天空の城ラピュタ (詳細)
田中真弓(俳優), 横沢啓子(俳優), 初井言榮(俳優), 寺田農(俳優), 常田富士男(俳優), 宮崎駿(原著)
「雲の峰の向こうに」「上映当時の酷評を知ってますか?」「今の人間に欠けていること」「緩急が素晴らしい」「早く欲しくてたまらない!」
千と千尋の神隠し (通常版) (詳細)
柊瑠美(俳優), 入野自由(俳優), 内藤剛志(俳優), 沢口靖子(俳優), 夏木マリ(俳優), 菅原文太(俳優)
「傑作なんだけど」「ハクがいい」「日本人を誘う遠くて近い心の旅」「見入ってしまう作品です。」「アニメ映画史上には確実に残るでしょうね。」
となりのトトロ (詳細)
日高のり子(俳優), 坂本千夏(俳優), 糸井重里(俳優), 島本須美(俳優), 高本均(俳優), 雨笠利幸(俳優), 宮崎駿(原著)
「そうなんだよな・・・昔はいろいろな物にときめいた!」「星100個の映画です」「夢だけど、夢じゃなかった!」「絶対忘れてはいけない事」「なんとも言えない心地よさ」
風の谷のナウシカ (詳細)
宮崎駿(監督), 島本須美(俳優), 納谷悟郎(俳優), 松田洋治(俳優), 久石譲(その他), 高畑勲(俳優), 辻村真人(俳優), 京田尚子(俳優)
「宮崎監督の地位を固めた一作」「いまでもナウシカに理想をみる」「全てに通ずる道を照らした名作。」「もうひとつのナウシカを知らない人へ」「This is the best of all!」
グッド・ウィル・ハンティング~旅立ち~ (詳細)
ガス・ヴァン・サント(監督), ロビン・ウィリアムス(俳優), マット・デイモン(俳優), ベン・アフレック(俳優)
「マッドデイモン。」「名作と呼べるでしょう。」「話も演技も良い」「泣けます。」「オスカーに輝いた作品」
● ジブリ作品 どの作品が良いとか悪いとかではなく、まず全部見てから語るべし。日本が世界に誇るスタジオ・ジブリの作品
● 〓★BEST◆ファンタジー/ヒューマン◆〓映画温泉300選より〓
● 面白いアニメ
● |Д´)ノ [好きで好きで堪らないファン以外は、買ったら最後。残るのは後悔のみ…。クレーマー化必至っ☆] 1 (23)
● 私的ジブリランク
● 恋
● お奨めアニメ
● 人生も半ばを過ぎた。好きな映画を残しておこう。(日本映画編・公開順)
● 好きな映画
・「雲の峰の向こうに」
小学校4年の夏休み、田舎のじっちゃんの家で従兄弟みんなでTVの前に集まって初めて観た。冒頭シーン、少女が暗い夜の海に落ちていった瞬間、皆が小さな叫び声を挙げた。「一体どうなっちゃうんだ?!」みんな少女の事を心配していた。オープニングシーンの後、少女のペンダントが光りゆっくりと落ちていった時、皆ホッと胸を撫で下ろした。と同時に、今まで味わった事の無い様な何か素敵な物語が始まったんだと思った。皆、パズーと同じ様にドキドキしていた。追いかけるオートモービルが線路の上を爆走し始めた瞬間、だれかが「すげぇ!!」と興奮して言った。シータ救出のシーンが終わった後、握り締めていたコブシを緩めてふと隣を見ると、同じように興奮している従兄弟がいた。お互い顔を見合わせて何かを確かめるように笑顔で頷いた。龍の巣の中で幻影を観た時の僕の鳥肌。そして、ラストシーン。離れていくラピュタを万感の想いで見つめ続ける二人の表情の中にすべてがある。この冒険活劇は、今は30になった僕をいつでもあの懐かしい少年の日々に帰してくれる。雲の峰の向こうに夢を見続けたあの暑い夏の日に。
・「上映当時の酷評を知ってますか?」
映画館でリアルタイムで見ました(年がバレるな笑)あまりの面白さに超超感動して、映画館でそのままずーーと上映終了まで何度も見続けてしまいました。こんな経験は後にも先にもありません。僕的には星5個どころか10個でも20個でもあげたいです。
でも知ってますか?この映画、上映当時は評論家から酷評されたんですよ。絶賛されてるだろうと、帰宅の途中で色々な雑誌を広げてみてガッカリ。同時に「お前の目は節穴か?」と強烈に叫びました。(笑これほど童心を思い出させてくれる作品は空前絶後なのに。この作品が当時興行的に失敗したのは多分それが原因です。
あれ以来、映画評論家は信頼してません。今でもそれでいいと思ってます(笑この映画を当時酷評してた評論家達は、今でも評論家やってるんでしょうか?w
・「今の人間に欠けていること」
この映画を見ての感想は、すばらしいの一言です。個人的に一番好きなシーンは、ドーラが、見張りをしている二人の会話をこっそり聞いているシーンです。口では厳しいことを言っているけど、本心では常に気にかけている姿に感動しました。 そして、この映画の(僕なりに理解した)テーマは、自然との共生にあると思います。かつて、ラピュタはその絶大な科学技術を以ってして、空から世界を支配していました。しかし、そのラピュタは滅びました。なぜ、滅んだのか?それはシータが言っていた「土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられない」という言葉の中に答えがあると思います。 つまり、いくら科学技術が進歩して人々の生活がよくなっても、自然の営みの範疇を越えたとき、滅亡に向かうということです。今の地球環境問題に通じるところがあります。そしてこれからの化学のあり方は、ラピュタで自然と共生するあのロボットが示しているのではないでしょうか?
・「緩急が素晴らしい」
皆さんが書いておられるように、いつ観ても、ワクワクドキドキそして美しくせつなくて、最高やわ…と思わずにいられません。素人なので、難しいことはわかりませんが、何度観ても、こんなにラピュタは美しかったんだ、と驚嘆してしまいます。そして、私がこの作品が特に好きな理由は、どの登場人物も集中力高いところ。。。真剣で、物語が横に逸れない、割れない、そんな感覚です。それと、ときどき、かなり長い「沈黙」のシーンがあるんですよね。それこそが、芸術的にも美しい景色を観賞でき、そして登場人物の内面を感じれる、大事な時間なんですね。わたしは、そういう「間」がちゃんと取れているものが、良い作品には絶対あるなあと思うのですが、如何でしょう。
・「早く欲しくてたまらない!」
ジブリはすべて見てきましたが、ラピュタは1,2位を争うくらいすばらしいとおもいます。大空かける大冒険は何度見てもワクワクするし、天空の城はとても美しくて、すごく切ない。こんなにすばらしいファンタジーはもうないだろうと思うくらいの傑作だと思います。
・「傑作なんだけど」
DVD届きました。内容は素晴らしい。ただし、なぜか全体に画面に赤みが強くて映画館と印象が違って見える。
・「ハクがいい」
作品自体の評価は星5つ。DVDの画質評価は星1つ。「赤みがかかっている」という苦情の問題で、パソコンでの再生は画質音質を保証しないという通達が全国の販売店にでているという報道がありますが、私の再生環境Pioneer DVL-919 Victor AV-28DD2をD端子(コンポーネント)で直接テレビに接続しても「赤い」です。
PC再生だけの問題ではありません。「PC再生環境しかないから画質、音質が保証されない」という理由で購入をあきらめる必要はないと思います。ほとんどの一般的な視聴環境で「赤く」なると思います。
「千と千尋の神隠し―Spirited away ロマンアルバム」「The art of spirited away―千と千尋の神隠しGhibli the art series」も
購入してオリジナルの色と比較してみると「赤さ」がわかります。(この場合、印刷と映像の微妙な色調の違いといった度合いでないのはすぐわかると思います)ただ、私のテレビでは調整でその赤さは回避できたので気にはなりませんでした。20分、30分もかけて画質調整してまでも見る価値のある作品です。
画質調整しない場合、劇場でのオリジナルである、海の透明な青さ、空の青さ、鮮烈な赤さ、ハクのおにぎりの白さはわかりません。(でも私のように一般的な環境で調整が必要なのは大問題なんですが)
とにかく頭の中を「真っ白」にして見たほうがおもしろいです。このシーンはどういう意味を含んでいるのかと考えて見るよりも。
そして、2回目、3回目の時に、考えながら見ればもっと楽しめます。
今回のDVDはもう、どうでもいいから「劇場オリジナルの色のバージョン」の販売も切望します。
・「日本人を誘う遠くて近い心の旅」
数々の名作を生んだ宮崎監督の作品である上、世界的な賞を取ったともなると、いざ観るにも何だか気後れするし批判も多い。しかし冷静に観れば、宮崎氏とジブリが「いつも通り」全ての命に対する尊敬と愛情を込め、全力を注いで創った傑作であり、賞はオマケに過ぎないと分かる。仏教と神道の入り混じった道徳観と、欧米化する日本で失われつつある伝統的日本人の心のあり方を、私は祖母から教えられて育った。働く千尋には自分を重ねるだけでなく、何故か、実際は目にし得なかった奉公する祖母の若き日の姿を見、幼少の頃に聞いた八百万の神々の伝説は甦り、水上を行く古びた電車や埋め立てられる川の話に、不思議な懐かしさを覚える。この作品には、日本人の心の底に沈んだ古きよきものへの憧憬を呼び起こす力がある。現代日本の子供達や、遠い未来の日本人とも、この懐かしさを永劫に共有できる事を願う。なにやら感謝の気持ちでいっぱいになる作品である。
・「見入ってしまう作品です。」
去年、子どもに誘われて映画館で見た時はそれほどのインパクトは受けなかったが、改めてDVDで見るとやはり素晴らしいですね。ハクの正体がラストで突然明かされ腑に落ちなかったのですが、実はハク自身湯バーバにあやつられていて「過去を思い出せない」とか、ラストにつながる伏線はちゃんと張ってあったんですね。でもカオナシだけはまだよーわからん。特典映像の「絵コンテ」はユニーク。絵コンテの状態でまるまる作品が2時間見れます。しかしサウンドはDTSに照準があわされていて、DOLBY DEGITAL 5.1はない。通常のステレオでした。画面は確かに黄色身がかっていて白が白でない。これは確かに変です。意図的かと勘ぐりたくなるほど色が違う。
・「アニメ映画史上には確実に残るでしょうね。」
レビューを見ていくと相当評価が割れているのがとても面白かったです。半数以上の人が「なぜヒットしたのかわからない」と載せていますが、実際そういう感想を持った人がこれだけ多いのになぜあんなにヒットしたんでしょう。確かに宮崎ブランドの効果は大きかったでしょうけど。宮崎作品だから一度は観るけど、リピーター率は低かった、ということなんですかね。
この作品が駄目な人が多いのはよくわかる気がします。そういう人はおそらく、世間で好評されるのを聞いて苛立ちにも似た気分がするのでしょう。宮崎監督も、もう万人に受け入れられる作品を創ろうとは思っていないでしょうから、あえてそういう色を抑えることなく発表したのじゃないですか。感覚としてわからない人を説得するつもりはなく㡊??無論そういう人を見下すわけでもない。実際、面白いと思わなければならないわけではないんですから。ただ、たとえば「特に美人だとは思わないけどなんだか惹かれる」って感覚があるように、面白さはわからないけど駄作じゃないことはわかるってこともあると思います。逆に「駄作なのはわかってるけど好き」もありだし。私の感覚もこれに近いかもしれません。純粋に観て、何も考えずにハラハラして愉しめる「ラピュタ」もいいし、通しで観るにはある種の覚悟がいるこの「千と千尋」も別の個性として素晴らしいと思うのですから。個人的に「ア、ア」と呻くカオナシがとても愛らしくて好きです。銭婆の家でケーキを食べるシーンは最高にキュートでしたw
とはいえ国内でのヒットにはやはりネームバリュー的な!ものが働いているのは否めないでしょうね。アカデミー受賞にしても、三大映画祭であるベルリンその他で最高評価されているから、いい加減権威失墜が囁かれている賞の権威保持のために追従的評価をした…というのは意地悪く考えすぎ?
・「そうなんだよな・・・昔はいろいろな物にときめいた!」
子どもと一緒に久しぶりに観た。種から芽が出る、風が吹く・・・そんな自然現象に対して科学的に「知識」として理解するのではなく、「何かの仕業・おかげ」と感じた瞬間が、子どもの頃は確かにあった。いろいろな事を「きらきら」した瞳でとらえていたことがあった。
そんな子どもの「きらきら」を、この作品に登場する大人は分かっている。父親は決して否定しないし、近所のおばあちゃんも子どもの頃に経験したと話をする。大人が子どもの感性を否定していない。子どもと同じ目線で観たい作品だ。
・「星100個の映画です」
100回の鑑賞に耐え得る映画というのは本当に少ないと思いますが、これはそのうちの一つだと思います。「となりのトトロ」は、アニメというジャンルに限らず、今までに公開されたすべての映画の中で、最も優れた100本に入るのではないでしょうか。
宮崎監督は、あまりビデオで何度も見て欲しくはないということを聞いたことはあるのですが、手元に置いて、疲れた時や、優しさに触れたくなった時にふと見たくなる作品です。真夏の空や森、田んぼの懐かしい風景、家族愛、隣人愛、そして森に棲む不思議な生き物トトロや猫バスとの邂逅。シンプルなストーリーが、これほど人の魂を捕らえてしまう不思議さ。
迷子になったメイを捜して途方にくれたサツキを助けた事件を最後に、彼女達がそれからトトロに会うことは二度となかったのだと、聞いたことがあります。エンディングソングの絵を見てわかるとおり、夏が終わり、秋になり、冬がやってきます。その中で、彼女達が同年代の友達と遊ぶシーンは出てきますが、トトロと会うシーンはありません。(映画には病名は出てきませんが)結核を患っていたお母さんが病院から帰ってきて、彼女たちは両親の愛につつまれた、普通の幸せな子供に戻るからなのだそうです。そう聞いたときは、ちょっと悲しかったのですが・・・それでもサツキとメイはトトロに会ったことを一生忘れはしないし、観ている私たちも「いつかトトロと会えるかもしれない」という夢を忘れることはないでしょう。そう、時がたち、いつのまにか大人になってしまった今でも・・・。
・「夢だけど、夢じゃなかった!」
ナウシカでは、人類の未来という風の谷へ飛んでくれました。ラピュタでは、大空の雲の向こうにあるという、伝説の宝島へ連れて行ってくれました。
今度は、トトロで日本の昭和の夏空へ、飛んでみませんか?
冷たく冷えたキュウリ、トマト。背の丈ほどもある、トウモロコシ畑。風が流れる、藍の稲穂。天までそびえる楠。雨に濡れる祠。バス停・・・
僕は、小学校の頃、母の田舎で地元の男の子達と、山で、海で真っ黒になって遊び尽くした、夏休みの一ヶ月が思い出されてならないのです。
それはトトロに負けないくらい、楽しく刺激的だった、大切な思い出。その思い出があるからこそ、より本作が引き立って見えるのかもしれません。
子供たちは、純粋にトトロに釘付けとなり、大人たちもノスタルジーに浸りながら観る。ホントウに世代を超えて観ることができる映画が、いったい他に何本世の中に存在するでしょうか?
誰もが、あったかい、懐かしい気持ちでいっぱいになって観ることのできる、これこそ世界に誇れる大切な作品だと思います。日本人以外には理解できないのかも知れませんが、それだっていいじゃないですか☆イイものはイイ。
他者の、他国の評価が絶対とは決して限らないと思います。自身の目で見た、感じたことこそが、大切なんですよね。
・「絶対忘れてはいけない事」
子供の頃には見えるのに、大人になると見えなくなっちゃう。そんな事から始まる映画ですが、この感覚を一番大切にしたいと思っています。大人になり、純粋に物事を見る事が出来なくなったり、知らないという事が出来なかったり、見えている物を自信を持って人に言えなくなったりしてきませんか?自分に子供が出来、一緒にこの映画を見て感じるのは、子供って、こういう感覚がないですよね。だから、映画の子供達のように、大人達に見えない物にも興味をもち、それを受け止めてしまう、大きな感性がありますよね。だから、今の時代だからこそ、大人がこの映画に感銘を受けるのであれば、子供達が同じように表現出来るようにしてあげられないものでしょうか?親子で観て、良い映画といって楽しんでみても、その時だけというのではちょっと悲しい気がします。
・「なんとも言えない心地よさ」
昭和30年代あたりの時代が舞台になってるようですけど、その時代に子供だった人達には、なんとも言えない心地よさがありますね。勿論、今の若い方々にも受け容れられる作品でもあります。ファンタジーみたいな、外来語を使って表現しない方が良い作品ですね。小学生の”さつき”の心理描写は見事です。ほんとうに夢のある作品で、心温まる出来映えで、ジブリの作品の中で、これがサイコーと評す人も多いでしょう。子供にしか見えない”トトロ”や”猫バス”。こんなのが、自分が子供の頃には見えてたのかもしれませんね。思わず子供時代が懐かしくなります。
・「宮崎監督の地位を固めた一作」
宮崎監督は,この作品で社会的評価を高め,この後も多くの作品を作っていき,その美術の質などは限りなく高くなっていきます.今から見ると,ナウシカは技術的には色褪せている面が多く見られます.原作と比べても,原作の途中をぶった切ったような中途半端な印象も受けますし.
さて,皆さんは正直言って最近の宮崎監督の作品は売れていても本当に面白いと思われますか?私には過去の作品を知っているゆえに悲しさを覚えさせるものが多いです.上で技術的には~と書きましたが,このナウシカには,そういうものを全て吹き飛ばす輝きがあります.まだ,年をそれほどとっていなかった,その代わりそれほど社会的に有名でもなかった宮崎監督の珠玉の作品です.もののけ姫も良いかもしれない,千と千尋も良いかも知れない.ですが,これらの作品がごちゃごちゃとした装飾を付けて重たく見えるが故に,これらの作品で宮崎監督を知った新しいファンの方々にも素朴なこのナウシカを見て,そこにある新鮮な輝きを見て欲しいし,宮崎監督本人にも,この頃持っていたものを取り戻して欲しいと思っています.風を感じられたら楽しいだろうな.メーヴェで飛んでみたいな.風の谷に住んでみたいな.そんな感じに率直に思える.そういうものが良い作品なんだと思います.
・「いまでもナウシカに理想をみる」
この映画が世に出た80年代前半は、米国とソ連の超大国の対立を軸とする冷戦から、核戦争の危機が、より身近に感じられた時代である。監督の宮崎駿はこの頃、適者生存というダーウィニズム的な思想と、環境問題や国際情勢の緊迫に見られる、地球規模での生存環境の悪化を自ら招いた、人類の存在に対するジレンマに悩んでいた。このテーマに彼なりの解答を見つけ出すのには、劇画の「風の谷のナウシカ」の完結や、後の「もののけ姫」の完成という、長い歳月を要した。(だが、「もののけ姫」は饒舌に説教臭くて、個人的に好みでは無い。ちなみに劇画バージョンの「ナウシカ」も、ある意味で映画版とは全く違った作品として、お薦め。)
「ナウシカ」後の宮崎駿の大活躍は、今さら述べるまでもない。アニメや映画としての、技術的な点や娯楽性を含めたトータルな完成度では、後の「トトロ」や「千と千尋の神隠し」などの方が、全く優れていると思う。しかし、「ナウシカ」ほどの、強烈な印象を心に焼きつけるアニメには、いまだに出会えていないと、個人的には思う。
人々の忌み嫌う腐海奥深くにまで入り込み、そこから持ち帰った生物を自ら育て、研究に勤む探求心をもつ、ナウシカ。まるで自然と戯れるように、生まれた自然への深い理解や愛情を育む様子に、自然を凌駕するための対象としてではない、理解し、語り合う相手として捉える、真の科学者の姿を見る思いがする。アスベルを追い、迷い込んだ腐海の底で知った、大自然のサイクルが生み出す自己治癒のメカニズムに、感動し涙する姿は、長いこと自然科学を学んできた自分としては、森羅万象を学ぶという事の、原点を思い起こさせてくれる。
この作品に個人的に感じる魅力は、他にも色々あげられるのだが、延々と続いてしまいそうで、割愛。全編を通して、主人公ナウシカの見た物、感じたことなどを中心にストーリーが急ピッチで進んでいくので、彼女の感情の起伏を細かく追いつつ観賞するのがお薦め。ナウシカを演じる声優島本須美による、涼やかながら真の強いヒロインの演技も、絶品だ。
「ナウシカ」誕生時から時代は変化し、人類の近未来像はシンプルな構図では、理解できなくなっている。あまりに聖人君子の様に描かれるナウシカに、文字どおりの「理想」を見続けてしまうのは、将来的には結局、「腐海」を生み出す事になる人間でしかないからなのだろうか。もしそうだとしても、心優しいナウシカと、彼女が行動で示す普遍的なメッセージに、これからも、より多くの人が希望を見出し続けることを、願わずにいられない。
・「全てに通ずる道を照らした名作。」
私は劇場公開当時、本作品を観るために劇場へ5回通い、トータルで13回も観た。当時のアニメの風潮は、どちらかと言えば画に贅を凝らした作品が多かった時代だ。しかし、本作は画も素晴らしかったが他の作品とは確実に一線を画したものがあった。写実的かつ幻想的な背景。壮大な音楽。自然と人間のありかた。争いの愚かさ。
そう。娯楽性と芸術性に、社会派的なエッセンスがふんだんに盛り込まれていたのである。このことが当時の私を釘付けにし、大きなショックを与えてくれた。何が正しいのか。そんなことよりも先に、全てのものの存在する意味、生きることの意味さえ問題提起されている。これほどまでに哲学に徹したアニメは、手塚治虫先生の作品以外には見当たらない。
しかし、重箱の隅をつつくのならば、手塚アニメはもっとファンタジックな技法にあふれている反面、ナウシカの場合はやや説教臭さが窺い知れる。まだスタジオジブリが確立していない時期の作品であるから、宮崎監督の良い意味での若さだったのだろう。
TVアニメ[未来少年コナン]は、善と悪とがハッキリと分かれ、小学生でも判りやすいが、ナウシカの場合は善悪の判断以前の問題に焦点を合わせているため、ある程度の年齢に達していないと宮崎監督の狙いから外れてしまうこともあるため、きちんと観るには最低でも中学生以上になってから観たいものだ。
未来と現代。そして、フィクションと現実の対比。言葉では表しきれない哲学を孕んだ普及の名作は、今後もアニメ界の巨星として、長きに亘り語り継がれることであろう。
・「もうひとつのナウシカを知らない人へ」
知らない人がいるかもしれない。何も知らない人は本屋で風の谷のナウシカの本を見ても映画のマンガ化だと思うでしょう。しかし、それは違います。映画とまったく違います。ここで多くのことを書くとネタバレになってしまうので多くのことは言いませんが原作のナウシカは宮崎駿が17年間をかけて作った大作です。映画のナウシカは全7巻中2巻目を書いていた頃にに作られたものです。だったら、マンガのナウシカは映画の続編なのかと云うとそれは違います。マンガのナウシカと映画のナウシカは違う。もちろん映画に出ていた登場人物ナウシカもユパもクシャナもアスベルも全員出てきますし役柄も同じです。でも違う。だけれどもどちらもすごくいい作品です。どちらも良くまとまっています。そこが宮崎駿のすごさだと思います。だから映画のナウシカしか知らない人はぜひぜひ見てください。映画とはまったく違う腐海の本当の意味が分かるはずです。
・「This is the best of all!」
『ナウシカ』は、小学校の頃私が初めて見た宮崎作品です。今思うと『トトロ』や『魔女宅』に比べてテーマは重く、ストーリーも難しく、子供だった私は100%理解できていなかったと思います。しかし、腐海の幻想的な雰囲気、主人公のかっこよさ、洗練された台詞回し、全てが幼い私の心を捉えました。それ以来どんなに優れた宮崎作品が世に送り出されても、私の中で『ナウシカ』が1位の座を明渡したことはありません。宮崎監督のクリエイティビティーの全てがこの作品に集結していると個人的には信じています。彼の空への憧れ、メカに対する情熱、そして生き物への興味をここまで感じられる作品は『ナウシカ』をおいて他にありません。ちなみに小さい頃の私の夢はメーヴェを持つことでした。今でもどこかで望みを持っているのですが・・・。
・「マッドデイモン。」
ガス・ヴァン・サント監督、マット・デイモン、ベン・アフリック共同脚本の作品。主人公は、天才だが、アウトローで、友人思い。そして、その友人も、彼を妬まず、彼を思いやる。ロビン・ウイリアムス演じる精神科医とマット・デイモン演じる天才青年の友情が美しい。
制作費が足りなくてボツになりかけたところに、ロビンが脚本に感動し、安いギャラで出演することを承諾したという美しい裏話もある。
・「名作と呼べるでしょう。」
登場人物の心の機微・葛藤を鮮明に描くこの作品は何度観てもその素晴らしさに感動させられます。非凡な才能をもつ主人公ウィルの生き様に完全に共感することのできる人はいないかもしれません。でも大筋では共感でき、応援できる。あなたの心が優しくなれるお話です。
・「話も演技も良い」
幼い頃のことでトラウマを抱えて心を閉ざし仲間とバーで酒を飲んでは、暴力事件を繰り返し自分の言葉では話そうとしない天才的な理数系の能力と記憶力をもつ青年。十数年前に妻を亡くし心に穴が開いたような状態の精神分析医。キャスティングも良いし、ストーリーも良い。マット・デイモン、ロビン・ウィリアムスなどの演技も良かった。主要な人物は心に過去のしこりを抱えていて、そしてそこに踏み込んでいく。ウィルとショーンの互いの接し方、関係などは見ていて温かい気持ちになりました。作品全体も最初は冷たく、そして少しずつ温かくなっていく感じで良かったです。
・「泣けます。」
天才的な理科系の頭脳と驚異的な記憶力を持ちながら、幼少時代のトラウマから心を閉ざし、埋もれていた主人公にマッド・デイモン。彼が、その能力を見出され、ロビン・ウィリアムス演じるカウンセラーとの心のぶつかり合いで、自分の求める幸せを掴もうとするまでの話。人間の孤独、そしてそれを埋めるための本当の優しさ。そんな心に触れられる、見逃せない映画です。
・「オスカーに輝いた作品」
天才数学者?のマット・デイモン、医者役のロビン・ウィリアムス、青年の苦悩、親友、恋人との出会いと旅立ちラストはありきたりだけどおもしろい、脚本賞も取ったしね。
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