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▼最近見た映画:セレクト商品

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディションクローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション (詳細)
マット・リーヴス(監督)

「限りなくリアルな恐怖」「なぜ日本ではBlu-ray版が出ないのか」「NYに『何か』が!!」「新しい映画です。」「好みが分かれるが、個人的にはドツボ映画」


バンテージ・ポイント コレクターズ・エディションバンテージ・ポイント コレクターズ・エディション (詳細)
ピート・トラヴィス(監督), デニス・クエイド(俳優), マシュー・フォックス(俳優), フォレスト・ウィッテカー(俳優)

「交錯するトリックを視点を変えることで明らかにする面白いアトラクション」「緻密な展開と多くの伏線が張り巡らされたストーリー」「拾い物ですよ!」「久々に面白い映画を見た」「練りに練られた脚本の妙」


アメリカン・ギャングスターアメリカン・ギャングスター (詳細)
リドリー・スコット(監督), デンゼル・ワシントン(俳優), ラッセル・クロウ(俳優), キウェテル・イジョフォー(俳優), キューバ・グッディングJr(俳優), ルビー・ディー(俳優)

「ギャングスターという響き。1970年代の片端が見えてきます。」「我が道を進む二人の壮絶な生き様の物語」「渋い…大人の男の世界!」「新たなギャング映画の金字塔」「「ゴッドファーザー」「グッドフェローズ」以来の快作」


大いなる陰謀 (特別編)大いなる陰謀 (特別編) (詳細)
ロバート・レッドフォード(監督), メリル・ストリープ(俳優), トム・クルーズ(俳優), アンドリュー・ガーフィールド(俳優), デレク・ルーク(俳優)

「何のための戦争なのか?」「楽しむ映画ではないが、間違いなく見るべき映画。」「何が問題かを知るために」「英語が解らないとつまらない」「これは考えさせる映画ではない!論争をしかける映画だ!」


ゼア・ウィル・ビー・ブラッドゼア・ウィル・ビー・ブラッド (詳細)
ポール・トーマス・アンダーソン(監督), ダニエル・デイ=ルイス(俳優), ポール・ダノ(俳優), ケヴィン・J・オコナー(俳優), キアラン・ハインズ(俳優), ディロン・フレイジャー(俳優)

「素晴らしい」「ディ・ルイスが出なければ、今作は作らなかった。」「パワーで押しまくる!!」「人間模様を描く傑作」「面白かったです」


陰日向に咲く 通常版陰日向に咲く 通常版 (詳細)
平川雄一朗(監督), 岡田准一(俳優), 宮崎あおい(俳優), 伊東淳史(俳優), 緒川たまき(俳優), 塚本高史(俳優), 平山あや(俳優), 西田敏行(俳優), 三浦友和(俳優)

「原作以上に良い出来栄え」「映像の勝利」「5回泣いてしまった。」「久しぶりの名作!」「号泣でした」


ジャンパー (特別編)ジャンパー (特別編) (詳細)
ダグ・リーマン(監督), ヘイデン・クリステンセン(俳優), サミュエル・L・ジャクソン(俳優), ダイアン・レイン(俳優), ジェイミー・ベル(俳優), レイチェル・ビルソン(俳優)

「内容が薄っぺらく見えるのは「わざと意図的に」演出されているのかも。」「滅茶苦茶面白かった。」「これはww」「アクション映画の醍醐味!」「良かったです」


パルス-回路- アンレイテッド・バージョンパルス-回路- アンレイテッド・バージョン (詳細)
ジム・ソンゼロ(監督), リック・ゴンザレス(俳優), クリステン・ベル(俳優), ジョナサン・タッカー(俳優), イアン・サマーハルダー(俳優), クリスティナ・ミリアン(俳優)

「黒いブラジャー」「おれたちは、もう街には住めない」「マイナーながらリメイク版「呪怨」より面白い!」「便利さの影に潜む恐怖」「「回路」の解説的リメーク」


ショーシャンクの空にショーシャンクの空に (詳細)
フランク・ダラボン(監督), ティム・ロビンス(俳優), モーガン・フリーマン(俳優), ウィリアム・サドラー(俳優), ボブ・ガントン(俳優), ジェームズ・ホイットモア(俳優), スティーブン・キング(原著)

「謂わずと知れた名作」「嬉し泣き!」「すがすがしい」「institutionalized 」「スティーブンキングの一作」


スピーシーズ4 新種覚醒 (初回生産限定)スピーシーズ4 新種覚醒 (初回生産限定) (詳細)
ニック・ライオン(監督), ヘレナ・マットソン(俳優), ベン・クロス(俳優), ドミニク・キーティング(俳優)

「アンクル・トム奮闘記」


ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディションザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション (詳細)
アントワーン・フークア(監督), ダニー・グローバー(俳優), マーク・ウォールバーグ(俳優), ローナ・ミトラ(俳優), マイケル・ペーニャ(俳優), ケイト・マーラ(俳優), ネッド・ビーティ(俳優), イライアス・コティーズ(俳優)

「かっこいいアクション。最後は期待どおりです。」「素晴らしい。」「マーク・ウォールバーグよ、何であんたはそんなにカッコいいのぉ!」「悪党は必ず滅びる日が来る」「期待通りのアクション満載!スケールのでっかい作品です!!」


300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) (詳細)
ザック・スナイダー(監督), ジェラルド・バトラー.レナ・ヘディー .デイビッド・ウェナム.ドミニク・ウェスト.ビンセント・リーガン(俳優)

「娯楽作品と割り切って、楽しむが上策」「普通に、楽しめました。」「300+1」「フランク・ミラーの秘密」「映画の新しい形だと思います」


紀元前1万年 特別版紀元前1万年 特別版 (詳細)
ローランド・エメリッヒ(監督), クリフ・カーティス(俳優), カミーラ・ベル(俳優), スティーブン・ストレイト(俳優)

「なるほど!紀元前1万年前はこうだったのか!!」「多分別の惑星の話なんだと思う」「上等な駄菓子」「ローランド・エミリッヒ監督25周年集大成!」「英語の勉強に使えました」


宣戦布告宣戦布告 (詳細)
石侍露堂(監督), 古谷一行(俳優), 杉本哲太(俳優), 夏木マリ(俳優), 財津一郎(俳優), 多岐川裕美(俳優), 麻生幾(原著), 小松輿志子(脚本)

「戦後の日本は、国防の本義を誤解していないか」「リアリティのある日本の現状」「宣戦布告」「よいと思います」「よくやったと思います。」


ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組)ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組) (詳細)
:クリス・ワイツ(監督), ダコタ・ブルー・リチャーズ(西内まりや)(俳優), ニコール・キッドマン(山口智子)(俳優), フレディ・ハイモア(成海璃子)(俳優), イアン・マッケラン(緒形拳)(俳優), &ダニエル・クレイグ(俳優)

「現代の深層を映し出す物語」「原作を読んでいないと」「いい買い物したな‾!」「世界観や物語構成は非常に面白いが、原作を知る方は物足りないかも」「思ったよりはまりました」


ミストミスト (詳細)
トーマス・ジェーン(俳優), マーシャ・ゲイ・ハーデン(俳優), ローリー・ホールデン(俳優), アンドレ・ブラウアー(俳優), トビー・ジョーンズ(俳優)

「おぞましき多数論理。」「まさにキング作品の映画化」「最高のヒューマン・ホラー」「問題作」「恐怖!!!」


仁義なき戦い仁義なき戦い (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(俳優), 飯干晃一(原著)

「ヤクザ映画の金字塔」「究極のリアリズム!」「文太さんが一番カッコよくでてる作品です☆」「記念すべき第一作」「迫力が凄い。人間の生々しい欲望を描いたヤクザ映画の傑作」


仁義なき戦い 広島死闘篇仁義なき戦い 広島死闘篇 (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(俳優), 飯干晃一(原著)

「成田三樹夫につきる」「殺人鬼と呼ばれた男」「シリーズ最高作でしょう」「一人の若者の生と死に焦点をあてた、北大路欣也の代表作か?」「千葉真一にはまいった。」


ヒットマン 完全無修正版ヒットマン 完全無修正版 (詳細)
ザヴィエ・ジャン(監督), ティモシー・オリファント(俳優), オルガ・キュリレンコ(俳優), ダグレイ・スコット(俳優), ロバート・ネッパー(俳優), ウルリク・トムセン(俳優)

「スタイリッシュにカッコイイ!!ガンアクション作品。」「完璧!」「DVDで十分」「ゲームとの比較」「DVDに期待。」


ベオウルフ/呪われし勇者 劇場版(2枚組)ベオウルフ/呪われし勇者 劇場版(2枚組) (詳細)
ロバート・ゼメキス(監督), ジョン・マルコビッチ(俳優), アンジェリーナ・ジョリー(俳優), ブレンダン・グリーソン(俳優), ロビン・ライト・ペン(俳優), アンソニー・ホプキンス(俳優), クリスピン・グローバー(俳優), レイ・ウィンストン(俳優)

「無骨ヘビメタ勇士の残酷モンスター映画。」「何でも映像化できる良い時代?になった」「アンジェリーナジョリーの妖しい裸体」「実写版も併せてみると理解が深まります」「大人が楽しむ絵本」


仁義なき戦い 頂上作戦仁義なき戦い 頂上作戦 (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(俳優), 飯干晃一(原著)

「おとしまえの付け方が秀逸な実質的な最終章」「旅の風下」「痛そう」「頂上に届いたのか?」「代理‾頂上‾完結 3部作の真ん中」


仁義なき戦い 代理戦争仁義なき戦い 代理戦争 (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(俳優), 飯干晃一(原著)

「シリーズ最高傑作」「「教師」がそれを言っちゃいかんだろ(笑)」「加藤武、最高!」「文句なし!喜怒哀楽すべてが詰まった娯楽映画の金字塔」「何回見ても、素晴らしい」


仁義なき戦い 完結篇仁義なき戦い 完結篇 (詳細)
深作欣二(監督), 菅原文太(俳優), 飯干晃一(原著)

「事実上のシリーズ完結。」「北大路欣也に1000点!」「伊吹吾郎はゴルゴ13。」「やっぱり宍戸より千葉が」「脚本の力」


ヒルズ・ハブ・アイズヒルズ・ハブ・アイズ (詳細)
アレクサンドル・アジャ(監督), キャスリーン・クインラン(俳優), アーロン・スタンフォード(俳優), エミりー・デ・レイヴァン(俳優)

「2007年カルトムービーのの決定版」「いい映画です」「センスのいい監督さんです!」「ファイトだ、メガネ君!」「観る前から興奮」


ブラッド・ダイヤモンド 特別版(2枚組)ブラッド・ダイヤモンド 特別版(2枚組) (詳細)
エドワード・ズウィック(監督), レオナルド・ディカプリオ. ジャイモン・フンスー. ジェニファー・コネリー. カギソ・クイパーズ. アーノルド・ボスロー(俳優)

「アフリカを舞台にした映画の決定版!」「自由と家族と真実。」「一度見てください」「見るべき映画であると同時に、娯楽としても楽しめる。」「ワイルドなデカプリオ」


▼クチコミ情報

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション

・「限りなくリアルな恐怖
冒頭から映像が乱れて始まります。それは、この映像が、アメリカ軍が『かつてセントラル・パークと呼ばれた場所』で発見した『コードネーム“Cloverfield”』と呼ばれるビデオ映像だからです。極々普通の一般人ロブ(マイク・ヴォーゲル)が、東京支社に転勤になることになり、彼の兄を中心に、友人らが彼を送るために開いたサプライズ・パーティーのビデオで、素人が録っているらしく、余計な映像がたくさん流れていきますが、これを観ていくウチに、彼と彼をとりまく人々の人となりが、自然に入ってきます。彼の悩みも何とか解決できないものかなぁ、といつしかこの映像が、アメリカ軍が回収した極秘映像だというコトすら忘れてしまうほど。そんなパーティーが続く中、突然、ものスゴい揺れが襲い、マンションのビルが停電してしまいます。非常電源に切り替わり、皆が何事かと屋上に確かめに行くと、遠くに上がる炎が。またもやテロか。一刻も早くこの場から逃げなくてはと、我先に逃げ惑う人々。表の通りにでると、NYの象徴が目の前に、無残な形で吹っ飛んできます。TVの予告編で観た方も多いでしょう。自由の女神の頭です。いったい何が起きたのか?何もわからないまま、ビデオにはこの日マンハッタンで起きた『クローバーフィールド事件』が、刻銘に刻まれていきます。果たして彼らの身に何が起きたのか。彼らは生き延びることが出来たのか。最後の最後まで飽きさせないパニック・ホラーの最高傑作に出逢えました。できれば、ネットの公式HPなんかにある情報を、まるっきり見ないで、真っ白の状態で観て欲しい作品です。

・「なぜ日本ではBlu-ray版が出ないのか
手振れが多く低画質だと目が疲れやすく、また音響効果の素晴らしい作品だからこそ、Blu-rayにすべきだと思うのだが・・・

映画自体は文句なしの★5つ。第三者視点からの映像は一切なく、全てが登場人物の持つハンディカメラからの映像なので、まるでその場に放り出されたかのような圧倒的な緊張感、迫力、そして恐怖を味わえる。その手法を逆手に取って「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のように低予算で誤魔化すこともなく、全てが巨大なスケールで描かれている。いわゆるモンスターパニック映画の、究極の答えの1つとなり得る作品。

・「NYに『何か』が!!
※注意ブレブレの映像なので酔う人は酔います。映画館で観たのですが本当に気持ち悪くなりました。家で鑑賞するには大丈夫かもしれませんが大画面だと危ないかもしれません。

公開当初「酔ったから金返せ」「意味が分からない」など批判が殺到した映画です。ですがこの映画はあくまでも体感する映画です。ラストのオチが賛否両論な理由も分かります。

私はこの映画好きです。ストーリーはないに等しいのでストーリーは求めないでほしいです。ストーリー云々より映像を楽しみましょう。

怪物の姿も人によって捉え方が違うと思います。完全な姿は現しませんが大体の姿は分かります。

今年観た映画の中で色んな意味で一番にしたいです。衝撃が凄かったので観た直後はとても怖かったです。本当にこのクローバーフィールドという事件があったかの様な感覚になります。

2の製作も決定しているので早く観たいです。2は違う人の視点で製作する様です!楽しみ!

・「新しい映画です。
この映画に不評している人は結構いるが、まぁ「酔ったから」ならまだ分かるけど、「訳が分からない。結局なんだったの?」と不満を言う人がいるが、むしろ監督的には大成功だね(笑)

本作は飽く迄も何の力を持たない、我々と同じイチ民間人の視点で描かれた“擬似体験する”映画、アトラクションなんだとゆー事を理解してほしい。こーいった“何の前触れもない巨大地震”とも言える状況下で民間人が知る事の出来る情報量はごく僅か。怪獣が例え、軍によって作られたモノや地球に飛来したモノであったとしても、TVやラジオくらいでしか情報得る事しか出来ない民間人が分かるはずがない。分かる事が出来たとしてもそれは全てが終わったあとだろう。手ブレ描写だけでなく、民間人の視点にする事で、情報があまりに少ないとゆー不安と恐怖を増幅し、観客も主人公達同様に“分からない恐怖”に見舞われるとゆー新しい手法は斬新だ。

「別の視点で、例えば軍隊の視点で謎がドンドン解るように描いてほしかった」とゆー声もあるが、それはそれで面白いかもしれないけど、それじゃぶっちゃけ今までと変わらない。

どうも謎があまり解明されず想像力を必要とする映画は不満を持つ人が多いが、まぁ楽しんだもん勝ちだ。楽しめなかった人達は、まぁ、残念でしたと(笑)

・「好みが分かれるが、個人的にはドツボ映画
とにかく観ていただきたい!レンタルでもいいので!。それから買うか買わないかでも遅くないと思います。内容はいい意味で私の想像を超えていました。事前情報まったくナシで劇場で観たのですが、「それ」を観たとき私は「これドツボじゃ!」と思いました。同時に「それ」を観て「あ〜あ」と思う人もいるのかなと思いましたが、他の人のレビューをみる限り思ったより万人受けするようです。内容は最シークレットポイントなので伏せますが「食人族」「ブレア・ウィッチ」で知られる視点が登場人物の視点(カメラ)のみのドキュメンタリー風映画ですが内容はいい意味でトんでます!登場人物視点なので揺れるし、観にくいし、分かりづらいですが、よく計算されており今の状況やストーリーが分からないということはありません。ちゃんと理解し観進めることが出来ます。これがよく出来ており、断片的な映像を演出しつつ、ちゃんと物語として成立しているので「わけが分からない」という終わり方にはなりません。「ビデオカメラ」を使って撮っている事を利用した気の効いた演出には感心させられました。一般的な映画を見慣れた方にもフツーにお勧めできます。ただこういう演出上、謎は多く残ってるし、「それ」を見るまでが長いのが不満ですが、それ以上の興奮を得られると思います。「2」製作も決まってるようなので楽しみです!今度はどんな登場人物がどんな体験をするのでしょうか・・・

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション (詳細)

バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション

・「交錯するトリックを視点を変えることで明らかにする面白いアトラクション
大統領を警護するシークレットサービスを演じるデニス・クエイドの主演映画。スペインで大統領の狙撃事件が発生する。映画の前半は、その謎を多くの視点から何度も繰り返し見ることで、事件の裏にさらに裏があることがわかってくるという推理映画仕立てとなっている。後半は解かれた謎を解決するクライマックスとなり、犯人との壮絶なアクションが展開される。

本作品の前半は同じシーンをアングルを変えてみることで、他の視点からは見えなかった事件の裏側が少しずつわかってくるという謎解きになっている。事件には事件を防ぐ側と起こす側のトリックが複雑に交錯しているが、反復して見せることで誰もが容易に理解できる仕組みだ。多くのミステリー作品は巧妙なトリックがあっても内容をすべて理解することは困難であるが、本作品はその問題点を見事に解決している。この編集はクリストファー・ノーラン監督の『メメント』に似ているが、こちらの方がはるかに明快である。

後半は一転して犯人を追うカーチェイスアクションとなるが、従来の作品と比較しても見劣らないスピード感で見応え十分。ロケ地としてスペインが選ばれたのはこの臨場感を演出するためであろう。また、作品全体を通して、主人公であるシークレットサービスの生き様が伝わってくる演出になっていて、これが作品のテーマともなっている。

あっという間の90分で見終わってすっきりするアトラクションのような作品。暗殺事件でなぜすっきりするかは見ればわかる。値段分の価値は十分で星5つでいいと思う。

・「緻密な展開と多くの伏線が張り巡らされたストーリー
何気ない音、場所、登場人物の行動、それら全てが真実への伏線であることに、徐々に気付かされます。視点が変わる毎に徐々に真実に近づいていきます。前半の緻密な展開と比較すれば、後半3分の1くらいは若干大味な感もあり、クライマックスはご都合主義的な香りもしますが、見終わった後にはもう一度最初から見たくなる、そんな映画です。買う価値は十二分にあります。

・「拾い物ですよ!
公開時はそれほど話題にならなかったような気がしますが、なるほどこういう映画の作り方もあるのかと、大変感心してしまった1本。純然たるサスペンス映画で、あまりリアリティーを重視すると確かにやや甘いところもありはするものの、筋肉隆々の男がミャンマーで人を殺しまくる映画を許容できる神経であれば大丈夫です。

・「久々に面白い映画を見た
八つの視点から進むストーリーですね。あんまり話題になってないですけど、かなり傑作だと思います。一人の視点でわからなかったことが、次の視点でわかったりしますし、最終的に全てが集約されて納得のラストを迎えますし。あとカーアクションの迫力がものすごかったですね

・「練りに練られた脚本の妙
大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から、暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描きます。出演はデニス・クエイド、TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー、シガニー・ウィバーなど配役も豪華です。 

大統領暗殺にいたるまでのシークエンスは、捜査官や観光客、犯人など8人の視点で8回繰り返されます。2度目、2人目の視点からは、とりあえず何が発生するか分かってるから、その立ち位置までを確認しつつ観ていけます。どんどん情報が殖えていくワクワク感。そのつど時間は巻き戻され、少しずつ新たな事実が明らかにされ、観客は真相に近づいていくという手法。 それぞれのパートは、必ず先が気になる一番いいところで終わってしまう形で区切られます。(苦笑) そのため観客は、あたかもクライマックスが連続しているような感覚に陥ることに。全力ダッシュで始まり、ペースを落とすことなくそのまま90分間駆け抜けます。

ひとつの事柄が、見る角度により別のものに見えてくる。ある事実を知った後には、同じ出来事がより大きな意味を持っていたことに気づく。まったく無関係と思われる登場人物たちは、そのじつそれぞれが確固たる存在理由を持って配置されており、すべてが明らかになる最後の瞬間には、大きな感動と満足感が待っています。

バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション (詳細)

アメリカン・ギャングスター

・「ギャングスターという響き。1970年代の片端が見えてきます。
実話をベースにした一代記を描いた映画への取組みはなかなか難しいものがあるようです。特にこのように1970年代と時代が近いものは顕著です。あまりにも事実に即したシナリオに脚色を加え過ぎると大げさな感じになる反面、ダイナミックにすると映画のコンテンツが異なってしまうので、このさじ加減が難しいと思います。この作品では、いつもとは異なるデンゼル・ワシントンが主役の悪党をよく分析して、細かく巧妙に演じているのがよく分かります。オープニングのハーレムのギャングのボスが主人公であるフランク・ルーカスに話したキーワードに、そののち麻薬王として君臨することになるコツが隠されているという仕掛けがあります。1970年代の裏社会を包み隠さず報じて、世間に明らかにした作品です。

・「我が道を進む二人の壮絶な生き様の物語
これは素晴らしい!何故オスカーにノミネートされなかったのか疑問です(ノーカントリーの受賞は納得ですけど)。リドリー監督の作品の中でも傑作の部類に入ります。2008年日本公開作品の中では今のところダントツのNo.1です(だったんですけど『ダークナイト』に譲りました)。

内容は実在の麻薬王フランク・ルーカスと彼を追いかけるリッチー・ロバーツの物語なんですが、単純に追いかけられる犯罪者と追いかける刑事の話というわけでなく、『我が道を進む二人の男の物語』というものなんです。麻薬という犯罪の道を突き進みつつも家族思いという一面を持つフランク、女にはだらしなく妻にも愛想をつかされるも自分の正義を貫き通すリッチー。正反対な道でありながらどこか似通っている部分がある二人は人間としては見習ってはいけないものの憧れるところがあります。そして終盤についに対面、今まで正反対の道を進んでいた二人は共に汚職にまみれた警察の人間を次々と逮捕。そしてすべてが終わった後にリッチーの「何か飲むか?」という問いかけに「聖水はあるか?」とフランクが答え、二人で大笑いするシーンは決して善人ではなかった二人が唯一共に善人となったように思えます。そんな二人を演じるのが共にオスカー俳優であるデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ(二人の競演はバーチュオシティ以来)。文句無しの絶品です。

脚色の部分は多々あるとは思いますが、かなりドラマチックな仕上りとなっています。男なら一度は見ておくべき作品です。リドリーファンなら「ブラックレイン」と「グラディエイター」と共に見るべし!

HDDVDの撤退で次世代DVDはどうなるかと思ったんですが、やっぱり出ませんね。まぁ仕方ないですが、次世代DVDで観たい方はBD版を待つか輸入盤のHDDVDを買うしかありません。ちなみにイギリス盤とドイツ盤にはなんと日本語字幕と日本語吹き替えが付いています(私はイギリス盤を購入しました)。お値段は約6千とお高いですが、ユニバーサルのBDの発売の目途が立っていない今、購入するのもよいかもしれませんよ。

"みでじゃさん"の質問に対しての回答ですが、私はHD−XF2で普通に再生できました。もともとHDDVDおよびBlu-rayは信号がHDとなるのでそこらへんはDVDとは違うようです。ただしこのHDDVDはアンレイテッド版ではないのでそこは注意してください。

・「渋い…大人の男の世界!
警察と呼べる職業とマフィアという立ち位置は、あくまでも色であり当然一人の人間であり男である…立ち位置の違う人間だが、善し悪しもキッチリ描いている!

タイトルからして派手なアクションや残酷さを、想像されると思いますが、そういう作品ではありません…

異なる立場の男の葛藤を渋くカッコ良く描いています…とくに音楽が素晴らしい…劇場鑑賞後、繰り返し見たいと思いました!

当たり前ですが、派手なアクションやCG作品だけが映画ではありません演出力に優れた本作も立派な大作だと思います?渋い大人の男の世界を堪能して下さい!

・「新たなギャング映画の金字塔
リドリー・スコット改心の一作、ではないでしょうか。ヒリヒリした映像感覚、社会的善悪で割り切れない人物設定、燃え上がる残酷さと精緻さの対比、女は添え物にすぎない、と、優れたギャング映画の要素をことごとく踏襲している上に、主役二人の怪演も見事というほかありません。また、いちいち芸も細かく、小道具や音楽、端役の配役にいたるまで、まことにスキがありません。特にこの映画では音楽が、時代の流れを象徴する重要な役割を担っており、ラストのアレには鳥肌もんでした。冒頭亡くなる伝説のブラック・マフィアのボス、バンピー・ジョンソンをクラレンス・ウィリアムズ3世が演じているところも、ギャング映画ファンにはニヤリ(ゆえにデンゼルをローレンス・フィッシュバーンに差し替えることは不可)。そして、悪徳警官役で出演の、絶好調ジョシュ・ブローリンも地味に光ります。これ以上説明的な演出や掘り下げが必要、という方は単なる読解力・知識不足。「グッド・フェローズ」以来、骨のあるギャング映画がないと嘆いていた自分にとっては、本当に久々に溜飲が下がりました。

・「「ゴッドファーザー」「グッドフェローズ」以来の快作
それぞれにストーリーがある2つの点がいつ繋がり、線になるのかとゾクゾクしながら見守った。散々焦らされただけに、2大俳優が相対するシーンには震えた。人気・実力ともに現代ハリウッドを代表する2人だからこそ出せる緊張感。この緊張感を味わったのは、「ヒート」でロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが相対したそれ以来だ。銃撃シーンにも華があり、終始地味な展開が続くギャング映画で終わってないのも良い。

アメリカン・ギャングスター (詳細)

大いなる陰謀 (特別編)

・「何のための戦争なのか?
時差のある三箇所での物語が、絶妙に絡み合いながら同時進行します。キャスティングが絶妙で、上院議員を演じるトム・クルーズは、カッコマン的なその風貌からして、自信たっぷり嫌味な政治家ぶりの今回の役は、彼をおいては考えられないほどハマリ役。ベテランジャーナリストを演じるメリル・ストリープは、これまで彼女が演じた数多くの「社会派」的なキャラクターを思い出させ、これまたハマリ役。60年代に反戦活動家だったことを匂わせる大学教授にロバート・レッドフォード。この役は、リベラル派である彼自身を投影していることは明らかですね。

自分の名声と利権のみを考えている政治家、その要求に抵抗しなかったマスコミ、腐りきった状況をシニカルにながめながら、自分の穴にこもっている学生、なんとかしなければならないと思いながら、なすすべがない大学教員、これらの四者がともに批判されている。何のための戦争なのか? 徴兵制、人種問題、マスコミ、政治など、シリアスで思いテーマが満載。メッセージ色が強すぎることや、ほとんどが会話を読むことに集中させられるし、ドラマチックな展開もごくわずかなので、このあたりが評価が分かれるかもしれません。

尻切れトンボみたいなラストシーンは、まさに「さて、映画を観ているあなた達はどうする?」といわんばかり。まさにレッドフォードからの問いかけそのものです。

・「楽しむ映画ではないが、間違いなく見るべき映画。
映画を娯楽として考える方には、向かない映画。なんとなく、問題がいつの間にかスーパーヒーローによって解決されるようなアクションものとは程遠い。この映画自体、進むことも後退することも出来ない灰色の現状をそれぞれの立場から捉えた非常にいい映画です。あえて文句を言うならば、中身の重さに引き替え邦題タイトルのなんと安直なこと。まだ直訳の方が良かったかも。

・「何が問題かを知るために
"Lions for Lambs"の原題がまさにこの映画を最もよく表しています。邦題の「大いなる陰謀」はちょっとニュアンスが違うので、陰謀に満ちたサスペンスを想定して観てしまうと、物足りなさは否めないでしょう。

ただ、ニュートラルな視点からみると、9.11のテロから現在に至るアメリカの軍事活動、マスコミの動向を振り返る上で意義のある作品であると思います。

ほとんど戦争未経験で、ホワイトハウス進出しか頭にない政治家が快適なオフィスで考え出す軍事作戦。それを国を憂う若者が命がけで遂行しているという事実。正論と多数派意見を都合よく織り交ぜながら、視聴率最優先で報道するマスコミの問題。そして、そのような複雑で難しい情勢に直面して、行動をやめてしまう学生。これらの「正解のない難問」を映画という手法でうまく表現していると思います。

また、教え子を戦争に送ってしまい、若者にどう助言すべきか戸惑う大学教授。マスコミの変貌とジャーナリズムの使命に苦悩するテレビ記者。優秀だが、目先の成功の為に安易な決断を下してしまう上院議員をそれぞれロバート・レッドフォード、 メリル・ストリープ、 トム・クルーズが見事に演じています。

・「英語が解らないとつまらない
仕事でニューヨークへ行った折りにシアターで観て来ました。全編通してセリフが多いので英語が理解できないとキツい映画です。DVDの日本語字幕ではあまり理解できないかもしれません。吹き替えはかなりいい出来ですので、そちらをお薦め致します。私は現地のアメリカ人の社員2人と観ましたが、鑑賞後のディスカッションに驚きました。2人ともいいか、悪いかの選択しかありません。民主か共和党の二大政党ですから中間はないというはっきりしています。ハリウッドに代表される超大作も歓迎し、こういった、ただ政治絡みのセリフの続く映画に関しても十分に楽しむ気質を持っている。例えば、杉村大蔵議員のインタヴューを女性のキャリアのある年輩のジャーナリストが行なう事に興味がありますか?全くないでしょうねー。それ位の設定でこんな映画をつくるアメリカならではの作品です。監督、出演者もいう事なしです。また、改めてDVDを購入し字幕入りで観ましたが、やはり分かりにくいですね。日本語の表現に少し無理なところがありますから。でも映画ですので、フインキが理解出来ればいい訳でそう深刻になる事もありませんね。だだ、文句をひとつ。日本語の題名の酷さはないですねー。センスの無さには飽きれます。多分、アメリカ人に教えたら、大笑いされるでしょうねー。ノーカントリーの事を教えたら、仰け反ってました。

・「これは考えさせる映画ではない!論争をしかける映画だ!
 題名は、レッドフォードの昔の映画2つを合わせたもの。原題を直訳した方が、観客にはずっと伝わりやすかっただろう。昔も今も、戦争では指導者と兵士の構図はあまり変わっていないということ。 政治とマスコミと教育と学生たち…。アメリカで最も堕落してしまった4つに関わる人たちの、良心と使命感の葛藤を描いた秀作である。上映時間のほとんどを登場人物たちの議論で成り立たせている作品など、近年では想像できないほどリスキーである。ましてやトム・クルーズにいたっては、誰からも好かれないだろう保守派の大物議員の役どころである。 3大スターが出演しているが、主役は戦場の非白人兵士とレッドフォードの相手をする学生の若手3人である。ベテランたちの役はそれぞれ汚辱に満ちているが、若者たちは何ものにも染まらず純潔のままでいる。そして物語は、その若者たちに未来を託すかたちで突然終わりを迎える。 テーマは登場人物の台詞のように、「考えるだけに終わるな。行動しろ!」である。少なくとも声を上げなければ、今後も9・11やアフガニスタン、イラクは避けられないし、誰も行動しなければおそらくアメリカやイギリス、日本などは世界からさらに孤立してしまうだろう。 ハリウッドの映画の質は歴史的に見ても地に落ちた感があるが、まれに本作のような作品が登場するという器の大きさがあり、決して滅びない。ジョージ・クルーニーをはじめとする、現代社会に対し批判的なまなざしで映画製作に臨む著名人も増えている。アメリカは国として脅威であるが、尊敬できる国民が多いことも事実である。  レッドフォードやトム・クルーズは行動した。次は見ている側の問題だ。

大いなる陰謀 (特別編) (詳細)

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

・「素晴らしい
叩き上げの採掘師ダニエル。交渉の現場には息子で少年のH・Wを同席させて相手の警戒心を解く。その中身は相手を油断させ常に狡猾で巧み。そんなダニエルは石油を掘り当てて富を手にするが、採掘現場での事故によりH・Wが聴力を失ってからはダニエルのなかにあった冷血さが現れ始める。最後にH・Wの告白するとても残酷な話は本当だったのだろうかと、わたしは今でもずっと考えています。自分から去っていくH・Wに対して「人を信じるな」「騙されるな」という教訓と、決して振り向くなという決別の証だったのではないか。本当はH・Wを後継者としたくて、交渉術と人の心を掴む術の全てを現場で教えていたのではないか。雇っている採掘師へのちょっとした思いやりを見ても、息子をただの交渉の駒として利用していたとはとても思えないのである。ダニエルは最後は誰も信じられなくなったのか、それとも1人になりたかったのか自らの破滅を待っていたのか。次第に壊れていくダニエルの様は凄まじい。主演のダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞主演男優賞を受賞したのですが、もうこれ納得です。とても長い映画でしたが、見終わってからもいろいろ気になることが多すぎてまた見たくなる。素晴らしい作品です。

・「ディ・ルイスが出なければ、今作は作らなかった。
と、ポール・トーマス・アンダーソンはインタビューで答えている。そして、監督にそう言わしめさせたダニエル・ディ・ルイスが、極めて特異なキャラクターを、全編鬼気迫る演技で見せる。正にロンドンの芸術一家に生まれ、シェークスピア劇団出身で、貴族的風貌と才覚を持ち合わせながら、どんな役にも同化できるカメレオン俳優の異名に相応しい名演ぶり。一時俳優を廃業し、イタリアで靴職人をやっていたと聞いたが、やっぱり凄い俳優だ。ディ・ルイスが演じる主人公は、“黒いゴールド・ラッシュ”でアメリカが湧き返っていた時代に、油田を掘って、掘って、掘りまくる。そして、巨万の富を得た後も、決して立ち止まる事をしない。正に狡猾にして強欲、“アメリカン・ドリーム”と“宗教”というアメリカのシンボリックな“魂”を蹂躙し、その欺瞞性を嘲笑する。その強靭さと毒気にあてられ、もうひとりの興味深い登場人物であるポール・ダノの存在感が霞んでしまった。こちらも、屈折した小心の偽善者を演じて中々の名演だったが、相手が悪かった。ダノについては、DVDで再度確認したい。主人公のどす黒く空虚な心象を具現化したかのような暗鬱で漆黒な黒煙立ち上る夕闇、一方で開拓時代の名残りの様な叙情的で美しい絵画の如きカメラ。そして、反社会的でグロテスクな人物の一生を描きながら、観る者の関心を一時も逸らさせず、大河ドラマを構築させた映像力が魅力だ。

・「パワーで押しまくる!!
まず冒頭、ひとりきりで坑道に潜り、発掘している場面だけでも驚異的に惹きつけられる。続く、初めて油井を掘り下げる場面での穏やかだが重々しい表情、そして油田候補地買収交渉の場での貫禄のある佇まいと、巧みに連携していく編集によって畳みかけるように描かれるダニエルの変遷の異様なまでの力強さに、瞬く間に呑みこまれてしまう。

どことなく前時代の古典映画の趣があり、大掛かりな石油採掘機が炎上する場面やら、噴き出した石油に火がつき、それが黒々と大空を覆うシーンやら、お金もかかっています。それぞれの映像美も出色。荒涼とした土地で行われる石油の掘鑿と、そこで繰り広げられるドロドロとした人間模様が美しいはずはないのだが、構図と特徴的な色彩設計によって、息を呑むような美しさを演出しています。本編はアカデミー賞において主演男優賞の他に撮影賞を獲得しましたが、それも納得ですね。 それにしても、すさまじい。主人公ダニエル・プレインヴューが通れば草ひとつ生えず石油と血が流れる...。宗教観とか倫理観なんてクソくらえってくらいのパワーで、徹底的に一人の男だけを描いています。また、全編を通じて描かれるのは、主人公と、彼をよそ者として疎ましく思う牧師イーライとの、土地と引き換えに要求された教会への献金の5000ドルを巡る攻防です。主人公に対して終始反感を示し、取り入って自らの欲望をも満たそうとする伝道師イーライを演じたポール・ダノもまた好演でした。

全体のストーリーテリングは、決して上手くはありません。ワンシーン、ワンシーンが切れ切れに感じられる部分もありました。実際には、心理的な伏線が巧みに張らているのですが、インパクトの凄まじい場面があまりに多いために、ガタガタした印象を受けてしまう。反面、その凄まじいパワーで2時間40分を押し切り、上映時間を長いと感じさせないというのもあります。

・「人間模様を描く傑作


主人公の環境や状況が移り変わるたび、内面・自我が徐々に変化し、次第に表面化していく演出は「素晴らしい」の一言! また、それをダニエル・デイ・ルイスが見事に演じきっています。石油を中心に周りの人間達が蠢き翻弄されていく様が丁寧に画かれており、人間模様を描いた傑作といえるのではないでしょうか。劇場で観終わった後、数日は腹の中にこの映画の何かが残っていました。ストーリーのスケールを考えると時間は短く感じます。

ポール・トーマス・アンダーソン監督について、ロバート・アルトマン監督が引き合いに出されますが、この映画に関してはスタンリー・キューブリックを連想しました。オープニングシーンで「2001年宇宙の旅」を、各シーンの絵の決まり方や(「バリーリンドン」)、ラストの部屋(「シャイニング」のホテル)など、ストーリー展開などで端々にキューブリックの影響を見いだせます。

・「面白かったです
主人公のキャラがよく描けていると思います。キャラは複雑でいろいろな面があります。金に厳しく、強欲だけれど愛情がないわけでもない、自分の思い通りにならないと我慢できない。だけれど似非宗教の欺瞞には我慢できずに殺してしまって身を滅ぼすような面もある。最後のシーンで I am finishedっていうセリフが冷静というかちょっとユーモラスというかこの人いい人かもって思わせるとこが特にいいなと思いました。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド (詳細)

陰日向に咲く 通常版

・「原作以上に良い出来栄え
 ストーリーは一般的なのだが、少しずつ小味が効いていて、泣かされる。ちょっと、突飛な設定もあるが、人々の愛が良く描かれている。 特に泣かされたのは、子どもの頃に思いを告げられなかった恋がひょんなことから出会い、また様々な人間模様が…、とっても素敵な涙を流せる場面映画館で観たとき、中学生のグループがすすり泣いていた、ああ日本はいい国だとつくづく思った。みんな、いい国に生まれたことをもっと自覚すべきである。満点にした。

・「映像の勝利
原作を読んでまぁよかったかなって感じでしたが、今回映画となって素晴らしく変化しました。

やはり原作はまだプロの小説家のように表現力が少し物足りなかったのが、今回映画になってとても素晴らしく表現されてます。

ラスト30分ぐらいは涙が止まりませんでした。俳優さん一人一人がまた素晴らしい!正直原作を読んでストーリーを知っていただけに、ここまで泣けるとは想像していませんでした。原作も好きですが今回は映画の方が上ですね。

・「5回泣いてしまった。
借金有るし、仕事もなんだかうまくいかない毎日。これを見たからって何か変わる訳じゃないけど、なにか変わる気がしました・・・。とりあず、家族に電話しよ。

・「久しぶりの名作!
私の中では久しぶりにこんな泣けた映画です。元々小説も読んでいたし、主演の岡田くんスキだったので興味あったのですがここまでいいとは思いませんでした。も−後半泣ける泣ける!!ドラマの女優さんや俳優さんのようにボロボロ涙が出てきて大変でした。とても丁寧な作品ですね。

・「号泣でした
原作既読ですが、映画もとても良かったです。

さまざまな伏線が徐々に絡み合って最後は一つになるという形…

「人ってホラ不器用だからさ、いつもすれ違ってばかりで それで、傷ついたり傷つけたり離れ離れになったりもするけれど でも、必ずどこかで繋がっているんだよ」

と教えてくれているようでした(西田敏行が)。

みゃーこのお話だけ単独な感じでしたが、それはそれとして面白かったです。

陰日向に咲く 通常版 (詳細)

ジャンパー (特別編)

・「内容が薄っぺらく見えるのは「わざと意図的に」演出されているのかも。
この作品を酷評している意見をちらほら見かけます。でもちょっと待って下さい。前半にひとつ印象的なシーンがあります。主人公が見ているテレビには洪水の中取り残された人々が絶望的な状況で孤立しているニュース映像が流れています。これがスーパーマンやスパイダーマンなら即座に飛んでいって華麗な救出劇が繰り広げられるシーンですね(笑)でもこの映画の主人公はそんなことしません。そんなテレビの中の状況には目もくれず、銀行から盗んだお金をカバンに突っ込みそのまま颯爽と世界中を飛び回り自由気ままに遊びまくります。善良な主人公を期待していた人は、ここで裏切られた気持ちになったのではないでしょうか(笑)

でもこのシーン、よく考えて見てください。極めて意図的に創られています。あきらかに「わざと」こういう演出にしていますよね。全編を通してそういう演出が貫かれています。ここに気づくか気づかないかでこの映画の評価は天と地ほどの差がでてくると思います。善良な主人公を期待していたのに裏切られた!と思った瞬間、そういう期待をして映画を観ていた自分自身に気づかされたわけです。

この映画ではふたつの勢力の争いを眺めることになりますが、どちらが善でどちらが悪、といった明確な区別はありません。つまるところこの映画の制作者の狙いは「そこ」にあったんじゃないかと。確かに私もこの映画を観終わった時、「なんだこの内容の薄っぺらい映画は…」と一瞬思いました。でも、自分自身のものの見方にとらわれず、色々なものの見方で作品を観てみる、というのも映画を楽しむコツのひとつではないでしょうか。そういうことを考えるキッカケをくれたことを高く評価してあえての5点満点です。

あとはまぁ…ありがちだけど普通にジャンプシーンとかおもしろかったんで…

・「滅茶苦茶面白かった。
 滅茶苦茶面白かった。子供の頃,誰もが夢見たことのある「テレポーテーション」という能力。その能力を身に付けた主人公が,世界を好き放題やりまくる。しかし,そんな主人公には,ローランドという命を狙う天敵が常に追いかけてくる。その天敵と戦いながら主人公が人間として成長していくという物語。 この映画を見る限りでは,見終わった後に好き勝手やって最後にハッピーエンドになるストーリーに不満を持つ人がいるかもしれない。しかし,私は起承転結とか,勧善懲悪的な映画というのは,本当の意味での映画ではないと考える。映画を見終わって,理屈であるいは,論理的にすっきりしたところで,その映画を見る何の意味があるだろうか。何の価値があるだろうか。確かにこの映画の主人公は,好き勝手やっている。しかし,もし自分が「テレポーテーション」という能力を身に付けたと想像してもらいたい。おそらく,ほとんどの人間が主人公のようになるだろう。楽して金を得て,そして自分の能力を使って愛する人を楽しませる。そうするだろう。だから,主人公の行動は,何も不自然ではない。むしろ,自然なことなのだ。「テレポーテーション」という絶対にありえない能力を映画のモチーフにしつつ,しかしそのストーリーの展開は,何の不自然さもないこの映画の作りに私は感動すら憶えた。 そして,さらにこの映画はもう一つのことを教えてくれている。それは,偉大なる能力を持つ人間には,必ず天敵が存在すること。そして,ずっと生きている間,その天敵と立ち向かわなければならないということ。主人公は,愛する人を手にした。しかし,それと同時に愛する人を天敵から守り抜くという試練を得たのだ。そして,その敵は,彼の母でもあるのだ。これほどの苦悩があるだろうか。だから,この映画は決して単純なハッピーエンドではないと言える。 最後に,何よりこの映画の醍醐味は,ジャンプ・シーンの迫力だ。これだけでも見る価値があるとも言える。変にストーリーの展開なんていうしょうもない理屈を考えたりせずに,素直に自然にこの映画を見て欲しい。

・「これはww
久々に映画観たー!!って感じです^^家庭でも学校でもいじめられていた主人公がジャンプする能力を覚醒させて新しい自分に生まれ変わる物語。典型的なアメリカンヒーローのように世界を救うなんてことは一切しません。迫り来る敵から愛する人を守るためだけに奮闘します。主人公へイデンのジャンプがとにかくかっこいい!映像美と迫力のアクションシーンに興奮しっぱなしでしたw苦悩と成長、家族、恋人など、若者向けのテーマがぎっしり詰まってます!オススメです!!

・「アクション映画の醍醐味!
幼い少年が家庭環境に恵まれずいて突如、特殊な能力!瞬間移動する力を得れば当然の結果として好き放題、自由に暮らすと思うのでその辺も上手く書けていると思いますヒーロー物なら人助けとなる所ですが力を得たのが子供ですからね・・・そしてそのまま大人になり、孤独感から家族や好きだった子に会いたくなるのも当然です特殊な能力を持つ者が居れば、それを疎ましく思う敵対勢力も現れるのは当然の結果!命を狙われれば防御、攻撃するのも当然でしょう但し敵対勢力の技術力が凄すぎで普通の人間なのに強すぎな気がしますが全体的に観ても素直に受けとめれるストーリーでした

テンポの速い映像も映画を盛りたてて楽しめる娯楽作です

母親役のダイアン・レインの映画の中での存在は不可解ですが役どころよりアウトサイダーの少女だった頃を思い出すと何だか悲しい

続編に期待したい

・「良かったです
単純、共感できない、などと言われても、この映画の世界観は憧れます。自由に、どこへでも行けるというのは夢があります。こんな生活、一度はしてみたい。ただ、自分がジャンパーになったとして、地球を離れて違う星へ瞬間移動できるのか?は今だに疑問です。

ジャンパー (特別編) (詳細)

パルス-回路- アンレイテッド・バージョン

・「黒いブラジャー
昔、「回路」を鑑賞した時に、私の理解力が足りないのか「???」ってな感じになりましたが、今回のリメイク版である「パルス」はストーリーが非常に分かりやすく改変されておりました。私個人としては「パルス」の方が好きですが、そこら辺の評価は人によって分かれるのではないでしょうか?

しかし、人が消し炭になるシーンとか、幽霊がアグレッシブに窓ガラスを叩き割って襲ってきたりするあたりはやはりアメリカ映画だなーっと思わされました。

普通に楽しめるさくひんですので。GWの暇なときに観てはいかがでしょうか?

・「おれたちは、もう街には住めない
新手の恐怖、電磁波からの侵入者。今の世の中、ウイルスや、遺伝子組替、温暖化などだけでなく、電磁波にも侵されている。日本的な恐怖心理を巧みに使ったホラー。最近のアンデッドに襲われるホラーと一緒で恐怖に塗り固められた町に住めなくなるところが面白い。

・「マイナーながらリメイク版「呪怨」より面白い!
コレ全然期待しなかったのですが、昨年末公開時に観ました。私は「呪怨」「呪怨2」のリメイクより断然たのしめました。もう貞子やカヤコの黒髪の呪いはありません!もう呪いはいいよ。って思いませんか?今回、DVDを買って再度鑑賞し、改めて不気味な面白さを痛感しましたよ。黒沢清監督のJホラー「回路」のリメイクですが、エンターテイメント性も怖さもパワーアップしておりエピソードも少々変えたり追加したり中盤以降も盛り上がります。黒沢監督の「仄暗い水の底から」のリメイク「ダーク・ウォーター」なんて酷いリメイクは目じゃありませんよ。Jホラーリメイク好きな方。この侵略SF・Jホラー?は楽しめます。

・「便利さの影に潜む恐怖
後から知ったんですが、これってハリウッドリメイクだったんですね。オリジナルは邦画の黒沢清監督作品「回路」。こっちを先に見るべきだったかも。ストーリー展開はそんなに謎を引っ張る訳でもなく、ある程度進んだら怒涛のごとくパニック状態になり、そのまま…。モノの描写はすごいんですが、ラストが「これで終わらせるんだ…」という感じで終わってしまったのが残念。なんだか拍子抜けてしまいました。

・「「回路」の解説的リメーク
 黒沢清のホラー「回路」の米国版リメーク。「回路」は傑作だと思いますが、話が大変分かりにくく、かなりのクセモノホラーでした。それに比べこのリメークは、話が分かりやすいのが最大のいいところです。まるで「回路」の解説みたいになってます。しかし、分かりやすい分、怖くない。恐怖の描写も平凡です。  そもそも「回路」は分かりにくいところが恐怖につながっていたので、それを分かりやすくしてしまうとやっぱりダメなんでしょうね。幽霊は物理の法則を超えているから怖いのに、この映画の幽霊は物理の法則にきっちりとはまっております。  ストーリーの展開としてはそれほど悪くないし、これ単独としたらまあまあ楽しめると思うのですが、どうしても「回路」と比べてしまうのでいけないんでしょうね。  「回路」にあったようなわけのわからない終末感は、この映画には希薄でした。でも、つまらないというわけではありません。あの難解な映画をよく分かりやすくリメークしたと思います。その意味ではまずまずよく出来た映画ではないでしょうか。

パルス-回路- アンレイテッド・バージョン (詳細)

ショーシャンクの空に

・「謂わずと知れた名作
原作の雰囲気を忠実に保ち、かつ素晴らしい俳優陣にも恵まれた最高峰のヒューマンドラマ。一度の視聴だけでなく、忘れた頃に見返しても新たな感動を手に入れることができます。DVDのみどころは、監督らによる映画の解説でしょう。「ショーシャンクの空に」の世界をより深く堪能できます。

・「嬉し泣き!
1500円で映画史上、最高の1本が買えるなんて… 人の命を救える唯一の映画。人はそれぞれ大小の悩みを抱えています。「死のう」とまで考えている人も大勢いるかもしれません。この映画を観てください。生きる、希望を持つ、きっかけになるかもしれません。何やら重くなってしまいましたが、ラストシーンはオッサン2人なのに今まで見た景色、写真、絵、映像、どんな物よりも美しかった。嬉し泣きをしたのは人生で唯一この作品だけです。

・「すがすがしい
観終わった後はとてもすがすがしい気持ちになります。

無実なのに何十年も服役したアンディ、悪の権力に屈したように見えてじつは着々と彼の計画を実行していってたのだ。なんて冷静沈着で我慢強いのでしょう! いつしか仲間からの信用も得て、刑務所の中をうまく泳ぎながらすっかり塀の中の住人になってしまったのかと思ったら・・・彼は決して「希望」を忘れてはいなかったのだ。もちろん、自分は無実だという確信があればこその強さなのかもしれません。全編通して、アンディには清潔感が漂っているように感じます。

憎めない仲間達もなかなかいい味です、特にモーガンフリーガンの演ずるレッドとの心の交流は心にじわじわきます。途中で命を落とす仲間が居て辛かったです、とくにあの老人・・・モーガンフリーマンはどんな役を演じても紛れも無くモーガンフリーマンそのままなのにモーガン・フリーマンではなく、その役柄と彼が一体化しているかのようです。

とにかく その後の彼らが太陽の陽をいっぱい浴び、海の風を受けて輝くような人生をおくれますようにと願わずにはいられません。

 

・「institutionalized
 レッドが語る言葉の中にinstitutionalized という表現があります。institutionとは、この映画では、刑務所のことを指していますが、広く社会制度のことをも指します。「最初は塀を憎む。そのうち慣れてくる。長い時間が経つと頼るようになってくる。」とレッドは言います。この刑務所慣れ、のプロセスで欠かせないのが、希望を失うことのようです。そして、ほとんどの受刑者たちは、当然のことのように、希望を手放して「慣れて」行く。 このプロセスに唯一背いたのがアンディでしょう。アンディの凄さは、最期に脱獄に成功したこと、ではなく、その心のありよう、なのだと思います。 爽快な脱獄もの、の体裁を借りて、キングはものすごく深いところを突いてきました。この作品はキングの原作を映像でなぞったものではなく、その根本精神を映像化した、という点で稀なる名作だと思います。

・「スティーブンキングの一作
心温まる映画である。

ショーシャンクの空に (詳細)

スピーシーズ4 新種覚醒 (初回生産限定)

・「アンクル・トム奮闘記
セックス中毒なエイリアン?が帰ってきました。 前作と関連は無く説明的なセリフが多いので、このシリーズを初めて見た方でも分かりやすい親切設定。

メキシコを舞台にした雰囲気、原点回帰したスピーシーズのデザイン、VFXは低予算ながらなかなか良いですよ。

ストーリーは何か物足りないネタ切れなのかしりつぼみ。

あのタクシードライバーをもっと見たかった。

トム叔父さんの頑張りとミランダのスタイルの良さに星一つオマケです。

スピーシーズ4 新種覚醒 (初回生産限定) (詳細)

ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション

・「かっこいいアクション。最後は期待どおりです。
なかなか凝ったシナリオのアクションものです。打たれ強くこれでもかってゆうタフガイなところは、かっこよさがみなぎっていてよかったと思います。白銀の世界で、最後にピタッとキメるところがいいですよね。

・「素晴らしい。
70年代のアクション映画を思い起こさせる傑作です。早いカット割で見せる最新型のジェイソンボーンシリーズとは違い、こちらはオールドスクールで通向けです。監督がコンドルを意識したというだけあって、あの時代の映画の空気に満ちててかっこいいです。マークさん新作はゲームの映画化マックスペインなので待ち遠しい方は是非。

・「マーク・ウォールバーグよ、何であんたはそんなにカッコいいのぉ!
この作品、マークの魅力全開で、マークFanには垂涎ものでしょう。元々、この人は筋肉マンみたいな体をしてるんで、傭兵みたいな役柄はピッタンコだけど、狙撃手みたいな知的な兵士はどうかなぁと思ったが、全く違和感なし。

普通こんなSuper Manみたいな野郎が活躍する作品は途中でダレルんだけど、これはそんな事ありません。End Titleが流れるまで、緊張感漲ってます。最後までLove Sceneなしもいいっすね。マークの硬派ぶりが更に主人公の魅力に繋がってます。Actionの切れ味も言う事なし。二人があれだけの武器を揃えるのに、どこからお金を入手したのか。Credit Card使ったら居所が、すぐばれるし、なんていう細かい疑問はありますが、そういうのは無視しましょう。

共演陣も皆Good!

どこか頼りないFBI捜査官(Local捜査官って、あんなもんかな)のマイケル・ペーニャなんて「ワールド・トレード・センター」でも消防士役で頑張ってたが、決して男前やないけど、まだまだ若いから今後Breakしそうや。

「リーサル・ウェポン」や「プレデター2」ではハァハァ息を切らせながら、悪党や怪物に立ち向かっていた正義漢ダニー・グローバーはこの作品ではホンマにイヤーな傭兵の親玉役を演じきってますね。イメチェンしたのかな、残念だけど。

ネッド・ビーティも昔は良いオッサン役が多かったのにねぇ。最後は床這いずり回ってましたね。

そしてケイト・マーラ。可愛いっすね。「ブロークバック・マウンテン」の時は何とも思わんかったのに。今、自分が好きな女の子に似てるからよけいに可愛く思えるのかもしれん。これから売れっ子になるんでしょ、若いしね。

・「悪党は必ず滅びる日が来る
最近の大作アクションとしてはかなり見応えのある傑作。起承転結が完璧で、ストーリーも難度を低めにしてあり分かりやすい内容。アクションシーンのセンスが良く、爽快感のある個人的に好きな見せかたで、好感が持てる。巨悪に立ち向かうヒーローの姿は実に良い。特に結末が最高に気分良い。

・「期待通りのアクション満載!スケールのでっかい作品です!!
以前から気になっていた作品なので、1500円格安版を購入ました。格安1500円にしては、超得した気分になるおもしろい作品でしたよ!!合衆国の裏に潜む権力・悪事と戦う主人公マーク・ウォールバーグがとってもカッコよかったです。元海兵隊員スナイパーだったスワガーは、本来ならアフリカの作戦で抹殺されるはずだった。再び裏の権力が、大統領暗殺でスワガーを罠にはめ、スワガーの孤独な戦いが始まる。前半の物語は、「逃亡者」って感じでスリルたっぷりです。後半は、反撃に出たスワガーのスナイパー攻撃が見事で実に見応えありました。そして最後は、憎たらしい権力者をしとめ、戦いが終わる。観ていて、痛快、気分すっきり決まる作品です。また、大自然の空撮や大都会の撮影がダイナミックで、素晴らしい映像が楽しめます。それぞれの人物描写、感情描写、スナイパーの表現も見事で、現実にこだわるアントワーン・フークワ監督の力量が100%発揮された傑作だと思います。骨太のアクション大好きな人たちに心からおすすめの一本です!!

ザ・シューター/極大射程 スペシャル・コレクターズ・エディション (詳細)

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組)

・「娯楽作品と割り切って、楽しむが上策
コミックが原作ということで、宿敵ペルシア忍者、ありえない大きさの象、一体どこから連れてきたのか謎のサイをはじめ、盛り上がるなら何でも登場します。レオニダス王やテルモピュレーの戦いに思い入れのある人には抵抗があるでしょうが、ここは割り切って楽しむのが上策でしょうか。

一応歴史に題材を借りていますが、史実からはかけ離れた設定、大胆に単純化したストーリーの中で、双方大幅にデフォルメされたスパルタ兵とペルシア軍が激突します。

まるでビデオゲームのような戦闘が繰り広げられますが、超人的な戦闘力を発揮するスパルタ兵は美しく、抗いがたい魅力があります。戦闘はかなり残酷なシーンの連続ですが、リアリティに乏しいので生理的な嫌悪感を感る人は少ないと思います。この映画の見事な戦闘シーンはきっと今後の作品に影響を与えるでしょう。

7000名のギリシア連合軍の司令官だったレオニダス王が観たら、きっと原作者や監督は井戸に突き落とされてしまうでしょうが、それでもこの作品は娯楽として星5つだと思います。

・「普通に、楽しめました。
まず、ここのレビューを見て驚きました。「良くない」という評価が結構、多いという事です。実際に僕自身、何の先入観も持たずに観たので楽しめたのかもしれません。

CGを映画全体に多用されていることもあって、最初は違和感がありましたが、直ぐに馴染む事ができました。またCGでしか、表現しようの無い色彩もあって凄く綺麗でした。

他の方のレビューにあるように、戦闘シーンは必見です。効果的に使われるスローや、血しぶきもそこまで生々しくなく、流れるような殺陣は観ててカッコよさがありました。

また後半からは、一段と入り込める展開で楽しめますし、そして、最後の結末も納得できる終わり方で、心が熱くなれました。

こういう映画は賛否両論わかれる作品なのかもしれませんが、個人的には満足できた作品です。

・「300+1
300人 対 100万人。どう考えても無謀すぎるこの『テルモピュライの戦い』はヘロドトスの歴史書に記されている。以来2500年に渡り語られてきた伝説の映画化だ。

設定からしてとにかくヤバイ。一人でヤクザに喧嘩を売りに行くような人間が300人もいる訳だから、その手の武勇伝が好きな人は胸が熱くならないわけがない。

ギリシャの都市スパルタのレオニダス王のもとにペルシア帝国は服従させるべく遣いを出す、がレオニダスはこれを拒否。これによりペルシアの大軍勢100万を、手勢わずか300で迎え撃つことになる。 冒頭のこのシーンで一気に引き込まれ気分はもうスパルタ兵。

そして何より気持ちがいいのが戦闘シーンだ。たかだか300人の兵士が100万もの軍を相手にどう戦う?当然の疑問の答えは、鉄の結束と完璧なチームワークそして「退く事は死であり、屈する事は死である」というスパルタの美学だ。そしてその演出も画期的なものであった。

従来の映画の戦争シーンといえば圧倒的な人数で迫力を演出する客観的なシークエンスが主流だったが私はこの演出を快くは思っていなかった。画面狭しと動き回る兵士たちがあまりにも多すぎるからただゴチャゴチャしているだけであまり迫力を感じなかったからだ。戦争モノの白兵戦はつまらないものという認識でいた。

このザック・スナイダーという監督はそこを分っているようで白兵戦の面白さを(1vs1)×300という方法で完璧に表現して魅せた。この斬新なアイディアはこれからの白兵戦の主流になるだろうと予感させるだけの説得力のあるものだった。

敵の兵士がありえないデカさだったり、モンスターみたいな象が出てきたりと史実を元にした割には妙にファンタジックだったりするがそれは映画はエンターテインメントという前提があるからで、この映画の魅力はCG、スタント無しの人間の肢体の美しさ、死を覚悟した上で嬉々として立ち向かう兵士達の境地ともいえる精神力が生み出す生の美しさにある。

117分という短い時間ではあるが強い漢に憧れた事のある人間だったら確実に戦場で戦うことが出来るそういう映画だ。

・「フランク・ミラーの秘密
ヘロドトスの「歴史」やその他のペルシャ戦争モノに描かれた「テルモピュライの戦い」を比較的正確に描いた映画。紀元前480年8月の3日間の戦いは、「歴史」によればギリシャ連合軍5,200人対ペルシャ軍260万人。スパルタの300人、ペルシャの「不死の部隊」、背後に回られた抜け道(アノバイア間道)なども正確。そして、「バットマン」「シン・シティ」「デアデビル」で独特のコミックを作り上げた米国の作家、フランク・ミラーが、この史劇を同様の様式美で描いた。映画もその様式美に忠実だ。一連の彼の作品は虚無主義で貫かれている。さらにおもしろいのは、「どこかに逃げ込む」深層心理を有しており、「バットマン」の洞窟、「シン・シティ」の掃きだめ、「300」の渓谷など、通常人には耐え難い「すみか」であっても、不思議な安らぎのある自分だけの場所として描かれる。彼の生い立ちが影響していると言われている。

・「映画の新しい形だと思います
紀元前480年頃におきたギリシア連合軍VSアケメネス朝ペルシアのテルモピュライの戦いを描いた映画です。

解説すると人類最古のメソポタミア文明では、紀元前3000年頃から紀元前600年頃まで最古の国同士の戦争が続いていました。四大文明の一つであるエジプト文明もこの戦いの主役の国です。同時代には遠く離れた中国文明などもありますが、このメソポタミア地域は何千年にもわたって世界の中心でした。

そして紀元前600年頃、メソポタミアに存在した強国を全て滅ぼして人類史上初の大帝国を建国したキュロス2世の国がペルシアです。四代目のダレイオス1世の登場によりペルシアは絶頂を迎え、ついに世界を越えてギリシアにまで進軍しましたが、マラトンの戦い(マラソンの語源で有名)で敗北し、遠征は息子のクセルクセス1世に引き継がれます。この一連の戦いの一つがギリシアのスパルタ王レオニダスとのテルモピュライの戦いです。

本題に入りますと、ストーリーが単純という批判は的外れではないでしょうか?歴史を忠実に再現してますし、物語の語り手がストーリーにからむ構成も秀逸です。ただ元の「槍折れれば剣、剣折れれば歯」という壮絶な玉砕戦を想像していた人は、私もですがラストのレオニダスの展開に予想外と思った人も多いと思います。ですがこの作品は今までの映画と一線を画していると感じました。CMを見た限りでは凄そうだという以外に、なんかゲームっぽい雰囲気だなと思ってましたが、全体をCGで加工した世界観が素晴らしい。遠中近の3台カメラを使った戦闘シーンに、特にシタールの独特な音楽が凄い。

ここまで独自の個性を持った映画は珍しいと思います。一時停止したときの各場面もまるで絵のような独特の美しさが生まれていますし、これはあえて画面を加工したからで他の映画には無いものです。それに、今時一つの映画から流行が生まれることもない状況で、ディス・イズ・スパルタなんて決め台詞も画期的です。(残念ながら、音声を日本語版にするとディスイズスパルタは喋りません)

余談ですが、作中に登場したペルシアの「不死身の1万人」は実在したもので、一人欠ければ1万人になるよう補充されたことからそう呼ばれたそうです。この数年後に登場する有名なアレクサンドロス大王は、たった一代でこのペルシアを滅ぼしてしまったため戦争の天才と呼ばれています。

300<スリーハンドレッド>特別版(2枚組) (詳細)

紀元前1万年 特別版

・「なるほど!紀元前1万年前はこうだったのか!!
これは素晴らしい作品でした。

まずタイトルが紀元前1万年という時点で、すでに傑作ですよね。

頭いいです。エメリッヒさんは。

これだけで、何でもアリの世界観を作り出せるからです。だって、紀元前1万年前なんて誰も見たことも、行ったこともないからです。

うわー、オモシロいですよー。ホント。

マンモスがいっぱい出てきましたね。スゴく興奮しました。出てくるだけでも興奮するのに、メッチャ走るんですよ。いっぱいのマンモスがとりあえずドカドカ走っていて、その迫力ったらないです。マンモスって最高だなぁ。

マンモスが出てくる映画はまず傑作ですからね。『アイス・エイジ』とか。

途中のデカい怪鳥に襲われるサスペンス演出も素晴らしかった。怖い怖い。

まー、ストーリーはドーデもいーといったらドーデもいーですが、とびっきりシンプルでいいです。

一番の見所は、ヒロインのカミーラ・ベルちゃんです。個人的に。

いいよね、カミーラ・ベルちゃん。かわいーなー。『沈黙の陰謀』以来のファンです。

『紀元前1万年』必見!

・「多分別の惑星の話なんだと思う
ストーリーはどうでもいいような話なのですが、その斬新な歴史の設定、地理の設定には驚かされました。これは地球の紀元1万年前なのではなく、惑星エメリッヒの出来事なのでしょうね。マンモス、とてもかわいらしかったです。エメリッヒ大先生らしい、面白い映画でした。

・「上等な駄菓子
今までどういう作品を撮ってきたかを知っている人ならば、この監督に考古学的な正しさや深い物語など始めから求めないだろう。マンモス狩って糧とする部族の青年が恋人と同胞を野蛮な部族にさらわれ、仲間と共に恋人を取り戻す為の旅に出て、旅の途中で他の部族を仲間にしたり、サーベルタイガーに遭遇したり、にいかにもハリウッドといった感じでスケールがでかく、ド派手で、観終わったあとに何も残らない。しかしこの監督はそれで良い。感動して心の糧になるような名作を観たいという気持ちとは別に、繰り返される日常に退屈したり疲れたりした人々は『ここではないどこか』を映画に求める。そして気持ちをリフレッシュして日常に帰っていくのだ。今後も、僕はこの監督が新作を出す度に必ず観ると思う。そして同じ作品を二回観る事はないだろう。

・「ローランド・エミリッヒ監督25周年集大成!
この作品の監督ローランド・エミリッヒの処女作「スペースノア」が発表為れてから数々の名作や駄作がこの監督によって産まれてきた(計8作)わけだが、実は今年「スペースノア」が公開為れてから25周年となる。そんなローランド・エミリッヒ監督が四半世紀の締め括りに選んだ題材は、最近の映画界では見向きもされなかった原始時代の話だ。 10000BC、予言と神々の時代。精霊が地を支配し巨大なマンモスが大地を揺るがすなか、山奥に住む若いハンター、デレーは美しいエバレットと子供の頃から惹かれあい、将来を誓う。だが、ある時、正体不明の男たちが村を襲い、エバレットたちを拐っていく。デレーは彼女を救うため、ティクティクら少数の仲間を率いて最果ての地まで男たちを追っていく、という武勇伝。 moving picther社が創り出すVFXは見事で前半やラストで活躍するマンモスやサーベルタイガーの毛や肉体等生命感までもを表現している。 「スターゲイト」や「インデペンデンスデイ」等監督自身の旧作へのオマージュもあるが、今までのエミリッヒでは見られなかった新味も加えられており、楽しめる映画だ。 然し、DVDの仕様には不満が残る。ワーナーエンターテイメントJAPANは何故か音声をドルビーデジタルにこだわっておりどうやってもdts音声を収録しないのだ。せっかくdts音声で聞きたかったのに‾。 カミーラ・ベルが可愛い!

・「英語の勉強に使えました
紀元前1万年の時代設定が、とても怪しいけれども、何故か流ちょうな英語を話してくれるので、英語の勉強の教材に使っています。歴史の教材にはしないほうが、よいですが。

紀元前1万年 特別版 (詳細)

宣戦布告

・「戦後の日本は、国防の本義を誤解していないか
北朝鮮の特殊部隊が潜水艦に乗って、福井県の原子力発電所の付近に上陸してきます。これを、わが方が速やかに撃退しようとしたところ、平和思想や法律の不備により、かえって危険が昂上する緊急事態になります。これは、要するに日本のヴァルネラビリティ(脆弱性)をテーマにした映画です。

わたしたちの国は憲法9条というものをもっています。これは、理念としてではなく、実際の平和を守るためには、脆すぎるのではないかという現実的な問題が指摘されつづけてきました。「宣戦布告」の仮想敵国も、そこを衝いて攻撃を仕掛けてきます。理念を掲げただけでは、平和は守れませんでした。あくまでも映画の世界ですが、ありえなくもないようなリアリティを、政治に関心をもっている日本人なら、感じるのではないかと思います。

日本が防御と迎撃に本気で取り組む姿勢をみせたときにはじめて、敵国は撤退していきました。ここに、安全保障の基本思想があります。つまり、国防努力というのは、戦争をするためにあるのではありません。武力を発動する前に、国防の意志を示して、攻めてくる相手を躊躇させることにあります。

「宣戦布告」は、現代の日本の各種の要因がそれを妨げていることへの問題認識を提起していると思います。一見の価値があると思うので、五つの星の評価をつけさせていただきます。

・「リアリティのある日本の現状
この作品の一番の見所は戦闘シーンではなく有事の際の政府の混乱です。敵に侵略されても現在の日本の憲法では指を咥えているしか出来ない事を忠実に描いています。現在、日本に潜伏していると思われる諸外国のスパイの存在や国家機密を大臣が簡単に盗まれてしまう場面など実際の日本の通りでしょう。危機感のない日本がいざ危機に直面した時、迅速に対応出来ずパニックになる内閣は、滑稽ですがリアリティがあります。つい最近、立てこもりをした犯人に警察の特殊部隊SATが銃の発射の許可が下りず、尊い人命が奪われた事は記憶に新しい。危機管理のない日本のトップこそ、この映画をしっかり見て欲しいものです。

・「宣戦布告
この作品は 現在の日本の防衛と危機管理の甘さを痛感に皮肉った作品です。優秀な特殊部隊の隊員が 一人でゲリラを殲滅したり最新の兵器も登場しませんので迫力が無く面白く無いと思う人もいると思いますが これが現在の日本国の危機です。

・「よいと思います
邦画で、現代戦を描いた作品はガメラやゴジラ以外にはありません。この作品はそういう意味で画期的だと思います。小説を2時間あまりに凝縮することはかなり難しいことです。それだけに、この作品では、原作を読みたくなる気持ちにさせられます。それは、映画という媒体をとおして、一つのメッセージを伝えているからです。映画としてトータル的に満足するためには製作費やキャスティング、作り手のセンスだけでなく、見る側のセンスと好き嫌いがあります。それから、何でもイデオロギーに偏る見方も問題があります。限られた制約の中でどれだけ、訴えたいことを伝えられたか。それが大切だと思います。だから、他の大作と比較して批評するのはよくありません。この映画の良さは、現代日本に突きつけられた危機管理の甘さへの問題提起です。少々のオーバーなつくりは他の映画にしてもしかりです。ヘリのCGも愛嬌です。しかし、自衛隊びいきの軍事マニアにとっては、今までの映画では類を見ない良い出来です。自衛隊の協力を一切得られずにここまでリアルに表現できたことは評価に値します。だから、今までになかった作品ということで4つ星です。

・「よくやったと思います。
原作がとても気に入ってるので映画館で見て、ビデオレンタル、DVD購入しました。映画化は、話の筋は別として自衛隊の協力無しでよくやったと思います。本当は陸・海・空 3自衛隊協力による「はぎ作戦」を映像化してほしかったのですが。

ただ、作品中に登場する空挺レンジャーの装備が数年前に作られた映画なのに現在の隊員の装備にそっくりなのは驚きです。(ブーニーハット、太ももの9mm拳銃ホルスター)もしかして自衛隊も本作品を見て影響を受けたのでは?と思うほどですし、89式小銃の連射シーンも感動ものでした。(64式発砲シーンでマガジンの落下はがっかりしましたが)

また、作品中に登場するグレネードランチャー付き89式小銃も自衛隊で採用される事を期待している毎日です。と言う事で星4つにさせて頂きました。

宣戦布告 (詳細)

ライラの冒険 黄金の羅針盤 コレクターズ・エディション(2枚組)

・「現代の深層を映し出す物語
 故河合隼雄先生はファンタジーについて次のように書いている。「ファンタジーというと、すぐに空想への逃避という言葉を連想し、それに低い評価を与えようとする人がいるが、ファンタジーというのは、そんなに生やさしいものではない。それは逃避どころか、現実への挑戦を意味することさえある。」

 この「ライラの冒険」というファンタジーはまさに、我々の現実に挑戦する。大袈裟に言ってしまえば、この物語は、現代の深層で起こりつつあることを如実に映し出している。それは、使い古され凝り固まった教義・ルールにしがみつく人たちと真実を追い求める人々の戦いである。個人レベルで考えれば、現状にしがみつき変わろうとしない自分と自分の本質的な部分がそれに対して目覚めを促す戦いである。

 もちろん、キリスト教文明圏内ではない日本にいる人にとって、この物語はわかりにくいかもしれないけれど、象徴的に観るならば了解できる部分も増えてくると思う。教権を人々をしばりつけるという意味での教会や魂・自分の本質的な部分(ダイモン)の成長を阻害する社会としてみたり、ジプシャンを自然とつながる知恵の体現者であるネイティブアメリカンやアイヌの人たちとしてみたりすることで、物語の深い意味が伝わってくると思う。

 教権に鎧を奪われて、酔っ払って自暴自棄の白クマを戦後以来、抑圧されて歪められた日本人の暴力性と見ることだって出来るだろう。昨今の凶悪な犯罪を考えるまでもなく、日本人は戦後以来、見ないようにしてきた暴力というか「力」をこれ以上、抑圧し続けることは出来ない。日本人は「力」というとすぐに暴力に結び付けてしまうが、この映画が象徴的に映し出しているように、戦争を起こすためだけではなく、平和に辿り着くためにも「力」が必要なのだ。日本人はそろそろ、ライラのように酔っ払った白クマ(歪められた力=暴力)に勇気を持って向かい合い、本来の白クマ(真の平和のための力)を解き放ち、力強き大人への成長へと歩みを進めなければならない。

 ここには書ききれないけれども、他にもこの映画から学ぶことは多い。僕は原作を読んでないので何とも言えないけれど、続編にも今作品ほどの深みを期待している。

・「原作を読んでいないと
 確かに分かりにくいかも知れません。特に「ダイモン」については、予備知識がないと映画の中の説明だけでは物足りまりませんね。でも、「羅針盤(アレシオメーター)」を含めて、小道具のデザインは、結構面白く、また「別世界のオックスフォード」も実写とDCGによって、雰囲気が出ていました。 ボルバンガーは、あんな感じかな?少し疑問です。コールター夫人のニコール・キッドマンは、作者プルマンがイメージした俳優だそうですから、あっそうですか!という感じです。ただ、アスリエル卿のダニエル・クレイグは無理じゃないかな。まるで、アクション映画になりそうな雰囲気です。ジェイソン・アイザックスか、スタンリー・トゥッチあたりが嵌りそうな気がします。主人公は、こまっしゃくれていて、いかにもライラ、上手いですね。それとジプシャン(ファーダー・コラムなど)や魔女(セラフィナ・ペカーラ)は良いと思います。イオレクはCGですから、イメージ通りですよね(だいぶ苦労したみたいだけど)。キャバレリーを愛用する気球乗りリー・スコースビーズは、もっとテキサス訛りの英語(ドランキング・イングリシュ)を話して欲しかった。 総じて、原作を読んでいないと「なんですか!これは?の映画」です。原作も『指輪物語』に近いコアな「ハイ・ファンタジー」ですから、やはり「造語」が多くて「何ですか?(笑)」ですが・・・。 この作品、原作の三部作をすべて読んでから、ストリーをどのように縮めたか、登場人物のイメージは、とか比較してみると楽しめます。でも、スパールバルの描写、結構「リキ」が入ってますが、もっと何とかならなかったかなぁ。残念! 「特典ディスク」は、プルマン自信も登場して、創作の裏話に興味深いものがあります。2時間に満たない「映画」にするには無理があるのは分かりきっていたようです。映画にオリジナルの場面を加えたりして、極力「平易」にしたようですが、これが難解さを助長し、さらに軽さを招いたのでしょう。ただ、映像を楽しむ分には、原作を何度か読んだものとして、あまり不満はありません。なお、基本的には「byあきとさん」の評価に同調します。3部作の全てが映像化されてから、作品全体のバランスをどのように創作したかによって、星1か、あるいは、星5かに定まるでしょう。 個人的な興味は、2作目の「シャドウ」と「天使」をどう描くかですね。ここの「天使」は、リルケの『ドウィノの悲歌』第一の「すべての天使は恐ろしい」に通じます。その意味から言って、バチカンがこの作品を禁書(ハイリポタもそうですが)として、亜米利加の福音派(これって藪大統領によって誤解されてますが)の狂信的一部に嫌われているってのは、納得がいきます。だいたい「教権」って「強権」ですよ、「狂信」によるね。3作目の「望遠鏡」の映し出すものがどう映像化されるか?これも、興味ある所です。 『地獄の黙示録』の上映時にカットされた「フランス人移民」のエピソードをDVDに入れたことによって再評価されたようになると良いなとも考えています。本当は、星4つというところなんですが、『指輪』のアニメ版のようにポシャラずに、続篇もきちんと作ってくれることを期待しての星5つです。

・「いい買い物したな‾!
「ハリーポッター」並の伝説ヒットを跳ばすと信じて劇場で二回観た。勿論DVDも買うつもりでいた、然しある日等サイトの「ハリーポッター不死鳥の騎士団」DVDのカスタマレビューを覗いてみると…、DVDと新規格BDとの差別化の話が大きく取り挙げられていた。「もしや、GAGAもやるかも…」そんな疑惑が頭を巡るなか、遂に発売、この作品のためにBDの乗換えを考えていて、貯金を貯めていたところ…、感動するほど良心的な商品だった。この時代になんとdts-ES収録、凄すぎると思ったのだが其だけではない、音声解説に予告編付きでdisc1、もうノックアウトしたと思ったら、特典discには、パイレーツシリーズ並のサービスが、隠しアイテムは未だ見付けていないが、もう此れだけで財布が死んでます、本来ならば、此は違う、特典本にキャスト・スタッフプロフィールが付いて、なんと3990¥、このサイトなら3000¥をきる、安い!難を言えば字幕と吹き替えである、この字幕、本当にプロが付けたのか?MXで素人が付けた字幕の方が巧かった、パイレーツやクローバーフィールドみたいに作品もロクに観ずに付けたのか?更に解せないのは吹き替えだ、去年の夏にライラの声優を応募為てたが、当たったのは結局既に芸能界入り為ている子役、しかも下手…。ま、此は配給側の問題でしょうよ。因みにパンダライモン役はあのフレディ・ハイモアです。

・「世界観や物語構成は非常に面白いが、原作を知る方は物足りないかも
パラレルワールドと呼ばれる多重世界があり、それぞれの世界は他の世界とは少しずつ違っている。ライラが住むのは、魂(ダイモン)が体の外に動物の姿として存在する世界。そこでは独裁的な支配が行われていたが、たくさんの世界を行き来するダストの謎が解かれることによって、この世界の支配体制が激変すると考えた政府がその探究を阻止すると同時に、ダストが影響をおよぼすダイモンを子供の体から切り離す実験を行っていた。ただ一つ現存する不思議な力を持つ黄金の羅針盤を手に、ライラは北にある謎を目指す。

背景だけでも複雑にもかかわらず、旅がはじまるまでの時間が短く、かつ旅の途中で鎧グマや魔女との出会いなどが満載で2時間を切る程度の内容であったために、あっという間に終わってしまったという印象で、退屈はしなかった。自分は原作も知らず、しかも吹き替え版で見たので、どちらかと言えば楽しく見られた。しかし、原作は相当厚い内容であるということは容易に推測できるので、原作を読んで映画を見た方は肩すかしに感じるかもしれないし、読んでない方であれば、字幕を見ながら理解するのがたいへんなようにも思う。

先入観なしで見た場合、この作品の世界観や物語構成は非常に面白く、それほど悪いとは感じなかった。ロードオブザリングが劇場版よりも1時間長いディレクターズカット版をDVDにしたように、連続物の劇場版は転けたら後がないだけに時間の制約が大きく、本作品のジレンマは理解できるが、本編が劇場版と変わりないように思うため,ディレクターズカット版が後日発売される可能性の予感もする。個人的にはさほど不満はなく、後で原作を読む楽しみができたので、星4つの評価。

・「思ったよりはまりました
 見終わってまず感じたのは、意外とよかった!皆さんの評価が厳しく低いことに驚くぐらい。 評価が厳しい方のほとんどが原作を読まれているのかしら…ある事情から本を持つということが困難な私は常に映像を楽しんでいるせいか、原作の持つ幅の広さ奥深さその魅力を知らないままに見ているのこともあって、映像で十分楽しめる!でした。 生意気で勝ち気、扱いづらいという印象の主人公の少女が見終わるころには勇気があり、心優しく賢い少女!と私の中で見事に変ぼうを遂げた、そんな感じ。続編が楽しみ。

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ミスト

・「おぞましき多数論理。
人間の本質を訴えた作品だと私は思う。ある人は言った。人間の本質は善あると。ある人は言った。これは贖罪なのだと。またある人は言った。人は同じ部屋に二人以上いれば争いを起こすと。現実を否定する者、神を信じる者、抗う者、理性に従う者、従事する者、懺悔する者、利用する者。それぞれがそれぞれの真実を、正義を翳した。この映画を観たあなた方は誰に共感し、誰を正しいと思っただろうか。一人の人間の教養や価値観、偏見で、正義や道徳を作りあげ、それを信じて行動する者達の姿は正に圧巻であった。多数論理が少数論理を締め上げていく姿は実におぞましい。文明的な生活を手に入れ科学技術を振りかざしていても、人間の本質はいかにシンプルなものか良く表現されていた。皆に助けを求めた女性を貴方なら助けただろうか?無理やりにでも外へ出て行こうと考えるものを貴方なら止めただろうか?瀕死の人を貴方なら助けただろうか? 聖職者に咎められた軍人を貴方なら助けただろうか?果たして貴方はこの映画の中でおよそ何回人を見殺しにしただろう?何回残忍な事を考えただろう? およその人は思ったのではないか?あの夫人は死ぬべきだったと。重火傷の人はもう助からないと。化け物に刺された女性はもう人間ではないと。子供を愛する父親のすることだから全て正しいのだと。私もラスト15分までは主人公のしてきた行動が正しいと思っていた。あの拳銃を取ったことも正しいことだと思っていた。勿論あの夫人が死んだこともだ。 だがどうだった。ラスト15分に突入するとだんだと見えてくるオチに私はまさかこれはないだろうと、物語の結末を拒絶した。

「有り得ない」と。そして、ふと気がついた。

いつしか自分も物語の主人公に成っていたと。

やってくれたぜ、スティーヴン・キング。

・「まさにキング作品の映画化
霧の正体はラブクラクトを読んでいただければ分かります。賛否両論の救いようのない結末ですが、これは「クジョー」の映画化の時に変えられてしまった、安易で予定調和的な結末に対するキングの無念さに対してダラボン監督が真摯に答えた結果でしょう。この監督が、スティーブン・キングを良く理解しているからこその映画です。結末に納得のいかないかたは、初期のキング作品を2−3冊読まれてみてはいかがでしょうか。ラストの主人公の咆哮は、グリーン・マイルのラストにも通じています。キングの永遠のテーマ=「死よりも怖いものがある」という言葉が良く伝わってくるラストです。

・「最高のヒューマン・ホラー
決してクオリティが高いとはいえないCGを含むクリーチャーのために、B級映画的な感触のする映画ではあるが、そもそもそのようなところに力点を置いた映画ではない。ジャンルを問わず、「脚本の出来の良さ」に楽しみを見いだせる人にならば、遠慮なくオススメできる。

大筋では、常に最善を期して努力する主人公らが、それを圧倒する「敵」と自身らの選択ミスによって、最悪の展開に追い込まれて行く、という定型に完全に沿った、王道のホラーと言える。しかしその「敵」に、感情の齟齬や、集団心理の暴走を織り交ぜていく匙加減が秀逸で、じわじわと胸を圧迫する恐怖がある。主人公は、外敵を追い払い、また歪んだ形の社会の縮図となったスーパー内の