GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 (詳細)
押井守(俳優), 田中敦子(俳優), 大塚明夫(俳優), 山寺宏一(俳優), 沖浦啓之(俳優), 河森正治(俳優), 竹内敦志(俳優)
「Ghost In The Shell」「衝撃的だった」「同企画で大幅に安くなり、これはお買い得!」「やっぱり一押し!この作品」「機械と人間の狭間、生命と非生命の境界」
攻殻機動隊 (1) KCデラックス (詳細)
士郎 正宗(著)
「時間をかけてじっくり読みたい漫画」「すごい。」「世界設定を読む本」「情報の海へ」「世界観としてのSF(オカルト?)漫画の傑作」
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX (初回限定生産) (詳細)
神山健治(監督), 田中敦子(俳優), 阪脩(俳優), 大塚明夫(俳優), 山寺宏一(俳優), 仲野裕(俳優), 下村一(デザイン), 士郎正宗(原著)
「買うべき作品でしょう」「今度こそ揃えられるかな!?」「攻殻は本当にイイ!!」「攻殻を好きになるきっかけとなった作品」「ご家庭にひとつ」
イノセンス スタンダード版 (詳細)
押井守(俳優), 大塚明夫(俳優), 田中敦子(俳優), 山寺宏一(俳優), 大木民夫(俳優), 沖浦啓之(俳優), 竹内敦志(俳優), 士郎正宗(俳優)
「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。」「現実と虚構、人間と人形が倒錯する押井守の知的迷宮」「「イノセンス」とは、何か。」「臭う(におう)体と冷たい体」「肉体を喪失した時代における「人間性」」
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG DVD-BOX (初回限定生産) (詳細)
神山健治(監督), 田中敦子(俳優), 阪脩(俳優), 大塚明夫(俳優), 山寺宏一(俳優), 仲野裕(俳優), 士郎正宗(原著), 押井守(俳優), 小山力也(俳優), 西田健(俳優), 榊原良子(俳優)
「これでいいのだ」「日本の世界に誇るアニメでしょう」「至高の作品でしょう。」「この歳で。。。」「実写には出来ない」
攻殻機動隊 (2) KCデラックス (詳細)
士郎 正宗(著)
「種と生命の行方」「難しい」「新ジャンル」「哲学するコミック」「オススメです。」
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society (詳細)
神山健治(監督), 田中敦子(俳優), 阪脩(俳優), 寺岡賢司(デザイン), 常木志伸(デザイン), 士郎正宗(原著), 菅野ようこ(その他)
「神山監督は真面目だ。」「流石はプロダクションI.G」「シリーズ最新作は見ごたえ十分」「これが神山健治の攻殻機動隊だ!」「ぜひ3シリーズを!!」
NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION (詳細)
庵野秀明(監督), 緒方恵美(俳優), 三石琴乃(俳優), 山口由里子(俳優), 林原めぐみ(俳優), 宮村優子(俳優), 貞本義行(デザイン), GAINAX(原著)
「コンパクトです、が。」「「エヴァ」初体験の方へ。」「こんな作品があったなんて・・・」「これまで」「ケースから色落ちして赤く染まるのは嘘です!」
● ぜったい観るよ。
● オススメ映画
● 僕の趣味
● ■■■■■ ハリウッド実写化 ■■■■■『COWBOY BEBOP』
● |ω・`)つ [地上波放映 映画の編集センスを疑え! あなたの観た作品は偽物だ!] 1 (13)
● 好きな映画
● 試し漫画3
● 好きな漫画
・「Ghost In The Shell」
文句なしの☆5です。これほどまでに見応えのある映画は中々お目にかけない。
何が凄いのかというと映像や音楽はもちろんの事ですが、やはり的確に計算された近未来のリアリティではないでしょうか。基本となるのは「ネット」であり、実に巧みに具現化されています。1988年頃の時点でネットの台頭を予測し、その性質を完璧に表現した原作者に加え、その世界観をありのままに映像化する事に成功した製作者側も見事です。
この映画が存在する限り、世界各国はアニメにおいて日本を越える事は難しいでしょう。
・「衝撃的だった」
この映画を見た当時、ネットのことを詳しく知らなかったので(ネット自体の普及率もまだまだだったと思う)何度も何度も見た思い出がある。それほど衝撃的だったし、それほど理解したいと思った世界観だった。時が経って見ても、なんてすごい作品なんだろうと改めて思う。各方面に多大なる影響を与えたのは周知の事実だが、作品自体が全く色褪せない輝きがある。時代がまだ追いついてないからだろう。原作と映画のエッセンスは微妙に違うが、それはそれで楽しめるし、どちらの世界でもとにかくキャラクターが魅力的だ。個人的には英語版(日本語字幕)がおすすめ。日本語の方は意味はよくわかるが、聞き取りづらいところが何箇所かある。
・「同企画で大幅に安くなり、これはお買い得!」
士郎正宗の原作は、所々に細かいギャグを盛り込み、素晴らしいものですが、この劇場版は、コンパクトにまとめるため、原作を元に、押井ワールドにアレンジした作品。dtsではないのですが、BGMの音質も良く、低音まで響き、素晴らしい出来です。皆さんご存じのように、この作品は海外でも上映され、「MATRIX」3部作の製作ををウォシャウォスキーに決断させた、有名な作品です。以前9800円で発売されていたものを購入しましたが、こんなに安くなり、ファンは買いやすくなりました。アニメファンならずとも、これは買いでしょう。最後は原作通り、草薙少佐のゴーストが電脳ワールドに入り込むエンディングになっています。原作は第2作と最近、第1.5作(?)が発表されていますが、2作目は「機動隊」ではなく、草薙素子のみの活躍となっています。しかも1作目のエンディングでは少女の擬体にゴーストが移されているのですが、最初の姿で登場するので、別物と言っていいでしょう。現在「イノセンス」が公開されていますが、この作品も合わせて見てみると、一層深く理解できるのではないでしょうか。ところで、メーカーさん、アニメのDVDをもっと安くして下さい。財布が空になっちゃうよ!
・「やっぱり一押し!この作品」
攻殻機動隊の原点とも言えるこの作品。DVD作品は今もなお、最新作が出ています。もし最近この作品に興味が出た人も、興味があり『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を見ていない人も、この廉価版は買って見るのもいいと思います。限定版もありますが、見るだけでしたらこちらでも言いと思いますよ!
・「機械と人間の狭間、生命と非生命の境界」
『GHOST IN THE SHELL』―アーサー・ケストラーの『機械の中の幽霊』を彷彿させるタイトルである。作品のテーマはやはり「真実と虚構」。ネットが世界を覆い、人体のサイボーグ(義体)化もありふれる近未来。ヒロイン・素子は自分が自分であることを証明する確かな<真実>を見出すことができず懊悩していた。そんな時起こる不可解な事件。事件の黒幕である、外務省の秘密プロジェクトの予期しない結果としてネットの海に誕生した、<ゴースト>を宿したプログラム<人形使い>は自らを「生命体」だと宣言し、より完全な生命体となるために行動を開始する。全身サイボーグ化も珍しくない世界で、人間と機械を別けるものとは一体何なのか、生命体と非生命体の境界は何なのか―<人形使い>の存在はわれわれにそう問い続ける。
別にこの種のテーマは決して珍しいものではないし、この作品の魅力の全てでもない。本作の魅力はこの哲学的テーマとディテールにまで凝りに凝った映像美・アンニュイかつ詩的でどこか儚さを感じさせる表現美が一体となって織り出す怪しいまでの作品世界の美しさである。雅楽的旋律を背景に大和言葉で綴られる主題歌も、近未来世界との良い意味でのギャップを形成し、はまっている。
この作品が万人向けではないことは事実である。しかし、好きな人には堪らない作品だろう。『イノセンス』を観る前に必ず観ておくことをお勧める。
・「時間をかけてじっくり読みたい漫画」
映画になった、功殻機動隊 GHOST IN THE SHELL、イノセンス、の原作となった漫画です。欄外に注記が満載されていて、ちょっと読みづらく感じますが、非常に読み応えのある漫画です。最近の漫画は、絵の占める割合が非常に多く、10分ほどで単行本1冊読めてしまうことも多いですが、この本は結構長い時間楽しめます。読み終わった後に、感慨にふけってしまうこともあります。 難解な漫画という評価を受けることが多いですが、それは10年以上前の話で、現在ならばさほど難解とは感じないのではないでしょうか。世の中がやっと士郎正宗氏の感覚を理解できるようになってきたということなのかもしれません。SFが好きな方ならば、楽しめると思います。 話が少し脱線しますが、映画をご覧になった方は、きっと映画は、漫画のこの部分を使ったんだなどと気づく点も多いと思います。個人的な意見ですが、映画を楽しむつもりなら、この原作は映画鑑賞後に読むことをお勧めします。映画のオチがわかってしまうので映画の楽しみが減少します。私は、映画(イノセンス)のはじめの方にオチがわかってしまい、映画が今ひとつと感じてしまいました。
・「すごい。」
映像化によって有名になりましたが、作者の描く緻密で綿密な世界観は他に類を見ません。それでいてエンターテイメント性を失っていないのはやはり驚嘆です。 こった漫画を読んでみたいという方、そしてもちろん映像で存在をしった9課のファンの方、必読です。
・「世界設定を読む本」
犯罪を取り締まる公安9課の活躍を描いた漫画。サイバーパンク・サイボーグ活劇といった感じです。
漫画の内容と脚注、最低2回は読まないと完全に理解できません。内容もさることながら、その世界観は圧巻です。緻密な近未来世界の設定は、何年たっても新鮮です。
映画やアニメがありますが、まずは漫画を一読することをオススメします。
・「情報の海へ」
ご存知、押井守監督作品「GHOST IN THE SHELL」の原作。
こちらのほうがアニメーション作品よりも明るいノリです。私はどちらかというと原作ファンです。
脳と脊髄以外は全身サイボーグ化した女性、草薙素子(クサナギ・モトコ)の活躍を描くアクション&サイバー漫画。コンピュータ技術が高度に発達した未来の日本を舞台に、犯罪の芽を潰すべく、素子とその仲間たちが電脳ネットワークを駆使して戦います。
やがて凄腕ハッカー、「人形使い」(字が違ったかナ?)が素子の前に現れます。元々はAIというか人間にプログラムされた存在なのですが、なんと「彼」は、自分を「情報の海で生まれた生命体」であると主張します。一度は姿を消した人形使い。しかし彼はあるとき再び素子の前に現れ、ある申し出をします。その申し出とは・・・?
高性能サイボーグであり、高度な情報ネットワークと戦闘能力を持つプロフェッショナルである素子。しかし自信の一方では、アイデンティティの揺らぎを感じることもある彼女。人形使いとの接触は、彼女を新たなるステージへと導きます。
そのうち続編も出版されるようです(時期未定)。ちなみに同じく士郎正宗の代表作「アップルシード」は、時代的には、この「攻殻機動隊」のさらに未来のお話になります。
士郎正宗さんの漫画はウンチクがいっぱい・説明もいっぱい。ガン&アクションの痛快マンガである一方、けっこう社会派だったりもします。読み込むほどに理解の深まる、一粒で何度も美味しい世界!
男性諸氏には、魅力的な女性キャラも嬉しいところでしょう。
・「世界観としてのSF(オカルト?)漫画の傑作」
本作は士郎正宗の代表作の一つですが、テレビアニメシリーズのスタンド・アローン・コンプレックスから攻殻世界に入った人にとってはかなり戸惑うであろう内容でもあります。少佐の「やなこった へへーん」なんて言う80年代的なヒロイン像はアニメ版の少佐とはもはや別人とさえ言えます。(ただしこういったヒロインが士郎作品の特徴でもあるのですが)
しかし、この作品で本当に特筆されるべきはその独特の世界観(宇宙観)でしょう。ネットワークが普遍的になった世界における自我や自己の存在といったテーマはサイバーパンク系にはありがちですが、攻殻においては「ゴースト」という「ケストラー思想 + ある種のオカルティズム」といったまさに士郎節全開の独特の解釈をしています。この生命(開放系)の熱力学に抗う性質や下の階層の量子的揺らぎが上位の動脈硬化を防ぐといった考えは決して科学ではなく、むしろオカルトや疑似科学といったものに近いのですがこれこそこの漫画の肝というべきものです。
この設定を色濃く残し映像化したのが押井監督の劇場版、この設定を薄くして刑事ドラマ色を強めたのが神山監督のテレビシリーズです。
なおこの漫画は非常に解りにくいので、他の方も書かれている様に最低2度は読むことをお勧めします。
●攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX (初回限定生産)
・「買うべき作品でしょう」
作品自体については言うまでもないでしょう。まず注目してほしいのは価格ですね。単品で揃えようとすると倍はします。中古でやっと同じくらいで揃います。何が言いたいかと言えば、このBOXは買いだということです。迷いは捨てろ!!
まあ自分にいい聞かせてるんですがね(^_^;)
・「今度こそ揃えられるかな!?」
映画版を受けて、制作されたTVアニメーションだが、続編ということではない。設定を変えて新たな公安九課が描かれる。この作品の特筆すべき点は一話完結の物語と、笑い男事件との二本立てになっているが、その完成度の高さである。練りに練られた脚本はどれをとっても秀逸で、出来がいい。この作品で泣かされるとは思わなかった。まだ、見ていない人はぜひ、鑑賞して、泣いて欲しいものです。惜しいのは作画にムラが有ることかな。今回の発売で、ようやく揃えられるぐらいの価格に近づいてきたが、まだ高いかな。アニメ自体が高いので、仕方ないが多くの人に見てもらいたいので、もっと安くなればいいんですけど。
・「攻殻は本当にイイ!!」
SF・アクション・推理、を好きな人には堪らない、攻殻TVシリーズです。私は、オンエア当時はノーチェックだったのですが、音楽は菅野さんですし、原作も知っていたので遅れてチェックしたら、後から見たのを悔やむ程好きになりました。大人のアニメを見たい方には、ツボをついた作品じゃないかな〜?と個人的に思ってます。私も子供の頃はできなかった、大人買いでボックス購入したい!攻殻も神山監督も大好きです♪
・「攻殻を好きになるきっかけとなった作品」
神山健治氏版攻殻機動隊のファーストシーズンです。押井守氏も同作品の映画化を手がけていますが、攻殻を初めて見る方にとってはポリスアクションのノリ、サスペンスの面白さを最高に引き出して物語を展開させるこちらの方がより攻殻の世界に親しみやすいです。お値段も単品で揃えるよりはかなりお得となっています。
凄く気になる商品で既に予約も入れているのですが、只一点気になることがあります。押井守氏の作品『イノセンス』がBlu-ray化されているのですが、DVD版とは比べものにならないくらい素晴らしい作品となっています。同じ内容なのに何故印象が違うのか?それは映像の緻密さが鍵を握っています。細部の作り込みまでくっきりと見せることにより、作品から受ける印象がかなり変わり、よりそのシーンの重みが伝わってきます。本当に「映像」を通して押井氏が伝えたいことが分かってくるんです。
長くなりましたが、つまり、こちらの『攻殻機動隊 SAC』もBlu-ray化されるのでないか?と言うのが私の唯一気になっている点です。
しかし、今買うからといって損をすることもないです。それに『イノセンス』の方は元々映画用に作られた作品なのでワンシーンの作り込みもTV版に比べ手間暇かかっており、それが特にBlu-ray化による恩恵を受けたとも考えられます。
ファンの方は勿論、攻殻を知らない方にでも自信を持って面白いよと勧められる作品です。興味を持たれた方はこれを機会に思い切って購入してみてはいかがでしょうか?
・「ご家庭にひとつ」
発売当時全巻個別に買ってしまったので今回は購入は見送りました。興味のある方にはお勧めの金額設定だと思います。
ただ、初見の方は視る前に知っておく必要が一点あります。攻殻作品は、原作士郎氏の漫画・押井監督の映画・プロダクションIGのアニメと各メディアごとに原作の世界をモチーフにした違うIFの世界による展開です。その為、キャラクターの性格や世界観が若干異なります。ただ、これも悪い意味はなく各作品事に楽しめるので個人的には気に入っています。
本作はシリーズ作品の特長を生かしています。様々な形で各所に物語の鍵となる描写や物語が点在しています。
例えば某シーンでは犯人の影や後姿が複数話は映ります。しかしこの犯人は最後まで正体が語られる事はありません。初見では全くの謎の人物ですが、実際には何度も顔を画面に出ておりヒントと言うより、答えとなるシーンも多数含まれています。
この様に、一方的に与えられた作品を視るのではなく、【視聴者で考え作品に世界に浸ることができる】この事が本作の大きな魅力の【一つ】ではないでしょうか。
・「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。」
この映画のメインテーマは「人形」ですが、もう一つ、「バトーの孤独」も描かれています。
95年の攻殻が素子の孤独を描いた映画なら、これはバトーの孤独を描いた映画でしょう。徹底的な情報化、管理化社会の中で自らのアイデンティティを失っていく素子…
素子「私みたいに全身を義体化したサイボーグなら誰でも考えるわ。もしかしたら自分はとっくに死んじゃってて今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないかって。いえそもそも初めから<私>なんてものは存在しなかったんじゃないかって。」(95年の攻殻の台詞より)
同じ様な孤独感、疎外感を素子と同じく全身義体のサイボーグであるバトーも抱き始めます。
荒巻「最近のあいつ(バトー)を見ていると失踪する前の少佐を思い出す…」
バトーは素子のように直接「寂しい」みたいなことは言いませんが、生身で家族持ちの相棒トグサとの対比によりバトーの内面は実にさりげなく描き出されます。ヤクザ事務所に行く時も保身を考えるトグサは…
トグサ「俺は家族持ちなんだ。話を聞きに行くだけだよな?」
一方バトーは全身義体であるが故にかあまり保身を考えず向こう見ずです。
冒頭登場する刑事「9課のサイボーグ野郎だ。あんなのと関わってちゃ命がいくつあっても足りゃしねえ。」トグサ「(ヤクザ事務所でのバトーの暴れっぷりに怒り)あんたと組んでると命がいくつあっても足りゃしないってことだけは確かだ」
二人の違いは次の台詞で決定的となります。
荒巻「お前は家族持ちだったな。今の自分を幸福だと感じるか?」トグサ「ええ、まあ…」バトー「(再会した素子に対し)一つ聞かせてくれ、今の自分を幸福だと感じるか?」
自分でこんなことを人に聞くということは、バトーはトグサと違って幸福を感じていないということでしょう。そして次の瞬間荒巻と素子は同じ台詞を口にするのです。
荒巻、素子「孤独に歩め。悪をなさず、求めるところは少なく。林の中の象のように。」(ブッダ「真理のことば感興のことば」からの引用)
この映画の台詞は大半が引用ですが、2回以上繰り返されるのはこの台詞と「生死去来 棚頭傀儡 一線断時 落々磊々」(世阿弥「花鏡」からの引用)だけです。前者が「バトーの孤独」というテーマの象徴であり、後者が「人形」というテーマの象徴でしょう。
「人形」をめぐる哲学的な議論についていけなくてもバトーに感情移入できれば心に残る映画となるでしょう
・「現実と虚構、人間と人形が倒錯する押井守の知的迷宮」
犬、鳥、魚、天使というモチーフ、宗教性、格調高い長セリフとロングショット、銃器に対するフェティシズム、はき捨てるような乾いたセリフ回し、引用…ありとあらゆる押井的要素が詰まっている。次々と襲ってくるガイノイドは「劇場版レイバー1」のクライマックスを、大人のラブストーリーとひたすらモノローグで喋り倒す竹中直人は「劇場版レイバー2」を、キムの館での夢と現の錯綜は「ビューティフルドリーマー」をそれぞれ髣髴とさせる。更に「アヴァロン」同様Dominoという画調調整ソフトを使ったルックの調整等、正に押井守の集大成と呼ぶべき映画である。IGにとっても一つの到達点だろう。
「アニメの技術で実写を撮る」ことを標榜した「GRM」が資金不足で潰れ、そうこうしている内に「マトリックス」に先を越されてしまい、「GRM」の低予算版である「アヴァロン」も二番煎じに終わってしまった押井だが、今回は逆に「実写の技術でアニメを撮る」ことを標榜。背景の殆どを3D化することで自在なカメラワークを生み出すことに成功している。またプロダクションデザインには「不夜城」「スワロウテイル」で美術監督を務めた種田陽平を起用。実写の美術経験者がアニメの世界観デザインをするのは勿論初めてのことだ。
そしてそのコンセプトは<チャイニーズゴシック>。その一番の見せ場である中盤の択捉の街の情景は正に圧巻。しかもこれが映画の丁度真ん中に、蝶番のように位置することで、美しいシンメトリーの構成の、まるで一冊の哲学書のような作品となっている。
押井が95年の「攻殻」にあまり力を入れなかったことは「ユリイカ05年10月号」68ページの神山健治の発言から明らかだが、今作は押井特有の衒学趣味と澁澤系ゴスロリが融合したかなりマニアックな作品なので敷居は高い。普段あまり本を読まない様な人にはキツいだろう。しかし一度ハマれば抜け出せなくなることは必至。
…人間と人形と動物を区別するものは何か?ゴーストか?ではゴーストとは何か?生命か?では生命とは何か?…
さああなたも七宝細工を散りばめた様な映像と言葉のコラージュが織りなす知的迷宮へと迷い込んでみませんか?
・「「イノセンス」とは、何か。」
「イノセンス」とは何か。
衝撃の問題作の異名にふさわしいのか、初めて自分が劇場で見た時、観客は自分一人でした。そして、何をする為に劇場に行ったのか、一回目の鑑賞では満足度が納得出来ず、劇場版「攻殻機動隊」を視聴し、再度、映画館に足を運びました。
劇場には3週間の間で4度行き、品川へも行きました。
それは誰に言われたわけでもなく、「見たい」と自分の意志で選んだ作品だから、という答えに他ならなかったからでしょう。
近年、日本国内や海外作品でも
「作品の質よりも著名芸能人が多く出ればいい。数学的な収入成績だけがよければ良作だと思われる」
傾向の物ばかり出回っていた事に酷く否定的だったので、
「同じ時間で視聴するならこういう作品があってもいい」と、私は肯定派です。
自分は何故この作品を見たいのか?
「誰々がこう言っているから」「世間が話題として取り上げているから」「黙って座っていれば誰か著名芸能人が何かをしてくれるから」という視点を捨て、自分にそう問いかける事。自分から視点を合わせて行く事で、紐をほどくように何か、自分の見たい物が見えてくる。
きっと、そんな作品ではないかと考えています。
スタンダード版が初めから用意されている個人的に嬉しいですね。IGのDVDはこれまでマ二ア向きで値段が高めの物が多かったそうなので価格面でも満足です。
・「臭う(におう)体と冷たい体」
作品そのものの重さに耐えかねて、瓦解してしまったアニメ史上に残る壮大な失敗作。予算、参加した天才アニメーターたち、前評判、全てが桁外れではあったが、その期待は空しく空を切り、押井守自身の名声にも多大なダメージをもたらした。「押井が単独で脚本を担当すると危ない」という言葉は、今後、声低く囁かれ続けることになるだろう。
この作品のモチーフとして押井守が提示したのは「臭う体と冷たい体」だった。押井は未来の人間は、必ず「冷たい体」を選ぶだろうと予言した。もし、この魅力的なモチーフが、作品の中で的確に表現されていたならば、「臭う体」と「冷たい体」の間で、引き裂かれる「人間」の苦悩を、人間の置かれた実存的な状況の中で、想像的に描き出すことに成功した、唯一無二の傑作として、前作を超えることも可能だったろう。
「臭う体」を象徴する「犬」が見事に表現されていたのに比べ、「冷たい体」を代替する「セクサロイド」や「素子」は明らかに失敗している。「冷たい体」を表象するはずの素子は、OVAシリーズの素子と全くかわらない気安さで、広大なネットの知性と融合し、全く新たな存在へと止揚された素子の超越的な側面が欠落してしまっているため、バトーが素子の後を追って「冷たい体」に移行することをためらう、内的必然性が成立しない。また、前作にあった、脳裏に焼きつくようなビジュアルインパクトも映像の官能性もなく、豪華だが魂のない作品になってしまった。いい加減、伊藤和典を呼び戻すべきだろう、と私は思う。
全く皮肉なことに、特典でついているビートたけしのオールナイトニッポンのようなノリの、押井守と西久保俊彦のオーディオコメンタリーのほうが、本編より面白い。また、その場にいない宮崎駿を真ん中にはさんでの、押井守と鈴木プロデューサーの「ボディーブロー」の応酬も、なかなか意地悪で楽しめる。
・「肉体を喪失した時代における「人間性」」
肉体が容易に人工物に置き換え可能な時代において、自分はどこまで自分なのかという葛藤が、この攻殻シリーズのひとつのテーマとなっている。
押井監督は、「失ってしまった肉体は取り戻せない。でも宮崎アニメのように、昔に戻ろうという物語はウサン臭い。現状をありのまま認めてしまったうえで、新たな人間像を描きたい」といった内容の言葉を残している。
肉体を喪失した時代の人間の姿を、「男と女」という生臭いドラマで描いた作品が、この「イノセンス」である。人間と人形(ロボットやアンドロイド)との境界が、「ゴースト(魂)」の存在でしか語れなくなってしまった世界を舞台に繰り広げられる、魂と魂の愛の物語。それはもう、まさに「プラトニック・ラブ」としかいいようがない。
ところで、パトレイバー2でもそうだった(後藤と南雲)が、押井さんは近年、「大人の恋愛」を物語に大きく取り入れることが多いように感じる。状況は複雑でも、結局、男は男であり、女は女である。でもやっぱり状況は複雑だっていうあたりが、リアリティ溢れる大人のドラマという感じで良い。この辺が読み解けると、本作も決して難解では無いだろう。
ちなみに、押井映画をひもとく鍵として有名なものは…。
1.鳥…「死」「賢者」「確信犯」の象徴。2.魚3.犬…犬の視点のカメラワーク。被写体としての犬そのもの。今作では、人間の対極に人形と犬(動物)を据えているらしい。4.反復…繰り返しの表現は、一種の「とりつかれ」、ハッキングされている状況を表している。5.子ども…確立した自我を持たない存在として、人間(成人)とは別の描かれ方をすることが多い。
この辺に注目して、映画を見てみましょう。
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・「これでいいのだ」
理想と比べて至らない点をあげたらきりがないのが現実です。自分としては、これ程の内容の作品を作り上げた人々の才能と努力におしみない拍手を送りたい。おそらくその英知と労力に見合わない報酬で頭脳と肉体を酷使し続けたはずだから。ピクサーのように素晴らしい環境と収入を約束できない(というか、高い商品価格の大部分が本来行くべき以外の先に分配されているはずの)日本の労働環境から生まれたダイヤモンドに匹敵するような文化財を生み出す人々を日本はもっと大切にすべきではないかと思います。もしかしたらその内、野球選手のようにアメリカに移住しちゃうかもしれないんだから。
・「日本の世界に誇るアニメでしょう」
ストーリー、スピード、アイデア、描画、そして思想のどれをとっても我が国を代表するアニメーションの一つと言えるでしょう。諸外国の多くの映画マンに大きな影響を与えたこともわかりますし、実際、サイバー世界の現在に警鐘する内容、情報社会とはどんなものか、等とにかくそのスケールの大きさに驚かされます。これは絶対に買いですね。そして、とにかく浸り混んでみてみましょう。自分自身が常々漠然と感じていた、この今の世界への不安なども大いに納得するところとなります。
ただ、若干まだ正価が高い。しかし、中古の値段が相当こなれてきました。中古値段なら、十分に手が出るところに来たのが嬉しいですね。
・「至高の作品でしょう。」
まさに至高の作品でしょう。公安9課の周辺だけでなく、世界各国との関係や国内全体の情勢にまで視点を広げた内容だと感じた。表現にもこだわっているように感じる。少佐やバトー、クゼの心境、ゴーダの目論見などを一話一話の全体にまるで空気のようにその心情をうかがわせている。この作品の面白さは単純な「アニメ」としてのものではなく、一つ一つの場面に描かれた「意思」やキャラクターの「感情」を視聴者に伝えてくれるところなのだと思う。この作品に対する否定的意見(いちいち「ありえない」とか「この字の使い方」とか否定してるやつ)は、「攻殻機動隊」という作品が伝えてくれるものを理解していないのか、あるいはこの作品の伝えるものに反対する者の持つものだと思います。とにかくこの「攻殻機動隊」はすばらしいということ。これだけは確実です。
・「この歳で。。。」
アニメにハマるとは思いませんでした★ とにかく夢中になってしまう面白さでした。かっこいい!!タチコマのフィギュアが、欲しくなるほどです…
・「実写には出来ない」
最近アニメの実写化が流行ってますが功殻機動隊に関しては無理。というか考えられない。アニメにしては内容が重い。アニメだからこそ描ける世界観。単なるアニメと位置付けるのはもったいない。アニメは子供のものという考えを根本的に打ち崩した作品だと思う。見ずして語るな。といいたい作品。少々高いけど満足出来ます。
・「種と生命の行方」
M66、アップルシード、ドミニオン、オリオン、攻殻機動隊と一貫して流れてきた士郎正宗氏の生命や種といったテーマへの考察が興味深い。氏が常々考えたり想ったりしているだろう内容が知と生命という観点から語られる。そういった点ではアップルの年表やオリオンで語られた士郎正宗流<魂の在様>と並べて観ると非常に趣き深い。(私にとっては趣深すぎて悶えまくっていましたが)
ストーリー自体は、光学迷彩と高性能義体をフル活用した特殊部隊アクションであった1とは異なり、今回は素子の電脳戦がメイン。なにしろ素子は9課をクビになっている(死んだことになってる?)ので9課の面々の活躍はなし。<そちらの続きが見たい方は1.5をどうぞ>
抽象概念・生命・知性・種・個体・死・熱力学・山のような薀蓄などというキーワードを聞くとわくわくする方にはたまらんものがあるでしょう。「うげげっ」と思うけれども「読む!」という貴方には相当の気合と覚悟とネットでの用語検索環境を準備されることを提案します。
後、近年、フルカラーに拘っていた士郎正宗氏がどうなっているかが気になる方はぜひどうぞ。
・「難しい」
評価しづらいなあというのが第一印象です。いくつかに分けて考えたいと思います。
1、前作の延長線上としてアクション全開、テロリズムに対する攻性部隊の物語をこの作品を求めることはできません。戦いがあるといっても電脳上のものが殆どです。よく分からない用語を発しているうちに終了という感じです。
2、CG全開の絵がコレでもかと繰り広げられています。カラーもあるし絵師としての士郎正宗氏を求める人にはいいと思います。露出が多いという皆さんの意見には賛成。別にそっちに行かなくていいのになと思います。
3、ストーリー。内容が自分には難しかったです。前作は構築された士郎正宗氏の世界でのアクションが中心でしたが、今作は、世界を増築しつつ、その上で話を展開していくといった感じを受けました。一応、今回も万物連結観の話だと思うのですが、他にもたくさんの要素が見受けられます。読めば読むほど味が出るとは思いますが、SFなどにそれほど入れ込んでない自分は少し不親切かなとも感じました。
3番を求めていた自分は、とても興味深く読んでいます。前作とは別の印象が強いので、好き嫌いは分かれると思いました。
・「新ジャンル」
士郎ファンとしての意見です。押井作品が入口の方はかなり???となるような。逆に攻殻1やORIONではまった人は文句なく士郎ワールドを堪能できます。コミック表現、アニメ表現、3DCG表現の混在が昨今の士郎作品に顕著で、そこにお気楽な漫画とシュールでシリアスなギブスン的世界観、やたらと細かいディテールにつつまれた比較的ざっくりとしたストーリーを荘厳な宗教タッチで煙に巻く流れでしょうか。攻殻1ともども何度読み返しても発見があり、末永く楽しめますが読みずらさは一流。画力も一流なので、まず気軽に絵を楽しむのもアリかとおもいます。
・「哲学するコミック」
主要登場人物は、主人公「荒巻素子」と分身(デコット)か同位体(ミレニアム・スピカ・アンタレス)で、全部同じ人物です。
ミレニアム=「こうでなくてはいけない。失敗してはいけない。」という自分の中の支配的価値観。中央集権的で、コミュニティの女王になりたがる。
スピカ=研究者。「ヒトに代わる機械生命の研究、又は不老不死の研究」に執着している。目的の為なら、他の同位体を消去する事も辞さない。
アンタレス=他の素子同位体の行動を見ているが、この人も同位体。環と同じ部分がある。
荒巻素子=最善の選択を積み重ね、生き続ける事が目的。そのためには他の魂との融合も進んでする。
悪しき心(ミレニアム)を打ち砕き、(荒巻とスピカが)ひたすら前向きに自己討論しつづけるのを、電脳戦に例えています。最後にスピカと荒巻素子は目的が同じになり融合しますが、一つになる融合ではなく、お互いを鏡のようにして非対称のまま安定します。自分の中に自分が二人いる状態です。そして、二人の素子が子供(珪素生命)を育てていくのを、環(もう一人の客観的素子)は見つめ続ける・・・で終わります。
カントの倫理論「それを考えることしばしばにして、かつ長ければ長いほど、常に新たに増し来る感嘆と畏敬の念をもって心をみたすものが二つある。わが上なる星きらめく天空とわが内なる道徳法則」これと同じ事を、カラーとCGで、コミックの形で展開しているのだと思います。
・「オススメです。」
賛否両論あるみたいですね。でも僕はこの作品好きです。確かに難解。でもだからこそ何度も読めて、いつまでも楽しめる。作者が何を意図して書いたのかを考えるのも楽しみですしね。それを考える楽しさという観点では前作を上回っていると思いました。一度読んだだけで終わってしまうような本ではつまらないじゃないですか。
それに、“電脳戦”みたいなシーンも結構多くて僕は結構好きでした。
総合的にもこの作品は前作を上回っていると思います。読む人の好みもあるとは思いますが、とてもいい作品だと老いますよ。オススメですよ。
●攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
・「神山監督は真面目だ。」
stand alone complex シリーズもそうですが、神山監督の作品は、日本が抱える社会問題を真正面から捉えてるんですね。しかも、娯楽性を失わずに。
今の日本は、問題山積みなのにそれを見て見ぬフリしていると思うのですよ。巷に溢れる作品も、目先の利益ばかり追求した姑息な二番煎じやら、コピーやら、安上げな続編やらが目に着きます。
そういう作品群とは比較にならないです。詳しくは書きませんが、本作品も「日本社会」自体が最大のテーマだと思います。神山監督は決して目を逸らさず、それを作品化したのだと思います。最初はスローテンポだと感じましたが、最後は圧倒的で納得でした。神山監督は真摯だな、というのが一番の感想でしょうか。
この作品を通じて日本社会を再考する機会になるといいなと思います。自分を含めて。
・「流石はプロダクションI.G」
SAC1st、2ndとハイクォリティな作画とストーリーで作られてきた攻殻機動隊ですが、今回は単品での製作ということでその品質が凝縮されてます。原作に忠実かつ細かい各種設定、ダイナミズム溢れる演出や人物の動き、ストーリー展開も「ここで伏線を張っていたのか!」という驚きがあります。内容としては現代日本の高齢化、児童虐待、政治家の無能&右傾化を神山監督なりの演出で、非常に巧く描いています。(原作で言えば人形使いをベースにしています)とはいえ1st、2ndからの系譜ということで全作、前々作を見てない人には理解するには厳しいかも。ただし、観ている人なら100%楽しめます。さらに原作を読んだ人は120%楽しめます。例えば病院での襲撃シーンなどは原作でもあったシーンを巧くリメイクしてあるので、思わずニヤリとしてしまいました。
サイトーと敵の特A級狙撃手との息詰まる狙撃戦、真相に近づいたために電脳ハックされ、娘の為に自害を試みるトグサなど、キャラの個性や感情が映像と音楽、声優陣のしっかりとした演技によってハッキリと伝わってきます。ここまでリアルとバーチャルを融合させたアニメは他にはないと思います。どうやら3rdに続くような終わりかたなので、次回作にさらなる期待が持てる逸品です。
・「シリーズ最新作は見ごたえ十分」
108分と映画並の長編ですが、諸所に楽しめるポイントがあり、最後まで一気に楽しめます。普段ではあまり分からない時間の流れも、トグサの子供が成長しているシーンを通して感じさせられてgood。origaが歌うオープニングは言うまでもなく、時折流れる女声の神秘的なBGMは、きれいな映像とあいまって魅力的な演出を作り出していて、こういった部分でも楽しめる内容になっているのはうれしいところ。各アクションシーンや、サイトーの狙撃対決も見所。肝心のストーリーはというと、題材に今現在日本を始め先進各国で取り沙汰されている少子高齢化問題を持ってきているのでわかりやすいし、今のままこの問題が進んでいった未来の一つの形、としてもおもしろいです。相変わらず原作を読んでいる人にはうれしいオマケシーン、セリフがあるし、読んでいなくても内容理解に何も問題ないよう作られているので、どっちでも十分楽しめます。個人的には普段出番の少ない、パズ、サイトーが割と頑張ってくれたのがうれしかった。 観ておいて損はないです。
・「これが神山健治の攻殻機動隊だ!」
とにかく素晴らしい作品だと思います。ストーリー、クオリティ、音楽、何をとっても大満足だと思います。攻殻機動隊ファン、とくにSTAND ALONE COMPLEXシリーズが好きな人には是非見て欲しいです。
最初のSTAND ALONE COMPLEXは攻殻機動隊をTVシリーズとしてアニメとしてとっつきやすく、素直に楽しめる作品だと感じられました。劇場版のGHOST IN THE SHELLとは違う神山健治監督のこだわりのようなものが感じられました。しかし2nd GIGでは押井守の宿題もあり、良くも悪くも少し最初のSACのテーマとは変わった方向性になってしまったように感じました。確かに作品自体が素晴らしいことには変わりなかったのですが、何かひっかかる物も感じました。
この作品はそのモヤモヤ感を全て吹き飛ばしてくれた感じがします。
もちろん士郎正宗氏の素晴らしい原作があって、押井監督のやはり素晴らしいGHOST IN THE SHELLがあって、そしてこの作品があるのですが、神山健治が攻殻機動隊を作ったらこうなる・・・というのがとても感じられました。明らかにGHOST IN THE SHELLを意識した作りにもなっており、一つの押井守版とは違うメッセージを打ち出しています。まさに神山健治版という感じです。
本当に素晴らしい作品だと感じました。
・「ぜひ3シリーズを!!」
とにかく素晴らしい!の一言。毎日のように繰り返して見ています。2nd GIGではラスト付近退屈してしまいましたが、こちらは少佐が去った後の公安九課、しかも新隊長が最年少である「永遠の青二才」トグサ!!攻殻ファンであるならば見るしかないでしょう!!!相変わらず菅野よう子の絶妙なオープニングに乗った画像には鳥肌が立ちましたし、冒頭で新生九課が、今回コラボレーションした日産「クルーザ」から颯爽と登場したシーンには思わず「やられたー!!」としびれまくりました。
完全無敵な草薙素子の不在でしかあり得ない緊迫感とバトーとトグサのぎくしゃく感。まだ成長段階である不安定な九課を支えるべくはずのバトーは、素子のゴーストを探し迷い一人単独行動に。そんなバトーの胸中を理解しつつも、妻に仕事の内情を告白し義体化を加え、愛する「マテバ」を捨て立ち上がるトグサ。自らの老いを自覚しつつ二人を見守る荒巻課長の「父親」としての眼差し。まさにこの作品は、バトーの精神的放浪とトグサの成長…二人の男のドラマだと断言して良いでしょう。エレベーター前での気まずい、かつてのコンビの無言のシーンは絶品。
他メンバーも、サイトーのスナイピング戦を始め、プロトや新人アズマの活躍も細やかに語られて、一瞬も目を反らす暇は有りません。トグサを新しいリーダーとした九課のこれからを、ぜひぜひ絶対、続編で見たいです!!!
●NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION
・「コンパクトです、が。」
TVシリーズの頃からのファンですが、10年ぶりの再会ってことではじめてDVDを購入しました。価格もまぁこんなもんかな?と思ったので。しかし、BOXってやたら豪華でかさばる、じゃまなイメージでしたがこのBOXは必要最低限、シンプルで場所をとらず、よいです。豪華なケースもブックレットもなし。薄くて赤いクリアケースのみ。ケースが少々ヤワですが見れればOKな私のような人には十分です。特典映像の各種テロップや前劇場版の予告がとても懐かしいです。
ですが、みなさんおっしゃる通り、ケースの色移りがします。ケースを触った手を見てわかる程ではないですが、ケースを触った後に白い濡れタオルを触ったらピンク色になった・・・・・・・・・・
・「「エヴァ」初体験の方へ。」
リアルタイムでテレビ放送を視聴したひとりです。エヴァのVHSビデオの第1巻の発売日。始発電車に乗って秋葉原まで買いに出かけましたが、既に大変な行列が形成されていて買うことが出来ませんでした。とても残念だったけれども、悲しくはありませんでした。何か大変なことが起ころうとしている熱気を感じ取ることができたからです。そして恐らくは同じように感じた人たちが大勢いるだろう、という「連帯感」のようなものを肌で感じました。次々と現れる使徒を「どうやってあんなのを倒すのか」と悩み、あっと驚く方法で使徒を倒す度にエヴァの製作スタッフは今、自分たちの持てる表現エネルギーの限界を超えて戦っているのだ、と感じました。だからテレビ放映版の最後があのような結果になっても怒る気持ちはありませんでした。劇場版エヴァの公開日。始発電車に乗って池袋シネマサンシャインに出かけましたが、またも大行列が形成されていて、再び「連帯感」を感じ、何か嬉しかったです。まもなく発売される本商品に関していろいろ批判があるようですが、本商品のメインターゲットはリアルタイムでエヴァを体験した方向けというより、これから初めてエヴァを体験する若い世代向けなのだと思います。本商品を購入しようかどうか迷っているエヴァ未体験の方にお伝えしたいのは、エヴァが第一級の娯楽作品であるということ、そしてエヴァ以降のロボットアニメは多かれ少なかれエヴァと比較される宿命を背負わされた、それほど決定的な作品であるということです。それを是非ご自分の目で確かめて欲しい、とエヴァのいちファンとして願っています。
・「こんな作品があったなんて・・・」
TV放映時は、仕事の都合でTV東京系の放送が観られない環境でしたし、私自身が日本アニメの限界を感じていた時期の作品なので、なぜ「エヴァ」が注目されていたのか理解できませんでした。しかし、「新劇場版・序」を観覧してその理由がわかりました。それはつまり、製作者側の、この作品に対する愛情(執着)が、中途半端ではないからです。本作における、TV版「エヴァ」、現在も未完のコミック版「エヴァ」、そして新劇場版の「エヴァ」。その全てが異なるエンディングを迎えることになりそうな予感がする本作品。コミックや新劇場版の今後を見守るためにも、観ておいて損のない商品と思っています。確かに、旧劇場版最終話にはいくつものクエスチョンマークを付けざるを得ませんが、新劇場版の今後を見守るためには、必見です。<追記>色落ちの件で交換対象となった、本作品のDVDインナーケースですが、確かに当初のものよりくすんだ色合いであることは事実ですが、他の方のレビューにあるほどひどいものではないように感じました。もともとが廉価版なので、あまり期待しないでください。そして、発送元(キングレコード)からも、不良品を「同時引き取り」するよう配送業者に指示しているようですが、代替品に同封されていた文書からは、「後日引取り」でもかまわないようですので申し添えます。
・「これまで」
エヴァのDVDは買ったことはないですが新劇場版のせいでテンションが上がってしまい、ついにポチることになりました。
あとは未だに発表されないジャケットに期待ですが、ショボい紙ケースにはしないでほしいです。かといって前回の無駄にデカく取り出しづらいケースも勘弁です。
ジャケットがダサい場合はもちろんキャンセルしてどうせ出るだろう既存版+新劇版のセットを購入します。
・「ケースから色落ちして赤く染まるのは嘘です!」
個人的なことですが私のアニメに対する認識を改めてくれた思い入れのある作品です。ですが、前に出ていたボックスは値段も高いし、ディスクが取り出しにくいという評判だったので見送っていたのですが、今回リニューアル版が出たということで購入しました。実際購入してみての感想ですが、やはり難点はケースです。軟質のビニールっぽい素材なのでディスクを外そうとするとケースがやわらかいのでケース全体がぐにゃっと曲がって取り出しにくいと感じます。はめるときも少しはめにくいです。こういう素材のケースは海外ドラマの廉価版セットでよくありますが、(ソフトシェルとかいうタイプ)こちらも廉価版のBOXとはいえ、それなりの値段のする商品なのですから、もうちょっと素材を選んで欲しかった。また、傷が付きやすいのも事実です。というか、購入して開封した時点でケース同士がこすれて出来た傷が無数についていました。これはこういう素材なのでしょう。ただ、他の方が書いておられるような手に赤い色がうつるなんていうことは全くありません。手でこすろうがウエットティッシュで拭こうが色落ちはありません。何か別なものを触って手に赤い塗料が付いたのでは無いでしょうか?
DVDの中身について問題はありません。久しぶりに全話通して見たらまた違った発見があって楽しんでいます。
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