうか、技術以上にその歌心に感動・・・。
共作のブレンダンと二人、その才能には脱帽するばかりです。とにかく、ロック好きならすぐ買ってみましょう。体験しないとわかんないですよ、この楽しさとオドロキは。
・「これはスゴイ!ジャック・ホワイトの才能爆発!!」
ホワイトストライプスのジャック・ホワイトと、USインディシーン屈指のメロディメイカー、ブレンダン・ベンソンを中心とした4人組バンド・ラカンターズのセカンド。いやはや、これは参った、凄すぎだよ!
ストリングスやホーンにピアノ・オルガンといった様々な音を重ね合わせたバラエティかつオリジナリティ豊かな楽曲には、各楽器の音色に60〜70年代の古き良き“クラシック・ロック“の香りを漂わせつつ、特にギターソロに顕著なように、現在進行形というか、最先端のオルタナ・ロックの煌き・閃きも兼ね備えており、まさにお見事の一言。一聴するとキャッチャーなメロディのようでいて、実はかなり複雑な、一筋縄ではいかない構成の楽曲ばかりなのに、それを感じさせない確かな演奏力も素晴らしい。
御大J・ペイジをして「現代最高の天才!」とまで言わしめたジャックの才能がここに爆発したね。きっとツェッペリンが目指した“ロックの未来”を、ジャックが今、引き継いで、僕らを夢の桃源郷に誘っているようだ。いやいや、もはやツェッペリンを引き合いに出すまでもないね。ストライプス同様、今後も目が離せなくなったなぁ。
・「おぉ!」
どうも控えめな印象が拭い切れなかった1stに比べ、自分たちの色というか音を掴んだみたいにはじけ始めた2ndアルバムです。
The White Stripesでロックの再構築をしているなら、The Raconteursは既存ロックの再解釈をしているように感じます。
個人的にはこっちのバンドの方が好きかな?早くも新作が待ち遠しいです(^^)
・「サイケデリック・ブルースという慰め物を創造した天才」
CDのインナーを開くと
メンバーがディズニーランド・パレードのなような山車に乗って登場し、横には「寂しがり屋の慰め物」の垂れ幕。
これだけで既に倒錯した音作りへの期待が高まるが、結果はお見事。「サイケデリック・ブルース」の極みである。
W・Sと比較されることは覚悟の上だと思うが、こうやってしっかりベースがリズムセクションを支えている方が、タメが強調されて良いナ。
1曲目のタイトル曲「Consoler of the Lonely」
のブルースロック風からファーストカットシングル曲の「Salute Your Solution」、そしてJazz&Bluesの佳作「You Don't Understand Me」こんな豪勢な出だしにして息切れしないかJack。。。、と思わず心配になるが「Hold up」、「Attention」とそのボルテージはむしろ上がりっぱなしである。
そしてラスト曲「Carolina Drama」でこのサイケブルースの傑作アルバムは大爆発してしまった。
ミルクの飛び散る崩れかけた床とそこに倒れた伝道師の父。あなたの父さんは何年も私たちのためにお金を送ってくれてたと、ボーイフレンドの横で泣き崩れる母。
Jack Whiteが何故Gillisという自らの本姓でなくMeg Whiteの姓を名乗るのかそんなことを考えながら
この天才の、孤独の深淵の中で漆黒に佇む想像力の無限さを思い知った、
怪作にして傑作。
・「今のLed Zepと彼らを比較すると。。」
Led Zepの再結成が話題を呼びましたが、今のLed ZepとこのRaconteursのライブどちらを見に行くと究極の選択を迫られた場合、僕はRaconteuresを選びます。一曲目なんて、Led Zepの前世紀のリフに匹敵するリフに引っ張られる素晴らしい曲ですし、その他も良い! また、本家?のWhite Stripesよりも僕はこっちのほうが断然好きです。
・「流通盤は音質が良いです」
前作から4年ぶりにリリースされた、レディオヘッドの通算7枚目のアルバム。既にダウンロードでリリースされていましたが、今回の流通盤はやはり音質がいいと思います。
サウンドは前作と似たような感じです(エレクトロニカな曲は#1の『15 Step』くらいでした)。曲は後半部分に盛り上がるものが多く、特に#5の『All I Need』は心に熱いものが込み上げます。全体的に美しい曲が多いのですが、#2や#9がキレ曲で、バランスが取れていると思います。
本作はとにかく一つ一つの曲が洗練されており、全10曲をすんなり聴くことができました。名盤です。
・「ソングライティングと歌で勝負」
4年ぶりの7THアルバム。ダウンロードやらなにやらでやたら周辺が騒がしかったですが、今回はホステス・レーベル経由で発売となりました。
4年も経てば、シーンもがらっと変わるわけでアークティックが筆頭の若手バンド勢やクラクソンズやLCD、SMDが牽引するニューレイブ/ダンス勢など以前と景色は様変わり。
シンプルさやキャッチーさ、リアルさが求められる現在のシーンではレディオヘッドの音楽はむしろ真逆の存在でしょう。しかし、そんな中でも彼らのスタンスは特に変わらず、唯我独尊。
サウンド的にはリードトラックの15ステップにグライムのリズムが使われてるぐらいでむしろ全体的に楽曲や歌で勝負している印象です。特にボディスナッチャーのようにベンズっぽいギターロックが聞かれたのはびっくり。
ストリングスも効果的に使われていて、以前のようにサウンドの斬新性やテクスチャーを主眼においてはいません。もちろん音数自体はかなり多いんですが、メロディや歌はかなり聞きやすいです。レディオヘッドを敬遠していたリスナーにも勧めやすいアルバムだと思います。
総括としてはベンズの頃のギターロックを軸にダブステップやらポストロック経過後のサウンドを融合させた感じです。なんというかシンプルに聞こえるけど、実はかなり凝ってるというかそんなアルバムです。
ギターロックの方法論を最大限に生かした傑作だと思います。
・「距離感の変化。」
Thom Yorkeのソロキャリアの影響がどれほど新作に出てくるのかと身構えたのですが、それはほとんどありません。このIn Rainbowsは今までのRadioheadの作品とは全く異なる質感を持つアルバムになっています。OK ComputerやKid Aに見られた内省的で、内側を掘り下げて作ったような曲は減っています。機械的な要素も減り、より生音を重視したというかオーガニックなサウンドプロダクションに傾倒しております。リードトラックの"15 Step"はKid-Aに入っていても可笑しくは無いドラムが印象的。90年代の彼らの活動からは想像出来ないほど穏やかでストリングスアレンジがいい"Nude"や"House of Cards"は、それまでRadioheadを生理的に受け付けなかった音楽ファンにもアプローチできそう。シンセ、ピアノ、グロッケンシュピールが柔軟に曲の中に織り込まれていることで、聴き易くもなっています。それまでのRadioheadが好きな人(特にOK ComputerやKid A)には好き嫌いが分かれそうですが、U2などが好きで尚且つこれまでのRadioheadはどうも入り込み辛かったという人にはこのアルバムは転換点になるかもしれません。
・「ずいぶん変わったなぁ。」
これまでのレディオヘッドのアルバムは、「あぁ今からレディヘッド聴くんだ」と、気構え
をしてというか、肩肘を張って聴かなければいけない、それでなければ一枚聴き通せないよう
な緊張感、そしてなんとも表現しがたい彼らの音楽特有の陰鬱さがあった。焦燥感、強迫観
念、神経症的世界観・・・。(逆に言えばそれらを秀逸に表現できていたからこそ彼らは「特
別」だった。)ときにレディオヘッドの音楽にあんまり深く入り込みすぎて、つらくなって耳
を覆いたくなるような瞬間もあった。
それでもそんな音楽を、僕が何年も飽きもせず聴き続けたのは、そのなかに日常生活で溜まる
どうしようもないフラストレーションの解放を感じ、自分の素の感情を世間に向けて激しくぶ
つける様に歌うトムヨークに単純に共感を覚えたからだ。それはたぶん、他の多くの熱心なレ
ディオヘッドファンにも言える事なんじゃないかと思う。
だから「イン・レインボウズ」を聴いて僕はかなり動揺した。これまでの「レディオヘッド的要
素」が全く無いとはいわないまでも、ずいぶんと薄まっていると感じたからだ。脳内に突き刺さ
るような衝撃がなくなった代わりに、耳にすんなり抵抗無く入ってくる。優しく、やわらかく
なり、気付いたらアルバム一枚聞きとおしている。が、決して浅くはなくむしろ聞き込むほど
に深みが増してゆくように感じる。
そのあたりの変化を肯定的に捉えるか否定的に捉えるかでこのアルバムに対する評価は変わっ
てくるだろう。こんなのレディオヘッドじゃないと思う人もいるだろう。
でも僕は好きだ。改めてレディオヘッドのファンでいてよかったと思う。
・「沁みる☆」
レディオヘッドから連想してしまうような衝撃性はないんですが、決して音楽として薄っぺらになってしまったわけではなく、丁寧・綿密に築かれた心に沁み入る音楽だと思います。ただ聴き入りやすいだけではなく、本当に深くから納得させてくれるような心地良さを感じました。
歌も音も構成も、当てはまるところに当てはまっているようにナチュラルかつシンプル、気張って聴く必要もなく疲れず、また何度もリピートしたくなります。優しく温かく自分の中に浸透してくるようでした。
一方で、求めるものによって物足りないという人もいるのもわかる気がします。新しさや驚きをフューチャーされたものはなく、深いと言っても内へ内へ引きずり込むような種のものではありません。攻撃的でもないです。
ただそこを切り離して見れば、本当にいい作品だと思います。過不足を感じさせないひとつのまとまりで、美しくも儚くて、個人的には想像以上の一枚になりました。長く、いつでも聴けそうです。とても満足しています。
●Echoes, Silence, Patience & Grace
・「混沌したアメリカの状況を反映したような作品」
ここ数年、アコースティック・サウンドへの接近やアメリカという側面へのシフトが強かったフーファイターズ。今作はそうした意味での総決算になるような作風に仕上がっている。先行シングルになったプリテンダースは強弱法を使ったフーファイ印のロックナンバー。アメリカン・ロックの太さと湿ったメロディががっしり組み合った楽曲だ。
歌詞もさらにあらゆることを想起させる内容になっている。プリテンダースとは「わかったふり、しらないふりをする」という意味があるが、これは現在のアメリカの状況を反映しているようにも取れなくもない。王道を行く彼らだからこそ、ギミックなしで勝負するという姿勢がありありと見える。
現在のアメリカのロックシーンはなんたらエモというようなティーンズ・ロックモデストマウスやスプーンのようなUSインディロックそしてブライトアイズのような新世代型SSWの3勢力に分かれているわけだがフーファイターズはそのどこにも従属せず、ただひたすら自分の音だけを鳴らしている。今回の粗く、アメリカーナ的な作風もそうした孤高さゆえに生まれたものかもしれない。個人的には昨年のパールジャムの傑作アルバムを思わせる唯我独尊さである。
この混沌とした状況だからこそ彼らの王道をいくロックンロールが重要になる。周りの状況に目も振らず、デイブ・グロールが自分と向き合った作品である。
・「ギター音色が心地いい」
今作は、ラウドな曲からスローテンポのバラード、ミドルテンポのポップな曲がバランス良く散りばめてあります。M1は、ギター→ボーカル→ドラムと繋がってフー・ファイターズ節に至ります。M2のアルペジオギターとボーカルの絡みからドラムそして徐々にラウドへと展開して行く正に真骨頂です。M6のギターから始まるスローでアコースティックな曲は美しい。
・「God Balance」
アルバム全体を通したバランスが素晴らしいと思います。1曲1曲が大事に作られている感じがして聞き応えがあります。夢中で聞き惚れて、12曲があっという間に終わってしまいます。キャッチー過ぎる、セールスを狙った路線に脱線せず、これからも彼等の音を鳴らして欲しいです。個人的には神の域と言っても過言ではないです。
・「捨て曲なし」
Foo Fighters通算6枚目のアルバム。近年アコースティック作品に力を入れてきた事が経験として生かされているなと感じられる作品になっている。とはいえ、いつものフーファイロックサウンドも聴かせてくれるので、非常に満足。ラストのHomeでは、ピアノやストリングスを導入しているところにも注目。一曲として捨て曲がなく、気がつけば全12曲を聞き終わっているという感じ。ロックアルバムとしては今年で一番かも。
・「攻撃性!」
シングルのザプリデンターを聞きました。
なんて攻撃性のあるロックなんだ!!
と言うわけで期待をこめて★5で
・「何故か一番聞いちゃうんだな」
数あるクイーンのアルバムの中でも、日本のファンには一番人気があるんじゃないでしょうか。私も、一番聞いてます。これのsideブラック。フレディの美意識がプンプンしてきて、最高です。完璧な「オペラ座」に至る前の、この2ndと3rdは自分たちのやりたいことを、目いっぱいやっている、この勢いがゾクゾクさせられます。
・「驚異的なギター」
ホワイトサイド/ブラックサイドそれぞれにおける世界観の素晴らしさは皆さんのかいている通りですが、特にブライアンのギターが非常に素晴らしい作品でもあります、クイーンの最高傑作を選ぶのは難しいのですが、ギタープレイに関してだけ言えば間違いなくこの作品が最高傑作ではないかとレッドスペシャルの幅広い音を生かした音には衝撃を受けます・・・特にギターをやっている人なら間違えなく学ぶ所があるでしょうさすがに"nobody played synthesizer"とわざわざ書いてあるだけのことはあります
・「クイーンの「リボルバー」」
最近ベスト続きのクイーンだが、アルバム(作品)としての完成度はこちらが上。私なら一連のベスト4枚よりデビューアルバムからオペラ座の夜までの4枚をとりあえず買う。
・「プログレ?たぶん、ヘビーメタル界のプログレ的というのはこのB面」
クイーンといえば、「オペラ座の夜」までという人は少なくない。何故ならそこまでのクイーンはやりたい事を片っ端からやっている勢いがあり、後はこなれてきていてクオリティーは高いけど、ファンとして燃えきれないかもしれない。そんな時期の一番実験的なアルバムと言えるのではないでしょうか?
ホワイトサイドとブラックサイドで分けられたアルバムはホワイトサイドにBrian May、ブラックサイドにFreddie Mercuryとそれぞれが主導権を握り制作。ホワイトサイドの聴きどころは名曲Father To SonとWhite Queenだ。特にFather To SonはBrian Mayの純粋さが現れた曲。(この人ギタリストなのにほのぼのソングが多い。)対してブラックサイドは圧倒だ。Orge Battleは一番ヘビーメタル的でそっち系のリスナーにアピールするだろう。切れ目無く続くThe Fairy Feller's Master-Strokeの疾走感は快感だ。The March Of The Black Queenはこの時期のクイーンの魅力を余す事なく表しているのではないでしょうか?ヒットシングルのSeven Seas Of Rhyeはおまけで本来、ここに入れるべきではなかったかもしれないが、邪魔にはならない。
いつも思うのがRoger Taylorの貢献度。彼のボーカルがクイーンを特別にしていると言ったら言いすぎでしょうか?The March Of The Black Queenでの彼のボーカルはカッコよすぎ。
・「See What a Fool I've Been」
既にUK盤を持っていたのでちょっと悩みましたが、「See What a Fool I've Been」というボーナストラックが聴きたくて、US盤も買いました。いい曲です!気に入りました。歌詞カードに無い言葉も、フレディの口からガンガン流れ出てきて楽しいです(楽しい内容じゃないですが)。そういう所からも、「本当に歌うまい人だよなぁ」と、改めて感心しました。後の二曲のボーナスは…何で入れたのか疑問が残りました。「See What~」だけでもう充分お得な感じがしましたよ。本編「QueenⅡ」の素晴らしさは言うまでもありません。大好きなアルバムです。
・「もう一つのマラソンセッション」
この時期のマイルスといえばプレスティジのマラソンセッションとして有名な4部作があるが、同時期のCBSにおける代表作。とりわけ標題曲であるセロニアス・モンクのRound About Midnight はビ・バップ時代からの名曲だが、ノン・ビブラートによるクールなミュート・トランペットでこれほどモダンに再生したのは、マイルスのセンスのよさ以外の何者でもない。コルトレーンというほとんど無名に近かったテナー・サックスをフイーチャーし、ガーランド、チェンバース、フィーリー・ジョーという黄金のリズム隊によるオリジナル・クインテットは50年代後半のモダン・ジャズシーンのベーシックを確立する。All of You、Bye Bye Blackbird、Dear Old Stockholm といった歌ものやバラードのロマンティックな選曲とジャケットのモノトーンかっこよさは50年代ジャズの醍醐味を伝えてくれる。
・「マイルスのクインテットの凄さに感動しました!」
マイルスのアルバムですが、他のメンバーも凄い演奏です。この5人がそれぞれ素晴らしい演奏をしたことによってこのアルバムは生まれました。「Round Midnight」の印象が強いのでしっとりしたアルバムと思う方もいるかもしれませんが、曲調はバラエティーに富んでおり飽きることなく、ある意味発見や驚き、感動しながら
最後の曲まで一気に聴くことが出来ますよ!聴いて「得したな」と素直に思えるお奨めの一枚です。
・「マイルスの知名度を一気に上げた傑作」
1956年に発表したマイルスのアルバムです。1曲目はセロニアス・モンクの曲を「マイルスの知恵袋」とも呼ばれたギル・エヴァンスがアレンジしたものです。あとはチャーリー・パーカーの「アー・リュー・チャ」など良質な楽曲が次々と飛び出してきて、これ以上ない満足感と陶酔感を得られる作品です。ジャズ通の方から、ジャズを聴いてみようかなって方まで誰にでもお勧めです^^
・「メジャーならではの手の込んだ音作り」
マイルスデイビスのCBSからのデビューを飾った本作のサウンドプロダクションは、あのプレステージ時代のマイルスとはだいぶ違っている。「せーの」で録音していたプレステージでの、おおらかでライブのようなドライブ感あふれるテイストは失われている。だが、細かな処まで十分神経の行き届いた演出がされていて、この時期のマイルスを見事に演出していて感心する。名プロデューサージョージアバキャンの手腕だろう。全曲とても良くできたハードバップを代表する作品集と言える。10数年前にリリースされたColumbia Jazz Masterpieces シリーズでの本作はテオマセロによってデジタルリマスターされていて、ラウンドミッドナイトでのマイルスのミュートトランペットの音にかなり強いエコーがかかっていて他のものとは音が違うので要注意だ。
・「私のマイルス原点」
●今から17年程前、私が初めて買ったマイルスのアルバムがこれです。当時、何となくジャズに興味を持ち始めて、「何かイイCDないかなぁ」と適当に選んだ1枚がこれでした。その後、ジャズのCDをたくさん購入してきましたが、どういう訳かマイルス以外のアーティストは次第に飽きてきて、結局、大半のCDをディスクユニオン等の中古屋へ売ってしまいました。現在マイルスのCDだけが私の手元に残っています(公式盤・ブート盤合わせて200タイトル以上はあると思う)。
●一昨年前の夏、このアルバムのLegacy Editionを購入しました。このアルバムの買い換えはこれが4度目でした。改めて聴きながら思ったことは、どの時代のマイルスも本当カッコいい、ということです。大袈裟な言い方ですが、ある種の美学をマイルスから教わった私であります。
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