東京シャイネス(通常盤) (詳細)
細野晴臣(俳優)
「2006年現在のホソノ」「いろんな細野さん」「長く楽しめそう」「シンガーソングライター細野」「副音声が良い味」
HAS/HAS HUMAN AUDIO SPONGE Live in Barcelona-Tokyo (詳細)
HUMAN AUDIO SPONGE(俳優)
「決してYMOではない。」「BGMのリリース時を思い出しました。」「うれしいね。」「放送でカットされてた曲は収録されるのかな?」「3人集まればやっぱりYMO」
メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko” (詳細)
サントラ(アーティスト), オダギリジョー(アーティスト), コシミハル(アーティスト), サワサキヨシヒロ!(アーティスト), 尾崎紀世彦(アーティスト), 釜洞祐子(アーティスト), 園まり(アーティスト), 筒井康隆(アーティスト), 高橋哲也(アーティスト), 細野晴臣(演奏), 松川儒(演奏)
「いろんな楽器の音が楽しめるアルバム」「20年ぶり」「不思議な感動」「思い出と共に」「軽さの美」
LOOPHOLE (詳細)
SKETCH SHOW(アーティスト)
「やっぱりYMOはポップでした」「いいものはいい」「本気汁満点」「やっぱり彼らはポップでした」「ヘッドフォンで聞いてみてください」
audio sponge (詳細)
SKETCH SHOW(アーティスト), David Blume(その他), Yukihiro Takahashi(その他), Mack Discant(その他), Corinne Tulipe(その他), Snakeman Show(その他), Paul Jerry Keller(その他), Haruomi Hosono(その他), Tomoko Yoshihashi(その他), Towa Tei(その他)
「こんなことになってるとは!」「懸命なYMOファンなら」「愛してます。」「個人的な、2002年の三枚、のひとつ」「だんだん~がわかる~!!」
「三者三様の持ち味」「今聴いても古びてないアルバム」「 リマスター/リマスタリング→購入する価値あり」「Samplingに凝った3人」「20年たった今でも月に一度は聞きます」
泰安洋行(紙ジャケット仕様) (詳細)
細野晴臣(アーティスト), Hoagy Carmichael(その他), Freddy Morgan(その他)
「最先端の音楽」「私はあなたのファンです」「これは、絶対に良い!」「マルチミュージシャン細野晴臣」「早すぎた天才」
トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様) (詳細)
細野晴臣(アーティスト), M.Gordon(その他), 矢野誠(その他)
「トロピカルなムードと東洋と異国の音楽の出会いが最高」「ジャケ買いでした」「真の才人」「R&B、ニューオーリアンズ音楽」「明るい魅力的な音楽」
HOSONO HOUSE (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「30年の時を越えて」「フォーキーな細野音楽」「傑作!」「邦楽で一番好きなアルバム。」「日本人アーティストによる名作中の名作」
はらいそ (詳細)
細野晴臣&イエロー・マジック・バンド(アーティスト)
「蜃気楼 はらいそ」「このセンス文句なし」「祝!」「細野ワールドに浸るよろこび」「細野さんの慧眼」
パブリック・プレッシャー (詳細)
YMO(アーティスト)
「高橋幸宏万歳」「とにかく集合だ!!」「テクノポップじゃないよこれ」「ライブ版にあってライブ版にあらず」「テクノな気分」
「23年前に聴いていたら…」「一生懸命作りました (by仲畑貴志)」「感涙、、、。」「細野傑作の一つ」「この作品自体がある意味サンプリング・ソース」
「心の狭さと宇宙の広さ」「不思議な色」「星空を見ながら聞きたい」「現実と幻想のゆらぎ」「アルバムの中のもうひとつの世界」
「これは凄いです!」「この時代の音なのに」「細野ワールドここに」「21世紀に届くS-F-X」「今リリースしても衝撃的(でしょう)。」
コインシデンタル・ミュージック (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「CMモードの細野」「CM音楽ならではの」
マーキュリック・ダンス ~躍動の踊り (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「基本はここ」「Ambient Music」「Harry流Joke?」
PARADISE VIEW (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「高いクオリティ」「音色が素晴らしい」「濫作」
エンドレス・トーキング (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「たった1日で作ったとは思えない、即興芸術の精華」
SEX,ENERGY&STAR (詳細)
F.O.E#1(アーティスト), カラオケ(演奏)
「聞き物は…。」
Omni Sight Seeing (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「やはりすばらしい先見性!」「光を観る旅へ」
メディスン・コンピレーション (詳細)
細野晴臣(アーティスト)
「なぜか忘れない音楽」「最も静謐なアンビエントにたどり着いた時期の玄人受けする秀作」「何度でもいうが、僕はYMOの細野派だ」
COCHIN MOON (コチンの月) (詳細)
細野晴臣(アーティスト), 西原朱夏(その他)
「3度目の再発」「YMOの萌芽」「おかしいなぁ・・・」
InDo 1979~1999 (詳細)
Pre YMO & Various Artists(アーティスト), 細野晴臣(その他), Dub Squad(その他), audio active(その他), 4 Hero(その他), Masters At Work(その他), Apache 61(その他), Pre YMO(演奏)
「伝説のYMOアウトテイクは期待以上の出来」「出たっ!!」
「アジアの風」「鬱状態の時に聴くといいかも。」「アジア と 遺跡 と 細野 と」
LOVE PEACE&TRANCE (詳細)
LOVE PEACE&TRANCE(アーティスト)
「なるほど」「予想外!」「上質なアンビエント小曲群」「名前の割に物足りない」
・「2006年現在のホソノ」
通常盤と2種類出ているようですが、ちょっと高めでも2枚組になっている初回盤を買うことを薦めます。
Disc1では2006年に各地で演奏した際の映像。往年の名曲を色んな世代の集まったバンドで「現在」の曲としてアレンジしている印象を受けました。老いてなお現役、というよりむしろ、何回目かのピークを迎えていると言って間違いありません(おこがましい意見ですが・・・)(曲名だけを観ていると「昔の曲を演奏しているんだな」というだけの感想を持ってしまいそうなので、このレビューの場所を借りてその点を強く推していきたい!)特に高田漣さんの貢献度は素晴らしいものがあります。
また、ボーナストラックの愛敬ある映像も微笑ましくて必見。
狭山で行われたフェスティバルが収録されているDisc2では、東京シャイネスとしての初演奏のためか、バンド演奏面でのまとまりはDisc1に劣るかもしれませんが、勢いのある若手バンドのようなバンドの瑞々しさ、また会場の一体感が素晴らしく、この場にいたかったと強く思わせるほどです。小坂忠さんとのデュエットで「ありがとう」を演奏する際の、イントロのアコギの豪快な弾きっぷりが細野さんのそのときの「内なるテンションの高さ」を感じさせます。
新譜を出すという情報もあるし(もっとも現時点ではまだ製作が進んでいないようですが)、2006年現在の勢いに乗った「細野晴臣」を知るためのマストアイテムでしょう!
・「いろんな細野さん」
細野さんのあんな表情・こんな歌声がいっぺんに堪能できるなんて、しあわせですライブ映像を満喫できるだけでなく、爆笑隠し映像までひそんでいますボーナス・ディスクでは去年のハイドパークの感動が再来ですパッケージやメニュー画面などの仕様も素敵ですし、長く楽しめるDVDだと思います
・「長く楽しめそう」
アコースティック主体の演奏はシンプルなようでいて実に味わい深い緻密なアンサンブルを奏で、聴きなれたはっぴいえんど〜ソロ〜YMOに至る名曲たちが新たな解釈、アレンジによってとても新鮮に楽しめます。個人的には、本編ラストのJBのマントショーならぬ彼流の茶目っ気溢れる退場、再登場、エンディングも軽やかで最高。その後に続けて観たアウトテイクの『幸せハッピー』で涙。
シンガーソングライター、そしてヴォーカリストとしての細野の決定版といえるDVDだと思います。
・「シンガーソングライター細野」
「おかえりなさい!」と言いたくなる、ヴォーカリストとしての初のDVDです。アコースティック中心の滋味豊かなバックで歌われる名曲の数々。初めてライブアレンジで聴けた曲が多く、スタジオ盤を聞き込んでいる人でも、また新鮮に味わえます。ファンには永久保存版でしょう。
・「副音声が良い味」
アンビエントや民俗音楽に傾倒していた細野氏が、『HOSONO HOUSE』時代の曲をライブで演奏するとは誰が予想できただろうか。これは素晴らしい。細野氏はギターが上手いわけでもなく、ボーカルも上手いわけでもない。でも、いいんだなこれが、気負いのない音楽。副音声でが語っているように「脇役主義」の細野氏がこうして主役となるライブは珍しい。貴重なライブなのだ。副音声で聞けるライブ秘話が面白くて、確実に2回は楽しめます。それと隠しトラックで、ライブでは失敗が多く、この作品に収録できなかった「風をあつめて」を細野氏が弾き語りで演奏しています。これも見た人はにんまりできる内容ですよ。 ボーナス・ディスクの方は2005年に狭山で開催された「ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2005」出演時の模様を丸々収録したものです。この映像はBSフジやフジテレビ721で部分的に放送されたものをDVDに録画をして保存していたので、この完全版は非常に嬉しかった。BSの時はこのコンサートが開催される前の細野氏の記者会見の模様が放送されていたが、ここにはその模様が収録されていない。どうせなら、それも収録して欲しかった。内容は素晴らしいです。演奏はもちろんのこと、雨上がりのその場の雰囲気も良いし、静かにはしゃぐ細野氏の様子も楽しい。この限定盤はお宝です。
●HAS/HAS HUMAN AUDIO SPONGE Live in Barcelona-Tokyo
・「決してYMOではない。」
2004年、かつてYMOと呼ばれた三人がさりげなくライブを行った。Human Audio Sponge=SKETCHSHOW+坂本龍一のバンド名で。
アドヴァンスドミュージックフェスティバル「sonar」の意義に共鳴して期間限定で本家バルセロナと東京会場の2箇所でのライブです。スタートはラップトップでエレクトロニカを展開するのですがライブ終盤はどんどん手弾きになり熱い演奏になるのはご愛嬌。でも音楽的素養(楽器が弾ける)の充分な彼らのエレクトロニカはやはり他を寄せ付けません。2会場は微妙に演奏曲目が違います。バルセロナではSebun SamuraiやStella東京ではWonderfull To Me、Pure Jamをやっています。うれしいね、この2枚組仕様はね!れっきとしたかつての「YMO」の3人だけのステージなのにまったく違うバンドの雰囲気なのは狙い通りでさすがです。
・「BGMのリリース時を思い出しました。」
個人的にはYMO(細野さん・ユキヒロ・教授)のやることは全て正しい(苦笑)というか楽しいと思っていますが、購入して早速鑑賞して甦ってきたのは、BGMがリリースされた時の記憶です。当時と今回のHASではご本人たちの動機も全く違うと思いますが、当時のSOLID STATE SURVIVOR系からBGM・TECHNODELICに進化したのと、今回のTECHNODON→SCKETCH SHOW・HASへの進化に似た感覚を覚えました。もちろん超個人的な感覚ですけど。それで今のところはまだ精進が足りずHASの楽曲や演奏を楽しみ切れていません。聞いていて焦れてきてしまいます。しかし当時のBGMやウィンターライブを最初は難解・期待はずれと感じていたものが、今では何かのおりにふと聴きたくなるようになっていることを考えると、この作品にもそんな(自分の中での)成長を期待してしまいます。特典映像のお三方のインタビューでは「今の」各人の人間模様がにじみ出ていて興味深いです。YMOの現役(?)の頃より和やかに見えますし、何よりユキヒロの肌つやの良さに驚きました。近いうちに3人名義でアルバム出すんじゃないか?っていう空気さえ感じてしまいました。
・「うれしいね。」
いやぁ、うれしいねぇ。「RIOT IN LAGOS」曲が始まった瞬間に歓声が起こるのが。知ってるんだなぁって。まだ通して視聴してませんけど、そのうち好きになるでしょう。
・「放送でカットされてた曲は収録されるのかな?」
2004年6月にバルセロナで行われたsonar 2004と10月に恵比寿で行われたsonar sounnd tokyo 2004のステージ。(tokyoでは小山田圭吾らもメンバーに入っていた。)曲目は「ATTENTION TOKYO」等のsketch show名義の曲を中心に、「KOKURITSU」、「WAR & PEACE」、「RIOT IN LAGOS」等。sonar 2004の模様は2004年9月にBS朝日で、sonar sounnd tokyo 2004は2004年12月にBS2等で放送されたが、見られなかった人には朗報だろう。録画した人は新編集に期待しよう。
・「3人集まればやっぱりYMO」
YMOのリアルに体験してきた私のような中年世代で、未だに「黄色魔術の呪縛」から解放されていない者にとっては、3人が以前と同じ並びでステージに立っているだけで、感動ものであろう。 テクノロジーの進歩を考えれば、ラップトップに向かって、マウスをクリックするという演奏手法もYMOの延長上にあると納得してしまう。 収録されている各自のインタビューは、年齢を重ねて丸くなっていながら、YMO当時の緊張関係が現在も垣間見えており、興味深い。
●メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko”
・「いろんな楽器の音が楽しめるアルバム」
おもちゃ箱系のエレクトロニカ、ラウンジ系、エキゾチック系、逆回転系(?)など、細野氏のバラエティーに富んだ音楽性が楽しめる作品に仕上がっています。不思議で静かな異国情緒を漂わせた曲が多いです。楽器の音のバリエーションも耳を楽しませてくれます。本当の意味での無国籍な音楽と言えましょう。OMNI SIGHT SEEINGやSWING SLOWが好きな人に特にお薦めです。
・「20年ぶり」
「銀河鉄道の夜」以来20年ぶりの映画サウンドトラック。同時期に公開された坂本氏の音楽は予想通りだが、細野氏の音楽は予測困難。公式hpで流れる繊細な旋律から期待は自然と高まる。
・「不思議な感動」
細野さんの音に対する向き合い方が強く感じられる作品。人間の皮をずるっと向いて本音だけを取り出したらこんな音になりました、と言っているみたいな感じ。なんともあけすけで、大らかで、それでいて繊細な音とリズムに不思議な感動を覚える。又、DISC2を聴いていると映画がもう一度見たくなる。映画で使用された園まりの「逢いたくて逢いたくて」やドボルザークの「我が母のおしえたまいし歌」、筒井康隆のナレーションなどが結構心に沁みる。DVD買おうかな・・・。
・「思い出と共に」
まず、映画を観なくても楽しめる音楽です。音楽は細野晴臣によるもの。ディスクが分けられている意図はそこにあると思います。このCDから映画を観るきっかけになることもあるでしょう。細野晴臣の音楽は、ジャンルや技法などの要素をひとつづつ取り出して分析しようと思うと複雑過ぎます。しかし、感覚的なところでは受け入れやすいです。どこか懐かしさや子供のころの記憶に訴えるものがあります。素晴らしいポップミュージックです。
ただ、当然かもしれませんが、映画を観てから聴くともっと楽しいです。主人公が父のいるメゾン・ド・ヒミコ前のバス停に着いたときの音楽が素晴らしいです。主人公はこのとき怒っていたかもしれません。しかし、細野晴臣は優しくてどこか懐かしさを感じさせる音楽をつけました。そのセンスに感服してしまいます。他のどの曲を聴いても、映画のシーンが愛しい思い出としてよみがえってきます。大事に持っていたいと思えるアルバムです。
・「軽さの美」
細野さんの音楽には、昔から、いい意味である種の軽快さというか風通しのよさがありました(その特徴は、ときに重苦しいほどにいろんなアイデアの詰めこまれた教授の音楽と並ぶと、特に際立っていた)が、「メゾン・ド・ヒミコ 」のサントラは、その軽快さが前面に出た作品と言えるでしょう。
雰囲気としては、モナド時代の「Medium Composition」とか、「Omnisightseeing 」とか、コシミハルさんとのコラボ作品「SWING SLOW 」なんかに近くて、「ランチタイム・ミュージック」的な要素が強いのですが、よく聴いていると、Sketch Show でやったエレクトロニカ的な技法とか、「COCHIN MOON 」を思わせる瞑想的な要素とか、細野さんがこれまで培ったいろんな技の断片も発見できます。また、そういういろんな技が、これ見よがしにではなく、さりげなくしぶ~く使われているところが、いかにも細野さんらしい感じがします。
強烈なインパクトはありませんが、BGM として聴いていると、つい心地よくてずっと聴き続けてしまう、という感じの作品です。
・「やっぱりYMOはポップでした」
「Technodon」の時は、当時のテクノの手法を踏襲しつつも、圧倒的にポップでキュートな作品を作ることによって、凡百のアーティストとの地力の違いを見せ付けたYMOでありましたが、「audio sponge」や「tronika」に関しては、確かにそれなりに質は高いものの、正直、エレクトロニカのワン・オブ・ゼムでしかないのではないかとか、コーネリアスに負けてるのでは(^^;とかいう気が、少ししていました。しかし、この 2nd にしていよいよ本領を発揮しだしたようであります。
とにかく、テクノをやってもエスノをやってもミニマルをやってもポップになってしまうとういのが、彼等のポップ魂のなせる業でありまして、ダストノイズやグリッチノイズが律儀にリズムになっていたり、メロディのある唄モノがあったりするところは、コアなエレクトロニカファンからするとかえって違和感があるかも知れませんが、彼等が長年蓄積した膨大な音楽スキルがジャンルに囚われずに叩き込まれた本作は、エレクトロニカ作品というよりも、むしろ、新たな形のポップスとして成立しているように思います。(「BGM」を現在のテクノロジーで作るとこうなるのではないかという感じがちょっとしました。)
「今では地道にやってます」(ごきげんいかが1、2,3)という言葉どおり、自分のルーツにこだわって新しいものにソッポを向いたり、逆に新しいものに迎合したりすることもなく、騒がれようと騒がれまいと、淡々と質の高い音楽を作り続けるおじさん達の姿は、本当にカッコイイです。
・「いいものはいい」
このアルバムはすごくいい!
今年はクラフトワークやカールバルトスのアルバムなどオリジネータと言える人々の新作が出ましたがその中でベストは? と訊かれたら、まちがいなく本作です。
しかもただのベストではなくオンリーワン。50歳をすぎて世界で唯一と言える音を見つけてしまった彼らはまさにリスペクトすべき日本の宝だと思います。
BGMの内向性もサーヴィスのセンチメンタリズムもそして彼らのルーツミュージックともいえるファンクネスな黒いリズムもたっぷり入ったこのアルバムは、なぜか私に宮沢賢治や稲垣足穂の世界のような、寒い冬の夜を想起させます。
・「本気汁満点」
前作はかなりごちゃごちゃした感じで、まだ手探りでやっている感じが全編に漂っていたのですが、このアルバムはかなり自分たちの長期的戦略を考えた上で作業をやっている感じがして、とにかく全編、「本気汁」にあふれています。悪く言うと、地味さがものすごくアップしていて、キャッチーな所を探すのに苦労するぐらいと言う、とんでもないアルバムです。こいつら50歳越えてるくせに、マジで本気だぞ(w
今後に期待を込めて星5つです。v
・「やっぱり彼らはポップでした」
「Technodon」の時は、当時のテクノの手法を踏襲しつつも、圧倒的にポップでキュートな作品を作ることによって、凡百のアーティストとの地力の違いを見せ付けたYMOでありましたが、Sketch Show としての「audio sponge」や「tronika」に関しては、確かにそれなりに質は高いものの、正直、エレクトロニカのワン・オブ・ゼムでしかないのではないかとか、コーネリアスに負けてるのでは(^^;とかいう気が、少ししていました。しかし、この 2nd にしていよいよ本領を発揮しだしたようであります。
とにかく、テクノをやってもエスノをやってもミニマルをやってもポップになってしまうとういのが、彼等のポップ魂のなせる業でありまして、ダストノイズやグリッチノイズが律儀にリズムになっていたり、メロディのある唄モノがあったりするところは、コアなエレクトロニカファンからするとかえって違和感があるかも知れませんが、彼等が長年蓄積した膨大な音楽スキルがジャンルに囚われずに叩き込まれた本作は、エレクトロニカ作品というよりも、むしろ、新たな形のポップスとして成立しているように思います。(「BGM」を現在のテクノロジーで作るとこうなるのではないかという感じがちょっとしました。)
「今では地道にやってます」(ごきげんいかが1、2、3)という言葉どおり、自分のルーツにこだわって新しいものにソッポを向いたり、逆に新しいものに迎合したりすることもなく、騒がれようと騒がれまいと、淡々と質の高い音楽を作り続けるおじさん達の姿は、本当にカッコイイです。
・「ヘッドフォンで聞いてみてください」
このアルバム、ヘッドフォンで聞いてみてください。音の一粒一粒が沸き上がり、ぱらぱらと降り始め、左右に回転しながら浮遊したと思ったら、また集まりだして、ひとつの曲にまとまります。寝る前にしずかな場所でヘッドフォン。ぜひ!!
・「こんなことになってるとは!」
吃驚です! 時代遅れと思ってたのに、いやいやまったく素晴らしい。今聴くのにもってこいな感じ。YMOとか知らないけど全然かっこいい!!!やばいです。2、3年これで引っぱれます、
・「懸命なYMOファンなら」
これがいちばん自然なカタチでのYMOの復活だって気づいてますよね。YMO名義にしたら大袈裟なことになって自縄自縛状態に陥る危険性も高いし。元より3人での共作は少なかったYMO、細野―高橋コンビによる名曲も数多。私的には十分当時の空気を堪能できるアルバムですな。迷わず買い。
・「愛してます。」
なんて新鮮な響きなんだろう。曲が始まると同時にスケッチ・「ショー」の観客になる。「WILSON」の詩的な響きは地中海の砂浜に風船がフワフワと浮かんでるよう。「GKIGEN IKAGA 1.2.3」のユーモアもたまらない。「Do you want to marry me」のセンチメンタリズムはあの子に胸キュンな気分。とにかく脳細胞が活性化していくのを感じる。もう敬意を称するしかないですね!!
・「個人的な、2002年の三枚、のひとつ」
わたしはYMOの熱心なファンではないのですが、そういうひとこそ聴くべき作品だろうと思いますね。カヴァーが多くて、でも全体として雰囲気はにているようで。この大御所二人の作品ですが、いわゆるテクノという感じは受けませんでしたね、とりあえず気持ちいいです。二人がハモる部分がとくに。おすすめは6曲目。
・「だんだん~がわかる~!!」
YMOのことはさておき、気持ち良いアルバムです。サウンドはもちろんのことやっぱり2人の声が最高です!!細野さんもユキヒロさんも愉しんでやってるのがよくわかります。とりあえず理屈はおいといてたのしみましょう!!
・「三者三様の持ち味」
無機質に思えて緻密で、開放感さえ感じさせるサウンドは、『BGM』制作では自閉ぎみになっていた教授が真価を発揮した賜物。「STAIRS」間奏のバロック風のピアノソロ、「PROLOGUE」「EPILOGUE」の美しい旋律、「SEOUL MUSIC」の暗いけれど不思議と高揚感もある構成などは見事と言うほかない。
一方で、幸宏氏は「PUREJAM」「STAIRS」などYMO中期の「暗鬱かつポップ」なサウンドを印象付ける楽曲で非凡な才能を発揮。『BGM』で対立した細野-坂本の間で上手にバランスを取ってきた幸宏氏だが(事実、2人との共作の数では群を抜く)、同時に、自身も磨かれた感性でもって大きな存在感を示した。「細野さんは天才、教授は奇才。僕は凡人で、2人の太鼓持ち。ま、ドラマーだし(笑)」と平然と言ってのけるあたり、やはり懐が深いぞv
個人的に言うと、細野サンの「DRADETED GRAY」は数あるYMOの曲の中で最も味わい深い1曲。楽曲においては坂本、高橋の間を埋める作業に頭を悩ませていたというが、この曲や『BGM』の「MASS」「RAP PHENOMENA」などを聴けば、YMOサウンドの奥深さを担ったのは、やはりこの人だったというのが分かる。SEでも類まれな職人ぶりをいかんなく発揮。
・「今聴いても古びてないアルバム」
発売当初は「いわゆるテクノデリック」というタイトルで原点回帰かと思い期待をこめてレコードに針を落として飛び出してきたサウンドは予想外の前衛的なサウンド。しかしハマリ出すのに1ヶ月とかからなかった。学生時代を象徴するアルバムとなってしまった。
しかしとても人の事考えて作ってるとは思えない。やりたい放題である。なんでもありだ。前作「BGM」の手法を発展させて、テクノ・ポップを極めている。もちろんレコードセールスなど度外視してる。
実際メンバーもこのアルバムで「やりたいことは全てやってしまった」と発言しており、ある意味YMOのラスト・アルバムといえるかもしれない。
次作「浮気なぼくら」で、どうゆうわけかYMOは歌謡ポップ路線に走ってしまう。始めから売れることを見込んで作られており彼らの真骨頂とはいえない。
この「テクノデリック」は今でもよく聴いてるが、まったく古びてない。時代を越えても十分聴ける音楽だ。日本音楽史上最強のトライアングルYMOは21世紀を迎えても別格な影響力を与え続ける。
・「 リマスター/リマスタリング→購入する価値あり」
薄暗く、ぼぉっと光る闇の中、重厚な音楽が聞こえてきます。A面のM1からM5まで続く緊張感。CUEに通じるM7の細野ワールド、そして教授の名曲M9、M10。何故か狂おしいほどの懐かしさをかき立てる極上の音楽。明るくポップな曲は一曲も入っていませんが、教授のアレンジ、ユキヒロの攻撃的とも思えるドラムが散りばめられた、最高の一枚です。
さて、リマスタリングされた本盤ですが、手持ちの32XA-142と比較するまでもなく、明らかに音質が違います。音がクリアになり、厚みが増した印象です。YMOのリマスタ盤は、まだBGMと本作しか聴いていませんが、音の変化は劇的です。迷わず買いましょう。
そうそう、教授のM9,M10ですが、何故彼のソロ作品で演奏されないのか疑問です。"/07"で聴きたいなぁ...
・「Samplingに凝った3人」
YMOのデビューアルバムから聴いている私はこのテクノデリックを発売当時(レコード)に聴いたときかなりの衝撃を受けた。当時シンセが作り出す音にすら驚いたのに、YMOの3人はその音作りでは物足りなかったのか、サンプリングまでやりだした。そのサンプリングを駆使して出来たのが本アルバムである。凝りに凝ったサンプリングには驚く。例えば、リズムマシンからのSnare Drumの音をギターアンプで再生し、それを敢えて直接マイクで拾ってSamplingし、またそれを加工してリズムにしたエピソードがある。今聞いてもSeoul Musicは超カッコイイ。このアルバムは全く鮮度が落ちてないといっても過言ではないと思う。Samplingの機械的な音が、「音楽」に仕上がっているのは、この3人の才能だろう。Solid State Survivorと並ぶ名作だと思う。
・「20年たった今でも月に一度は聞きます」
他に比べようのない名盤。高校生の時から聞き続けているが、アレンジ、音使いなど、未だに新しい発見がある。最近出た新しいバンド、と紹介されても、全く違和感がない。良く作りこまれている建築は20年くらい経っても「かっこいい」が、それと同じ。(逆にバブルの時代に粗製濫造された派手なビルは、今見るといかに恥ずかしいか)
テクノ、というカテゴリーでくくると誤解を呼ぶ。ジャンル分けの出来ない音楽である。
・「最先端の音楽」
他の方同様に最初聴いたときはこの音楽の良さがまったく分からず,奇抜さだけを感じていました.YMOから入ってこのCDにたどり着いたので,坂本氏の音楽の方が耳障りがよく優れているとすら感じていました.
しかし,それが全くの間違いだと分かったのはこの音楽に出会ってから5年後のことでした.
ideaが斬新で,異なるジャンルの音楽をチャンプルにしているにも関わらず構成がまとまって美しく,そして何回聴いても飽きない.
オリジナルは70年代のreleaseですが,これは過去の音楽ではなく,現在に至るまでずっと最先端の音楽であると認識しました.古びないというのは多くの優れた芸術が持つ共通の特徴なのでしょう.
かつて自分がそうであったように,何年後かには必ず色あせる大衆音楽を良いと思っている人にはこの音楽の良さは分かりません.
・「私はあなたのファンです」
この音楽、すごいことになってます。売れると思っていたのでしょうか・・・。売れる絵を描く画家や、売れ線の小説を書く人気作家がいますが、細野さんは売れるとか売れないとか言う基準で音楽をやる人じゃないんだな。今の時代、売れれば勝ちというか、拝金主義というか、音楽までそんな時代ですよね。音楽までそうなっちゃだめですよね、皆さん!(細野さんのこのページを見る皆さん、そうですよね!)良いものは良い、(良い意味で)ファンを裏切る音楽、ああ、細野さん、本当に時々でも構わないので、あなたの思う通りに音楽を作ってください。私はあなたのファンです。
・「これは、絶対に良い!」
CD版が復刻されていたのですね。昔、テープに録音して聴いていました。最近、箱の中を整理していたら出てきたので、小さなカセットデッキで聴きましたが、しっかり、国籍不明の怪しいムードに再び酔い、直ぐに購入致しました。これは、時代を超えた名盤ですね。「八木康夫」さんの、アートワークも素敵です。
・「マルチミュージシャン細野晴臣」
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・「早すぎた天才」
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・「トロピカルなムードと東洋と異国の音楽の出会いが最高」
私はこのCDは持っていませんが、アルバムで聴いていました。一番のお気に入りは『熱帯夜』。暑い夜、うぶ毛がそよぐのを感じさせられながら外に出た時、思わず「アスファルトも溶け」る東京の夜の一節を思い出してしまいます。
他では『三時の子守唄』。正月番組に創られたのは聴いていませんが、細野さんの繊細なやさしさが顕れている曲だと思います。インストの曲がついてるのもうれしい。そして『ハリケーン・ドロシー』。 '37の映画 "HURRICANE" をイメージして創られ、ドロシーは主演の Dorothy Lamour 。DVD でも出てる(amazonによる)らしいのでご覧になったら感想を。ただ、このアルバムの最後にカモメが鳴く渚でささやく声、クレア・フランシスというのが映画からなのか、このアルバムのための声なのか、まだわからない。この声を聴かせるだけでも、ちょっと話題。
・「ジャケ買いでした」
初めて聴いたのは15年くらい前。曲が流れ出した時に感じた、脳ミソが踊り出すような感覚は忘れられません。最後までずーーーっっと笑いっぱなしで聴き倒し、すぐ仲良しの子んちへ持って走って「すごいよぉ!」って聴かせました。
・「真の才人」
なんて素敵なアルバムタイトルとジャケットなんだろう。細野晴臣ファンならずとも目をひかれる斬新なデザインである。
音を聞いてみれば懐かしいような新しいようななんともいえない癒しの世界。
よくよく聴けば細野さんのあらゆる音楽に対する造詣の深さが伝わってくる。
このアルバムを含めたトロピカル3部作はかなり実験的な音作りをした作品であるが、優しさ、癒し、懐かしさ、そんな感覚にあふれていて、何度でも聴きたくなってしまう魅力がある。
細野さんは常に新しい音楽境地を求めて溢れるアイディアと情熱を注ぎ込んできた、日本の音楽シーン最大のパイオニアーである。であるのに気取ったところや猛々しさも全く無くて朴訥とした人柄。
細野さんは愛すべき才人である。真の才人とは気取ったりしないものなのだ。そんな細野さんの魅力が最もよく現れた一枚ではないかと考えている。
・「R&B、ニューオーリアンズ音楽」
はじめてこれ聞いた時には正直自分の音楽理解力が追い付いていなかった。ニューオーリアンズ音楽を聞くようになってから、この人のセンスのぶっとび具合に気付き。それ以来愛聴盤になった。天才でないとできないしわざ。西洋音楽の美味しい部分をくりぬいてバランスよく快適で生命力あるものに仕上げている。こんなことができる料理人は細野氏以外にいないのである。ある意味日本のDr.ジョン。音楽に精通している部分とセンスはぶっとんでいる。10点中10点
・「明るい魅力的な音楽」
細野晴臣さんの才能爆発です。明るくてとても素敵な音楽です。こういう音楽が作れるなんてうらやましいです。すばらしいアルバムです。おすすめの25枚の1枚です。
・「30年の時を越えて」
先週、BSフジで昨年、狭山での、ハイドパークミュージックフェスティバルを見ていたら、最後に細野晴臣が恋は桃色を歌っていました。さすがに懐かしくなり、LPを引っ張り出し、聞きましたが、それなりに良いのですが、今回、CDで再発しているということを知って、早速購入しました、さすがにデジタルリマスターした音に全く別の作品のように思えました。まさに30年の時空を超えて生まれ変わったような印象を受けました。ウエストコーストへの憧れ、リトルフィートへの尊敬が感じられるすばらしい作品です。特に恋は桃色の曲、演奏は素晴らしい、駒沢裕城のペダルスティールが冴え渡っています。
・「フォーキーな細野音楽」
この作品は単なるフォークアルバムはなく細野晴臣の今後のための布石となりそうな曲もいくつかあるので細野音楽の原石と呼べそうな内容です。とはいってもはっぴいえんどの頃のフォーキーな部分が主体で、メロディが素晴らしい名曲ぞろいですのでこれはお薦めできる名盤です。
・「傑作!」
この作品はあまり他人に教えたくない。自分だけのものにしておきたい。独占したい。そんな気分にさせられる程イイ!しかし、同時にどうしても他人に聴かせたいという矛盾した気持ちを抱いてしまう。細野さん自身の存在が、音楽から滲み出ているようで、このアルバムを聴いていると、まるで細野さんと親しい友人であるような、そんな錯覚を抱いてしまう。おそらく細野さん自身もそんな魅力的な人物なのだろう。私はhosono loverです。あなたも仲間になりましょ。
・「邦楽で一番好きなアルバム。」
このアルバムは本当にいいメロディー、いい歌が詰まった名盤です。もともとYMOやその他のユニークなサウンドで自分には細野さんの音楽は向いていないだろうと先入観を持っていたんですが、このアルバムを聴いて「こんな音楽も作れる人なんだ!」とビックリすると同時に、自分が求めていたメロディーはここにあったんだ、という感動に打ちひしがれた記憶があります。トッド・ラングレンじゃメロディーは美しいけど、どこか物足り部分があり、ボブ・ディランだと、好きな曲はあるが、古いフォークなどの引用が多く、いなたい感じが強過ぎて、すぐには馴染めないなど、自分の中で最良のメロディーメーカーはどこにいるのだろうと、長年追い求めていたのですが、この『HOSONO HOUSE』でやっと自分が求めていたものに出会えた気がします。70年代のシンガーソングライターが持っているようなプライヴェートな質感を持った、心の琴線に触れる名曲、名演の詰まった名盤です。是非お勧めです。最近また細野さんが歌もののアルバムを作っているそうですが、このアルバム同様の感動を期待しております。今この時代に作る歌中心のポップス、それにどんなサウンドプロダクションでくるのか、とても楽しみです。
・「日本人アーティストによる名作中の名作」
どんな音楽が流行っていようが、自分がどんな状況にいようが、定期的に何ヶ月かに一度は必ず聴きたくなるアルバムです。世に出てから30年以上経っていても決して色あせることなく、いつ聴いてもいいなと思える名曲揃いのアルバムですよ。
●はらいそ
・「蜃気楼 はらいそ」
1977年頃の細野晴臣は、それはもう怖かった。なにがというと、そのルックスがである。前歯は真っ黒、目はギョロギョロ、やせ細り髪はぼさぼさ。おんなじ時期のストーンズのキースリチャーズ(ほとんど廃人)と、見まごうばかりの不気味さである。そして、その音楽ときたら、、。
イエローマジックオーケストラのデビュウ当時、中学生だった僕は、友達の部屋でこのアルバムを拝聴した。友人の兄所有のもので、「これが彼らの元となったアルバムだよ、」との解説付きでした。僕は、このアルバムの異様さに口をあんぐり。まさに「ドン引き」した。なにこれ!東京ラッシュ?インドネシア人が「ナニアノネ」と歌い、沖縄?フジヤマママ?おっ!YMOだ、なんか鐘が鳴ってる、えっ?なに?モアベターよ?えっ?終わり?、、、。想像を超えた音楽に、冗談抜きで震えあがったものである。
そんな僕が、その後時を経て、細野氏のソロワークを集めるなぞ思いもしなかった。僕のもっているのは、88年のCD化再発のもの。10年以上たって、僕はこのアルバムの魔力にとりつかれたのである。
最近、僕は知り合いになった音楽好きの若い人たちに、このアルバムを盛んに勧めるが、その反応は、一様に「いいねこれ!」である。軽自動車の1BOXで、ばかでかい音で聞く奴や、ほとんど毎日のように聞き、(うちの息子のように)いっしょにハミングする中毒症状を表す者も出てきた。
30年を経てもひとつも色あせない。それどころか、常に新しい発見があり、新規のファンをどんどん取り込む。このようなアルバムが、日本のポップシーンで存在することを、私はとても誇りに思うし、ほとんど奇跡だと思っている。(リマスター盤ほしいな、、、。)
・「このセンス文句なし」
文句ありません。何にも。YMOのきっかけになった曲「ファムファタール」が入っていることでも有名ですが、全体を通してティンパンが主です。とにかく細野さん林立夫さん、鈴木茂さんのリズムが素晴らしい。「ウォーリービーズ」のレゲエリズムなんて鳥肌がたちます。とにかく聴いてみて損はしない一枚だと思います。
・「祝!」
非常に完成度の高い、YMO夜明け前の細野チャンプルー期?の最後の作品。そして私見になりますが、前作2作から引き続き、彼はこのアルバムで欧米からの視点で形骸化されたオリエンタルムードに対する自らのアイデンティティを音楽を通じて具現化したといえます。(25年後に小西康晴もピチカートの最後のアルバムを非常に似たコンセプトで作り上げている)
そして、そのキーワードが、実は「イエローマジック」だったのではないでしょうか!もちろんこのキーワードは、手法を変えて、細野氏が売れる音楽を目指し事実売れまくったYMOへとそのまま引き継がれていきます。
選曲も、純沖縄民謡の定番である「安里やユンタ」や、かまやつひろしの父君ティーブ釜范の歌う「ジャパニーズルムバ」、森高千里もカバーの「東京ラッシュ」とにかくサウンドも当時のチャンキークールサウンド(メンバーを見れば絶対納得!当時はクセモノサウンドと私達は呼んでいましたが)何しろイカシてます。とにかく、リズムや音の素材のカオス(混沌)なんですがそれをカオスといわずに「チャンプルー」と認めたところにこの作品のすべてが要約されています。
さて今回の再発盤、デジタルリマスタリング楽しみです。
・「細野ワールドに浸るよろこび」
昔の音楽を耳にすると、例えば50年代以前、60年代、80年代、そして今の音楽、それぞれその時代のにおいがあります。音楽的な古さ(新しさ)もあるでしょうが、その時代時代の録音技術も大きな影響があると思います。細野晴臣氏はYMOで有名な音楽家で、その当時の世界的最先端の音楽をやったとことによる成功が前面に語られることが多いようですが、実際に刺激的なコンピューター・サウンドだった訳ですが、この「はらいそ」を聞けば、単にコンピューター・サウンドが目新しかっただけではない事がハッキリします。YMO後、細野氏自身が再度「オムニ・サイトシーング」でワールド・ミュージックを作る訳ですが、残念ながら「はらいそ」を含むいわゆるトロピカル3部作を超えることはできなかったように思います。あの時代に作った音楽だからこそ、このテイストが出来上がったと言うことではないでしょうか。勿論細野氏の音楽的な才能は言うまでもありませんが。 「はらいそ」は随分昔の作品です。しかし、あの時代にしかできなかったアルバムです。この偉大な作品を是非聞いてみてください。きっと細野氏の「はらいそ」前の作品とYMOの両方に興味を持つことでしょう。そして、ハッキリとその境目に位置する再度期待することのできない程の超名作であると気がつくと思います。 「はらいそ」を聞いてワールド・ミュージックの世界に、細野ワールドに浸ってください。YMOでのワールド・ワイドな成功は、細野氏のこの全方向的な音楽的才能によるものだと認識できるはずです。リラックスの極地。音楽っていいなあ。
・「細野さんの慧眼」
このアルバムに収録されている「安里屋ユンタ」のなんと心を癒されることか。この古くからの沖縄民謡が細野さんによってアレンジされていて、原曲よりも素敵に聴こえてしまう。
・「高橋幸宏万歳」
このアルバムの何が凄いって、それは幸宏のドラムだ。というより79年の幸宏はドラマーとしてピークだと思う。 ギターがカットされたり、シンセが上乗せされたり、拍手がビデオに使い回されたり(By フジテレビ)ズタズタにされたアルバムだが、常にYMOのライブを恰好良くし、説得力を与えたのは幸宏のドラムがあればこそ。全編にエフェクターかかりまくりだが、ここでの最大公約数なのに突っ込み入りまくりのドラムは唯一無比である。必然的にそれしかないというオカズの名演の連続であると同時に「え?これでよいのか?」というくらいもしかしてカバーできるかも度も高いお手本のようなドラムである。後でビデオを見てタムが全廃され、シンドラとスネアだけでリズムを組み立てる幸宏にホレボレとしたものだ。「エンド・オブ・エイジア」のドラムは俳句的ですらある。 後年『フェイカー・ホリック』で初めて本来のライブ音源を聴いても、何故かワクワクしないと思った人は多いはずだ。「コズミック・サーフィン」の間奏で僅かに聞こえる香津美だったからこそYMOの謎度が高まり、YMOを「事件」として感じることができたのではないか。これにCD化の際にボーナス・トラックとか付いていたら買わなかったろう。最初計画された『プレッシャー2』はなくて正解だ。テクノの名作と言える。 「東風」の細野のベースは、実はコピー不能である。難しい。凄い。(追伸:2007) やはりギター・カット事件は、別に香津美が教授にケンカを売っていたのではなかったようだ。レコード会社のドロドロしたところの仕業だった。近年のYMO本で判明。 ところで「中野サンプラザ」の音源はどうしたのかな?あるはずだろうが、これも将来的に小出しにするのか、これこそ本人達からストップがかかっているのか。マーシャル・アンプで弾きまくる香津美も見てみたいような気もするが・・・。
・「とにかく集合だ!!」
私なんぞが書かなくとも、多くの方々のレヴューが申している通りの名盤です。細野さんの本作品の思い出を語るにあたって「ニューウェーブの神が降臨した」の発言は、本作についてまさに一番的確な発言です。まさに、メンバーからこのような言葉がでるのはやはりこのアルバムが良くも悪くもYMOが1980年の社会現象を起こすきっかけになったからだと思います。音は、もうスタジオ加工をしまくってるから、音がとにかくライヴにはありえないサウンドも出てきてニッコリ!半ライヴ、半スタジオというレコード会社の制約がもたらした結果は、小学生をもときめかせてしまった!それにヨーロッパ、アメリカで演奏したという殺し文句付きだから、もう当時の大人もノックアウトなわけです。「The End Of Asia」のあのノリは、あの時だけの奇跡だろうか?「中国女」の高速的演奏は、あれは精神的パンクがもはや体にあふれでている。やはり「Back in the TOKIO」という新曲を期待したら、あの有名な生田さんの声の演出!!そのイントロだけ聞こえて途切れる「BEHIND THE MASK」は、本当に憎い演出ですよ!シンセでパンク?とにかく聞くしかない!!!
・「テクノポップじゃないよこれ」
Techno-Popは好きじゃなかったけど、これにはハマりました。YMO初期のライブはRockしててカッコイイです。当時、レコード会社の都合で渡辺香津美のギターがカットされ、坂本龍一が後乗せでキーボードを充ててますが、これが相当キテます。後で聴いたギター版には逆に違和感を感じました。(慣れるとこれまたカッコイイですが)個人的にはこの人民服時代が一番カッコイイと思います。この後YMOは変わっていくんですが、本人達が飽きちゃったんでしょうね。もうちょっとこの路線で続けて欲しかったなぁ。
・「ライブ版にあってライブ版にあらず」
当初、レコード会社の関係で、渡辺香津美のギターの部分がカットとなり、坂本のソロが録音されています。このソロがちょーーーーカッコいいのです。後に、渡辺香津美のギター版のライブ版も発売されましたが、別物として聞いています。特に、「ジ・エンド・オブ・エイジア」は、生まれてきて良かったというくらい感動します。皆さんもぜひ聴いて下さい。
・「テクノな気分」
中学時代、YMOのアルバムの中で最も多く聴き、今でも飽きないアルバムです。日本の音楽に熱中しながら、洋楽にも少し関心を持ってきた多感な時期に、YMOの音は自分の知らないスリリングな世界に引きずりこむような魔力がありました。こういうものにリアルタイムで出会えたことは幸せでした。私としては「COSMIC SURFFIN'」の演奏が始まる前の司会者のバンド紹介、興奮した一人の外国人のワ~オー!という声が印象的で、まるでライブ会場にいるような気分になりました。心残りは当時、ライブに1度も行けなかったことです。
・「23年前に聴いていたら…」
YMOの3人の中でも細野氏のCDはなんとなく敬遠しておりました。今を遡ること数十年前に学校で話題になっていたのを思い出し購入してみました。こ、こんなにすばらしいものだったとは!!なぜ早く気がつかなかったのか>オレきっと違う人生を歩んでいたに違いない!特に「SPORTS MAN」は秀逸だと思います。細野流ピコピコサウンドにハマれー!
・「一生懸命作りました (by仲畑貴志)」
ジャケットが秀逸です。奥村勅正さん作のコラージュ風なジャケットは23年の時を経た今でも斬新な作品だと思います。サウンドはLINNドラムの影響なのか、全体的にタイトで引き締まった印象ですが「フニクリ、フニクラ」「SPORTS MAN」などキャッチーな曲もよく練り込んで作られていて、聴き応えのある一枚に仕上がっています。
ちなみに「夢見る約束」が収録された、「改訂版 音版ビックリハウス」は、当初、細野さん作曲、歌唱・伊武雅刀氏の「飯場の恋の物語」と言う曲が入る予定だったそうです。が、内容的にヤバいネタだったので急遽、細野さん歌唱のこの曲に差し替えられたとか。この曲は戸川の純ちゃんもアルバム「極東慰安唱歌」でカバーしています。
・「感涙、、、。」
クラフトワークを彷彿させる曲調からガムランまで細野ワールド炸裂。「フニクリ、フニクラ」高揚のない唄声は必聴!
・「細野傑作の一つ」
「HOSONO HOUSE」「omni sight seeing」と並ぶ氏の傑作群の一つ。YMOが未だ存在していた時期のアルバムであるが、細野+高橋主導の「BGM」より坂本復帰の「TECHNODELIC」に近い感触があるところが不思議。「TECHNODELIC」に見られた、なんともモノトーンな感触の音群なのである。また実験色も見られはするのだが、氏の人柄なのだろうか、飄々とした風情の感じられる電子音の連なりである。これが、当時の最新機材であったフェアライトと格闘した結果の作品、ということを考えると「あり得ない」と思ってしまうだろう。もっとメカニカルになるか、その反動で叙情的になるか、実験色オンリーになるか。しかし氏はそのすべてを回避してこのアルバムを作り上げた。
近しいところを探すと、クラスターの無意識野郎ディーター・メビウスの「変な音色があればそれでok」なアルバム群に近い。しかし本作での氏は無意識野郎という方法論はとっていない。
無敵のポップセンスと楽器演奏スキルを持った人間が、最新鋭の機材を自由に扱える環境に置かれて、なぜにこんな淡々とした音を奏でられるのであろうか。氏を哲学者に準えるのも、あながち間違いではないと思ってしまうくらいである。
今聴いても、耳にやさしい、しかも耳をそばだてるとスリリングな音が詰まった傑作である。ジャンル無視で聴いて頂きたいと切に願うものである。
・「この作品自体がある意味サンプリング・ソース」
細野晴臣氏が1982年にアルファレコード内に設立したYENレーベルの第一弾として発表されたアルバム。YMO「テクノデリック」と「浮気なぼくら」の間にリリースされたこの作品、サウンドのほうもまさに過渡期といった感じで、E-mu EMULATOR(初期サンプリングキーボード)とLINN LM1(世界初のPCM音源リズムマシン)の実験場と化してます。といっても、今となっては全体的に聴きやすいアルバムだと思います。なおボーナストラックの「夢見る約束」は、アルバムの初回プレス版にのみ付属していたソノシート(懐かしい・・・)に収録され、後に「改訂版 音版ビックリハウス」にも収録されたものです。
・「心の狭さと宇宙の広さ」
愛読書だった『銀河鉄道の夜』がアニメ映画化されて20年以上が経つが、当時、自分だけのイメージを壊された気がして好きになれなかった。今にして思えば、余りに印象的に心に焼き付けられ、嫉妬に近い感情だった気がする。その印象度をさらに深くしているのが、細野晴臣氏によるこの幻想的なサントラである。そういえば当時、嫌い嫌いと言いながらLPレコードを買ったっけ。まるで好きなくせに素直になれなかった初恋のような作品なのです。今ではこのCDで『銀河鉄道の夜』の世界に浸っています。目を閉じればそこは私だけの世界…。
・「不思議な色」
アニメ映画「銀河鉄道の夜」は 色彩を押えた魅力的な映画である。日本のアニメというと宮崎駿が有名であるが 本作もなかなかの傑作であり 日本アニメの水準の高さを物語ると思っている。
その映画のもう一つの魅力が 細野の音楽である。宮澤賢治の原作に見られる色彩をいかんなく表現しつくしていると言っても過言ではない。「銀色」というべきか「蒼い」とも言うべきか。不思議な色を湛えている。
それにしてもYMOの三人は映画への貢献は大きい。
・「星空を見ながら聞きたい」
この曲は映画にもピッタリ合っていて、幻想的な不思議な曲です。広大な夏の星空を見上げながらこの曲を聞くと、映画の世界に入ったような気持ちにさせてくれます。
・「現実と幻想のゆらぎ」
銀河鉄道の夜、何処となく懐かしさと悲しさと優しさが混じった不思議な話だったこれは、それをアニメーション化したときに作られたサントラですがそれを本当に上手く表現しています存在するようで存在しない世界幻想的であっても不安と恐怖が少し入り混じった雰囲気が曲の中に上手く入っている。曲としても聞け、映画らしさの曲として生きている名曲が多く入っています。
・「アルバムの中のもうひとつの世界」
宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」のアニメ映画のサウンドトラック。劇中でも細野氏の音楽は効果的に使用され、映画の魅力をさらに引き立たせる魅力をもった本作品は、アルバムの中にもまた違った幻想的な世界が描かれているような気分に浸れる。それぞれの曲ごとに違った表情や場面をもち、新鮮さが絶え間なく注がれていて、アルバム全曲聴きとおせるほどに飽きさせることは一度もなかった。最後の曲であるエンド・テーマ「銀河鉄道の夜」の辿り着いた頃には、ひとつの映画を見終えたような心地よさが残り、とても気持ちが良かった。是非オススメ。
・「これは凄いです!」
祝再版!SF映画にアイディアを求めたスーパークールな6曲です。久しぶりに聴くと恥ずかしくなってしまうテクノの多い中、10数年を経て聴いても、全く古くない。YMOファンもそうでない人にも、自信を持ってオススできるテクノホソノワールド。
・「この時代の音なのに」
細野さんのセンスは20年先を走っています。コチンムーン然り、SFX然りです。アンビエントとかラップとか沖縄風とか、そんな言葉が流行るよりずっと前に細野さんはそれらをやってしまっています。
さて、このSFX、サンプリングやリンドラムなどで溢れた心地よい「リズムと言葉と音階の断片」の塊、不思議な歌詞にタイトルも不思議。
「現実から離れた」SFXの世界からふっと「お疲れ様」と、「地球の夜に向けての夜想曲」が挿入されている辺り、細野さんの「旅モノ」の原点はここにあるんじゃないかなと思いました。モナドじゃなくノンスタンダードであるこっちに。
・「細野ワールドここに」
細野さんがちょうどエミュレーターというサンプリングマシーンを使い始めたころの作品かと思います。SFXという言葉も生まれたばかりのころで、このアルバム自体レコードだったことを考えると、もうけっこう昔の作品なんだなーって感じですね。
アルバム全体が映画からのイメージで作ってあるようですが、私がはっきり分かったのは、1曲目のボディースナッチャーと4曲目のストレンジラブくらいですね。
Hey Doctor strange love! How you gona save the world?でしたっけね。スタンリーキューブリックの博士の異常な愛からですね。
ボディースナッチャーはそのものずばりの映画がありますよね。もともとのアルバムには「体まっるごーと、僕をまっさーぐる、スキャンニング!」っていう日本語が入っていたのですが、なぜかCD版には英語版が入っています。
スティーブンスティルバーグのE.T.(地球外生命体)という映画が作られる前に、U.T.(超地球的生命体)という曲を世に送り出した未来派思考の御大、細野晴臣氏の作品です。今のトランスとかいった曲を聞きなれていると、サウンド面で少し不満を感じる方もいるかもしれませんが、もう10年くらいたってから聞くと、ものすごく感動してしまうかもしれない、そんなお勧めの1枚です。
・「21世紀に届くS-F-X」
今や世界のYMOという存在から伝説にまで登り詰めた歴史的怪物ユニットYMO。その主導者でありプロデューサーであった細野晴臣氏がYMOという怪物を封印して放った野心作。随所随所にこれからの方向性を模索するかのような手法が取られており、YMOからの流れであるテクノミュージックを進化させHIPHOP、アンビエントと、現在の音楽シーンの中にあってもこの作品群は色あせることなど決してない意欲に満ちあふれている。発表当時に20年先を行くアルバムだと人々は驚いたはずだ。さぁ、期は熟した。今こそこの氏の金字塔とも呼ぶべきS-F-Xを正味あれ。
・「今リリースしても衝撃的(でしょう)。」
もう細野さんの頭のぐちゃぐちゃな感じを全部詰め込んじゃってる感じです。32ビートの後に突然幻想的な音世界に行ったり、スクラッチや、奇妙奇天烈なサンプリング、展開もすったくれもなく(あるんですが全く読めなく)、面白い音や、アイデアを次から次へとどんどんやっちゃおうっていう遊び心が前面に聞こえてきて、とにかく聴いているこっちが楽しくなってきます。
YMO散開後にやりたいことを好き放題やったという感じで、こんな(当時からの)大御所(プロデューサーとしても)がこんなアヴァンギャルドで先進的なアルバムを出せること自体、いったいどんだけ冒険心を忘れていないのかと感心します。実験心とセールスを度外視した音楽への愛情を感じます。
アフリカバンバータがこのアルバム大好きだそうで、これまた遊び心にあふれたMouce on marsがelekingでトップ10に挙げていましたが、非常にうなずける、古びれないというか、今リリースしてもセンセーショナルで新しいんじゃねぇかって言うサウンドです。
cybatron、プラネットロック、いろんなエレクトロ作品聴きましたが、その後の影響を考えなければ、ぶっとてんでいてやばいのは間違いなくこのアルバムです。日本にこんなアーティストがおられることをほんとうに誇りに思います。
・「CMモードの細野」
糸井重里を代表とする80年代中盤~後期のCMのイメージ感覚がなんとなくつかめるような(意味ありげなキャッチコピーの後ろで音楽がかかっているような)なんとも懐かしい印象のアルバム。環境にのめる前の、小品っぽい楽曲が並んでいて、のんびりしたいときに聞くにはなかなか心地いい音楽。細野のイメージの柔らかさ、コミカルさが随所にちりばめられていて一筋縄ではいかない面白さがある。このジャンルでぱっと聞いてわかる個性はやはり尋常でない。
・「CM音楽ならではの」
キャッチーでかつ目立ちすぎない音楽を。そんな心遣いが随所にある割には、やっぱりやってることが跳びぬけてたりもする細野さんの小品ワールドです。
CMのための曲、ということでどこかしら統一されているようで実はあまり統一感もないアルバムなんですが、そんな「あっちへいってこっちへいって」という浮遊感がなによりの「細野ワールド」の一片わなけです。
いかがですか?何かを「しながら」にぴったりの観光音楽旅行です。
・「基本はここ」
中沢新一らとの交流でアカデミックな方向に傾倒していた時期のアルバムでアンビエントもの。観光をテーマにした後の傑作「オムニサイト・シーイング」の原型的なアルバムでもある。有機的な広い空間を感じさせる、YMOの「LOOM」が好きな人は違和感無く馴染めるだろう。
・「Ambient Music」
今で言う『ニューエイジミュージック』と言える。ひたすら精神世界を浮遊していくようなサウンドが展開して行く。マインドトリップしたいあなたなら聞くべし。エスニックな展開もあり、聞いてて飽きない。音楽の放浪人という名前が実にあう人だ。宗教的な境地に踏み込んでいる印象ありあり。ブライアンイーノを意識している部分あり。
10点中8点
・「Harry流Joke?」
いわゆるAmbient Musicですが、コンセプトは環境音楽ならぬ、観光音楽。パロディのような悪意はないが、どこまでマジにとらえて良いかわかりにくいところあり。当時のニューアカの旗手である中沢氏を引っ張ってきているところが、純粋にその思想に共鳴しているのか、いわゆるえせ知識人へのからかいなのか、ますますわかりにくくしている。とはいえ、熊野古道が世界遺産に登録される20年も前に、このような巡礼をテーマにしていることはさすがです。音楽だけで言えば、あとから作られる細野流Ambienntの方が、よりコンセプトが強固となっている分、本作品には多少の食い足りなさが感じられるところ。Eno流Ambientとも違って、その場にふさわしい環境を作る音楽ではなく、その場と違う環境にリスナーを呼び込む環境音楽です。佳作ですが、定価の3倍の値段で買うものではないので、再発を待ちましょう。
・「高いクオリティ」
当時、坂本教授が「エスノ・ハイテックの傑作」と評していた記憶がありますが、クオリティの高いモナドシリーズの中でも1,2を争う作品ではないかと思います。エニグマやディープフォレストの登場するはるか以前の作品であることなどを考えると、その先進性という点でも見逃せない一枚で、トランスみたいな曲もあったりなんかして、今聴いても古びていない作品だと思います。
・「音色が素晴らしい」
細野氏が音楽を手がけた映画パラダイスビューのサントラ。沖縄が舞台なので、当然沖縄音楽を取り入れたエスノアンビエント路線の作品。地味ではあるが、個々の音色が非常に印象的に構成されており、アンビエントテクノの先駆け的な要素が散在しており、今聴いてみてもその気持ちよさは独特のものがある。当時の坂本教授よりも数段先鋭的なサウンドだと思います。
・「濫作」
細野が最も頻繁にアルバムを出していた頃の一枚。細かい様々なアイディアは提示されているが、全体としてはやっつけ仕事感が漂うので、細野マニア以外の人がまっさきに手にするべきアルバムではない。
・「たった1日で作ったとは思えない、即興芸術の精華」
~イタリアの美術展で、自然の中においたオブジェに3分間の音楽を仕込んで、それをエンドレス・テープで流す、というコラボレーションに参加することになった細野晴臣が、「銀河鉄道の夜」のサントラのレコーディングを1日だけ中断して、1日でほとんど即興というか一筆書きに近い形で作った曲をアルバムにした作品。
~~もともと自動書記的にその時の自分をはき出すように曲を書く、ということに関心を持っていた時期でもあったせいか、また名作「銀河鉄道の夜」の時期でもあるせいか、あふれるようなアイデアをみごとにまとめあげている。音楽と題名がこれほどしっくり来ているのも珍しいほど、エレクトロニックなサウンドと自然との不思議な調和が実現していて、なんともいい~~作品になった。!
ほんと、この美術展はぜひ一度再現してほしいなと思う。近くを通ると彼の音楽が流れるオブジェなんて、実に楽しそうだ。~
・「聞き物は…。」
細野さんが混迷を極めていた頃の、知る人ぞ知るフレンズオブアース、すなわちFOEのラストアルバムです。私はあんまり野中英紀が好きじゃないし、細野さんのやる気も伝わらないのですが、Drジョンのライトプレイスロングタイムだけはあの低音ヴォイスの節回しでオリジナルを超えるほどになっていて細野ファンならずとも必聴です。
・「やはりすばらしい先見性!」
日本民謡「江刺追分」で始まり、南米、北米を回りエジプト、アラブ(ライ・ミュージック)を経て、地中の海「プリオシーヌ」に至る。すばらしい音楽遍歴。プチ世界旅行風にまとめられ、非常に完成度の高い作品です。
「泰安洋行」にみられるように、細野さんの作品上のひとつのテーマは旅。そのときの興味にしたがって行き当たりばったり、様々な音楽様式を旅する細野さん。彼の興味をひとくくりにするために、ワールドミュージックという言葉が使われているのかもしれません。
ライナーを読んでびっくりするんですが、この作品で細野氏はアラブ・ライミュージックに触れ、「アラブ対自分」を表現しようといていたこと。ついでにグローバリズムとナショナリズムについてもふれています。このテーマは、21世紀にはいってからエイドリアン・シャーウッド等、先鋭的なアーティストたちがとりあげていること。この作品が、いまから20年前1989年に発表されていることに驚愕です。まさに恐るべき先進性。巨人のなせるわざです。
・「光を観る旅へ」
1989年の作品ですが古さは感じません。聴く人によっていろんな景色を楽しめる非常におトクな1枚だと思います(笑)お勧めは「プリオシーヌ」、癒されます…
・「なぜか忘れない音楽」
細野氏の作品も聞き続けてきたが、忘れたころにもう一度聞きたいのは「フィルハーモニー」とこの作品。1曲目の音楽が流れはじめて、ゆっくりと確実に異世界に入ってゆく。静かな重さと軽やかさの混在した作り。YMOの「テクノドン」もこの作品の延長上にあると私は思っている。細野作品のキーポイントにある重要作品の一つではないでしょうか?
・「最も静謐なアンビエントにたどり着いた時期の玄人受けする秀作」
~矢野顕子参加のセルフカバーHoney Moon(オリジナルはトロピカル・ダンディー)が入っているこのアルバム、meditine....meditation(瞑想)というコンセプトからもわかるように、限りなく静謐な音空間が広がって、アンビエントの一つの極北とも言えるような作品になった。
時期的には、細野晴臣の最高傑作の一つであるOmni Sight~~ Seeingの後、そしてさらに徹底したアンビエントから再び多様な活動に入る近年の時期の間にあって、その両方の雰囲気が同居している感じ。
~~ただ、基本的には、「より静かに、より穏やかに」という方向へさらに踏み込んでいく、という重心の取り方をしており、一日中かけていてもじゃまにならないかわりに、深く心に何かが残るような感じでもないので、その辺気分に応じて評価がずいぶん変わる作品だと思う。~
・「何度でもいうが、僕はYMOの細野派だ」
この作品は、過激なオジサン細野晴臣氏のアンビエント時代のアルバムだ。疲れた事務員、疲れ切ったデイトレイダーには、是非一度拝聴を。 少しでも、多くあの人に、印税を儲けていただいて、又、ヨーロッパに進出していただこう。
・「3度目の再発」
アナログ盤を合わせると今回で3度目の再発売になるようです。このアルバムはAサイド、Bサイドの2部構成になっています。Aサイドは細野さん的な世界が。Bサイドはインド民謡風シンセトラックが収録。(Bサイド作曲者は謎の作曲者に。S本さんですか?曲中の生声がなんとなしに似ていますが)使用機材はシタールはPS3100で作ったようです。鳥の鳴声はⅢCのパッチングかPS3100でしょうか。雷鳴はPS3100、シンセドラムはポラードと思われます。ymoの1stBサイドがジョルジョオモロダー「サテンの夜」のドラムで次曲へつないで行くノンストップ手法を参考にしたのに対し、コチンズムーンはクラフトワーク「ヨーロッパ特急」Bサイドさながらに、幾つかの曲をオープニングからエンディングへノンストップで構成し、最後にオープニングと同じフレーズを採用するなど、アジア式トリップミュージックの決定版と言えるのではないでしょうか。また、MC-4によるプログラミングは、その揺れ、不安定さのイビツなグルーヴが素晴らしいです。オープニングでのスローな導入、序々にテンポアップしながら、うわモノシンセが上乗せされながらリフティングしていく甘美な陶酔のようなここち。。めくるめく、トリップの果てにテンポダウンしてつながるエンディング。東南アジア方面の古い民族音楽のようなグルーヴを醸し出しています。聞いている方も、脳内麻薬が分泌されているのではないだろうかという、感覚を感じます。時折、聞きたくなる、クセになるアルバムと言えます。一家に1枚マストの銀盤です!!
・「YMOの萌芽」
YMOの未発表曲Indoが絡んでくると、このアルバムの音楽的な位置がハッキリしてくる。はらいそからアメリカのマーケットを意識したYMOの1stへと至る過程に位置するものです。同時再発の坂本・土取氏の「ハテルマ」同様、横尾忠則氏とのコラボレーションです。しかし前者が学習団の竹田氏とのフリーミュージックであるのに対して、こちらは、誤解を恐れず言うならば、ポップミュージックです。サウンドコラージュやミニマムミュージックの部分もありますが、その断片的に紡がれるフレーズが非常にポップです。長い間そのフィールドで活躍してきたポップセンスが随所にかいま見えます。同時に横尾忠則氏のエッセイ「地球の果てまでつれてって」「インドへ」を読みながら聞いてみてもまた一興です。
・「おかしいなぁ・・・」
変な音しか聴こえてこないんですよ。プツプツピービビビなんてね。細野さんのCD頼んだつもりなのになぁ・・・CD間違えたんじゃないのかなぁ?変だなぁ、もしこれがインドのイメージ音楽ですなんてことだったら、彼を少し買い被り過ぎていたかもしれません。後半ほうになると子供でも演れそうなインド音階が出てくるので、そうでなければいいんですが・・・。
・「伝説のYMOアウトテイクは期待以上の出来」
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・「出たっ!!」
この「InDo」が世に出たおかげで恐らく YMOの未発表曲は無くなったハズだ。と、おもう。曲自体は多分制作を途中放棄したからなんでしょうケド当時では有り得ない程無機質な感じを受けます(しかし、それがまたカッチョイイ)。ひたすらワン・コードで半ばやりっぱなしな感じがたまらなく良いです。でも、もしこの曲が YMOのファーストに入ってたら間違いなく「浮いて」たでしょぅね…。
●ナーガ
・「アジアの風」
東南アジア方面がお好きな方が気にいるような音楽が入っています。細野さんの音楽はバラエティがある上、よく練られた印象を受けるものが多いですが、このアルバムもそのような作品の一つです。
・「鬱状態の時に聴くといいかも。」
細野さんのアンビエントものの中で一番聴きやすいのではなかと思う。 アジア的なサウンドで大自然や宇宙を感じさせるアルバムだと思う。
・「アジア と 遺跡 と 細野 と」
元 YMO としても有名、細野晴臣 は 『 ナーガ 』 。 YMO としては最早ここで語るまでもなく、テクノ・ミュージックの開拓者でもあり、日本だけでなくテクノへの貢献は多大なモノがあります。 この 『 NAGA 』 はとりわけ90年代に入ってからの、アンビエントや環境音楽に傾倒していった当時の作品といえるでしょう。 また各トラックはドキュメントなどのTV番組から。 Tr.2 " Naga " とTr.6 "Jado" はシングル 『 JADO REMIX 』 でリミックスが収録されています。 オススメはガムランのようなパーカッションが心地よい" Sherpa" やアンコールワットの響き "Mabui Dance (マブイ=沖縄で 「 魂 」 のこと) "。 全体的にチベット色 (?) が強く、一瞬にしてトリップできるアルバムです。
・「なるほど」
細野晴臣氏の作品中でも間違いなく秀逸と言える一枚。
3人の女性ヴォーカリスト達は、亡くなったシャーマン音楽家/福澤もろ氏の楽曲を表現するにあたっても、非常に効果的にプロデュースされている。他にもリメイク曲が収録されているが、アルバムは一連の細野アンビエント作品の一枚として深い世界が表現されている。シングル『HASU-KRIYA』は福澤もろ&女性ヴォーカリスト達へ捧げた作品としても伺える。全体的なバランスとしては、長い旅の途中で風が吹き抜けたような宇宙観がある。
横尾忠則デザインとのコラボも面白いが、厚めのブックレットは一読に値する非常にレアな内容で、いつまでも手元に置いておきたい作品のひとつ。
・「予想外!」
細野さんは、割と広い範囲の音楽ジャンルに手を出されているので、このアルバムも有名なポップシンガーとの愚にもつかないコラボなんだろうな…と思っていたら、とんでもない!やや実験的なトライバル・アンビエントとジャンル分けされるだろうか、「NAGA」や「N.D.E.」「オムニサイトシーイング」あたりを彷彿とさせる曲群。しかも光の素子がキラキラと降ってくるようなきらびやかさ。3人の娘たちは、ほとんどオマケです。細野さんのアンビエント作品の中でも最高傑作の1つとして挙げてもいいと思いました。
おそらく、3人の娘目的(ファンの方)が普通のJ-popを期待して聴くと肩透かしを食うんでしょうね。あと、「Love」「Peace」「Trance」は3人の娘それぞれのイメージ・コンセプトであり、トランス・ミュージックともラブ&ピースとも全く関係ありません。スリーブの中をきちんと読めば分かると思いますが。
・「上質なアンビエント小曲群」
歌モノ2曲以外は内省的なチルアウト/アンビエントといった楽曲群で、クオリティ自体はすごく高いが、細野氏のソロといった趣が強く、女性ボーカリスト3人のポップス的なキャラがわかりやすく出ているワケではないので、そこが評価の分かれるトコロだとは思いますが、個人的には◎です。中でも、「光」を意味するM-3『YEELEN』が、まさに光が差し込んでくるビジュアルをイメージさせ、心地よくスピリチュアルで好きです。
・「名前の割に物足りない」
細野晴臣による’95年発表のトランス・ミュージック・プロジェクト。 “トランス”と表記されているが、スピード感のある激しい曲はなく、穏やかで浮遊感のあるニュー・エイジ/アンビエント系の、シンセサイザー・ミュージックといった趣である。が、それでも全体的に、やや単調で変化に乏しい。 遊佐未森、甲田益也子、小川美潮といった個性派女性ヴォーカリスト3人が参加しており、各自のオリジナル作品では、まずやらないであろうこの手の音楽とどう接するのかも聴き所。 けれども、歌メロの部分はオリエンタルなテイストがあり、その点はユニークなのだが、3人の個性を充分に生かせているとは言えず、ほんの付け足し程度の存在感しかない。 ビッグ・ネームの名を連ねたのに似合わない、物足りない内容だ。
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