「クラシカル」
Schwarze Messen (詳細)
Untoten(アーティスト)
GUNIW 2000Ls BEST (詳細)
GUNIW TOOLS(アーティスト)
「まずこれ」「なかなかおいしい」
HARLEM JETS (詳細)
BLANKEY JET CITY(アーティスト), 浅井健一(その他)
「前半が特に好きです」「ラスト・アルバム!」「カッコ良すぎるラスト」「やっぱりブランキーは通っておいて正解。そして今作も必ず通るべし。」「Gunslinger」
ギヤ・ブルーズ (詳細)
Thee michelle gun elephant(アーティスト), チバユウスケ(その他)
「生涯最高傑作」「私の青春かっさらった男」「世界の終わり」「最高傑作」「自分に喝を入れたい時に。」
「トンネルを抜けたら空洞です」「なんとなく(満足)できない」「まさに「盛岡冷麺」の味わい」「恐怖の一曲」「大人のロック」
「「アーティスト」の「作品」」「もはやメタルではないが」
Natural (詳細)
SHERBETS(アーティスト), THE SHERBETS(アーティスト), 浅井健一(その他)
「深い深い海の光」「深化した透明度」「暗黒ロックの逆襲」「どんな気分でも聴ける」「祝い!!冬眠からの目覚め」
エレクトリック・レインボー (詳細)
JUDE(アーティスト), 浅井健一(その他)
「美しくきらめく瞬間を奏でる詩人」「軽いようでとても深い作品」「僕にとってのエレクトリック・レインボーだった」「JUDEの作品で一番好きです。」「最高傑作!!」
Highway Child (詳細)
JUDE(アーティスト), 浅井健一(その他)
「美しい音」
セキララ (詳細)
SHERBET(アーティスト), 浅井健一(その他)
「最高です」「浅井健一氏関連の最高峰」「透とおったCD」「美しく透き通った孤高の心象風景」「10年」
「あなたにも CHELSEA あげたい」「チェルシ〜はママの味♪」「身体の中の蛇」「2枚同時は???」
Stupid (詳細)
The Birthday(アーティスト), YUSUKE CHIBA(その他)
「なんかいい感じのチバさん」「攻撃モード」「確かにロックですが・・・」
Inspiration is DEAD (詳細)
凛として時雨(アーティスト)
「待望の新作」「どこにも属さないロックンロール」「音が突き刺さるとか、そういうレベルじゃない衝撃体験を是非!」「衝撃」「ポップ万歳」
C.O.W.(CHECK OUT WORLD) (詳細)
MO’SOME TONEBENDER(アーティスト), 百々和宏(その他), 武井靖典(その他)
「おもろい!」「この狂騒!この爆音!待ってました!!」「何これ?余裕で過去作品越えじゃん!最高!」「賛否両論、上等!」「デ・デ・ディスコ・・・パアアアンク!!!」
The Sky's Gone Out (詳細)
Bauhaus(アーティスト)
「だからBAUHAUS」「じっくり聞いてみてください」「人気絶頂の頃リリースされた3作目」
MY NAME IS BLUE (詳細)
小島麻由美(アーティスト), 野崎貴郎(その他)
「酔う!」「日本が誇る天才」「ゾクゾク」「既作ではいちばん好みかも。」「3年ぶりのオリジナルリリース」
Dante's Kitchen (詳細)
Attrition(アーティスト)
SICKS (詳細)
THE YELLOW MONKEY(アーティスト), 吉井和哉(その他)
「シックなジャケット…」「黄金のろくでなし」「名盤ですよ♪」「これからも手放せない名盤!!」「90年代が記録した邦楽最高傑作」
OTHER GOOSE (詳細)
GUNIW TOOLS(アーティスト), Full(その他), Asakichis(その他), Jake(その他), Asaki(その他)
「来たー。ギター。」「なぜもっと当時に聞き込まなかったのか?」「小気味良い音楽」
DAZZLE (詳細)
Guniw Tools(アーティスト)
「メイナードのパーソナルな曲」「うずまき」「新しいTOOL」「確信犯的異端児にして現代ヘヴィ・ロックのカリスマ」「聴けば聴くほどいいです」
ベスト+裏ベスト+未発表曲集(期間限定スペシャルプライス) (詳細)
Cocco(アーティスト), こっこ(その他), 根岸孝旨(その他), 成田忍(その他), 村山達哉(その他)
ラヴレス (詳細)
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(アーティスト)
「生涯の名盤」「ふわふわ」「何を聞いたらいいかわからない時にはコレを聞きます」「ノイズの霧の背後に潜む、優しい真実」「マイブラー」
Lichtgestalt (詳細)
Lacrimosa(アーティスト)
「真髄」
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All UK Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
J-POP>アーティスト別>か行>く>GUNIW TOOLS
Custom Stores>By Formats>国内盤>ポップス
Custom Stores>By Formats>国内盤>ロック
Custom Stores>By Labels>J-POP>ビクターエンタテインメント
J-POP>アーティスト別>ま行>み>ミッシェル・ガン・エレファント
Custom Stores>By Labels>J-POP>日本コロムビア
・「クラシカル」
もの悲しい雰囲気のアルバムです。私は2曲目、7、8曲目が好き。中でも7曲目が耽美なコーラスが堪能できます。全体的にクラシック(オーケストラ)+メタルロックだけど非常に聴きやすいです。fassadeと比べるとロックぽい曲が多いかな。単なるクラシックはつまんない人はいいかもしれません。サントラのようなドラマティックな作品でメランコリックです。悲しめ合唱系が好きな人はぜひ聴いてみてください。
・「まずこれ」
グニュウツール初めてな人は、まずこれを聴いてみるといいでしょう。2枚組みで中々のボリュームです。概要がわかると思います。でもやっぱアルバムも聴いて欲しいです。Disc1は3人組時代、Disc2はJAKE脱退後の2人時代の曲が収録されてます。1と2では大分方向性が異なっていて、面白いです。シングルのカップリングとかアルバム未収録曲も一部入っているのでシングルが手に入らない人もどうぞ。
・「なかなかおいしい」
ベストアルバムらしく、全体的に聴きやすい曲が多いです。とは言っても、聴く人を選ぶ音楽ですが…(笑)私はこれを買った後、オリジナルアルバムを集めました。入り口として最適だと思います。V系っぽい歌い方が平気な方は一度お試しあれ。 やはり、ベストアルバムを発売するタイミングは解散・活動停止の時期が一番美しいですね。
・「前半が特に好きです」
BLANKEY最後のアルバムは、本当にカッコイイ作品になった。ロックの一つの到達点だと思う。初期の作品のような音を求めてがっかりした人もたくさんいるだろう。しかし作品とは、場所や時間や年齢など、いろいろな要素が合わさった状況の中で、良い物を作りたいという気持ちを基にして、自然に形作られるものだ。作為的に初期の音を作っても、本当の意味でスリリングにはならないと思う。ちゃんと耳を澄ませば媚を売っている音楽との違いは明確で、だからこそ、なんとなく聞き流していても素晴らしくカッコイイ。
・「ラスト・アルバム!」
このアルバム聴くと泣きそうになる。まるで世界の終わりみたいな感じで哀愁が漂ってな感じ。僕はブランキーを知ったのは解散してからだったけど、それぞれのアルバムを順々に聴いていって、そりゃあ『HARLEM JETS』で終わりだなと痛切に感じる。あるいは納得する。バンドってそれぞれラストアルバムはもう終わりだなって感じる部分を持ち合わせている。アビー・ロード、ヘッド博士の世界塔、とか。でもブランキーほどそれを感じさせてくれるバンドを僕は知らない。ハーレム・ジェッツ聴くだけでブランキーがどれほど偉大なバンドだったかってのがわかります。
・「カッコ良すぎるラスト」
90年代を圧倒的なスピードでぶっちぎっていったブランキーのラストアルバム。胸に感じ、描写した全ての情景をあとにして、招待状を置き土産に消えていった。この国の中で、ブランキーこそがロックだった。今も、彼らに代わるロックバンドを見つけられないでいる。
・「やっぱりブランキーは通っておいて正解。そして今作も必ず通るべし。」
1「SEA SIDE JET CITY」が流れてきた瞬間から、もう他のバンドと音のエッジが全然違うことを認識する。歌詞も豪胆さだけでなく、妙な儚さが切ない。ブランキーの歴史の流れで今作を詳細にみるのなら、他の方のレヴューが参考になるだろうが、少なくとも一つ一つ見る限り、炎が尽きる一瞬に激しく燃えるような輝きがある。それはギターのリフかも。妖艶に歌い上げるギターはうねり、燃え上がり、官能的だ。一方ベースもバンドの柱でありながら3「ADVENTURE OF GOOFY」のように攻撃的で、ドラムも一瞬の隙も与えず曲を加速させる。それら三位一体で今作は火花を散らす。二度と来ない一瞬に気合を凄くこめている感じ。この奇跡は一瞬だけのエナジーじゃないかと思う。だから刹那さをブランキーには感じる。刹那といえば、「ライ麦畑でつかまえて」のJ・D・サリンジャーの名前が出てきた5には驚いたが、しかしすぐ納得した。あそこに描かれたインチキでくそったれな大人たちへの視線を送る主人公、そしてその内側のセンチメンタリズム、孤独。そして二度と来ない若い時代こそ、ロックの象徴じゃねえか、と。詞では特に深くには触れておらず、ただ疑問型である。TELL ME WHY?と。サリンジャーの残した世界と疑問型というのは非常にリンクする。(そういえば最近「攻殻機動隊S.A.C」の“笑い男”の鍵もサリンジャーだった。今も何かを発している作家のようだ)今作は、音のアプローチからしてロックのロックたる所以を、もろに等身大のダイレクトに突きつけてくる。ファンの評価は知らないがとにかくそれでも凄い作品だと思う。
・「Gunslinger」
その昔に一世を風靡した素人バンド紹介番組「イカすバンド天国」通称イカ天(初期はイカバン天と略してましたね)に彗星の如く登場しまたたくまに勝ち抜き続けグランドイカ天キングに輝くとプロ転向し数枚のアルバムを発表後惜しまれつつも解散した日本の代表的な不良ロックバンド イカ天時代に司会者から「今日の抱負は?」と訊かれボソッと「正義は勝つ」と浅井健一が言い放った瞬間('-`;).。oO(えっ…正義って何?)「この子はきっといい子なんだな…」と思いました
浅井の歌は上手い下手で言えば下手な方ではないかと思えますピッチが不安定なのではないでしょうか
しかしその危うげなところが紛れもなくBJCの魅力なのでしょう氣志團の様な陽の不良ではなく自己内省的な陰の不良ですその不安定なねじれに強烈なシンパシイを覚えるのかもしれませんね
・「生涯最高傑作」
ドロドロした音の塊の中を突き抜けていくような感じ(表現が下手ですいません。)とにかく余りに凄い音圧に圧倒されっぱなし。そして最期に流れる「ダニー・ゴー」で泣きそうになる。360度どこを見渡してもそこにあるのはただ「ロックンロール」。バンドのテンションが最高潮かつメンバーの向いてる方向ががっちり噛み合った時にのみ出せる魔法の音が全編を貫く最高傑作。音の統一性があり、ここまでメリハリをつけたチバのメロディーラインも神がかっている。暴力性、スピード感、メロディーの美しさ、バンドのGROOVE力・・・このアルバムで俺はミッシェルと永遠の契りを交わした気がする。
・「私の青春かっさらった男」
突如、ラジオから流れたチバの声とアベのギターに耳をつんざかれ、衝撃と興奮でバンド名も曲名も分からんまま友だちとCD屋にすっ飛んでって、歌って聞かせて見つけてもらった思い出の一枚。今もこの一枚だけは色褪せない傑作。本当に今更かもしれないが、ブライアン・ダウンは私の名曲中の名曲だ。迷わずカートにぶち込んだらいい。
・「世界の終わり」
日本のROCKアルバムの最高傑作。終始、張り詰めた空気と鬩ぎあう音が、これでもかというくらいに聞き手に襲い掛かる。世界レベルで見ても素晴らしい出来栄え。退屈な音楽が多いこの国で、ミッシェルだけは唯一無二の道を歩いている。前作より遥かにクオリティが上がっているのは勿論、メンバー個々人の
個性にも磨きがかかっている。ベースはより野太くしなやかに。ドラムはよりタイトに複雑に、ギターはより激しく美しく、ヴォーカルはより叫んで世界を破壊しようとする。4人のメンバーの息がピタリ合い、一つの世界を共有形成しながら自己破壊と自己生成を繰り返している!壊れながら死ぬ恐怖を存分に味わえるし、最終曲「ダニーゴー」の美しさは
半端じゃないです!サタニックブンブンヘッドという曲がお薦めです。とにかくこんなカッコいいアルバムはそうあるもんじゃありません。是非きけ!!!!!!
・「最高傑作」
いきなり出だしから強烈な衝撃を受けるヘヴィナンバー『ウェストキャバレードライヴ』にはじまるミッシェルの最高傑作。前作までに突き詰めた小気味良いノリとヘヴィネスの融合。ドロドロと粘りつくような楽曲は、不思議と同時に爽快感も獲得している。
終始、粘りつくような重さとカラッと乾いたような同居した不思議でカッコイイロックンロールナンバーを繰り出し、最後に『世界の終り』を彷彿とさせる名曲『ダニーゴー』で解き放たれる開放感。アルバム全体の流れも出色のデキだ。
90年代の日本のロックシーンは数多くの傑作を、人知れず発表してきたが、その中でもかなり売れた部類であり、良い意味でわかり易い作品だ。
・「自分に喝を入れたい時に。」
例えばくだらない音楽を聴いた時。例えばクソみたいなライブを見た時。この55分は全てをリセットして、俺に喝を入れてくれる。tmgeがこの世から消えてもう何年も経つけれど、この奇跡のようなアルバムは絶対に消えることなく俺を導いてくれる。
このアルバムの価値は他のレビュアーが書いているとおり。とにかく自分の耳で確かめることだ。ここまで4人の男たちがぎりぎりのところで闘いながら完成させた作品はそうはないんじゃないか?
tmgeに出会って本当に良かった。
●空洞です
・「トンネルを抜けたら空洞です」
空洞です。このアルバムは、質のいい曲を、ただ単に一つのdiscに収めただけではない、と思います。
今までだと、例えば「発光体だけ」「ズックにロックだけ」「ラメパンだけ」、というような聞き方もできました。
『空洞です』はそれができません。まさにアルバム自体が、たった1つのトンネルです。入り口は一つ。出口も一つ。入り口から入ったら、あとはもう出口から出るしかないのです。
トンネルの中は、生暖かい風が…。癒されもせず、傷つきもせず。ただ抵抗することもなく音にやられるのみ。
CDを聞く。1回目、過去の歴史にとらわれない大胆なアプローチにびっくりして、2回目、具体的にどこがいいのかな?と思い、3回目、変な曲たちだなあ、と思っている間に4回目を聞いてしまうのです。
昨今の、i podに代表される、曲単位での視聴スタイル。『そこそこいい曲』の切り売り。着うた。アルバムの売れなくなった日本。
あなたは『たった一度きり、再生ボタンを押せばいい』のです。押せばもう、空洞です。
2、3回聞けば、もう中毒です。トンネルの出口は、入り口につながっているんです。
なんちゃって
・「なんとなく(満足)できない」
無機質なものを想像していましたが、案外スウィートな感じです。歌モノもありますし。が、この作品、何回聴いても満足しません。なんか聴き足りないっていう感じではないですよね…一緒に買ったCDそっちのけで聴いてます。…いつの間にか私も空洞にされてしまったのでしょうか?聴いても聴いてもスーッと通り抜けていってしまう様です。だからいつまでも満足できないんですかね?自分でも不思議な感覚に陥っています。この感じ、坂本氏のねらい通りなのかもしれません(笑)こんなんでレビューどころでは無いのかもしれませんが、ひとりでも多くの人にこの感覚を共有してほしいという気持ちで、この作品を「なんとなく」おすすめします。
・「まさに「盛岡冷麺」の味わい」
「盛岡冷麺」って知ってるかな。岩手・盛岡の名物で、もともとは朝鮮半島の伝統料理。噛み切れないほどのコシのある麺が特徴で、冷たく濃厚なスープが、トッピングの激辛キムチを混ぜると澄み切った味わいになる複雑怪奇なおいしさが格別だ。
「空洞です」のくねくねとコシのあるリズムとホットでクールな感触は、まさに「盛岡冷麺」そのもの。「盛岡冷麺物語」という本がある。この本、「空洞です」を聞きながら書かれたらしい。読みながら、聴くと非常に良い。ついでに冷麺も食べながらね。
・「恐怖の一曲」
「学校へ行ってきます」が凄い。学校行きたくなさそうな、テンション低い感情の無い歌い方。絶対学校までたどり着けなさそうなヤバイ雰囲気が漂ってる、恐怖の一曲。でも、その後の「ひとりぼっちの人工衛星」の穏やかで優しい雰囲気に救われた感じになる。最後の「空洞です」は、聴く前は空虚で寂しい曲(前作の「宇宙人の引越し」みたいな)かと思ってたけど、予想に反してこのアルバムのなかで一番メロディアスで、美しい曲だった。もうこの曲が頭から離れないです(笑。
今回のアルバム、今までで一番気持ち悪いんじゃないかと思う。「できない」の、"できない"連呼するとことか、「やさしい動物」の"叫んでくーれー 歌ってくーれー"のとことか(笑。「なんとなく夢を」と「美しい」は、シングルとは全然別物になってます。特に「美しい」は、全然美しくない!(笑。もともと人を選ぶゆらゆら帝国の音楽ですが、今回のはさらに人を選ぶ内容じゃないかと思う。でも、一度はまるともう抜け出せなくなる。もうこれはただの音楽CDという域を超えて、ある種の芸術作品なんじゃないかと思う。絵画や彫刻のような。わかる人にはわかるっていうか。
うまく言えないけど、とりあえず「空洞です」は最高ですとだけ言っておきます。
・「大人のロック」
肉体と精神をなし崩し的にとろとろにしてしまう傑作が誕生した。これまで彼等の最高傑作だと信じていた「しびれ」「めまい」を超えた。凌駕した。
空洞です、なんてのたまう坂本の言語感覚に脱帽であるが、何よりもそのサウンド構築能力に感嘆の言葉を禁じ得ない。ミニマル・ビートによるサイケ感覚が横溢する音楽だ。坂本はプロ中のプロだな。ゴルゴ13ばりの百発百中のスナイパー。あるいは、ぶれることを許されない明石の天文台の時計。これほどまでに、大人のロックに浸りたい欲望を叶えてくれるバンドはそうはいない。恐らくおっさんだけが味わうことが出来る、失望感、虚脱感、焦燥感、絶望感、そのすべてを表現してくれる。
ソリッドな轟音ロックだけが、ロックのダイナミズムを醸し出せるとは限らない。削ぎ落とされたビートだけが打ち出すことの出来る「凄い音」が歴然として存在するのだ。ダルなパンチがボディーブロー的に身体に効いてきて、もはや五臓六腑を起立させるだけのパワーなど何処にも残存していない。容赦ない。俺は何のためにゆら帝を愛してきたのかちょっと不安になるが、それは、こんな猛獣・珍獣を愛してきた俺が悪いのさ、と変な納得をしてみる。
表題曲のギターリフは素晴らしい。それは決して変な音ではなく、正統派な意味で素晴らしい。ソウルフルな匂いもする。坂本のボーカルも何か和製マービン・ゲイみたいで良い。1曲目と、最後のこの曲は割合非実験的、つまりは伝統的な面持ちで、面の皮が厚くて、空洞の表面の役割をしているのだと勝手に考えている。2曲目から9曲目の、あるようで無い「中身」が、これが実は恐ろしいことになっているから、皆さん聴いてください、と専属プロモーターよろしく言ってみたくなる。
・「「アーティスト」の「作品」」
既に8作目となる今作は、前作、前々作より続いているオーケストラとの共演にさらに磨きをかけ、もはやメタルと呼ぶに相応しくない出来映えとなっている。しかし彼らにとってこの作品は「メタル」なのであろう。美しすぎるメロディ、限りない哀しみがここにある。彼ら、そして今作は、「バンド」の「アルバム」ではなく、「芸術家」の「作品」と呼ぶに値する傑作だといえる。
・「もはやメタルではないが」
スイスのゴシックメタルバンド、ラクリモーサの8th。2003作十年以上も続く耽美ゴシックの二人組。今回はメタル色をいっさい排した壮大かつクラシカルなシンフォニーとなっている。ドラム、ベース、ギターすらもなく、ひたすら荘厳なオーケストラと大仰なコーラスとが粛々と、ときにたゆたうように、ときに盛り上がりつつ彼らの耽美世界を形成している。雰囲気としては前々作「ELODIA」の流れをくむもので、そこからさらにロック色をはずし、とことんまでに美にこだわったもの、といってよいかと。もはや今では楽しみとなった、ブックレットの写真も相変わらずナルナルでよろしい。まったくもってメタルではないが、ゴシックとしての雰囲気を楽しめる人には薦められる。
・「深い深い海の光」
発売されてから毎日、深夜にひとりで聴いている。もう全曲歌えるようになりました。
レヴューのタイトルは1曲目「フクロウ」の歌詞なのですが、このアルバムはまさしくそんな感じ。ベンジーと福士さんの声や、仲田さんのベースもまさに「深い海の光」、「フクロウ」のように優しい存在感。
このアルバムを聴いてから寝ると、ほんとうに安心して眠りにつける、素晴らしい明日がやってくる、そんなふうに思える清らかな絶対の名盤です。
・「深化した透明度」
止まっていた時計は再び動き出し、シャーベッツは深化した透明度を放つ。前作の破綻した世界観とは違い、本来のシャーベッツが持っているうちに秘めた光が降り注いでいるような作品。
・「暗黒ロックの逆襲」
JUDEとしての活動が『ZHIVAGO』でピークを迎え『Silvester&Johnny K』でトドメを刺したと思っていたらベンジーの新譜はSHERBETSだった。
リリースと同時に買ったけど「05.Baby Revolution」が『ZHIVAGO』へ入れそびれたんじゃなくて正真正銘『natural』の収録曲だと納得できるまで2か月もかかってしまった。
この世界のクソッタレな現状に対していままで嘆いたり異議を唱えたナンバーは何曲も放ってきたベンジーが今回「05.Baby Revolution」で初めて解決策を提示したんだ。これが実にキュートなアイデアなんだよな。赤ん坊革命。その光景を思い浮かべるだけで顔がほころんでしまうぜ。
「PUNKY BAD HIP」で新しい国ができたとベンジーが歌ったことは覚えているかい?あの国には「不良の森」が横たわっていることは知ってるよね。今回のアルバムではあの国の新しい光景が語られているんだ。
物思いに耽っているようで実は何も考えていないフクロウがいる。彼女とジュースを飲んで過ごす昼下がりの気だるい時間が過ぎている。世界中のパンフレットが手に入るトラベルセンターがある。指で「中華そば」と文字を書いた砂浜がある。幻の天使たちがいる幻の教会がある。並木道から見えるショーウィンドーの中でサルがシンバルを叩いている。
アルバム全体が深い哀しみと美しさを湛えた大きな1曲のように聞こえる。それはデイヴィッド・リンチが描いてみせた『ツイン・ピークス』の新しいサウンドトラックのようでもある。
考えてはダメだ。ジャケットのフクロウの目を凝視しよう。催眠術をかけられてベンジーが歌うイマジネーションの世界を旅しよう。わらのバッグを腕にさげて。この空にすべてをまかせて。目を閉じて耳をすませばベンジーの今この瞬間のSEKILALAが聞こえてくるはずだ。
・「どんな気分でも聴ける」
SHERBETSは浅井健一のバンドでは今ある中で一番好きなのでとても楽しみだった。風邪を引いていたらしいテイクは、取り直したやつよりも良かったらしくそのまま使われています。JUDEで新たな冒険をした浅井健一は新しい感性を身につけて帰って来たように思える。僕は「トラベルセンター」があったかくて好きだった。どれも綺麗な曲って感じで、ロックでもゴシックぽかったり落ち着いたアルバムでいいです。ぶっとんだ反戦ソングもあるし。
・「祝い!!冬眠からの目覚め」
~JUDEの『海水浴』以降、ベンジーの曲作りは変わった。激しさよりも旋律重視。ギターよりもボーカル重視。『ベトナム1964』のあの収拾のつかなさに比べると、曲ひとつひとつ、またアルバム全体でも完成度は高いと思う。でも危うさは少なくなったかな。個人的にはSherbets=『38』だから、今の世界と3年前の世界がどう共存するのか、しないのか、生で見たい~~です。~
・「美しくきらめく瞬間を奏でる詩人」
正統派ロックを憎らしいくらいカッコよくやり続けている浅井健一が率いるJude。城戸紘志の加入による新生Judeの2作目はほどよいドライブ感とともに、胸にチクリと軽い痛みを与える。 前作の’ZHIVAGO’が低い感じでドーンと響いてくるのに比べると、今回の作品はすこし軽いラインを奏でている印象。Judeを今まで聴いたことがない人は、もしかしたら今回の作品のほうが入りやすいかもしれない。 少しヘビーな曲調で始まり、6曲目ではなんとインストルメンタル、ライブでの演奏を期待させてくれる。後半では、「silvet」と並ぶ名曲となるだろう「silk」などやわらいだ曲調の楽曲が中心となり、美しくきらめく瞬間を奏でる浅井健一の世界が目の前に色をつけて拡がる。そしてそれは何度聴いても色あせることなく、聴くたびに新たな風景を見せてくれる。 歌詞カードの中にメンバーと一緒に微笑みを浮かべた浅井健一がいる。その表情がこの作品をものがっているかもしれない。
・「軽いようでとても深い作品」
このアルバムは流しっぱなしにしてよく聞いています。ジャケットも中身もかっこいいです!!流れるようなサウンドが、どこか遠い世界に連れて行ってくれてるような不思議な気持ちにさせてくれます。
・「僕にとってのエレクトリック・レインボーだった」
このアルバムを買う際、買うかどうしようか迷った。
このアルバムが発売される前、僕はなかなか良いCDにめぐり合えず、U.S.パンクとか80年代のハードコアとかRCサクセションやら村八分のCDを買って聴いていた。
そんな時に、JUDEのCDが発売されショップで視聴して即買いした。
今年の夏は、このCDばかり聴いていた気がする。仕事に行く時、家に帰る時、デート中に聴いていた。
『ロシアビリー』には衝撃に近い感覚を覚えた。 外で独りきりでキャンプをしたり、山を登ったり、釣りをしていたりすると、過酷な状況になればなるほど、普段の生活の中で「リアルな日常」が「コッチとアッチ」のどちらなのかが分かるんだけど、この曲は、その辺の感覚を旨く捉えていると思う。
『僕の恋人』の「飢えで死んでいく子供たちのTV場面の後、この国のCMが軽薄すぎて涙を流していた」という詩的イメージに僕はやられてしまった。 湾岸戦争中、負傷した兵士が映された後にCMに入り、妙な違和感を覚えた事がある。 現実感がどこかに行ってしまったような妙な感覚だった。 ベンジーは、「この国は一体どこまで落ちて行くの」と歌っているが、実際には日本はもう落ちていくところが無いところまで来ているのかも知れない。
・「JUDEの作品で一番好きです。」
ブランキーは大好きでしたが、JUDEは単発で好きな曲はあるにしても、なんかつまんねーなーって思ってました。今作は、ジャケから想像できるようになかなか勢いがあって好きですね。もちろん、浅井のギターが印象的な仕上がりになっていますし、かなりロックしてると思います。ジャケ買いアリな作品だと思います。
・「最高傑作!!」
あー、これがロックだよ、、。って聞くたびに思うね。もうね、、冷麺やらファイヤーヌードル(焼きそば)やらが歌詞に登場しまくるのはいつも通りなんだよ(前は宇治金時だった)、、、でもすげえカッコイイでやんの。こんな曲は宇宙でベンジーにしか作れやしないってのがファンの統一見解であるが、同時にベンジーの曲は万人向けではないというのもファンの統一見解である(統一見解を勝手に作ってすまんが)。もし一度もベンジーの曲を聞いたことがないのならとりあえず聞いて欲しい。もしかしたら曲が情景となって見えるという面白い体験ができるかもよ。
・「美しい音」
すごくRockなのに、繊細で美しい曲がたくさん収録されています。ARABIA、新しい風など、冬に似合う透き通った曲たちが本当に美しいです。ライヴでもカッコいいアクセルや、遊び心が詰まった音してるDiduri Diduraも好きです。JUDEの中で、今のところ1番聴き込んでるアルバムです。ジャケットもお気に入りです。
●セキララ
・「最高です」
これほどまでに純粋さが詰まった結晶のような美しい音楽は聴いたことがない。浅井さんの歌詞によく出てくる”純粋さ”の理想郷がここにはある。先日深夜にテレビでユダのライブがあったのだが、1曲目のブラックバタフライはまさに感動の嵐だった。楽器はギターとヴァイオリンだけのシンプルなものだったが、そのシンプルさが胸をしめつけるほど美しかった。アコースティックアルバムではこの作品の右にでるものは無いと思う。それほどまでに美しい。個人的には『760』や浅井さんのかすれた声が切ない『ソリ』、淡く儚く悲しい『麦』などが好みだが、他の曲も素晴らしい出来だと思う。また、浅井さん以外のミュージシャンの貢献も大きいような気がする。特にパーカッションが素晴らしい。『水』での、サ!ビのバックで入るバスドラのような音や、『ブラックバタフライ』でのヴァイオリンソロとともに始まる軽快な疾走感のあるパーカッションは秀逸の出来。以後シャーベッツでも活躍する福士さんのキーボードもいいし、感情を直接揺さぶるヴァイオリンも素晴らしい。歌詞カードの裏の浅井さんの絵もほんとに美しい。気にいらない点が全くない、美しさでいえば個人的には今まで聴いてきたアルバムの中でもベスト3に入るアルバムです。
・「浅井健一氏関連の最高峰」
浅井健一氏の活動は創造的です。いくつもの伝説のバンドを作り、フロントマンとして高水準の作品を提供し続ける才能はすごいです。その作品群の中でも私が最も素晴らしいと考えているアルバムが「セキララ」です。このアルバムは日本のロック史上に残る名作です。内容の割りに評価されていないのが残念です。もっと聞かれて良い作品です。
・「透とおったCD」
シャーベット(現シャーベッツ)の1st。とにかく詩が素晴らしい。水、ひまわりなんかの詩は素晴らしすぎる。演奏は比較的シンプルだが、ソリッドなモノでは無くどこか温かい感じも受ける。静と動の対比も気持ち良くじっくりと聴いてもらいたい。また高音質なのも嬉しい限りだ。
・「美しく透き通った孤高の心象風景」
人生の中でこれほど美しい音楽と出会う機会はそうないのではないでしょうか。少なくとも私はこれほど美しい音楽を他に知りません。全体的にアコースティックな雰囲気で、アコギやヴァイオリンやピアノの旋律が、そしてベンジーのヴォーカルが透き通るような透明度を持って響いてきます。あらゆる無駄がそぎ落とされ、ベンジーの心象風景が純粋に結晶化した世界。それは廃墟と化して誰もいなくなった遊園地だったり、フィルムの擦り切れたモノクロ映画が流れる古い映画館だったり、雪の降りしきる真っ白な雪原だったり、とても静かで儚くも美しい世界です。きっとベンジーという人は、人が幼い頃に初めて世界と接した時のような、瑞々しく美しい感情や感覚を今も忘れずに抱いている人なのだと思います。このアルバムを聴いているとそういった純粋な感情や感覚がよみがえってきます。どうかこの美しい音楽ができるだけ多くの人々に聴かれることを、心から願っています。
・「10年」
もしもこの世界に、一人一枚までしかCDを所有できないという法律ができたら、僕は迷わずこのCDを選びます。(そんな法律できるわけないけど)個人的な主観を除いても本当に素晴らしいアルバムだと思う。大袈裟でなく、洋楽の名盤のように後世まで語り継がれるべき作品。それぐらい美しいし、魂がこもってる。浅井健一の音楽をまだ聞いたことがない人に、ぜひ聞いてほしいアルバムです。
・「あなたにも CHELSEA あげたい」
「あなたにもチェルシーあげたい」という、昔のお菓子のCMから付けたという、アルバムタイトル。
「愛してる」という静かなロングナンバーから始まるこのアルバムは、同時発売となった「Rod Snake Shock Service」が日常生活のささやかな情景から拾い上げた幸せや悲しみ、希望を歌っているのに対し、悲痛なまでに「人が生きる理由」を追求しているように思える。
浅井氏がたどり着いた、「生きる理由」とは一体何なのか。それは、聞いてからのお楽しみ、というか、聞いた人それぞれで受け取り方が違うだろう。
ただ、「CHELSEA」を通じて、また、「CHELSEA」と「Rod 〜」に通奏低音しているのは、「涙を希望に浄化させる魔法のタネ明かし」だと、私は思う。
「あなたにも、CHELSEA あげたい」
浅井氏がくれる「CHELSEA」は、お菓子よりもちょっと、ほろ苦いかもしれない。
・「チェルシ〜はママの味♪」
毎回アルバムが出るたびにいい意味で期待を裏切ってくれるベンジー 今回もバッチリ裏切ってくれました(笑)長く活動してるとどうしても金太郎飴状態になってしまうミュージシャンが多いですが浅井さんにはその心配はない!って感じです 特にこの『CHELSEA』は最高!! より深い浅井さんの世界に浸りたい方にはこちらがお薦めです(ちなみに『ROD SNAKE〜』も★5つ!!)それにしても浅井さん福士さんコンビは最強だなぁ〜★★★★★
・「身体の中の蛇」
ベンジーはこのアルバムを「入りにくいアルバム」と言っています。確かにそうかもしれません。だけど、僕はいいと思います。なんだか静かな狂気と優しさというか、うまく言えないですけどやはりとてつもない人です。
ちなみにアルバムタイトルについてベンジーはインタビューでこう答えてます。
「〈あなたにもチェルシーあげたい〉って知っとる?」
─昔やってたキャンディーのCMですね。
「うん。そういう感じが『CHELSEA』」
・「2枚同時は???」
Rod 〜と同時発売ですが、2枚を1枚にまとめられたのでは?どうしても、アルバム収録に達する水準に満たない曲がいくつか…。それでも、いい曲はあるので、2枚からいい曲だけを選べばなかなか良いアルバムになったでしょうに、残念です。正直、2枚でこの価格は高いです。
・「なんかいい感じのチバさん」
今日視聴してみたミッシェルのようなギターロックグルーブではなくROSSOの様な作りこまれた 男臭い様なロックでもなくビートの聴いた上に イマイの独特のギターが乗っかりチバユウスケが新しい感じで歌ってると言う感じでしょうか!ミッシェルのグルーブより 何だかカッコいい感じでROSSOより チバユウスケが何者にもとらわれずまるで BLANKEYを辞めてしまった直後の ベンジーのようなそんな 自由なとても心地の良いロックです伝わりにくいかと思いますが オフィッシャルで視聴もできるので気になる方は 聞いてみて判断してください私は 単純ですが カッコいいと思いました特に1曲目は 斬新です!
・「攻撃モード」
チバユウスケ、イマイアキノブ、ヒライハルキ、そしてクハラカズユキの4人からなるバンド、The Birthday。アーティスト写真のチバの笑顔がこのバンドへの期待を膨らましていた。デビューシングルとしてのインパクトは抜群、「WALL」のような強い口調でがなる「Stupid」。他にゴスペルのような「ハレルヤ」、アルバムに後編が収録予定の物語調の曲「白い蛇と灯台−前編−」など3曲入り。照井さんのベースがないからかROSSOよりタイトな印象がした。音が軽快。セカンド「KIKI The Pixy」も待ち遠しいし、もうアルバムも決まっている。ROSSOのじっくり練るペースから一転、どうやらチバ、攻撃モードのようだ
・「確かにロックですが・・・」
チバ&キュウちゃんってことでだいぶ期待していたんですが…。ミッシェルのようなガレージを思い浮かべてはいたけど、やっぱり違うんですね。普通の新しいロックバンドとして聴くにはいいのかも。第2期ROSSOが好きな人なら違和感ないのかなー?とも思います。今後の曲に期待します。
・「待望の新作」
埼玉で結成された3ピースバンドの、約2年ぶりにリリースされたフルアルバム。
TKこと北嶋徹(Vo&Gt)の高速アルペジオとピエール中野(Dr)の変態ドラムテクは今回も健在。それに加え345こと中村美代子(Vo&Ba)のベースプレイが前作に比べ格段にレベルアップしており、3ピースバンドとは思えない音圧を繰り出しています。
独特の疾走感で始まる#1「nakano kill you」、#3「DISCO FLIGHT」では高速ディレイギターとディスコビートが絡み合い、1フレーズしか歌詞の無い#5「am3:45」はそれを感じさせない怒涛のプログレ的展開が素晴らしく、「らしくない」イントロの#9「夕景の記憶」の攻撃的でありながらどこか優しい"夕暮れ感"は、凛として時雨の新しい可能性を感じさせる、そんな作品に仕上がっています。
前作「#4」に比べ楽曲の構成がスッキリして、展開がスムーズになり聴きやすくなっている印象を受けました。今後の活躍に期待を込めて星5つ、オススメの1枚です。
・「どこにも属さないロックンロール」
メタリックなリフに、叩きつけるようなベースライン、とにかく全編ソロかよって暴れまくるドラムス。近年の日本のロックバンドで、こんな音楽やってるのは彼らぐらいでしょう。
下北系とかそういう潮流にいないバンドです。かなり孤高で独特。ポップよりもバンドのダイナミズムで押し捲るという感じ。ポストロックに影響を受けたのか、メロサビみたいな構成ではなく、とにかくフリースタイルでかっこいいです。でも、それがきちんとバンドサウンドになってる。
近頃の9mm、ミドリ、オーガとか若手のロックバンドは一時期のバンドバブルと違ってポップでいかにもギターロックな音じゃなく、孤高感で押し切ってるますね。その中でも特にアクが強いですが、はまったら抜け出せません。
・「音が突き刺さるとか、そういうレベルじゃない衝撃体験を是非!」
「凛として時雨」がバンド名である時点で聞く事を避けていた。まずこれが間違いの一歩だった、と言わざるを得ない。
たまたま試聴して、あまりの衝撃に現在買えるCDを全て購入した。それで思った事は、今作は全ての楽曲がその場所にある理由を理解できる、そんな作品になっている。
展開は曲によっても、曲の内部でも、かなり違う。それは以前も同じだと思う。前であれば、それで置いていかれる印象の部分もあった。音に襲い掛かられて、悶絶してしまう。そして気絶。そんな感じ。
でも今回は、全ての音に説得力を持ってやってくる。限りない衝撃はあるが、気絶する事はない。正気を保てる。だからこちらにも、考える余裕ができ、音を聞き込んでいける。
音にスキと妥協は一切ないが、リスナーの考えるスキマは作られたような印象。どちらにしろ、あなたの音楽史に衝撃を与える事は間違いありません。
・「衝撃」
公式サイトで「DISCO FLIGHT」を試曲した。
凛として時雨を真面目に聞いたことはあまりなかったのだが、
久しぶりに鳥肌がたった。 気付いたときにはもう買っていた。
凛として時雨を買おうか迷っている人、
是非。
・「ポップ万歳」
過去の作品より幾分ポップになった凛として時雨の2ndフルアルバム。全体を通して思ったのは、勢いが半端じゃないこと。ポップなのに変則的な展開にニヤリ。歌が上手い下手以前に魂で伝えてくるバンドじゃないかと。期待の新人9mm、チョモランマトマト好きからナンバガ、ルナシー好きにもオススメ。
・「おもろい!」
勇氏が全面的にしきり通した今作、アルバムの流れとしては過去最高ではないでしょうか?トリガーハッピーだした後に思ったことは、こんだけ混沌としてくると、かいさ、、んの不安がよぎったのですが、、、彼らは混沌としたまま転がり続けます(笑)百々氏と勇氏がガチンコで創作する隣で筋トレにいそしむ武井、絶妙なバランスでモーサムは危険な空気を維持し続けるのです!
・「この狂騒!この爆音!待ってました!!」
モーサムとエレクトロニクスとの融合がここまで凄いとは・・。全ての曲が凄まじく狂ってます(笑
雷の音が轟く「INTRODUCTION」で始まり、語るように歌う「Bad Summer Day Blues」で盛り上がり、「Interlude #1」をはさんで、爆音疾走の「L.O.V.E」。「ルルル」は歌詞が面白い。笑えます。あの"ジャック”のその後が語られてるのも面白い。どこか懐かしい曲調の「パーティは続くよ」ここでまた爆音で壊れ気味な曲「Young Lust」、なんだかほのぼのな「Interlude #2」をはさみ、またもや爆音で始まる「エンゲルロージー」。”僕らはもう帰れない”と繰り返す「Lost In the City」から、不穏な雰囲気を感じさる「PERFECT」。ぶっ壊れた疾走感の「ハラヒレ」。ずっしり重たい「18(eighteen)」。そして、"あの曲"をスロー再生したような奇妙な曲「SLOW PLAY」。
とにかくノれる曲が多く、最近のモーサムはおとなしくなったと思ってた人もきっと満足するはず。「LIGHT,SLIDE,DUMMY」と「TRIGGER HAPPY」が合わさったような感覚でした。次はどんな展開になるのか予測不能で驚きに溢れてるアルバムです。こんなに聴くのが楽しいアルバムは久しぶり。
一面真っ白で変なマークのついたジャケットも目を引くでしょう。歌詞カードも密かにショッキングな内容。牛が・・・(笑
・「何これ?余裕で過去作品越えじゃん!最高!」
過去に、バンドのポテンシャル以上の傑作アルバムを作ってしまったり、大名曲を一曲作ってしまい、ファンにその幻影を追い求め続けられ、セルアウトしていく、バンドは数知れずですが、この怪作を作った、モーサムトーンベンダーは過去作を必ず越えてくる上、ファンの予想通り来ないと言う普通じゃ考えられない、バンドです。そうとう、しんどいんだろうなと容易に想像出来ます。もう頭打ち?状態の、プライマルスクリームよりも、よっぽど、エクストリームです。今作を例えるならば、アンダーワールドの、ライブに、イギーポップと、プリンスが飛び入りで参加してきたような?もう、わけわかんないですが、兎に角クレイジーです。Birthdayの2ndや東京事変3rdに満足出来なかった方は是非!モーサム印?な、ガレージロックンロールもあり、実験的なポップもありで、最凶です。
・「賛否両論、上等!」
このアルバム、モーサムを少しでも知ってるのなら驚かざるを得ない内容だ。しかしそれでもモーサムらしい傑作と私は判断する。
このアルバムの特徴といえば判り易いところだと打ち込みによるアシッド&ダンスナンバーがアルバムの半分を占めてることと、後の曲がすべて「Rockin Luuuula」に通ずるようなハードなロックナンバーであること、この二つだろう。
まず打ち込みといっても「TRIGGER HAPPY」のようなロック色が強いものではなくどこらかというとポップ色・クラブ色の強い打ち込み、だと言っておく。もちろんギターやドラムの音も入っているがそれを含んででポップサイドに振り切れている。更に混乱させるのが後述のハードなロックナンバーの応酬だ。いつものリスナーに対する保険、かと思いきやまるで打ち込みナンバーの逆を行くようにこちらも振り切れたナンバー揃いでますます聴く者を混乱させる。
で、気づいたのだがこのアルバム、実にモーサムらしいのだ。モーサムの音楽といえばロックの強度、ひねくれ、混沌が主に感じるところなのだがこのアルバムにはそれらすべてが全力で入っているではないか。
このアルバムはモーサムの不敵さが存分に感じられる大胆な傑作かと。「安定」を鳴らさないモーサムによる新しい進化の形がここにある。
最後に、このアルバムは本当にバラバラなので全曲レビューさせてください。INTRODUCTION:不穏な感じで始まるらしいイントロ。Bad Summer Days Blues:サイケな打ち込みに語りが入り、更にバックで歌う最大混沌曲。Interlude#1:つなぎの曲。これは次の曲に合わせた感じ。L.O.V.E.:個人的に一番キャッチーなロックナンバー。メロディアスでもある。ルルル:アニメのEDになってもいいくらい、郷愁感があふれている。パーティは続くよ:打ち込みの曲では一番キャッチーでポップス風味。Young Lust:武井靖典参加曲。暴れてる声と音が楽しい。Interlude#2:こちらはつなぎでも単体で楽しめる感じのインタールード。エンゲルロージー:途中でフェイドアウトする曲。「and now closing」の叫びが気持ちいい。Lost in the City:打ち込み曲の中でもディープ。詩も曲もループしていて正にモーサムの混沌を一番判り易く表現していると感じた。メロディも綺麗です。PERFECT:つなぎかと、思いきや本格的なインスト。ハラヒレ:酔っ払ってテンションが高くなったかのような陽気でシニカルな曲。18(eighteen):ミドルテンポのグランジナンバー。歌詞に注目。SLOW PLAY:これでラスト。歌詞は付いてないが実際には呟く様に歌っている。
脳が揺さぶられる極上のロック・アルバム、是非聴いてみて欲しい。
・「デ・デ・ディスコ・・・パアアアンク!!!」
肩すかしナアシ!trigger happy以降のブっ飛んだ部分だけをかき集めてミキサーにかけて大噴射。喧しさはここんとこ随一。しかも腰あたりにキュンとくる20世紀的せつなさあり。おまけにこの盤、後半にいけばいくほどよくなるじゃん。歌詞はヘニャヘニャ・ビートはギンギンデジタルビートと思いきやどんどんリフ鋭くなっていってワア!コリャロック=パンクだあ! で、終曲は謎っぽく意味深。big-sみたいのばっかりをたっぷりと聞きたいと思ってた人には至福盤。ステッカーとると真っ白けのノッペラボウになんのかな?コレ・・・
・「だからBAUHAUS」
BAUHAUS活動時代の4枚のアルバムの内の3枚目。4枚の中で一番聞き易い(クセがない)く、まずは怖いもの見たさで聞いてみるならコレを薦めます。「THIRD UNCLE(BRIAN ENOのCOVER)」「SPIRIT」が、無理なく浸れると思います。※BAUHAUSってORIGINALもイイですけど、COVER曲もすごくカッコイイです。
・「じっくり聞いてみてください」
ホント味わい深い作品です。勿論、過去の作品についても同じなのですが、聞けば聞くほど本当の良さと言いますか、味見たいなものが分かってきます。是非、じっくり聞き込んでいただきたい作品です。6曲目以降を(レコードではB面だったのですが)、3部作に始まる組曲的な作りにしている点も見逃せません。良く、実験的という言葉で形容され、特別扱いを受けていますが、そんな特別な要素はまったくありません。全編を通し普通に楽しめる作品です。
・「人気絶頂の頃リリースされた3作目」
本作は82年にリリースされた3作目のオリジナル・アルバムです。
人気ではマクセルのCMで登場したり、ナショナル・チャートでヒットしたりと人気絶頂の頃であったようですが、ダニエル・アッシュのプロジェクト、トーンズ・オン・テイルを活動を始めたりとバンド内の足並みは徐々に崩れてきた時期のようで、前2作と比べるとテンションは少し低い気もします。初回盤アナログでは限定で後に単独リリースとなった「プレス・ジ・イジェクト・アンド・ギブ・ミー・ザ・テープ」も付属していました。CDでは周辺で出されたシングル4曲が収録されていますが、中でもデビッド・ボウイのカバー曲「Ziggy Stardust」は秀逸です。
・「酔う!」
エディターレビューに惹かれて手にしましたが、これはいい!変わりばえしない部屋で飲んでも、アルコールの浸透を速めてくれます。ただ30分台は短い。できればもっと浸らせて欲しかった。
・「日本が誇る天才」
小島麻由美がやっとアルバムを出してくれた。ずいぶん長い間待たされたような気がするがそんな気持ちも一気に吹き飛ばしてるすばらしい作品。冒頭の「甘い恋」から「わいわいわい」まで一気に聴きこんでしまうこと請け合いです。
セシルシリーズを卒業して、ちょっと大人になった小島麻由美を37分間(なんてすばらしい長さなんでしょう)楽しんでみてください。
・「ゾクゾク」
一曲目からかなりかっこよいです。ジャズのリズムとか合間のスキャットとか、演奏とかがセンス良くミックスされて、ホントうっとりしちゃいます。ジャケットデザインとぴったりイメージの合うハイセンスな一枚。個人的には小島アルバムの中で一番のお気に入り。
・「既作ではいちばん好みかも。」
もともとメロディアスなものが好きなのです。甘い恋、エレクトラ、ひまわり。どれも秀逸です。なかでも、むかしの欧州映画のテーマ音楽を彷彿とさせる黒猫。ブーベの恋人のようにムーディーで、アンニュイ加減ももう素敵すぎ。でもカラオケには…ないんですよねぇ。彼女のアルバムを買うたび、存分にマネして悶え叫びたい欲求に駆られます。
・「3年ぶりのオリジナルリリース」
2001 年にリリースされた小島麻由美の 4th. アルバム。
1998 年の『さよならセシル』でセシル3部作に幕を降ろしてから、実に3年ぶりとなるオリジナル盤はゴージャスでメチャクチャかっこいい <1>「甘い恋」で始まります。こういうビッグバンド構成のナンバーはこれまでの作品でも見受けられましたが、よりジャズ・ヴォーカル寄りに感じられ、けだるい感じの唄い方がシビれます。
<7>「星に願いを」での独特の唄いまわしや、なんとコジマユがアコースティック・サウンドを!的な<10>「あの娘はあぶないよ」の新鮮さ、先行シングルとしてリリースされた <7>「わいわいわい」 の合コンっぽいユーモア溢れる歌詞とこれもビックリのロカビリーテイストを含むサウンドなど、色々なタイプの小島麻由美を楽しむことができます。個人的には 1st.『セシルのブルース』 と1、2を争う程のお気に入り盤。五ッ星評価:★★★★☆
・「シックなジャケット…」
ヒットシングル楽園を含む6枚目のアルバム。タイトル通りカラフルな楽曲である1曲目から、切ない最終曲『人生の終わり』まで最高のロックを聞かせてくれます。1曲目の始まり方はいつ聴いても最高ですね、菊池さんのギターリフに吉井さんがボーカルをかぶせて、何かが始まるようでわくわくします。その後に続く2曲目もいいし、『楽園』もとてもいい曲だと思います。特に長めのギターソロはいつ聞いても感動します。『TVのシンガー』はリフが最高にかっこよくこれぞロック!って感じです。個人的にはイエローモンキーはどのアルバムにも、特に名曲!と思わせる曲が2,3曲あるように感じますが、今作では『天国旅行』『花吹雪』『人生の終わり』がそうだと思います。『天国旅行』は中盤のインスト、ソロ部分から後半にかけての盛り上がり方が最高で、歌詞の世界に引き込まれてしまいます。『花吹雪』は言わずと知れた名曲だし、『人生の終わり』も歌詞が切なく、特に最後のピアノと吉井さんのボーカルだけになるところが胸を締め付けます。彼らの曲を聴くと色々な心象風景を描くことができるので、イエローモンキーはノスタルジックな世界観を出すのがとてもうまいバンドだと思います。ちなみに、このアルバムで1番好きな曲は『HOTEL宇宙船』です(^^)完成度の非常に高いアルバムだと思うので、アルバムの最後の最後まで聴いてほしいアルバムです。
・「黄金のろくでなし」
シングルからは『楽園』のみ収録、しかし他のどの曲もシングル・カットできそうな曲ばかり揃った作品(『薬局へ行こうよ』以外?)特に後半『天国旅行』から『人生の終わり』までの流れは感動的です。吉井和哉本人も語ってるように全体的に曲調は暗めですが、それがハマります。学生時代聴いていたのと当時のメンバーの年齢に追いついた今聴くのとでは詞への共感も違って感情移入してしまいます。10年位聴き続けている数少ない作品。
・「名盤ですよ♪」
派手なイエモンが好きな人には好まれてないアルバムですが、私はこれが一番好きです!70年代のハードロック調のTVのシンガー、思わず涙が出そうになる天国旅行、花吹雪が特におすすめです!このアルバムはあとからはまるアルバムなので聞き込むと忘れられない1枚になると思います。
・「これからも手放せない名盤!!」
10年経った今でも、聴けば聴く程味の出る名盤。古いとは、言わせない。私が、当時、中学生の時に購入したCDだが、イエローモンキーが嫌いになった時も手放せない名盤であった。吉井和哉のリリック、イエローモンキーの音の芸術性が炸裂され、ぎゅっっと凝縮されてるアルバム。歳をとった今でも、とにかく、ストレートに心が揺さぶられる。。。
・「90年代が記録した邦楽最高傑作」
昔、吉井が「パーカー着て気楽になったつもりかよ」と既存のROCKバンドたちがスタイルとして保守化したり、希薄化してゆくのを痛烈に批判したことがあった。そう言えるほどイエモンというのは、ROCKとは何かについて拘り続けてきたし、ROCKらしい姿でパフォーマンスを展開してきた(「TVのシンガー」注目)。
今作も、RADIOHEAD「OKコンピューター」のライナーで「SICKS」に触れている吉井と菊池自ら話すように、「学芸会バンドを撃ち落してやりたい」という気概の下作られている。だが、ROCKに対し忠実ゆえに、内なる闇というROCK的テーマそのもののような、ダークな作品になっている。だが、その闇の部分に光る吉井の作家性は、強烈な迫力で吼えまくる。そして何故か異様なほど美しさをどの曲も兼ね備えている。
それは、当時流行っていたGLAYなどのミーハービジュアル系に対し、思い切りROCKっていうのは根暗な鬱々としたエネルギーの爆発なんだよと、中指を立てている位置関係にある。ビジュアル系の嘘っぽい退廃さ、メッキの「鬱」を扱う詞と違い、リアルに人の中の獣的なところ、衝動的な感情を掻きたてるROCKとなっている。「天国旅行」「創生児」「HOTEL宇宙船」「花吹雪」「淡い心だって言ってたよ」と続く辺りの幻想性とセンチメンタリズムは、イエモンにしか出来ない傑作だろう。
・「来たー。ギター。」
彼らほどアルバム単位で語りえないアーティストも少ない。趣向が、根底から、変わる。ポップ、ロック、エレクトロニカ、等々。勿論すべてがセルフプロデュース。しかもセルフの度合が段違い、ジャケットデザインも、プロモ映像も、ライブの服飾から大道具まですべて、彼ら自身の手になる。中でも「全曲映像化」は前人未到の偉業のひとつだ(ビデオストア参照)。
いちばん推したいアルバムは、「ロック」がドカンと放出されたコレ。1stを「ちと作り込み過ぎ」とした批評家たちをアッと言わせた、初期衝動とでも言うべき気骨。「Plenty~」のリフや「Billy」などは正にそれ。けれども「香風積」や「冬のうぐいす」のように、限りない優しさを秘めた曲がまたイイ。やや「上品」さを思わすヴォーカルの声は1stのような音世界のほうが合う気もする、が、「FancyPINK」にこそ合うと言えばそうとも言える。つまりは、このアルバムが大好き。グニュウが大した陽の目を見ないままに潰えてしまったのが残念でならず、また少しだけ嬉しいファン心理を催すくらいに。
・「なぜもっと当時に聞き込まなかったのか?」
すごーくバラエティ豊かです!1stに比べてロック色が強いですが、ロックというジャンルだけではくくれないほどのオリジナリティを秘めています。ボーカルの声にもくせがあり(とってもいろんな声色を出されます)、それがまたグニュウを唯一無比のものにしているのだと思います。骨太ロック、アコースティック、グラム、打ち込み・・・et聞く側を飽きさせない一枚です。ギターのJAKEさんのプレイにも注目!
・「小気味良い音楽」
ジャケ絵のイメージの如く小気味の良い悪戯心に満ちたアルバムです。ちょっとひねくれた感の漂うポップさが聴いてて楽しいですね。
決して万人受けするわけではありませんが、GUNIWの中でも割と明るい感じのバラエティに富んだアルバムで、キャッチーな曲も目立つので初めて聴く方にもお勧めです。
・「メイナードのパーソナルな曲」
このアルバムの中で、一番ドラマチックな曲は3曲目の「Wings for Marie」と4曲目の「10,000Days」だろう。この2曲は、27年間(1万日)の闘病生活の末亡くなったメイナードの母に奉げるである。敬虔なキリスト教徒である母が常に彼を信じ支えてくれたおかげで、今の彼があると歌っている。APCの「Judith」では母を半身不随にした神への怒り、その神を崇めること止めない母への怒りを露にしたメイナードが、母の死を通じてやっと全てを整理したことが伺える。このアルバムというかTOOLの中で唯一メイナードのパーソナルな面が垣間見れる曲だと思う。
・「うずまき」
私がトゥールに持っている印象はうずまきです。芸術的でもあり禍禍しくもあり人を魅了し引き付ける…前作はどこまでも沈んでいくような陰欝さと激しさを持った歪んだ滲んだ感じのうずまき、ってな感じがしたけど、今作はもっとはっきりした線のうずまきのような印象を受けました。混沌とした展開ではありますが、ひとつひとつの音がはっきり鋭く突き刺さってきます。(ギターが鋭くなったのかな?)トゥールは聴きこんでなんぼって思ってるので、このアルバムの真価がわかるのはもっと先と思いますが、最初に聴いて受けた印象としてはこんな感じでした。とっつきやすい音楽ではないですが、トゥールは聴けば聴くほど新しい発見があり、満たしてくれ、音楽を聴く喜びを実感させてくれます。
・「新しいTOOL」
個々が主張し合うタイプの音よりも個々の音で一つの音を作っているのに以前とのギャップを感じた。音に関しては以前よりもよりアクが強くなったようだ。ただ根本的な音楽性はTOOLのままで期待を裏切る事はないだろう。ただ今作を初めて聴くよりは前作のラタララスを聴く方がとっつきやすいと思う。TOOLの音楽は俺なんかが批評するのは失礼な気がする程作り込まれていてすごいとしか言いようがない。TOOLのよさを知っちゃったら他のヘヴィロックは聴けなくなるよ。
・「確信犯的異端児にして現代ヘヴィ・ロックのカリスマ」
前作同様、変拍子を織り交ぜたリフのプログレッシブさと、妖しげな声質、その歌い廻しによるシャーマニックさが混沌と渦を巻く音楽性は、決して一般的な音楽的カタルシスを生み出すものではない。そのためにトゥールは取っ付きにくいという意見もあるようだが、発せられる情報量の多さを考えれば当然ではある。いつの間にか表情を変えている長尺の楽曲は、聴き返すたびに新しい発見がある。音楽の中に潜んだ暗号を読み解いていくような感覚。もしくは頭を空っぽにして味わうトリップ感覚。何らかの方法で聴く者を覚醒させる、一筋縄ではいかない音楽性=トゥールの魅力がこの新譜にも目一杯、刻み込まれている。ただ前作でも気になった録音レベル(音量ね)の低さが、今回もさほど改善されてはいない。ギター主体の音楽では迫力不足に直結するので、一般的には少しでも音圧をかせごうとするのだが…。恐らく楽器群はさほど周波数をいじらず、ゴリゴリ鳴ってるベース音がクリップしないところに合わせてミックスしたのだろう。あくまで、こだわりのあるセルフ・プロデュースで丁寧に作り込んだという感じ。音自体は若干良くなっているので、ステレオの音量を上げれば問題はない。また毎度のことながらジャケットも風変わりで、外側に付いたレンズの仕掛けのせいで今回ばかりはCDラックにうまく収まらないのがやや難点。視覚的効果も含めた総合的アートゆえ、これも仕方あるまい。全く個人的な意見だが、呪術的な音楽性に、作品やライブでの視覚的効果、総合的なアート性の高さは、ニューロシスと相通ずるものがあるな。コア度は違うが、どちらも芸術家集団のおもむきがある。ちなみにメイナードの課外活動、ア・パーフェクト・サークルもおすすめ。普通ではないが、こちらの方がまだポップ色は強い。初来日時、フジロックでの金髪ロン毛のズラは強烈だった。
・「聴けば聴くほどいいです」
昨年からずーっと聴き続けていますが、どんどん惹きこまれていきます。メンバー4人の音が怒涛の如く一つになって攻めてきます。メイナードの抑揚のある歌い方、ジャスティンの滑らかなベース、自然に絡むアダムのギター、びっくりするくらい手数の多いダニーのドラム、一切の無駄が無い。こんなに毎回凄いアルバムを出すバンドはそうそういないと思う。
●ラヴレス
・「生涯の名盤」
ケヴィン・シールズという人の異常なまでの探求心を感じ取れます。エフェクターやサンプラー、打ち込み等を取り入れ、長時間スタジオにこもり、納得のいくまで何度もとり直したと言われる本作は、スタジオのレンタル代や機材の費用でインディーズ・レーベルであったクリエーションの財政をかなり深刻なものにしたそうです。その後。クリエーション側はマイブラをメジャーレーベルに渡してしまいます。
浮遊感漂う囁くようなヴォーカルに、フィードバック・ノイズを多用し、異次元に迷い込んだような雰囲気のギター・ノイズは奥行きや広がりを感じさせ、何とも言えない不思議な世界観を持ってます。前作Isn't Anythingも非常にサイケデリックで、“向こう側”に踏み出していましたが、このLovelessでは完全に“向こう側”の最奥に入ってしまっています。メロディもかなり洗練されています。
1曲1曲の雰囲気は私自身の貧弱な語力ではとても表現仕切れないです。ただただ綺麗だと思います。そしてこれが91年に作られたということ自体がかなりスゴイことだと…圧倒的な完成度を誇る90年代を代表する名盤だと思います。
・「ふわふわ」
最高の浮遊感を提供してくれるアルバムです。雲の上に乗ったらこんな感じなのでしょうか。これはロックというジャンルに捉われず、全ての音楽ファンに聴いてもらいたいです。女の子にもゼヒオススメ。とにかく聴いてみて下さい。
・「何を聞いたらいいかわからない時にはコレを聞きます」
ケビン・シールズをはじめとするという偉大な才能が残した素晴らしいアルバムです。このアルバム1枚で四千万円(確か)も使い、所属レーベルを破産させ、彼らが追及したのは、圧倒的な音世界を構築することでした。発売から10年以上経ちましたが、未だに人気も高く、自分も次の作品を待っていますが、一方でこれほど完璧なものを作ったのだからもう出さないほうがよいという意見もあり(boards of canadaの発言、要約)それも一理あると思ったり、まあそれほどスゴイ印象を与える作品であるということです。
聞くところによると、この作品はまずアナログで録音、それを逆回しにしたり、一つ一つ上から音を重ねるという気の遠くなるような作業で作られたらしいです。それほどの執念を持って作られたから、多くの人の心を掴んだと言えるのかもしれません。
ちなみにケヴィン・シールズはプライマルスクリームでギターを弾いています。太っちゃいました。
・「ノイズの霧の背後に潜む、優しい真実」
ヘッドフォンを耳に当てなくても、CDプレイヤーでCDをまわしていなくても、ふっと意識がここではないどこかへと足を踏み入れた瞬間、耳の奥底から頭に語りかけるように響いてくる不確かな旋律。霧に包まれたように不確かではかなく手が届かないのに、どこか懐かしく優しい。 My Bloody Valentineの歌、ケヴィン・シールズが書く歌とはそういうものだろう。哀愁とも懐古とも違う、果てで鳴らされる音楽。彼らは宇宙の果てから、自前の古びたスプーンで、一さじこの世の外をすくってきて、耳元で僕らに聞かせてくれる。 全編を貫く心地よい「飛び」感。中でも#5「When You Sleep」と#8「Sometimes」は必聴。彼らが果てを一すくいするように、僕らは彼らの音から勇気を、切なさを、喜びを、一すくいして、明日へ飛んでいく。
・「マイブラー」
滅茶苦茶ノイジーで破裂寸前フィードバックギターの轟音の中から漂ってくる至福のポリフォニー。このアルバムを聴かずして死ねるか、とまでは思わないにしても本当に心地よいアルバム。ヘッドホン、大音量で聴くとすすすごい。アルバム全体でかなり完成度の高い1つの芸術作品だと思う。とくに#8「sometimes」の完璧な美しさ。この構造美は筆舌に尽くしがたし。中学の時見てびびったサンピエトロ聖堂のピエタと同種の美しさがそこにはある。形容が陳腐?なにはともあれ、最高
・「真髄」
結成15年を迎えたスイスのゴシックメタルデュオLacrimosaの9th。今作も引き続きクラシカルな路線ですが、バンドサウンドが再び「Erodia」の時ぐらいの良い割合いで復活している。いやがおうにでも聴く者を惹き付ける美しい音世界と綿密なアレンジは作品を重ねるにつれ衰えるどころか更に磨ぎすまされている。特にラストを飾る、およそ15分に及ぶ壮厳な大曲「Hohelied Der Liebe」こそは、Lacrimosaの真骨頂…いや、ゴシックメタルの真髄と言えるのではないでしょうか。ゴシックを好む総ての方に手に取って頂きたい本物の傑作です。
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