Zarathustra (詳細)
Museo Rosenbach(アーティスト)
「クリムゾンファン必聴!」「メイド・イン・イタリアのジャージーな加速感が味わえます。」「イタリアンロックの名盤」「キングクリムゾンファン必聴!」「クリムゾンファン必聴!」
ファースト(紙ジャケット仕様) (詳細)
バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ(アーティスト)
「必聴!名盤!」「再度、限定紙ジャケ」「デビュー作」
ダーウィン(紙ジャケット仕様) (詳細)
バンコ(アーティスト), バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ(アーティスト)
「これぞイタリア!強烈な美と破壊、圧倒的なパワーが渦巻く不朽の名盤」「イタリアン・プログレッシブの名盤」「これぞイタリア!強烈な美と破壊 不朽の名盤」「アヴァンギャルド&オペラチック」
自由への扉(紙ジャケット仕様) (詳細)
バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ(アーティスト)
「1st、2ndと並びイタリアのプログレを代表する名盤」「ハード&リリカルな3rd」「ダーウィンより薄口」
Per un Amico (詳細)
PFM(アーティスト)
「「幻の映像」ファンも必聴!」「玄妙な浮遊感」「生の姿」「繊細なサウンド」
Storia di un Minuto (詳細)
PFM(アーティスト)
「人類の宝」「イタリアン・プログレッシヴ・ロックの金字塔」「イタリア本国でのデビュー作」
「これが「プログレ」だ!!」「イタリアンロック不朽の感動作」「マスト!!!」「期待はずれの傑作!」「メロスと並ぶ傑作」
メロス(紙ジャケット仕様) (詳細)
チェルヴェッロ(アーティスト)
「妖しく官能的で美しい ギリシャ神話の世界」「これぞイタリアンロック!!」「とても美しい」「妖しく官能的で美しい ギリシャ神話の世界」「イタリアの芸術!」
フェローナとソローナの伝説(紙ジャケット仕様) (詳細)
レ・オルメ(アーティスト)
「ドラマティックな傑作」「イタリアのプログレッシブ・ロック・グループ「LE ORME」の最高傑作」「神秘的 幻想的」「たおやかなる叙情」
「ロック・オペラ的な、イタリアン・プログレを代表する1枚。」「あまりにドラマチックで感動的 名作!」「お墓まで持って行きます!」「荒削りでダイナミックな「光の名作」」
YS(イプシロン・エッセ)+2 (詳細)
イル・バレット・ディ・ブロンゾ(アーティスト)
「複雑な展開を聴かせてくれるシンフォロックのアルバムです」
「神曲 地獄編」「攻撃的キーボードに溶け込む美声ヴォーカル」
地獄への乗車券 (詳細)
ビリエット・ペル・リンフェルノ(アーティスト)
「バンド名はおどろおどろしいが・・・」
Dedicato a Frazz (詳細)
Semiramis(アーティスト)
「伊のへヴィシンフォ」
消えゆく希望の灯(紙ジャケット仕様) (詳細)
ジェット(アーティスト), P.CASSANO(Writer)
「情熱のシンフォニック・ハード・ジャズ」「傑作」
レアーレ・アカデミア・ディ・ムジカ(紙ジャケット仕様) (詳細)
レアーレ・アカデミア・ディ・ムジカ(アーティスト)
「なかなかの傑作」「イタリアンロックの隠れた名作」「なかなか傑作」「優しく・・・そして激しく!」「優しく・・・そして激しく!」
歓喜の時(紙ジャケット仕様) (詳細)
クエラ・ヴェッキア・ロカンダ(アーティスト)
「泣きのストリングス!」「美しいイタリアン・ロックの名盤」
クエラ・ヴェッキア・ロカンダ(紙ジャケット仕様) (詳細)
クエラ・ヴェッキア・ロカンダ(アーティスト)
「いびつさの楽しみ」「イタリアのJETHRO TULL的、ブルース&シンフォニック・サウンド」「ブルージィ&シンフォニック」
Gudrun (詳細)
Pierrot Lunaire(アーティスト)
「美しさと前衛性・実験性」
Saint Just (詳細)
Saint Just(アーティスト)
「耽美・頽廃・アンニュイ・異端」「美しくエキセントリック」
Aria (詳細)
Alan Sorrenti(アーティスト)
「孤高」
汚染された世界(紙ジャケット仕様) (詳細)
ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ(アーティスト)
「クラシックとロックの応酬」「豪華なサウンド!」「オーケストラとハードロックの殴り合い」
旅行日記 (紙ジャケット仕様) (詳細)
フェスタ・モビーレ(アーティスト)
「かなり気に入ってます 私の愛聴盤」「かなり気に入ってます 私の愛聴盤」「パワフルなピアノ・ロック」
L'uovo Di Colombo (詳細)
L'Uovo Di Colombo(アーティスト)
「なかなかの良作!」
・「クリムゾンファン必聴!」
なんの予備知識もなしに初めて聴いたときの衝撃といったら!
"クリムゾンキングの宮殿"を彷彿とさせるイントロで一気に引き込まれ、その後は緩急強弱のメリハリの効いたドラマチック&スリリングな展開、分厚く、重厚な音に圧倒されっぱなし!聴き終わった後、虚脱感を感じてしまうぐらいです。
イタリア語のちょっと巻き舌っぽいヴォーカルが
好みの分かれるところかもしれませんがとにかく最上級のプログレであることは間違いありません。
ヘッドホンでもいいので、とにかく大音量で聴いて欲しいアルバムです。
・「メイド・イン・イタリアのジャージーな加速感が味わえます。」
アルバムの曲を聴き返すにつれ、演奏とボーカルで作り出されて行く加速感がたまらなく、づっと聞いていたいと思います。ライブなどアルバムは出ていますが、このアルバムが一番音質が良く聞き易いです。皆様も一度、手に汗握る迫力の加速感を味わって見ませんか。
・「イタリアンロックの名盤」
無駄に大げさで仰々しい、でも、それは悪いことじゃない、いや、むしろそうでなければこれほどまでに崇高で荘厳で壮大で感動的な作品にはならないはず。イタリアンロックどころかプログレ自体ほとんど聞いてなかった頃の私が「題材がツァラトゥストラだから」というただそれだけの理由で興味を引かれて購入し、大ハマリしたCD。この作品をきっかけにプログレ好きになり、イタリア70年代もそれなりにたくさん聞くようになったが、イタリアではやはりムゼオが最強である。美しく儚い旋律が突然凶暴になったかと思えば、今度はヘヴィな音像が急に安らかな旋律に変わる。アグレッシブでハードな音像とクラシカルで美しい旋律がこれでもかとばかりに目まぐるしく入れ代わり、息苦しいほどにドラマチック。動と静が、激しさと穏やかさが、邪悪さと美しさが殴り合っているかのような曲展開に圧倒されっぱなし。暑苦しいほどに情念あふれる歌声、手数の多いバタバタしたドラムが激しく転げ回り、ベースが地を這い、たけり狂うギターが響けば、哀愁に満ちたメロトロンが泣く。魂まで奪われそうな恍惚の世界。歌のメロディーも素晴らしく、なぜか妙に泣けるメロディーだと感じる。演歌の心を隠し持っている日本人の感性には英語よりもイタリア語のメロディーの方が合っているのかもしれない。洋楽にはあまり感情移入できない、英語のメロディーではなぜか感動が薄い…という人は聞いてみると意外と「これだ」と思うものがあるかもしれない(私はそうだった)。
・「キングクリムゾンファン必聴!」
なんの予備知識もなしに初めて聴いたときの衝撃といったら!
"クリムゾンキングの宮殿"を彷彿とさせるイントロで一気に引き込まれ、その後は緩急強弱のメリハリの効いたドラマチック&スリリングな展開、分厚く、重厚な音に圧倒されっぱなし!聴き終わった後、虚脱感を感じてしまうぐらいです。
イタリア語のちょっと巻き舌っぽいヴォーカルが
好みの分かれるところかもしれませんがとにかく最上級のプログレであることは間違いありません。
ヘッドホンでもいいので、とにかく大音量で聴いて欲しいアルバムです。
・「クリムゾンファン必聴!」
なんの予備知識もなしに初めて聴いたときの衝撃といったら!
"クリムゾンキングの宮殿"を彷彿とさせるイントロで一気に引き込まれ、その後は緩急強弱のメリハリの効いたドラマチック&スリリングな展開、分厚く、重厚な音に圧倒されっぱなし!聴き終わった後、虚脱感を感じてしまうぐらいです。
イタリア語のちょっと巻き舌っぽいヴォーカルが
好みの分かれるところかもしれませんがとにかく最上級のプログレであることは間違いありません。
ヘッドホンでもいいので、とにかく大音量で聴いて欲しいアルバムです。
・「必聴!名盤!」
PFMとともにイタリアのプログレを代表するバンド、バンコ72年の1st。PFMよりイタリア臭がきつい。クラシックの美しさとハードロックの荒々しさを絶妙に融合しつつ、ジャズの素養も感じさせる。非常に前衛的でもある。ダイナミズムあふれるリズム隊、ピアノとオルガン中心の華麗に流れるキーボード、攻撃的なギターが切り込み、情熱的・叙情的な歌が乗る。愛すべき巨漢ボーカル・ジャコモさんのオペラ・カンタトゥーレのような唱法、透明感と哀愁に満ちた美声はイタリア音楽の魅力を存分に堪能させてくれる。「安息の鎮魂曲」は変拍子を巧みに用いつつも聞きやすくノリがよい名曲。ハードロックとオルガン・ピアノが攻撃的に対話する曲調から一変、後半は悲壮感あふれるピアノにフルートが絡み感動的に高揚、涙が込み上げてくるような歌声。そして激しい渦の中、美しいピアノが滑り落ちて切れ味よくフィニッシュ!しびれる!「経過」は中休み的な小曲ながらチェンバロと歌のメロディーがとてもロマンティックで泣ける。大作「変身」は荒っぽいロックと荘厳なクラシックがアバンギャルドに入り乱れつつも整合感を失うことなく突き進む。切ない歌声のクライマックスは圧巻。大作「魔術師の園」はミステリアスで霧がかったような静寂の調べから、何度もドラマチックで壮大な盛り上がりを見せるも、その都度また不気味な静寂に沈む。だが、そのゆったりした部分でも途切れることない緊張感、影から飛び出してくる魔物を息を殺して待ち構えているような感覚。そして徐々に激しい熱狂と感動の渦に飲まれていき最後まで耳が離せない。各所に現れた印象的なテーマをハイライトで振り返り、ジャズっぽい響きでシブくしめる…という終わり方が非常にカッコよく、その余韻を残したままエンディングの小曲「痕跡」へと雪崩込み、教会音楽のような荘厳さの中をピアノが滑り落ちてフィニッシュ!この切れ味がたまらん!
・「再度、限定紙ジャケ」
前回買い逃した方、また「壺ジャケ」で発売です。今回私も買いました。また限定だと思いますので下の「扉ジャケ」と合わせてとりあえず買っておいた方が良いのではないでしょうか。内容はまだ聴いてないのでわかりません(笑).シールドを破る勇気がありません。聴き用にもう一枚買ったりして・・・
・「デビュー作」
「ダーウィン」とならぶバンコのデビュー作にして代表作。ツイン・キーボードによるシンフォニックなサウンドとイタリア臭ぷんぷんのヴォーカルが、イタリア好きにはたまらない。紙ジャケでもあるし、マニアなら買いでしょう。
・「これぞイタリア!強烈な美と破壊、圧倒的なパワーが渦巻く不朽の名盤」
イタリアプログレの代表格。バンコで特に好きなのは1st〜3rdの三作、それぞれ違った良さがあり一番は選べないが、無理にでも選べと言われればこの2nd「Darwin!」を推す。1stの作風を更にハードに過激に推し進めた73年作。複雑なアンサンブル、荒々しい攻撃性、アバンギャルド、クラシックの美とロマン、ジャズの小粋さ、オペラ・カンツォーネ風の哀愁あふれる歌など、バンコの様々な要素がどれも極端な形で現れ、過激にぶつかり合う。むき出しの感情。演奏・歌ともに全体を不安げで悲劇的な雰囲気が覆う。「革命」はクラシカルでロマンチックな美と荒々しい疾走がスリリングに行き交う傑作。序盤はチェンバロ・ピアノ等に乗せ悲哀に満ちた美しい歌声が響いて感動的に盛り上がり、そこからハードに走り出す演奏と熱いがどこか情緒不安定な歌に興奮!キーボードが目まぐるしく駆け巡る展開、混沌、再び熱く走り歌い出す展開を経て後半に現れるピアノ・オルガン等がハモる教会音楽のような旋律はそれまでの展開との強烈な対比ですさまじく感動的。「征服」はダークで勇ましく突進するが、終盤のボーカルはおそろしく物憂げで悲嘆にくれている。胸の空洞を吹きすさぶ風が痛い…聞いてて泣きそうになる。「卑劣漢の踊り」はジャズ風、おしゃれだがうらぶれた空気。腹の底を探り合いながら踊る男と女…そんな雰囲気。「100の手と100の瞳」は唸りをあげて暴走する演奏、力強い歌。クラシカルな旋律や静かな部分もあるが、あわただしい展開の強烈さに全て飲まれてしまう。「75万年前の愛」はピアノに乗せジャコモさんのオペラ風の歌唱が存分に味わえる。悲愴なメロディー、激しく嘆き訴えかけるようなボーカルに圧倒される。「悲惨な物語」は不気味でミステリアスな空間。語りが怪しげ。「疑問」はチェンバロや管楽器など様々な音が緩やかに舞い歌声も踊るようだが、サーカスやお祭りが終わった後のような寂しさ・虚しさがにじむ。素晴らしいエンディング。
・「イタリアン・プログレッシブの名盤」
典型的なイタリアン・プログレッシブの名盤です。
1曲1曲が適度に長く、思わず嬉しくなってしまいます。また、どの曲も華麗な展開とインストバトルが繰り広げられていて、聴き手を飽きさせません。72年のアルバム、といわれても、昨年出されたアルバム、といわれても違和感の無い出来です。
イタリアン・プログレらしく、JAZZフレイバー満載ですが、それだけではないヘビィかつ壮絶な演奏、構成も楽しめる名盤ではないでしょうか。是非聴いてみてください。
・「これぞイタリア!強烈な美と破壊 不朽の名盤」
イタリアプログレの代表格。バンコで特に好きなのは1st〜3rdの三作、それぞれ違った良さがあり一番は選べないが、無理にでも選べと言われればこの2nd「Darwin!」を推す。1stの作風を更にハードに過激に推し進めた73年作。複雑なアンサンブル、荒々しい攻撃性、アバンギャルド、クラシックの美とロマン、ジャズの小粋さ、カンツォーネ風の哀愁あふれる歌など、バンコの様々な要素がどれも極端な形で現れ、過激にぶつかり合う。むき出しの感情。演奏・歌ともに全体を不安げで悲劇的な雰囲気が覆う。「革命」はクラシカルでロマンチックな美と荒々しい疾走がスリリングに行き交う傑作。序盤はチェンバロ・ピアノ等に乗せ悲哀に満ちた美しい歌声が響いて感動的に盛り上がり、そこからハードに走り出す演奏と熱いがどこか情緒不安定な歌に興奮!キーボードが目まぐるしく駆け巡る展開、混沌、再び熱く走り歌い出す展開を経て後半に現れるピアノ・オルガン等がハモる教会音楽のような旋律はそれまでの展開との強烈な対比ですさまじく感動的。「征服」はダークで勇ましく突進するが、終盤のボーカルはおそろしく物憂げで悲嘆にくれている。胸の空洞を吹きすさぶ風が痛い…聞いてて泣きそうになる。「卑劣漢の踊り」はジャズ風、おしゃれだがうらぶれた空気。腹の底を探り合いながら踊る男と女…そんな雰囲気。「100の手と100の瞳」は唸りをあげて暴走する演奏、力強い歌。クラシカルな旋律や静かな部分もあるが、あわただしい展開の強烈さに全て飲まれてしまう。「75万年前の愛」はピアノに乗せジャコモさんのオペラ風の歌唱が存分に味わえる。悲愴なメロディー、激しく嘆き訴えかけるようなボーカルに圧倒される。「悲惨な物語」は不気味でミステリアスな空間。語りが怪しげ。「疑問」はチェンバロや管楽器など様々な音が緩やかに舞い歌声も踊るようだが、サーカスやお祭りが終わった後のような寂しさ・虚しさが滲む。
・「アヴァンギャルド&オペラチック」
イタリアを代表するプログレ・バンドの’72年発表の2nd。 緩急のついたメロディックな曲を、ツイン・キーボードにより繰り出される、まるで獲物を狙う蛇がはいずりまわるかのような攻撃的な演奏が強烈で、正にアヴァンギャルド。 そこに挟まれる、ヴォーカリストのオペラのごとく朗々と歌い上げる熱唱は、爽快に聞こえる。
とにかく全ての面で、ハードでへヴィでパワフル。聴くのに体力がいると言っても過言ではない作風だ。 しかし、ちゃんと繊細さの同居しているメリハリのついた構成で、決してただ聴きにくいだけの内容にしていないのが、本作が名作と言われる所以である。 かなり強い刺激が、心地良くも感じられる豪快な内容だ。
・「1st、2ndと並びイタリアのプログレを代表する名盤」
73年の3rd、前作までと比べて攻撃性・アバンギャルドさはやや抑え気味、洗練された構築美・整合感を重視、ジャコモさんの美しい歌声が際立つ作品。とは言え、基本的にはいつも通りクラシカルなツインキーボードを軸にハードロックの荒々しい勢い・クラシックの伝統美・ジャズ・現代音楽が入り乱れダイナミックに展開。イタリアらしい熱い詩情とともに政治・社会・人生に対する絶望感に満ちた詩世界が激しく突き刺さってくる。「政治反逆者の歌」はみずみずしく美しいボーカルが歌い気品あるピアノがそっと流れる、そんな展開から徐々に熱を帯びスリリングに走り出す演奏・歌…再び落ち着き、切々と歌われるメロディ、特に「io sono nato libero(僕は自由に生まれたんだ)」と切なく訴えかけるような歌声には何度涙したことか。だが、哀愁にひたっている暇など与えずに、目の回るような激しい展開のインスト部分が襲ってくる。現代音楽みたいな不穏な旋律のピアノ、雄大に響きわたるシンセ、民族音楽風のパーカッションなどが印象的だが、特に素晴らしいのはアコースティックギターで、激しくかき鳴らされるエキゾチックな響きからロマンティックな音色へと変化していき強く胸をしめつけてくる。「私を裏切るな」はアコギと歌が中心、優美で牧歌的。「小さな街」はピアノの深く暗い美しさが際立つ。夜の街、暗い路地裏、入り組んだ道、次々と現れる曲がり角…そんな情景を疲れ切って虚ろな目でフラフラさまよっているような気分になる…孤独。「消え去りし真実」は戦争から帰ってきた男の絶望、演劇的な展開が圧巻。ボーカルの演技力・あふれ出す激情、感極まって台詞口調になる所には魂を揺さぶられる。疾走する部分と沈み込む部分が繰り返されるがどちらにも悲壮感が漂う。熱を帯び勇敢に走り出してもそこには悲劇的な響きがあり、熱い涙が飛び散るような感覚。「軌跡2」はエンディングを飾るシンフォニックで雄々しいインスト。
・「ハード&リリカルな3rd」
イタリアを代表するプログレ・バンドの’73年発表の3rd。 相変わらずハードでタイトな演奏だが、前作のキーボード中心の仰々しいまでの作風とはやや異なり、全体的に各パートのバランスが取れて、サウンド的にもシェイプ・アップされ、引き締まった内容になっている。
よってメロディもより明確となり、ヴォーカルもさらに引き立ったような印象を受ける。 また、今作からツイン・ギター編成となったのも大きく影響しており、特に②のアップ・テンポながらアコースティック中心の演奏がされていたりと、曲調にも幅が広がった感じだ。
良い意味で聴きやすくなったという点で、前作より更にステップ・アップしたともいえる好作に仕上がっている。
・「ダーウィンより薄口」
イタリアのプログレバンド、バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソの3rd。1973作
本作「自由の扉」は、のっけから15分の大曲で幕を開ける。アコースティカルな叙情的なメロディと、破天荒な展開を含んだ、なかなかの力作なのだが、どうしてもこの曲のイメージが、このアルバムのやや散漫な印象につながってしまっていたようだ。個人的にバンコといえば、2nd「ダーウィン」なのだ。
全体的にも、1st、2ndよりはやや落ち着いた、バンドとしての余裕のようなものが感じられる。もちろんクラシカルなキーボードにピアノ、ジャコモ氏のヴォーカルが映えるナンバーもあり、バンドの代表作の1つとしては充分な内容である。イタリア臭い濃密な2ndが苦手ならこちらを聴けばいい。
・「「幻の映像」ファンも必聴!」
初めて聴いたPFMのアルバムは本作を元にした「幻の映像」だった。
・「玄妙な浮遊感」
イタリアン・プログレの雄、プレミアータ・フォルネリア・マルコーニのイタリア国内でのリリース2作目。本作の楽曲をベースに作られたのが後の世界デビュー盤になる「幻の映像」ですが、僕はコチラの方がすいこまれるような趣の深さがあって好きですね。
1曲目「ほんの少しだけ」は、動と静と表現するより暴と凪とでも表現した方がしっくりするほどコントラストがある曲で、海面スレスレをすべるジェット機のような急展開をみせたかと思うと、もう次には日曜の昼下がりのようなのほほんとした雰囲気になってるのがすごいんです。このバンド独自の世界ですね。[2]の「生誕」は実に技巧的で聴かせてくれます。異常なまでに変則的なリズムを躍動感タップリに叩くディ・チョッチョに、縦横無尽なヴァイオリンプレイを披露するマウロ・パガーニ、そして「ソレどんなチューニングしとるん?」と訊ねたくなるようなムッシーダのギター音がいいですねぇ。この人はまったく形式に捉われない特異なサウンドを持ってます。[3]の表題曲「友よ」は音響が無碍に広がる解放的な曲。とりわけマウロ・パガーニのヴァイオリンプレイが絶品ですね。やはり前作の「幻想物語」と本作での彼の貢献度はすばらしいですね。[4]の「晩餐会」はイタリアの伝統的な響きと風土の匂いがあるような曲だ。中盤のインスト部分でのプレモーリによるプレイが印象的。メロトロン、モーグ・シンセ、ピアノと愉しませてくれます。またフィナーレでのコーラスが美しい。。本作のメインディッシュはこれですね。ラストを飾る「ゼラニウム」は1曲目同様このバンドの独自性が強く顕れていて、まるで今にも壊れそうなほどの繊細さとイタリア流とも云わんばかりの痛快で愉快なパートが混在してるとゆうまさにプログレッシヴな内容ですね。
全体を通して聴くとホントにすいこまれて力が抜けるような玄妙な浮遊感がある一枚です。雑然とした現実から心を遊離して癒してくれるような至福の34分間がココにあります。
・「生の姿」
英語盤「Photos Of Ghosts」の元になっているアルバム。このアルバムはイタリア語なので、詩の内容は全くわからないが、バンドの生の姿を感じる。ジャケットもいい。
・「繊細なサウンド」
超名曲の1曲目のイントロがたまりません。PREMIATA FORNERIA MARCONIの最高傑作です。マウロ・パガーニによるフルートとバイオリンが美しくもスリリングで印象的です。イタリアン・プログレの入り口として是非おすすめしたいです。ここから入っていくと更にDEEPな世界が待っています・・・
・「人類の宝」
イタリアン・プログレッシヴ・ロックの頂点、PFMの本国でのデビューアルバム。美しいイントロから始まって壮大なシンフォニック・ロックとアナログシンセが織りなす衝撃の一曲目は何度聴いても鳥肌が出る。繊細さと上品な攻撃性、シリアスでユーモラス。格式と実験性が見事に融合、そして覚醒している。時代を超越した人類の宝にちがいない。
・「イタリアン・プログレッシヴ・ロックの金字塔」
‘02年の来日公演が記憶に新しい、イタリア出身のプログレ・バンドの大御所の、’71年発表のデビュー作。 KING CRIMSONからの影響が強いとされているが、それはメロトロンの使用法程度で、イタリアの伝統的なバロック音楽に、パワフルなロックと緻密かつ繊細なジャズを絶妙に融合させたかのような内容で、叙情的なメロディにドラマティックな展開を見せる曲とあいまって、ハイ・クオリティな作品に仕上がっている。 デビュー当時から、既に完成された個性と演奏力を誇っていた事実が、ここに証明されている。
・「イタリア本国でのデビュー作」
個人的には彼らの最高傑作は世界デビュー作となった「Photos Of Ghosts(幻の音像)」や極限まで演奏力を高めた「L' Isola di Niente(甦る世界)」よりもこっちだと思う。 とは言っても好みの問題。プロダクションや完成度はあきらかに前述のアルバムのほうが優れているのは確かなのだが、このデビュー作にはそれを補ってあまりある素朴さゆえの叙情性を感じられるのが私は好きなのである。 ただ、彼らのすごいところはデビュー作にありがちな荒削り感がなく、すでにベテラン並みのどっしりとした落ち着いた演奏、それでいて彼らだけの音楽をやっているのがすごい。デビュー前スタジオミュージシャンとして食っていたのもうなずける。 実際、彼らのデビュー直後のライヴ音源などを聞くと、King CrimsonやJethro Tullなどのカヴァーもやっていて、このアルバムの随所に影響を感じる点はあるのだが、彼ら独特のメロディセンスや滑らかな転調・リズムチェンジなどのアレンジセンスはこの時点ですでに一級品であることは間違いない(とここまで書いて思ったのが、一番影響を受けてるのは初期のGentle Giantじゃないかと思う)。
…などと、小難しいこと考えて音楽を聴いてもクソほども面白くないので、ここは一つ彼らの奏でる朗らかなのに哀愁を感じるという、イギリスのバンドにはない独特のメロディに身を任せて聴いてもらうのが一番いいと思う。一度好きになると離れられない力を持っています。 「Impressioni Di Settembre(9月の情景)」における印象的なKeyのフレーズ(後年ライヴではここだけ抜き出してやっていました)や、アコースティカルなギターをバックに、素朴で印象的なVoメロディと控えめなフルートとピアノがからむ「Dove...Quando...(何処で…何時)」の前半部分。そして静と動のアレンジが素晴らしい「La Carrozza Di Hans(ハンスの馬車)」などなど…とにかく、繊細で美しいメロディがたくさんつまったアルバムです。まあ、メリハリの利いたプログレが好きな人には退屈かもしれんが、それはそれで仕方あるまい。
ちなみに休日のポカポカ陽気の中で聴くと大変精神衛生上好ましいです。
・「これが「プログレ」だ!!」
間違いなくプログレ史上最高傑作の一つであると確信できます。↓の方が「わけのわからない感動」という言葉を使われていますが、私もまったく同感です!とにかく聴き終った後、「一体全体これは何の話だったんだ…でも凄すぎる!!」という感想を毎回毎回覚えてしまいます。全編これでもか!というくらいの究極まで練った曲構成、すべての楽器が爆発的な荒々しさで繰り広げる野蛮なアンサンブル(ジミヘンとハウ/フリップが合体したかのようなギター!唾飛ばしまくりの必死なフルート!突撃ドラム!)、これぞイタリア!決定版とも言うべき臭い哀愁全開のボーカル。そしてこの楽曲演奏の魅力を最大限引き出すことに成功した、アビーロードも真っ青のずば抜けて音が良く、大迫力なプロダクション!しかも音響効果は抜群にこりまくっていて、同時代の英国産3大プログレに引けを取るどころか、引き離さんばかりの勢いをこのバンドに与えることに成功しています。私はつい最近になってこのパレポリを初めて聴きましたが、もっと早く出会えなかったことを後悔するかのように毎日毎日聴き込んでいます。
この凄まじいまでの爆発的な勢い、ユーロプログレファンだけのものにするにはもったいなさ過ぎる名盤中の名盤です。全クラシックロックファン必聴です、是非チェックを!!
・「イタリアンロック不朽の感動作」
かつてキングのヨーロピアンロックコレクションでトップクラスの売り上げを誇ったらしい人気作。私ももちろん買って,何度も聞き込んだアルバム。CDで買い直して聴き直しても,やはり,わけのわからない感動を呼ぶ名作だ。サントラである「ミラノカリブロ9」もなかなか良い曲をやっていて良いのだが(ミラノの方が好きという人も多いが),個性的である点で本作のほうが数段魅力的だ。キングクリムゾンの影響が大きいことは聴けばすぐ分かる。しかし,民族音楽を取り入れているだけでなく,演奏面でも個性的特徴がある。私の友人Y氏の意見では,「荒い」。演奏が下手という意味ではなく,独特の荒さがあるのだ。フルートもギターも,音が荒い。そして,ぶ厚いメロトロンに哀感のあるヴォーカル。なお,「わけのわからない感動」に至るためには,できるだけ大きな音で聴く必要がある。これはクリムゾンも同じだが,小音量ではダメである。近所に迷惑をかけたくない人はヘッドホンを使って,大きめの音で聴くこと。また,紙ジャケットはうれしいようでもあるが,収納には困る。変形ジャケではないので,プラケースでも良かった。
・「マスト!!!」
OSANNAの最高傑作であり、プログレ系では個人的に一番好きな作品です。へヴィーなギターに絡むフルートがたまりません!!イタリア語で歌うVoも最高です。後期には英詩になっていくOSANNAですが、やっぱりイタリア語の独特の響きの方が熱いです。イタリアン・ロック史上に残る、まさに不朽の名作です!プログレ好きな方だけでなく、BLACK SABBATHあたりが好きな方にもおすすめです。
・「期待はずれの傑作!」
かってキングのユーロロックシリーズの中に、「オザンナ」というバンド名があったのは覚えていたのですが、ユーロロックは当たり外れがあるからなあと敬遠していた所、しつこく「おすすめの音楽」に登場するため、購入したアルバムです。結果からいえば、良い意味の期待外れ。イタリアのバンドということでPFMに代表されるように、哀愁のある中でのカラッと感を想像していたのですが、攻撃的なギター、激しいサックス、吹きまくられるフルート、重いドラム、そして哀愁のメロトロン&ボーカル、複雑な楽曲が加わって、ヘヴィなプログレになっています。何に似ているか一言でといわれれば、その攻撃性からアースバウンド期のKCかと。もちろん、ユーロロックだけにボーカル等にクセがあり、ブリティッシュプログレのように多くの方に是非とはいえませんが、プログレ−とりわけ2期KCあたり−ファンであれば、試してみる価値のあるアルバムです。
・「メロスと並ぶ傑作」
イタリアのプログレバンド、オザンナの3rd。1973作/紙ジャケリマスター盤70年代イタリアン・ヘヴィプログレの中でもCERVELLOの「MELOS」と並んで、もっとも幻想的であり、そして完成度の高いアルバムがこれだ。鈴の音とともに太古の儀式を思わせるような雰囲気から、フルートが鳴りだし、うねるようなギターとメロトロンが合わさって、祝祭めいたサウンドが作られるとやがて幻想都市パレアポリスが目に浮かぶ。イタリア語の歌声による叙情と、濃密な空気がかもしだす特有の迫力は、このバンドならではのものだ。吹き鳴らされるフルート、荒々しいギター、フェリーニの映画のような破天荒さと呪術的な幻想性…すべてにおいてイタリアからしか出て来得ない傑作だ。
・「妖しく官能的で美しい ギリシャ神話の世界」
イタリアのプログレの中でもかなりの傑作!オザンナのダニーロ・ルスティチの弟コッラード・ルスティチのバンドの73年作、題材はギリシャ神話。「パレポリ」のような、邪教的な雰囲気・むせ返るような熱気と、繊細で美しいメロディが入り乱れる作品。個人的には、イタリアを代表する名盤「パレポリ」よりも本作の方が好き。時にジョン・マクラフリンのようなプレイを見せるコッラードのギターは、すでに兄を超える才能だと感じさせる。サックス等が多彩な音を出し、キーボードの不在を感じさせない独特のサウンド。イタリアの美と情熱に溢れたボーカル、アコースティックな音が基盤となり、妖美なフルートが絡みつき、そこから狂おしいサックスとギターが暴れだし異様な高揚を見せる。牧歌的な叙情と宗教的かつエロティックな混沌・恍惚が交錯する音世界から、古代の神々が浮かび上がる。聞き手の周囲で異教徒の祭が始まり、仮面をつけた人々が踊り、笛に誘われ不思議な獣が集まってくるかのよう。フルートが密やかに飛び交い呪詛の言葉が囁かれる「野羊の歌」で異世界への扉が開かれると、静謐な「壁画」で幕を閉じるまで魂をわしづかみにされ、ひと時も耳を離せない。「三部作の絵」は歌・アコギ・フルートの優しく神秘的な調べに包まれ、目前にそよ風吹く草原が広がりそうな感覚に陥るが、そこから突如一気に暗雲が立ち込め、猛り狂う演奏の中をボーカルが声を張り上げ歌とも呪文の言葉ともつかない嘆きの叫びを上げる…ぞくぞくする展開!「解放」も音が生き物のようにうねり絡み合う。悲しげな歌声が、熱病にかかったような凄まじい演奏陣のバトルを呼び覚ます。火傷しそう!「メロス」のメロディは天にも昇る心地。暴走していく演奏もどこか神聖で開放的な響き。「ガラッシア」は物憂げなメロディが素晴らしい。
・「これぞイタリアンロック!!」
まず聴いてみてください。ブリティッシュプログレのマイナーどころが束になってもかなわない素晴らしさです。オザンナ、ウーノ周辺ではありますが、曲の良さ、伸びやかなボーカル等この周辺の音ではもっとも好きなバンドです。それに今回はレコード時代にウン万円していたオリジナルに近い形でジャケットが再現されているとくれば...。
・「とても美しい」
オザンナの弟分の残した唯一の作品だそうですが、何よりメロディが美しい!オザンナも綺麗なメロディを持っていますが、個人的にはそれ以上。全体的にはオザンナよりはるかにまとまってコントロールされているので、オザンナを期待すると?な感じになるかと(狂ったような展開もないです)。とは言え、ロック史に残る名盤である事は間違いないでしょう。買いです!
・「妖しく官能的で美しい ギリシャ神話の世界」
イタリアのプログレの中でもかなりの傑作!オザンナのダニーロ・ルスティチの弟コッラード・ルスティチのバンドの73年作、題材はギリシャ神話。「パレポリ」のような、邪教的な雰囲気・むせ返るような熱気と、繊細で美しいメロディが入り乱れる作品。個人的には、イタリアを代表する名盤「パレポリ」よりも本作の方が好き。時にジョン・マクラフリンのようなプレイを見せるコッラードのギターは、すでに兄を超える才能だと感じさせる。普通プログレがキーボードを使うような箇所もキーボードを使わず、サックス等が多彩な音で表現する独特のサウンド。イタリアの美と情熱に溢れたボーカル、アコースティックな音が基盤となり、妖美なフルートが絡みつき、そこから狂おしいサックスとギターが暴れだし異様な高揚を見せる。牧歌的な叙情と宗教的かつエロティックな混沌・恍惚が交錯する音世界から、古代の神々が浮かび上がる。聞き手の周囲で異教徒の祭が始まり、仮面をつけた人々が踊り、笛に誘われ不思議な獣が集まってくるかのよう。フルートが密やかに飛び交い呪詛の言葉が囁かれる「野羊の歌」で異世界への扉が開かれると、静謐な「壁画」で幕を閉じるまで魂をわしづかみにされ、ひと時も耳を離せない。「三部作の絵」は歌・アコギ・フルートの優しく神秘的な調べに包まれ、目前にそよ風吹く草原が広がりそうな感覚に陥るが、そこから突如一気に暗雲が立ち込め、猛り狂う演奏の中をボーカルが声を張り上げ歌とも呪文の言葉ともつかない嘆きの叫びを上げる…ぞくぞくする展開!「解放」も音が生き物のようにうねり絡み合う。悲しげな歌声が、熱病にかかったような凄まじい演奏陣のバトルを呼び覚ます。火傷しそう!「メロス」のメロディは天にも昇る心地。暴走していく演奏もどこか神聖で開放的な響き。「ガラッシア」は物憂げなメロディが素晴らしい。
・「イタリアの芸術!」
イタリアンロックの名作、チェルヴェッロのアルバム。
のっけから神秘的なスキャットコーラスとアコースティックギターの調べで、不思議な幻想世界へといざなわれる雰囲気です。キーボードがいないというのが信じられないほど、バンドの音には広がりがありアコースティックギターに絡む、エフェクトされたサックス、フルート、ヴィヴラフォンなどがときにやわらかく、ときに刺激的に鳴らされ、ときに爆発し、独自のサウンドを形成しています。神秘的で呪術的…神話をモチーフにした歌詞も文学的で、ある種、崇高さと毒気を併せ持っています。絶品の演奏力と情景描写力をもったこの作品は、イタリアンロックに生まれた芸術とさえ言えるでしょう。
・「ドラマティックな傑作」
オルメの作品の中でもドラマ性は一番の傑作です。しかしながら「壮大なるキーボード・ロック」というような表現はやや的を外しています。異教的な神秘と普遍的な古典悲劇の味わいをもつきわめて個性的な内容といえるでしょう。
オープニングこそせいいっぱいEL&P風を真似るスリリングなキーボード・サウンドを見せますがやはり最大の魅力は人生の悲哀をたおやかな表情で伝える「歌」にあります。
・「イタリアのプログレッシブ・ロック・グループ「LE ORME」の最高傑作」
イタリアン・ロック屈指のトータル・アルバム。 スリリングなキーボード主体の演奏とたおやかな歌がバランスしたロマンチックな作品です。 特に神秘的なピアノと呪文のようなヴォーカルは明るいイタリアというイメージを超えたヨーロッパ特有の翳りのようなものが感じられます。
アナログ・シンセの音はやや古びているかもしれませんが、描かれている内容は変わることのない愛の物語。 世界進出のためピーター・ハミル訳詩による英語盤も発表されましたが、やはり原語のやわらかな響きが味わい深いです。
・「神秘的 幻想的」
イタリアを代表するプログレバンドLE ORMEの73年作。代表作、最高傑作とも言われる名盤。キーボードトリオだが、EL&Pのようなすさまじいテクニックで魅せるわけではなく、イタリア独特の美的感覚にあふれた旋律・空気感で魅了する作品。シンフォニック、クラシカルなキーボードを中心にドラマチックに展開、寂しげで物憂げな歌声が浮遊、神秘的で気品の漂う組曲形式のアルバム。「信じられないまま」は不安げな旋律がゆっくりと勇ましく高揚していく。カッコイイ導入部。穏やかながら暗いロマンを漂わす歌をはさみ、ドラムの目立つ即興演奏へと移っていく。「フェローナ」はアコギ中心、素朴なフォーク調。「世界を守る者の孤独」では水のように流れキラキラ光るピアノを背景に美しい歌声、思わずうっとりしてしまう。「バランス」はクラシカルなキーボードがサスペンス調に迫る。ピアノがスリリングに飛び込んでくる部分はかなりカッコイイ。緊迫した演奏が穏やかで雄大な表情へ移り変わる部分は非常に鮮やかで感動的。「ソローナ」は陰鬱で悲しげな歌声が胸をしめつける。「待ち続ける」は前曲から陰鬱なムードを引き継ぎつつ、不気味にねじれ出す。暗いが最後には不思議な高揚を見せる歌メロがやみつきに。「朝の肖像」はミステリアスな雰囲気から始まるが、爽やかなボーカルを契機にどこまでも広がる大平原のような雄大な旋律で盛り上がる。最後の気品に満ちたピアノがとても素敵。「時間を除いて」はアコギを基盤にボーカルとキーボードが交互に行き交う。中盤のシンフォニックな高まりがとても綺麗で印象的。最後に六曲目「待ち続ける」のテーマが復活。「無へ帰る」はキーボードがヒステリックに揺らぐインスト。熱く高揚し、壮大なエンディングを迎える。
・「たおやかなる叙情」
イタリアのプログレバンド、レ・オルメの5th。オルメの最高傑作とされているアルバム。結成は古く1976年。初期は普通のロックバンドだったらしいが、3rdあたりからクラシカルな要素を取り入れ、やがてイタリアを代表する叙情派キーボードプログレバンドとなる。PFMやBANCOなどに比べて、やや輪郭のぼやけたサウンドはテクニカルというよりもジャケ同様の幻想的なイメージで、スペイシーなシンセがゆったりとした曲調の中メロディをつむぎ、そこにやわらかなヴォーカルメロディが乗るというスタイルで、ゆったりしっとりと聴ける。祭日的な熱情の一方で、こうしたくぐもった薄暗さもイタリアのもう一つの顔である。
・「ロック・オペラ的な、イタリアン・プログレを代表する1枚。」
‘72年発表の、イタリア出身のトリオ編成のプログレ・バンドの1st。キリストの受難をテーマとしたコンセプト・アルバムである。
その難しそうなテーマとは裏腹に、テンポ良く進む多種多様な楽曲に、KING CRIMSON、PFMっぽい使用法のメロトロン等の多彩なキーボードを中心に、男女混声合唱を取り入れたりと様々な演出を凝らし、トリオ編成だけでは表現出来ないであろうが、イタリアらしさの目一杯詰まった華やかさは、まさにロック・オペラといえる作風であり、現在でもイタリアン・プログレの名作として語り継がれるのが納得できる。 コンセプトの難解さを、大胆にロックの楽しさ、面白さに変換したかのような、濃密な作品だ。
・「あまりにドラマチックで感動的 名作!」
72年作、マタイによるキリスト受難劇を題材、キーボード中心、クラシカルで崇高・壮大なプログレ。クラシカルで激しいキーボードの活躍するシンフォニックなパート、牧歌的で繊細なフォーク風のパート、荒々しくへヴィなパートがドラマチックに行き交い、激しい起伏、ストレートで叙情的なメロディ、本格的な混声合唱も活躍して過剰なほどの盛り上がりを見せる。演奏はまだ粗雑で稚拙な所もあるが、大作を作り上げようという圧倒的な熱さを前にすれば、多少の欠点など無に等しい。「序曲」は厳かな混声合唱から始まり、美しいピアノとハードなギターが交互にテーマとなる旋律(これが勇ましくてカッコイイ)を奏で合い激しく高まる。キリストが神に語りかけ死を決意する「ゲッセマネ」はシンフォニック、雄大に盛り上りクラシカルで華麗なギターが入ったりして気分が高揚してきた瞬間、突然演奏が断ち切られユダの「師よ、お元気ですか」という言葉が響くという展開が実に秀逸。そうして始まる「訴訟」では雄大な盛り上がりを取り戻し、クラシカルな合唱が響き渡り、清らかなピアノとともに1つのクライマックスを迎える。「悲嘆」のピアノとアコギ、歌声がとても美しくてうっとり夢心地になっていると、突然始まる「ユダ」のけたたましくハードなギターに度肝を抜かれ、そのまま滑らかに「ユダヤの王」へ移行、勇ましくも哀愁滲むボーカル・キーボード・へヴィなギターがやたら熱く盛り上る…この悲嘆からユダヤの王までの流れが実にカッコイイ。「カルヴァリオの丘」は重々しい。高鳴るオルガンはもろにEL&P「運命の3人の女神」冒頭、後半のギターはプロコルハルム「ワルプルギスの後悔」を思わす。「復活」はクラシカルで寂寥感に満ち、わびしげな歌が響く。最後は序曲の冒頭が甦って終幕…ひと通り聞き終わった時の感動は、はんぱじゃない。
・「お墓まで持って行きます!」
3ピースのイタリアン・ロックバンドの1st。
キリストの受難という重いテーマをイタリア人らしく、情熱的な演奏とカラフルなサウンドで鮮やかに表現した見事な作品。コンセプトアルバムですが、一気に聴き通して涙出来る。
イタリアン・ロックに目覚めるきっかけとなった名盤にして、人生最高の一枚です。
・「荒削りでダイナミックな「光の名作」」
とにかく破天荒な名作。キリスト教国には馴染み深いイエス・キリストの受難をテーマに、とにかく片っ端からぶち込んじまえとばかりに様々な音楽的手法を盛り込んでいる。例えば「序曲」や「復活」で奏でられる主題旋律の荘厳さはロックの枠など軽く乗り越え、「ユダ」ではハード・ロックとジャズが交互に飛び出し、「カルヴァリオの丘」ではクラシックのコーラスをバックに脅迫的な4・4ビートが展開される。ロックにジャズとクラシックを持ち込んだ例としてはエマーソン、レイク&パーマーが有名だが、スマートさで彼らに及ばない代わりに、スケールは比較にならないくらい大きい。
ギターのマルチェッロがベースを兼任しており専任のベース・ギター奏者はいないが編成面のハンデをねじ伏せるように演奏はパワフル。マルチェッロのギターがたけり狂いオリヴァーのオルガンやピアノは天へ駆け上りアルフィオのドラムはキリストの受難を目の当たりにする人間の様々な思いを叩きつける。もっとも、パワフルな反面荒削りでもあり、「ユダ」「証人達パート1」のジャズ・パートは全くスウィングしていない。でもそれが何だってんだ、この暑苦しい感動の前で!
「光のトロルス、闇のオザンナ」「光のピーエフ、闇のイル・バレ」と言われるようにイタリアン・ロックは明るい名バンドにも暗い名バンドにも事欠かない。それ風に言えば、「光のミエーレ、闇のヤクラ」とも言えるだろう。何度「破天荒」と繰り返しても足りないくらい破天荒な、そして光にあふれた名作。
・「複雑な展開を聴かせてくれるシンフォロックのアルバムです」
72年に発表されたイルバレットディブロンゾ(IBDB)のアルバムです。IBDBはオザンナの母体となったチッタフロンターレのジャンニレオーネを主軸に結成されました。当初はハードロック路線でしたが、当アルバムではシンフォニーロックを聴かせてくれます。中でも①から⑤を占める組曲YSは彼らの代表作として有名です。奇怪なコーラスとオルガンで始まり、キーボードとギターを中心に複雑な展開を聞かせる構成力・演奏力ともに高い聴き応えのある大作です。星を1個減らしたのは、ヨーロピアンプログレに多いハイトーンボーカルが個人的に苦手だからですが、サウンド的には完成度が高く、シンフォロックファン、ヨーロピアンプログレファンにはお奨めできるアルバムです。
・「神曲 地獄編」
イタリアのプログレバンド72年作。ダンテの「神曲・地獄編」を題材とした壮大な組曲。EL&Pなどの影響を感じさせるクラシカルで激しいキーボードロック。オルガン、チェンバロ、生ピアノなど、多彩なキーボード群が次々と繰り出され、積み重ねられ、ドラマティックに盛り上がる。クラシカルで荘厳な曲調だが、その美しさの中に何とも言えない邪悪な臭気が立ち込める。専任ギタリストが脱退したのでギターはほとんど出てこないが、バタバタした激しいドラムや主張の強いベースもなかなかカッコイイし、そして何よりボーカルの美しく深みのあるバリトンが圧倒的な存在感!そのダンディで高貴・崇高な歌声が独特の哀愁をふりまいたり、優美に囁きかけたり、雄々しく威厳に満ちて歌い上げたり…もう、たまらない!たまに出てくるフルートも味があって良い。全体的にはクラシカルだが、ジャジーさも顔を出す。曲展開は多少だれてくる部分もあるが基本的には起伏に富み、特にスリリングに滑り落ちるような展開にはゾクゾクしてしまう。名盤!
・「攻撃的キーボードに溶け込む美声ヴォーカル」
イタリア出身のプログレ・バンドの’73年発表の2nd。 各種キーボードをふんだんにフィーチャーし、かなり激しい攻撃的なプレイによる作風は、同郷のIL BALLETTO DI BRONZO を彷彿とさせるが、こちらの方が、時折垣間見られるクラシカルなメロディと、上品に歌い上げる美声のヴォーカルが親しみやすさを生み出しており、アヴァンギャルドさは若干低く感じられる。 ただ、アルバム全体を通して聴くと、その攻撃的プレイ一辺倒といった印象が強く、変化に乏しい、やや平坦な音作りとなってしまっている。 完成度は十分高いだけに、もう一工夫欲しかったところだが、まさか約30年ぶりに復活作を発表するとは思ってもみなかった。
・「バンド名はおどろおどろしいが・・・」
ムゼオ・ローゼンバッハ、セミラミスなどと並び称されるイタリアのヘヴィシンフォ。ムゼオと比べると地味ではあるが、それでもパッションに満ちた実にイタリアらしいプログレ。けっこう正統派ハードロックな激しいサウンドをツインキーボードが盛り立て、フルートが激しく舞い踊りながら絡み付き、哀愁に満ちた歌が乗る。「告白」はキーボードをバックに穏やかに歌うパートと荒々しいギターとともに激しく歌うパートが交互に現れ、ドラマチックに打ちつけるピアノを契機に感動的な高まりを一度見せるのだが、再びもとに戻ると見せかけておいてハードに唸るギターにフルートが激しく螺旋を描いて絡みついたりピアノが踊りだしたり…息もつかせぬ展開に圧倒される。「奇妙な王女」は壮大で気品あふれる出だし、大きな広がりを持ったバラード調から暴れ出し、再び落ち着いた後には何とも言えないやるせなさに包まれ、哀愁に満ちた男の背中を感じさせるような渋いギターが響く(クサくて良い!)…しかし、意外な結末が現れる。「降雪」は分かりやすく交互に現れる動と静をやたら大げさに対比した曲。後半の暑苦しいほどの盛り上がりには「ベタだなあ…」と思いながらも否が応にも心が熱くなり、涙が込み上げてくる。大作「友は死ぬ」は非常にプログレッシブで圧巻。陰鬱で寂しげな空気から始まり、中盤にかけて過剰なまでにドラマチックな盛り上がりを見せ、摩訶不思議な展開を経て、壮大なラストを迎える。気品のあるピアノと味のあるフルートが素晴らしい。
・「伊のへヴィシンフォ」
イタリアのプログレバンドSEMIRAMISの73年作。BIGLIETTO PER LINFERNOなどと並び称されるヘヴィシンフォの名盤。オザンナ、ムゼオなどに通じる邪教的なイメージもある。ドラマチックな歌唱、表情豊かなキーボード、ギターがけたたましく暴れ回るパートと素朴で優美なアコギのフォーク風のパートがめまぐるしく入れ代わり、強烈な美と邪悪の対比、破天荒な展開を見せる。曲調の変化は少々強引すぎる所もあるが、それがイタリアらしいとも言える。美しい旋律が散りばめられつつも、それらが奇妙につなぎ合わされ異形の姿で暴走…混沌、それでいて後味は妙にみずみずしく爽やかだったり…何とも不思議な作品。どの曲もちょっと聴いただけでは理解不能。「古物商の家」はトラッド・フォーク調の雰囲気にギターが騒々しく飛び込んできて、動と静が交錯するが、牧歌的で雄大な盛り上がりへと変化していく。「ルナ・パーク」は忙しく変転する激しい曲調だが、クラシカルで哀愁が滲む。ピアノが印象的。「ガラスの動物園」は優雅な趣の冒頭だが、それがオルガンに飲まれギターが暴力的にうねる。再び柔和な表情を取り戻すが、その後はキラキラした奇怪な音の空間に閉じ込められる。「混雑した道を通って」は題名通り喧騒に満ちた街路を走り抜けるようなイメージ。途中のヨーロピアンなロマンあふれるアコギソロにうっとりする。「紙細工の門のうしろに」は前半の美しい歌が印象的。重苦しく邪悪な展開が現れるが最終的にはシンフォニックで壮大な帰結に持っていく。「フラッツ」はアコギ・キーボード・歌の穏やかな展開が急転直下、熱病につかれたような狂乱へ。落ち着きを取り戻すと哀愁ギターが泣き、切ない歌声…かと思えば明るく視界が開けていくようなラスト。非常にドラマチック!「道化師」は明るい冒頭、ハードで熱っぽい展開を経て、後半は叙情的、感動的な終幕へ。
・「情熱のシンフォニック・ハード・ジャズ」
イタリア出身のプログレ・バンドの、’72年発表の唯一の作品。 アグレッシヴなギター・サウンドがフィーチャーされており、ハード・ロック的なアプローチが施されているが、楽曲はジャズ・ロック調で、それが更に自由奔放な演奏に繋がり、ドラム、キーボードと一体となって、かなりハード&へヴィな音作りとなっている。 けれども、イタリアン・ロックならではの哀愁あるメロディの楽曲がしっかりしており、押すだけではなく、引くところはしっかり引いていて、アコースティック・ギター、キーボード、ストリングスなどで、しっとりと落ち着きのある、シンフォニックな場面もあり、起伏に富んでいる。 同時に、曲によって大胆に変化する歌い方のヴォーカルと、コーラス・ワークも効果的だ。 加えて、凝ったジャケットの作りも素晴らしい。 バンドの持つエネルギーを、このアルバム一枚に全て詰め込んだかのような濃厚な作風だが、聴きやすさも併せ持った、完成度の高い作品である。
・「傑作」
とにかく熱い!ドラマチックな歌唱、荒々しく暴れまくるギターとオルガン、畳み掛けるリズム…歌も演奏も、熱い情念がたぎり、爆発している。J.E.T.はプログレだけをやっていたハードロックバンドではないが、72年に唯一残したアルバムはヘヴィでシンフォニックなプログレ。「聖杯物語」が題材。ブルージー、ジャジー、クラシカル…と様々に曲調を変化させ、重厚な大作もいくつか作り上げているが、どの曲も歌を大切にした作りになっている。イギリスのハードロックの強い影響を受けたサウンドだが、ボーカルには実にイタリアらしい叙情・ロマンがあふれている。粗雑さ・田舎くささはあるものの、それもまた味、むしろ作品の持つ圧倒的な勢いを増強しているようにも思う。表題曲「消えゆく希望の灯」は荒れ狂うギターとクラシカルなオルガンが激しく交錯しメロディアスなボーカルが哀愁をぶつけてくる非常にドラマチックな大作。途中、突然現れるジャズピアノがカッコイイ。「聖人、罪人」は二人のボーカルがそれぞれ罪人と聖人(司祭)の役を演じて対話する演劇的で壮大な大作。中盤、神の声が入ってくる部分はあまりにドラマチック。「王に捧げるシンフォニア」はかなりの名作。荒々しくハードな演奏とクラシカルで荘厳なオルガン・ピアノが絡み合い、どこまでも美しく感動的に迫ってくる。夜の闇、ちらつく光、そっと星空を見上げると涙が静かに頬を伝っていくような…聞いているとそんな気分になる。少しだけ入ってくるバイオリンの悲しげな調べが非常に印象的。「怒り」はジャジーに飛び跳ねるピアノに乗せてボーカルが叫び狂い(歌詞はない)激しいオルガンソロ、ギターソロを披露していく攻撃的なナンバー。ただただカッコイイ!
・「なかなかの傑作」
72年作。ピアノ、キーボードを中心としたシンフォニックなプログレ。ピアノ・キーボード・ギターがドラマチックな盛り上がりを見せるのでしばらく気付かなかったのだが、ボーカルがイタリアらしく声を張り上げて情熱的に歌い上げる部分は意外と少なく、寂しくうつろな歌声を響かせている部分が多い。ファンタジックな雰囲気、フォークっぽい曲もあれば、へヴィでクラシカルな曲もあり、時にジャジーな匂いを漂わせもする。様々な表情が現れてドラマチックな展開をするものの、イタリアンロックらしい目まぐるしさは少なく、どちらかと言えばゆるやかな盛り上がりで魅了する。繊細でデリカシーのある作品。「FAVOLA」は牧歌的でフォーク風。後半にそっと湧き上がってくる管楽器やメロトロンが実に良い感じだ。物憂げなボーカルから始まる「IL MATTINO」は、インスト部分、バンドサウンドに引き立てられながらドラマチックに高まっていくピアノが美しくてカッコイイ。「PADRE」は荘厳なオルガンを基調に展開。前半に現れるギターのクラシカルな旋律がカッコよくて泣ける。今にも泣き出しそうなボーカルも素晴らしい。「LAVORO IN CITTA’」は前半の暗く低い歌声と中盤の柔らかな歌声のコントラストが印象的。後半、ジャズになる展開も面白い。不気味なオルガンが響く「VERTIGINE」はハードでクラシカルなカッコよさ。
・「イタリアンロックの隠れた名作」
BANCOのNicola Agrimiがメンバーというこのアルバムは、シンフォニックロック特有の魅力的なフレーズが散りばまれた聞き所の多い作品です。英語圏のプログレに慣れた人には、イタリア語の歌詞に戸惑う感がありますが(私もそうでした)、クラシカルで曲的に良いものが揃っていますので、一度聞いてみてはどうでしょうか。
・「なかなか傑作」
72年作。ピアノ、キーボードを中心としたシンフォニックなプログレ。ピアノ・キーボード・ギターがドラマチックな盛り上がりを見せるのでしばらく気付かなかったのだが、ボーカルがイタリアらしく声を張り上げて情熱的に歌い上げる部分は意外と少なく、寂しくうつろな歌声を響かせている部分が多い。ファンタジックな雰囲気、フォークっぽい曲もあれば、へヴィでクラシカルな曲もあり、時にジャジーな匂いを漂わせもする。様々な表情が現れてドラマチックな展開をするものの、イタリアンロックらしい目まぐるしさは少なく、どちらかと言えばゆるやかな盛り上がりで魅了する。繊細でデリカシーのある作品。「FAVOLA」は牧歌的でフォーク風。後半にそっと湧き上がってくる管楽器やメロトロンが実に良い感じだ。物憂げなボーカルから始まる「IL MATTINO」は、インスト部分、バンドサウンドに引き立てられながらドラマチックに高まっていくピアノが美しくてカッコイイ。「PADRE」は荘厳なオルガンを基調に展開。前半に現れるギターのクラシカルな旋律がカッコよくて泣ける。今にも泣き出しそうなボーカルも素晴らしい。「LAVORO IN CITTA’」は前半の暗く低い歌声と中盤の柔らかな歌声のコントラストが印象的。後半、ジャズになる展開も面白い。不気味なオルガンが響く「VERTIGINE」はハードでクラシカルなカッコよさ。
・「優しく・・・そして激しく!」
イタリア出身のプログレ・バンドの、’72年発表のデビュー作。 1曲目の美しいアコースティック・ギターの調べは、同郷のCHELESTEを彷彿とさせる。 こちらのほうが、哀愁を帯びた、ブルージーな色合いが強いフォーク・ロックといった趣で、煌びやかなイメージの強いイタリアン・ロックの中では珍しいキャラクターと言えよう。 ところが、それだけで終わらないのが本作の特徴なのだ。2曲目の途中から、ハード・ロック調に大胆に展開したり、更に4曲目以降は、いかにもイタリアらしいオーケストレイションが始まる。 最終曲では、その集大成。これもイタリア特有の、CHRVELLO等に通じるドロドロしたフレーズや、緊張感のあるジャズ・ロック調のインター・プレイも繰り出し、大団円を迎える。 イタリアらしさと独自の個性を融合させ、シアトリカルに聞かせる、ユニークかつ巧みな構成力が光っている。
・「優しく・・・そして激しく!」
イタリア出身のプログレ・バンドの、’72年発表のデビュー作。 1曲目の美しいアコースティック・ギターの調べは、同郷のCHELESTEを彷彿とさせる。 こちらのほうが、哀愁を帯びた、ブルージーな色合いが強いフォーク・ロックといった趣で、煌びやかなイメージの強いイタリアン・ロックの中では珍しいキャラクターと言えよう。 ところが、それだけで終わらないのが本作の特徴なのだ。2曲目の途中から、ハード・ロック調に大胆に展開したり、更に4曲目以降は、いかにもイタリアらしいオーケストレイションが始まる。 最終曲では、その集大成。これもイタリア特有の、CHRVELLO等に通じるドロドロしたフレーズや、緊張感のあるジャズ・ロック調のインター・プレイも繰り出し、大団円を迎える。 イタリアらしさと独自の個性を融合させ、シアトリカルに聞かせる、ユニークかつ巧みな構成力が光っている。
・「泣きのストリングス!」
イタリアンロックの名作、クエラ・ヴェッキア・ロカンダの2nd。邦題「歓喜の時」昔から「泣きのストリングスを聴くにはこの作品ね」、と言われてきたほどの名作だ。イントロのクラシカルなピアノも美しいが、続いて入って来るアコースティックギターと泣きのヴァイオリンの絡みはまさに絶品。そして盛り上がりでの大叙情にはただうっとり。ここまで泣きの叙情を聴かせてくれるヴァイオリン入りロックはそうあるものではない。やや粗削りだった1stに比べ、音自体が洗練されたこのアルバムは、バンドとしてのアンサンブルも見事で、ラストのヘヴィな大曲2曲も聴きどころだ。
・「美しいイタリアン・ロックの名盤」
イタリア出身の6ピースのバンド、クエラ・ヴェッキア・ロカンダが1974年に発表した2nd。
全編、バイオリンやコントラバスといったストリングス、サックスやフルートなどの管楽器、さらにピアノにハープシコードといったキーボードが効果的に散りばめられており、2.のタイトルの通り一種独特の雰囲気を持っている。コーラス、ソロとボーカルも美しい。ほとんどのパートには素人臭さが全く感じられず、完成度は高い。
アコースティックな叙情美をたたえた1.、まさに室内楽のような2.、一転してジャズ的になり、ギターのリフが緊張感を帯びた音を聞かせる3.、今度は各種の弦楽器とリズム・セクションが見事な掛け合いを演じ、後半では朗々としたボーカルがすばらしい、クラシック~ジャズ風の4.と非の打ちどころがない。ここまで充実した時間を過ごせるアルバムは滅多にないと思う。 このアルバムを発表した後でバンドは解散したようで、メンバーの動向は杳として知れないらしいが、そういった点も実にイタリア的。 ただし5.は曲の出来の点で蛇足の感も否めない。 このアルバムの初CD化は本邦で行われている。日本のマニア・パワー万歳。
・「いびつさの楽しみ」
72年の1st。バイオリン・フルート・ピアノを活躍させブラームスなどクラシックのフレーズを取り入れつつジャズ風味もあるプログレ。アコースティックな音を大切にした次作と比べ、1stはハードロック寄りの作風。荒々しい部分とクラシカルな美のすさまじい落差。強引すぎ、無理のある展開も多いが、そんな無茶な所こそイタリアンロックらしい。甘美で切ない癒し系な音も多いのに急展開のおかげで聞いていて全く落ち着かない。クラシック、ロック、ジャズを切断して無理につなぎ合わせたような面白さ。演奏力は微妙だが。「プロローグ」は美しいバイオリンから始まって次々と表情を変える。空を自由に飛び回っていたかと思えば突然バランスを崩して墜落するようなバイオリン、唾が飛んできそうなフルート、リズミカルなピアノ、荒っぽいギター。突然もの寂しげなアコギと歌に変わる所のコントラストも素晴らしい。「小さな村、そして幻影」は元気の良いロックンロールの冒頭と末尾にクラシカルなバイオリンを強引にくっつけたような曲。「現実」はフォーク調、物憂げなギターゆっくり下っていき、フルートが揺れ、ピアノが上品に流れ、哀愁に満ちた歌声がぼんやり響く。シンプルながら美しく切ない。「ぼやけた映像」はミステリアスな響きから突然爆発し昇りつめる演奏…だが壮大な空気は野卑なハードロックに急変。「目には見えないもの」も極端な曲調の変化。最後のバイオリンとピアノが印象的。「談話」はへヴィな出だしがジャジーになったかと思えば、後半にはやたらポップな歌が始まる。「宿屋へ向かって」は不安げながらもクラシカルなムードから始まる。途中のアコギと歌の物憂げな展開からフルートやピアノなどの明るい展開への移り変わりにうっとりするが、すぐに慌しく走り出し心が休まることはない。「夢、目醒め、そして…」は説得力のある名曲!クラシック色が濃く優美で高貴ながら、どこかくすんだ悲壮感がある。
・「イタリアのJETHRO TULL的、ブルース&シンフォニック・サウンド」
イタリアン・プログレ・バンドの‘72年発表の1st。 「朽ち果てた家」という意味のバンド名を面白く表現したかのようなサウンドで、ブルージーでありながら、激しく吹き鳴らされるフルートと、クラシカルなヴァイオリンをフィーチャーし、大胆にシンフォニックな展開をするあたりは、JETHRO TULを彷彿とさせる。
即興演奏に比重を置いている感があるが、ジャズのような緻密さはなく、曲調もポップで、メロトロン、ムーグ、Voも入っており、いかにもプログレなサウンドで親しみやすい。 イタリア特有の派手さだけでなく、地味で素朴なサウンドが上手くブレンドされ、繊細さと大胆さが同居した内容になっている。
・「ブルージィ&シンフォニック」
イタリア出身のプログレ・バンドの、‘72年発表のデビュー作。 「朽ち果てた家」という意味のバンド名を面白く表現したかのようなサウンドで、ブルージーでありながら、激しく吹き鳴らされるフルートと、クラシカルなヴァイオリンをフィーチャーし、大胆にシンフォニックな展開をするあたりは、JETHRO TULLを感じさせる部分もある。 即興演奏に比重を置いている観があるが、ジャズのような緻密さはなく、曲調もポップでヴォーカルも入っており、メロトロン、ムーグといった楽器もフィーチャーされ、いかにもプログレ的なサウンドは、とても親しみやすい。 イタリア特有の派手さだけでなく、地味で素朴なサウンドが上手くブレンドされ、繊細さと大胆さが同居した作風だ。
・「美しさと前衛性・実験性」
イタリアの実験的なプログレバンド。女声ボーカルが加入し制作された77年の2作目。北欧神話が題材。前作のようなポップ性は消え、より前衛的になった。ピアノ、オルガンを中心としたキーボード音にソプラノが乗り、サウンドコラージュが散らばる。現代音楽の影響が強く、無調音楽・不協和音といった要素が目立つが、古典的なクラシックやオペラのような美しさも見せる。異常で突拍子もない曲展開や音が様々な光景を断片的に見せていき、不思議な夢を見ているような感覚に陥る。冷たく張りつめた空気、にじみ出す狂気と神秘性。女性ボーカルで実験的という点でオパス・アヴァントラに通じるものがある。さすがにオパス・アヴァントラのドネラさんには劣るが、この作品のジャクェリーネさんの歌声もなかなかのもの。JACULAに通じる不気味さ・怖さも感じるが、JACULAはB級ホラー的な表面的な怖さが目立つのに対し、PIERROT LUNAIREは現代音楽的な不安な旋律から生じてくるもっと本質的に怖い音である。イタリアらしいドラマチックさも感じられるのだが、それ以上にジャーマンロックっぽい印象を受けるかもしれない。「愛の喜び」はマルティーニの「愛の喜び」をノイズコラージュや怪しいパーカッションなどで斬新にアレンジ。「うら若き母」は、ノリは良いが妙な浮遊感と異様な雰囲気を持っているオルガンロック。途中でちょっと出てくるチェンバロの旋律が強烈な印象を残す。「黒馬」は流麗なピアノで幕を開け、琴のような音の和風な部分と美しいソプラノが舞うヨーロピアンな部分とが交互に現れ、最後は神秘的なピアノ旋律をバックに女性の不気味な笑い声が響きわたる…という異様な展開に圧倒される。「私のあわれなイタリア人」は酔っぱらいが肩を組んで歌っているような下品な歌とロックが行き交い、台詞が入り、突然アコースティックな演奏にのせて女声がドイツ語で力強く歌い出す…不思議な世界。
・「耽美・頽廃・アンニュイ・異端」
73年の1st。イタリアンロックの個性派アラン・ソレンティの妹、ジェーン・ソレンティ率いるプログレバンド。耽美、退廃、うつろで物憂げ、狂気の美の世界。フワフワしつつも、時に病的に乱れて暴走し始めるジェーンのボーカルはエキセントリック。ロック、クラシック、ジャズ、フォークが入り乱れ、現代音楽風味もあってアヴァンギャルド。暗いロマンを滲ますピアノと哀愁漂うサックスがステキ!バンド名はフランス革命でロベスピエールの片腕として恐怖政治に関わった美青年革命家の名前からとっている。「この川が氾濫した時」は10分ほどの大作。不穏なピアノが冷たく響く冒頭。フォーク風になるとジェーンの歌声が可憐に舞う…が、どこか歪んでいる。奇妙な夢の中で少女が踊るよう。後半はダークで淀んだギターがうねりオルガンが響くが、暗いムードから徐々に解放感を増し、空高く消えていく。最後はピアノと歌に回帰。「目覚め」は個人的にかなり好きな曲。陰鬱な歌とアコギが響く冒頭。ピアノが跳ね始めると歌声は更に妖しくなり、ピアノと歪んだギターが絡む展開へ。しばらく邪悪な展開が続いた後、流れ出す悲しく悩ましげなピアノ…このコントラストが非常に美しい!更に、憂いに満ちたサックスソロが始まり、陶酔!思わずため息が出る。「甘美な時」は可愛らしいオルゴールのような音が印象的。「子供」はクラシカルな冒頭から朗らかなフォーク調に変化するが、サックスと男性ボーカルが暴れ出すと世界は歪みだし、ジェーンのコーラスも無邪気だがどこか病的。サックス中心にスリリングな展開となって向かう先、奇声が漂う終幕部はかなり変。「中庭に佇む悲しみの詩人」は中盤、頭が変になりそうなモノローグの後に、美しいピアノとベースが堂々と進み出す展開がドラマチック。「サン・ジュスト」は明るくメルヘン、どこか懐かしい音色。歌はフランス語。
・「美しくエキセントリック」
イタリアのプログレ・フォークバンド、サン・ジュストの1st。1973作クラシカルなピアノ、アコースティックギターなどの素朴なカンタウトーレ風味と前衛的な鋭さが同居したサウンドに、アラン・ソレンティの妹であるジェニーの美声が響く。ジャケの雰囲気も合わさってOPUS AVANTRAにも通じる芸術性があり、ジェニーの歌声も時にエキセントリックな狂気を垣間見せるが、楽曲自体にはどこか牧歌的な聴きやすさがあり、決して難解ではない。ミステリアスなRENAISSANCEという雰囲気もあり、繊細で素朴な音色を堪能できる。イタリアの女性Voものとしては指折りの作品であると言えるだろう。
●Aria
・「孤高」
72年作。イタリアのピーター・ハミルと称されることもある、孤高のソロシンガー。狂気と紙一重の崇高さ・神秘性を放つカリスマ。この1stはプログレ色が強い。美しいが、時にヒステリックに奇声をあげ苦悶の表情を浮かべる異常な歌唱。陰鬱で病的なボーカルを中心に、サイケ、トラッド、ジャズ、クラシックが入り乱れ、暗く燃え上がる。バイオリンもカッコイイ。「Aria」は19分以上の大作。幽玄の世界から何度となく、狂気渦巻くコワレた高みへと高揚。ボーカルは美しく切ない表情、邪悪で歪んだ笑みを浮かべる表情、どこか官能的な歓喜・恍惚の表情、内省的な苦悩の表情などの間をフラフラ行き交うが、必ず徐々に異様さを強めていき、憑かれたような歌唱、奇怪に声を震わせ、ねじれ、暴走する。クラシカルなピアノ・バイオリンなども華麗ながらもヒステリックに乱れ、ボーカルの暴走を煽る。青白い亡霊が浮遊し、悪魔が奇声をあげ飛び交うような空気感。ほの暗く耽美、アヴァンギャルド、カオスの世界。「VORREI INCONTRARTI」は繊細なアコギに乗せて優しく歌う。ボーカルは独特だが、本作の中では比較的ノーマルな雰囲気の曲。「LA MIA MENTE」は美しく情緒不安定なボーカルが、格調高くもアヴァンギャルドに乱れるピアノとともに荒々しく異様な歌唱へと変わっていく。ボーカルが狂い叫び、サックス・バイオリンがねじれ軋む終幕はかなりアブナイ。VDGGからの影響を特に感じさせる曲。「UN FIUME TRANQUILLO」はクラシカルなピアノが流れ出し、ボーカルも優雅。メロディアスに絡んでくるサックスも良い。混沌とした表情も見せつつも、全体的にはしっかり前へ歩む力強さを感じる。最後はオルガンと不気味な奇声が迫るホラーな展開へ。
・「クラシックとロックの応酬」
イタリアのプログレ・バンドの’72年発表の3rd。 各種キーボード等を大々的にフィーチャーした、かなりゴージャスなクラシカルなシンフォニック・サウンドが、とにかく印象的。 そこに切り込んでくるハードでへヴィなロック・サウンドが強いアクセントとなっている。
そんなクラシックとロックのサウンドが交互に押し寄せてくるような展開は、ドラマティックかつダイナミック。時にアヴァンギャルドに、時に穏やかで落ち着きのあるパートが曲にメリハリをつけ、オペラチックなイタリア語コーラス・ワークと相成って、正にイタリアのプログレを強烈に感じさせる。
緻密さと繊細さと大胆さが同居した、濃密なイタリアン・プログレの秀作の一枚。
・「豪華なサウンド!」
個人的にイタリアのプログレのなかでNO.1だとおもいます!オーケストラとの絶妙の掛け合い、まさかの変拍子、ときおりみせる切ないピアノ。どれをとっても一流です!捨て曲一切ありません!これほどオーケストラを上手につかうプログレはありません!
・「オーケストラとハードロックの殴り合い」
次に何が飛び出してくるか予測不能な面白さ・ドラマチックさが実にイタリアンロックらしい作品。キーボードロックが突如壮大なオーケストラに一変したかと思えばチェンバロに変わり更にそこで野太いベースが唸り声をあげて走り出したり、教会音楽みたいなオルガンとハードなエレキギターとが交互にせわしなく入れ代わったり、何の脈絡もなく美しいバイオリンがさえずり始めたり、次々とたたみ掛けてくる展開にもう息をつく暇もありません。
・「かなり気に入ってます 私の愛聴盤」
73年作。力強く美しく目まぐるしいピアノを中心としたプログレ。ジャズ色が強いが、クラシカルな気品も持ち合わす。とにかくシンプル、ピアノ以外のキーボード類はほとんど使わず、ほぼピアノ・ギター・ベース・ドラム・ボーカルの地味な構成だが、次々表情を変え荒々しい勢いと気品で迫るピアノが非常にカッコイイので、地味とは感じない。むしろダイナミックでドラマチック。せわしないピアノに振り落とされずに付いていくリズム隊や、鋭いギターもカッコイイ。ボーカルもイタリアらしい美しく心地良いメロディでなかなか魅力的。かなり気に入っている作品、私の愛聴盤です。「オンの中庭」は冒頭の激しいピアノに翻弄され目が回る。クラシックの端正さと暗い色合を浮かべたピアノが攻撃的にたたみかけ、ギターが飛び交ってアクセントをつける。歌はとても耳馴染み良い。情熱的。「高らかなる歌声」はジャジーに疾走。歌はイタリアらしい情念が滲む。渋いエレピソロ、その背後で激しくなっていくピアノに興奮。更にそのままの勢いで吹き荒れ続けるピアノに歌やギターが重なっていく後半部は実にカッコイイ!「アリステア」はピアノとギターが絡み合う展開から始まるが、やがてピアノとギターは流麗なメロディに変化、伸びやかで感動的な歌が響く。頭上に満天の星空が広がっていくような美しい間奏…が、最後は切迫した展開へ。「リャリャ」は慌しいピアノから始まるが、歌が始まるとロマンがきらめく。お洒落、うっとりするような美しさ。「帰路」は中盤の暗く寂しい歌声が良い。その陰鬱に沈んだ展開を打ち砕き飛び込むピアノ、続くクールなエレピソロ…終幕へ向かって転げ落ちていくような後半インスト部は実にスリリング!しびれる。
・「かなり気に入ってます 私の愛聴盤」
73年作。力強く美しく目まぐるしいピアノを中心としたプログレ。ジャズ色が強いが、クラシカルな気品も持ち合わす。とにかくシンプル、ピアノ以外のキーボード類はほとんど使わず、ほぼピアノ・ギター・ベース・ドラム・ボーカルの地味な構成だが、次々表情を変えて荒々しい勢いと気品で迫るピアノが非常にカッコイイので、地味とは感じない。むしろダイナミックでドラマチック。せわしないピアノに振り落とされずに付いていくリズム隊や、鋭いギターもカッコイイ。ボーカルもイタリアらしい美しく心地良いメロディでなかなか魅力的。かなり気に入っている作品、私の愛聴盤です。「Corte Di Hon」は冒頭の激しいピアノに翻弄され目が回る。クラシックの端正さと暗い色合を浮かべたピアノが攻撃的にたたみかけ、ギターが飛び交ってアクセントをつける。歌はとても耳馴染み良い。情熱的。「Canto」はジャジーに疾走。歌はイタリアらしい情念が滲む。渋いエレピソロ、その背後で激しくなっていくピアノに興奮。更にそのままの勢いで吹き荒れ続けるピアノに歌やギターが重なっていく後半部は実にカッコイイ!「Aristea」はピアノとギターが絡み合う展開から始まるが、やがてピアノとギターは流麗なメロディに変化、伸びやかで感動的な歌が響く。頭上に満天の星空が広がっていくような美しい間奏…が、最後は切迫した展開へ。「Ljalja」は慌しいピアノから始まるが、歌が始まるとロマンがきらめく。お洒落、うっとりする美曲。「Ritorno」は中盤の暗く寂しい歌声が良い。その陰鬱に沈んだ展開を打ち砕き飛び込むピアノ、続くクールなエレピ…終幕へ向かって転げ落ちていくような後半インスト部は実にスリリング!しびれる。
・「パワフルなピアノ・ロック」
イタリア出身のプログレ・バンドの、’73年発表のデビュー作。 このバンドの顔は、何と言ってもピアノだ。縦横無尽、自由奔放に、けたたましく疾走し、それにドラムが負けじと踏ん張り、控え目なギターがさり気なく技を決める、といった具合だ。 演奏主体のジャズ・ロック調で、イタリアならではの大仰さ、ドラマティックな展開は希薄だが、歌メロで、らしいロマンティックなメロディが登場し、しっかりとした歌唱力のあるヴォーカルで聞かせてくれる。 一聴しただけでは、疾風の如く勢いで、あっというまに過ぎ去ってしまうだけかもしれない。けれども、ピアノに対するこだわりや、それをシンプルかつパワフルに表現するというスタイルからは、緊張感と独自の個性が伝わってくる。 装飾を廃し、ライヴ的な感覚を強く意識したであろう、本格派の内容と言えよう。
・「なかなかの良作!」
イタリアのプログレバンド73年の唯一作。キーボード中心、全体的に軽快で疾走感のある演奏、テクニカル、ジャズロックが基本にあるが、クラシカルなパートも多い。軽やかに華麗に駆け回るキーボード。ベースもかなりよく動き回り、キーボードと上手い具合に絡んでカッコイイ。ドラムは非常にキレが良い。ボーカルは歌心があり、心地良い。ゴブリンの前身バンド、チェリーファイヴに通じるものを感じるサウンド。イタリアらしいハイテンションな作品であるが、コテコテである種の野暮ったさを感じさせるものも多いイタリアのプログレ(それもまたイタリアンロックの魅力の1つだが)にしては珍しく、そのハイテンションさの中にもスタイリッシュさ・クールさを感じさせるのが面白い。「L’INDECISIONE」はオルガンが攻撃的に畳み掛け、ジャジーなノリで疾走。突如、バロック音楽風の荘厳なオルガンが天から舞い降てくる展開にハッとさせられる。「IO」はベースが良い。ジャジーでせわしない演奏なのに、妙に素朴なボーカルパートとなぜか調和するのが面白い。「ANJA」はのびのび明るいボーカルが良い。「VOX DEI」はイントロがカッコイイ。オルガンがへヴィでクラシカルに唸りを上げ、荘厳かつ不穏な雰囲気が高まる。しかしその張りつめた空気とは反対に、ボーカルパートは妙に呑気。後半は追い立てられるような展開に。「TURBO」は軽快でファンキーなインストだが、中盤に挿入されるクラシカルなパートが可憐で印象的。「CONSIGLIO」はオルガンがへヴィに迫り、ボーカルも暗い。「VISIONE DELLA MORTE」はアコギと歌による牧歌的で美しいパートから突然高速で動き回る激しい展開に変化、すごい落差。続いてドラムソロ、最終的には冒頭の旋律に回帰、そのままクラシカルなピアノ曲「SCHERZO」へ繋がる。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。