Nuvol I Cadira (詳細)
Animals on Wheels(アーティスト)
The Taste of Rain...Why Kneel (詳細)
Deep Puddle Dynamics(アーティスト)
「めちゃめちゃいい!!」
Cold House (詳細)
Hood(アーティスト)
「Cold House!」「寒い」「冷気。」
Personal Journals (詳細)
Sage Francis(アーティスト)
Everywhere and Right Here (詳細)
The Six Parts Seven(アーティスト)
「音が流れ行くインスト・ポスト・ロック」
One Day I'll Be on Time (詳細)
The Album Leaf(アーティスト)
「素敵名盤」「やっぱアコギは瑞々しいね」「溶け込む音」「遠くの情景の音楽。」「子守唄に似た、又は包まれている感覚」
The Campfire Headphase (詳細)
Boards of Canada(アーティスト)
「空気パック」「とろけそうな名盤チルアウト」「これ素晴らしいよ。」「一つの極点」「サイケデリアの回廊」
Ussr Repetoire (Theory of Verticality) (詳細)
DJ Vadim(アーティスト)
「Big up Vadim」
Exitos Y Mas Exitos (Edici?N De Lujo) (詳細)
Of Mexican Descent(アーティスト)
「良い感じだと思います。」「「買い」だと思いますよ?」
Organized Konfusion (詳細)
Organized Konfusion(アーティスト)
「歴史的な」
The Cold Vein (詳細)
Cannibal Ox(アーティスト)
「マスターピース」
To Whom It May Concern... (詳細)
Freestyle Fellowship(アーティスト)
「We must know underground history..」
The Blues and the Abstract Truth (詳細)
Oliver Nelson(アーティスト)
「ブルースって奥が深いですね。」「この1曲のためにこのアルバムを買っても損はない名曲」
The Sinking of the Titanic/Jesus's Blood Never Failed Me Yet (詳細)
Gavin Bryars(作曲)
「やはりこのアルバムが原点」「カスタマーレビュー」
Everything was Beautiful… (詳細)
Andrew Coleman(アーティスト)
Loop-Finding-Jazz-Records (詳細)
Jan Jelinek(アーティスト)
「天才とは」「バランス、トーン」
Transatlanticism (詳細)
Death Cab for Cutie(アーティスト)
「あったかアルバム。」「さりげないのに引き込まれる、傑作インディPOP!」「2003年エモの傑作」「間違いない選択をしよう」
Begin (詳細)
The Millennium(アーティスト)
「奇跡的な7人のクリエーターたち!!」「ソフトプログレ」「ふんわり、幸せ」「ロック、ポップスのたどり着いた一つの頂点」「奇跡的な名盤」
Here/There (詳細)
Iso 68(アーティスト)
After the Gold Rush (詳細)
Neil Young(アーティスト)
「「黄金時代の夢の後」」「美しい音楽とはこういう事。」「10年後はどんな気持ちで聴くのかな。」「落ち込んだ時に・・・聴いて欲しい」「ニール・ヤングの最高傑作!」
The Soft Bulletin (詳細)
The Flaming Lips(アーティスト)
「理屈抜きに感動できる作品。」「電子の賛美歌」「美しい。」「言葉では言い表しにくいほどに・・・」「あの夏の思い出」
Loveless (詳細)
My Bloody Valentine(アーティスト)
「参考までに。」「愛無き世界…」「少しマニアックな比較」「崇拝してしまう。」「'91リリース...」
Ambient 1: Music for Airports (詳細)
Brian Eno(作曲), Robert Wyatt(Piano), Christa Fast(Vocals), Christine Gomez(Vocals), Inge Zeininger(Vocals)
「アンビエント音楽の傑作。」「インテリア・ミュージック?」「聞き込んでもいいの」「音を環境のためにデザインし配置するという発想」「2/1!」
Dreams (詳細)
Gabor Szabo(アーティスト)
不思議な人 (詳細)
ふれあい(アーティスト), 大久保理(その他), 川野淳一郎(その他), salt&time Sun(その他), 石上智明(その他), 間瀬憲治(その他)
「異色ユニット」
● 漆黒
● background music♪ in my room
● 真夜中に聴く音楽
● 好き好き愛してる
● my best
● 鬱ロック
● もぐもぐ
● qqqqqq
● かーと仕様
●The Taste of Rain...Why Kneel
・「めちゃめちゃいい!!」
伝説のアルバム。このアルバムでアチコンが始まったというアルバム。このグループは二度と再開しないだろうが。これで俺は満足している。このグループのメンバーは:Sole,DoseOne,alias and Slug(Atmosphere) 知らなかった?これはおすすめ!! 本人らはこのアルバム好きじゃないらしけど俺はこれは最高だと思う。
・「Cold House!」
ジャケ写やタイトル通り、サウンドの方もCoolな感触で貫かれています。前作「Cycle of ~」(傑作!)よりメジャーっぽい音で、幾分Popに聴こえます。(デジタルっぽい録音とスローコアだった前作よりテンポがあるせいか…?)叙情性とグリッチ(接触不良音)がリズムに溶け込んだその世界は唯一無比。意外に「Autechre」みたいなテクノのファンにも受け入れられるのでは?ファニー(失礼!)なライムを刻むdoseとwhy?にも注目!
・「寒い」
フォークの要素が入った北欧エレクトロニカ。とにかく生楽器と電子音の感触が冷たい。リズムを刻むノイズに不思議な世界を演出する弦楽器達。エレクトロニカと言いきってしまったが、歌モノがメイン。僕はこのアルバムしか知らないけど、元はバンドだったみたいだ。遥か彼方まで鳴り響くような、散りばめられた音達は必聴。
オウテカやボーズ・オブ・カナダはどんどん有名になっていくのに、この人達が一向に日の目を見ないのは何故だろう。彼らと同じくらい素晴らしい音楽なのに。
・「冷気。」
イングランドはリーズ出身のスローコアバンド、hoodの通産5th album。 シカゴのaestheticsからは17枚目のリリース。
その場の空気を凍らしてしまうような、冷やっこい雰囲気を醸し出しつつ、前作に比べて歌が多く入っているので、少しpopです。 イングランドの湿っぽくて冷たい冬の朝焼けを想像させる、叙情的でセンチメンタルな一枚。 とにかくひたすら耽美です。
folkyなギタアルペジオに加えて、効果的にリバーブやディレイのかけられた幻想的なドラミング、打ち込みも多様に使われていて、デジタルとアナログの融合が綺麗に行われています。 その上hiphopのエッセンスも注がれて、唯一無二なサウンドが繰り広げられています。
とはいえやはりエレクトロニカのにおいが強いでしょうか。 お気に入りはm-1,4,5,7,10。
・「音が流れ行くインスト・ポスト・ロック」
大勢のキリンのなかで牙を剥く蛇の絵本のようなジャケット。どうしてこういうカバーアートにしたのか全く理解できない。というのも、内容があまりにすばらしいからだ。
流麗なギターがリードしていく流れるようなインスト・サウンドがとにかく気持ちがいい。
繊細に重なり合うギター・フレーズは透明感があり、清涼感がある。
Tristezaを思わせる叙情性、ローズピアノ、ラップスチール、ヴィヴラフォンなどと響き合う広がりのある空間性にしなやかな感性を感じる。
メロウでロマンティック。心に淡く溶けていく全8曲44分。
米オハイオのインスト・ポスト・ロック。美しく癒される4thアルバム。くどいようだが、ジャケットが良ければと悔やまれてならない傑作。
・「素敵名盤」
ピコピコしてたりアコースティックだったり、な全編インストなアルバムです。
これを聞きながら外を散歩すると、もう世界が変わります・・・。このアルバムの曲と風景が同化しているような錯覚に陥りさえします。しかもとっても心地よくて・・・。懐かしいような、なんとも温かいような・・。とっても素晴らしいアルバムです。
この作品は殿堂入りです!
・「やっぱアコギは瑞々しいね」
とっても体の力を抜いて聴けるアルバムですね。初めて聴いたとき、アコギの音色にうっとりしました。生音の美しさをしっかり出したエレクトロニカって感じかな?トリステザ解散してもこんな音源だしてくれるなら、納得です。
・「溶け込む音」
スルメのようなアルバムで、一聴しただけではその魅力はわかりづらいかもしれませんが、何度も聴いていると日常の一部になるような、いい意味で麻薬のような音楽。電子音楽に偏見を抱いている方には是非聴いてほしいです。やすらぎますよ。
・「遠くの情景の音楽。」
tristezaのフロントマンであるjimmy lavalleのソロプロジェクトによる2nd album。 リリースはtiger styleから11枚目かな。
前作からはかなり激しさは減って、今作はかなり落ち着いて幻想的。じわじわと日常に溶け込んで夢と現実の境を曖昧にして、どこか感覚だけ遠のいてしまうような陶酔感を覚えます。 これだけ少ない音数でもふんわり且つしっかりとした空気感があって、時間がとてもゆったり流れていくような雰囲気は読書をしたり寝ながら聴くのにはとてもイイのではないでしょうか。
音の感覚としては生音主体のelectronica / instrumental post rockといった感じで、ミニマルな電子音を基盤に生音の弦楽器や鍵盤楽器が叙情的な旋律と和音に包み込まれてしまう感じ。 低音〜中音の響きが心地良いのです。サンプリングにも野外の音や男性同士の会話などが使われていて、聴覚から視覚にまで影響を及ぼし、映画の一風景さえ見えてしまいそうな感じ。
アルバム全体をとおしてフラットなのが、ヒトによっては飽きるかも。
・「子守唄に似た、又は包まれている感覚」
ポストロックの代表格バンド、トリステザの中心人物が作った2ndソロアルバム。
柔らかに流れるギターとピアノの調べに低音の持続音が混じった時に訪れる幸福感。一曲目の「gust of...」が素晴らしい。その後に続く曲の音を無意識に感じ取ってしまう。
シンプルな楽器構成による音作りはある意味ミニマルで作り手の意思が伝わってくる様でもある。
インストアルバムならではの、終わりのないループ感。
このアルバムに、目覚めはあるのだろうか。
・「空気パック」
1stでは日の出が見える高山地域からの牧歌的エレクトロニカを、2ndはアナログシンセで宇宙っぽいシーケンスを打ち出していたとすれば、今作は山の麓の村に戻ってきてくれた感じだ。生音のフレーズが増えたことによってジャーマンロック、ハルモニアやカンなどの70年代の音質により近づいたと思う。聴いたことのあるような(気にさせる)メロディーを紡ぎだす才能は健在だった。イギリス、アメリカ、日本それぞれに文化的な差異があるはずなのに、BOCはそれぞれのノスタルジアへと送ってくれる。凄まじいことだ。
・「とろけそうな名盤チルアウト」
前作ジオガディよりも、アルバム全体の統一感があり、シンセサイザーの使い方は過去のTwoismやMusic has the right to childrenの雰囲気寄りのサウンドになっています。あえて難をいえば曲のバラエティは多彩ではありませんが個人的には定番チルアウトものとして長く付き合っていけそうなまったり広がるサウンドは前作ジオガディより好みです。
また今作で大きく変化している気がするのはギター素材が全編に渡って大きくフィーチャーされていることです。かといってよく比較される、My Bloody Valentineのような壮大でしびれるディストーションサウンドとかではなく、さわやかで空間をさりげなく演出しコード感を強調するような紛れもないBoards of Canadaの音といえるのではないでしょうか。
それと不思議なサンプル素材達はどこで見つけてくるのか、どのような音処理をしているのか、ざらついたダークな存在感がとても気持ちよく、これらも隠れた彼らの個性となっています。
Boards of Canadaは多くのリミックスワークをこなして、良作がとても多いのですが、興味のある方はclouddead(クラウデッド)のdead dogs twoのリミックスを聞いてみてください。これも必聴です。
・「これ素晴らしいよ。」
自分は、海から海面に上がってゆく夢を見ているようなイメージを連想しました。友人は小学校の時高尾山からみた朝焼けを思い出したそうです。このジャンル、作風が似てしまうのは仕方がないことですがBOCは似て非なるもの。このゆらゆら感はちょっと独特です。水の膜を通して過去を覗いているような。それぞれのトラックがみなさんの人生のメインテーマになること請け合いです。いや素晴らしい。
・「一つの極点」
なんというか、この人達の音楽は、文章化するのが難しい。歴史的な話をすると、Aphex twinがDrukqsで取り入れて、square pusherなどが発展させてきた、エレクトリニカにオーガニックな音を入れていくという手法がある。その手法を彼らなりのサウンドに合わせる事ができた、一つの極点になるだろう。
なんか、今までのボーズの音って、どこか子供のころに聞いた懐かしさとか、切なさとか、日常からはみ出た音が淡々と鳴っているっていう感じがあった。で、もちろんその音はこのアルバムでも鳴っている。このアルバムはもう少しエモーショナルな感じがする。1曲のなかで、だんだんと盛り上がってきて、気がつくとまた静寂に戻るという繰り返しを10数回繰り返す。あくまで、そこまで激しい盛り上がりはなく、実に微少な変化を繰り返しながら、盛り上がっていく。その感じがここちいいのです。
・「サイケデリアの回廊」
英スコットランド・エジンバラ出身のマイク・サンディソン、マーカス・イオンによるデュオ・ユニット、エレクトロニカ・シーンの最重要ユニットであるボーズ・オブ・カナダの3rd。
前作『Geogaddi』以来3年半ぶりとなる待望の新作。
本作では、生楽器が多く使用されている。だが、ヴィンテージ風の音にするために何ヶ月もの長い時間をかけたという。サンプリングではなく生演奏した音を古風で美しいものに加工していくという職人的なアプローチ。
歪んだギター、ドラム、パーカッション…アナログ感を大切にした音たちの感触は、ぬくもりを持ちその変化するテクスチャーはまるでつづれ織りのようだ。
彼らの言う「ポップ・アルバムが太陽に20年さらされた感じ」を見事に表現した素晴らしい音とアートワーク。
浅瀬の水中から太陽を見る波間、光と交錯して揺れる浮遊感と褪せた空気の織りなす曇りガラスの残像。
すべての音が微妙に揺れ蒼く淡い思い出が遠くから幻のようにやってくる。
記憶が脈打ち心を巡る記録も輪廻する。
儚く揺れながら、切なさに胸を熱くし幻想の彼方へ描く螺旋。
時間・空間をたゆたうデジャヴ。
サイケデリアの回廊を巡る目眩のするようなマインド・トリップ。
やはり、彼らは唯一無二の存在だ。
●Ussr Repetoire (Theory of Verticality)
・「Big up Vadim」
ロシア出身、イギリス在住、ニンジャチューンの三番バッター「DJ VADIM」インストヒップホップへのこだわりは、クラッシュやカムに並ぶ。彼の音作りへの姿勢は、まさに職人!曲の中には斬新なアイデアがぎっしり詰まっています。ネクストレベルのヒップホップを聴きたい人はぜひ!!
●Exitos Y Mas Exitos (Edici?N De Lujo)
・「良い感じだと思います。」
良い感じだと思います。
・「「買い」だと思いますよ?」
西海岸産アングラ・ヒップホップ好き/興味があるなら、買って損しない(ボリューム的にはEPかも知れませんが)アルバム。ぼくが持ってるのはCD-Rなので、買い直そうと思ってます。
「Money Is Meaningless」は名曲。2Mex好きなら絶対買って損ナシ!
・「歴史的な」
フィアロモンチとプリンスポエトリーのユニット、O.K.。セールス的に恵まれず一般的には日の目を見なかった彼らですが、残した作品はどれもクラシックと言えるものばかり。なかでもこの1stはHIPHOPの歴史に輝く一枚。ネタのセンスはデラ以降の何でもアリ感覚ですが、プリンスポールより洗練されたオールド~ミドルな使い方。またそれが斬新なんです。2人のDOPEなフロウ、特にフィアロモンチのラップ(彼のソロアルバムも必聴)はカッコよすぎ。
・「マスターピース」
マイクラシックIRON GALAXYだけでも昇天もの。DEF JUXからの傑作。このアルバムはもろEL-Pだ。要するにプロダクションが全体の色になってるわけでEL-P好きは大満足な出来。まぁトラックは自分の耳で確かめてくれ。
とにかくおれはこいつらのRAPすげーDOPEだと思う。この作品が傑作になった理由はこのRAPにあるんだ。正にハードコア。勘違いしているカッコだけ野朗は自分を見直せよ、これ聴いて。なんて言うんだろうかとにかく格が全然違うんだよ。HIPHOPに貪欲というかなんというか.....これが真のまじりっけないHIPHOPだって感じの。EL-Pのサウンドにここまでマッチする奴はいるのかってぐらい芯の太い野郎なんだよ。永遠の傑作。あとHIPHOPわかってねぇーやつは聴くなよ。
・「We must know underground history..」
ウエストコーストの重鎮にして多くのプロパーに影響を与えるフリースタイルフェロウシップの1stアルバム。このアルバムによって彼等はヒップホップの歴史に名を刻んだ..幾度と無く再発されているところを見るといかにシーンでこのアルバムが重要な意味を持つのかが見えてくるよな気がします。(そういえばREMIXアルバムもでてました。)91年にしてこの完成度...脅威!まだメンバーのマイクリレーはそんなにないのが残念ですが、アルバム冒頭から飛ばしまくるACEYALONEや、当時から変態ぶりを炸裂させているMIKAH 9にどこまでも煙たいP.E.A.C.E,一曲のみの登場ながら余裕のフロウをぶちまけるSelf jupiter...はやくも貫禄さえうかがえるかのようです。
West corstの重鎮Swayも言っていましたが彼等の登場は驚きと賞賛を持って迎えられ、そのスタイルはそれまでのどのラッパーとも違うものだった、というのもこのアルバムは証明してしまっているでしょう。彼等を支えるJ.sumbi等によるバックトラックも申し分なく、未だにヒップホップの歴史において最高の一枚。
●The Blues and the Abstract Truth
・「ブルースって奥が深いですね。」
オリバー・ネルソンはデイブ・ブルーベックやジョン・ルイスなどと並ぶ有能な作曲家だ。このアルバムに収められた6つの曲はいずれもネルソンの作曲であるが、そのどれもに共通したルールがある。ブルースかまたはガーシュウィンのI Got RhythmをベースとしたAABAスタイルのどちらかということだ。
ブルースといっても12小節の進行を繰り返すだけではなく、Stolen Momentsのようにテーマを16小節に拡大したり、CascadeのようにブルースをAABAスタイルにしたりと様々である(特に面白いのはCascadeのモチーフはネルソンが学生時代に練習していたサックスのエチュードがヒントになっている点だ)。Yearnin'は最初の12小節をエバンスがリードするなど構成のバリエーションも様々なので、たった6曲のアルバムでも内容は充分だ。
このように2つのジャズの王道を行くスタイルのみでメロディやアレンジを追及した姿勢は、マイルス・デイビスが和声を離れモーダルジャズへの道を切り開いたKind of Blueに近いといえる。その中でビル・エバンスをピアニストとして選出したのはネルソンの狙いだったのだろうか。
単純にブルースを楽しめる内容だが、繰り返し聴くと奥が深い。改めてブルースとジャズを好きになれるアルバム。
・「この1曲のためにこのアルバムを買っても損はない名曲」
全曲ネルソン作のブルースがずらりと並ぶブルース集です。ただ、いかにも」といったブルースが並ぶのではなく、それぞれの曲にはネルソン流の味付けが施されており、曲によって趣がガラッと変わるところにこの人の懐の深さを感じます。
そして、そのアンサンブルの美しさはもちろんのことながら、このアルバムで特筆すべきはサイドメンの豪華さでしょう。エリック・ドルフィー、ビル・エバンス、フレディー・ハバードといったそうそうたる顔ぶれが参加しており、そのソロは聞き応えがあります。
特に1曲目「Stolen Moments」は私のイチオシの名曲です。海の底を思わせるような神秘的な雰囲気をもった曲で、エバンスが参加しているせいでしょうか?マイルスの「Kind of Blue」に通じるものを感じるのは私だけではないはずです。入り方からしてむちゃくちゃカッコいいフレディ・ハバードのソロ、力強くうねるようなドルフィーのフルートソロは、都会的な洗練されたかっこよさが際立ちます。そして、エコーを効かせ漂うようなアンニュイなネルソンのソロも一風変わっていて面白いのですが、最後にソロをとるエバンスのピアノが極めつけでしょうか。この曲にピッタリの雰囲気を作り出すその存在感は流石の一言で、そのソロの〆方に痺れます。この1曲のためにこのアルバムを買っても損はない名曲です。
●The Sinking of the Titanic/Jesus's Blood Never Failed Me Yet
・「やはりこのアルバムが原点」
ちょっと音楽に詳しい人ならご存じだが、このアルバムはブライアン・イーノが主催したオブスキュアーレーベルからの一枚。
いずれの曲も全く別の時期に再録されているが、無駄にゴージャスになっており、やはりこのアルバムがシンプルかつ根源的。
「タイタニック号の沈没」は、当時の資料を基に、沈没の直前まで流されていたとされている賛美歌を基に構築。「イエスの血は消して私を見捨てない」はホームレスの老人の歌の繰り返しに楽器が積み上がっていくもの。
繰り返しが多様されるが、ミニマルのような生理的快感とは全く別のところにある音楽。日本版のレコードが売られていた時代には帯のジャンルに「環境音楽」と書かれてましたが、いわゆるイーノやバッドなどのアンビエントとも全く異なるものであり、ある意味、分類不能。
このCDはロック方面から来る人と、クラシック方面から来る人に分かれるでしょうが、前者には、アルヴォ・ペルトや、ジョン・タブナー等を、後者にはイーノや、バッドのみならず、ペンギンカフェオーケストラなどのイーノのお仲間や、コクトーツインズ、ドゥルッティ・コラムなどの英国組、クラウスシュルツや、タンジェリンドリームなどのドイツロック系をレコメンドすることになるのでしょう。
・「カスタマーレビュー」
ジャズ出身の彼の音楽はミニマルとはいえ、無感情なグレイの地平を連想させるようなヒリヒリした無機質でシステマティックなものではない。タイタニックの沈没と題名が冠せられたこの作品は、全ての役目を終えたタイタニックが海面に最早何も残さず海中に沈んでいっている状態を連想させる、暗く冷たい環境音から開始する。しかしその後はずっと、当時船に乗っていた楽団が演奏したと言われる賛美歌が夢のように繰り返される。曲送りしようが基本的に同じ曲である。しかし、その暖かな賛美歌と、不意に立ち現れる合唱の声、そして海中で鉄が軋むような不穏な不協和音や、微かな人びとの叫ぶ声が渾然一体となり、そこに冷たい海と天上の世界の境目となってしまったタイタニック号を強く連想させる音楽世界が出現する。涙無くしては聴けぬ、美しい音楽。本当に音が海に吸い込まれてゆくようだ。寝る前のチルアウトにも良し。Jesus's Blood Never Failed Me Yetの方はホームレスの歌声をサンプリングした作品。そこに乗っかってくるシンフォニックな音達。完成を待たずしてホームレスは死んでしまったらしいが、そこがまたなんとも泣ける。
・「天才とは」
様々な名義を使い分け、驚異的なペースでリリースを続けるJan Jelinekの本名名義での1stアルバム。
古いJazzのレコードのサンプルをループさせることをテーマに制作されたそうですが、透き通るような冷たさと人肌のような暖かさを併せ持った不思議なサウンドを聞かせてくれます。
・「バランス、トーン」
いままで聞いたことのないバランスを持った音楽だった。ほとんど音階の移動はないが微妙な音色変化だけで聞かせてしまう。これはトーンに対する執拗なこだわりがないとできないことだ。この人の10年後の音楽を聞いてみたい。
・「あったかアルバム。」
シアトルはベリンガム出身の4ピースバンドの4th album。 barsuk records32枚目のリリースにしてアルバムとしてはbarsukからのリリースはこれが最後。
今までどおりギタポをやりつつも泣きメロ曲中心の一枚。 いつもどおりシンプルな構成でそれでいて音がどこまでも深い。そしてこのイノセントな声。
シンプルな音楽がここまで心を震わせて、音が自分の周りをそっと包み込んでくれるような温いアルバム。もう曲一つ一つが生み出す空気感が凄い。 寒い日の雨の降る植物でいっぱいの庭が似合う感じかな。
ジャケはAdde Russellて人によるもの。 1st、2ndのポップなジャケもよかったけどこの人のアートワークも凄いなぁ。お気に入りはm-2,4,5,6,7,8,11。
・「さりげないのに引き込まれる、傑作インディPOP!」
シンプルなのに、深いサウンド。時にキュートで、時にスイート。
せつなくて、癒される、叙情性ゆたかなサウンドと素敵なメロディがいっぱい詰まった彼らの最高傑作と思います。
・「2003年エモの傑作」
すばらしい。ポスタル サービスでの活動がスキルアップとなったか?ヘッドホンでよく聴くと、時間軸をよく計算した緻密な音作りにきずく、にも拘らずまったく押し付けがましいイヤミがない。エモにおいて、2002年のプロミスリングのWOOD/WATERに匹敵する傑作。
・「間違いない選択をしよう」
4人編成のバンドでメンバー各自が多くのバンドとの中で活動しているが、ヴォーカリストのベン・ギバードは「ポスタル・サービス」の1人と言うとピンと来る人も多いかもしれない。
癒されたい人にはお勧め。 時間を忘れ日々の嫌な出来事すら忘れて程の安らぎを与えてくれるCDである。 彼らがこれまでに発売されたCDの中でも最高傑作と言っても過言ではない。
NYのライブに行った時に感じたのだが、彼らのメロディーとヒーリング効果でもあるのではないかと思う暖かさのある声、柔らかさの中でしっかりとしたギターの演奏、またMCでの会話も人柄が出ており何1つ欠けても今の彼らはなかっただろうと思う。 主張しすぎないにも関わらず、忘れられないほどずっと耳と心に残り続ける歌ばかりである。
●お勧め●”The Sound Of Settling”パッパ~♪というキャッチーな歌詞とリズムが体を動かさずにはいられない。 このアルバムが彼らの最高傑作だと思う。
・「奇跡的な7人のクリエーターたち!!」
このアルバムの画期的なのはポピュラー・ミュージック史上初の16チャンネル導入レコーディングの一つである。是非2つのスピーカーの前で聴いていただきたい。66年から録音が始まり、68年にリリースされるが同時期のアルバムと聞き比べて欲しい。例えばビートルズで云えば『ホワイト・アルバム』の時期にあたる。8トラック導入でそれまでに比べグッと音の厚みが増したが、こちらのとでは音像のあまりの違いに眼を見張ることだろう。計算つくされたコーラス・ワーク、見事なコラージュ。カートがそれまで裏方の仕事で培ってきた方法論がここきて一気に爆発!見事なまでに反映されている。内容については今更いうまでもないがデビュー・シングとなった「イッツ・ユー」を始め「イット・ウォント・オールウェイズ・ビー・ザ・セイムー」など全編において美しいメロディー、細部にわたる編曲に絡み合う楽曲がトータル性を醸しだしてる。またカートと共に共同プロデューサーである、キース・オルセンの手腕も見逃せない。オリジナル・アナログでは1~8がA面、9~14がB面、15、16がプロモ・シングルの未発表曲。
なお、『ミレニウム』の前身だった『ボール・ルーム』の存在もファンなら見逃せない。
・「ソフトプログレ」
カート・ベッチャー/ゲイリー・アッシャーによる時代を超えたソフトロック名盤中の名盤(68年作)。
ソフトロックというジャンルをどのように見るかは結構難しい。カーペンターズやセルジオ・メンデスとブラジル66などが、ソフトロックとするなら、それはソフィティスケイトされたメロディの美しさや柔らかさが基準となっているように思うが、このミレニウムは、その要素も含みつつ、根っこにはビートルズの「サージェント・ペパーズ〜」から始まった実験音楽としての側面が強い。それは単に美しい音楽を目指したわけではなく、ちょっどブライアン・ウィルソンが「ペットサウンズ」でスタジオ録音での執拗なまでの緻密さを追求した行為とほぼ近い。そのためミレニウムは、正式バンドメンバーを決めずに、一流ミュージシャンを適材適所に配置するという、かなり特殊な形態を持っていた。つまりポップなオブラートに身を包みつつ、やっていることは、怖ろしいまでのプログレである。ソフトロックというより、ソフトプログレと呼びたいくらいにだ。
それでいて、いわゆるプログレから感じる難解さやとっつきにくさというのが、皆無であるのは、やはりそもそもがアソシエィションなどハーモーニーポップを手掛けてきた才人、カート・ベッチャーの恐るべき手腕にあるのだろう。これだけ実験的なことを試していても、人懐こさというのが、全く忘れらていない。むしろ奇抜なアレンジにより、その魅力を増しているくらいだ。全く当時最先端だった16トラック録音で、いきなりこれを作ってしまったというのは、本当に驚愕すべきことだ。ジャンルという壁をあっさりと飛び越えられる本当の意味での名盤だと思う。
・「ふんわり、幸せ」
こったアレンジ、マルチ・トラック・レコーディングなど、いろいろトピックのあるアルバムですが、何より聞いている人に幸せな気分を分けてくれる、そんな音楽。
・「ロック、ポップスのたどり着いた一つの頂点」
60年代に起きた、スタジオ録音での様々な工夫の集大成がまさにこのアルバム。発売から40年近くが経っているがこのような凄まじい音を出すアルバムは他にはない。まるでオーパーツのような一枚。デビューアルバムにして当時のコロムビアレコードで最高額の制作費をかけて作られ、全く売れなかったアルバムなのだが。70年代に入り商業主義化が進む音楽業界に向けて放たれた60年代ロックの最後の悲鳴だったのか。その悲しい声は21世紀になった今でも美しく響く。
・「奇跡的な名盤」
ミレニウムの唯一のアルバム(1968年)。美しいメロディとハーモニーをベースに、奇抜なアイディアに溢れ、しかもそれが奇異な感じにならずにまとめられ、不思議な音世界をたのしめます。 「革新的すぎた」ために会社から「ゴミ」扱いされ全く商業的成功をみなかった、なんて言うと、まるでヴェルヴェッツの「バナナ」やビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」のようです。 ソフト・ロックなんてジャンル分けをするから、このアルバムの知名度が低いんだと思いますが、これは「ペット・サウンズ」と並び称されるべき傑作と思います。
・「「黄金時代の夢の後」」
友達に裏切られたり、恋人の心変わりとか、疎外感ばかりが募っていく。でも何かを信じたくて、ただ音楽だけを聞き続けた。慰めや励ましなんかほしいわけじゃない。必要なのはただ現実を現実として突きつけてくれる言葉と音だ。ニール・ヤングは優しい声で、救いようのないこの世界を描写していく。
「友達の言ってたことを考えていたんだ。 あれが嘘だったらって、ずっと願ってたんだ。」
そして僕は今でも、そう願っているんだ。
・「美しい音楽とはこういう事。」
シンガーソングライターとしての彼の才能が大爆発したのが本アルバム。特にアナログA面に当たる1〜5曲の流れは信じられない位素晴らしい!聴けば聴くほど心に響いてくる独特な声とメロディ。他のアーティストの傑作と明らかに違うのは彼の音楽は決して「完成」させない所だと思う。簡素なアレンジに終始し楽曲が生まれた生々しさを損なわず瞬間真空パックしたような感じかな。最近いろんなアーティストの発掘音源でデモテープみたいなものがやけに感動したりするけど、NEILの音楽はそういう魅力に尽きると思う。今作が好きになれなかった人は彼の音楽とは縁が無かったと思ってあきらめた方がいい。Don't Let It Bring You Downはまさに天から降りてきたようなメロディ!絶対神懸ってますね、これは。他のアーティストにカバーされる曲もこのアルバムからの選曲が多いです。
・「10年後はどんな気持ちで聴くのかな。」
1945年生まれのニールはこのアルバムを24歳で作った。1972年生まれのぼくは、このアルバムを20歳で初めて聴いた。世代は違っても、ずいぶん救われたし、ものすごく勇気づけられた。乾いたアコースティックギターやピアノにのった優しいハーモニーがぼくに孤独感とか喪失感とか放浪のロマンを教えてくれた。4や9の鋭く切り込んでくるエレキギターや、か細いながらも決意に満ちたようなボーカルが、ぼくの青臭い情熱に火をつけてくれたりもした。学生生活の終盤を彩ってくれたし、旅の友にもなった。
30を過ぎて、ぼくが徐々に薄汚れたりニヤけたリしていく一方で60になるニールヤングは今も同じ地平で叫びながらギターをかき鳴らしている。その表情はやはり決意に満ちており、いささか必死でもある。立ち止まり続けることもまた、決して平坦ではないのだ。
昔の気分を取り戻したくて心の洗濯をするとき、現在のニールを聴くのは辛い。だって、彼はいまだに戦い続けているのだ。だから”After the gold rush”を取り出してプレイボタンを押す。世間に対して、自分はいつの間にか白旗を揚げてしまったという後ろめたさをほんの少し感じながら。
・「落ち込んだ時に・・・聴いて欲しい」
凄く絶望したり、望んだことに失望したり、孤独を感じたりしたらこのアルバムをお薦めしたい。表題が示すように「祭りが終わった後」の寂しさが暗闇の中の一筋の光のように一曲一曲がともしびみたく感じられます。「お城が燃えているだけ、もう大丈夫だから」
真っ向勝負のストレートなサウンドとメッセージ。ニール・ヤングのこのアルバムは時代を超え、国境をも超える普遍性がある。映画「アメリカン・ビューティ」のラストシーン間近でもカヴァーされていた「ドン・レット・イット・ブリング・ユー・ダウン」。涙がでるくらいいいアルバムです。
・「ニール・ヤングの最高傑作!」
これは文句無く、ニール・ヤングの最高傑作でしょう。 3枚目のアルバムが「最高」と言っては、その後のアルバムに申し訳ありませんが、でもやっぱりそうなのです。 指から血をしたたらせながら弾いているのかと思うような "Southen Man" の緊張感は、残念ながら、次のアルバム "Harvest" にはもうありません。
・「理屈抜きに感動できる作品。」
最初に聴いた時は、デモテープみたいな音だし、アマチュアバンドなみの下手な演奏だと思ったのですが・・・これには、ハマってしまいました。ペイル・ファウンテンズに共通するような、青春の甘酸っぱいノスタルジーを感じてしまいます。バスドラの音などは、昔の学生バンドが安いラジカセで録った音に似ていて、懐かしい感じがしました。一見、ヘタウマ演奏ですが良く計算された簡潔な演奏で、アレンジも良く、完成度の高いアルバムだと思います。これは、理屈抜きに感動できる作品でしょう。
・「電子の賛美歌」
リップスが一気に化けたことで有名なこの作品。その後のアルバムは、このアルバムの路線を踏襲したものになっていると思うのですが、やはり、無防備なまでの愛に包まれたこのアルバムが一番素晴らしいと個人的には思っています。
「Race for the Prize」のシンセサイザーのリフを初めて聴いた時には、本当に世界の全てを肯定したくなるような恍惚に包まれた記憶があります。そして、そのくせリップス特有の、正直ドラムだけ抜き出してギターウルフの新曲のドラムだけ、と言われても信じてしまいそうなあの愛すべきドタバタとした(?)リズムは健在で、こんなバランスを保っているのは間違いなく世界中でこのバンドだけだと思います。
・「美しい。」
1983年にusのオクラホマ州で結成。 インディー通産10枚目かつ5th albumで、この時はもう三人組。
再生ボタンを押したと同時に流れ出す、サイケでドタバタしたドラムの音と美しいハープの旋律。 これで胸をやられたかと思いきや、その次に流れ出す、ヘロヘロなvoがなんともたまらんのです。もう高音とか出し切れてなくて苦しそうなのが尚良い。
3rdまではアメリカンサイケデリック/ガレージみたいな解釈だったみたいですが、4thのウケ狙いな発想からこんな方向へ。 様々な楽器がハーモニーを重ねていて、ポップ・オーケストラな仕上がりです。「lsd漬けの白昼夢」なんて形容のされ方するだけあって、聞いててとても気持ちイイです。
捨て曲なし!コレは名盤!
・「言葉では言い表しにくいほどに・・・」
今では、フレーミング・リップスを超えるバンドが見当たらない・・・フレーミング・リップスのアルバムの中でこのアルバムは絶対になくてはならないもの。どうしてこんなにも美しい音楽が作れるのか・・・どうしてこんなにも切なくなるのか・・・このアルバムから流れる音には、とても心が揺さぶられます。音楽を聴いて泣きたい人はぜひ聴いてください。
・「あの夏の思い出」
90年代ロック史に残る大名盤です。リリース当時第1回サマーソニックにてライブを見ました。今はどんなかわからないけれど、この頃のリップスは完全に神がかっていました。打ち込みのビートにシンクロした映像がスクリーンに次々と映し出されボーカルのウェインが狂ったようにドラを打ち鳴らすライブは圧巻で僕は生まれて始めてライブを見て泣いてしまいました。僕にとってこのアルバムはあのライブとあの夏とセットなんです。サウンドもこれ以降のリップス作品の原点と言える内容で一番聴きやすいと思います。他のアルバムでグラミー賞とったりするんですが僕はこれが一番だと思います。ピンクロボッツとかミスティックスはちょっとやり過ぎ感があってどうもこのアルバム程は好きになれませんでした。デイブフリードマンが関わった作品の中でも特別な存在だと思います。人の人生を変えてしまう可能性のある数少ないアルバムの中の一枚です。
・「参考までに。」
日本版にも歌詞はついてませんから輸入版でいいと思いますよ。
・「愛無き世界…」
Creationが、インディーレーベルとしては会社が傾くほどの大金(約5千万円!…破産寸前)を費やして完成「させた」、この大名盤にして超問題作。その裏には、レコード発売を迫るCreation総帥アラン・マッギーと、超(スロー)マイペースで制作に没頭するマイブラの頭脳・ケヴィン・シールズとの、こんな激しい戦いがあったという。
外界からの一切を断絶し、スタジオに篭もりっきりのマイブラ。会社が傾くほどの大金を費やしながらも、音源のひとつも届かない…。文字通り「音沙汰無し」の状況に、業を煮やしたアラン・マッギー。
「おい、いつ出来るんだ!?」と聞くと、
先行シングルには「soon(すぐ)」という曲名が。・・それから更に10ヵ月後。「アルバムはいつ出来るんだ!?」と聞くと、
次のシングルには「to here knows when(いつなのかと聞く)」という曲が。・・そして、さらに9ヵ月後。もうノイローゼ寸前のアラン。だが、全ての曲が終わり、ようやくアルバムは完成。
そこには『loveless(愛が無い)』ときたもんだ・・・。(アラン・マッギーとケヴィンの関係はボロボロだったらしい)
事実は小説よりも奇なり。嘘のようなほんとの話。
★詳しくは、「クリエイション・レコーズ物語(原題~This Ecstasy Romance Cannot Last)」を読みましょう!!(^-^)
・「少しマニアックな比較」
このアルバムが、音楽が、如何に素晴らしいかの説明は他の方に譲るとして、少しマニアックかつちょっと気になる事について書こうと思います。
このアルバム「loveless」は曲間がほとんどなく、曲の終わりと始まりが重なり合っている曲もあります。Sire盤は曲の頭がきっちりタイミングが合っていますが、現行のsony邦盤はややタイミングがずれています(旧コロンビア邦盤はほとんどタイミングが合っていて、大元のcreation盤が一番ずれています…)アルバムを最初から最後まで通して聴くのではなく曲単位で聴くとなると、これが案外気になります。
それと、Sire盤はジャケットが鮮明できれいです。裏ジャケットでは他の盤には見られない補色である青を重ねてあります。それに比べ現行のsony邦盤はカラーコピーしたようなぼやけた感じになっています。レコードではなくCDですがジャケットも重要だと考える人はちょっと注意です。
・「崇拝してしまう。」
躊躇したけど、やっぱこの作品については語りたいので書きます。
ラブレスの魅力が何かということについて考えると、まずそのエポックメイキングなサウンドメイクに論点が行くわけですが、それについてはもう何百何千の先人が薀蓄を述べているので私はここでは書きません。あまり触れられていないのが不思議なのですが、この作品、まずメロディーがいいとおもいませんか?私はこれこそこの作品を名盤たらしめる一番の理由であると捉えています。
ケヴィンシールズの書く曲は独特です。ISN'T ANYTHING収録のFeed Me With Your Kissやアルバム未収録のYou Made Me Realiseあたりが特に顕著で、これらの曲で彼はアグレッシブな曲調に乗せてコードをかき鳴らしていますのですが、そのコードの進行の仕方が実にスリリングでカッコいいのです。あんな曲調今まで聞いたこと無かった。初めて聴いた時はとてつもないショックを受けたものです。今作に於いてそれらの要素は、さらに甘美な世界観をもってしてマイブラのイメージを完全に確立しました。soonあたりははいうに及ばずですが、その一つ前のwhat you wantあたりをよくきいてみてください。面白いコード進行だと思いませんか?心はどうしようもなく高揚しているのに、なんでこんな寂しくて居心地がいいんだろうか。この曲調はケヴィンが例の衝撃的な音響の世界観を補完するためだけに編み出したものであると私は考えています。マイブラのフォロワーと呼ばれる人たちがこの一枚に追いつけないのは、勿論音作りの才能もあるでしょうが、その音響の奥行きに呼応するメロディを持っていないからだと思います。
完璧と呼ばれるにはやはりワケがある。表面だけなぞっただけでは永遠にこのクオリティには追いつけないでしょう。スタンダードにして孤高の逸品。
・「'91リリース...」
このアルバムのせいでマイブラの新譜をどれだけ待っているか。ケヴィンがスタジオに入ったとか、誰々と共作しているとか、真偽がわからない薄ーい希望にどれだけすがったか。あまりにも出ないもんだから、フォロワーに代わりを期待してどれだけ裏切られてきたか。10年位それの繰り返し。
フィードバックギターのオーバーダブでなんでこんな浮遊感が感じられるんだろう。
●Ambient 1: Music for Airports
・「アンビエント音楽の傑作。」
これ以上記憶に残る音も無いし、これ以上気にならない音も無い。注意すれば聞こえてくるし、意識しなければ聞こえてこない。アンビエント音楽の傑作。
・「インテリア・ミュージック?」
~元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノによる、アンビエント・シリーズの1作目。そのタイトルどおり(たしかドイツの)空港で実際にBGMとして流されていたというこのアルバム、実に心地いい音が入っている。ポップスではもちろんなく、またいわゆるBGMでも実験音楽でもない、環境音楽=インテリアとしての音楽というイーノの発想は発明と言えるほど画~~期的なもの。元祖アンビエント音楽作品だが、筆者は今だにこれより心地いい音に巡り合ったことはない。ショップのBGMとしてもオススメします。~
・「聞き込んでもいいの」
様々なパターンを周期の異なるテープに乗せて各々を永延とリピート再生するという作品。もちろんそのタイトル通りアンビエントとしてかけ流してもよいが、単純なシステムによってもたらされる複雑な時間のズレであるとか2~3の音の間の相互作用として生まれる響きをひとつひとつ聞き取るだけでも相当に趣き深く楽しめる作品である。曲は長いが一つとして同じ響きが聞こえることはないので飽きは来ない。
・「音を環境のためにデザインし配置するという発想」
1978年リリース。イーノのオブスキュア(あいまいな)・シリーズに続くアンビエント(囲まれる)・シリーズの第一弾。AMBIENT 1として発売された。曲名も『1/1』、『1/2』、『2/1』、『2/2』と無機質極まりない。全てイーノ自身のオリジナルだが、『1/1』のみこの中でアコースティック・ピアノをとつとつと弾いているロバート・ワイアットとの共作になっている。ここでの音楽は『無視出来る』を一歩踏み出して、音を環境のためにデザインし配置するという発想に到達している。あたかも映画の為に映画音楽や映画のための効果音があるように、その環境にふさわして音楽を作り配置するという発想である。その最初の環境として選ばれたのが『空港』だったということだろう。それを1978年に到達しカタチにしたイーノはやはり天才と言わざるをえないだろう。この発想は今では携帯電話の着信音にまで波及している。どのような空間であっても心地よく空間に溶け込む音が必要な時代を今まさに迎えている。着信音を選択する行為と同じように聴く音楽。それがイーノの考えるアンビエント(囲まれる)だ。
時に僕らはその心地よさに眠りについてしまうこともある。それこそがイーノの術中に落ちたということなのだ(●^o^●)。
・「2/1!」
2/1ほど神々しい音楽を他には知りません。単純な音程の無作為な組み合わせがこれほどの感動を呼び起こすものなのかと、何度聞いても涙腺が刺激される作品です。イーノの天才と偶然のみがなし得る至上の作品。
・「異色ユニット」
彼らの詞は、恥ずかしいほど美しい。同じ詞を別の二人組フォークユニットが歌えば、「うゎ~、恥ずかしいなぁ」と思ってしまうだろう。しかし、彼らが歌えばそこに切なさが入りこむ。恥ずかしさも笑いもなく、ただ真剣に切ない気持ちで詞が身に入ってくる。「ふれあい」は、よくある二人組ユニットながら、実は異色の存在なのだ。そのファーストアルバムがこれ。フォーク色の強い楽曲が並ぶが、詞の美しさと楽曲の繊細さ、ボーカル大久保の心に響く声が十分堪能できる一枚だ。特に「赤いリンゴ」「胸の音」は失恋した時に聴くと絶対泣ける。
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