Momentary Lapse of Reason (詳細)
Pink Floyd(アーティスト)
「デイブギルモアズピンクフロイドとして僕はこのアルバムは大好きです!!」「親しみやすくなった「新」ピンク・フロイド」「Rolling Stone誌では★3.5、All Music Guideで★2.0」「駄作の最高峰である」
Wish You Were Here (詳細)
Pink Floyd(アーティスト)
「心に滲みる・・・」「コンセプチャアル」「狂気に隠れてしまった名作」「現在のフロイドの原点はここにあり!」「これぞピンクフロイド、これぞギルモア!」
The Dark Side of the Moon (詳細)
Pink Floyd(アーティスト)
「決して難解などではない。」「音楽史上の名盤中の名盤」「するめ」「大傑作!」「もっともピンクフロイドらしいアルバム」
「初心者にもマニアにも」「狂気の全曲演奏も嬉しいライブアルバムです」
「昭和53年の日本公演を彷彿」「最後のブリティッシュプログレ」「奇跡のバンド」「巨大な花火のようなアルバム」「若いものにゃ負けられませんぜ。」
The Hounds of Love (+6 Bonus Track) (詳細)
Kate Bush(アーティスト)
「一粒の宝石のようなアルバム」「ポップスのある意味最終型」「(ふしぎな)大人のPOP」「愛の形」
「ヤン・ハマーという存在」「あぁ、ナラダ・・・」「永遠の超名盤」「最高です」「すごいテンション!!」
Look at Yourself (詳細)
Uriah Heep(アーティスト)
「元祖ラヴ・マシーン」「最高作」「ブリティッシュ・ハードロックの代表作」「ヒープの出世作!」「最大の名曲「July Morning」収録」
Uriah Heep Live (詳細)
Uriah Heep(アーティスト)
「コンサート参加者」「日本公演はひどかったナァ」「ヒープはライブバンド!」「ヒープはライブバンド!」「Art Rock,Classic Rock」
Alive & Well: Recorded in Paris (詳細)
Soft Machine(アーティスト)
「あまりプログレッシブ・ロックは聴かないのですが・・」「アディエムスの・・・」「末期ソフツの怪作」
In the Court of the Crimson King (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「もはや語るべきことなど無いが」「2枚目の宮殿」「クリムゾン・キングの宮殿。」「CDは2005年以降で」「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」
Larks' Tongues in Aspic (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「いまさらだが、」「パワーの爆発」「一番クリムゾンらしい時期」「フロイドの「狂気」とほぼ同時期に日本発売。どちらも頂点!」「とにかく素晴らしい!」
Starless and Bible Black (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「ストイックな漆黒の美世界」「とてもBGMなんかに出来ません・・・凄まじい破壊力を持ったアルバム!!」
「すごい完成度!!」「wettonのベースが…」「あまりにも壮絶!」「どこまでも暗く重い音の塊。」「ヘビーで力強く、かつせつないアルバムです」
Discipline (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「バンドの作品です」「先進的なアルバム」「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」「敏腕相棒ギタリストの登場」「ニュークリムゾン、スタート!」
「僕の頭はこわれもの」「うなるイエス」「リマスター効果抜群」「Rhinoからのリマスター版CD」「YES、黄金期突入」
Close to the Edge (詳細)
Yes(アーティスト)
「究極音質のリマスター版。買い替え必須」「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」「買って損なし!!!」「これぞプログレッシヴロック」「リマスター最高」
「おクチあんぐりの3枚組みでした(当時)。」「最強のプログレ集団による最高の演奏」「もう、これは神がかってます」「ライブのほうが絶対良いと思われるトラック多い」「プログレ全盛期を知ることができるアルバムです」
「日本盤を買うよりこの輸入盤を...!」「リマスターはいまいちですがボーナストラックだけで買いです」「誰が何と云おうとYesの最高傑作」「危機と並ぶ名盤」「飽きが来ない名盤」
Pictures at an Exhibition (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「このスケール、完成度は驚異的」「当時は貴重な映像でした。」「買い逃した方には嬉しいK2盤の再発売」「クラシックとプログレッシブロックのコラボレーション 音質も良くなっていますね」「名作は色あせない・・・」
Emerson, Lake & Palmer (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「地味だけれども英国ならではの味や魅力満載のアルバム」「私見最高傑作」「その後のアイデアのショーケースのようなファースト」「次作以降の作品とは…」「ELPで一番好きな作品」
Tarkus (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「タルカス」「ELPサウンドの完成。」「組曲の最高峰!」「食欲!?を満たすサウンド」「アルマジオ戦車のエレクトリック・ストーリー」
Trilogy (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「ELPの作風が一番分かりやすい名盤」「地味ながら名作の1つ。」「僕は一番好きです!!」「このアルバムも名盤です。(1972年発表の4作目)」「3作目にして名盤!」
Brain Salad Surgery (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「これはdvdオーディオ 5.1で聴くべし」「ライノより再発の米盤。」「ELPの最高傑作・一瞬も隙のない音楽」「彼らの最高傑作」「プログレはこうでなくちゃ」
Welcome Back My Friends to the Show That Never Ends (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「ライブアルバムの傑作です」「ELPベストLIVE!」
Welcome Back My Friends to the Show That Never Ends (詳細)
Lake & Palmer Emerson(アーティスト)
「ELPの集大成」「後楽園の伝説より、やはりこのライブ盤!」「EL&Pの神髄?」「力作」「最高!」
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classic Rock>Classic British Rock
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All UK Titles
Custom Stores>By Formats>LIVE盤>ロック
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Adult Contemporary>Female Vocalists
・「デイブギルモアズピンクフロイドとして僕はこのアルバムは大好きです!!」
1987年リリースの新生ピンクフロイドの1作目(名称使用権で裁判とかしてたんですよね、確か)・・・デイブギルモアズピンクフロイドとして、僕はこのアルバムが好きです。とにかくデイブのギターが素晴らしいですよね・・・本当味わい深い。基本的にはデイブとプロデューサー・ボブエズリンが仕上げたものと言えるでしょう。ニックメイソンも完全な復帰はしていませんし、リチャードライトもサポート程度の扱いです・・・デイブは彼らと一緒にやりたかったんでしょうね。いろいろなミュージシャンのクレジットが有り、トニーレビン(Stick・B)・ジムケルトナー(Dr)・カーマインアピス(Dr)・マイケルランド(G)・トムスコット(Sax)等超有名所が参加しています・・・いやあ金かかってます(笑)ジャケットは合成ではなく本当にベッドを並べたとかで、元ヒプノシス・ストームソーガソンが凄い仕事をしています・・・ナイスのエレジーを思い出したのは僕だけ?こんなにピンクフロイドファンがいたのと言う位売れたアルバムです・・・全米CD部門第1位に輝いています。4曲目「ワンスリップ」はデイブとフィルマンザネラの共作でかっこいいサウンドを聴かせてくれる大好きな曲・・・トニーレビンがいい仕事してます、見事!!5曲目「オンザターニングアウェイ」はデイブの泣きのギター炸裂の素晴らしい構成を堪能出来ます!!ロジャーウォーターズを求めるファンには辛いでしょうが、ロックバンドとして最高峰の音楽を聴かせてくれることは間違いないアルバムです。
・「親しみやすくなった「新」ピンク・フロイド」
ロジャー・ウォータースは優れたコンセプトメーカーではあったが、プレイヤーとしては一ベーシストでしかなかったことを証明したアルバムであろう。ウォータースの在籍中も通して、ピンク・フロイドの「サウンド」を決定付けてきたのは、デイヴ・ギルモアのギターとヴォーカルであり、リック・ライトのキーボードの特徴ある音色であり、ワンパターンと言われようが一聴にしてそれとわかるニック・メイスンのドラムだったわけで、それはこのアルバムでもまったくと言っていいほど変わっていない。変わったとすれば、それは「コンセプト」にがんじがらめにされて窮屈そうにしている感じがなくなったところだ。
内向を極めていた頭脳派・ウォータースが抜けることによって、ピンク・フロイドはずいぶんと開放的に、親しみやすくなった。その後も小難しいコンセプトを弄しているウォータースとは対照的である。
・「Rolling Stone誌では★3.5、All Music Guideで★2.0」
20年間このアルバムを敢えて聴きませんでした。ピンク・フロイドの多くの作品は僕にとって「絶対」でしたから、失望すると思っていたのです。ピンク・フロイドが優れていたのは、多くのバンドがそうであるように、ピンク・フロイドの音楽が二つの才能・・・ロジャーとデヴィッドのエゴがせめぎ合う緊張の挟間に産み落とされてきたというのが明白でしたから、ロジャーがいないピンク・フロイドに価値はないと思っていたのです。 当時の過剰な思い入れがなくなり、ずっと客観的にピンク・フロイドを見ることが出来るようになったので、このたびようやく聴いてみました。 まず、予想以上にロジャーがいた時代のピンク・フロイドのサウンドに近いのに驚きました。サウンドとしては、80年代末期らしい作りで、全体的に派手で明るいです。ロジャーが「精巧なピンク・フロイドの模倣」と語ったのも納得の内容で、70年代からデヴィッドが音楽的にバンドの中心的な役割を担っていたことがよく分かりました。 ただ、歌詞は致命的なほど深みに欠けます。どの詞もよく出来ており、デヴィッド・ギルモアの書く歌詞の方がロジャーよりもずっと言葉を選んでおり意味深だとも思います。しかし聴き手を抉るような部分がないのです。例えばサザンの桑田は上手に言葉を操ってよい歌詞を書くもののそこには「頭の中で作り上げたきれいごとをうまく表現しました」という嘘臭さが充満しています。ギルモアの詞はそれに似ている、言いかえれば「陳腐な内容をもったいぶって表現している」という印象が拭えません。 誤解の無いように強調したいのですが、これにも十分に深みがあり、またサウンドとしても十分に練られた、よくできたアルバムと思います。しかし、それだけなら平凡なロック・バンドとなんら変わるところはないのです。レヴューのタイトルの通り、評価が大きく分かれているのはその辺りが原因なのでしょう。
・「駄作の最高峰である」
世の中に「買って損をした」と思える作品は数多く存在するが、Waters抜きのFloydの作品群ほどそれを感じさせるものも珍しいのではないか。不必要に大袈裟なだけで、中身は空っぽ。哲学も無ければコンセプトもない。こんなものを聴くぐらいなら、Floydのコピーバンドのライブでも見ていたほうが余程楽しいのではなかろうか。Learning To Flyだったと思うが、作品発表当時プレスのインタビューにギルモアが答えて「いやあ実は最近飛行機の免許を取ったのさ」というコメントを出し、プレスが呆れ返っていた事を思い出す。WallやFINAL CUTを聴きながら、「やはりFloyd=Watersだったのだろうな」とは思っていたが、Watersの重みが推測から確信に変わったと言う意味では意味がある作品だが、だからと言ってそのダメさ加減を知るためにわざわざ聴くこともないであろう。せいぜい暇な時に、レンタル屋で借りて聴いて笑ってみる程度の作品でしかないとしか言いようが無い。
・「心に滲みる・・・」
本作には新機軸と呼べるような冒険や派手なコンセプト性は見当たらない。しかし、当人たちの予想をはるかにしのぐ成功後、改めて、自分達には辿り着けない所に行ってしまった盟友シド・バレットに対する想いを、“クレイジー・ダイヤモンド”やタイトル曲“あなたがここにいてほしい”で歌い、成功に対する困惑を“葉巻はいかが”で吐露し、またその後の作風を象徴するような社会風刺を込めた“ようこそマシーンへ”等、「前衛性」より、音の「情緒性」と世間に対する個人的な「違和感」を追及し始めた作品で、興味深い。特にバレットに送った二曲は、人間としての弱さをさらけ出した彼らの人間宣言とも受け取れる、心に滲みる、あまりにも切ない名曲だ。
・「コンセプチャアル」
『炎(Wish You Were Here)』はコンセプチャアルだ。1975年1月から7月にかけて録音されたこの作品は今は無きメンバー『シド・バレット』に語りかけるように作られている。パート9までに分かれる『Shine On Your Crazy Diamond』こそはブルースに貫かれたブルース以外の新しい産物。テープ技術を駆使した視覚的な音楽だった。『あなたがここにいて欲しい。』、約43分の長い長いこの空間を味わって欲しい。
・「狂気に隠れてしまった名作」
フロイドの代表作と言えば狂気、原子心母、ザ・ウォールといったところが一般的だと思うが、自分にとってはそれらのアルバムに隠れてしまったこの炎とアニマルズの2枚になる。特に炎。このアルバムそのものといえる狂ったダイヤモンドとあなたがここにいてほしいは心にしみる名曲であり、メロディーの美しさもさることながらギルモアのギターが泣ける位切ないのもポイント。他の2曲ようこそマシーンへと葉巻はいかがも曲のつながりが良く最初から独自の世界に引き込まれる。そして狂ったダイヤモンドの第2部が終わった時なんともいえない満足感に支配される。名作とはこういうアルバムのことを言う。
・「現在のフロイドの原点はここにあり!」
静寂の中に鳴る悲しげなギター、不気味な笑い声、旧友シドに捧げた”クレイジーダイアモンド”は今のフロイドの原点だ! その他うねるようなグルーブの”葉巻はいかが”、フロイド流テクノ?の”マシーンへようこそ”、生ギターから始まる”あなたがここにいてほしい”等 名作 狂気 の後に隠れながら、実はそれ以上の説得力を持つトータルアルバムだ!
・「これぞピンクフロイド、これぞギルモア!」
ウォールがロジャー色の強いアルバムならば、こちらはギルモア色の強いアルバムといえる。どうしても狂気と比べられて評価が一般的に低いようだが、それに関しては私は異論をとなえる。ウォール、狂気も良いが、このアルバムも良い。ギルモア好きの私にしてみると、ギルモアの全てが堪能できるアルバムで非常に素晴らしい。ピンクフロイドは、初期はサイケであったが、ギルモアが加入しブルースを基調にしたプログレへと変わっていった。この泣きのブルースギターこそ、ギルモアであり、ピンクフロイドだといえる。1曲目はもちろんのこと、3曲目のギターもギルモアの味が出ている。ピンクフロイド初心者は、是非このアルバムから入ることをお勧めする。
・「決して難解などではない。」
プログレのみならず、ロック史上に残る名盤。プログレ=難解とよく言われるが、決してそうではなく、このアルバムを聴いてみてほしい。意外と聴きやすいのだ。心臓の鼓動から始まり、一気にフロイドらしい幻想的なサウンドの一曲目、騒々しいチャイムの音で始まる3曲目、幻想的な世界へと連れて行かれる4曲目、ギルモアのギターが炸裂する5曲目、サビの盛り上がりがすごい6曲目、印象的な歌詞で終わるラストと全ての曲がつながっていながら一曲一曲自体の完成度も完璧で、あっという間に聴きとおせてしまう。このアルバムを当時のアメリカ人達はレコードが擦り切れるまで聴き、また買いなおすということを繰り返していたらしい。そんなこんなでこのアルバムは全世界で3000万枚を超すまさに「狂気」ともいえる売上を記録し、ピンク・フロイドは世界で最もレコードを売るグループになった。しかし、このアルバム以降メンバー間の亀裂も深まり、またこの驚異的な売上によっていろいろ悩むことになってしまう。皮肉にも彼らは聴き手ほどの幸せを得られなかったということだ。
・「音楽史上の名盤中の名盤」
このピンクフロイドのアルバムが名盤中の名盤である ことに異議を唱える人はまずいないでしょう。アルバム全体でひとつの曲とも言えるし、独立した曲の集合体でもあります。CD時代になってLPのCD化が行われましたが、その時に真っ先にCD化されたのが本作品だったのです。当然と言えば当然なのですが、名盤の証と言えるでしょう。また、ピンクフロイドは、プログレッシヴロックの頂点にたつバンドのうちのひとつですが、決して難解なことはやっていません。むしろ取っ付きやすいほうではないかと思います。それゆえあのプログレ不毛の地アメリカでも絶大なる人気を誇っていたのです。このアルバムは、気に入った曲のみ聴くのもいいのですが、できれば通しで聴くのがベストな聴き方だと思います。ピンクフロイドの音世界にどっぷりつかって、時の経つのも忘れてしまうはずですよ!
・「するめ」
聞けば聞くほど味がでるのがこのアルバム。BGMとしてではなく、大きめのヘッドフォンやオーディオルームを使い、大音量でまっすぐ前を向いて聞いてください。1度2度3度4度と聞くたびに心にしみてきます。アルバムとして聞いてほしい。月の裏側が見えるかもしれない!
・「大傑作!」
本作は、録音に九ヶ月もの長き時間を費やしたが為に、その完成度はハンパなものではなくなってしまい、結果フロイドの代表作と言うよりはロックの名盤としてのステイタスを与えられることとなりました。それはリリース後、1988年にチャート圏外になるまでに連続724週に亘ってビルボードのチャートトップ200に居座り続けるというモンスターセールを記録した点でも立証されていることでしょう。光の屈折を表現した神秘的なジャケットの中に広がるのはリスナーの想像力をあらゆる面において喚起する一大ロックスペクタクル。アルバム全体の完成度という点では、このアルバムを凌駕するものはこの世には出ていないと言えます。間違いなくロックの名盤です。
・「もっともピンクフロイドらしいアルバム」
好みの問題を言えば、アニマル、あなたがここにいて欲しい、のどちらかをベストとするが、やはりアルバムとしての完成度、ほかに何も聴いたことの無い人にとってのインパクトを考慮すると、一番に来るピンクフロイド作品である。肩肘を張らず、なんとなく聞いていれば、突如涙がこぼれるときが来るだろう。これは、人間にやさしい作品である。これは、あなたの痛みを、隠された痛みを暴き出し、洗い出し、清め、癒す。あなたが英語がわからない人であるなら、彼らの音楽を聴くには幸せかもしれない。基本的に「音」に全てをこめる彼らの作品は歌詞を不必要とする部分が大きいからである。特に何かを意識する必要は無い。それこそ台所仕事や、休日の午前中のぼんやり時間のBGMに最適な、無意識に聞くための音楽である。そして、無意識に入り込み、無意識を解析し、無意識を洗う「フロイド」的なアルバムである。
・「初心者にもマニアにも」
ロジャーウォータース脱退後の2枚組ライブ。実質的リーダーとなったデイブ・ギルモアが思う存分ギターを弾いており、(といっても速弾きギタリストではないので音数は少ない)ギルモア・ファンにはマスト・アイテムです。特にスタジオ盤では控えめだった”Comfortably Numb”でのギターソロがこれでどうだという感じで盛り上がり圧巻かつ最高です。
個人的にはCD1が聞きごたえがある印象です。それともう一つ「狂気」全曲演奏中での"Great Gig In The Sky"のボーカルも聞き物。
・「狂気の全曲演奏も嬉しいライブアルバムです」
やはり、ウォーターズに敬意を表わし、デヴィッドギルモアズピンクフロイドによる全米ツアーの模様を収録したライブアルバムです。ギルモアズフロイドは、前作でも、邦題「光」というライブアルバムを出していますが、ここでの聴き所は、やはり、あの「狂気」の全曲演奏。時計の音等の効果音も、ほぼ忠実に再現し、ライブならではの臨場感を加え、やはり聴き応えがあります。確かに、ウォーターズ不在ということで、フロイドの「世界」を忠実に再現できているかといった声はあるかと思いますが、サウンド面でリーダーシップを取っていたギルモアにニックメイスン、リチャードライトという3人のメンバーが揃っているだけに、フロイドの「音」は再現されており、フロイドミュージックを楽しむのには良いアルバムだと思います。ギルモアのギターが好きな方には、文句なくお奨めの聴き応えのあるライブアルバムです。
●UK
・「昭和53年の日本公演を彷彿」
当時の元キング・クリムゾンのメンバーを中心に結成されたバンド。プログレ全盛期が黄昏にさしかかる頃の誕生だった。当時の日本でのアルバムタイトルは「憂国の四士」だった。志士ではなく、4人だから四士だ。アルバムはこれ1枚のみだ。続編も欲しかった。
私は、昭和53年の大阪厚生年金会館ホールで行われたコンサートに、喜々として出かけた。迫力満点のコンサートでは、このアルバムに集録されている曲のすべてが演奏された。何しろ、レパートリーはこのアルバムだけなのだから。その時、ジョンのベースとビルのドラムだけの未発表曲が演奏されたが、この曲の即興的な素晴らしさが今でも脳裏に残る。
緻密に練り上げられたこのアルバムは、プログレファンなら誰でも好きになるだろう。発表のタイミングのために、知名度が少し低いが、歴史的名盤だと思う。なお、輸入盤CDは、USAからのものとUKからものがある。仕様はAADだ。
これは、プログレファンの宝だ。
・「最後のブリティッシュプログレ」
スーパーグループUKのファーストアルバム。プログレ衰退期の1978年にブリティッシュ魂を見せてくれました。ブラフォードとホールスワースのジャズロックとウェットンとジョブソンのプログレ魂がみごとに融合しています。このメンバーで2作目も聞きたかった。
1曲目からブラフォードの変拍子が炸裂。静と動が織り成す見事な曲構成で、あっという間に1枚聞き終わります。今聞いても色褪せないサウンドです。プログレファン必聴の一枚。
・「奇跡のバンド」
1978年というと、クリムゾンしかりイエスしかりで70年代初期から巻き起こったプログレッシブロックも終えん期に突入した時期。当時の記憶では「イギリスが生んだ最高のメンバーによるスーパーバンド」という宣伝帯がジャケットに巻かれていた記憶があります。なぜだかプログレ色をひた隠しながら、売ろうとしていた感がしました。それだけ日本ではプログレは人気が低迷していたのです。邦題も「憂国の四士」という何とも右翼主義的な表現でした。おそらくプログレ不人気を憂うレコードメーカーの思いが、このキャッチコピーに込められたのでしょう。
ジョン・ウエットンが無名のエディ・ジョブソンを売り出そうと結成したこのバンドですが、結局はさすらいのギタリスト、アラン・ホールズワースをメジャーな存在へと認知させたという思わぬ副産物をもたらしました。アランのプレイは従来のプログレの流れの中では極めて特異な存在で、一度耳にしたら絶対忘れられないアプローチはバンドを一瞬は活性化させますが、あまりに毒気が強いのでバンドの維持にはマイナスの副作用を与えます。実際、アランが在籍した当時のライブ音源を聴くと、彼のためのバンド、演奏になっていることに気がつきます。
案の定、アランとビル・ブラフォードの2人は速攻で脱退してしまいますが、この2人がいた当時と脱退後のバンドはまったく別物です。しかし、アランのプレイはあまりにも美しすぎます。
・「巨大な花火のようなアルバム」
初めてレコードでこのアルバムを買った時,キング・クリムゾンの復活を期待したものでした。しかし,針を落とすとそれは良い意味で裏切られました。あの,うねるような独特のフレージングのアラン・ホールズワースとの出会いがあったからです。このアルバムをきっかけにアラン・ホールズワースのファンになり,彼のアルバムはことごとく買いました。CDになっても手に入る限り入手し聞き続けています。アランはいろいろなグループを渡り歩きましたが,結局わかったのは,一緒に演奏する人によって光る時とそうでない時があるということです。私の個人的な好みから言うと,ビル・ブルフォードとの組んだときが最も輝く時だと思います。ビルのソロアルバムや,ビルのグループでのアランは最高の出来です。このUKはエディ・ジョブソンとジョン・ウェットンがいるせいかかなりポップな感じが出ていますので,アランのよさは完全には引き出されているとは思いませんが,このジャンルのアルバムとしては傑出したできとなっていると思います。このあとUKは分裂し,別の音のグループになっていきます。そちらも悪くはないと思います。しかし,この巨大な打ち上げ花火のようなアルバムはプログレ史上最高傑作の一つであると私は思っています。
・「若いものにゃ負けられませんぜ。」
第3期クリムゾン解散後にウェットン、ブラッフォード、ジョブスンとホールズワースの4人で結成されたプログレバンドの1stアルバム。時代は1978年。パンクロックを始めとするニューウェーブが主流でプレグレは斜陽期だった時代。最後の悪あがきだったのだろうか。もともとトリオ編成だったところに、ホールズワースが合流したらしく、「頼まれたので適当にギターを弾いたらそのままOKになった。」と、後年ホールズワースがインタビューで語っていた。結局、この1枚でブラッフォードとホールズワースが抜け、ブラッフォードの替わりにテリー・ボジオが加入し、2ndアルバム「Danger Money」では結局当初の予定通りトリオ編成になった。なぜか日本では人気があったようで、1979年に日本で収録したライブアルバム「Night After Night」を発表して解散。往年のプログレサウンドを彷彿とさせながら、インタープレイ等は控えめに、時代に合せて比較的コンパクトに纏まっているが、ニューウェーブ全盛の時代には、時代性といった点でインパクトが低かったのかもしれない。この後、ウェットンがエイジアの結成に走るのだが、今にして思えば、UKでのアプローチがその下敷きになっていた事がわかる。
●The Hounds of Love (+6 Bonus Track)
・「一粒の宝石のようなアルバム」
私が初めてKateの音楽に出会った1986年。FMで耳にした曲の虜になり購入したのがこのLP盤でした。ケースと歌詞カードのジャケットがKateの美しい写真で、(このCDにも収められていますが)曲のイメージと重ね合わせながら惚れ惚れと見ておりました。それはともかく、21世紀になって久しぶりにKateのCDを聞いてみて、まったく古くなってない、美しく斬新であることに驚きすら覚えました。またこのUK盤では6曲のボーナストラックが入っており(嬉しいです)、以前購入した古い日本版CDとは比べものにならないほど音質もよかったです。初めて聴かれる方にもお奨めしたい作品です。
・「ポップスのある意味最終型」
ケイトの前回アルバム「the Dreaming」(こちらも超銘盤!ケイトサウンドのこだわりに感動すべし)に対するアンサーアルバム的存在。緊張感をも伴う前回アルバムを反省したのか、非常にリラックス&よりポップで聞きやすい作りになっている。ハイテンション&ハイトーンボイスも影を潜め、全てを包むような大人ケイトを堪能できる。癒されてください。
前半5曲(内ヒット曲4つ!)はテーマが広義の「愛」。後半6~12曲は「the Ninth Wave」という海中を遭難して一晩過ごす事になった女性がテーマ。(モデルはケイト自身の事では?と思える)
「Running Up That Hill」のリミックス版も楽しめるボーナストラック6曲付き輸入版、お勧め。歌い方が変わった感の一番顕著な「Under The Ivy」も聴けます。
・「(ふしぎな)大人のPOP」
「天使と小悪魔 (Kick Inside)」の頃のエキセントリックな少女をこのアルバムに求めると失望することになります。小鳥のさえずりのようだったボーカルも、成熟した大人の女性の声になっています(時には演歌調の「こぶし」さえ聞こえてきます)。その声で、人が生きていく上での、悲しさ、苦しさ、せつなさ、醜さ、狂気、虚無、そして強さと優しさを歌っています。
依然として、この人とこの人の作る曲がOne-and-Onlyであることに変わりはありません。
T1、T3、T5、T10などに顕著なのですが、このアルバムには命を感じさせる力強いリズムが満ちています。その結果としてダンサブルな曲が多いのですが、それは一過性のヒットポップスというよりも、長い歴史を持つ「民族舞曲」を思わせます。リズムの強調は、このアルバムのモチーフを表現している一方で、Kate自身の生命力の回復も感じさせます。
楽曲としては、T1、T5、T10が私のお気に入りです。T1はアメリカのカレッジチャートでNo.1を獲得したダンスナンバー。ラヴェルのボレロを思い起こさせる盛り上がりのT5にはアイルランドの香りがします。T10はアイルランドのトラディショナル(よく考えるとこれもダンスナンバーですね)。T4、T6も忘れがたい印象を残します。
・「愛の形」
感動的ですまるで、「オペラ曲」を聴いているような感覚です。ケイトのハイトーンでドラマチックに歌い上げています。ですが、癒し系の一枚です。曲も、一枚物のアルバムとしては、多い方。初めて、「ケイトブッシュ」を聴く方には、これ一枚で欲張りに楽しめます。まか不思議擬な世界が広がってゆきます。
・「ヤン・ハマーという存在」
1976年リリース。プロデューサーは前作と同じくジョージ・マーティンだが、5の『Blue Wind』だけ作曲しているヤン・ハマーのプロデュースになっている。曲の提供者としてはこのアルバムでドラムとピアノを弾くナラダ・マイケル・ウォルデンの曲が最も多く4曲(2・6・7・8)だが、シンセしか弾いていないで参加曲も少ないにもかかわらずやっぱりヤン・ハマーが目立つ。この時期のベックはマハビシュヌ・オーケストラとツアーをしたり(ヤン・ハマーは元々このバンドにいたわけだが)、スタンリー・クラークのソロ第2作の『ジャーニー・トゥ・ラヴ』に参加したりと所謂エレクトリック・ジャズから多くのものを吸収している時期だったように思える。故に本作でも御大ミンガスの『Goodbye Pork Pie Hat』を取り上げたりもしているのだろう。ベックの鋭角的なギターというのはジャズ界にはないものだ。それがエレクトリック・ジャズのテクニックに充ち満ちた名手たちと如何にインプロビゼーションするか、がこのアルバムに見事に刻まれている。ヤン・ハマーという存在はベックのギターと見事呼応した、故にこの後のベクトルはヤン・ハマーへと向かうことになる。
なにしろギター小僧の必須アイテムなことは間違いない。必聴!(●^o^●)
・「あぁ、ナラダ・・・」
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・「永遠の超名盤」
私のロック人生を変えた衝撃的なアルバムです。リマスター化により、各パートの音に凄味が増しました。洋楽に目覚めはじめた中学生だった頃、友人に勧められてターンテーブルにLPを載せて針を落とした瞬間、A面1曲目の冒頭から心臓がものすごい勢いで動悸しはじめました。それまで聴いたこともなかったジェフのアグレッシブなギターサウンドに加え、バックでたたみかけてくるナラダ・マイケルのドラムの連打(ハイハットの間のとり方がかっこいい!)。キーボードもさりげなくトリッキー!これが友人が熱く語っていたってた“レッドブーツ”か・・・他の曲もすばらしいのですが、この“レッドブーツ”のインパクトは30年以上経過した今でも全く色褪せません。HM/HR好きの初心者の方はMSGの1st.つながりで、サイモン・フィリップスがドラムをたたく次作“There and Back”から聴き始めるのもお勧めです。
・「最高です」
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・「すごいテンション!!」
前作がアルバム一枚を通したトータルアルバム的な内容に対して、本作は1曲1曲が完結している。それにしても1曲目の「LEDBOOTS」からやたらテンションの高い曲が続き、最後まで聞くとぐったりしてしまう。ジェフ対バック陣の真剣勝負が本作の聴きどころで、捨て曲などは1曲もない。 ただ残念なのは5曲目の名作「BLUEWIND」である。ヤンハマーの作でライブでも欠かせない、ジェフベック屈指の名曲であるが、ドラムが本職でないヤンハマーが叩いており(ゼアアンドバックのスターサイクルもそうだが)はっきりいってイマイチ。もしナラダマイケルウォルデンが叩いてら、凄かったのになぁー。ただ、そうはいっても本作が名作であるのには間違いがなく、真似出来そうで真似出来ないロック屈指の名作である。
・「元祖ラヴ・マシーン」
ジャケがオリジナルの鏡+ボーナストラックに惹かれて、この再発版で買いなおしました。ヒープ作品の中で一番キャッチーで、なおかつ名曲揃いということで高い評価を得た作品ですが、改めてこのバンドの持つ良質のメロディ+リフのセンスに脱帽しました。
他のアルバムの随所に感じられるプログレ的要素は影を潜め、ハードロック的印象が強いアルバムですが、うねるオルガン、ファズギター、分厚いコーラス、とヒープらしさは更に磨きがかかっています。
・「最高作」
JULY MORNING は名曲ですが、それ以外でもよい曲がそれっています。
・「ブリティッシュ・ハードロックの代表作」
本作はバンドの代表作のみならずブリティッシュ・ハードロックの代表的名盤です。70年代初頭を席巻したブリティッシュ・ハードロックの魅力の一つである「様式美」を分かりやすく提示してます。名曲(1)のようなキャッチーでスピーディーかつハードな曲と、同系統の(4)(7)、劇的なバラードの名曲(3)、また(5)のような暗く重い長尺の曲と浮遊感あるバラード(6)等楽曲の並びのバランスも申し分なく揃っています。尚、本作は日本では何度かCD化されてますが、歌詞の対訳が付いたのは今回が初だと思います。紙ジャケはともかく、その辺にこだわられる方にはオススメですね
・「ヒープの出世作!」
ブリティッシュハードロックバンド、ユーライアヒープのサードアルバムです。アナログ盤はジャケット中央に銀紙が貼ってあって、このアルバムを手に取ると自分の顔が映る仕掛けでした。まさにLOOK AT YOURSELF!!さてアルバムの内容ですが、ファースト、セカンドの商業的な失敗の反省からかガラッと方向転換しています。アルバム全体を覆っていた陰鬱な感じがなくなって、明るくキャッチーな作風となっています。対自核、ラヴマシーン、ティアーズインマイアイズ、そしてあの名曲の7月の朝など初期ヒープの代表曲がずらっと収録されていますので、これからユーライアヒープを聴いてみようと考えておられるならば真っ先に聴いていただきたいアルバムです。お薦めの1枚です。
・「最大の名曲「July Morning」収録」
71年発表、ユーライア・ヒープの3rdアルバム。邦題は『対自核』。ブリティッシュ・ハード・ロックを代表するバンド、ユーライア・ヒープの出世作である本作。ブリティッシュ・ハードというとレッド・ツェッペリンやディープ・パープル、ブラック・サバス辺りが真っ先に挙げられますが、音楽的に最もブリティッシュ・ハードらしいバンドはこのユーライア・ヒープだと思います。ケン・ヘンズレーの弾くキーボードをフィーチャーしたスタイルと、ファルセットのコーラスが独特の迫力を持つサウンド、そして、名曲「July Morning」に象徴される、ドラマティックな展開を見せる曲構成。最もアメリカン・ハードらしいバンド、グランド・ファンクと比較すると、イギリス勢とアメリカ勢の音楽的な違いがよく分かります。
この『Look At Yourself』はユーライア・ヒープをメジャーに押し上げた記念すべき作品です。キャッチーなタイトル曲は爽快そのもので、当時ヒットしたのも頷けます。
「Tears In My Eyes」で聴けるスライド・ギターや「I Wanna Be Free」等のへヴィなギター・リフも印象的ですが、やはりメインとなるのはキーボードで、ハードなナンバーではギターに負けないほどへヴィに、「What Should Be Done」のような穏やかな曲では包み込むような広がりを、そして、本作の目玉とも言える10分にも及ぶ大曲「July Morning」では鳥肌モノのリフを聴かせます。
本作と『Demons And Wizards』『The Magician's Birthday』の3作品をユーライア・ヒープの出世3部作と評されることが多いです。そのため、まだヒープを聴いたことのない方は本作から聴きはじめることをお薦めします。そして、もし気に入ったなら続く2作品を順に聴いてみてください。一般的に最高傑作とされているのは次回作『Demons And Wizards』です。
・「コンサート参加者」
実は初来日のコンサートに参加しました。ということは中年になってしまいました(笑)。で、このアルバムは当時LP,最近CDと楽しんでいます。確かに中だるみ、尻つぼみ感は否めませんがお気に入りのアルバムです。薄れ行くコンサートの記憶を呼び覚ましてくれるからでしょうか。いい時代でしたよね。
・「日本公演はひどかったナァ」
日本公演を見てからこのアルバムを聴くと なんとしっかり演奏していることか。日本での彼らのライヴはハッキリ言って「ふざけ過ぎ」。D・バイロンはギター・アンプの上に上がって飛び降りたり M・ボックスはギターをほりあげて受けるのに失敗してステージに叩き落したり あとK・ヘンズレーはタバコとアルコール(らしき飲み物)をスパスパガバガバで「日本をなめとる」と思ったものですが後で聞くと どこでもそんな調子でコンサートをしていたらしいんです。まっレコーディングするから少しは気合いを入れたのかもしれませんが・・・ しかし今でいう「グルーヴ感」はしっかりありましたね、その辺は流石!!
・「ヒープはライブバンド!」
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・「Art Rock,Classic Rock」
まあなんだな、このバンドは人気のあるライブバンドだったかもしれないが、かといって、かならずしもすばらしいライブアルバムを残せるものではないということを暴露してしまったアルバム。正直あんまりコンデションはよろしくないようだ。アベレージという印象。ぱっとしませんなああ。ラッシュのライブのようにはなかなかいかないようでして。
相当コアなファン向けアイテム。 10点中5点
●Alive & Well: Recorded in Paris
・「あまりプログレッシブ・ロックは聴かないのですが・・」
Soft Machineについてはそんなに詳しくありません。ただ前作のSoftsが以外に気に入って、続けてこのライブを聴きました。今でも好きなアルバムです。ギターのジョン・エサーリッジは驚異的なテクニックで、当時はアル・ディメオラに勝るテクニシャンはいないと思っていましたが、同程度のテクニックを持ったギタリストもたくさんいるんだなあと思いました。私はブルースをメインに聴いていますので、そんなに早弾きがどうだとかは関係ありません。ただギターの音色が、いかに印象的で心に響くのか?が好き嫌いの分かれ目です。彼の音色は当然すきで、ダリルウェイなども収集するキッカケとなったと記憶しています。
・「アディエムスの・・・」
先頃来日を果たしたアディエムスのカール・ジェンキンス。彼はソフト・マシーンの後期を代表する主要メンバーです。このライブアルバムでは前作Softsのメンバーがほぼそのままで、パリで録音されたものです。元々ソフト・マシーンはフランスのミュージシャンと親交が深かったのでパリでのコンサートは珍しくありませんでした。
このアルバムでは後にジェネシスのツァーギタリストに抜擢され、フィル・コリンズのソロにも多数参加するジョン・エザーリッジというギタリストに注目してください。アラン・ホールズワースに勝るとも劣らないテクニックとメロディアスなプレイを生む豊かなイマジネーション。
それがカール・ジェンキンスの意図したものであれば、後のアディエムスの成功も頷けるというものです。
・「末期ソフツの怪作」
「ソフトマシーン」が1977年にパリで開いたライブの模様を収録した作品です。「Softs」に続いて通算10枚目のオフィシャルリリース。さかのぼって8枚目の「Bundles」(収束)でバンドとしては初めてのギタリスト、アラン・ホールズワースを迎えフュージョン色を強め一大転換を図った彼らですが、結局は音楽的に混迷を深めることになり、やがてグループとしての拡散を招くことになったと思います。事実、このライブ終了後、グループは実質的に解散状態になってしまいます。
ホールズワースは例によって「Bundles」リリース後にすぐ脱退し、新しいギタリストとして迎えたのがやはりイギリス出身のジョン・エサーリッジ(どうやらホールズワースが紹介したようです)。カーヴド・エアを率いたダリル・ウエイが結成したウルフで驚異の早弾きを聴かせていましたが、アルバム「Softs」からグループに加入。このライブアルバムでも流石と思わせるプレイを聴かせてくれます。とくに壮大なオープニング曲「White Kite」で聴かれる超絶プレイは、前任者ホールズワースとはまた違う魅力を感じます。ホールズワースがレガート中心の流麗なプレイなのに対して、エサーリッジの場合は弾丸ピッキングでゴリゴリ弾きまくる肉体派という感じで実に対照的です。
しかしグループとして完全な末期でのライブ盤だけに、メンバーの結束力としてもプレイでの集中力という点でも明らかに緊張感を欠くのは事実です。エサーリッジの孤軍奮闘もむなしく迷走を続けているように感じられてなりません。当時、流行の兆しを見せていたテクノポップに堕落してしまったラスト曲「Soft Space」という曲などは、個人的にはグループとしての作品から抹消したい衝動に駆られてしまいます。
一時代を築いたグループの終焉を目の当たりにしているようで辛い作品ですが、これも全世界的に品薄なのが残念といえば残念です。
●In the Court of the Crimson King
・「もはや語るべきことなど無いが」
ついに出た羨望のCDと言えよう。現在ではあまりに高騰した感のあるアナログ盤オリジナル1stプレスですが、初期のアイランドレーベルはプレスが非常に悪く、音質的に満足できるモノは現在ではほとんど無いのではと思われます。その点、今回のオリジナルマスターによるCD化は、ほぼ完成した感のあるデジタルリマスター技術も相まってオリジナルアナログ盤をついに凌いだ(?)・・・とも言えるのではないだろうか。高品位なCDPでの再生が条件となるが、安価なCDPでも大きな遜色なく聴けるのがCDの利点。ソフトの価格もリーズナブルで◎やがてSACD化されるのも遠くないと思われるが、そうなればアナログ盤は確実に過去のモノとなるだろう。自分的には「グッドコンディションの“宮殿”を探す日々はこれで終わった」と思っております。
・「2枚目の宮殿」
2枚目のCDです。正直言うと、何枚も同じCDを買う人の気が知れなかったんですけれど、これを買って納得しました。音質が素晴らしい。21世紀の精神異常者のイントロのノイズがはっきりと聴こえますし、マイケル・ジャイルズのドラムは今までのCDではぼやけていた部分がクリアに聴こえます。あと、何だかよくわからなかったムーンチャイルドの後半部分もしっかりと聴こえます。それが、このお手頃価格。付属の解説書も、英語が読めれば、色々と付いているLP発売当時の雑誌等々の切り抜きも楽しめると思います。 混沌の始まりを想起させる21世紀の精神異常者に始まり、一転して穏やかな表情を見せる風に語りて、静まり返った美しさを湛えるエピタフ、幻想的なムーンチャイルド、アルバムのラストを飾るに相応しい荘厳なクリムゾンキングの宮殿。 クリムゾンの古いCDしか持っていない方にも、これからクリムゾンを聴いてみようと言う方にも、お勧め出来るアルバムです。
・「クリムゾン・キングの宮殿。」
プログレってジャンルを知りたい人、入門したい人には最初の一枚に是非オススメ。1曲目「21世紀の精神異常者」でノックアウトされること間違いなし!実際僕がそうだったから。壮大な中にジャズの軽快さが入ってるこの曲は無条件でノレます。そして2曲目はフルートが美しく日曜の昼下がりにでも聞きたくなる「I Talk To The Wind]。3曲目は哀愁漂う「Epitaph]。4曲目は迷路に迷い込むように世界観に引きずり込まされる「Moonchild]。そしてラストナンバーは一気に心を解放してくれる「クリムゾン・キングの宮殿」。
最高の物語です。
・「CDは2005年以降で」
pink island盤も入れて比較しました。2点のアナログ 日本盤P10115A(リイシュ-) UK盤ILPS9111(マト2/2)3点のCD 1990バージンジャパン 2003紙ジャケ日本盤 2005US盤 アナログ音源はCDに録音して使用。5つのスキゾイドマンをそれぞれ10分割し当家のオーディオで判定した。(アナログはSPU Classic、ラックスマン550という普通の組み合わせで再生しコンピュータに取り込んだ。) 音のクリアさにおいては2005US盤=UK盤ILPS9111>1990バージンジャパン=2003紙ジャケ日本盤(この2枚は同じものではないかと思われる)>日本盤P10115A。低音は2005US盤>アナログUK盤(僅差)>>>残りの3だった。定位に関しては2005US盤が優れていた。つまり2005US盤はオリジナルマスターテープを使用したとされるILPS9111とほぼ同様の音質であり高価なオーディオセットにも十分通用する音と考える。驚くことにP10115A UK盤ILPS9111の差がわからないという仲間もおり、おそらくコンピュータに付属するオーディオで楽しんでいるためだろうと思われる。私個人はMP3に落としてもこの二つのアナログメディアの差を感じた。結論だが、大きなスピーカのある方は2005年以降のCDで楽しむのがよいと思う。今回2005US盤を聴くまではUK盤ILPS9111(マト2/2)がもっともすばらしい音だった。そして2005US盤にフィルタリングの形跡(高音<低音)を感じるため現時点においてもUK盤ILPS9111がこのアルバムの標準的なバランスの音を提供するメディアと考える。しかし現在このLPを手にし鑑賞するのはかなり投資が必要であり2005年US盤こそが全世界的標準音質と考えて良いだろう。今後フィルタリングを施さずにオリジナルマスターからCD化されればもはやバージョン更新の必要はないだろう。
・「待ちに待ったオリジナルマスターの素晴らしさに興奮!」
内容は、ビートルズの「アビー・ロード」をヒットチャートから引きずりおろした事が物語っており、あらためて言う必要は無いでしょう。問題は、ヴァージンの倉庫から発見されたオリジナルマスターの素晴らしさです!まず、冒頭のスキゾイドマンの出だしから、SN比が高く、個々の音の分離が良く、綺麗に聴き分けられるのです。従来盤の音の塊であったものが、エネルギー感を損なわずに聴く事ができるのには、正直言って、これ程凄いとは思いもよりませんでした。しかもCDレーベルは、マニアには伝説の初版LPのピンク色!憎い心配り。聴き始めたら、最後まで身動き出来ず、全神経を耳に集中しました。24ビットHDCD規格なので、いずれ、SACDも出るのでしょうね(SACDマスタリングなのですから)。でも、今は、このCDで満足です。SACDが出れば、きっと買う事になるでしょうが。 素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!
・「いまさらだが、」
傑作中の傑作です。ライブではもっと暴走していた時期のようだが、アルバムの方は以外に大人しめ?にまとまっている。まだウェットンのベースはあまり歪んでいないし、打楽器ふたりもレコーディングでは思考錯誤していたのでしょうね。ただしもう既に何百回と聞き込んだからそんなことが言えるのであって、最初に1曲目を聴いたときは愕然としたものです。音、構成等そんなんありか?という曲でした。ちなみにタイトルの意味はやはり男性と女性の隠喩なのですよね?
・「パワーの爆発」
シンフィールドと決別し、超絶ドラマー、B・ブラッフォードと、ベース&ヴォーカルにJ・ウエットン、さらには破天荒かつ変幻自在なパーカッショニスト、ジェイミー・ムーアを迎え、いよいよフリップ率いるクリムゾンは男性的パワーの爆発を起こす。1.Lark's Tongues In Aspic,Part1、5.The Talking Drumさらには6.Part2では、フリップが標榜する「エネルギー」が十分すぎるほど溢れかえっている。
この後のツアーでステージから転落して、音楽界から引退せざるを得なくなり、僧侶になったといわれるムーアの最高の味付けパフォーマンスは特筆モノだ。
静かで美しい2.Book Of Saturday 3.Exilesは、クリムゾンの妙技。アルバムに彩を添えている。
・「一番クリムゾンらしい時期」
人それぞれなので独断は出来ないが、私にとって「キング・クリムゾン」といわれれば、デビュー・アルバムからの数枚でなく、この「太陽と戦慄」から続く3枚になると思う。情緒たっぷりの世界より、静から動、動から静へと自在な変化を遂げ、しかも動の時の驚くべきパワー、ここにクリムゾンの本質を垣間見る気がしております。蛇足になりますが1曲目のいつ音が聞こえてくるかドキドキしながらじっと耳を凝らして聞いている時間が何ともいえない不思議な時間に思える。
・「フロイドの「狂気」とほぼ同時期に日本発売。どちらも頂点!」
LP発売当時、ピンク・フロイドのファンだったので、これを横目で見ながら「狂気」を購入。そして、これを聴いた時の衝撃は忘れられない!メンバーを一新してスタジオ録音したもので、特にジェイミー・ミューアとビル・ブラッフォードのパーカッションが「レッド」までの3部作の方向付けをしたといえるのではないだろうか。LPを意識した3曲づつの連続性、特にシームレスな後半3曲は続けて聴いてこそ、その真価が判る。3楽章の組曲として聴いて欲しい。すると、クラシックのソナタ形式の中間部に当たる「トーキング・ドラム」の緩やかなクレッシェンドが頂点に達して「Lark's Tongues in Aspic Part2」へとなだれ込む構成の素晴らしさに納得できるのでは?と個人的に考える。「狂気」の完成度の高さとは別次元の丘陵にそびえ立つ72~74年クリムゾンの姿がここに有る!
・「とにかく素晴らしい!」
クリムゾン史上で最も良いメンバーが揃っているCDだと思います。中でもジェイミー・ミューアの存在は大きいですね。彼が居たからこそこの時期のインプロ重視のスタイルが出来上がったのではないでしょうか?これ以降のアルバムにももし参加していたとしたらクリムゾンはまた違った道を辿った事でしょう。。悔やまれます。アルバム全体の流れは文句無いです。鳥肌が立ちます!静と動の対比が素晴らしい。本当の名盤というのはいつ聴いても全く色褪せません。これは本物です。
・「ストイックな漆黒の美世界」
1974年発表。キング・クリムゾンの6枚目の作品(僕の中では『アースバウンド』をいれられません)。このアルバム・タイトル『Starless and Bible Black(星一つ無い聖なる暗黒)』はデビュー作の中の『エビタフ』の『Confusion will be my epitaph(混迷が僕の墓碑銘)』と同レベルで心に突き刺さる僕のクリムゾンに対するイメージそのものだ。R.P.ジェイムスの詩世界はジョン・ウェットンの男性的なボーカルでストイックな漆黒の美世界をここに完成した。屈強なリズム・セクションとハードなギター・リフを全面に押し出したへヴィ・メタリックなプログレッシブ・ロックは他に比べうるものすらなく、これからも生まれようも無く、その崇高な音世界の完成の奇蹟に『this night wounds time』だ。『The Great Deceiver』のギター・リフと『Cigarettes, ice cream,figurines of the Virgin Mary』のフレーズはロック・ファンの魂でリフレインし続けている。
・「とてもBGMなんかに出来ません・・・凄まじい破壊力を持ったアルバム!!」
1974年リリースのなかなかハードなアルバム・・・テクニックに裏打ちされたインストに比重を置いた内容です。とにかく当時のエネルギーがそのまま伝わって来ます!!驚いた事にボーカル入り以外はすべてライブレコーディングらしいとの事・・・信じられません!!メンバーは、ロバートフリップ・デヴィッドクロス・ジョンウェットン・ビルブルフォードの強力ラインナップです。アナログB面を使用した「スターレスアンドバイブルブラック」~「フラクチャー」は即興性が如実にあらわれています・・・このアルバムを聴きながら何かするなんて不可能!!凄まじいエネルギーを秘めた破壊力満点のアルバム!!
●Red
・「すごい完成度!!」
宮殿と共にKING CRIMSONの最高傑作とうたわれる名盤。74年発表です。有名な作品なので多くのバンドに影響を与えているようですが、とりわけToolの音楽性には多大な影響を与えていると思います。
全5曲、40分強の作品ですが、その流れは完璧といって良いと思います。重厚なインスト1.Redに始まり、哀愁を誘うメロディの2.Fallen Angelへ。アルバム内では一番POPな3.One More Red Nightmareを経て、サウンド・コラージュ的な4.Providenceの不思議な雰囲気から、悲哀のメロディに始まり、暗闇のような中間部から圧倒的な迫力でサックスとドラム、そしてギターとベースが絡む名曲5.Starlessへ…
プログレと呼ばれたバンドの中でも演奏能力では抜きん出ていたクリムゾンだけあって、全編に凄まじい気迫と緊張感が漂っています。ハイポジションで鳴く様になり続けるギター、地鳴りのごとく轟くベース、正確無比にリズムを刻むドラムス、それらを更に弾きたてるサックスやメロトロン…やはりこれは言われているとおり、もしくはそれ以上の名盤です。
・「wettonのベースが…」
ジョンウエットンのベースが聞きたくてクリムゾンからUK、ファミリーetc.と聞きかじってきました、ウエットンのベースに関して言えばクリムゾンのブートレッグで聞けるライブに勝るものはありませんでしたが、これだけは別格です。(今や音の悪いブートレッグではなくても伝説のライブが聴けるようになりましたね)10代のころはスターレスを聞くと涙が出ることもあり、このアルバムは聞くのに覚悟が必要なアルバムでしたが、タイトなリズムセクションにのってフリップ卿が濃密なリフを繰り返す様はこの数年後のヘビーメタルなんぞ何を今更と感じざるを得ませんでした。ポップなウエットンしか知らない人には判って貰えないかもしれませんが、このころのウエットンは全盛期のジョンエントウイッスルやクリススクワイヤーをも凌駕する最高のロックベーシストだったと思っています。(UK時代もかなりのものですが)気に入られた方は是非night watchも聞いてみてください。
・「あまりにも壮絶!」
まず、ジャケット。合成写真である。3人を取り巻くピリピリとしたムードで集合写真は撮れなかったというエピソードが示す通り、アルバム全体には今にも張り裂けそうな緊張感で包まれている。圧倒的にヘヴィで荘厳なサウンドに、押し潰れそうな挽歌の数々。
バンドに絶対を要求するフリップ、さらなるキャリア・アップを夢見たウエットン、あくまで自分の満足のいく演奏環境を望んだブラッフォード。3人の不満が爆発して生まれた『レッド』は、化学反応でもあった。
始めから最後までカッ飛ばしている1.Red。2.Fallen Angelは、落ち着いて演奏しているかのようだけど、相当苦しんでいるのが聴き取れるし、終曲5.Starlessは自身に対する死亡診断書で、言うまでもないが、へヴィだ。
このラストはあまりにも壮絶だけど、数々のプログレ・バンドがパンク・ムーブメントの襲来を前にマンネリしてた中で、潔い幕切れだったといえよう。
・「どこまでも暗く重い音の塊。」
~通常、「暗い楽曲」というものは、ただ「暗い気分」や「暗い雰囲気」を表現するにとどまる。だが、この音楽はどうだ。気分や雰囲気どころではない。暗闇を徹底的に突き進んだ音が、まるで手で触れるような物質的「暗黒」に変化してしまったようだ。
この音楽は落ち込んでいる時に聞いてこそ真価を発揮するだろう。極度の緊張感を持って闇と対峙~~したその後は、なぜか不思議と解放された気分になれるのだ。~
・「ヘビーで力強く、かつせつないアルバムです」
70年代クリムゾンを閉めるアルバムです。一曲目のRedはヘビーなギターサウンドが前面に出たインスト曲で、圧倒されます。クリムゾンのだ表曲と言ってもよい名曲です。前半はヘビーな曲が続きますが、ラストのStarlessはサックスの音が印象的な曲で、赤く空を染めながら沈む夕日を連想しながら聴くとズーーンと心に響くバラード調の曲です。動と静のバランスがとれた作品で、クリムゾン入門として最適だと思います。是非とも一度聴いてみてください。
・「バンドの作品です」
7年ぶりに復活したニュー・クリムゾンのデビュー(?)作。エイドリアン・ブリューという新たな個性を得て、全く異質なクリムゾン・ミュージックが出現している。全編でみられる、各人が織り成す複雑なリズムが一体化したときに感じられる陶酔感が最大の魅力。フリップも7年間色々なことを学んだのだろう。今作は明らかに、「バンド」の作品だ。まず「訓練」をコンセプトに置くこと自体が衝撃である。しかし、2.Frame by Frame 4.indiscipline 7.Disciplineなどにおいては、紛れもなく「訓練」しているのだ。他にも、ブリューがもたらしたエスニックな味付けが効果覿面の1.Elephant Talk、雄大な5.Thela hun ginjeet。3.Matte Kudasaiでの、優雅に流れる時間。また、80年代という時代に適合させているのも、お見事。
・「先進的なアルバム」
いわゆる「80年代クリムゾン」「再結成クリムゾン」の端緒を飾る作品。リーダーのロバート・フリップ(g)自身も、クリムゾン3大傑作のひとつ(他は「宮殿」と「レッド」)と認めており、今なおその先進性はいささかも輝きを失っていない。
かつて村上龍がキューバ音楽について「完璧なグルーブを生み出せるのは、機械のような人間か、人間のような機械である」というような事を語っていたが、まさに80年代クリムゾンは前者に相当し、タイトルの「Discipline(鍛錬)」の言葉どおりバンド全体がリズムマシンのように正確なビートを刻み続けるのが面白い。まさに「ロック版ミニマルミュージック」であると言えよう。
音楽的には、フリップとエイドリアン・ブリュー(g,Vo)の2本のギターの息のあった演奏が聴き所で、同じフレーズをユニゾンしたり、1拍ずらしてエコーのような効果を出したり、ハーモニーを奏でたりと変幻自在である。勿論、ブリューお得意の「象の鳴き声」など効果音的なギターも炸裂している。ある意味、ギターミュージックの極北。ギターで出来ることをやり尽くしている観があり、ギター弾きならば必聴のアルバムと言えよう。
さて、僕が個人的に本作に感動したのは、「これほど前衛的なアルバムをクリムゾン名義で発表したこと」それ自体に尽きる。既に70年代に一時代を築いたバンドが、過去の栄光を捨て去り、なおかつ時代に迎合するわけでもなく、あくまで自己の探求心に基づいて作品を発表する‥‥これは商業音楽の世界では、とてつもなく難しい事だ。旧来のファンの反発も予想されるし、レコード会社との軋轢もあるだろう。下手をしたら、世の中すべてを敵に回しかねない。
「未だ見ぬもの」「新しい美・価値観」を認め、それを世の中に提示する勇気。それこそが芸術家の資質であり、フリップはまさにそれを有する孤高の人である。
・「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」
'80年代キング・クリムゾンの第一作目。初めて加わった2人のアメリカ人と奇才ロバート・フリップがどう絡むか非常に注目された作品。結論としては、今までのファンにとってはイメージが違いすぎたのだと思う。多くの酷評が飛び交った。しかし、私はそうは思わない。この作品に始まる3部作はそれ以前の作品に勝るとも劣らない良さを持っていると思う。むしろ、今聴いてこそ理解できる音と言い換えることも出来るかもしれない。“Matte Kudasai”を除く全ての曲が名作だと思う。
・「敏腕相棒ギタリストの登場」
"Discipline is never an end in itself, only a means to an end" 初期のバンド名DisciplineからKing Crimsonに変化するのには観念的意義が必要だったらしい。フリップ卿らしいが、目指す音楽を達成するにはもう一つ初の試みが必要だった。二人目のギタリストである。選ばれたのは動物の鳴きまね(CMでも演ってました)等、トリッキーな演奏で知られるエイドリアン・ブリュー、しかも初のアメリカ人。二本のギターは拍子の妙でオシロスコープのようにズレたり重なったりを繰り返す"Frame By Frame"や表題曲で真価を発揮する。このように80's KCの成就はブリュー加入による所が大きい。
象の鳴き声とスティックによる華々しい1は新しい才能を紹介する出色のショーケースだ。周りに惑わされないテンポ維持が肝なので、特に2は歌いながらこなさなければならないブリューにとって、正に"Discipline"であったに違いない。超高速バッキングリフでのフリップの集中力と変拍子太鼓の鬼・ブラッフォードのテクは相変わらずだが。また、語りに近い無調のボーカルも特徴だ(14と、本当の会話がサンプリングされている5。5の妙な題名はHeat in the Jungleのテレグラムだそうだ)。フリップが不自由な楽器と認めながらも、愛したギターと奏法に再度敢然と挑み始めた記念すべき作品と言えるだろう。
・「ニュークリムゾン、スタート!」
1981年に発表された新生クリムゾンの第1作です。トーキング・ヘッズでのプレイが冴え渡っていた奇才エイドリアン・ブリューをやはり「強奪」してメインギタリストに迎え、ベースにはスキンヘッドのベース(スティック・ベース)の魔術師トニー・レイヴンを据えて、今までに聴かれなかった大変キッチュな音の世界を作り上げています。
まずは①「Elephant Talk」ではいきなりエイドリアン・ブリューによる象の咆哮が炸裂します。こんなのは以前のクリムゾンでは考えられなかったこと。続く「Frame By Frame」では何とグループ禁断の“ハーモニー”まで出てくる始末です。それにしてもエイドリアン・ブリューの曲がりくねったギターソロは完全に「変態の域」に達していますが、対する御大フリップのプレイは相変わらず冷徹、冷静で機械的ですらあります。この2人のまったくキャラが異なるギタリストが織りなす摩訶不思議な世界は、聴いているうちに妙なトランス状態へと導いていく静かなパワーを感じます。トニー・レイヴンが作り出すスティックによるフレーズも、当時としては斬新で、2人のギタリストが作り出す変態世界に確かな彩りを加えています。
Discipline=鍛錬、訓練と名づけられたこのアルバムがリリースされた当時、御大フリップは「自ら鍛錬を続けることによって、より完成された音楽を作り出すことができる。私のこれまでのプレイは非常に雑で粗野だった。だから、今までの自分のプレイのすべてを捨て去ったうえで新たに鍛錬、訓練を続けながら自分の音楽を志向していくことになるであろう。だからアルバムのタイトルもDisciplineにした」という意味合いの発言をしていました。この発言がどこまで本気でどこまで冗談なのかは、発売後20年以上経ったいまでも分かりませんが、従来のクリムゾンのイメージを完全に打ち破ったのは事実です。また、以前のクリムゾンのイメージを求めてこのアルバムに接した人は、強烈な拒否感を示したことも事実でしょう。そう感じさせた時点で、御大フリップはきっとニヒルな笑みを浮かべたに違いません。個人的には永遠と続く無機質なアルペジオを弾くには、やはり日常の鍛錬、訓練が必要だなと感じましたが。
・「僕の頭はこわれもの」
1971年リリースのイエスの4作目。トニー・ケイが抜け変わりにリック・ウェイクマンが加入しその理路整然とすら感じる圧倒的な技巧によって大きく変貌する事になりました。元来イエスにあったグルーヴに、スティーヴ・ハウの気宇壮大な浮世離れしたギタースタイルが加味し、更にその演奏面にパズルのピースを埋め込むようにウェイクマンのキーボードが入り絶妙の調和が完成しました。
この一枚は大作3曲と各々のソロ小品で構成されてますが、どれが欠けても成り立たないすばらしい構成で、聴き込んでいくうちにパズルのピースが合わさっていき最終的にはジャケットデザインのような世界観に呑み込まれ包まれるでしょう。
まず「ラウンドアバウト」、「南の空」、「燃える朝焼け」の大曲はまさにピーンと張り詰めたスリリングな展開で度肝を抜かれます。メロディーはわかりやすいのに圧倒的な緊張感で演奏されるその様は、まさに情熱と冷静の間を体感するかのような不思議な体験だ。
そして小品の方は、、リック・ウェイクマンの手腕が光る隙のない「キャンズ・アンド・ブラームス」。アンダーソン作らしい個性的で創意工夫が感じられる「天国への架け橋」。この世のものとは思えないエキセントリックなサウンドのブラッフォード作「無益の5%」。まさに名人芸に艶然と微笑みたくなるようなハウ作の「ムード・フォア・ア・デイ」等等、、どれも1〜3分の短い曲ばかりだが、癖になってリピートしたくなるナンバーが揃ってます。
イエスの金字塔「危機」よりも、個人的に思うイエス最高傑作の「リレイヤー」よりも、、この一枚は中毒性って意味なら高いかもしれません。この一枚の持つ完璧な調和に脳をヤラレたら最後病み付きですね。。今となってはどうしようもないが、そうなっちゃいましたね。。
・「うなるイエス」
ああ、また再発かあ、とおもいきや、今回は気合い入ってる!凄いぞライノ!よくあるリマスター再発だけど、これは大成功と思います。こうなるとアナログ時代のしかも再発盤から始めた私のフラジャイル歴もこれで終着かも。リアルだなあ、このベースのガリガリ感とモタったブラッフォードのドラムのタイム感。変な組み合わせなんだけど、いい味のワン・アンド・オンリーを作り出してる。プログレ入門盤に最適ですね、これは。当初から散漫という評価でしたが、現在の耳には、それがいい方向に作用している気がします。ボーナス・トラックはマニア以外あんまし効き目、ないかな。
・「リマスター効果抜群」
1971年リリースの中期「YES」の大きな転機になった傑作。彼らの最初の黄金期を飾るメンバーは、ご存知Chris Squire、Jon Anderson、Steve Howe、Bill Bruford、Rick Wakeman。特にキーボードがトニー・ケイからウェイクマンにチェンジしたことによって楽曲全体がよりシンフォニックによりテクニカルになったことが特筆されます。
恥かしながらこれまで旧規格のCDを聴いていた私の耳にとって、このリマスター盤から沸き出てくる音の洪水は大変新鮮で、大袈裟に表現すればまるで新譜を聴いているような思いです。音圧が上がりまた分離が明確になったことは当然ですが、やや高音を強調した感がします。旧規格ではうっかり聴き逃していた音まで耳に飛び込んできます。話題のボーナストラックは、S&Gの「America」と名曲「Roundabout」のアウトテイク。特に加工前といった感じの「Roundabout」は興味深いものがあります。ただこの2曲はあくまでも「おまけ」であって、やはり生まれ変わった本編に集中して耳を傾けてみてください。
アナログ時代からのファンはもちろん、旧規格で歯がゆい思いをしてきた人は、間違いなく「買い」です。またまだ「YES」を聴いたことがない若い世代にとって、1971年という時代に、こんな素晴らしい音楽をプレイしていた彼らに触れることができる「格好の入門編」としてお勧めします。豪華ブックレットも嬉しいプレゼントという感じですね。
・「Rhinoからのリマスター版CD」
日本国伝統の紙ジャケットとは異なるが三つ折りデジパック仕様。オリジナルブックレットの完全な再現に加えて、Bill Martinによるライナーノーツに歌詞付き。ロジャー・ディーンのアートワークも、このパッケージなら浮かばれようというもの。リマスタリングされた音は、70年代のバンドサウンドに相応しく、数値的な情報量よりもライブ感のある音像とざっくりした切れの良さを重視し、名より実質を取ったかのような手堅い出来のCDに仕上がっていると思う。ボーナストラックはファンにはすっかりおなじみの"America"に、スタジオライブ感覚で結構面白いラフミックス版の"Roundabout"。音楽的にはもう何も言うことはないが、久しぶりに聴いてみて、例えばオーケストラの弦のパートをエレピで置き換えたリック・ウェイクマンの"Cans and Brahms"のアレンジの巧みさに感心させられた(ストリングス系のシンセ音などにしてしまうと凡庸この上ないところである)。さすがだ。夢見るような生ギターソロの"Mood for a day"が終わり、突如炸裂する"Heart of the sunrise"のイントロ。その間隙に息づく一瞬の静寂に、このアルバムの語り得ない美しさが集約されているように思う。
・「YES、黄金期突入」
Keyがトニー・ケイからリック・ウェイクマンに代わり、ついに黄金期突入。製作期間がなかったため、各個人のソロ曲をその他の4曲の間に挟み、見事に組曲として成立してしまった。
「Roundabout」はもちろん名曲だし、Keyソロの美しさがなんとも言えない「South Side of the Sky」に、「Long Distance Runaround」は短いながら、展開の妙技を聴かせる。そして最後にスリリングなバトルが聴ける「Heart of the Sunrise」で締める。各個人のソロ曲も、各人の個性がよく出ていていい。
BTの「America」は、Yesの斬新なアレンジの仕方と妙な拍が意外にこの曲にマッチして、なぜか不思議と気に入ってしまう。「Roundabout[Early Rough Mix]」は音量に気をつけよう、Roundaboutがどう変わってったのか聴き比べてくらべるといいと思う。
・「究極音質のリマスター版。買い替え必須」
アナログ版から数えて、本作を買い換えるのは4回目。1994年度のリマスター版もかなりいい音だったので、これ以上の改善は無理かと思いつつも、今回(2003年度)リマスターを聴いて驚き。音のクリアー感と広がり感が増し、イエスの演奏のすごさがさらに強烈になった。Close to the edgeのイントロの水の音、Siberianの出だしのギターの音を聞けば、いかにこのリマスター版の音がいいかが実感できます。
イエス・ファンで長年聞き込んでいる方も、今回のは買い替え必須です。
・「イエスミュージックの聴き方(初心者向け)」
片手にジャケットを持って、ジャケットを眺めながら聴くのがよいでしょう。間違っても、歌詞とにらめっこはしないこと。訳詞を読んでも意味不明ですし、歌の内容がわからなくても、イエスを聴く上でちっとも障害にはなりません。曲を演奏をサウンドを楽しむことが大事です。ジョン・アンダーソンの声もサウンドのひとつとして楽しむべきです。
・「買って損なし!!!」
この歴史的名盤の内容をとやかく言う必要はないだろう。要は既発盤を持ってる人が買い直す価値があるかだ。私が持っている日本盤(32XD-532)と聴き比べてみた。まず全体の音量は今回のリマスター盤の方がデカイ。導入部のせせらぎなど聞こえ始めるのがおよそ10秒も早かった(1万円以下のCDウォークマンで試聴)。その分、音の分離がはっきりしレンジも広くなった感がある。以前からこのアルバムでのビル・ブラフォードの音量の比率が他のパートに較べて抑えめにミックスされたように思っていた。今回もそれは変わらなかった。あくまで個人的印象だが、本来はもっと固い音で叩く人のように思う。どうだろう。ボーナストラックに関しては、サイモン&ガーファンクルのカバーなどシングル2曲に2,3のオルタネイト。6はジョン・アンダーソンの鼻風邪声バージョンとして聴くと面白い。また8分過ぎに入る逆回転のようなフレーズはかなり新鮮だった。未発表バージョンは、リック・ウェイクマンのキーボードがオリジナルに較べてかなりダサいのもまた一興。本編の完璧さ知るにはいいかもしれない。
・「これぞプログレッシヴロック」
この「危機」という作品を聴き終わった後の感動は、まるで山の頂上に到達し、素晴しい景色を見ているときのような感覚に似ている。 「プログレッシヴ・ロック」は、今となっては様々な形に変化し、拡散しているが、いつ聴いてもこのアルバムは、聴くごとに新しい発見を与え、いつまでも新鮮で飽きさせることがない。
この一枚で、他のプログレグループには無いわかりやすさと素晴しさで、プログレッシブ・ロックの素晴しさを教えてくれる。 このアルバムこそ、真の「プログレッシヴ・ロック」を歴史に築いた決定盤であることに相違はない。
・「リマスター最高」
危機はLP盤、初回CD盤、紙ジャケリマスター盤と買い続け今回が4回目の購入ですが、興味深い貴重なボーナストラックと、表題曲のSE部分や「同志」のスティールギターの最後のグリスアップまでクリアに聞こえる手をかけたリマスターなど、買って損のない内容です。私自身は大満足でした。Rhino万歳!
・「おクチあんぐりの3枚組みでした(当時)。」
1973年5月リリース まぁこれを聴いた時は魂消たね(文字通りタマゲましたよ)。「こわれもの」や「危機」も聴いていたけれど、「スタジオ盤でしょ?じっくり作ったんじゃないのぉ?」なんて呑気なことを言っていた矢先に発売されたのです。当時3枚組みというのは高校2年生の青年には非常に高価な買い物で、シカゴのカーネギーホール4枚組み以来の決死の覚悟だったのです(スカだったら悔しいからね)。
期待の高まりを抑えられない「火の鳥」の長いオープニングの後、ドッカーンと1曲目が始まってからというもの兄貴と二人でお地蔵さん状態でスピーカーの前に釘付けになってしまった。「これライブ?」等とアホな会話をしつつ、空いた口が塞がらなかった。個人的にはクリス・スクワィァのベースに感激してしまった。当時ポールマッカートニーくらいしか弾いていなかったリッケンバッカーのベースがこんなに凄い音とは思いませんでした。アマバンドを組んで楽器を購入する時期でもあったので、欲しくて堪らなくなりましたが、50歳を越えた今でもまだ買ってません(やっぱ欲しいなぁ)。新加入のアラン・ホワイトが3日位で全曲覚えてツァーに出ていたなんて記事を読むと、生まれつきの才能っちゅうのは羨ましいもんだなぁと感じつつ、「いつか俺だって!」と17歳の青年は熱く自分の将来を夢見たものでした。(?)
LPしか持っていなくて、今回始めてCDを買いました。音がどうのこうのなんて野暮なことは言いません。持ち運びが便利になって何処でも聴けるだけでも満足です。でも、結構凄い音になっているので、やっぱし堪んないっすね。
・「最強のプログレ集団による最高の演奏」
演奏の内容といい量といい、全盛期のイエスにふさわしい、ライブ盤の傑作。音質やバランスはベストとはいえないがそれでもなお余りある素晴しい内容だ。ラウンドアバウトや燃える朝焼けなどはもとより、パペチュアル・チェンジなどは音に厚みがあって音色が多彩になり、オリジナルよりもいいのではないかとさえ思わせる。ビルブラッフォードのドラムソロも聴けるし。メンバーのソロパフォーマンスが一曲づつ収録されているが、特にクリス・スクワイアのベースがうなるthe fishや、リックウェイクマンが惜しげもなくテクニックを披露する〜ヘンリ8世と六人の妻より抜粋〜は圧巻である。yours is no disgraceやI've seen all good peopleなどは、非常にロックらしいノリに仕上がっている。イエスってこんなにライブ栄えするバンドだったのか。これはやはり新ドラマーのアラン・ホワイトによるところが大きい。ハイテンションでエネルギーあふれる快演奏。彼もまた一流のロックドラマーであることはこれを聴いていただければお分かりいただけるだろう。いろんな意味ですごいのはclose to the edge。賛否両論あるらしいけど、この曲をここまで再現しただけでも拍手を送りたい。
しかし、何度聴いても、starship trooperで締めくくられるラストには感極まるものがあるなあ。
長々と書いてしまったけれど、とにかくこのアルバムのすごさは一度聴いてもらえばわかると思う。
・「もう、これは神がかってます」
30年以上前のハナシですよ。当時、彼らハタチそこそこですよ。まだ現役でやってる彼らもある意味スゴいが、本人たちもわかっているはず。「アレを超えるようなものはできないだろう」と。とくにスゴいのは、アラン・ホワイトが、このツアー直前に脱退したビル・ブラッフォードの代わりとして、半ば脅されるようにしてバンドに入れられた(らしい)が、3日間で全部曲を覚えて演奏したということ。イエスファンのあいだでは今でもブラッフォード支持が根強いが、74年頃、町の図書館でこのライヴ盤を何気なく借りて(!)聴いたが最後ブッ飛び、それからイエスにのめり込んだ私としては、ホワイトの評価がイエスファンのあいだでさえ不当に低いと思っている。
イエス時代のライブ音源の少ないブラッフォード在籍時の貴重な演奏(Perpetual Change, Long Distance - Fish)も収録されているし、他の方が書かれているように、Yours is no disgraceなどライヴならではのアドリブも満載で、初期の曲なのに古臭さを感じさせない。Close to the Edge, And You and I, Roundabout, Heart of the Sunrise ...いちいち語る必要なし。「9012ライブ」も「ハウス・オブ」も「シンフォニック・イエス」もそれなりに良いですよ。でも、生粋のイエスファンって、どうしてもこれと他のライブを比べてしまいますよね。好むと好まざるにかかわらず。否が応でも。しょうがないんです。
これは、あの頃、神がかっていたとしか思えない若き天才たちの記録である。
・「ライブのほうが絶対良いと思われるトラック多い」
彼らが、ライブであの複雑な曲を再現するスパーテクなやつ、というのは間違い。スタジオ版でもライブを考えて作っているし、演奏できない曲はスタジオでも録音するのは難しい。うまいだけならほかにもいるかもしれないが、YESはそれだけではない。
聴き所:①シベリアンカートルそれにキーボードソロからペダルステイール、ギターに替えるスリル。メロトロン音程の不安定さが最高に良い。このころはポリシンセがないから、メロトロンと同じフレーズで最後のほうに少し出てくるモノシンセのポルタメントがそれはそれで隠れキャラのような。Studio版ではフェードアウトだが、ステイーブハウの珍しく歌っている(?)ソロをたっぷり入れて終わる完成されたエンデイング。
②The Fish:Fragile版ではモチーフをとりあえず録音しておいた予告編だ。Long Distance,,からギターのハーモニクスのシーケンスをはさんでメドレーになるのはスタジオ版と一緒だが、クリスのリッケンバッカーそれから大展開。このアルバムの中ではダイナミックレンジが一番大きい曲。これだけのために買っても良い。
③Close to the Edge:スタジオ版より自然で緊張感あるギターソロ、ハモンドソロ。コーラスもこちらのほうが良い。E.シタールもライブでやってなるほどという感じがする。
*Yours is No GraceはSteve Howeの指が切れるほど弾きまくるー!Roundaboutはオリジナルスタジオ版が好きでこちらは、特にジョン、Bメロは、、とまあ、人それぞれの楽しみが、発見が、たくさんあるはずです。それにアランホワイトもいいわ。
・「プログレ全盛期を知ることができるアルバムです」
イエスの72年のコンサートツアーの様子を収録したライブアルバムです。LP当時は3枚組という超大作でもありましたが、ファンの関心は、アルバム「危機」収録曲に代表される複雑にして難解な曲を、ライブでも再現できるのかということ。しかし、72年当時といえば、イエスのみならず、プログレ全盛期でもあり、イエスからの回答は、難解な曲を見事に再現するだけでなく、ライブならではの演奏のドライブ感、そして観客の熱狂と共に返してくれる物でした。メンツ的にも、アンダーソン、ハウ、スクワイア、ウェイクマンの最強布陣にDrは、ブラッフォードとホワイトの両方を収録、曲も「危機」「ラウンドアバウト」、メンバーのソロ曲等々、まさにプログレ全盛期を知ることができる内容になっており、プログレのみならず多くのロックファンにお奨めのアルバムです。
・「日本盤を買うよりこの輸入盤を...!」
文句無しの名盤に、ボーナス・トラック3曲が追加収録されています!特に⑥錯乱の扉(スタジオ・ラン・スルー)はオリジナルより音が生々しく最高です!!そして、購入を考えられている方は高価な日本盤よりこの輸入盤を購入した方が良いでしょう。日本盤は輸入盤を紙ケースで包み、帯と5Pの日本語ライナーを付けただけの輸入盤国内仕様です。英文解説翻訳がどうしても欲しい方以外は500円安いこの輸入盤の方がお薦め!?
・「リマスターはいまいちですがボーナストラックだけで買いです」
音質は残念ながら98年のリマスター版に劣ります。というより98年版が良過ぎます。このRHINO版もかなり頑張っていて、これまでに発売された「Relayer」の中では突出した音の良さなのですが、それでも98年版にベールを2枚くらい被せた音です。「Sound Chaser」の冒頭のドラムの乱れ打ちで比較するとよく分かります。98年版では音抜けが良いため一音一音のタッチの違いやドラムのヘッドの弾力の具合までもが分かりますが、このRHINO版では音がべったりとしており、そこまでのレベルには達していません。98年版は