VOCALIST (通常盤) (詳細)
徳永英明(アーティスト)
「今までの・・・」「久しぶりに…」「徳永色」「選曲に惹かれて、でも期待以上の作品でした。」「しっとり…」
VOCALIST 2 (詳細)
徳永英明(アーティスト), 伊勢正三(その他), 富田京子(その他), 松本隆(その他), 大津あきら(その他), Satomi(その他), 谷村新司(その他), 荒井由実(その他), 吉田美和(その他), 中島みゆき(その他), 来生えつこ(その他), 坂本昌之(その他)
「まさしく・・・・・VOCALIST!」「とってもよかったです!」「8曲目の「あなた」」「VOCALISTとは・・・」「蘇る名曲」
VOCALIST3(初回限定盤A)(DVD付) (詳細)
徳永英明(アーティスト), 荒井由実(その他), Satomi(その他), 渡辺真知子(その他), 小室哲哉(その他), 湯川れい子(その他), 布袋寅泰(その他), 康珍化(その他), 中島みゆき(その他), 吉田美和(その他), 五十嵐充(その他)
「1/fのゆらぎ」「カバーにはカバーの。。。」「さすが!です」「曲に対する愛情とリスペクトを感じます」「すばらしいと思う」
VOCALIST3(初回限定盤B) (詳細)
徳永英明(アーティスト), 荒井由実(その他), Satomi(その他), 渡辺真知子(その他), 小室哲哉(その他), 吉田旺(その他), 湯川れい子(その他), 布袋寅泰(その他), 康珍化(その他), 中島みゆき(その他), 吉田美和(その他)
「歌声にパワーがあります!!」「惚れました。」「やっと僕らが歌謡曲に追いついた」「甘い歌声」「飽きないCD」
VOCALIST3 (詳細)
徳永英明(アーティスト), 荒井由実(その他), Satomi(その他), 渡辺真知子(その他), 小室哲哉(その他), 湯川れい子(その他), 布袋寅泰(その他), 康珍化(その他), 中島みゆき(その他), 吉田美和(その他), 五十嵐充(その他)
「しみじみ、振り返る」「ミュート」「曲に対する愛情とリスペクトを感じます」「オリジナル曲が持つイメージを極力保ちつつ、しかし徳永風にまとめ上げた作品」「オトナの聴く音楽がないこの時代に・・・」
● '08.上半期アルバムランキング 1位〜25位(オリコン)
● 大ヒット!徳永英明「VOCALIST」シリーズの原曲たち
● 徳永英明特集
● めざめの
● ハートカクテル
● 音楽のある生活
・「今までの・・・」
『ヴォーカリスト』、 悩んだ末に買いました!! 徳永さんの全盛期の高音を聴く事は出来ないけれど、 徳永ワールドはタップリ出ているので、 これはこれで良いアルバムと思いました。 やっぱり、歌が上手いですよね!! 買って良かったと思います!!
・「久しぶりに…」
感動しました。 随分前に徳永英明の曲は聴いたことはあったものの,私のお気に入りの数曲が入っていたので,今回何気に手に取ったこのアルバム。全曲,女声ミュージシャンの歌ばかりですが,これがトクナガライズされており,本当に感動ものです。特に,LOVE LOVE LOVE が良くて,涙が出そうになりました。 絶対に,買って手元においておくべし。
・「徳永色」
原曲の良さを損なわず、彼の色が加えられたこのアルバム。現在の彼の声のテクスチャは素朴な感じがあり、とても良い。選曲も良く、予想以上に素晴らしい出来になっている。カバーアルバムというものは、歌う人間の実力が如実に表れるものだと思う。その意味では、彼の実力が再認識できる一枚だ。
・「選曲に惹かれて、でも期待以上の作品でした。」
丁寧に、気負うことなく歌ってる気がしました。またコーラスで誤魔化す事もなく、だだ徳永さん自身のヴォーカルのみ。コーラスがないってことは、こんなに清々しいものなのかって驚きました。(本来は、カーペンターズからゴスペルまで、コーラスが好きなのですが…。)アレンジも無駄な音がなく最小限の音で聴かせてくれます。ギターのみだったり、ピアノだったり、曲のメロディーを十分に活かしている様に感じられました。よい買い物をしました。
・「しっとり…」
徳永英明さんの歌は「夢を信じて」の頃から大好きでよく愛聴していました。彼の魂を振り絞って全身全霊で歌う、壊れそうなガラス製の儚さをいつも少し不安げに聴いていた。でも時を経て彼のそんな歌い方にも変化が訪れ、穏やかで包容力あるバラードをしっとりと歌いあげるようになり、淋しいような、安心したような…このアルバムでは徳永さんの持つ幾分か女性的な精神世界を余すところなく聴けます。原曲を知らない歌も、まるで彼自身の曲であるかの様に自然で素晴らしく美しい。オリジナルを歌う女性陣に敬意を表している様な姿勢も伝わって来るし、愛情あふれてる。私は中島みゆきさんの「時代」を聴いて、改めて曲の素晴らしさに涙がでました。全体にメランコリーな選曲だけれど眠る前にちょっと聴いていたいアルバムです。
・「まさしく・・・・・VOCALIST!」
徳永英明さんは、本当にVOCALISTなんだと実感させられる作品。声質・性別が違う方のために書かれた作品なのに、全く違和感がなく、自然に彼が描く作品の世界に入り込める。全体的におさえられたシンプルなアレンジになっているが、この事でVOCALをじっくり堪能でき、耳に心地よく響く。親しい友人だけが集まった時に、近くでさらっと口ずさんでいるのを聴いているような感覚。それがかえって、彼のVOCALだけでなく、曲の良さまで再認識させることになる作品。このアルバムに出会えてよかったと思う。
・「とってもよかったです!」
徳永英明は声が出なくなっただとか、全盛期と比べるとどうだとか、最近そういう言葉を時々耳にします。しかし私は、現在の徳永英明の、良い意味での枯れた味わいが大好きです。年と経歴を重ねた上で、こういう味わいが出せるボーカリストってたまりませんね。
選曲は人それぞれ選り好みありすぎますし、あえて何も言いません。自分は前作VOCALIST1がとっても気に入っており、今作も楽しみにしていましたが、思ったとおりの出来で、大変満足しました。前作が気に入ったという人なら、きっと今作も同様の気持ちを持てることでしょう。
・「8曲目の「あなた」」
以前、福山雅治が自身のカヴァーアルバム「The Golden Oldies」のライナーノーツで、「良いカヴァーは、往年のメロディーが今の時代にも有効に機能し、時には元の楽曲が持っていた別の魅力さえ聞き手に教えてくれる」と書いていた。
「あなた」のオリジナルは、1973年に当時16歳だった小坂明子がリリースした200万枚を超える大ヒット曲。小坂明子の若い風貌と少女趣味な歌詞の内容、オーケストラの仰々しい伴奏で、当時の自分は、いい曲だとは思いつつもあまり好きにはなれなかった。それが、今回その印象を全く覆させられた。
坂本昌之によるピアノ、ドラム、ベース、ギターのジャジーな編曲と、徳永英明の乾きと艶を合わせ持つボーカルにより、大人の曲に仕上がっている。
主人公は30歳位の活発な女性。周囲からは「あなたは一人でも生きていけるよね!」と言われ、本人も「そうそう」なんて言っている。でも実は以前、本当に好きで結婚の約束までしたのに別れてしまった相手がいて、その彼をたまに想い出す。少女のようなことを考えていた頃があったんだなぁって。そんな自分を懐かしみ、でもまだ心がちょっと痛い。
以上、勝手な想像でした。
カヴァーアルバムって当たりハズレがあるけど、カヴァー好きの自分には「当たり!」の一枚でした。
・「VOCALISTとは・・・」
自分の得意なスタイルで歌えば、その人なりの色はつくものだが、あえて原曲本来のメロディと譜割で歌っており、前作同様、ボーカリスト徳永英明としての実力を存分に発揮している。現時代の男性ボーカリストとして、「特別なアレンジなし」で「ただ歌う」だけで、それができるのは、この人と小田和正くらいだろう。 VOCALISTとは、作詞家、作曲家が描いた世界を、自分のフィルターを通して表現できる歌手である。徳永英明がその曲をどのように解釈し、どのように表現しようとしているかということに、思いを馳せながら聴いてみると、原曲と非常に似た感じに聴こえるもの、原曲と全く違って聴こえるものの差があることが分かると思う。年を重ね、様々な苦労を乗り越えたものだからこそ、表現できる世界を存分に堪能したい。
・「蘇る名曲」
これはいいですね。カバーアルバムとしては、極上の作品です。女性シンガーの曲をカバーしたアルバムですが、徳永英明の曲なのでは?と思ってしまうほど見事に歌い上げています。アコースティックを基調としたアレンジも自然で素晴らしいです。女性ボーカルの曲をカラオケで歌ってみたくなりました。きっと長く楽しめる、お気に入りの一枚です。
・「1/fのゆらぎ」
彼の声には美空ひばり同様1/fのゆらぎが有るのだそうです。3を買って、即日アマゾンで他の2枚も購入し、一ヶ月半朝昼晩聞いていますが、飽きること無く常に心地良く癒されていますね。このアルバムが世に出なければ、彼の歌の素晴らしさに気付くことも無かったと思います。感謝しています。昔からのファンの方は、全盛期に比べると声が・・とおっしゃってますが、えっ?これ全盛期じゃないの?と、私などは思ってしまいますよ。包容力、優しさ、慈愛に満ちた素晴らしい歌声です。病気など、色々な経験をされて今に至り、全てを包み込む強さと優しさを身に付けられたのではないのでしょうか?彼が歌う事で、この曲こんな歌詞だったの・・と、歌詞の素晴らしさを再認識した曲もあります。月のしずくとか。原曲には全く魅力を感じなかったのですが、聞き入ってしまいました。さすがですね。どの曲も素敵ですが、たそがれマイラブが一番かな。原曲も大好きでしたから。オリジナルも素敵な曲が多いですし、今度のご活躍が楽しみですね。私にとっては宝物のようなCDです。
・「カバーにはカバーの。。。」
カバーにはカバーの、オリジナルにはオリジナルの良さ、持ち味があるのでは?オリジナルの曲を超えないと、カバーの曲に対する評価が得られない、というのはちょっと極端な気がします。そもそも、カバーはどうやっても、誰がやっても、オリジナルにはなれないのだし。。。そうなると、カバーというジャンル自体ありえない、必要ない、ということになってしまうのかなあ。もっと単純に、カバーアルバム作品として「VOCALISTシリーズ」を楽しめばいいと思ったりするのですが。。。実際「VOCALISTシリーズ」を聴くと、徳永さんの独特の声や優しい歌い方に、癒されたり切なくなったりするし、それに、世代のせいで今まで自分の知らなかったいい曲に出会えたりして、新たな発見があるのが楽しいのです。そういう感動は、わざわざオリジナルの楽曲を超えたかとか比べなくても感じ取れることだと思うのですが。。。
さて、今回の「VOCALIST3」についてですが、私はシリーズ3枚の中では一番完成度が高いと思いました。徳永さんの声も艶が増しているし、技術的な面でもファルセットが美しくなっていたり、とますます向上されていますね。本当に細かく、いろいろ表情(歌の)を変えて歌い分けられているので、何回も聴き込めるというか、聴くごとに新しい発見があって飽きないです。ところで、この「VOCALISTシリーズ」、原曲の譜割りに忠実に歌われているそうです。それに、曲のアレンジも、原曲とガラッとイメージを変えたものもいくつかありますが、基本的には違和感のないようシンプルなものにしてありますね。徳永さんの歌い方も、それぞれの女性アーティストの歌い方を多少なりとも取り入れているように感じます。それは、多くの人に受け入れてもらえるよう、オリジナルの曲のイメージを大切にした結果なのだろうと思います。けれども、それだけでは単なるものまねで終わってしまう。。。さらに、そこに徳永さんの個性(私が感じたのは、切なさや優しい癒されるイメージなのですが)が加わっているからこそ、多くの人が良いと感じて、ヒット&ロングセールスにつながったのではないでしょうか?オリジナルのイメージを壊さないことと、自分の個性を付け加えることは矛盾していて難しいことだと思うのですが、そういったさじ加減を「VOCALIST3」までやることで、自分のものにされたのではないかなと感じました。なので、完結なのかと。。。ただ、選曲が比較的最近の楽曲が多いことと、シリーズ3枚の中で一番声を張って歌っているので、「VOCALIST1」の枯れた感じが好きな人には評価が分かれるかも。。。
最後に。。。最近は本当にカバーアルバムブームで、いろいろなアーティストの方が出されていますね。けれども、多くの人に受け入れてもらえるカバーアルバムづくりというのは、実に難しいことだと思うのです。オリジナルアルバムを制作するときとは異なる、細心の注意を払わなければならない。ものまねでも、カラオケでもないカバー。。。それは、感性を研ぎ澄まさなければ出来ないことで。。。それって、アーティストの仕事なのでは?
・「さすが!です」
さらりと自然に歌っているように聴かせる「技」に脱帽します。「所詮カバー」という評価もありますが、『たかが』カバーをこれだけ聴かせることができるのは徳永さんの力量です。オリジナルはオリジナル、カバーは彼のもうひとつのチャンネルと考えたほうが自然だと思います。
・「曲に対する愛情とリスペクトを感じます」
いまさら説明不要のVOCALIST第3弾となります。
このアルバムを聴いていると徳永さんの曲に対する愛情とリスペクトを感じます。原曲のイメージを壊さずそれでいて男性の優しさも声で上手く伝えているなと感じさせる仕上がりになっています。唄い方もかなり研究しているなと感心しました。声の使い方が凄いです。
このアルバムのなかで「恋におちて」、「元気を出して」、「ENDLESS STORY」が好きですね。「CAN YOU CELEBRATE?」は安室さんのイメージが強すぎてちょっと変な感じがしましたけど(笑)
夜に聞いていると気持ちが安らぎます。しばらく嵌りそうです。
・「すばらしいと思う」
父が買ってきたので聞いてみたんですが正直感動しました。曲はどれも最高でした。普段音楽をあまり聴かない僕でも聞いたことがある曲が多くカバーされていて、ほとんどの曲が耳に残りました。
・「歌声にパワーがあります!!」
徳永さんの歌声に心が和らぎ、声に「癒しのパワー」を感じました。この作品も心地良い、静かな開放感があって坂本昌之さん(サウンドプロデュース&アレンジ)のすばらしい手腕が発揮されています。「喝采」が聴きたくて“B”を購入しましたが、満足しています。長年のファンですが、40代の徳永さんが、この様な上質な作品を届けて下さることに感謝です。ジャケットの写真、顔や手がすごく良い表情しています。歌の上手さはもちろんですが本当に良い作品です。ぜひ、聴いてみて下さい!!
・「惚れました。」
徳永英明は好きではなかった。VOCALISTを全て聞いてすっかり魅了された今でも、過去のオリジナルは聞く気にならない。ごめんなさい。 このシリーズで聞かせるボーカルの力は凄いと思う。抑えに抑えて時々こぼれ出る風情の端々に息を詰めて聞き入ってしまう。こんなうまさの人ってこれまでいなかった気がする。いわれるように曲との距離のせいなのか、それとも歌を書く人だから他人の歌に対しても読みが深いとかそういうことなのだろうか、わからないがともかく結果オーライで絶品の仕上がりだ。原曲なら絶対に聞かない名曲の数々も、この人の歌でなら聞ける。しかも確かに名曲に聞こえる。くどくてうざいと思っていた『会いたい』には心臓を鷲掴みにされた。すぐに生き返って飛んで会いに行ってしまいますよ。 これで終わりなんてあり得ない。もういっそ世界の全ての歌を徳永英明で聴き直したい。 お願いです、ゆっくりでいいから続けて下さい。全部買います。 今後はオリジナル曲も期待するしチェックする。待ってます。
・「やっと僕らが歌謡曲に追いついた」
三十路の自分たちが学生時代に聞いてた曲は、和洋問わずにロック・ポップスそしてテクノばかりを追い求め、カラオケも最新曲ばかり目を奪われていた。もちろんそれらの楽曲を否定するまでもないが、自分たちより古い世代の歌謡曲にはただなんとなく何か泥臭く、気恥ずかしいようなそんな思いでいたような気がする。
そしていつの間にか社会人になり、中間管理職になり、家庭を持つようになると日々の暮らしは出勤・仕事・帰宅のルーチンワークを繰り返す、時間と空間のエントロピーを増大させるだけとなった。
そんな中、彼の歌声とその歌詞には、今の自分には共感せざるを得なかった。歌謡曲という名の大人の人生の一遍を綴る曲と歌には、比較的スローテンポで洗練された言葉が刻み込まれている。それを徳永は現代の吟遊詩人の如く時には優しく時には残酷なまでに僕らに曲を訴える。
それを受止められるようになった僕らは「やっとあの頃に追いつけたんだ」と。
・「甘い歌声」
まったくCDに興味のない私が、発売当日にCDショップに足を運んだのは徳永さんが初めてです。1、2、3と全部そろえました。甘い甘い歌声。。。不覚にも涙がこぼれてしまいそうで、聞いているととても癒されます。きっと秋の夕暮れに聴いたら。。。とてもとてもせつなくなりそうです。今回は「恋におちて」が一番良かったです。初めて徳永さんの歌声を聴いたときの震えるような感動がよみがえるほどでした。その他も良かったのですが、もう少しアップテンポのメロディを、というのが正直な気持ちです。車の中で聞いていると、ボリュームを倍上げないと聞こえづらいのです。トラックとすれ違ったりすると、え?今のとこ聞こえなかった…という状態に陥り、やきもきすることがあります。
最近の流行曲よりも、歌詞を聴いているだけで情景が浮かぶ70年代〜80年代の曲が好きな私は、徳永さんの歌う村下孝蔵の「初恋」「踊り子」や、中原理恵の「東京ららばい」をぜひ聞いてみたいです。そして、もし阿久悠さんの追悼トリビュートアルバムがでることがあれば、徳永さんにぜひぜひ参加してほしいと思っています。【3】で終わってしまうのはとってもさみしいです。
・「飽きないCD」
VOCALIST 1,2,3 すべて買ってしまった。ここ数年オリジナルがないことをとやかく言う人もいるようだが、これはこれでいいと思う。昔と比べて、声量が落ちたり、音域が狭くなっているのは否定しがたい。しかし、楽曲選択のすばらしさがあるせいか、すんなり聞けるし、聞いていて落ち着くのは私だけではないと思われる。なまじ力が入っていなくて、淡々と歌っているのがよいのかも。飽きません。仕事帰りの車の中で、1日の疲れを癒すのに、もってこいです。
・「しみじみ、振り返る」
たいして好きじゃなかった、あの曲、この歌さえもどうしてだろう・・?しみじみ心に沁みます。 力まず、スローテンポに脱力した、歌い方がいいです。疲れた熟年の心と体を癒してくれます。ありがとう。 徳永英明という、はげしく個性声のアーチストが、年齢を重ね、病も乗り越えて、まだまだがんばろって、わたし達に歌ってくれるのは、懐かしい曲。 どれもこれもイイ歌になってます。ひかえめなアレンジも、気配りです。
・「ミュート」
この2年以上、VOCALISTシリーズは歌う工夫とアプローチについてこんな歌い方もあるという一石をJPOPに投じ続けてきました。そして今作では最近の曲をも取り込み、成功している点で当に最終章として一つの極みを聞けます。特に「EndlessStory」のようにレガートが長く大きく歌う曲を昇華してる点は今までと違う点でしょう。そういう到達点の意味では、カバーの歌い方を示した今までの点(ただ声をのせる客観的歌唱法)だけでなくもっと踏み込み、バラードの伝え方まで改めて気付かされる作品です。それはバラードの歴史の中に一つのヒントを見ました。
1950年代初め、ジャズの巨人マイルス・デイビスはミュートトランペットという演奏をバラード表現に持ち込みます。それは当に画期的であえて弱い音色で演奏するんですね。卵の殻を歩くと称されるほど非常に繊細なラインを描き出し、都会のブルーを奏でる手法でした。菊地成孔氏によればそれは当時甘い歌声で人気だったフランク・シナトラが、マイクを上手く使いささやくように歌う様子からヒントを得たのだそうです。それで彼のトランペットは一層歌心豊かになり、バラード旋律の美しさが特化されてゆきました。
同様に『VOCALIST』のバラード手法もハイトーンや大袈裟なビブラートを使わず、マイクと己の響きの関係を上手く制御し、最小の音で語ることで旋律の美しさを最大に描き出します。それにより通常の出力だけでは気付かなかった原曲の深みを知るんですよね。シンプルに描き出す中に輪郭の美しさが自然と表れるから、バラードの伝え方においてこのシリーズや今作は邦楽史の大きな試金石になったと思えるのです。勿論ただささやけばいいのではなく、日本語母音特有の浅さに彼の澄んだ鳴りと儚い息の流し方が掛け合わさるから、この素晴らしさが表れたのでしょう。
・「曲に対する愛情とリスペクトを感じます」
いまさら説明不要のVOCALIST第3弾となります。
このアルバムを聴いていると徳永さんの曲に対する愛情とリスペクトを感じます。原曲のイメージを壊さずそれでいて男性の優しさも声で上手く伝えていると感じさせる仕上がりになっています。唄い方もかなり研究しているなと感心しました。声の使い方が凄いです。
このアルバムのなかで「恋におちて」、「元気を出して」、「ENDLESS STORY」が好きですね。「CAN YOU CELEBRATE?」は安室さんのイメージが強すぎてちょっと変な感じがしましたけど(笑)
聞いていると気持ちが安らぎます。しばらく嵌りそうです。
・「オリジナル曲が持つイメージを極力保ちつつ、しかし徳永風にまとめ上げた作品」
VOCALISTの中で、第3弾となる本作品が、最も穏やかな曲が多いと感じました。まして歌い手が徳永英明であるならば、彼らしさが最も色濃く反映出来たのも本作品かも。
オリジナル曲が好きだというリスナーには、違和感が感じられるのは当然と思います。ただしオリジナル曲が持つイメージを極力保ちつつ、しかし徳永風にまとめ上げたところは、さすが20年以上のキャリアを持つシンガーソング・ライターだと思うのです。
こういった作品は、オリジナル曲を知らないリスナーやこれからの邦楽界には重要な財産なのではないでしょうか。これらに出会ったことでオリジナル曲も聴いてみたいと思うようになり、また徳永英明の他の曲も聴いてみたいと思うようになる。今日の邦楽界は、新たなルートとして著名アーティストによるリバイバルをセレクトしたのかも知れません。
なお本作品。解説でも謳われているように曲順はあの通りではありません。オープニングは、小林明子の【恋におちて −Fall in love−】です。
・「オトナの聴く音楽がないこの時代に・・・」
この数年、困ったことがある。それは「大人」が聴く音楽がめっきりなくなってしまったこと。テレビをつけてもラジオをつけても聴きたい音楽に当たらない。くだらない音楽が多いのか、単に自分が年を取っただけなのか、どちらもあるだろうが、それはどうでも良い。徳永さんのこのアルバムを聞いてわかったのは「いい曲を歌い続ける(歌ってくれる)歌い手さんが少なくなったこと」だ。今年の紅白で徳永さんが、昭和の名曲の1つ「金妻」の主題歌「恋に落ちて」を歌ってくれる。(まだ、この歌詞では「ダイアル回す」電話の時代だ!)カラオケでは女性が歌う曲の気がするが、徳永さんを意識して歌えば男性が歌っても様になることがわかるはず。いい曲は「ロングセラー」にならなくてはいけないのだ!トップセラーよりベストセラーを、ロングセラーを。これからも徳永さん、期待してます!
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