ショパン:夜想曲全集 (詳細)
アシュケナージ(ウラジミール)(アーティスト), ショパン(作曲)
「間違いなく「天下一品」のノクターン!」「最高のノクターン」「ノクターンの最高峰」「ノクターンの代表的な盤」「素晴らしいです」
ショパン:ワルツ集(全曲) (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), ショパン(作曲)
「安心して聴けます。」「スタンダード」「ま、標準的」「花踊る3拍子」
ショパン:ポロネーズ全集 (詳細)
アシュケナージ(ウラジミール)(アーティスト), ショパン(作曲)
「豪傑、快刀乱麻のポロネーズ」「真のポロネーズ☆」
ショパン:マズルカ全集 (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), ショパン(作曲), アシュケナージ(ウラジミール)(演奏)
ショパン:4つのバラード/4つのスケルツォ (詳細)
アシュケナージ(ウラディーミル)(アーティスト), ショパン(作曲)
「洗練され尽くしたスケルツォ、精巧なバラード」「CDショップには置いていなかった一品」「スケルツォがお勧め」「いいんだけれど」
ショパン:練習曲作品10&作品25 (詳細)
ペライア(マレイ)(アーティスト), ショパン(作曲)
「芸術性の高いエチュード」「楽曲の美しさを楽しめる1枚」「暖かいエチュード」「買ってよかった!」「大変オーソドックス,ピアノを弾く人には最高のテキスト」
ショパン:別れの曲(ピアノ名曲集) (詳細)
フランソワ(サンソン)(アーティスト), ショパン(作曲)
ショパン:バラード.幻想曲 (詳細)
ツィマーマン(クリスティアン)(アーティスト), ショパン(作曲)
「絶対的にお勧めです!」「ショパンバラード集の「究極の名演奏」」「感動を与えてくれた一枚」「美と技の競演」「精緻の極みともいうべき演奏。」
愛の夢~リスト・ピアノ名曲集 (詳細)
ボレット(ホルヘ)(アーティスト), リスト(作曲)
「ため息が出るようなCDです」「リストの教科書的CDです」「エステ荘の噴水」「素晴らしい」「リストを触ろうとしてる人、綺麗な演奏を聞きたい人へ」
リスト:ピアノ作品集 (詳細)
アラウ(クラウディオ)(アーティスト), リスト(作曲)
「壮大な音楽ドラマ」
リスト:超絶技巧練習曲 (詳細)
アラウ(クラウディオ)(アーティスト), リスト(作曲)
「リストの神秘的きらめきから豪放華麗な音響まで過不足なく捉えた名演奏」「深く心に響く音楽」「超絶技巧では一番お勧め!」「そんなにいいか?」
リスト:ピアノソナタ (詳細)
アラウ(クラウディオ)(アーティスト), リスト(作曲)
「孤独な人間への慰め」「リストの直系弟子」
リスト:ハンガリー狂詩曲全集 (詳細)
カンパネッラ(ミケーレ)(アーティスト), リスト(作曲)
「美しい」
ブラームス:ソロ・ピアノ作品全集 (詳細)
オピッツ(ゲルハルト)(アーティスト), ブラームス(作曲)
「もはや、ブラームスはオピッツ!?」「完全なるオピッツのブラームス」「ブラームスのピアノ独奏全曲!!」「ブラームスの小宇宙」
ブラームス:ピアノ・ソナタ全集 (詳細)
カッチェン(ジュリアス)(アーティスト), ブラームス(作曲)
ブラームス:4つのバラード、2つのラプソディ、間奏曲集 (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), ブラームス(作曲)
「瑞々しさと冬枯れ」「坂本教授が選んでいた一枚。」「孤高の調べ」「孤高の調べ」「グールド演奏で3指に入る名演」
シューベルト : ピアノ・ソナタ全集 (詳細)
シフ(アンドラーシュ)(アーティスト), シューベルト(作曲)
「シューベルトの世界を余すことなく伝える」「美しい、本当に美しい」「☆☆ 素晴らしいピアノ・ソナタ集 ☆☆」
シューベルト:4つの即興曲 (詳細)
ツィマーマン(クリスティアン)(アーティスト), シューベルト(作曲)
「お薦めの一枚」「素晴らしいの一言」「綺麗で華麗なシューベルト」
シューマン:ピアノ作品集 (詳細)
ル・サージュ(エリック)(アーティスト), シューマン(作曲)
「過不足ない満ち足りるシューマン」
シューマン:ピアノ小品集 (詳細)
リヒテル(スヴャトスラフ)(アーティスト), シューマン(作曲)
スメタナ:ピアノ作品集 (2CD) [Import] (PIANO WORKS: POLKAS, BAGATELLES, MEMORIES, ETC|PIANO WORKS: POLKAS, BAGATELLES, MEMORIES, ETC) (詳細)
Bedrich Smetana(作曲), Jan Novotny(Piano)
グリーグ:ピアノ作品集~抒情小曲集 (詳細)
カツァリス(シプリアン)(アーティスト), グリーグ(作曲)
「「いと おかし」 しませんか?」
ブルグミュラー25/バッハ、ピアノ小品集 (詳細)
エッシェンバッハ(クリストフ)(アーティスト), ブルグミュラー(作曲), バッハ(作曲)
「ブルグミュラー25/バッハ、ピアノ小品集」「子供にも芸術性を」「購入してよかったです」「ピアノを練習している方には」
● My favorite Chopin's fantaisie!
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・「間違いなく「天下一品」のノクターン!」
数ある一流ピアニストの中でも、アシュケナージの抒情表現の素質は間違いなく天下一品です。その彼の類まれな抒情表現力が最も効果的に演奏に生かされるのはこの「ショパンのノクターン」ではないでしょうか? ・・・私はそう確信しています。 このノクターンの演奏は、いかにもアシュケナージらしい、美しく柔らかな音色が魅力的で、気品に満ちた絶妙のテンポルバートで、各曲の情緒を丹念に、バランスよく描き分けています。ショパンがノクターンに込めた抒情的な心の内面を、これほど自然なきめの細かい表現で再現してくれる演奏を、私は他に聴いたことがありません。私はアシュケナージが15年かけて録音した「ショパン全集」を愛聴していますが、その中でもこのノクターンの演奏が一番好きです・・・間違いなく天下一品の「ノクターン」だと自信をもってお勧めします。
・「最高のノクターン」
私が、ピアノ曲のCDを買って毎度思うことは収録されている曲の一部には大体不満があるということなのだが、このアシュケナージ盤のCDに関しては皆無である。それどころか、心の奥深くから怒濤のような興奮が湧いてくるような演奏だ。他のピアニストの曲では味わえなかった感覚である。特にそう感じたのは第7番だった。第7番はノクターンの中でも最高峰だと言われているが、その曲をここまでの完成度にしたアシュケナージには感嘆させられる。言葉にできない感動を、甘美なノクターンの魅力とともにぜひ味わってみては如何だろうか。
・「ノクターンの最高峰」
アシュケナージのショパンはこの人独特のノン・レガート奏法にて音がブツ切りになることが多く、興ざめさせられたことが多々ありましたが、このノクターン集は丁寧に、繊細さとドラマチックさを兼ね備えて旋律を歌わせており、極上の赤ワインを戴いているかのように酔わせてくれます。と同時に何でショパンの他の曲もこんな風に弾いてくれないのか、それだけが疑問です...ショパンのノクターンはこの人で決まり!で星5つ。
・「ノクターンの代表的な盤」
アシュケナージらしい丁寧で綺麗な演奏です。でもこれよりよい演奏は他にもあるかもしれません。それは個人の主観の問題ですから。でもこの演奏家のノンレガートは嫌いです。でもノクターンはノンレガートがあんまりないですからね。だから星5つ。
・「素晴らしいです」
さすが、天才アシュケナージという感じです。解釈も良いですし(個人的に第2番はもう少しゆっくりと弾いて欲しいですが)、精神面からペダルの上手さ生かし方に至るまで、どれをとっても一級品です。
個人的に弾き方が嫌いな曲はあるものの、一番堅実で完成されたショパンだと思われます。入門、研究、お手本、どれにでも適しているし、後は好みの問題でしょう。持って損は無い、洗練されたノクターン集。
・「安心して聴けます。」
ショパンは、ノクターンもプレリュードもバラードも、アシュケナージで聴いています。ショパンは、気持ちよく安心して聴けることが第一だと思うので。何十年も聴いているせいでしょうね、個性的な演奏家のショパンを聴くと、違和感を覚えるくらいになってしまいました。
・「スタンダード」
今さら言うまでもないが、ショパンの作品についてはアシュケナージをスタンダード(標準)と言っても過言ではないだろう。
このワルツは良く言えば軽快に、悪く言えば淡々と弾いている。特に個性があるわけではなく、正にスタンダードな演奏と言えるだろう。それが良さであると私は思う。
ピアノ学習者の方も愛好家の方も、安心して聴ける1枚だ。
・「ま、標準的」
味のある演奏は他にもある。が「全曲演奏」ですよ。しかもそれなりに心がこもっている。先ずショパンの概観を知りたいなら間違いなくアシュケナージである。
・「花踊る3拍子」
ワルツはアシュケナージの得意所、どのワルツよりも洗練していて美しい。まるで演奏会場に来ているみたいだ。このアルバムには全曲のワルツが収められており、ともに優美と哀愁の掛け合いで構成されている。そしてどれもが完成度が高く、長年培われてきたテクニックと知性・感性のバランスが顕著にここに表れているだろう。とくに明快で躍動感あふれるリズム感が、華麗なワルツ等に出ている。
・「豪傑、快刀乱麻のポロネーズ」
広いコンサート会場で弾いたのかどうか分からないが、音がこもってなく爽快に響いた音楽になっている。全てが力強く、英雄的で感動する。管弦楽付きの2曲の作品が入っていないのが少々さみしいが、こんなにも堂々としていて響きのある演奏はやはりショパンを長年弾いているアシュケナージの解釈があるからだと思う。
・「真のポロネーズ☆」
アシュケナージが弾くポロネーズは力強くて迫力があります!!私は彼のポロネーズを聴くと心からこの曲に浸れます。6番の「英雄」は鳥肌が立つくらいビビっときます!最後までしっかりとした音で力強く、滑らかな演奏です。
ショパンの心を深く読んでいるアシュケナージの演奏です!他のピア二ストが弾くポロネーズも聴いてきましたがやはりアシュケナージの演奏が1番ポロネーズらしく、素晴らしいです!是非オススメです☆
・「洗練され尽くしたスケルツォ、精巧なバラード」
このアルバムの素晴らしさは、何と言っても4つのスケルツォです。
アシュケナージの繊細で洗練された美しさで、ショパンの名作、スケルツォを弾ききっています。どの曲にも言えることですが、私の場合特にスケルツォという作品を理解することは、容易い事ではないのですが、アシュケナージ版のスケルツォを聴いたところで、幸運にも諒解することができました。そのくらいバランスの取れた、スケルツォだと思います。大変お勧めです。
そして、バラードのほうもまた素晴らしい。アシュケナージというピアニストは、割り方激しくならず、<静かに>感情を込めて弾くプレイヤーなので、バラードの持つ迫力に欠けてしまう、という意見もありますが、音は繊細で、洗練され、本当に美しい演奏を聞かせてくれま!す。ただ単に激しさで通していないのに、バラードという作品の持つ美しさが前面に出た演奏です。ぜひ一度、聞いてみてください。
・「CDショップには置いていなかった一品」
この作品は録音が比較的新しく、音響がとても良かったです。アシュケナージのまるで真珠の粒のような一音一音が全て聴き取れました。彼のバラードとスケルツォは、それぞれ他のショパンの曲と組み合わせて出ているCDもありますが、やはりバラードとスケルツォがまとまっているのが最高傑作のような気がします。
・「スケルツォがお勧め」
期待していたが、バラードはそれほど良くなかった。普通、というのが適切な表現だろう。しかし、スケルツォの特に1番、2番は非常に良かった。スケルツォなら自信を持ってお勧めできます。
・「いいんだけれど」
アシュケナージは、ピアノを弾いても指揮をしても健康的な演奏になってしまう。たしかに演奏は安定しているし、音もきれいだ。しかし、何かショパンの混沌したようなものがない。聴きやすくていいのだが、イマイチ心に残るものがない。録音が悪くても、コルトーやフランソワなどを聴いた方が感動的である。
・「芸術性の高いエチュード」
「世界一美しい音」と言われるのが、ペライアの奏でるピアノの音。単に煌びやかなだけでなく、曲の表情に応じて音色も少しずつ変わっていくようで、聞いていて楽しい。このCDに限らず、彼の演奏は全体的にオーソドックスな解釈で、お手本にしたくなるような演奏になっている。 ショパンの練習曲の演奏は、大きく2つのタイプに分けることができる。ひとつは「練習曲」の側面を強調した超絶技巧の固い感じがする演奏で、もうひとつは芸術性を強調した柔らかく流れるような演奏だ。このCDはどちらかというと後者に近いが、持ち前の技巧をフルに活かした芸術性の高さはさることながら、時折見せる豪快さや大胆さも魅力になっている。 収録曲の中でおすすめは「木枯らし」(Op.25-11)。煌びやかな音と先述した豪快さをフルに楽しむことができる。同じ理由で「革命」(Op.10-12)もおすすめ。ちなみに、柔らかい音を楽しみたいなら「エオリアンハープ」(Op.25-1)がいいと思う。
・「楽曲の美しさを楽しめる1枚」
往年の巨匠達の演奏がすっかり過去のものとなり、昨今では技術偏重気味の演奏が多いかと感じている最中に「現役」のピアニストがこの様な美しい演奏をしていることに大変好感を持ちます。
確かにショパンのエチュードは弾くだけでも大変なのは良くわかるのですが、聴き手を魅了するのは技術ではなく芸術性なのだということが改めてわかるCDです。ペライアも相当なヴィルトオーゾなのですが、それが楽曲の美しさを引き出すための礎とされていることが、当たり前の様でなかなか実際には少ない気がします。
難しい理屈は抜きにして、ショパンのエチュードを楽曲として美しく、そして暖かく演奏されている(しかも全曲)CDはそうそうあるものではないと思います。
エチュード全曲集としては大変お薦めです。
・「暖かいエチュード」
エチュードというと、とかく技巧に走りがちな演奏が目立つが、ペライアのエチュードは違った。人間味のある、とても暖かい感じがする。私の知る限り、こんな演奏をするピアニストはいない。ブラボー。
・「買ってよかった!」
中でもop10-1、別れの曲、10-4、木枯らしは本当に素晴らしかった☆
全体的に見ると、安定感、落ち着き、1つ1つの正確な音、どれをとっても文句のつけどころがなく、聞いていて気持ちの良いものだった☆
また、ピアノの音に冷たさなどは一つもなかったと思う☆暖かみのある音楽をありがとう!
・「大変オーソドックス,ピアノを弾く人には最高のテキスト」
「ショパンの『練習曲』の模範的な弾き方はこうなんだよ。」と模範をたれているような,堂々とし,安定した演奏。どこにも破綻がない。ピアニストを目指す人にはこれ以上の教材はないような気がします。何のけれんも飾りもなく,ショパンの楽譜に忠実になると自然とこうなるみたいな,数学的な演奏ともいえます。
ただ,ぼくのように,聴く一辺倒の人には,ちょっとひねりが欲しかったかな。例えば,「革命」は,ホロヴィッツのほうが緊迫感や苛立ちをしっかり演出しています。それが「模範的」かどうかは,ぼくには分かりません。が,聴いているときのどきどき感は,ホロヴィッツのほうが上でした。
ただ,何もデモーニッシュに弾くだけが音楽じゃないよと,正当なテキストを提示してくれるこのCDは,とてもいいアルバムだと思います。
・「絶対的にお勧めです!」
これほど素晴らしいショパンバラードに出会うことができて私は幸せです。バラードという作品の持つ美しさ、素晴らしさ、激しさ、…よさのすべてを、精巧で、宝石のような美しさで弾き切るツィメルマンの名演です。ショパンが好きではないという方も、だまされたと思って聞いてみてください。本当に美しいのです。
また、舟歌、それから6トラックに入っている幻想曲も、最高に美しく素晴らしいです。とにかく美しい、の一言に限ります。ぜひ一度聞いてみてください。
・「ショパンバラード集の「究極の名演奏」」
ショパンと同じポーランド生まれのクリスティアン・ツィマーマンは、1975年、弱冠18歳にして第9回ショパンコンクールをほぼ満場一致(異論はあったようだが)で完全制覇した、類稀な才能を持ったピアニストです。このショパンの最高傑作のひとつと言って良いバラード集で、ツィマーマンの紡ぎ出すピアノの音はやや冷たい肌触りの究極の美音で、並外れた正確無比にして精巧な演奏技術から醸し出される、豊かなロマンをたたえた幻想的なその響きは、この世に生きている人間の奏でる音とは思えないような天国的な美しさです。また、ショパンがバラードで表現したかった「ドラマティックな側面」も完全に描き切って、なおゆとりを持て余している感があります。(バラード集は普通のピアニストなら弾くだけで精一杯の難曲と言われているのに・・・)ポリーニ、アシュケナージをも超えた「究極の名演奏」と言ってもさしつかえないと思います。
・「感動を与えてくれた一枚」
ツィマーマンさんが完璧、理知的でかつ詩情豊かな演奏で聴かせてくれますフォルティシモは力強くピアニシモでは弱いながら、美しい音色が澄みきっていて、一音もおろそかにしていない真摯な姿勢が聴いていて伝わってきます。バラードでは、どれもこれも名演奏ですが4番が圧巻かな。5番舟歌は以前誰かが弾いているのを聴いた時は、退屈な印象を受けたのですがツィマーマンさんの演奏を聴いてこんなにも美しい旋律の魅力ある曲だったのか!と思いましたし、6番も良いですね。最初レンタルで聴き、感動して購入した聴き応えのある一枚です。
・「美と技の競演」
古今東西さまざまな演奏家のバラードを聴いてきたが、これほど美しい演奏は聴いたことがない。特に「1番」は美しさの極みだ。ツィマーマン独特の繊細かつ彩りのある美音が、バラードの美しい曲想にマッチしている。むしろ「4番」は、激情的な要素やダイナミズムをもう少し主張してほしい程だ。
圧巻は「幻想曲」。めまぐるしく曲調が変化する難曲中の難曲だが、彼の精緻な極めた演奏技術が実に際立っている。全く隙のない演奏だ。
美と技を一度に味わえる、一押しの名盤である。
・「精緻の極みともいうべき演奏。」
ポーランド出身のピアニストがショパンを弾くのは大変な精神力が必要と推測しますが、このCDはツィマーマンの精神力の強さをまざまざと感じさせてくれます。ショパンの残した偉大な作品群に真正面から取り組み、じっくり丁寧に一つ一つのフレーズを歌い上げていきます。そして、音符1つたりとも安易に弾き流さないピアニズムはまさに精緻の極みです。もともと非常に高度なピアノ演奏技術を持った人のため(現役ピアニストの中では最高峰でしょう)、演奏上の困難さなどは微塵も感じさせず、自然な音楽になっている点も好感が持てます。ここに記録されたバラード4曲が同曲のベスト録音ということに賛同する方は多いと思いますが、併せて収録された「幻想曲」「舟歌」も大変な名演です。ショパン最難曲といわれる舟歌をこれほど詩情豊かに演奏したピアニストを私は知りません。歴史に残る素晴らしいCDです。
・「ため息が出るようなCDです」
このCDの中で、特に'ため息' と 'コンソレーション' そして'愛の夢3番' がお勧めです!ボレ特有の、優しく、そして微妙な強弱の駆け引きに長けた演奏を堪能してください。絶対お勧めです!クラシックの長所として、他の演奏者との聴き比べがありますが、愛の夢3番はティボーデ(デンオン版かロンドン版)と是非聞き比べてください!若さと希望に満ち溢れた彼の演奏に対し、ボレは愛する人を優しさで包み込むような大人の演奏、どちらも甲乙付け難い逸品です!きっとあなたをクラシックピアノの世界へと導くでしょう。最後に、'超絶技巧'についてですが、個人的には6番の'幻影'が好きですが、面白いことに、私の知人は皆意見が別れます。5番が難曲中の難曲らしいですが、あなたは何番が好きになるでしょうか?ボレは柔らかいタッチでまとめ上げていて、ベルマンの荒々しい演奏や、アラウの切れのある演奏、アシュケナージのコンピューターのような演奏と比べてみるのも一興ではないかと思います。
・「リストの教科書的CDです」
ピアノを習われている方でリストの愛の夢を憧れの曲としておられる方、結構おられるのではないでしょうか?(レベル的にはチェルニー40番終了程度でなんとか挑戦できるでしょうか。)リストの曲は本当に華やかな感じがしていいですよねー。そんなリストのファンの方にぜひお勧めしたいCDです。リストの直系の孫弟子と言われているボレットの名演奏が存分に味わえます。エステ荘の噴水、ラカンパネラ、そして最後の愛の夢に至るまで、音の魔術師と言われたリストの音楽の魅力がボレットの確実な技巧で余す所無く表現されていると名盤だと私は思います。
・「エステ荘の噴水」
はるか昔、両親の仕事の関係で海外に住んでいたとき初めて連れていってもらったコンサートがボレット氏の演奏会でした。キラキラときらめくような美しい音色に幼いながらに何かに突き動かされ涙を流したことを覚えています。その曲が巡礼の年第3年の「エステ荘の噴水」です。本当に美しい曲、美しい演奏でした。ボレット氏の演奏はひょっとしたらあまり日本人好みではない演奏なのかもしれませんが、フジコ・ヘミング氏が評価されるようになった昨今、ボレット氏の演奏を聞いてみるのも良いかもしれません。そのきらめくような、まさにブリリアントと表現するのが一番しっくりくる演奏はまさに「リストの曲」といった感じです。
・「素晴らしい」
リストのCDを買うにあたって最初に購入したのがこのCDで、後に色々聴き比べましたが、選択は間違っていませんでした。テンポ取りはやや遅めかとも思いますが、一音一音に濁りがなく、丁寧に演奏されている印象です。輝くような音色が素晴らしく、何度聴いても涙が出ます。
・「リストを触ろうとしてる人、綺麗な演奏を聞きたい人へ」
リストを知る上で有名な曲が満載で、リスト演奏者としてボレットはもっとも有名な一人です。この点において、入門からそれ以上まで幅広くカバーできるものとなっています。また透明感ある音色も特徴です。
有名な「愛の夢」についてはテンポがかなり遅めで、狂うような恋愛真っただ中というより、その追憶といった調子です。
個人的には、私はまだ若いのでアレクシス・ワイセンベルクの切れのある情熱的な演奏の方が好きですが。。
とりあえず、リストの全体像を「知る」にはよいと思います。
・「壮大な音楽ドラマ」
大学時代、これを聴いて本当に感銘しました。それまでロ短調ソナタを聴いて満足いったためしがなかったのですが、アラウの演奏は「リストは内容に乏しい三流の作曲家」という私の認識を大きく覆してくれました。リストの孫弟子という立場から、アラウの解釈の確かさはある意味当然ですが、ここではさらに曲への没入度が凄いのです。ファウスト伝説を描いたと言われるこのソナタで、アラウは登場人物を上手く描き分けている、というより完全に各々になりきってしまっています。その結果、各フレーズの持つ説得力が決して余人に真似の出来ない域に達しているのです。それはもう名優によるパノラマ劇を見ているかの様な壮大さ・鮮やかさで、このソナタをワーグナーが激賞したというのも自然と納得できます。リストを、特にロ短調ソナタを聴くなら、このディスクは決して外せないと思います。そしてこれを聴いて気に入った方には、是非「アラウとの対話」(ヨーゼフ・ホロヴィッツ著)を読む事をお勧めします。
・「リストの神秘的きらめきから豪放華麗な音響まで過不足なく捉えた名演奏」
諸井誠先生に言わせると「ワイマール時代のリストを髣髴とさせる王者の風格のある演奏」。ある人いわく「底光りするコクのあるアラウの音響と音楽を、アラウの息遣い(鼻息)を感知させる鮮明な録音で捉えた名録音」。私に言わせると、「鮮やかで軽やかで色彩豊かなアシュケナージ(抜粋)盤」「大時代的ヴィルトゥオーゾ時代を髣髴とさせるベルマン盤」「洗練された風格豊かな音色・タッチでリスト音楽のロマンチックな面を刻印したボレット盤」・・・に比べて、「重厚で透明な音色を駆使して音楽の細部まで克明に捉えながら、作品の持つ精髄・大きさ・精神的高揚の素晴らしさを見事に捉えた名演(特に「夕べの調べ」は曲の持つ神秘性、豪放なテクニック、精神的感動を過不足なく再現している必聴盤)」です。アラウのコクのある音楽にはまると、颯爽としたアシュケナージ盤さえ「弾き飛ばし過ぎる」と感じられるほどです。録音も極めて優秀です。
・「深く心に響く音楽」
リストの超絶技巧練習曲を初めてきいたのがこのアラウ版でした。全曲を通して聴いたのは初めてだったのですが、アラウの演奏は荒々しく、少々荒削りな部分も感じられますが、私的にはその低音の響きの深さに惚れ惚れとしました。特に10番と12番はお気に入りです。10番の執拗なまでのシンコペーションと、頂点で爆発し下降していくフレーズの緊張感、そして12番は聴きながら窓の外に雪景色が見えるような、そんな情景が浮かびました。
全曲通して、どっしりとした貫禄があり、深みのある素敵な演奏だと思います。
・「超絶技巧では一番お勧め!」
ショパンの練習曲とよく比較されますが、リスト信奉者の私としてはこちらの方が完成度が高いと思います。私個人としては、6番"幻影"や4番"マゼッパ"が大好きですが、知人は11番や12番が好きだったりと6者⑥様です。まだまだショパンやベートーベンのように整備されておらず、食わず嫌いな人も多いと思いますが、間違いなく彼は天才です!ロマンチックで尚且つ切れがあり、耽美で....,書くときりがなくなりますが、ピアノの世界にハマッたら、ぜひともこのCDを聴いて、更なるレパートリを広げて下さい。アラウの演奏は、ショパンなどの時と違い、結構シャープなのに、彼独特の耽美さ、繊細さが出ていて、メリハリもある!このシリーズの中で一番お勧めです。他にはボレやベルマン、アシュケナージなども出しているのでぜひ聞き比べてみてください。きっと貴方をクラッシクの更なる虜にするでしょう。ベレゾフスキーもCDを出しています。彼も録音状態が極めて良くお薦めなので、是非聴き比べて下さい。
・「そんなにいいか?」
下で絶賛されているので、あえて厳しめの評価をしてみます。アラウの超絶は昔からよく売れている録音のようですが、はっきり言って技巧的には聞き苦しいところがあります。特にマゼッパ。技巧派ピアニスト好きの私には、オフチニコフ・横山・ベレゾフスキーの方が合います。とはいえ、単なる指まわりを超えたところに彼の魅力があることは認めます。曲集を何枚か聞いてから聞いてもらいたいCDです。最初に訊くなら横山幸雄じゃないかな。
・「孤独な人間への慰め」
私がリストという作曲家の音楽に興味を持ったのは、このアルバムにも収められている「孤独の中の神の祝福」という曲に出会ってからである。一時期、毎日のようにこのアラウの演奏で聞いて心の慰めとしていたものである。演奏は一音一音を慈しみを持って奏しており、厳粛で宗教的敬虔ささえ感じさせる。特に中間部の温もりの後にやってくる部分の非常に深く、孤独感を感じさせる演奏はアラウしか為せないものであろう。現代においてこれほど深い演奏をする者は皆無ではなかろうか。他のピアニストの演奏でも聞いたが、この演奏ほどの感動は覚えなかった。音楽がいまや日常の娯楽と化した現代においてじっくりと音楽そのものに向かう人は少なくなってしまったように思える。しかし、この演奏はそのような類のものとして聞いてほしくはない。一人で静かな夜に耳を傾けてじっくり聞いて欲しいものである。また、他の曲も素晴らしい演奏である。
・「リストの直系弟子」
~アラウはチリ生まれながら、幼少よりその才能を現し、政府から奨学金を与えられてドイツに留学した大ピアニスト。モーツァルトからベートーヴェン、シューマン、ブラームスなどドイツ音楽を多く演奏し、その正統な後継者とも言われた。彼はリストの高弟であったマルティン・クラウゼにも師事し、リスト直系のピアニストといえる。もちろん二つのピアノ協奏~~曲の演奏もスケールに満ちた立派な演奏ではあるが、超絶技巧ということでは他のピアニストにも目覚ましい録音がある。リストではソナタのほうに、第一人者としての風格を現している。2つの演奏会用練習曲も良いが、「巡礼の年 第一年」からの「オーベルマンの谷」がリストの真情をくみ取ったような非常な名演である。~
・「美しい」
リストのハンガリー狂詩曲19曲が揃ったCDはなかなかありません。抜粋されたものや、管弦楽用に編曲された何曲か、或いは、ハンガリー幻想曲と名前を変えて管弦楽に編曲された、14番はいろんなCDに入っているんですけどね。。
このCDは、ピアノ独奏で19曲が揃っているだけでなく、演奏も素晴らしいです。リストの難しい技巧をカンパネッラが美しく弾いています。
また、解説も良かったです。リストがハンガリーとオーストリアの国境に生まれ、ハンガリー語がほとんど話せなかったのに、ハンガリー人としてのアイデンティティを強く持ち続けたリスト。その原典のハンガリーのジプシー音楽。ジプシー音楽を素材としているが故のハンガリー人からのこのハンガリー狂詩曲への反発など・・・とてもためになりました。
・「もはや、ブラームスはオピッツ!?」
僕は何たってブラームスが大好きだ。しかしピアニストの修行の身にあって魅了されずにはいられないピアニストに出会った。それがオピッツである。彼は名門ミュンヘン音大の教授と演奏活動を並行して活動しているが、彼には教授というよりも、まずピアニストであることを強く感じさせられた。要するに教授タイプの演奏ではなく、演奏家そのものの、格式高いピアニストである。僕は彼のそんなところに惚れ込んだのだが、このブラームスに於いても口では語れないアゴーギク、アーテュキレーション等でもって語りかけてくる。ことに、Op.24,Op.76,Op.5は脱帽だ。もはや時代はブラームス=オピッツと言っても過言ではないだろう。
・「完全なるオピッツのブラームス」
名器ベーゼンドルファーを使用してのブラームスの全ソロ作品集。現代における、まさに理想的な演奏と言える内容だ。そのなかでも特に優れた演奏と言えるのは、ピアノ・ソナタ第3番Op.5だろう。この、ブラームスの代表作とも言える若き頃の難曲を、オピッツは、完璧な技巧と、溢れんばかりのブラームスへの愛情と深い音楽性をもって見事に表現しており、まさに文句付けようがない。その他にも名演が多々あるが、この全集はオピッツの録音の中でも最も優れた内容を備えた彼の代表盤と言える。
・「ブラームスのピアノ独奏全曲!!」
ブラームスのピアノ独奏曲を聴きたくてあれこれレコード店を廻ったが、これといってめぼしいものが無い。諦めかけていた時にこのアルバムを見つけて購入した。ブラームスのピアノ独奏曲を全曲聴けるのはもちろんの事、演奏スタイルはテンポも強弱も適切で、変に演奏家の色が付いていないところが気に入った。もっと変化のあるブラームスを弾くピアニストもいるみたいだが、ブラームス自身が語りかけてくれるオピッツのピアノは素晴らしい。自分好みのブラームスを探す前に、まずこのアルバムを押さえておきたい。最新録音で全曲聴けるのはこの曲集だけだし、定番に成っていくと思う。ブラームス好きの自分の評価は☆五つだが、ブラームスを聴いていない人にも☆四つには感じられると思う。良盤です。
・「ブラームスの小宇宙」
ブラームスといえばドイツの大作曲家3Bのひとりで、大作や傑作は数多い。4曲の交響曲や大学祝典序曲やハンガリー舞曲をはじめとした管弦楽曲、ピアノやヴァイオリンの協奏曲やクラリネット五重奏曲のような室内楽どのジャンルでも傑作を書いている。 自分は、彼のドイツ的かつ北欧的かつジプシー的かつ東欧的なテクスチャーなモチーフと響きと内省的な感じが好きだ。 小品ではあるが、そういう彼の音楽の感触が味わえる曲集がある。自分は「6つの小品作品118」と「ワルツ集作品39」をあげたい。どちらもピアノ曲である。 「6つの小品作品118」の中では特に2番のIntermezzo 3番のBalladeがすきだ。 「ワルツ集作品39」では、もうほぼブラームス的特徴が短い中に詰め込まれている「ブラームスの小宇宙」といっていいくらい、愛すべき曲が多い。自分的には・・・
・「瑞々しさと冬枯れ」
過剰なロマンには引きがちなので、長らくロマン派は苦手で、クラシックで好んで聞くのはバッハかドビュッシー以降のものばかりだったのですが、それを克服するきっかけをくれたのが、このアルバム(とバックハウス/フルニエのブラームスのチェロソナタ)です。
ブラームスの壮大な大曲は、下手するとロマンティシズムに耽溺しすぎで甘さが過剰に重たくなりがちなのですが、これらの小品集はそのあたりのバランスがとてもよく、引き算することによる魅力を感じます。
間奏曲集はブラームスの甘さが鬱陶しくならずに楽しめる。グールドの演奏がとても瑞々しくて、若若しくチャーミングです。
他方バラードとラプソディでは、ブラームスのもう一つの魅力である「枯れ」が堪能できます。彼の甘さの中に常に影のようにつきまとう冬枯れの静謐さが、グールドの内省的な面と呼応しあっています。
またグールドのピアノのタッチ(とピアノ選びと調律)は独特で、よくあるコンサートピアノが金属的に共鳴するようになっているのとは対照的にポロポロと一音一音が木を叩いたような音なのですが、それが、ブラームスの「枯れ」にぴったりはまっています。
かなり独自の解釈を行うグールドですが、(冒頭にバーンスタインの発言が残されているブラームスの協奏曲第1番や、モーツァルト、ベートーベンの聞き慣れたソナタあたりを聞くと、その独特さがとてもわかりやすいかと…)この曲集についてはとても自然に聞こえます。他の演奏家と比較すれば実は個性的なのですが、個性的だと思わせないくらい自然なのは、やはり相性が良いからなのでしょう。
グールドのCD全集はかなりの数をもっているのですが、その中でもお気に入りの一つです。バッハ以外のグールドを、と言われたら、これとシェーンベルグあたりが好みです。(あとSWEELINCKのオルガン曲のライブ音源もとても良かった。)
・「坂本教授が選んでいた一枚。」
NHK「私のこだわり人物伝」で放送されたグールド特集の中で、「ロマンチックな一面」として紹介されたブラームスの間奏曲集ですが、放送中に聴くことができる2曲(作品117-1と作品118-2)ともこのアルバムに収録されています。紹介されていたジャケットは輸入版のものですが、本作品にも輸入版から数曲抜粋したものが入っています。また、雑誌「ぴあ」で数年前に企画された「坂本龍一の選ぶCD100枚」で選ばれていたのも実はこちらのアルバムです。
輸入版が入手困難な場合はこちらを選ぶのもいいかもです。
・「孤高の調べ」
このディスクには,グールドの青年期(1960年)に録音した「間奏曲集」と,最後の録音となった(1982年)「4つのバラード」と「2つのラプソディ」とが収められている。「4つのバラード」は,ブラームス21歳のときの作品だが,冷め切った,諦観さえ感じさせる音楽には,既にして大家の佇まいを感じる。この作品をグールドは,瑞々しく透明なピアノの音色で見事に弾き切っており,青年ブラームスの音楽から冷え冷えとした孤独感をも引き出している。ブラームスは,ピアノの小品を「私の苦悩の子守歌」と称したそうだが,「間奏曲」も晩年のブラームスの苦悩から生まれ出た,瞑想的な雰囲気を持つ深い音楽である。グールドは,この間奏曲を深い情感を込めて,思索を重ねるかのように演じている。その様は,さながら修行僧の修行のようにさえ思われる。ところで,両曲の録音の間には,20年という時間の経過がある。にもかかわらず,グールドの演奏はその経過を感じさせないぐらい連続したものである。それだけ彼がキャリアの当初から完成し切った存在なのだということを改めて感じる。ブラームスの小品集には,叙情的で甘美なルプーのもの,知的で深くも素直なカッチエンのもの等があり,それぞれに素晴らしいが,孤高の天才グールドが紡ぎ出す調べに,私は,より深い共感とブラームスのスピリットの神髄を感じる。
・「孤高の調べ」
このディスクには,グールドの青年期(1960年)に録音した「間奏曲集」と,最後の録音となった(1982年)「4つのバラード」と「2つのラプソディ」とが収められている。「4つのバラード」は,ブラームス21歳のときの作品だが,冷め切った,諦観さえ感じさせる音楽には,既にして大家の佇まいを感じる。この作品をグールドは,瑞々しく透明なピアノの音色で見事に弾き切っており,青年ブラームスの音楽から冷え冷えとした孤独感をも引き出している。ブラームスは,ピアノの小品を「私の苦悩の子守歌」と称したそうだが,「間奏曲」も晩年のブラームスの苦悩から生まれ出た,瞑想的な雰囲気を持つ深い音楽である。グールドは,この間奏曲を深い情感を込めて,思索を重ねるかのように演じている。その様は,さながら修行僧の修行のようにさえ思われる。ところで,両曲の録音の間には,20年という時間の経過がある。にもかかわらず,グールドの演奏はその経過を感じさせないぐらい連続したものである。それだけ彼がキャリアの当初から完成し切った存在なのだということを改めて感じる。ブラームスの小品集には,叙情的で甘美なルプーのもの,知的で深くも素直なカッチエンのもの等があり,それぞれに素晴らしいが,孤高の天才グールドが紡ぎ出す調べに,私は,より深い共感とブラームスのスピリットの神髄を感じる。
・「グールド演奏で3指に入る名演」
1982年2月8-10日、6月30日-7月1日、ニューヨーク、RCAスタジオで録音。ヨハネス・ブラームス(1833-97)のピアノ音楽はキャラクター・ピースと呼ばれ、各曲は随所に『キャラクター』があると言われている。確かにこれらの曲には端々にブラームスの他作品に通ずるポリフォニックな書法が顔を出す。バラード作品10は1854年、ラプソディー作品79は1879年の作品である。バラード作品10には有名なベートーヴェンの運命のモチィーフも飛び出してくる。いつも思うことだが、いわゆるクラシック音楽からブラームスの作品を引き算してしまったらどれだけつまらなくなるだろう。ブラームスは他の作曲家に無いサムシングを常に作品の中に持っている希有な作曲家だと思う。さて、演奏は最晩年のグールドのもので(1982年の秋に彼はこの世を去っている)、グールドの全演奏の中でも3指に入る名演だとおもう。特にバラード作品10は出色で、グールドの力強く速いタッチがこの曲にピッタリで最高だ。
ゴルドベルグ変奏曲の再演とこの曲の演奏でやり残したものは何も無く、グールドはこの世を去ったと思うのは僕だけだろうか?
・「シューベルトの世界を余すことなく伝える」
シューベルトのピアノソナタの全集録音はなかなか困難なものだ。なんせ初期から中期の作品の多くが未完であり、後年になって独立したロンドなどを含めて編算された経緯もあり、ピアニストが楽曲自体を規定するシェアがきわめて大きい。
アンドラーシュ・シフの全集は、中にあって、もっともしっかりした全集といえる。欠番である第10番以外すべて収録している。例えばリピートなどもすべて行っており、反復を行わない事でほんの1小節でも失われる事なく収録している。
例えばソナタ8番のように1楽章の途中で終わる楽曲も収録している(しかも、この「途中まで」の音楽のはかなくも美しいこと!)演奏そのものも素晴らしく、アクセントも鋭さを控えて流線型のまろやかな輪郭で、それでいてダラダラする感じはまったくない。さすがの集中力。
ピアノはベーゼンドルファーを使用。とてもソフトで美しく、かつ芯がきちんとした見事な響き。しかも全曲デジタル録音だ。
村上春樹の小説「海辺のカフカ」のテーマ曲とも言えるニ長調のソナタ(第17番)のとりとめないながらも不思議な決して完結しない美しさも見事に表現されている。
・「美しい、本当に美しい」
シューベルトのピアノ作品の中核をなすのが数々のピアノソナタであるが、十分に整理されていなかったため、世間での知名度が低い事は残念だ。この全集ではスタンダードな通し番号方式で全21曲に整理し、曲を何番という風に呼ぶので理解しやすい。シューベルトが存命中に出版されたのはわずか3曲にとどまったらしいので、彼は何と運の悪い作曲家だろう。
これら全21曲のピアノソナタ群はロマンの香りの高い大きな遺産だ。モーツァルトやヴェートーヴェンのピアノソナタ集と同列に論じても良い堂々としたものだ。これらの録音を行うという事は、この素晴らしい曲の世間での認知度を高める事につながる。
バッハを得意とするシフの演奏姿勢は、楽曲の研究から始まる学者肌のものだ。演奏にはピリピリとした緊張感を感じ、古典音楽を得意とするのにロマンの香りが高い秀逸なものだ。繰り返し記号の部分は忠実に繰り返している。彼の演奏の真価が分かりやすいのは18番ソナタ「幻想曲」だ。ゆったりとしたテンポでppで語りかける彼のピアノは荘厳で宗教的ですらある。
全21曲を卓越した緊張感をもって聴く事の出来るシフのこの全集は音楽ファンの宝だ。録音も非常に優れており、ヴェーゼンドルファーの選択も成功している。
・「☆☆ 素晴らしいピアノ・ソナタ集 ☆☆」
本当に 素晴らしい演奏です。
他のピアニストのように簡単に感情に流されて弾く事も出来たでしょうが、バッハの曲でも勉強したように?シフ・アンドラーシュさんは私の期待を裏切ること無く、確りと 楽譜を読込み つつも、機械的な冷たさに陥ること無く
非常に豊かな 感情表現・転調の奇跡・デュナーミク(強弱)を聞かせてくれます。
安心して聴いていられる数少ない(シューベルトの)☆☆☆ 素晴らしい ピアノ・ソナタ集です ☆☆☆
他のレヴュアー様も書かれている通りベーゼンドルファーでの演奏が功を奏しています。
スタインウェイだったら、もっと鋭く、突き刺さるような音色が出たでしょうが、それだったら機械的な 冷たい高音・低音の金属製の 椅子に座るような物だったでしょう。
このベーゼンドルファーでの演奏は柔らかい極上のソファーにゆっくり腰掛けるような「豊かさ」を感じさせてくれました。
私の好きなピアノ・ソナタ第20番 イ長調では特に何物からも解き放たれた様な崇高さ自由さありがたさを感じた物です。
ああ何て発展性のある天才作曲家シューベルトを若年で失ってしまったことか!
悔やまれてならない!
もっともっと長く生きて多くのピアノ・ソナタを書いていたならきっときっと
ずっとずっと
不思議な曲を
今の私たちは耳にしただろうに。
・「お薦めの一枚」
もしもあなたがシューベルトの即興曲を聴きたいとCDをお探しならば、私は何の迷いもなくこのツィマーマンのCDを勧めます。録音にこだわると言われるツィマーマンならではの素晴らしい完成度です。そしてあなたがピアノを弾く人であれば、きっと彼のように弾いてみたいと思うことでしょう。
75年のショパコン優勝のツィマーマンですが、ピアノソロのCDはそれほど多くないので、貴重な一枚です。
・「素晴らしいの一言」
OP.90の3番目の曲で比べると顕著なのだが、シューベルト弾きで有名なダルベルトの演奏とは全く違うことが分かる。これが同じ曲?という程の違いがある。正直言って私はツィマーマンの演奏の方が好きだ。音の一つ一つに艶があるというか輝いているし、そして全体としては重厚、流麗そして優美だ。他の作曲家に埋もれて注目されることの少ないシューベルトのピアノ曲ではあるが、その魅力を最大限引き出しているその技量は恐るべしと言わざるを得ない。尚、感度の良いスピーカーあるいはヘッドフォンで聞くと分かるが、ツィマーマンの息遣いがはっきりと聞き取れる。彼の真剣な演奏が偲ばれる。
・「綺麗で華麗なシューベルト」
綺麗な音ですね。華麗な演奏ですね。シューベルトらしいかと言えば答えはNOです。私はこの曲のベストはルプー盤だと思ってます。でもツィマーマンのこの演奏、抗えない魅力があるんです。ベストではないけど。。。この曲の解釈、演奏の一つの方向性の頂点だと思います。ルプーとツィマーマン、一緒に買って聴き比べてみてください。もっともシューベルトらしいルプーともっともシューベルトらしくないツィマーマン。対極にあるけどどちらも美しいシューベルトなんです。
・「過不足ない満ち足りるシューマン」
フランスもの、特にプーランクの演奏できわめて高い評価を得ているフランスのピアニスト、エリック・ル・サージュのシューマン・アルバムで、良心的な値段の2枚組みアルバムとなっている。ル・サージュはすでにプーランク作品の録音で、ご存知の方もいるかしれない。2000年度のレコードアカデミー賞を受賞したプーランクの室内楽全集では全般にピアノを受け持ったル・サージュのセンスが光った。
実はル・サージュは1989年のシューマン国際コンクールで優勝しており、そのためかシューマン作品との相性もプーランク並に抜群のようである。適度に落ち着きながらぬくもりのある音色でバランスよく描かれており、まったく過不足ない演奏になっいる。例えば謝肉祭の冒頭もすっと力がほどよくぬけており、和音のバランスといいリズムといい絶妙である。このあとの連続する小曲の描きわけもほどよく巧みだ。ここで「ほどよく」というのは過度に歌や詩的要素にのめりこまず、地に足がついている、という感じである。このピアニストは確かにフランス的(と一般的に思える)なエスプリを持ち合わせていよう。しかし、理論的な構築もきちんとなされており、それで末尾をきちっと結ぶシューマン像となっている。収録内容、値段を考慮すると、間違いなく「買い」なアルバムと感じた。
・「「いと おかし」 しませんか?」
ペールギュント「朝」: オーケストラ用の曲をピアノで弾く時の カツァリスは 本当に 素晴らしい。 オーケストラでは暈ける 細部を 見事に 表現し尽くし、 オーケストラで表現される 『迫力』を 絶妙の テンポで 新たな表現を ピアノでしつつも 決して 違和感が無いばかりか、 寧ろ、 見事に その魅力を 数倍にし 聴く者を 空想上のオーケストレイションの 真っ只中に 導く。 その 空想の 耽美に 酔える人は まことに 幸せ 哉。
つづく抒情小曲集も その名の通り リリシズムを 堪能できる 素晴らしい演奏だ。 今の季節(秋)には 持って来いだ。 温かいコーヒー(or ココア)を 一口一口 しながら、 窓から 入ってくる 少し 肌寒い 寂しさの 含んだ 夜の 風を 感じながら、 遠くを見る目で、 物想いに耽(ふけ)り、 秋の心(うれい=愁)を 味わい尽くす 幸せ。 これこそ 清少納言 「いと おかし」の 世界観でしょう?
ああ 何と 極上の 夜!
組曲「ホルベアの時代」も アリアなんか 本当に 美しく 「幸せ」と 言うしかない。
ああ カツァリスさんよ! この調子で メンデルゾーンの「無言歌集」も 弾いて! って 感じです。
そんな訳で 「無言歌集」好きは 文句言わずに 今CDを買って 間違い無し! です。
皆さん..... 「いと おかし」 しませんか ?
・「ブルグミュラー25/バッハ、ピアノ小品集」
ピアノを教えている先生にはお勧めです。生徒に参考演奏する時、簡単な曲が多いブルグは、短いしメリハリをつけるのに不安を感じる時があります。結構その不安が消えました。そして自分で弾いていくうちに生徒に教えたいポイントが見えてきました。
とてもさらっとエッシェンバッハは弾いています。私はとても買ってよかったと思います。バッハもおまけみたいについていてお得です!
・「子供にも芸術性を」
ブルクミュラー25の練習曲、子供が弾くもの、というイメージがありますが、オトナの弾くブルク、という感じですかね。子供のお手本として購入なさる方が多いかも知れませんが、そういう目的だったら、むしろ田村宏先生のレッスンシリーズをお奨めします。エッシェンバッハの演奏、確かに素晴らしいですけれどたいていのお子さんにはまるでおとぎの国のような世界でしょう。バッハも然り、です。楽譜はドレミ出版のバッハ小品集がほとんど対応しています。
・「購入してよかったです」
娘のコンクール課題曲が含まれているので、お手本にと思い購入しました。ブルグミューラーのみならず、バッハの小品集まで収録されていて計46曲でこのお値段・・・安いです素晴らしい演奏で、大人の鑑賞用にも十分耐えられます。おすすめですよ(^-^)b
・「ピアノを練習している方には」
最近、ピアノのレッスンを始めようかと思い、ふと、以前妹がレッスンに通っている頃幾度となく聞かされたフレーズを思い出し、購入しました。
レッスン中の方には良い手本となるでしょうし、身近でレッスン中の方が居て聞かされている人は、本当はどんなにきれいな曲かを知って頂けるでしょう。また、一般の方にも飽きないBGM(各曲が非常に短いため)として何となく聞いているのもまた、それはそれで。
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