オールスター・トリビュート・トゥ・ブライアン・ウィルソン (詳細)
オムニバス(俳優)
「元取れまくり」
ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス) (詳細)
ザ・ビーチ・ボーイズ(アーティスト)
「すがすがしい、マスト盤」
BRIAN WILSON(デラックス・エディション) (詳細)
ブライアン・ウィルソン(アーティスト)
「良い意味でも悪い意味でも重要なアルバム」「スピリチュアルな名曲ぞろい」「おかえりなさい,ブライアン・ウィルソン」「背景まで含めて感動せよ」「感動の復活盤かつ素晴らしいデビュー盤 必聴です。」
Orange Crate Art (詳細)
Brian Wilson & Van Dyke Parks(アーティスト)
「アメリカの良心ここにあり!」「「あの頃の僕らに捧げるオールドエイジ・シンフォニー」」「Smileを期待してはいけない」「これぞ、アメリカンドリーム!」
Capitol Collectors Series, Vol. 1: The Early Years (詳細)
Peggy Lee(アーティスト)
You Are My Sun (詳細)
Last Affair
「みんな子供に戻れる!」
グッド・バイブレーションズ (詳細)
ザ・ビーチ・ボーイズ(アーティスト)
「1枚目は何故全部モノラルなの?」
I Just Wasn't Made for These Times (詳細)
Brian Wilson(アーティスト)
「みんなが大好きなブライアン名曲集」「円熟みを深めた名曲たち」「天才とは無邪気なもの、子供みたいなもの」「内容に文句は無い。タイトルの訳が間違いなのだ。」「何故か良い」
「時代を超える古典!」「ボーナストラックはなしでいい。「スマイル」そのものを聴きたいから、輸入版。」「混乱からの帰結、あるいは「天空のシンフォニー」」「間違いなくブライアン・ウイルソンの傑作である。」「you are forgiven」
サーフズ・アップ (詳細)
ザ・ビーチ・ボーイズ(アーティスト), ブライアン・ウィルソン(その他), アラン・ジャーディン(その他), カール・ウィルソン(その他), ブルース・ジョンストン(その他), マイク・ラブ(その他), ジャック・リレイ(その他), ダイク・パークス(その他), ギャリー・ウィンフレイ(その他)
「ビーチボーイズの深淵」「ブルース・ジョンストンの代表作、ディズニーガールの入った70年代作」
Surf's Up (詳細)
David Kikoski Trio(アーティスト)
エンドレス・ハーモニー (詳細)
ザ・ビーチ・ボーイズ(アーティスト)
Essential Tony Bennett (Remastered) (詳細)
TONY BENNETT(アーティスト)
Friends/20/20 (詳細)
The Beach Boys(アーティスト)
「カリフォルニアのWhite Album」「○」「20/20」「静かで落ち着いた新たなビーチボーイズサウンド」「ここまでさわやかなアルバムはなかなか無いです。」
ブライアン・ウィルソン・プロダクションズ (詳細)
オムニバス(アーティスト), シャロン・マリー(アーティスト), グレン・キャンベル(アーティスト), ジャン&ディーン(アーティスト), ハニーズ(アーティスト), カーニー&ウェンディ・ウィルソン(アーティスト), サバイバーズ(アーティスト), ゲイリー・アッシャー(アーティスト)
ソング・サイクル (詳細)
ヴァン・ダイク・パークス(アーティスト)
「ふらりふらりと」「ヴァン・ダイク・パークスの音の走馬燈」「現代の音の魔術師」「不気味な童話みたいだ」
Caroline Now!: The Songs of Brian Wilson and the Beach Boys (詳細)
Various Artists(アーティスト)
「「Love You」から4曲も」「大切なもの」
アン・アメリカン・バンド (詳細)
ザ・ビーチ・ボーイズ(俳優)
「ロックファンなら抑えるべき」「Singer On My Mind」
「空想の楽園」「でたっ傑作!」「桃源郷の音楽」
Good Vibrations (詳細)
Hugo Montenegro(アーティスト)
グリンプス (創元SF文庫) (詳細)
ルイス・シャイナー(著)
「60年代ロックへのタイムトリップと、夫婦関係、親子関係の整理・修復と」「世界幻想文学大賞受賞」「コアなSFファンはどんな感想をもつのか?」「60年代ロックファン向け「たられば」小説」
ブライアン・ウィルスンそしてビーチ・ボーイズ (詳細)
ポール ウィリアムズ(著), Paul Williams(原著), 五十嵐 正(翻訳)
「心からビーチボーイズを愛する人達へ」
モンド・ミュージック (詳細)
ガジェット4(著)
「ジャケット見るだけでも楽しい。」
テルミン ディレクターズ・エディション (詳細)
スティーブン・M・マーティン(監督), レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン(俳優), クララ・ロックモア(俳優), ブライアン・ウィルソン(俳優), トッド・ラングレン(俳優)
「摩訶不思議なドキュメンタリー」「テルミンという人間」「テルミン関連の映像を見たい人には○の映画」「好き嫌いわかれそう・・・」「映画というより20世紀の記録として」
「正に決定盤!」「「夢があれば、60才を過ぎても、必ず実現する」、成し遂げたブライアンに感涙、名作!!」「感激の一枚」「When I Grow Up (To Be a Man)」「ブライアン・ウィルソン版「ジョンの魂」」
● ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)の落穂拾い・その2(1993〜)
● ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)のオリジナル・アルバム(とライヴ)
● Brian Wilsonのアルバイト(入手困難盤〜1998年)
● むかしのポップス
● ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)が出ている映像ソフト(ソロ以降)
● おこのみで
・「元取れまくり」
この値段なら買ってみても絶対損はないです。リッキーマーティンはきついノリですけど、他の人々の演奏は息を飲むほどいいです。特にお勧めは、ポール・サイモンとアイミー、ペンの二組による演奏です。どちらともいい感じでじで自分たちの色にブライアンの曲を染め上げてます。そして最後の(Do it again はどちらかというとボーナス)ラブアンドマーシーにおける、ハーレム楽団のコーラスは最高に曲とマッチしてます。
なるべく最高の音響環境でこのDVDをお聞きください。
●ホーソーン、カリフォルニア-伝説が生まれた場所(レア・トラックス)
・「すがすがしい、マスト盤」
未発表音源満載のボックスセット以外にさらに、こういうレア物が出るなんて、さすがビーチ・ボーイズですねえ。それにたがわず、魅力溢れる構成のマスト盤です。Disc1(1960~1965時のトラック)
Disc2(1966~1972)つまり『ペット・サウンズ』を境にして構成されている。『ペット・サウンズ』は別にセットがあるので細心に除かれたのだろう。レア・トラックにしても必ずしも年代順には入っていない。しかし、そんなことは気にならないほどの清廉さがある。デビューを期すことになる「サーフィン」以前に録音されたオープン・リール・テープの「ハッピィ・バースディ・フォー・フレッシュメン」にはブライアンの才能(よく言われすぎていることだが)の初期に遡れるし、アカペラの「キス・ミー・ベイビー」、「キャント・ウェイト・トゥー・ロング」、ブライアンも打ちのめされたというデニスの未発表傑作「ア・タイム・トゥ・リブ・イン・ドリームス」、「アド・サム・ミュージック・トゥ・ユア・ディ」、「フォー・エヴァー」は、極上の美しさです。メンバーの語り、ヴァージョン違い、デモ・テープなどなど飽きることなく聞けます。初期のビーチ・ボーイズを振り返り、カールの言葉で終わる、この心憎い構成は,その後のビーチ・ボーイズを知っている方なら様々な余韻を呼び起こすことでしょう。両ディスク共に終了後シークレット・トラックが入っています。聞き逃さないように。
・「良い意味でも悪い意味でも重要なアルバム」
1988年リリースのブライアン・ウィルソンの、初ソロアルバム。当時、ビーチ・ボーイズの「ココモ」と対決状態になってしまったことが話題になった。それはともかく、本作品はブライアンのソロ作品では、最高の完成度を誇る作品だ。個人的には、Love & Mercyや、Melt Away、Let it Shineなどを好んで聴いている。今回のリマスターは、Melt Awayのファルセットが削除されたり、いろいろ問題のある利マスターだが、音質的にはベストなので、こちらのリマスター盤をオススメします。ポップス・ファンなら、絶対"当たり"の作品。
・「スピリチュアルな名曲ぞろい」
全てブライアン作曲のブライアンが歌う、美しい、溶けるようなスピリチュアルなアルバム。1曲目から吸い込まれ、そして気が付けば全曲聞いてしまっていた。要するに全ての曲がたとえようなく癒してくれる、甲乙付け難い名曲ぞろいです。
実を言えば、いつ聞いてもこのアルバムを気に入らなくて長い間休ませていたのですが、突然にある日、同じアルバムかと疑うほどにこの初ソロアルバムに魅入られてしまいました。全ての曲に。ぜんぶ。
今回、ボーナス盤がついたのを買いなおしました。なお、このアルバム収録曲1曲毎に(全曲)ブライアンの説明が付属のブックレットに載っていて有り難いということもお知らせしておきます。
・「おかえりなさい,ブライアン・ウィルソン」
1970年代から1980年代にかけて,ブライアン・ウィルソンはドラッグのためにほとんど廃人同様の生活を送っており,音楽シーンへの復帰はほぼ不可能であろうと思われていました(彼の自伝を読むと,それどころか,いつ訃報が届いても不思議ではない状態だったことがわかります)。
ところが1988年,ブライアン・ウィルソンはドラッグ地獄から奇跡的に生還し,1枚のソロ・アルバムを発表しました。それがこのアルバムです。
正直言って聴くまでは不安で仕方がありませんでした。アルバムを出したは良いけれど,まともに歌えているのだろうか?いや,どんな歌でもサウンドでも,こうしてアルバムを出しただけでも良しとしなければ....とさえ思ったものです。 しかし,それらの不安は1曲目の『Love And Mercy』のビーチボーイズ時代に勝るとも劣らないPOPなサウンドを聴いて一度にふっとんでしまいました。そして3曲目の『Melt Away』を聴いたときには,そのあまりの美しさに不覚にも涙がこぼれたものです。 「おかえりなさい,ブライアン・ウィルソン」
さて,このCDは2000年に発売されたリイシュー盤ですが,Rhinoから出ているだけに音質は格段に向上しており,ブライアン・ウィルソン・サウンドのPOPな美しさがさらに輝きを増しています。それだけではなく,デモ・ヴァージョンを含めてなんと10曲以上ものボーナス・トラックが収録されているのです。さすがはRhinoですね(^_^)。
・「背景まで含めて感動せよ」
再評価著しいビーチ・ボーイズのリーダーが、長い沈黙の末、奇蹟の復活を遂げたファースト。リマスターされたうえ、大幅にボーナストラックを加えた再発盤です。
このアルバムは、さっと聴くだけでは何の変哲もないポップスで、耳にひっかかりにくい部分がありますが、彼がこのアルバムを出すまでの間に精神的にどんな軌跡をたどってきたか思いを馳せながら聞くと、随所に感動的な瞬間が待っています。何度も、何度もじっくりと聴いて欲しい名盤です!ポップス好きなら絶対に聴くべき。
・「感動の復活盤かつ素晴らしいデビュー盤 必聴です。」
ビーチボーイズ云々なしに、何も知らずにいきなり聴いてもまずこの声にやられます。60年代の「天使の声」よりもこちらのほうがよい、という人もいます。この感動の先には深い深いビーチボーイズの世界があなたを待っています。一生何枚かの出会いのCDになりますので、間違ってでもいいから聴いてみてください。
この盤はボーナストラックが多すぎてかえってオリジナルがボケてしまうかもしれませんが、RIO GRANDEまでを繰り返し聞いてみてください。
・「アメリカの良心ここにあり!」
今世紀最大の未完成アルバム「スマイル」で手を組んだ二人が30年ぶり!に完成させた最良のアメリカン・ミュージック。ゴージャスなアレンジの曲や、おなじみAsianフレーバーあふれる曲などまさにヴァン・ダイクワールド。それにブライアンのボーカルが乗ってきて、さらにゴージャスなコーラスがかぶさって.... こたえられませんなぁ。アメリカの良心ここにありって感じです。「スマイル」の正式発売騒ぎもあったけれど(あれはあれで聴きたいが)、そんな過去を振り返る必要もないぐらい完成度の高い1作です。売れてなんぼの音楽界ではありますが、こんな「良心」の目一杯詰まった作品があるからこそ、私は音楽を愛してやまないのです。
・「「あの頃の僕らに捧げるオールドエイジ・シンフォニー」」
ヴァン・ダイク・パークスらしい豪華絢爛できらびやかなサウンドが実に美しい。やはりシンセサイザーには出せないふくよかさってあると思う。そこにブライアン・ウィルソンの、今や決して完璧ではないがひたむきな一人多重録音のヴォーカルが乗ることで、小奇麗なだけではないヒューマンな味わいが増幅されているのがこのアルバムのマジックだろう。
必ず引き合いに出される『スマイル』のブライアン版も素晴らしいが、断片的なオリジナルを聞けば何かしら失われたオーラのようなものもあることを思い知らされずにはいられない。
しかし、(ヴァン・ダイクが仕掛人だということもあるが)これはずっと大人の作品だ。過去を振り返るような曲が多いが、「映画は魔術だ、人生は悲劇だけど」と歌われる「Movie is magic」にすら甘酸っぱい郷愁が感じられる。ノスタルジックだけれども後ろ向きではないさわやかさに浸れる作品だ。
・「Smileを期待してはいけない」
「Smile」を造った二人の30年ぶりの作品と騒がれましたが、このアルバムはそういう視点で見てはいかんと思います。そもそも曲はVan Dyke Parksが一人で全曲作っており、Brianはあくまでボーカリストとしての参加です。繰り返しますが「Smile」の存在は忘れて聞いてもらった方がいい。その方がこのアルバムのよさが染みてくると思います。
もともと、アメリカン・ミュージック造り手の申し子のようなParksがそれを再現するのに最も適した「アメリカの声」Brianを選んだのでしょう。ここにはアメリカン・ミュージックの原点・良心が凝縮されています。浸りきりましょう。それが一番Happyになれます。
・「これぞ、アメリカンドリーム!」
知る人ぞ知る、あの未完の「スマイル」の共作者でもある二人が、長年のブランクと病んだ精神から解き放たれたリハビリ的傑作。「スマイル」をイメージして聴くと、背筋が凍ります。むしろ、アメリカンミュージック。映画のような風景が浮かんでくる、そんな感覚に陥ります。ブライアンウィルソンが好きな方向きというより、アメリカンミュージック指向の方にぜひ聞いてもらいたいアルバムです。
・「みんな子供に戻れる!」
アメリカのスタンダードな童謡たちを我が子のために吹き込んでいたら・・・こんな素敵なCDになってしまった!という経緯で生まれた珠玉のキラメキCD。(でも、全然子供っぽくないから不思議)
こんな歌を歌ってくれるお母さん、とても羨ましいですね。でも、そうそう側にいないという私達のために、(頼むわけにもいかないですし)このCDはあります。みんな知ってる♪You Are My Sunshine ~から、私達日本人は知らないアメリカの童謡も聞くことができ、新鮮です。1曲目から、優しくキャッチーなメロディー。すぐに覚えてしまってつい口ずさんでしまう程です。
もう1作、続編のCDがあるのですが、本作同様に、中身はもちろん、ジャケットも素晴らしいです。70sのアメリカ家庭のアルバムに、写真立てに入っているかのよな、風合いとデザインが、心くすぐられます。きっと、1作買って、虜になって、もう一作と買う方多いのでは?友達の出産祝いに(赤ちゃんと聴いて欲しい)、子供に時々なりたい大人達、など、幅広い層へのプレゼントに喜ばれると思います。
・「1枚目は何故全部モノラルなの?」
ビーチボーイズを聴いてみたい初心者よりも、マニア向けの企画ボックス。消滅した「Smile」の音源やペットサウンズの別バージョンなど、ファンには感涙ものの音源が含まれている。それだけでも買い!でも、元々ステレオだったサーフィンUSAなどを含む1枚目がモノラルなのは、何故かしら?何故だろう。でも、ファンなら、1枚目の殆どの音源を持っている筈だから、大丈夫だよね。それから、US盤より1枚多いのも得した感じ。6枚目の内容は別として。再発されたら、ファンなら手に入れましょう。
●I Just Wasn't Made for These Times
・「みんなが大好きなブライアン名曲集」
ブライアンへの愛情をひしひしと感じることができるドン・ウォズのすばらしいプロデュース作。ビーチ・ボーイズ時代の名曲の数々をブライアン自身のヴォーカル(ボーイズ時代は他の人が歌っている曲も)で聴けるのがことさら嬉しい。サウンドもジム・ケルトナー等職人による理想的な現代のアコースティックサウンドで蘇っている。復活当時のソロ作が妙にデジタル臭いサウンドで違和感があったのでこの点も嬉しい。
・「円熟みを深めた名曲たち」
ビーチボーイズ時代の名曲のセルフカバー集。
プロデューサーのドン・ウォズが、的確で丁寧な、愛情のこもったサウンド・アレンジを細部まで施しているため、曲の持つはかなさや艶やかさが見事に再構築されている。ブライアンの声ものびやかで、しかも楽しそうにプレイしている様子がうかがえ、収録時間は短いものの素晴らしいアルバムに仕上がっている。とくにDo It Againでの親子共演は感慨深いものがある。絶対に聴いてください。しかも何度も、繰り返し!
・「天才とは無邪気なもの、子供みたいなもの」
天才ミュージシャンと言うのは演奏技術が高くなくても天才なのであり、指がどれだけ速く動くかなんてのは関係ない。そんなことがよくわかる感動の一枚。ノスタルジアにひたるアルバムでもあるだろうが、それ以上に豊かであやういメロディーが美しい。だらしないように聞こえるかもしれないが天才とはそういうもの。マイペース。
10点中8点。感じるがままに歌う、これが美しい。
・「内容に文句は無い。タイトルの訳が間違いなのだ。」
Pet Soundsの日本盤が発売された時から、邦題が「駄目な僕」になっているのですが、オリジナルの英詩をよく読めば、「僕は、この時代に合わせて創られていない」という直訳になります。決して「僕」が「駄目」なのではなく、「僕」を理解してくれる「時代」に生まれてこなかった悲劇をバラッドで歌い上げた名曲なのです。私はPet Soundsの中で大好きな曲であり、涙なくしては聴けない名曲なのです。だから私は日本盤でなく、輸入盤を買いましたとさ。チャンチャン!タイトルが誤訳なので星一つ減点。
・「何故か良い」
このアルバムが出たときにリアルタイムで接していない自分には特に本作に対する意味合いなどは感じません。本作のドキュメンタリー映像も未見です。ビーチボーイズの曲の再演はビーチボーイズのオリジナルバージョンのほうが全然出来が良いです。
しかしもともと曲が良いからなのでしょうか?頼りない、本当にへろへろした声で歌われる再演曲なのにまた聞きたくなる時が今でも何度かあります。虚飾を排したシンプルな演奏で歌われるのが別の新鮮さを生んだり、頼りない歌声がオリジナルにはない迫力を生むんだろう、と勝手に思っています。あと選曲の妙、ドンウォズ プロデュースなのも良いのかもしれません。
そして再演曲の中に1曲だけ収められている77年?頃のデモレコーディングのstill i dreams of itが他の再演曲を脅かさずにほのかに輝いています。当時もブライアンの歌声はかすれ気味でヨレていたのですがこれは本当に良い曲、良い演奏です。
●スマイル
・「時代を超える古典!」
1966年から制作されるも、様々な理由からお蔵入りになっていた、ビーチ・ボーイズによる幻の野心作『スマイル』。リーダーのブライアン・ウィルソンは、天才的能力を持っていたにも拘わらず、その挫折等が引き金となり重度の精神障害に至ってしまった。そして、21世紀初頭、突然世界中の音楽ファンに向けて信じられないニュースが飛び込んで来た。当時25歳だった彼が実に37年の歳月を経て復調し、過去の記憶を元に再びアルバムを構築している!と、更に最新技術のサポートを得て、壊れた天才が満を持して全曲を新たにレコーディング中!との事だった。かって時代の先頭を走るプログレッシブ・ロック・オペラとして構想された『スマイル』を「あまりに進み過ぎていた、未完に終わったのには社会的調和さえ感じる」とクールに語っていた朋友ヴァン・ダイク・パークス(作詞担当)、そして、ブライアンの音楽への愛情と優れたテクニックを持ち合わせた彼のバンドと共に...。とても冷静でいられる様な状態じゃなかった。伝説が遂にその全貌を現そうとしていた。
『グリンプス』というSF小説がある。タイム・スリップする能力を身に付けた主人公が、当時のブライアンに会いに行き、数々の障害を越えて『スマイル』を完成に導き、遂にはそれを聴くという話。まさにその主人公になった気分。かっての技巧的でありながら情感に満ちた、天使の様なブライアンの歌声はすっかり失われてしまったけれど、それを忘れさせてくれる程、全体に躍動感が満ち溢れていて、とにかく爽快! 彼岸から呼んでるかの如き、幽玄でミステリアスなオリジナルは、勿論素晴らしかったけれど、こんな晴れやかで楽しい感じはなかった。まさに『微笑み』! まるで良質の歌劇を聴いているようだ、特に「Wonderful」(バックのヨーデルも復活)から「Surfs Up」(新たに加わったストリングスも効果的)への流れは圧巻です。
バンドの要であるワンダーミンツを評して、ブライアンが以前言っていた言葉を思い出した。「もし彼らが60年代に居てくれたら僕も『スマイル』を完成出来たかもしれない。」あれってお世辞じゃなかったんだ(笑)。時折不安定になるブライアンを全力で支え、素晴らしい演奏を聴かせてくれる。最大のライバルであったポール・マッカートニーも当時を振り返り「自分も含めて、今までみんな何をやってきたのだろう。どこが進歩したのだろう?」と嘆いた。確かに今現在、何処にこれだけの傑作があるというのか?これは時代を超える古典である。そして、この作品を誰よりも待ち望んでいた弟カールを想うと涙が止まらない。合唱!
・「ボーナストラックはなしでいい。「スマイル」そのものを聴きたいから、輸入版。」
日本版はボーナストラックが2曲つくそうですが、それではブートなどで氾濫している資料的なCDと同じ意味になってしまうのではないでしょうか?あの伝説の「スマイル」が、ブライアンによって初めて一つの「作品」として世に出るのですから、この輸入版でまず「スマイル」という「資料」ではない、「作品」を堪能してみたいと思います。
それにしても、「Good Vibrations」が最後に来るとは実に意外ではないですか! ブライアンがそうするのであれば、ボーナストラックで終わるのではなく、「Good Vibrations」で終わる「スマイル」を心して聴きたい。 37年間、みんなが待った結論がこれなんだから。でしょ?
・「混乱からの帰結、あるいは「天空のシンフォニー」」
アンサンブルステレオで「ペットサウンズ」の赤盤を擦り切れるほど聴いていた中学生の僕が、「スマイル」の制作を知ったのは37年前のことだった。期待に胸躍らせていた僕が手にした「スマイリースマイル」には、なにかしら齟齬感があった。「スマイル」制作をめぐるブライアンの混乱を知ったのは、数年後のことだった。何曲かが公式発表され、さらにブートが出回るようになった80年代には、「スマイル」の香りを求めて、彷徨っていた。 そして、「スマイル」ツアーとアルバムの完成・発売。信じられない気持ちだ。正直、生きててよかったと思う。企画した妻メリンダの商魂はともかく、裏方として尽力したワンダーミンツのダリアン・サハナジャとジョフリー・フォスケットには頭の下がる思いだ。 「英雄と悪漢」による軽快な滑り出しから、第2部の要となる「サーフズ・アップ」、そして「グッド・ヴァイブレーションズ」での大団円。ヴァン・ダイクの不可思議な世界と、ブライアンの紡ぎ出すメロディラインは、夢見心地のめくるめく47分間。まさに、天空から降りてきたようなポップシンフォニーだ。夢が形になってしまったことへの危うい不安が、えもいわれぬ喜びに変わるのだからたまらない。ブライアンありがとうと言いたい。 2004年版「スマイル」が、ブライアンの幾多の混乱からの本当の帰結となりますように。
・「間違いなくブライアン・ウイルソンの傑作である。」
SMILE発売のニュースを聞いて、長い間忘れていた「発売が待ちどうしい・・・」という気持ちを思い出した。ブライアン・ウイルソンにとってSMILEは「思い残すこと」かどうかは知らないが1967年から37年間、発売を待ち続けた多くのリスナーにとっては確実に「思い残すこと」であったと思う。 残念ながら版権のためかジャケットはオリジナルのものとは異なるのだが、音的には新録でありながら当時の音を再現しているように思える。 この盤を聴いた後にPet Soundを聴いてみると、そのことが良くわかるのだが双方の音にあまり違和感は感じられない。 このことがファンをさらに喜ばせるだろう。 37年の間、偽りの多い海賊盤に悩まされ、何とか輪郭だけでも知りたいと苦労して自ら様々な音源を編集して聴いていた多くのリスナーもこれで少しは救われるとことだろう。 私も思い残すことはないほど気に入ってしまった。それどころかこんなにいい音で聴けるのだから21世紀になって録音し直してヨカッタヨカッタなどと思ってしまう。 そしてNONESUCHから発売されているということもなんだか誇らしくていい。 これは間違いなくブライアン・ウイルソンの傑作である。
・「you are forgiven」
最初、聴くのが怖かったです。あの太くしわがれた声で、ブライアンが、あの無垢な声で綴られた「若気の至り」SMiLEの断片をどうやって組み上げるのか、ひょっとしたらただの「ベテラン落ち目歌手が過去の栄光で食いつなぐディナーショー」的なノスタルジーで終わるんじゃないか・・・と。
聴き進めるごとに、その不安が、感動に変わりました。
伝記や伝聞でしか知らないけど、あの当時、賛同したり、反発したり、ドラッグにおぼれて乱痴気騒ぎを繰り広げて何も生み出さないかも・・・、っていったあのアルバムに関連した人たちの右往左往が。何十年も色んな人たちの青春や命を吸ったり影響を与えたりした悲劇やら喜劇やらが。汚いことも綺麗なこともごちゃ混ぜに、汚いことも綺麗なこともそのままに、何十年も掛けて、全ての熱が報われるんだ、ってことを体現した、本当に素晴らしいアルバムだと感じました。
伝聞で聞くマイク・ラブ達の反発も、ヴァン・ダイクの失望も、ブライアンの堕落も、その後の、ブライアンを半ば失って大海原に放り出されたビーチボーイズの漂流も (キャビン・エッセンスや英雄と悪漢、サーフズ・アップが、暗黒時代の「思い出したくないはずの」ビーチボーイズとして発表したそれらを、基本的にそのままのアレンジを踏襲して、最終的にブライアンが良しとして発表したことで)、何十年もかけて、全てが無駄じゃなかったことが証明された、と感じました。「悪漢」の台詞ですけど「Circle is complete」みたいな感じで。
どんなに作り手が年を取ろうと、声が多少枯れてようと、録音技術が発達しようと、メディアがLPからCD、音楽配信に変わろうと、創造的なものは、そんなことは関係なく、いつまで経っても創造的で感動的なものであり続けることを、証明してくれた作品だと感じました。
何より、SMiLEが生まれた時代の魅力をスポイルせずに、それでいて現代にも通じる魅力的な音として聴かせてくれた、若く、有能で、何よりブライアンが成し遂げたことに絶対的な敬意を抱いている情熱的なミュージシャンの支えがなければ、ブライアンはこれを完成できなかったんじゃないかなあ、と。結局、そーゆー物好きで献身的な人種を生み出したのは、ブライアンだというところが、再帰的で、ますますブライアンの魅力は凄いなあ、と。本人がどんだけ自覚あるのか分かんないですけど。
この「あり得ないだろう」と思っていたアルバムに出会えたことに、感激しました。どんな薄汚れた右往左往であろうと、それは決して無駄じゃないってことを証明したことに、ただただ感動しました。
・「ビーチボーイズの深淵」
これは「ビーチボーイズのアビーロード」ではなかろうか。「ペットサウンズ」以来の実験的アプローチの決算報告であり、B面後半のブライアンワールドはディズニーランドを越えに越えて、「風の谷のナウシカ」の腐海へ到達した感がある。その神秘性は静寂(死)にもっとも近づいた音楽のみが持つ奇跡だろう。指揮者レナード・バーンスタインが激賞したといわれる作品でもある。
・「ブルース・ジョンストンの代表作、ディズニーガールの入った70年代作」
チャート的には絶不調だった60年代後期のソフト・ロック路線を押し進めた感じの作品で、イメージするビーチ・ボーイズとはちょっと違うかもしれないアルバム。イメージと違うというだけで作品の質はかなり高く、末永く付き合えるアルバムだと思います。70年代のビーチ・ボーイズの曲で好きなものを3曲挙げろと言われれば誰しもが必ず選ぶであろう名曲、ディズニーガールはノスタルジックで旧き良き時代のアメリカの情景が浮かぶかのようなブルース・ジョンストンの代表作。絶対に外せない曲です。この作品以降、徐々にソフト・ロック路線はなくなっていくので、結果的には60年代を引きずった過渡期の作品と評価され、おまけに落ち武者みたいで気持ち悪いジャケのせいもあってか敬遠されがちですが、まず聞いてほしい作品です。タイトル曲は幻だったスマイルの収録予定曲で、ブライアン盤のスマイルにもリニューアルされて収録されました。
・「カリフォルニアのWhite Album」
『とっても明るいカリフォルニアのWhite Album』僕はそう呼んでいます。このアルバム、とても統一感があり、夏に聴くととろけてしまいそうです。ジャケットもとても可愛いし。ヒット曲には恵まれませんでしたが、このアルバムは正にリラックスした美しさを堪能できます。冒頭のほんの数秒のハーモニーがあなたを魅惑の休日へ誘い、Friendsであなたは海辺へ出かけます。軽やかなワルツ、一体どうやって作ったのでしょうか?このころすでにデニスの才能は爆発しています。デニスの作った曲が光っています。BrianのBusy Doin' Nothingもファンの間では隠れた名曲ですが、サバーバンな魅力あふれる、歌詞のとぼけぶりが素敵な名曲です。ラストの小曲、Diamond Seaもモンド感溢れる名曲です。エスキヴィルやマーティンデニーに通じるエキゾチックな世界が展開されています。1年前のビーチボーイズから、一体誰がこんな世界を想像できたでしょうか?発売当時は泣かず飛ばずだったそうですが、今聴くと、一体どうして?と疑いたくなるほど美しいアルバムです。恋人と一緒に聴いて、まどろむも良し、夏に1人で聴いて(夕方が良いです)センチメンタルに浸るも良し、最高の一枚です。是非聴いてください。ジャケットの絵にポールマッカートニーに見える雲が見えるのは気のせい?いえいえ、70年代の彼らの親交を考えると、これは、、、、、。
・「○」
最初に聴いたときは静かなアルバムだという印象を持ちました。派手さがない分、何度聴いても飽きません。[little bird] [be here in morning] [friends]この三つがお気に入りです。pet soundsと比較すると、おとなしい感じでおそらく最初のインパクトは薄いと思います。でもずっと聴いていこうと思うアルバムが欲しいのならば、これはそれに適任です。
・「20/20」
フレンズは言うまでもなく傑作。皆さんの言うとおりです。問題は20/20!!これがあまり評価されていないんです。 たしかにブライアンが関わったのは数曲ですが、まさにビートルズでいうホワイトアルバム状態。ワイルドハニーにもサンフラワーにもない愛すべきビーチボーイズがいます。それにジャケットもブライアンはいないですがメンバー勢ぞろい。この頃はライブ活動がさかんでみんな一致団結していたんでしょう。この雰囲気大好きです。
是非この愛おしいアルバムを聞いてみてください。
大庭葉蔵
・「静かで落ち着いた新たなビーチボーイズサウンド」
ペットサウンド以降のアルバムでは、「Sunflower」と並び評価の高いアルバムがこの「Friends」です。 アルバム全体のイメージはとても静かな印象を受けます。それまでの明るく陽気なサウンドは影を潜め、静かで落ち着いたサウンドに仕上がっています。一見すると地味で静かなアルバムという感じがしますが、聴けば聴くほど味わいがでてくるアルバムですね。
そして、同じCDに収録されているもう一つのアルバム「20/20」。 こちらは、キャピタルとの契約のために作られた寄せ集めのアルバムであるため、「Friends」に比べると統一感は薄いですが、意外と名曲の宝庫です。「Friends」が全体のクオリティーが高いぶん、それぞれの曲自体は小粒な感じがしますが、「20/20」は全体の統一感が薄いぶん、それぞれの曲が個性がでていてバラエティー豊かな感じがしますね。とくにI Can Hear Musicはカバー曲ながらも素晴らしい出来。また、デニス作によるビーチボーイズらしからぬハードロック作品All I Want to Doや、ブライアン作の美しいバラード作品Time to Get Aloneといった隠れた名作も忘れちゃいけません。
ただ、名盤と呼ばれるこの2作品も発売当時はまったくの鳴かず飛ばず。とくに「Friends」はビルボードチャート100位圏外とそれまでのビーチボーイズ作品の中で最悪の成績でした。 今でこそ名盤といわれながらも当時はまったく売れなかった「Sunflower」といいこの「Friends」といい、力作のアルバムがまったく売れないという状況はアーティストにとってはつらい状況だったでしょう。
・「ここまでさわやかなアルバムはなかなか無いです。」
Pet sounds以降も以外に傑作が多い事が最近になってようやく認知された中でこのフレンズは最も顕著なアルバムです。マイク・ラブの1曲目からいきなり引き込まれる感じで、2曲目のタイトル曲は心地良い傑作です。(この曲はバークレー音楽院で4分の3拍子の模範曲として使われたほど完成度は高い)トータルで聞いてもこれほど心地良い音楽で統一されたアルバムはなかなかありません。デニス作の曲も初めて登場し、それ以降名曲をどんどん提供するようになります。
・「ふらりふらりと」
ビートルズの"サージェント・ペパーズ〜"が発売されたのが1967年、その翌年の68年にこの奇妙なアルバムは発表されている。それまでアレンジャーやプロデューサーとし活躍していたヴァン・ダイク・パークス初のアルバムである。
さまざまなミクスチャー音楽を当たり前なものとして、聴いている現代の若者に試聴させることを考えてみよう。"サージェント・ペパーズ〜"と"ソング・サイクル"のどちらに衝撃を受けるだろうか。おそらく、ほとんどの若者が"ソング・サイクル"を選ぶことになると思われる。"サージェント・ペパーズ〜"が、その後のコンセプトアルバムの雛形として、多くのアーティストが活用したのに対して、"ソング・サイクル"はいつまでたっても異形のものでありつづけているからだ。そもそもジャンルとしてこれは何になるのか。一聴すると、ディズニー映画のサントラみたいに柔らかくドリーミーだが、キチガイの白昼夢みたいに薄ら怖ろしくもある。間違いなくチル・アウト・ミュージックではあるものの、そこにはクラブ的な視点で見たときのカッコよさは皆無である。全12曲、そもそもどこからどこまでが、1曲なのかも判別がつかない。かといって、大作感もまるでなく、とにかくへらへらと、どこにも着地することなく漂っていく。ヴァン・ダイク自身によると、これは「アウト・オブ・チューンネス(調子外れ性)の活用」というらしく、まさしく言い得て妙であり、本人が意識的にこの漂流感を生み出しているということに驚かされる。
・「ヴァン・ダイク・パークスの音の走馬燈」
これは作られたものがろうか?全体を覆っている雰囲気、トータルアルバムと言ってしまえばそれまでだが、パークスの関心は音楽という狭い定義からはみ出して、この音のテーマパークを作り出したのだろう。無駄な音は一つもない、効果音が一つ転がり落ちたかと思うと、もうそれが音楽として回転し始めている。すべてもミクロな音の原子が(そこには塵やゴミもあるのだが)、この「世界」のためにあるのだ。しかし、不思議なことに音がテーマに従属することはなく、音楽が音に従属することもない。ブライアン・ウィルソンのあの「ペットサウンズ」と並ぶ、20世紀の天才が残した「奇跡」のアルバムである。
・「現代の音の魔術師」
豊かな音楽性、その言葉そのものをレコードにしたような、そんな作品である。時々時間を作って1枚を通しで聴いてみる。この作品だけは、そうしないといけないような気がして・・・うーん何回聴いてもかわいい。星5つなんかじゃ足りないよぉ。
・「不気味な童話みたいだ」
初めて聴いた時、ファンタジーの世界に迷い込んでしまったような奇妙でおかしな気持ちになった。ところどころに仕掛け満載で油断できないめくるめくポップミュージックの万華鏡。癖になる一枚ですね。
●Caroline Now!: The Songs of Brian Wilson and the Beach Boys
・「「Love You」から4曲も」
chip taylor&evie sands"let's out our heart together"とnormanの"only with you"は、最高に好きなんですが、改めて聴き直してみると、良いカバーばっかり。トリビュートものでは一番好きかな。
クリエイションレコードの受付嬢だったkleも、CD出して欲しいくらいファンだし(BMX Bandits"I Wanna Fall In Loveも当然LOVE!)、フランス語"Girl Don't Tell Me”のギャル具合も、めちゃフロア受けしそうだし。カトリーナ&ビルも、スティービー・ジャクソンも、いい演奏してたのね。
「Love You」から4曲も入っていて、改めてすごい人気ぶりです。
・「大切なもの」
主にギターポップ、ネオアコ系アーティストが一同に集ったブランアン・ウィルソン・トリビュートアルバム(2000年作)。企画はドイツのマリーナレーベルで、ぺイル・ファウンテンズのレア音源集やシャックのセカンドなど、これまでもネオアコファンを狂喜されるような素晴らしいレコードをたくさんリリースしてきたレーベルだ。全24アーティスト、その筋が好きな人が見ると、非常に豪華な顔ぶれが揃っていることが分かる。各アーティストが深い愛情を持って、主に中期〜後期のビーチボーイズの名曲群を、それぞれに原曲に忠実にやったり、思い切りアレンジを捻ったりしている。だが、あくまでも楽曲を解体とてしまうようなことはせず、メロディーと歌心をしっかりと残しつつカバーしている。
個人的に特に素晴らしかった曲を書いておくと、M2 アレックス・チルトン/I Wanna Pick You Up…オーソドックスなカバーだが、この曲に込められた優しい気持ちを素朴な歌声で歌っている。M4 カトリーナ&ビル・ウェルズ/Wind Chimes…パステルズのカトリーナの人懐こい歌声が、ここではビル・ウェルズの静謐なピアノに寄り添うように、とても繊細でイノセンス溢れる歌声を披露している。M5 ハイラマズ/Anna Lee, The Healer…後期ビーチボーイズ直系の貫禄はさすが。原曲よりも緩さを際立たせ、極上のリゾートミュージックに仕上げている。M7 ダクラス・T・スチュワート/Lines・・・BMXバンディッツのフロントマン。パーソナルな雰囲気溢れるシンプルなアレンジが柔らかく心地よい。M10 フリーデザイン/Endless Harmony・・・奇跡の復活を遂げたソフトロックグループによる天にも昇りそうなほど神々しいコーラスが存分に味わえる。M11 パールフィッシャーズ/Go Away Boy・・・歌心を大切にするという意味では、現代最も信頼できるグループの落ち着いた雰囲気のカバー。情感の伝え方が、ビーチボーイズに一番近いようにも感じた。M19 ノーマン・ブレイク/Only With You・・・ティーンエイジ・ファンクラブという肩書きは忘れてしまうほど、シンガーソングライター然とした気持ちの籠もった心温かくなる歌声。などなど、まだまだセイント・エチエンヌやアルミナム・クループやエリック・マシューズなど聴きどころいっぱいのトリビュート盤です。
・「ロックファンなら抑えるべき」
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・「Singer On My Mind」
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●ハワイ
・「空想の楽園」
残念ながら、まだハワイを訪れたことがない。だけど、このアルバムを愛聴するのに、ハワイの知識などまったく要らない。だって、ここに描かれる世界は現在のハワイとはまったく無関係だから。このアルバムがもたらすものは、「憧れの楽園」へのノスタルジックな旅だ。子供の頃、家族で羽田空港を見物に行った。パンナムの国際線がまぶしかった。そういう時代、そういう憧れを思い出させる珠玉の一枚。久しぶりに実家に帰る夕方、赤く染まった街の渋滞にはまりながら聴く。窓の外、無機質なビル群。車を運転する大人になった自分。もうすぐたどり着く懐かしい我が家。帰ることのない遠い幼少の頃。若かった両親。そういう思いが巡ってきます。
・「でたっ傑作!」
前作の流れそのままに出ました傑作!どうしてもヴォーカル入りの曲に目が行ってしまいがちですが(実際いいんだけど)CD入れた瞬間から最後まで飽きさせることなくドリーミーな世界へと誘いでくれます。インストはチョット、って人にこそ聞いてほしい、目からウロコのスルメ盤!
・「桃源郷の音楽」
ふんわりふわふわ夢見心地。だけど、これはビーチリゾートではないし、コテージでもない。まさに桃源郷の音楽です。だって、これはショーン・オハーガンが想像の末に音楽とともに辿りついた快楽の世界でしょ? こんな音楽に出くわすことがあるからレコード漁りは止められません。
・「60年代ロックへのタイムトリップと、夫婦関係、親子関係の整理・修復と」
本作のストーリーの軸のひとつは、主人公がタイムトリップして、ドアーズのジム・モリスン、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルスン、ジミ・ヘンドリクスの未完成アルバムを完成させるというもの。軸のもうひとつは、主人公が、行き詰まった夫婦関係、親子関係を整理・修復するというもの。SFとしてはおおがかりな仕掛けもなく、退屈かもしれません。でも、60年代ロックに関してためになる知識が満載です。そして、世界幻想文学大賞受賞作ということで、読み物としてさすがに読み応えがありました。過去へのトリップと、行き詰まった夫婦関係、親子関係の整理・修復とを組み合わせた物語ということであれば、本作は、日本で言うと、そして60年代ロック抜きで言うと、山田太一原作、大林宣彦監督の映画『異人たちとの夏』に近い雰囲気をもっています。ジャンル分けが難しい本なので、あまり認知度がなく、売れていないようです。でも、ロック・ファンを中心にもっと読まれてほしい本です。なお、現在では、本書刊行時には未発表だったブライアンの『スマイル』、ジミの『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』は、公式にリリースされています。
・「世界幻想文学大賞受賞」
SFファンよりも、日常的にブートレグを買ってるようなクラシックロックのマニアが読むと楽しめる作品。タイトルの「Glimpses」とはヤードバーズの曲で、ライノをモデルにしたと思われる再発専門レコード会社カーニヴァル・ドッグが出してるコンピレーションのタイトルでもあり、曲そのものがタイムスリップへのお膳立ての役割も果たしています。
ジミヘンやドアーズも登場しますが、ハイライトは何と言っても、幻のアルバム「スマイル」を製作中のブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)のもとへ主人公がタイムスリップして行って完成させてしまう、という辺り。ここは感動もの。「スマイル」ブートを聴き込んでいる人は必読でしょう。
マニアックな内容以外に、この小説の裏テーマとして、死んだ父親に対する複雑な思いがあり、主人公のイメージが映画「フィールド・オブ・ドリームス」とだぶってきます。そう言えば、そこでも主人公の名前はレイでした。
・「コアなSFファンはどんな感想をもつのか?」
遂に完成したブライアン・ウィルソン「スマイル」を聞いていて世紀末に本書を読んだことを思い出した、ロック音楽が最も輝いていた60年代から70年代初頭にタイム・トリップできる主人公がロックの歴史に未完の傑作と名を残す作品を完成させる物語を軸に、彼の家庭生活と父への贖罪のようなものが綴られ、アメリカでは多くの賞を受けたベスト・セラー、
本書の主人公世代、つまりアメリカの1960年代ヒッピー世代が父親世代とどれほどの強烈な断絶を経験したかが痛いほど良く理解できる本でもある、本書と映画「フィールド・オブ・ドリームス」が彼らの彼らによる彼らのための父親世代との「和解作品」として制作される大きな必要があったのだろうともおもう、日本のヒッピー世代にあたるいわゆる団塊の世代はそんな大きな断絶は経験していまいとおもうのだが、
他のレビューを読んでもロック音楽に馴染みの深いレビュワーによるものである、英米においては、例えば、ジミ・ヘン、スマイル、リザードといった小さな単語にも敏感に反応できる音楽ファンと本書の購買層が重複しているとおもわれるが、はたして我が国のSF小説の読者層ではどうなのだろうか、ちょっと興味深い、
・「60年代ロックファン向け「たられば」小説」
あとがきにある通り、本作は一言でいえば“Rock’n Roll Fantasy”である。主人公の現実世界での愛憎と、タイムトリップ能力により未完あるいは目指した姿に出来なかったロック作品の完成を手助けする話を同時に絡ませて描いている。軸になるべき現実世界の物語が度々分断されるなど構成に無理があるので全体としての出来は最高とは言えません。しかし、後述の作品を完成へと導く部分の記述は熱く、ミュージシャンへの愛情に溢れていて60年代ロックファンなら非常に楽しめる内容だ。脅しにも似た方法でモリソンを素面にさせ「蜥蜴の祝典」を完成させるダークな描写、ジミの命を助けるための焦燥と徒労感、B.ウィルソンの傷つきやすいナイーブな感性への共感などをきめ細かく捉えた文章には魅了されること間違いなしである。
採りあげられた作品は順を追ってThe Beatles"Let It Be"、The Doors"Waiting For The Sun"、The Beach Boys"SMiLE"、Jimi Hendrix "First Rays Of The New Rising Sun"となっており、ドアーズ作品以外は「一応の完成」が現実となっている。なかでも特筆すべきは"SMiLE"がB.ウィルソン本人の手によって完成したことである。仕上げることはもう夢と思われていたこの作品の完成は彼の人生をかけた執念の賜物であり、本作とあわせて聴くと感動もひとしおだ。最後の1枚の成就は果たされるや否や。ファンとしては気になるところである。
・「心からビーチボーイズを愛する人達へ」
ブライアン・ウィルソンを伝説という檻に閉じこめたのは私たちかも知れない。この本の著者、ポール・ウィリアムズはそんな私たちの代弁者である。彼は「ペット・サウンズ」、そして幻の「スマイル」で驚嘆し、熱に浮かされ、ブライアンを賛美した。しかし「パーティー」をけなし、「ワイルド・ハニー」「フレンズ」に当惑した。これらの傑作アルバムも、当時は彼を困惑させるものでしかなっかった。後に彼はその真価に気付き、意見修正をするのだが、それを全く隠さず、当時の記述のまま掲載したポールの姿勢はすごく潔い思う。そこには今や貴重な、リアルタイムでしか感じ得ない生々しい感情がある。この本の最大の魅力の一つである。
また対談も数多く掲載されている。その一つに最近のブライアンと!ポールの対談があり、最初は気分良く話していたブライアンが、マイク・ラヴとの共作の話になると、口が重くなってしまい、いそいそと対談を終わらせてしまうなど、非常に面白い(恐らく印税の確執があっての事なのだろう)。こう見ると、ブライアンは伝説でもなんでもない、一人間なんだなと(失礼?)微笑んでしまう。
また、ポールの独特の感受性にも注目したい。彼は何と「カリフォルニア・ガールズ」「ヘルプ・ミー・ロンダ」を浅薄だと言い切っているのだ! これはよほどの勇気がないと言えないセリフである(笑)。また困った大傑作、「ペット・サウンズ」についてもかなり個性的な見解をの述べている。一読されたい。読みながら思わず、うんうんと頷いてしまうだろう。愛に満ちたレビューだ。そして読み終えた時には、「ペット・サウンズ」を聞き終えたのと同じ幸せな気分になっているはずだ。嘘じゃない。それはポールが心からビーチボーイズに共感し、正しく理解していることに他ならない。
ビーチボーイズを心から愛しているあなた達。ポール・ウィリアムズとその愛の量を比べっこしてみてはどうだろう?恐らくその先には、同じ気持ちを分かち合えた友情が待っているはずだ。ビーチボーイズファンによる、ビーチボーイズファンに送る楽しい本だ。
・「ジャケット見るだけでも楽しい。」
モンドミュージックとは「ムードミュージック」と「ポップミュージック」との繋がりにある音楽らしい。この手の音楽のほとんどは未だCD化されていないのがほとんどで、おそらく、これからも多分ないだろう。というのも、天文学的数字の数のレコードが、しかも、とんでもないクズレコードが枚挙にいとまないからだ。しかし、だからこそアナログレコード(塩化ビニール)マニアの深い業がそれを欲望するのだろう。本書に登場する彼らがマイ・フェイバリットを紹介するその文章には愛情と自慢とクレイジーがいりまじっている。
・「摩訶不思議なドキュメンタリー」
1920年代に登場したという、シンセサイザーの元祖『テルミン』。手を触れずに演奏する!というこの不思議な楽器を発明したロシア人、レフ・テルミン博士が、楽器に輪をかけて不思議な人です。映画『テルミン』を観たら、日本のテルミン第一人者、竹内正実氏が紹介する伝記『テルミン』にお薦めです。
・「テルミンという人間」
この作品は、電子楽器の元祖、テルミンがどのように生まれたかを上手く映画にした作品であることはもちろん、彼の素直な人間性もとても上手く表現しています。テルミンという楽器を全く知らない人も楽しめる内容。とても感動しました。
・「テルミン関連の映像を見たい人には○の映画」
ドキュメンタリー映画です。私は勘違いしてたのですが、役者が出てきてテルミンを演じるとかではないです。予想外の内容でしたがテルミン本人の映像やテルミン演奏が見られて楽しめました。本人が調整して演奏している音の方が他人のよりもいいような気がします。物理学者というだけでなく芸術的な感覚も優れていた人なのでしょう。
・「好き嫌いわかれそう・・・」
ジャケットから、博士役の俳優さんが出てきて、演じるのだろうと思っていたのですが、なんとドキュメンタリー風で、ラストの方では、もう90歳を超えた博士本人までが登場して、ソ連に連れさらわれたときのことを語ったり、愛弟子のクララと再会したりします。
・・・なんだかとても切なくなりました。
映画としてはどうなのか、ちょっと私にはわかりませんが、物凄く興味があった、偉大な科学者の一生を、リアルなドキュメンタリー形式で知ることができて良かったです。
ドラマとして脚色されたりすることがなかった分、人生を静かに受け止め、更に年を重ねている博士自身の姿に重みがあって、その姿や存在に、私は感動し、得るものがあったような気がしています。
・「映画というより20世紀の記録として」
映画としての評価は低いかもしれませんね。
エレクトロニクス、電子楽器、共産主義国家、東西冷戦、情報諜報機関……その中を生きたひとたち。テルミンを軸に語られる20世紀の歴史そのものであると思いました。
・「正に決定盤!」
これは正に『スマイル』プロジェクトの総仕上げなのでしょう。なんか感慨深いものがありますね~。一部の的外れなものはさて置き、個人的なレヴューが多いのもそのせいでしょうか。私が『スマイル』の存在を知ったのは、中高生時代(80年代)に『ペット・サウンズ』にハマり、輸入盤LPで70年代の隠れた傑作を探しては、聴き釣っていた頃でした。一般的にはブライアンどころかビーチ・ボーイズについてさえも「カリフォルニアの青い空を象徴するグループ」位の認識しかなく(私も暫くブライアンとカールの区別がつきませんでしたが... (笑))、当然『スマイル』についての記述も、ポール・ウィリアムズの『アウトロー・ブルース』等のごく限られた情報だけ(逆にこちらの夢想は膨らんだ訳ですが)でした。90年代に入るとやや状況が変わり、渋谷系のアーティスト達からリスペクトされ一部で脚光を浴びたり、多少音質の改善された海賊盤も幾つか出始めました。私もそれまで聴いたことがなかった数々の断片を耳にし、唸りつつも混乱...。ご多分に漏れずテープ編集して自分なりに構成してみたりもしました (^^;)。こうして『スマイル』は、いつしか聴き手の創造力も煽る、よりインタラクティブなものにまで変貌していったのです。
さて、このDVDですが、Disc 1のドキュメンタリー『ビューティフル・ドリーマー』では、まず当時のアメリカの社会情勢にまで遡って、先に書いた個人的背景なんて、どーでもよくなる位『スマイル』について丁寧且つ多面的に語ってくれます。なんの予備知識がない人でも、この一見危なげなお爺さん(失礼)が、実はとんでもない才人であることが解ると思います。Disc 2でのコンサート(撮影用に新たに組まれた)部分も申し分なく、最高のパフォーマンスとカメラ・セッティングにすっかり魅せられてしまいました。そして、キュートで謙虚なブライアンと、クールでお茶目なヴァン・ダイクの最強コンビが、自らインセンティブを語る...。二人が当時いかにヒップで独創性に富んでいたのか、想像するだけでワクワクします。それは、こうしてより分かり易い形に再構築された今も変わりません。
・「「夢があれば、60才を過ぎても、必ず実現する」、成し遂げたブライアンに感涙、名作!!」
個人的にこのレビューで50番目となるのですが、さて、何を書こうか…と必死に考えました。最終的に昨晩アマゾンから到着して、夜中まで鑑賞したこの「スマイル DVD」についてレビューすることに決めました。ブライアン・ウィルソンは25年以上、一般の方々の評価では「気が変になった、ジャンキー、精神障害者」として扱われていた人物です。しかし、今回のディスク1でジョージ・マーチン始め数々の才能が語っているとおり、「ペット・サウンズ」の次の「スマイル」は、どんな音楽だろう?…と皆が期待していた、それだけ「時代を背負うべき」ロックだった訳だという事がこの1枚目で凄く理解できた、それが私のような往年のファンにはたまらない、やはり「スマイル」があの時代に出ていれば…という「夢」に繋がったのだなあ、と確信出来ました。「ディスク2」については現在のブライアン・ウィルソンがイメージしているライブで行う「最大限のスマイル」の演奏だった、と感じ、満場の拍手と共に、DVDを鑑賞している自分も思わずスタンディング・オベーションしてしまいました。この時代にスマイルをライブで行っている彼が、思わずコンダクター(指揮者)のごとく、腕を、指を動かして指揮している姿、これにも感じ入るものがありました。ブライアン・ウィルソンが復活して、21世紀に入ってから「スマイル」を創り上げ、そして演奏し、皆が歓喜している…その事実をこのDVDで再確認出来た事は非常に貴重であり、ブライアン・ウィルソンに心から感謝したいと思います。60才過ぎても、「夢があれば、必ず実現出来る」、そういう教訓をこのDVDから学びました。
・「感激の一枚」
私にとっては感激の一枚なのだが、明らかにこのDVDは見る人を選ぶなあ。少なくとも「Smile」ってなに?とかBrianとの関係とかある程度知っていないと出演者の熱くなっている理由がつかめないのではと思う。しかしこのDVDの世界に入れる人には本当に感動的な一枚になるだろう。過去のボツった「Smile」にかかわった人たちの今度こそという期待、噂でしか知らなかった「Smile」を完成させようとする人たちの緊張と達成感。そしておびえながら過去にトラウマにまでなった作品にもう一度立ち向かおうとするBrianの勇気と精神力。これらが自然に体に入ってくるため、特に泣かせようとする作品でもないのに見ていて本当に感動し見ている間中、常に心がホンワカしていたのは事実。だからコンサート見終わった人たちの興奮具合も理解できるし、逆に日本では彼のコンサートの客入りが悪かったことを知ると日本の音楽事情には絶望してしまう。
2枚目もいいのだが、いかんせんコンサートが完全版でないのが痛い。3枚組にしてもいいから、コンサートは完全版が欲しかった。またメイキングにおけるプロジェクトスタート時のBrianのやる気にない雰囲気は絶句するが必見。いかに彼にとってこのプロジェクトがトラウマだったかわかるし、逆にコンサートをやりきった後の彼の「どうだ!」という顔には素直に感動できるし、よくやったと声をかけてやりたくなる。スタンディング・オベージョンで彼を称えているロンドンのオーディエンスもGJだ。
最初に述べたとおり、「Smile」という作品に興味があった人には必見。買って損なし。大推薦盤。
字幕が出ないと言っている人がいるが、出荷時点では字幕OFFがデフォになっっているので、字幕ONにすればちゃんと出ます。ただ再生途中にON/OFFがいじれないのはちょっとかな。
・「When I Grow Up (To Be a Man)」
~素晴らしいDVD。今まで見たポップミュージックのDVDで最も素晴らしい作品といってもよい。まずは幻に終わってしまった1960年代の「スマイル」にまつわる有名な伝説が,当時の映像,現在のインタビューを通して,丁寧に語られる。スマイルがどのように制作され,どのように崩壊してしまったのかが,説得的に語られており大変面白い。しかし,何回見ても,バーンス~~タインのテレビ番組でブライアンが歌う「surf's up」の美しさは恐ろしいほどである。~~ そして,長い年月を経てスマイルと再び格闘するブライアンの物語。古くからの盟友ヴァン・ダイク・パークス,そしてダリアンをはじめとする新しい友人たちを助けを得て,悪夢と戦うブライアン。大げさに聞こえるかもしれないが,ブライアンにとってスマイルの制作は,自分の人生と真正面から向き合い,乗り越える,とてつもない冒険だった事がよく分かる。~~特にスマイルの制作が始まった頃のブライアンの表情は,こんなのDVDにしていいのか!というぐらい辛そうである。ナイーブな人だとは聞いていたけれど,実際に映像で見ると,やはりびっくりする。さすがは「Till I~~ Die」の作者である。スマイルの制作がいかに綱渡りだったが分かる。バンドメンバーはときにセラピストのようにさえみえる。しかし,最後まで見た人には分かるはずだ。本当に癒され,教えられたのは,ブライアンを支えた周囲の人だった事が。ロンドン公演が終わった後の,ヴァン・ダイクやダリアンの感極まった姿を見て,何回も泣いてしまった。これは単なる~~ポップミュージックのDVDではない。我々と同時代の天才がどのように人生を生きたかの物語である。そして極端なナイーブさ,繊細さを抱えた人間が,それを抱え大事にしたまま,それと向き合い本当の意味で乗り越えた時に,その繊細さ,ナイーブさがどれほど強い武器になるかを教えてくれる物語である。1960年代,ブライアンと同時期に活躍したたくさんのアーチ~~ストが若くして死んだ。ジムモリソン,ジミヘンドリックス。かつて輝くようなイノセンスをもって,When I Grow Up (To Be a Man)を歌ったブライアンは,このように素晴らしい大人になり方を見せてくれた。このような作品に出会えた事を幸せに思う。~
・「ブライアン・ウィルソン版「ジョンの魂」」
久しぶりに涙で瞳を濡らしました。「スマイル」伝説を抜きにしても、ひとりの芸術家の伝記としての作品性を持っています。ジョン・レノンがかつて「ジョンの魂」で自らの病んだ精神を浄化したように、いや、それ以上に長年に渡って病んでいた精神を、伝説のアルバムを完成させることで解き放つ瞬間を収めたドキュメンタリーとして評価できます。ビーチ・ボーイズの伝記的な意味合いで評価の高い映像作品である「アメリカン・バンド」や「エンドレス・ハーモニー」で描ききれなかったブライアンの内面と本心、そしてそれを解き放つ「スマイル」の初演の瞬間の魂の葛藤。長年のライバルであるポール・マッカートニーとの絡みでは涙があふれて止まりませんでした。もはや、音楽作品ではなく、立派なドキュメンタリー作品です。通常、ライブがDISC-1で、裏話的なドキュメンタリーがDISC-2となることが常ですが、この作品はドキュメンタリーが先に来ます。観て納得です。これはドキュメンタリー作品です。そして、ライブがボーナスです。音楽ファン、音楽を志している人、ビーチ・ボーイズを愛している人、その他、全ての人にお勧めします。そして必ずDISC-1から順に観ましょう。結構高価なので悩みましたが、価格だけの価値は十分にあります。
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