「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻) (詳細)
J. K. ローリング(著), 松岡 佑子(翻訳)
「Deathly Hallowsを読む前に・・」「切ない愛、愛されない切なさ」「今後が少し寂しいかも・・・」「愛は最強の魔法をもしのぐということが、充分納得できました。」「祭りの後の寂しさよ…」
●「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
・「Deathly Hallowsを読む前に・・」
普通長いシリーズだと、ところどころに大きい矛盾とかがあるものですが、最後まで読んでみて本当に最初から最後まで良く考えてあるなぁと感じました。特にこの7巻の途中で前作であるHalfblood Princeでちりばめられている伏線を意識せずにはいられませんでした。そういう意味だと、前作をもう一度軽く流し読みしておくと良いかもしれません。
今作では作者がアナウンスしている通り、重要人物も何人か死にますが、そのうちの一人の覚悟は並大抵ではなく、このシリーズのキャラクターの中で、もっとも印象の強い死に方でした。
反対にヴォルテモートって結局、何にもわかってなかったんだなぁとかえって少し同情してしまいました。
何はともわれこれで終わりってのも少し寂しいものですが、来年の日本語版、映画とまだまだ続くのでそれらを楽しみにして行きたいと思います。作者さん。今まで、ありがとう。
・「切ない愛、愛されない切なさ」
最終巻で最も心揺さぶられた一言--"Look at me."今わの際で愛する人の面影を求めて搾り出した言葉。見つめ返す瞳を捉えてこの重要人物は最期を迎える。 今でも?という問いに対し、応える--「Always」。それも自らの守護霊が変えるほどの深さで。 両親から顧みられず、友人からも愛されることのなかったこの人物は、生涯受けた唯一の愛と唯一の信頼に殉死する覚悟で、極めて危険な役割を果たす--見事なまでに。愛する人の死に対する呵責からか、癒されることのなかった心の傷からか、"Best of you"を決して明かすことも許さず、報われ、理解されることを自分の方から拒んでいたようにさえ思われる。愛する人の死とともに、自ら心を葬ってしまったかのかもしれない。そう思わせる冷静さ、鎧の厚さ、冷酷さを貫いた。全巻でさまざまな形で愛の力が描かれているが、この人物の愛が最も深く心に刻まれた。 また「見かけは父親似だが、中は母親似。」と言わしめたリリーの、区別なく注がれた愛や思いやり、凛とした正義感は、ハリーを闇の魔術やその誘惑から守っただけでなく、多くのリリーへの愛を通した形でもハリーを守っており、その人柄が偲ばれた。
・「今後が少し寂しいかも・・・」
夢中で、でも最後だったから色々予想しながら以前よりもゆっくりと読みました、頭の中でこれまでを整理しつつ。色々な噂が飛び交っていたので暫くはネットなどからも距離を置き(?)、決して結果を急いで知ろうとせずに、かみしめる様にして読んでよかったと思います。最初本の厚さに改めてひるんだと同時に、わくわくする気持ちは今まで以上に抑えられませんでしたね。思っていたよりは頭に筋がすんなり入っていったと思います。これだけのストーリーを考え出せる作者に改めて脱帽しました。皆の成長を追うことができ、新しい仲間も古くからの仲間も今ではみんな懐かしく振り返られます。自分もホグワーツで学んだような錯覚すら覚えました。
そして、あの方の秘めた愛に感動。こういう愛の持ち方もあるんだなと。これから映画などを見ても見方が変わるなあ。でも、考えてみたらいくつか少し思い当たることがあったかなぁなんて。また、ダンブルドア先生も含めてハリーたち皆に教えられたことが色々あると思います。謎解きもすごく興味深いのですが、やはり家族、友達、仲間との愛や信頼関係などにいくつかの場面で感動させられました。ドビーとのことやルーピン先生とのやりとりも心に残りましたね。最終章はやや冗長かなとも思いましたが何回も読んでいるうちにこれはこれで良いのかもと思えてきましたね。子供の名前にはちょっと泣きそうになりました。最後まで読んで思ったのは、形が無くとも継がれていく大事なものがあることに気づく、そこがヴォルデモートとの違いなのだと。今度最終巻から逆に読んでみようかな・・・
・「愛は最強の魔法をもしのぐということが、充分納得できました。」
第一巻ではなぜ赤子のハリーが最強の闇の魔術をはねのかわかりませんでした。その後の巻で明かされた、自らを犠牲にした母の愛が彼を守ったというダンブルドアの説明も説得力にかけると思っていました。愛が何の役に立つのだろうと思ったハリーに同感しました。そういう読者は多数いたと思います。作者があえて意図したのでしょう。しかし、最終巻を読んで、愛が最強の魔法をしのぐのは当然だと心の底から思えました。( 原書で読んだとき感動でしばらく涙が止まりませんでした。)愛には当然友情も含まれます。新校長の生涯にわたり秘めた愛はもちろん、ハリー、ロン、ハーマイオニーの友情、細かいところではドラコの母のドラコに対する愛、ハグリッドの弟に対する愛などなど。様々な人が様々な人に向けた愛の総和が結局ヴォルデモートを打ち破る力と成ります。
死をも恐れぬ勇気が愛から発生するのだということも学びました。
皆さんが述べられているとおり、今までの記述が伏線になっていることが多数あり、この長いものがたりを破綻なく書いたローリングのストーリーテリングの才能はすばらしいです。最終巻では死の秘宝も絡んでちょっと話が複雑化しすぎて、子供が内容についていくのは難しいかもしれません。もし今の年齢で理解できなければ、年月を得てまた読み返す価値のある物語です。
ローリングに乾杯。
・「祭りの後の寂しさよ…」
発売前の情報の漏洩、ハリーを殺さないで運動、続編を求めるファンの運動…最終巻を巡っては、世界中で様々な大騒動が繰り広げられた。果たしてそれだけの価値はあったのかというと…絶対にある。
前回は、ハリー、ロン、ハーマイオーニがハグワードには戻らずに独自に活動をすることを決意するところで話が終わった。このことからも簡単に想像できると思うが、最終巻はハリー、ロン、ハーマイオーニの活躍で満ちている。恋愛や込み入った人間関係などで沸かせたシリーズとは異なり、全ての始まりの「賢者の石」を思わせる力強さだ。細部に注意を払った結果、いっきに読める物語ではなくなってしまったのは事実。しかし、それをよく取るか悪く取るかは読者の好みによるだろう。私個人としては、1項1項を大切にジックリ読めてよい仕上がりだと思う。
最後の1ページを読み終わった後、もうめくるページがないのだと気がついた時、誰もが寂しく思うだろう。楽しければ楽しいほど別れが惜しいものである。
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