空手バカボン ナゴムコレクション (詳細)
空手バカボン(アーティスト), おおつきもよこ(その他), おーつきモヨ子(その他), ケラ(その他), 北山修(その他), モヨ子(その他), 大槻KENZI(その他), 仲丸栄子(その他), 前島明博(その他)
「買って後悔無し」「最高!」「既発「ベスト」か「ナゴムコレクション」か」「現状では最高」「十代の暗黒時代の感動がよみがった」
レッド(紙ジャケット仕様) (詳細)
キング・クリムゾン(アーティスト)
「クリムゾンもうひとつの頂点。」「一気に聴き通して下さい。」「ホントの結末」「宮殿に次ぐ名作!!!」「壮絶なロックバンドとしての遺書」
フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ! (詳細)
ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシア アル・ディ・メオラ(アーティスト)
「地中海の舞踏」「死ぬまでにこの日の映像が見たい。」「三大ギタリスト」「なんじゃこれわぁ~~~!」「強烈すぎて興奮がおさまりません」
ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》/スクリャービン:交響曲第4番 作品54《法悦の詩》 (詳細)
ゲルギエフ(ワレリー)(アーティスト), ストラヴィンスキー(作曲), スクリャービン(作曲), キーロフ歌劇場管弦楽団(演奏)
「今までにない「春の祭典」」「大胆かつ繊細に!」「大胆かつ繊細に!」「魂の真の救済を体現せんとする、稀代の「法悦の詩」。」「大胆かつ繊細に!」
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 (詳細)
ポリーニ(マウリツィオ)(アーティスト), ストラヴィンスキー(作曲), プロコフィエフ(作曲), ブーレーズ(作曲), ヴェーベルン(作曲)
「思い出の名盤。」「歴史的録音!」「LP2枚分を1CDに収録した超お買い得品!」「史上空前の演奏」「ポリーニの偉業」
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クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>サ・タ行の作曲家>スクリャービン
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>サ・タ行の作曲家>ストラヴィンスキー
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Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ作曲家>ストラヴィンスキー
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>サ行>スクリャービン
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>サ行>ストラヴィンスキー
・「買って後悔無し」
以前出た全曲集も持っているので、若干購入をためらったのですが、保存版とも言える充実のブックレットの添付、全体的な音質の向上、貴重なライブ音源の追加などの理由から、買って正解だったと思います。数曲、欠けている曲もありますが、それでも後悔はありません。全曲集を持ってない方、空手バカボンを聴いたことのない方には全力でお薦めしたいと思います。ふざけたテクノロックと言ってしまえばそれまでですが、大槻さんの思い切りおちゃらけた歌詞の中には、高い芸術性と文学性が確かに潜んでおり、切れのいいボーカルとあいまって、リスナーの心に強く迫ってきます。多くのクリエイターが空手バカボンをほめる理由も改めてよくわかる、という印象です。個人的に特に好きなのは
サザエさんファミリー総登場の、2. 家族の肖像 と非凡さに憧れる文学青年的心情が吐露された 7. KEEP CHEEP TRIC
ですね。その芸術性の故、けっして古びない作品だと今回改めて感じました。あくまでも気楽に楽しむべき作品ではありますけれども
・「最高!」
凄まじく適当なようだけど決して「脱力」はしていない。むしろその逆の凄まじいテンションが秘められた究極のテクノパンクユニット、それが空手バカボン。
2枚目の最後に入っている、たった数秒の隠しトラックに気づけば当時のファン(自分もその一人ですが)はニヤリとすること間違いなし!
・「既発「ベスト」か「ナゴムコレクション」か」
中古価格が高騰した既発の『ベスト』(現在廃盤)やインディーズのオリジナル盤を持っておられる方々にとっては、この『ナゴムコレクション』の購入に迷うところ(?)かも知れませんが…。私的にはこの『ナゴムコレクション』も他品同様に大切なコレクションアイテムになりそうです。著作権上の問題から許可が下りなかった『バカボンと戦慄』『同PART2』と『来るべき世界』の未収録(ホント残念ですが)しかしこのマイナスポイントを補うに足りる要素は多いかと思われます。
1.『ベスト』デジタルマスターから再ノイズ処理され音質が改善。2.内田雄一郎氏が当時のスケジュール帳を片手にインタビュー形式で語る当時の回想話、空バカ全活動記録や貴重な写真、ケラ氏のコメント、オリジナル盤のカラージャケなど満載の36Pブックレット。3.『ベスト』には収録されていなかった寸劇(コントやナレーション)が曲間(曲の後半部分)にオリジナル盤同様にこの度復活し収録!!4.そしてボーナストラックには当時のバカバカしさ(いや生々しさ)を垣間見ることのできる貴重なライブ音源。5.Disc2のシークレットトラックにはファンへの心憎い配慮(悪あがきか?)が収録。聴き逃すなぁ!6.初回プレスから暫くはブックレットの表紙であるジャケットと、もう一枚「紙一枚のジャケ(裏面:内田氏所蔵のカセット群の写真)」が収納された言わば二枚ジャケ仕様なんですが、これは在庫が終了次第同封されなくなるらしいですよ。さぁ急げっ!!
・「現状では最高」
こういう再発ものは、往時のファンが購入することを前提に評価すべきでしょう。となれば、音質、収録曲、ボーナストラック、すべてに満足です。前回のベスト版音源からさらにノイズを消したものが音源とのことです。もちろん、「来るべき世界」「バカボンと戦慄」「バカボンと戦慄PART2」が著作権の関係で入っていないのはマイナスですが、かわりに空手バカボンのデビューライブ音源が入っています。
ブックレットは内田雄一郎氏がかなり詳細に空手バカボンについてインタビューに答えています。
・「十代の暗黒時代の感動がよみがった」
私はリアルタイム世代より5年後に、当時の悪友を通じ空手バカボンを知ったのだが、その時が高校二年生の大情緒不安定時期。見事にスコーンとハマった。だがこの復刻版を速購入、速聴いてみれば、なんとまったくあの時期と同じ感動があるのには驚いた。古くさくないのだ。多くの方々が指摘するとおり、著作権の問題で収録されていない楽曲があるのは残念だが、「福耳の子供」「中央線ヤクザブルース」がこれから毎日聴ける!と思うとうれしさがこみ上げてくる。この当時の大槻ケンヂの詩の世界は冴えに冴えまくっていた。ケラさんのヴォーカルもヤケクソかと思いきやしっかりとプロの仕事。そんな二人の馬鹿馬鹿しさ、意気投合ぶりが凄い。「ナゴム」という言葉にピンとくる人、購入は義務ですよ。
・「クリムゾンもうひとつの頂点。」
クリムゾンファンの間ではこの「レッド」までを真のクリムゾンとする人も多いようだ。それはこのアルバムの完成度、そして「スターレス」による壮絶な幕引きによるものだ。また参加メンバーもジャケットの三人に加え、イアン・マクドナルド、デヴィッド・クロス、メル・コリンズ等まさにクリムゾンオールスターズとでも呼べそうなメンバーである。アルバムタイトル曲「レッド」は最初から最後まで高いテンションのまま突っ走る。このへヴィさは一度聴いたら鮮明に記憶されることだろう。まさに「堕天使」の悲鳴が聞こえてきそうになる「堕落天使」、これまたヘヴィな「再び赤い悪夢」、クロスのヴァイオリンソロに始まるインプロの頂点とも言うべき「プロヴィデンス」。そして宮殿クリムゾン的雰囲気から始まり、暗黒的中間部を超えるとヘヴィなレッドクリムゾンに戻り、最後はタイトル通りまるでブラックホールに飲み込まれて輝きを失ったかのようにどこまでも堕ちていく「スターレス」。この幕引きは何度聴いても感動的である。当時すでに飽和状態にあったプログレにおいて自ら幕引きするというフリップの姿勢が日本人にはうけたのであろう。それもあってプログレバンドの中でもわが国でのクリムゾン人気は非常に高いのだろう。
・「一気に聴き通して下さい。」
最新ベストで無惨にも短縮されてしまった#5を聴くたびに、改めて本アルバムの素晴らしさを痛感します。動と静が交互に現れる曲構成は「宮殿」と似ていますが、全体を通してがんがんギターが鳴り響き、怒りと悲しみのような感情、はちきれそうな緊張感が全曲から伝わってきます。ここでも私の持論「#5でディスクの最後を締めくくるべき!」特に「濃縮キングクリムゾン」を聴いて「スターレスってバラードなのか〜」と思った入門者にはぜひ。
・「ホントの結末」
フリップ、ウェットン、ブラフォード、マクドナルド…、とこのアルバムに主に関わった4人のメンバーが、ステージで演奏しているのを時々、想像してしまうのは私だけでしょうか!?75年以降にクリムゾンが続くことが意欲的な気持ちだった頃のフリップは、「日本、南米で演奏したい」と公言した時期もあると言うし。やはり残念に思ってしまうのが、これも一部のファンの心理状態である。そういえば、どこかの学園祭で学生さんのコピーバンドが苦心しながら、「レッド」を3人で演奏しているのを見るだけでもときめいてしまったことがあった。やはり70年代ライヴ録音の「レッド」やアルバムに収められている諸楽曲を聞きたかった渇望感もあるのだと日頃から感じる。でもこの渇望感もこのアルバムをさらに自分の中で孤高の存在にしていると思う。ジャケの表のメンバー写真、裏のぶっちぎったスピードメーターを見て、ジャケ買いしてしまう人もいただろう。音楽、ジャケ、ともに5つ星!そして解散…。参った!かっこいいぜ!
・「宮殿に次ぐ名作!!!」
個人的には懐かしいKCの卒業式のようなアルバム。デヴュー時から安定・円熟という言葉には縁はないが、突っ走ってきたバンドの終焉の寂しさが滲んでいる。メンバー間の状態はまさにレッド・ゾーン、危機的状況。それでもこれほどの緊張感・完成度、素晴しい。
「ひばり」以降インプロヴィゼーション志向を強めていたが、ここでは練り上げたアレンジを聴かせる。しかし、例によっていかにも楽譜通りというものではなく、緊迫感・迫力は凄まじい。
1曲目で残った3人だけによる、KCの一面である最高のヘヴィロックを聴かせた後は、ヴォーカル曲・ライヴ録音を挟み、最後にKCの別の一面である叙情的な曲を聴かせる。特に後半に元メンバーが順にソロを演奏していくあたりは、長年聴いてきた者には感動的な所である。
しかし、そんな興味だけではなくとも、プログレのBEST10には入る作品であろう。
・「壮絶なロックバンドとしての遺書」
メタルクリムゾンとしての壮絶な自爆。本作レコーディングの時点でフリップはプログレにはオサラバしていたのではないか?そんな気がする。考えてみれば、これほどエレキギターを強調したプログレアルバムも無いし。クリムゾンは他のプログレバンドみたいに舞台演出に凝ったり、安易なクラッシク音楽との融合アルバムを作った事が無い。本作のスターレスを聴いてしみじみ思うのは、メンタル的にはほとんどパンク。ブチ切れてるのだ。勝手に絶望して、勝手に暴走するのだ。ピストルズの「勝手にしやがれ」やレノンの「ジョンの魂」が好きな人なら、愛聴盤になると思う。思想や形式をブッ壊した自己解放があるのだ。この時期フリップはボウイの「ヒーローズ」に参加。数時間ギターソロを弾きまくってサッサと帰ってしまったそうだ。この時期のフリップはいったい何を考えていたのだろう?
●フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
・「地中海の舞踏」
何と言っても、最初のアルディメオラとパコデルシアのギター対決、”地中海の舞踏”が凄い。パッションがあるし技もあるけど基本的に余裕でやっているところが唸らせます。このトリオが再結成した時のアルバムも聴いたし、ライブも行きました。でも、やっぱりこの金曜の夜にやったライブが最高ですね。"Short Tales of the Black Forest"では、途中ヘンリーマンシーニの”ピンクパンサー”が織り込まれて次はロックンロールのコード進行で手拍子で観客大喜びという感じ。これは、ジョンマクラフリンとアルディメオラですよ。現場に居たかったですね!
・「死ぬまでにこの日の映像が見たい。」
死ぬまでにこの日の映像が見たい。うぅ~ん本当に見たい。なにも言う事はありません。
・「三大ギタリスト」
普通三大ギタリストというと、ロックのクラプトン、ジェフ・ベック、そしてジミー・ペイジが思い出されるかと思うのですが、こちらはさらに広く、世界の三大ギタリストの競演、といっても過言ではないでしょう。
このライブ盤は何と言っても皆さんの仰るとおりパコ・デ・ルシアとアル・ディ・メオラによる「地中海の舞踏」の演奏です。ディ・メオラのスタジオ盤でもこの2人が競演しているのですが、完全に凌駕しています。テンションが半端ではありません。超早弾きを繰り出すディ・メオラに、負けじとパコもギターを疾走させます。あまりの凄さに11分間言葉を失ったまま聴き入ってしまいます。この1曲のために買っても間違いなくお得です。
とはいえ勿論他の演奏も凄いものばかりです。途中に入る「ピンク・パンサー」が楽しい「黒い森」なんかもいいです。とにかく速く、すさまじい演奏です。ギターフリークは必聴です。
・「なんじゃこれわぁ~~~!」
この3人の名前を見て、悶絶しない訳にもいかず、とにかく聴いて、やはり悶絶。そんな作品です。
ギター1本のチカラが無限大であることを改めて体現された作品であり、これが20数年前に出現していたことを知らずに過ごしていたことをかなり後悔しております。
3人が入れ替わり立ち替わり、そして最後には揃って演奏するのですが、それぞれ、どっちのスピーカーが誰の音なのかを分けられているのがニクイところ。そして、聴衆の興奮がにじみ出ていて、本当に凄いステージであったことをまざまざと感じさせられます。(もんのすごいバトルの最中に、聴衆がたまらず歓声をあげます。 こっちとしては、「うるさい!黙って聴け!」と言いたい ところですが、本当に我慢できないんだろうなぁ・・・と 思わずにいられないギターバトルなんですよね・・・)本当に、この世界は奥が深い・・・と痛感させられました。
・「強烈すぎて興奮がおさまりません」
3人のスーパー・ギタリストよる1980年のライブツアー・コレクションはアコースティックギターの猛烈な旋律の渦にドップリと浸ってしまった。聴いた後も余韻で身体の興奮が治まらなかった。1996年のツアーもぜひ聞いてみたい。 本当に凄いの一言です。
●ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》/スクリャービン:交響曲第4番 作品54《法悦の詩》
・「今までにない「春の祭典」」
ゲルギエフの指揮を伝わったものは、常識を打ち破る演奏で有名だが、今回の「春の祭典」も期待を裏切らなかった。スーパーダイナミックコンダクターの名を、これでもかと打ち出した絶品。しかし、ただがむしゃらにマッチョな演奏をするでもなく、引くべき所は引き、難しいとされている変速を緻密なテンポさばきで録音されている。ただし、今までの「春の祭典」を期待している方にはお勧めできない。「春の祭典」の常識を超えているのである。当然"ゲルギエフ"ファンであればぜひ手に入れてほしい一品。
・「大胆かつ繊細に!」
ゲルギエフさんといえばスーパーダイナミックな演奏で数々の名演を世に送り出しているスーパーマエストロであることは誰もがご存知。 母国のロシア作品を中心に数々のコンサート、録音を精力的に行っている、今まさに旬。
この春の祭典も彼とオーケストラのロシア魂によってかつてない名演奏となった。この演奏をストラヴィンスキーに聴かせられないのが残念でならない。(言い過ぎか…) 仕上がりは、彼と曲のもつエネルギーが見事に火花を散らし、ゲルギエフファンの期待に充分こたえるものとなっている。
そして知っての通り彼の技はそれだけではない、細かい部分のバランス、解釈、よーく聴いてみると気付かなかった発見がたくさんある。 作曲者は母国ロシアにはあまり愛着がなかったそうだが、この曲は古代ロシアの要素でいっぱい、生粋のロシア人だからこそこの曲は演奏できるのだ…と彼は語っていた。
このCDに限った事ではないけれどとにかくとても濃く、味わいのある演奏。ハルサイファンは是非聴いてほしい一枚。 スクリャービンもまさにエクスタシーな仕上がり、知らない方もその魅力に引き込まれるでしょう。(しらない人はそんなにいないと思うけど)
・「大胆かつ繊細に!」
この春の祭典も彼のダイナミックな演奏によってすばらしいものとなった。彼の一番の(一般的な?)魅力はやはりその計り知れないエネルギーであろう。しかしこの演奏だけではないがただ単に爆発しているわけではない。
細かい部分のバランスや解釈、その他もろもろ…よーく聴いてみると芸が細かい!アバト、小澤、ブーレーズ、バーンスタイン…色々聴いてみたけどこういった演奏はなかなかない。まさに『大胆かつ繊細』なのだ。 そうした今まで気付かない隠れた魅力を引き出してくれるのも彼の注目すべきポイント。 ハルサイファンは是非聴いて欲しい1枚!
・「魂の真の救済を体現せんとする、稀代の「法悦の詩」。」
いわずもがなの「春の祭典」はともかく、ゲルギエフの「法悦」には、心の底から共感してしまった。
ロシア帝政末期の退廃と深い深い絶望、その中で魂の真の救済を求めたであろうスクリャービン。命をすり減らして灯された業火のごときこの作品の本当の姿を聴くことが出来た気がする。なにより、曲の最後、Cのペダル上の歓喜の和音が鳴り響く瞬間・・・・!
これまでさまざまな「法悦の詩」の演奏を聴いてきたが、どれもがどこか観念的で、生ぬるいものだった。官能と信仰の一致の境地を目指す、スクリャービンの圧倒的に独創的な音楽は、常に誤解や偏見を持たれてきたのだろう。
本当に内側からの共感をもって表現した演奏に初めて出会えた気がする。
・「大胆かつ繊細に!」
ゲルギエフさんといえばスーパーダイナミックな演奏で数々の名演を世に送り出しているスーパーマエストロであることは誰もがご存知。 母国のロシア作品を中心に数々のコンサート、録音を精力的に行っている、今まさに旬。
この春の祭典も彼とオーケストラのロシア魂によってかつてない名演奏となった。この演奏をストラヴィンスキーに聴かせられないのが残念でならない。(言い過ぎか…) 仕上がりは、彼と曲のもつエネルギーが見事に火花を散らし、ゲルギエフファンの期待に充分こたえるものとなっている。
そして知っての通り彼の技はそれだけではない、細かい部分のバランス、解釈、よーく聴いてみると気付かなかった発見がたくさんある。 作曲者は母国ロシアにはあまり愛着がなかったそうだが、この曲は古代ロシアの要素でいっぱい、生粋のロシア人だからこそこの曲は演奏できるのだ…と彼は語っていた。
このCDに限った事ではないけれどとにかくとても濃く、味わいのある演奏。ハルサイファンは是非聴いてほしい一枚。 スクリャービンもまさにエクスタシーな仕上がり、知らない方もその魅力に引き込まれるでしょう。(しらない人はそんなにいないと思うけど)
・「思い出の名盤。」
まったく個人的なことですけど、私はこのアルバムに衝撃を受けてピアノの先生になりましました。こんな驚異的なアルバムは他には聞いて事がありません。 まず、ペトルーシュカ。この拷問的かつ残酷なテクニックを要求する曲を余裕綽々でポリーニは演奏しています!(しかも随所に遊びさえ入れながら!!)
さらにすごいのがプロコの第7番。私も弾いたことがありますが、全曲通じてあのような緊張感を持続させることは至難の業です。 ヴェーベルンも構造云々より水晶のようなきらめきを湛えた名演です。
そして白眉がブーレーズ先生の第2ソナタ。それまで知的のイメージが強かったポリーニが異常なまでの興奮を引き出しています。(これは人間業ではありません!!!)
・「歴史的録音!」
ポリーニの才能が遺憾なく発揮された超名盤です。
特に、「ペトルーシュカからの三楽章」では、この曲の一つの理想を示していると思います。目もくらむような輝かしく色彩豊かな音色。難曲を完璧に弾きこなす驚異的な技巧。これを超える演奏はありえないのでは?
プロコフィエフも、技術的には全く問題なく、余裕で弾いています。しかし、あくまで私の主観的感想ですが、ポリーニの伸びのあるタッチが曲にマッチしていない(特に三楽章)のではないかと感じました。
・「LP2枚分を1CDに収録した超お買い得品!」
LP時代は、ストラヴィンスキーとプロコフィエフが片面ずつで1LP、そしてもう1枚はウェーベルンが前菜でブーレーズがメインディッシュとして収録されたもの。どれも若きポリーニが超絶技巧で弾きこなしております。ブーレーズ作品は、師匠メシアンの奥様イヴォンヌ・ロリオが弾く事ができず、悔し涙にくれたという、師匠の恩を仇で返すような若きブーレーズらしさと、いつもの冷徹さを飛び越えた迫力充分な作品。このCDでは、ウェーベルンが最後になっていますが、ポリーニの圧倒的な熱情いっぱいのブーレーズの後、短くも美しいウェーベルンで、聴き手の気持ちを静めてくれる(ポリーニが弾くとウェーベルンも緊張感一杯ですが)という構成か?とにかくこれは、買うしかありません。
・「史上空前の演奏」
「ペトルーシュカ」といえば、難曲中の難曲ともいえる曲で、普通の人なら譜面を見ただけで弾くことを断念させられる曲である。だが、ポリーニはあの「ペトルーシュカ」を何事もなかったのようにすらすらと弾く。多少なりともピアノを弾く者なら嫉妬を抱かずにはいられない演奏。ある種のスポーツ的快感すら感じさせる。
・「ポリーニの偉業」
ポリーニの(再)デビューアルバムとなった“ペトルーシュカ”と“戦争ソナタ”を含むこのアルバム。躍動感にあふれ、正確な打鍵で濁りのない音が湧き出てくるペトルーシュカ。あまりにも軽快なテンポのため、標題をいつしか忘れてしまいそうな戦争ソナタ。両曲共に相当な難曲ですが、それをまったく感じさせないところにこの演奏の醍醐味があります。後のシェーンベルク・べルク・ノーノなど、聴かず嫌いの人が多い【近代音楽のピアノ曲】の数々をハイクオリティーな演奏によって我々に紹介〜親しみやすくしてくれたという点でも、このアルバムを始めとした数々の活動内容は、地味ながらポリーニの立派な偉業だと思います。
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