阪神タイガース (新潮新書) (詳細)
吉田 義男(著)
「恩讐のかなたに」「阪神タイガース」「小難しい理論に終始することなく楽しめる作品。」「18年前の優勝と今年の優勝の違い?」「チャレンジャー人生」
私は闘う (文春文庫) (詳細)
野中 広務(著)
「たたき上げの政治家の波乱万丈な「闘い」」「現役中によくも、ここまで書けたものだ!」「引退したけど‥」「たたき上げの天才」「大物政治家の本音が!」
せいいっぱい―土井たか子半自伝 (詳細)
土井 たか子(著)
「共産国家の国益最大化のための非武装中立」
世界史の中から考える (新潮選書) (詳細)
高坂 正堯(著)
「読めば、読むほどに」「エッセイ集だが決して軽くはない」
近代文学の終り―柄谷行人の現在 (詳細)
柄谷 行人(著)
「文学は終わった。」「不気味な沈黙」「柄谷行人ガイドブック」「中途半端」「立ち向かうべきものは!」
つくられた桂離宮神話 (講談社学術文庫) (詳細)
井上 章一(著)
「「桂離宮神話」を知らなくても」「鮮やかな神話解体」「情報あふれる現在こそ必読の名著」
楡家の人びと (上巻) (新潮文庫) (詳細)
北 杜夫(著)
「三島由紀夫が”これこそ小説なのだ”と称揚した年代記」「おもしろい!」「“市民的な文学の最高峰”」「北杜夫の代表作のひとつ」「いい本です・・・」
イントゥ・ザ・サン (詳細)
ミンク(監督), スティーヴン・セガール(俳優), 大沢たかお(俳優), 寺尾聰(俳優), 伊武雅刀(俳優), 豊原功補(俳優), スティーブン・セガール(その他), スタンリー・クラーク(その他)
「セガール久々の会心作!」「セガールおじさんとわくわくブラザーズ」「野口五郎 は、良かった!」「セガールVSヤクザ」「大沢たかお凄い!」
サイモン&ガーファンクルのすべて (詳細)
サイモン&ガーファンクル(アーティスト), ポール・サイモン(その他)
「選曲は文句なしのベスト盤」「時代を超えて永遠に残っていく、究極のベストアルバム」「S&Gは青春の思い出」「名曲がぎっしり!」「OLD FRIENDS」
Twelve Deadly Cyns... And Then Some (詳細)
Cyndi Lauper(アーティスト)
「パワーを感じる1枚」「80’を代表する歌姫!!」「こんなお茶目な人いませんよ。」「どれを買うか迷ったら…」「懐かしい雰囲気」
<COLEZO!TWIN>クロード・チアリ (詳細)
クロード・チアリ(アーティスト)
英語で阪神タイガースを応援できまっか? (詳細)
シャノン ヒギンス(著), Shannon O. Higgins(原著)
「巨人ファンでも笑える、ためになる」「とにかく笑える」「Foul Languageのベストセレクション」「巨人ファンでも笑える、ためになる」「面白すぎる〜。大阪弁は世界一や〜」
人間万葉歌~阿久悠作詩集 (詳細)
オムニバス(アーティスト), 森進一(アーティスト), 藤圭子(アーティスト), 鹿内孝(アーティスト), ちあきなおみ(アーティスト), 八代亜紀(アーティスト), 井手せつ子(アーティスト), 桂銀淑(アーティスト), 日高正人(アーティスト), 水前寺清子(アーティスト), 小林旭(アーティスト)
「阿久悠さんの5枚目への気持ち」「名前は間違えないで!!。」「阿久悠氏の業績を辿るのに最適な企画でした」「愛は破れて愛と知り」「《旭》と《健作》」
渡る世間は鬼ばかり パート1 DVD-BOX 1 (詳細)
藤岡琢也(俳優), 山岡久乃(俳優), 泉ピン子(俳優), えなりかずき(俳優), 橋田壽賀子(原著)
あゝ人生に涙あり/人生街道 (詳細)
里見浩太郎(アーティスト), 横内正(アーティスト), 高橋元太郎(アーティスト), 山上路夫(その他), 池多孝春(その他), 伊藤雪彦(その他)
「安心して聞けます」「テレビのものではありません」
吉本新喜劇 ギャグ100連発【保存版】 (詳細)
吉本新喜劇(俳優)
「関西人必見!DVDでの再発売を待っていました。」「大阪大衆演芸の精華」「関西文化の原点」
VITAMIN (詳細)
電気グルーヴ(アーティスト), 石野卓球(その他), ピエール瀧(その他)
「電気最高傑作」「おめでとう、おめでとう、おめでとう、自分に」「クラシック」「学校ないし家庭も無いし・・・」「ラジオで流れて・・・」
わたしを断罪せよ (詳細)
岡林信康(アーティスト), サトウ・ハチロー(その他), 白井道夫(その他), エリック・アンダースン(その他), トム・パクストン(その他), 日高仁(その他), ボブ・ディラン(その他), 中川イサト(演奏), 谷野ひとし(演奏), 長野隆(演奏), 木田高介(演奏)
「日本のプロテストフォークの最高傑作」「日本音楽史上に燦然と輝く名作」「今でも、いや今こそ聴いて欲しいな」「1970年前夜を象徴する岡林の名曲の数々」「やはり名作」
松村邦洋・阪神タイガース画集 2004年度カレンダー (詳細)
天田印刷加工(ハゴロモ)
上方艶笑落語集(4) (詳細)
月亭八方(アーティスト)
「他の噺も聞きたくなります!」
虎族―阪神タイガース応援写真集 (詳細)
YASUHIRO
「最高の猛虎たち!」
甲子園のヤジ―応援・罵倒の公用語、大阪弁のド迫力 (詳細)
阪神タイガースに熱狂するヤジ研究会(編集)
「びっくりしまっせ!」
長嶋茂雄現役引退試合~栄光の背番号3~ (詳細)
赤城孝男(俳優), 長嶋茂雄(出演・声の出演), 村山実(ナレーション)
「わが巨人軍は永久に不滅です」「インターネットもケータイもない頃」
夢 命を懸けたV達成への647日 (詳細)
星野 仙一(著)
「星野監督、夢をありがとう」「2003年の本の中では」「勇退、辞任を覚悟した、野球人としての遺言」「男・星野仙一の全て」「火の粉なんかでは死なん!」
阪神タイガース再建・建白書 (詳細)
川藤 幸三(著)
● 高校野球を演出!
● 二十三
● tigers
● 癒しの音楽やフォークを今一度(リアルタイム世代ではない者から)
● グレーターな人々
● @谷沢永一さんに 【 国賊 】 と呼ばれた12人―各人のご著書を一冊ずつリストアップ (^^)/
● 黙って読め。
・「恩讐のかなたに」
阪神タイガースを日本一に導いた経験がある唯一の監督・吉田義男氏の手になる本です。その野球人生のうち50年を阪神とともに歩いてきた氏の自伝としての体裁を整えていますが、私はこれを(野球チームという)組織に生きることで得られる悦びや哀しみ、そして憤りや諦念について綴った書として大変興味深く読みました。
監督として選手たちの守備位置のコンバートやトレードなどを進める必要に迫られた時、選手たちの気持ちにいかに腐心したか(もしくはいかに配慮を欠いたか)について書いた下りには、サラリーマンとして禄を食む私にも身につまされるようなエピソードがいくつも登場します。人を動かす上で付きまとう人間関係の機微や難しさという、組織運営にとって永遠の課題である事柄について、読み進めながら何度も溜め息をつきました。
そしてそういう状況下で心労にへこみそうな吉田氏を支えたのは友人や家族の存在だったという点も、ありがちな挿話とはいえ、やはり胸に迫ってくるものがあります。
吉田氏には「監督がみた天国と地獄~一丸野球が崩れるとき」(エイデル研究所)という前著があります。日本一達成から2年後に監督を解任されるというまさに「天国と地獄」の日々を綴った書です。10年以上前にこの本を読んだときには、「納得がいかない」という氏の阪神球団に対するわだかまりの気持ちがストレートにぶつけられた書として、読んでいて痛々しさを感じたのも事実です。
しかし新著「阪神タイガース」は、まさに球団との恩讐を越えて三度目の監督就任に至るまでの気持ちが清々しく綴られており、齢七十に達した氏の人間としての深みすら感じさせる書となっています。
構成作家の手が入った本ですが、それはあくまで読みやすい本に仕上げる上での方便でしょう。本書は阪神タイガース18年ぶりの優勝に便乗したお手軽本では決してないと思います。
・「阪神タイガース」
いま私は阪神ファンであるのは,昭和60年,トラフィーバーと言われ,社会現象となった優勝・日本一の影響である。著者は,当時の監督である。今牛若と謳われた選手時代から,チーム初の日本一監督となり,ダントツの最下位も味わった監督時代と,阪神一筋に活躍してきた。藤村富美男の思い出,過去の優勝秘話,京都の寺で受けた教え,監督時代のマスコミとの対立,今のタイガースへの思い等,興味深い話が綴られていた。当事者の目でこういった本が書かれるのは,ファンとして歓迎したい。阪神だけでなく,12球団全てでこんな本があっていいと思う。当事者だから語ることのできる昔話や,今のチームや球界への思いを聞いてみたい。吉田氏には,これからも温かい目で阪神を見守ってほしいものである。本が書かれたのは,平成15年,星野監督の指揮の下,ぶっちぎりで優勝した年である。「阪神の黄金時代がやってきた」という文が,ちょっと怪しくなっているのはご愛嬌だろう。
・「小難しい理論に終始することなく楽しめる作品。」
三原脩・水原茂を第一世代、川上哲治・西本幸雄を第二世代とするならば、第三世代にあたるのが、広岡達朗と吉田義男でしょう。
この本によると、広岡と吉田は、ご承知の通り、巨人と阪神の名遊撃手でしょうが、それ以前に早稲田と立命館の遊撃手同士だったそうで、大学時代から、相当、お互いを意識していたそうです。当時、広岡は六大学のスターだったそうで、それで同じポジションということもあり、当然、吉田は意識したそうですが、何と、それ以上に意識していたのが、広岡だったそうです。何故かと言うと、早稲田の監督が、「うちの広岡より、あの吉田と言う子の方がうまい」と発言したからだそうで、これにはいかにも広岡らしくカチンと来ていたようで、試合中に一塁ランナーとして出塁した広岡は、なんでもない併殺のときに、わざと二塁に滑り込み、そのスパイクは、辛うじて避けた吉田の足をざっくりと削り取ったとか。(江夏などは、吉田のことを今でもぼろくそに言いますが、私は昭和60年の優勝を語るまでもなく、一回目の監督のときでも、結構、その采配は悪くなかったと評価しておりました。)
タイプとしては、三原、川上、広岡というのは、冷徹という点で同じタイプの人間だったと思います。水原・西本・吉田もまた、同じタイプだったのかもしれませんが、それだけに、吉田のこの著書は川上のような小難しい理論に終始することなく、結構、楽しめました。ちょっと、2003年の阪神の優勝に舞い上がっているキライがないでもなかったですが・・・。おっと、そう言えば、三原、川上、広岡の三人は全員A型ではないですか!もしやと思って調べてみたら、水原・西本・吉田は全員、O型でした。うーん・・・、血液型恐るべし(笑)。
・「18年前の優勝と今年の優勝の違い?」
この新書、単なる阪神の優勝記念ブックレットとは違います。
吉田義男はやはり「野球職人」そして「タイガース命」なんだなぁと痛感した一冊だ。
その中でも18年前の優勝と今年の優勝の質の違いを冷静に分析している。
「今年の星野阪神はあたりまえのことをきちんとして優勝している。これは川上巨人のV9を彷彿させ、阪神黄金時代の到来といってもいい」とのくだりがある。
阪神ファンはうなずくのか、もしくは疑問に感じるのか。答えは来年にならないとわからない。
阪神ファンならずとも一読をおすすめ。
・「チャレンジャー人生」
吉田(元)阪神タイガース監督の自伝。
生活苦にもかかわらず周囲の人々の支えで野球にのめり込んだ少年時代。阪神に入団し、小柄な身体ながら華麗な守備で頭角を現し、レギュラーを奪取し大活躍した現役選手時代。そして「天国と地獄」の監督時代。21年ぶりの優勝、その2年後にあえなく最下位、容赦ない非難、失意の海外脱出-フランスでのアマチュア指導-を経て、まさかの監督復帰。
結論。この人、常にチャレンジャー!
そう、昭和60年のシーズン中、吉田監督はこう繰り返していたと記憶している。「我々はチャレンジャーやっ!」
阪神タイガースって何だ? ひいては野球って何だ? ひいては人生って…を考える一冊。
・「たたき上げの政治家の波乱万丈な「闘い」」
野中広務衆議院議員は、その同時代の青年と同じく復員兵として、戦後の人生を歩み始めた。それから差別とも闘いつつ、青年団活動を始めた。そして、その仲間達に推されて政治家の道を歩み始めた。京都府船井郡園部町議、園部町長を歴任した。京都府議では、革新府政と闘い、破った。そして、京都府副知事に就任した。野中氏は、副知事は一期限りで政界を引退するつもりであった。 しかし、思わぬ形で当時の衆議院京都2区補選に立候補し、57歳という遅咲きで衆議院議員となる。その後、着実に力をつけて行く。自治大臣のときには、平成に入っての大難題「阪神・淡路大震災」、「オウム事件」と闘った。 その後の、内閣官房長官・自民党幹事長としての「闘い」は御承知のとおりである。これ、「野中広務の闘い」の書である。 政治家としての野中さんは「影の総理」、「キング・メーカー」だけではないことを知ってもらいたい。 政界引退を表明されたが、野中さんの新しい「闘い」の場に期待したい。
・「現役中によくも、ここまで書けたものだ!」
最新書の「老兵は死なず」を読んだあと本書を読んだので、その違いに驚いた。文体や読み易さは変わらない。しかし、中央政界の超現役であったにも関わらず、全て実名で同僚現役政治家や官僚をばっさばっさ批判していくのである。7年半後に出版された「老兵は死なず」では、政界を引退してから世に出されたにも関わらず、その批判の鋭さは無い。
著者の京都時代の記述も興味深かった。「革新政権」の実像がそこには記されている。村山内閣に関する、著者の分析はこれまで多くの評論家が語ってきた内容とは大きく異なり、興味深い。あれだけ共産党と敵対してきた著者が社会党とはうまくいったなんて、ほんとうに皮肉である。
・「引退したけど‥」
この本は出版された当初はかなり売れてたと思いますが、やはり、中身は濃いです。私はこの人のリスクを伴った頑固一徹なところは信用するべきだろうと思います。今どき、こんなにも、一貫した主張をかませる人もいないだろうし、政治家は若けりゃいいってもんでもない。要はその人が本当に信用できるかどうかだと思います。キレイゴトくらい誰にでも言えますしね。とにかく、読んでみれば、信用できる人かどうかは分かると思うんですけど、でも、もう引退しちゃいましたね…
・「たたき上げの天才」
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・「大物政治家の本音が!」
自民党の中では悪役のイメージが強い人だがこの本を読んでイメージが変わった野中広務という人間は道理が通っていないと許せない、正しい意味での頑固人間なのだ。
オウム真理教、阪神大震災などについての反省失敗、その時の政治状況、その他の政治家の働きが克明に描かれているので興味のある人は
読んでみてください。政治家の仕事がよくわかりますよ!
・「共産国家の国益最大化のための非武装中立」
著者は最近憲法に関する著書を上梓されたので本書も参照してみました。土井たか子氏は、土井氏の前の日本社会党委員長・石橋政嗣氏が提唱した「非武装中立論」を強く支持する傍ら、自国の国益を損ねることに奔走された方だったと再認識しました。即ち、他国に脅威を与える武器を持たない一方、共産革命を意図した外国勢力が日本に介入した際は、愚かに血を流すより、服従すべきだという石橋氏の見解を踏襲しています。今読んでも、これは明らかに共産国家の樹立の布石です。土井氏が嘗てパチンコが趣味としたのは庶民派演出のためだけではなく、パチンコブームを盛りあげることで多くの利益を某国に送金するためにあったのではと思いました。
・「読めば、読むほどに」
短い評論をまとめた体裁の本である。 ただ、中心部分はシリーズものになっており、表題にいうごとく、世界史から取材している。 当時の世相を繁栄して、バブルについて語っている。いわく、成長期の国がバブルを起こす。貯蓄が厚いからバブルが起きる。だからバブルがその国の命取りになることは、まれである・・云々。 ほかにも、イギリスの18世紀を検証しつつ、よい政治についての考察も語られる。いわく、偉大な政治家や良い政治なしで済むことの方が幸せではないか。ナルーやチトーが偉大であったとして、彼らの国は長く苦しんでいるではないか。 私はすでに何回も本書を読み返しているが、年をとり、歴史を知るにつれて、著者の言っている事の深みが理解できる気がする。
・「エッセイ集だが決して軽くはない」
この本は新潮社の月刊誌「FORESIGHT」誌上に1991年1月号より1994年11月号まで連載されたものをまとめたものであるが、著者が96年5月に急逝してしまったので、当時京都大学助教授であった中西寛氏の協力を得て校訂され、96年11月に出版された。
話の一つ一つは大体5ページで完結しているが、後半は「バブルで亡んだ国はない」「政治の良し悪し・近代初期イギリスの政治から」「日本政治史から考える」というテーマで一連の続きものになっている。登場人物を拾い上げていくと前半だけでも、ロシア皇帝アレキサンダー1世、ヒトラー配下の軍需相シュペール、ワイマール共和国外相シュトレーゼマン、アメリカの戦略家マハン、田沼意次、陸奥宗光、山梨勝之進、石原莞爾と多彩で、内容の深さと面白さは今も変わらない。
著者は京都大学教授でありながらざっくばらんで、晩年はTVの「サンデープロジェクト」のコメンテーターとして出演し、独特の語り口で好評を博した。急逝されたのが惜しまれる。
・「文学は終わった。」
定本以後、NAM以後の柄谷氏の新刊です。が、定本にしろNAMにしろ、つい最近のことですし、当然ながら、何か大きな転換などは期待できません。定本五冊を丁寧に読み見込んだという人には、本書は必要ないかもしれませんが、そうでもない人には相変わらず面白いと思います。
・「不気味な沈黙」
読後不気味な沈黙をありありと喚起させる本だ。タイトルのもととなった講義が大阪でなされたのはもう2年前なのだが、ますますこの不気味な沈黙はリアルになってきているようだ。 著者の透徹した認識ゆえ、誤読の余地はないのだが、やはりこの本は思いっきり誤読した方が自分には合っている。 何故 近代文学は終わったのか? 読者がいなくなったからだ。しかし、書き手がいなくなったわけではない。とすると、むしろ清々するではないか。もう商品をこさえなくともよいのだから。書くことと商品をこさえることとはどうもしっくり結びつかなかった。優秀な書かれた商品はこれからも続々と出現するだろう。だが、間違いなく商品でない作品も書かれるだろう。そのことも、この本には記されている。
・「柄谷行人ガイドブック」
2003年から2004年にかけて、「定本 柄谷行人集 全5巻」(岩波書店)を上梓した著者による最新評論集。その後の展開を告げる書物と銘うたれているが、上記「定本」の別巻として、著者自身による解説篇として読むのがよいと思う。講演・講義をもとにした第一部、インタビュー記事をもとにした第二部、座談会を収めた第三部ともに、編集が行き届いており読みやすい。何を言えば、少々値が張ることだろうか。
真面目な感想:シリアスに本書を読む場合、NAMの失敗・破産について、さらっとしか触れられていないのは不満である。スタイリッシュな著者が、スタイリッシュならざる運動の後退局面・敗北の過程をどう総括するのかを読んでみたかった。
やや不真面目な感想:やはり、柄谷行人の美文の魅力は圧倒的である。断定の心地よさを存分に味わえるが、反面このカッコよさは危険でもある。釣り込まれないためには、本書第一部を極上のSFとして味わうだけの膂力が必要だ。あたかもレム『完全な真空』の一篇として読むような。
・「中途半端」
10年以上前からとんとご無沙汰だった柄谷行人。久しぶりに近著を読んでみた(その前にをウオームアップがてら日本近代文学の起源を一読して)。定本とかは読んでいないが、「探求」シリーズあたりからの彼の考えてきたことを何となくつかむことができるような気はする。
感想は一言「中途半端」。まず、本書に収められたものからして中途半端。ほとんどが講演やインタビュー、座談会で、柄谷本人の思考が突き詰められていない状態になっている。しかも、もっとも重要(だと個人的に感じている)な「近代文学の終わり」が講演会のものだったりすると、ちょっとがっかり。全体の構成もやや苦しいかな。インタビューや座談会でありとあらゆることを聞いているので、構成も何もあったものではないようだが。
また、インタビューや座談会は、はっきり言えば柄谷賛歌状態。こりゃ持ち上げていろいろ話してもらおう、という作戦か?
あとがきで自ら「自分の考えが書いたものより明瞭になっていると思う」と記すように、わかりやすいかどうか、といえばわかりやすいし、ついでに裏話的なネタもいくつかあるので、それなりに楽しい一冊であるが、個人的に柄谷行人に期待するものはそうしたものではなくて、考えを突き詰めて記したものに対して対峙できる喜び的なものなので、そうした醍醐味を味わえなかった点で星三つ(まあ、勝手に本書の意図と違ったものを求めているのかもしれませんが)。
・「立ち向かうべきものは!」
柄谷行人氏が言わんとしていることはわかる。現実には既にそれよりもかなり前からこうした状況になっている。近代文学というカテゴリーの中で括るのであればその終焉は1968年だ(他へと突き動かすもの、連動するものという限定された意味では)。これは「小説の終焉」でも言ったことだが。なぜ今になってという疑問はあるが。 ならば何を?問われているのはそこだ。今、一般書店からは嘗てあった専門書が消えようとしている。アメリカでは既に多くの書店から姿を消した。欧州では若手研究者が本を出すことすら今は難しい。売れるかで判断されてしまうからだ。そして現実に対抗していたはずの(一義的な価値に支配されるのを)屈強な文学たちは足を向けられている。敏感な者なら気付くはず。こうしたことは文化の活性力を削ぐものだ。多層的な文脈に支えられたからこそ成り立っていたのだ。こうした動きに強い危惧を抱いたのがブルデューだった(晩年のデリダもそう)。文化レベルの衰退は創造力の衰退にも繋がると。彼が初めて反グローバルを唱えた時、横には誰もいなかった。それでも彼は一義的な価値に包括され、相殺化されてしまう現在の危険性を説き続けた。その結果、一つの潮流を作り上げた。彼の残した遺産の一つだ。それは私たちにそのまま囚われるな!歪んでいるかもしれない個々のイメージに警戒せよ、と今なお強く語る。自らを問い直す動きはもう世界で始まっている。なら文学は?付け足そう。学問の根本的な最も重要な要素はある種の感受性だと思っている。それを磨くことができるのはやはり豊かな文化に触れた時だ(或は狂乱した現実から学んだ時だ)。そうした意味で文学は終わってなどいないのだ。だが、学ぶ者にそうした感受性が必要なように、描く者も何かを学ぶべき時だ。巧みな現実に包括されないように。この眼鏡、3つ星(3.5)と見た。立ち向かうべきものは見えているはず。
・「「桂離宮神話」を知らなくても」
歴史の学術書は、基本的に、その分野の知識がないと読めない。読んでいてつまらない。それが当然だ。しかし、本書は、読ませる。「桂離宮」なんか知らなくても読める。こんな本はなかなか無い。
私は小谷野氏「評論家入門」の推薦にしたがって読んだが、氏も言う、学術的な水準は一向に落とさずに、商用(ジャーナリズム)にも応えている、という意味が分かった。
・「鮮やかな神話解体」
京都にある桂離宮。その建築の美しさは戦前来日したブルーノ・タウトによって見いだされ、単純簡素を重んじる日本文化を代表する建築として、以後、多くの文化人に支持され、日本建築の頂点に君臨している。
本書では、以上のような桂離宮観を一つの神話と見、戦前の桂離宮をめぐる言説を丁寧に追うことで、その神話がどのように形成されていったのかを鮮やかに描き出している。本書によれば、当時の日本のモダニストによってタウトの発言が誘導され、過度に強調され、日本文化論の文脈に置き換えることで神話が形成されていったのだという。
著者は近年では「パンツが見える」「愛の空間」など、キワモノのテーマを学術的に論じていくことで有名だが、それ以前に本書で見せていた、神話形成の背景にある政治力学を見事に暴いてみせる力量は素晴らしい。なるほど、この実力があるからこそ猥雑なテーマを扱うこともできるのか、と妙に納得させられた。ともあれ、ミステリのような楽しみを存分に味わえる一冊だ。
なお、文庫版のあとがきも非常に面白い。普通のあとがきからは明らかに逸脱しているのだが、学問とは何かということについて、考えさせられてしまう。
・「情報あふれる現在こそ必読の名著」
桂離宮を巡るイメージや言説の拘束性の変遷について丁寧な文献考証で明快に論じられている。桂離宮はひとつの題材であって、ここで論じられていることは、通念やイメージが流布することについての優れた考察である。小難しく言えば「事実認識の価値拘束性」や「歴史の仮構性」フーコー的「権力」の問題ということになろうけど、要はいかにわれわれが物を見る眼が不自由で歪んでいるか、そのことにいかに自覚的になれるか、実際の事例をとおして考証しているということだ。概念的な議論でなく、実際桂離宮を巡る神話を解体してみせることで、優れて分かりやすい論考になっている。そういう意味では、建築だけにかかわらず、何かを語るものはかならず読んでおくべき必読書でしょう。
・「三島由紀夫が”これこそ小説なのだ”と称揚した年代記」
戦前の東京に成立し、消えようとしている山の手族と言うブルジョワ階級の年代記。著者の祖父からはじまる精神科医の一族とその病院を描く事により、20世紀前半の日本をも描く。著者固有の上品なユーモアが基調にあり、登場人物たちも魅力あふれる。特に初代院長楡基一郎は忘れ難い印象を残す。トーマス・マンの「ブッデンブローグ家の人々」に影響されている、と言われるがいまや日本の小説を代表する一冊だと思う。
・「おもしろい!」
北杜夫って本当に天真爛漫で可愛いです。本当にいいところのお坊ちゃまです。それに自称「患者にして医者」であるところの躁鬱作家の面目躍如のこの大作。軽躁状態じゃなくちゃこれだけの枚数はかけません。でも、精神的にハイになっちゃったからって、作家を侮ってはいけません。かのゲーテも躁鬱にしてリウマチ患者でした。マンが「ワイマルのロッテ」で朝はご機嫌の悪いゲーテを面白可笑しく描いています。ゲーテが躁鬱だったのは夜中に詩句が夢に浮かんで、飛び起きてペンを掴んで書き留めた?というエピソードからも窺い知れます。北杜夫が尊敬するドイツの文豪と同じ病歴であるのは我が日本文学の誇りでもあります。
この破天荒な一家の物語。斎藤茂吉も面白いけど、奥さんが最高です。マンの「ブッテンブローグ」を凌いで余りあります。何をやっても漫画になってしまう北杜夫先生。本当に恵まれた才能。そして人柄です。
・「“市民的な文学の最高峰”」
他の方のレビューにもあるように旧版の文庫の推薦文で三島由紀夫はこの本を戦後の最も重要な日本文学の一つに挙げ、これこそ小説と評価した。市民的な意味を持った完成された文学とも言っていたような気がする。ともかく、あの三島由紀夫が手放しでこの本をベタ褒めしていた訳である。読む前はあまりの褒め言葉に『買い被りすぎたんじゃないか』という気も起こさせたが、一読してこれらの評価が文庫の売り上げを伸ばすための下らないお世辞文句ではないことは簡単に分かった。真に市民的な意味を持ち得た小説、これだけの文句を眺めているだけではどんな小説なのかは分からないが、読んでみると三島由紀夫が推薦文を通して言いたかった事が分かってくる。 体裁からして、少なくとも自分が読んできた本の中では一種特別なものである。普通小説などと言えば主人公が一人乃至二三人いてそれらが軸になって進むが、この小説では楡基一郎が建てた病院を軸として物語が展開する。病院に生きる人々の考え方や言動、逆らえない運命などを細やかに描写していっているのだ。関東大震災、戦時空襲などの災害を挟み、各がどう変わっていくのかも良く書かれていた。楡病院年代記という感じだろうか。栄えたり、衰えたりを繰返す病院に左右される人々の空しさも、悲しさも実にうまい。何十人もの視線で展開してそれぞれが個性を失わないのも特筆すべき点だろう。構成のうまさという点では自分の中でも最高峰だ。 長い小説だがあっという間に読めたような気がする。大きく心揺さぶられるシーンは少ないが、文学に親しんできた人ならきっとこの小説の味が分かるだろうと思う。是非読んでいただきたい。
・「北杜夫の代表作のひとつ」
医師・楡基一郎が、その野心を原動力として楡家の隆盛を作り上げ、そして次の世代も更なる発展を目指すが…。稀有な人材の宝庫である楡家であっても、時代の大きな流れには逆らえず、少しずつ衰退していく様が、北杜夫独特のユーモアと共に描かれます。ユーモアがなければただの栄枯盛衰物語となってしまうところが、北杜夫のユーモアによって読みやすい作品になっています。これはネタバレになるかもしれませんが、物語の最後では楡家の生き残りが必死にもがいて生きようとする様で終わるのが、何とも救いがあるようで、やはり悲しい結末です。
・「いい本です・・・」
北 杜夫は、ドイツの文豪トーマス・マンに憧れ、その著「ブッデンブローグ家の人々」に匹敵するような作品を書きたいと常々想っていた。その想いが結実したのがこの作品。あの三島由紀夫が「戦後に書かれた最も重要な日本の小説のひとつである」と言っているがこの評価は間違っていない。 戦中・戦後のある脳病院の栄枯盛衰・喜怒哀楽・冠婚葬祭・日常茶飯事・あれやこれやを自らの斉藤家の歴史とダブらせて丁寧な日本語で綴っていく現代日本の一こま、一こま。大勢の登場人物が一人一人実に個性豊かに描かれていて、精神科医楡喜一郎と歌人斉藤茂吉、斉藤宗吉と北杜夫、北の他の作品にもたびたび登場する彼の叔父等々のモデル的人物。今やすっかり有名になってしまった斉藤家(=北家)のルーツを探る私小説的&ノン・フィクション的小説である。小説全体のトーンがとてもほほえましく、また日本人にとってはとても懐かしさと親しさを感じる小説世界である。
・「セガール久々の会心作!」
そうなのだ、久々にセガールの新作が面白かったのだ!舞台はズバリ日本!ていうか東京!具体的には限りなく新宿歌舞伎町!脚本執筆は二人だが、そのうちのひとりがなんとセガールで、なぜ歌舞伎町を舞台にしたかというと、最近この街が、様々な人種のマフィアたちによって抗争が繰り広げられていることを知ったから、なんだと!ていうかセガール、そんな話、世論はまったく信用してくれないけと思うけど…。でもでも!実話ゴシップ系の雑誌でならぜんぜん現役のネタじゃん!つまりキモよ!キモ!本作はそんなセガールの実話記者ばりの着眼点で書かれた良い意味でのデタラメが本当に素晴しい。次いで、「刑事二コ」以来披露する、本格的な関西弁。俺はとても良いと思いました。それと久しぶりの、後髪を結んだセガールが拝めること。あとは…なぜかメイキングでは一切「ダブル」について触れられなかった、アクション!本人だとわかるアクションシーンがやけに少なかったんだから、そこら辺メイキングで正直に明かしてくれりゃよかったのに…ま、とにかく。悪役キャラの大沢たかおが意外にも健闘していた点も挙げておかないと…。
・「セガールおじさんとわくわくブラザーズ」
いつも以上に中途半端で支離滅裂な投げやりストーリーですが、ナイスなキャスティングとセガールの放つ謎の言語、アクションがよいので、結果的にそこしか印象に残らず、比較的いい印象が残ります。タタッコロシテヤル!とか、ヨクキレルデショウとか、そういうセリフがいちいちカッコよすぎです。大沢たかおも最後まで頑張って立ち向かっていました。
・「野口五郎 は、良かった!」
ストーリーは、支離滅裂で破天荒で最悪ハチャメチャですが、本編96分間に、日本の文化を凝縮して詰込んでて、楽しい作品で、ヤクザ・風俗・パチンコ・芸者・着物・箸・寿司・刀・刺青師・指切り(げんまん)など、日本古来の『文化』を、小馬鹿にして撮っている所が、物凄く笑えます・・・。特に、コロッケの野口五郎の物真似は、一番良かった!ちなみに、セガールの娘の出演した『ガメラ3』の映像も入って、娘の宣伝してます。最後に、栗山千明が、数秒しか出演してないのが、残念です・・・。
・「セガールVSヤクザ」
東京都知事候補が何者かに射殺された。CIAはテロの疑いを持ち日本にいる伝説のエージェント、トラビス・ハンターに捜査を依頼する。捜査を進めていく内に明らかになっていく新興ヤクザの存在と旧任侠勢力との対立。更にはチャイニーズ・マフィアの存在・・・かくして東京を舞台に新興ヤクザVS米国中央情報局VS旧任侠勢力VSチャイニーズ・マフィアVSトラビス・ハンターの仁義なき戦いの火蓋が切って落とされた!最後に生き残る「極太」はどいつだ・・・
ご存知B級映画の極みに君臨するスティーブン・セガール主演作品です。舞台は日本です。東京です。新宿歌舞伎町です。相変わらずお約束満載の映画になっております。誰かさんは無敵です。今回セガールはなんと関西弁を喋っているではないか!(でも何か変な関西弁ですけど・・)ヤクザ関係とあって話し自体は暗くて重みがありますが、セガールの妙な関西弁に笑ってしまいそんな感じがしなくなってきます。今回イイ味を出していたのは大沢たかおと豊原巧輔です。大沢たかおは見事なキレっぷりを見せ付けます。豊原巧輔はもの静かでありながらも復讐心に燃える役を見事に演じ切っています。今回の作品はセガールアクションが少なめです。しかもやっているのが本人かどうかすら分からない。だからセガールアクションを期待している方にはオススメ出来ません。セガールの妙な関西弁を聞きたいならどうぞご覧になってください。ただ、セガールも含め大沢たかおや豊原巧輔、寺尾聡など本編に出てくるメインキャストの男たちがかなり渋い!!そしてカッコイイ!!いつも無表情のセガールだけどこの映画は無表情だからこそセガールが渋く見えるのだろう。因みにこの映画ではセガールが主演、製作総指揮、脚本、主題歌の4役を見事にこなしています。凄いですね〜
・「大沢たかお凄い!」
セガールの日本語はいまいちやけど、大沢たかおの英語は素晴らしいです。内容は分かりやすく展開も早いので結構満足しました。ただ豊原功補さん演じる彫り師が大沢たかお演じるヤクザへの復習の詳細がもう少し知りたかった。とりあえず豪華キャストですよ!
・「選曲は文句なしのベスト盤」
S&Gをとりあえず聴きたい方にはおススメできるベスト盤です。彼らの代表曲がほぼ時代順に並んでいますし、収録曲は納得の名曲ばかりです。便利な一枚です。また、解散後に二人で録音してそれぞれのソロアルバムに収録した「マイリトルタウン」も入っていて、気が利いています。「あの曲が入ってない」「この曲も聴きたい」という方は、オリジナルアルバムでどうぞ。
・「時代を超えて永遠に残っていく、究極のベストアルバム」
30数年前の曲なのに、今聴いてもあの当時初めて聴いたときの衝撃と、新しい感動がよみがえってきます。もっとも本当の名曲とはそういうものなのでしょうが・・・「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」「スカボロー・フェア」では映画「卒業」の名場面が懐かしく思い出され後にドラマ「人間・失格」で「冬の散歩道」がテーマソングになったときもとても新鮮な驚きがありました。
昔は哲学っぽい部分もあって難しいと思った詩の曲もあったのですが、今改めて訳詩を読むと実に奥が深くただメロディとハーモニーの美しさに、ひたすら聴き入っていたころに比べると、今はじめて深い部分で理解できた気がして、しみじみと感動を覚えました。
ベスト集というと、ライブからの収録が多い場合があり、拍手の音が気になったりするものですが、このアルバムでは、ライブ・ヴァージョンは「エミリー・エミリー」一曲のみなのでほとんど気にならないと思います。本人自らが選んだ選曲というだけあり、どの曲も素晴らしく「明日に架ける橋」、「ボクサー」など、すべてが珠玉の名曲ぞろいなので、本当にお勧めです。
・「S&Gは青春の思い出」
まず本CDは聴いていないことをお断りします。そもそもS&Gは発表アルバムが少ないので、各アルバムの代表作を集めると、同じようなベスト盤が幾つもできてしまうのです。さて、S&Gを中学時代に同時進行で聴けたのは幸いでした。それまで歌謡曲など聴いていた私を洋楽の世界に引き込んでくれたのはS&Gでした。「Sound of Silence」の深遠な詞、それまで聴いたことのない魅惑的サウンド。特に2小節目から突然入るドラムとエレキ・ベース&ギターには衝撃を受けました(もっともこれらは本人たちの意向とは関係なく、producerが入れたようですが)。そして何と言っても「Bridge over Troubled Water」。ポールの詞想・曲想とガーファンクルのボーカルが見事にマッチし、愛と希望を表現した20世紀を代表する名曲になりました。中学を卒業する際のクラスの寄せ書きの中央には「明日に架ける」の大きな文字が。我が青春の想い出。
・「名曲がぎっしり!」
これ一枚でずいぶんサイモン&ガーファンクルを知ることが出来る。言わずとしれた「サウンド・オブ・サイレンス」「明日に架ける橋」「ミセス・ロビンソン」「スカボローフェアー」などの名曲。ガーファンクルの歌声と、サイモンのギター&コーラスが絶妙に絡み合い、非常に心地よいサウンド。
知らない人でも、どれかは聴いたことあるはず。全く知らなくても気に入るはず。すばらしい音楽を作るバンドは、時代を超えて輝くものだとつくづく実感。
・「OLD FRIENDS」
まず、このCDは聴いたことがないことを断わっておきます。でもみな馴染みの曲ばかり。S&Gにはベスト物が多いようですが、この盤には私の好きな曲がほぼ網羅されているので、レビューを書かせてもらいます。 最近特に「S&Gがポップス界にいて本当によかった」と思っています。S&Gの音楽はどんな時でも暖かく迎えてくれる。我が家に帰りついた時のようなくつろぎがあります。 ポール・サイモン、アート・ガーファンクル、解散後のそれぞれのソロ作品も味わい深い名作ぞろいだけど、やはりポールの発想・作曲センスとアートのボーカル、両者そろったコンビでの作品の数々にはかなわない。'75に5年ぶりにコンビを組んで「マイ・リトル・タウン」を発表してくれた時は感涙ものでした。 中でも「アメリカ」と「ニューヨークの少年」は切なくなるくらい好きです。「アメリカ」の詞のスタイルは太田裕美が自身の曲で取り入れていました。 人生上でS&Gにめぐり会えて本当によかったです。
●Twelve Deadly Cyns... And Then Some
・「パワーを感じる1枚」
大御所、シンディーのパワーが漲る1枚。他のアルバムで別テイクの曲もあるが、このアルバムに収録されているバージョンが、1番良い。パワーが無い時、これを大ボリュームで聴くと一気に気分は上昇!!がんばろうって思える。お薦め!!!
・「80’を代表する歌姫!!」
懐かしの80’sでは、ブロンディのデボラ・ハリーエイス・ワンダーのパッツィ・ケンジットマドンナユーロビートダンス系のカイリー・ミノーグなどなど女性アーティストもかなり活躍していましたね。そんな中でも奇抜なコスチュームと独特の高い声で異色的だったのが、シンディ・ローパーです。当時はあまり好きでなかったのですが、その後の復活ヘイ・ナウ(ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン)を聴いたときに、彼女を見直すようになりました。このベスト盤で改めて聴き直してみると、何とも聴かせる曲が多いではないですか!!エヴリシング・バット・ザ・ガールがカバーしていたタイム・アフター・タイムやフィル・コリンズがカバーしたトゥルー・カラーズ。バラードにしびれちゃいますね!!欲を言うなら、グーニーズはグッドイナフが入っていれば完璧だったのですが…この海外盤より3曲多い日本盤を購入した方がお得かも知れませんよ!!
・「こんなお茶目な人いませんよ。」
抜群の歌唱力にいくつになっても、キュートなルックス。 「Girls Just Want To Have Fun」と「Time After Time」があまりに 有名ですが、ほかにもいい曲がいっぱい入っています。 この頃よく来日しますが、ホントにいくつになってもかわいいですね。
・「どれを買うか迷ったら…」
初めて聞く人や、久しぶりに聞きたくなった人には、このアルバムが良い感じかな?恐らく必要十分な楽曲が揃ってると思いますよ。
パワフルなシンディーが大好きって人は、ライブDVDを買うのが良いかもしれませんね。
・「懐かしい雰囲気」
大好きなTime After Timeが聞きたくて買ったCDですが、それ以外もなかなかよかったです。彼女にはキーキー声でがなりたてるように歌うよりも、Time~のようにスイートに歌って欲しいです。マーヴィン・ゲイのWhat's going onが入っていたのも驚き。彼女なりの味付けも悪くないです。
・「巨人ファンでも笑える、ためになる」
くやしいです。巨人ファンですが、思わず買ってしまいました。まず関西弁に笑えます。えげつないし、テレビでは放送できないような“危険な”言葉もありますが、「阪神ファンってこんなこと叫んでるよな~」と、一人笑ってしまいました。野球観戦しに行って阪神側の席しか取れなくても、この本を持っていれば、阪神ファンになれますね。で、これがためになるから不思議。「ナイスキャッチ!」って普通に言うけれど、英語だと「グレイトキャッチ!」って言うんですね、知らなかった! 英語を勉強するために、好きな映画を見たりとか、ラジオ講座なんて聞いていたけれど、これなら笑えて、勉強になります。英語嫌いの人には、おすすめです。もちろん巨人ファンでもOKですよ。
・「とにかく笑える」
太った猫の英語本も確かに素晴らしいが、この英語本はひたすらニヤニヤ(そうチェシャーキャットの様に)しながら読み進める。阪神タイガースの連勝を予感させ、優勝までも想定した内容となっているのが泣かせます。ぜひ、洒落と言わず一冊購入することをおススメします。六甲颪やヒッティングマーチも載っているのでお買い得でっせ!
・「Foul Languageのベストセレクション」
関西弁のえげつない表現と英語の対比が面白く、私は阪神ファンではないですが、むちゃくちゃ笑えました。本書を読破するのに英語力はほとんど関係ありません。TOEIC300点でも900点でも大差ないと思います。なんせTOEICには決して出てこないような表現ばかりですから。勉強などと堅苦しく考えるのはやめて素直にはじけましょう。いろいろな慣用表現がのっていてTOEIC900点レベルの人にとっても新しい発見の連続だと思います。
・「巨人ファンでも笑える、ためになる」
くやしいです。巨人ファンですが思わず買ってしまいました。まず笑えます。えげつないし、テレビでは言えないような“危険”な言葉も多いのですが、「阪神ファンってこういうこと言うよな~」と一人笑ってしまいました。で、これがタメになる。「ナイスキャッチ!」って言うけれど、本当は「グレイトキャッチ!」って言うんですね。知らなかった!英語を勉強しようと好きな映画を何度も見たり、ラジオ講座を聞いたりしましたが、どんなものよりためになりました。大笑いしながら、しかも、ためになるから、英語って聞いただけでジンマシンが出てしまいそうな人におすすめです。もちろん巨人ファンでも大丈夫です。
・「面白すぎる〜。大阪弁は世界一や〜」
甲子園やお茶の間でファンが叫んでいる熱い応援?語が大阪弁そのまんまに載っていて、大阪弁のほうに笑えます。なかなかここまでのことばを活字にするのは難しいのでは…。しかも、朝日新聞社から出ているところがツボにはまりました。がんばれ〜阪神ファン! というキモチになった一冊です。
・「阿久悠さんの5枚目への気持ち」
5枚目は「おまけ」なんて感想もあるみたいですが。阿久悠さんの生前のインタビュー(「中洲通信」2005年8月号)に「最後の5枚目にはそれほど売れなかったけれど、自分として『これをやっておきたい』という気持ちから書いたものを集めました」とあります。つまり、他の4枚は阿久悠さん以外のスタッフ、5枚目だけは阿久悠さんの意見100パーセントにより選ばれているわけです。例えば、「モンキー・ダンス」は最初に商品化された作品で価値があるから阿久悠さんは選んだとのこと。5枚目を「おまけ」なんて思わないで〜。「特別記念盤」ですよ。 ちなみに、全108曲は煩悩の数に合わせたわけでなく偶然だそうです。
・「名前は間違えないで!!。」
このBOXは本当に永久保存盤です。聞き応えがあり、これも!あれも!「阿久悠」さんの作品かと思うと驚愕と感動を覚えます。でも惜しい事が1つあります、阿久さんが初めてオリコン1位を獲得した「白い蝶のサンバ」言わずと知れた「森山加代子」さんですが、インジェクトでは「森山加世子」と誤記がありました。
・「阿久悠氏の業績を辿るのに最適な企画でした」
阿久悠氏が鬼籍に入られて、あらためてその存在の大きさに驚いています。生涯に5000曲ほど作詞され日本レコード大賞の受賞も数多く、昭和を代表する作詞家と言えましょう。
この5枚組みの企画は、そんな大作詞家を代表するような曲の集大成のようなものでした。第一盤から第四盤は阿久悠氏の業績の素晴らしさを示すと共に作詞家の第1人者としてトップを走り続けた孤高の存在であったことを改めて感じました。「熱き心に」「北の宿から」「舟唄」「ペッパー警部」「サウスポー」「津軽海峡・冬景色」「時の過ぎゆくままに」「サムライ」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「また逢う日まで」「ジョニィへの伝言」「時代おくれ」等のラインナップの凄さに驚きを禁じ得ません。
第五盤の特典盤もいいですね。ズー・ニー・ヴーの名曲「白いサンゴ礁」、阿久悠氏の少年時代の思い出が結実した映画『瀬戸内少年野球団』で流れたクリスタルキングの「瀬戸内行進曲」、後年のもう一つのライフ・ワークとも言える甲子園の思い入れを感じさせる夏川りみの「あヽ甲子園」君よ八月に熱くなれ、など阿久悠氏の生き様を投影したかのような詩の数々に圧倒されました。
160頁にわたるリーフレットにも驚かされました。北沢夏音氏による38頁という凄いボリュームのある名曲解説の詳しいことには脱帽しました。プロの仕事ですし、この企画の価値を高めている資料だと思いました。また同じく北沢夏音氏の取材・文による20頁のロング・インタビューも阿久氏が書き残した珠玉の作品とも言える数々の曲にまつわるエピソードで、作詞者しか知り得ない貴重なお話でした。阿久悠氏を知る上で一級の資料価値をもっています。巻末には、受賞歴が2頁あり、リリース年表が10頁掲載されていますが、流石に代表作だけでした。
・「愛は破れて愛と知り」
「人間万葉歌‾阿久悠作詩集」を車で聞いています。そのジャンルの多彩なこと。このCDBOXは2005年発売のものですので、封入されているブックレットは阿久さん本人のロングインタビューが収録されています。昭和の「歌謡曲の時代」を彩った阿久悠さん。
夢は砕けて夢と知り愛は破れて愛と知り時は流れて時と知り友は別れて友と知り
今回のCDのために阿久悠さんが寄せた詩です。虎は死んでも皮残しといいます。歌は口ずさんでしまうもの、その時々生きた時代を連れてきます。
・「《旭》と《健作》」
凄い。凄すぎる。名曲/迷曲のオンパレード。昭和歌謡曲の凄まじい《生命力》の強さに、圧倒されてしまいました。個人的には、小林旭の『熱き心に』と、森田健作の『さらば涙といおう』が、意外な収穫でした。好きな曲と嫌いな曲が、はっきり別れる所があるけれど、買って良かったです。
・「安心して聞けます」
いろいろな助さん格さんが歌っておりますが最初に、レコードとして発売されたのは里見浩太郎/横内正のバージョンでした。
以前、8cmCDが発売されていますが人気があるんでしょうねマキシでの再発となったようです。
時代劇といえば水戸黄門みたいな感じもあり、歌詞はみんなが聞聞き慣れているので口ずさめる曲です。
・「テレビのものではありません」
曲そのものは「あゝ人生に涙あり」ですがテレビでやっていたものとは違うレコーディングの物です。
・「関西人必見!DVDでの再発売を待っていました。」
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・「大阪大衆演芸の精華」
これは私の大学時代後期、吉本新喜劇の爛熟期に録られた映像である。当時のスターたちが残したギャグだけを抜粋して並べた作品であり、いわば吉本のエッセンスといえる。すでに私はビデオテープで持っているが、実家に置いてあるため、こんなに何度も見たくなるビデオが家にないのはとても不便だ、と思ってDVDを買い直したのである。この数年後、マンネリ化して客の入りが減り、吉本新喜劇は「やめよっかな」企画を進めることになる。
現在の吉本新喜劇は、いくら池野めだか達数人の舞台人ががんばっているとはいっても、当時に比べたらお粗末極まる。やや下品だがわかりやすいギャグが毎度同じパターンで繰り返されるだけだというのに、毎週末の吉本新喜劇を私たち関西人が楽しみにしていた理由は、このビデオを見れば明らかだ(但しそれに飽きてつぶしてしまったのもまた、私たちである)。大阪の貴重な大衆演芸であった。ここに出てくるうちの何人かは今も活躍しており、また、鬼籍に入った人もいる。しかし、ほかの人たちは、今どこで何をしているのだろう?彼ら・彼女らの芸を楽しんでいた当時が懐かしい。この作品を見るたびに涙目になるのは、きっと笑い過ぎるからだけではないと思う。
・「関西文化の原点」
気がつけば己の精神的風土(そんな大げさなもんかいな)の原点は、幼少の折から慣れ親しんだ吉本新喜劇でありました。こうやって改めてみてみると、ようこんなアホなもんばかり飽きもせずに見てるなと思いながら繰り返し見て笑ってます(完全に染まってます)。惜しむらくは画像が古いので悪いのが(最新の技術でもここまでなのでしょうが)非常に残念です。この時期より古いもの、特に天才ルーキー新一の「いやーん、いやーん」も是非見たいものです。
・「電気最高傑作」
多分電気グルーヴファンの多くが、このVITAMINを一位にあげると思います。スティングレイ~スノウ・アンド・ダヴまでは本気のテクノです。そして最後にN.Oが入っているのもいいです。歌詞が素晴らしい。
当時はアシッドテクノ全盛の時代だったので、それを反映してShinkansenが収録されています。この曲は石野卓球が本気でアシッドテクノを作った傑作です。緊張感に満ちてグングン突き進みながらも、コーラスの五島の声と波の音がまた気持ちいいです。このCDでテクノに興味を持った人は相当いるはず(僕もその一人です)。
・「おめでとう、おめでとう、おめでとう、自分に」
電気グルーヴの凄さは音楽性もさることながら、その立ち振る舞いすべてが革新的だということだと思う。(「電気グルーヴのオールナイトニッポン」で人生踏み外した連中の数は少なくないはずだ)
このアルバムをリリースしようとしたときソニーの上層部から「インストが多すぎ」というクレームがついて揉めたと言われているが、今あのとき電気が折れずにリリースを強行してくれたことに心から感謝している。頭の固い奴なんて最初から対象にしてないんだから、理解できなくてもしょうがない。
ソニーとの折り合いをつけるため渋々収録したM10「N.O.」は最も好きな曲であり、僕の人生のアンセムだ。「真面目に生きろ」「明るく振舞え」「異性にモテろ」を押し付けて、それ以外を全否定するポップスが全てにしか思えなかったあの頃に、自分のネガティヴさを肯定しつつ破壊してくれたこの曲に感謝する。今でも僕の人生のBGMとして無限ループでかかり続けている。
バカと本気が入り混じった名盤。
・「クラシック」
このアルバムは小学生の時にはじめて聴いたんだけど、普通に聴けました。彼らの作品群の中でも一番綺麗にまとまってるアルバムではないでしょうか。10年以上を経て今聴くとクラシックな感すらありますね。でもダサくない。「N.O.」はニート、フリーターのアンセムとして輝き続けることでしょう。
・「学校ないし家庭も無いし・・・」
電気グルーヴの出世作。デビュー時から一貫している馬鹿げた世界観と極めて洗練されたテクノが高水準で融合しており、最高傑作と言っても過言ではない完成度を誇る。それでいて聞きやすさも抜群なので、初心者の入門アルバムとしても最適だろう。名曲揃いであるが、特に注目したいのは歌モノの「N.O」。
しかた無いなと分かっていながらどこかイマイチ割り切れないよ先を思うと不安になるから今日のところは寝るしかないね・・・
ニート問題が深刻化している今日、「N.O」の歌詞は軽いようで重い。
・「ラジオで流れて・・・」
電気グルーヴが深夜放送(All Nighit Nippon)をやっていた時のリリース。既に電気グルーヴにハマっていたがこのアルバムの曲がラジオで流れた時に背筋に走るものを感じた事を強く覚えている。Fujisanにフェイク・フーリガン。凄い。でも、一番衝撃を受けたのはポップコーン。有名な曲が別の曲に変わってしまうことなく・・・で
もやっぱり電気グルーヴなんだ。大袈裟に聞こえるかも知れないが、本当に感動したんだ。個人的にはこれがベストなんじゃないかと思っている。
・「日本のプロテストフォークの最高傑作」
誰しも少年から大人へと成長していく過程において社会には様々な矛盾が存在することに気付く…このアルバムは現代社会もなお抱える社会の矛盾に対する当時23歳であった若者の「うめき」です。 一般に岡林信康といえば「過去の伝説の人」であり、そのメッセージも風化してしまったかのような書評やイメージがあると思われますが、彼の残したメッセージは現在でも十分通用するものであり、いや、むしろ今だからこそ聴かれるべきであるものばかりであり、いわゆる「放送禁止歌」も収録されていますから現代のようなメジャーの音楽資本産業からはなかなか生まれ得ない貴重なアルバムであると思います。 また彼の楽曲はメッセージ性ばかりが注目されますが音楽的にも素晴らしく、ダウンタウンブギウギバンドもカヴァーした叙情豊かな5、コード進行がとても美しい7、まさにボブ・ディラン「ライク・ア・ローリングストーンに対する返歌たる8などを聴けば何故彼がフォークの神様と呼ばれたのかわかるのではないでしょうか? 本アルバムは熱い青春時代を回顧する中高年の世代だけではなく、思い悩み煩悶する若い世代の方にも聞いてもらいたいです。きっとあなたの知覚の扉が開かれるでしょう。
・「日本音楽史上に燦然と輝く名作」
私が考えるに、物事を表現するという営為には次の3つの過程が含まれます。
第一に自分の中に抱えている問題を発見し、それを提起するという過程。 次に提起した問題に面と向かって取り組むという過程。この時にその問題を解決できればよいのですが、必ずしもそううまくいく訳ではなく、散々悩んだ挙句にも拘らず、この問題を解決できない場合もあります。 そして最後の過程として、問題を真正面から見つめ続けた中で見えてきたもの、それはその問題の解決法かもしれませんし、その問題の側面といったそれに関わるものかもしれませんし、またはその問題とは直接関係ない別の何かかもしれませんが、そういったものを的確に表現するという過程。
この3つの過程経た後に作品が完成するわけですが、その作品の出来や質は、これらの過程をどれだけ自分に忠実に行ったかにより決まってきます。このことは簡単なようで意外に難しく、例えば作者が意識しないところで見えてきた問題から逃避している作品は実に枚挙に暇がありません。
この3過程を極限までに自分に忠実に出来る人、それは私が知る限り岡林信康氏をおいて他にいません。 勿論、その彼も全ての作品においてそれが出来ているわけではありません。代表作「山谷ブルース」もどこか斜に構えている部分があります。 しかし、例えば「手紙」は、完璧なまでにそれが出来ているのです。彼が「フォークの神様」と言われる所以は、そこにあるのだと私は思っています。
この「手紙」という作品、放送禁止歌の最たるものとして知られています。また今後岡林氏がこの作品を歌うことは無いだろうと言われています。 日本音楽史上最高の名作「手紙」は、もうこのCDでしか聴くことは出来ません。 もう、このCDでしか、今の私達には彼に授けられた天賦の才能に触れることは出来ないのです。
それでもあなたは、このCDを手に取らないでいるおつもりですか?
・「今でも、いや今こそ聴いて欲しいな」
神様・岡林の名前を知っている人は多いでしょう。でも聴いたことがあるという人は、はたしてどれくらいいるのでしょうか。あまりにも伝説のイメージが先行していません?きっとそんな方、このアルバムを聴いてショックを受けますよ。想像していたより、きれいな声(失礼)丁寧な音作り(重ね重ね失礼)・・・。メッセージ性が強調されるのも当然なのですが、音楽としても本当にすばらしいです。
・「1970年前夜を象徴する岡林の名曲の数々」
伝説の「フォークの神様」と呼ばれた岡林信康のデビューアルバムです。岡林はこのアルバムにより1970年前後の関西フォークにおいて、多くのファンを獲得し、完全に神格化されていました。
今振りかえって考えてみますと『わたしを断罪せよ』というアルバムタイトルは大変意味深だと思います。牧師の息子として生まれ、同志社大学神学部中退したキャリアだけでなく、「フォーク界におけるヒーロー」という虚像に対する自分の存在そのものへの批判も込められているわけです。
大学生活から山谷のドヤ街へドロップアウトした実体験から生まれた「山谷ブルース」を聴いていますと、岡林の境遇と実生活のジレンマを感じます。その強烈なメッセージは世間に対して発せられましたが、同時に岡林の心の中へも深く入っていったことだと思います。
勿論、このCDに収録されている「手紙」やその後に発表された「チューリップのアップリケ」のような社会問題への提起は、当時の世相と密接に関係していました。69年当時の大学生は社会の矛盾と向き合わねばいけないと、各人が思い悩んでいた時代でした。だから「手紙」のような名作が生まれたわけですし、若者の圧倒的な支持があったわけです。
「手紙」もすぐに放送禁止となり、岡林自身がフォークシーンからもドロップアウトするのですが、その理由は『わたしを断罪せよ』というタイトルに行き当たると思います。
ラストに収録されている♪友よ 夜明けまえの闇の中で 友よ 斗いの炎をもやせ♪という岡林のシンプルでストレートな歌唱を聴くたびにあの時代の若者の持つエネルギーの象徴がこのアルバムに集約されていると感じます。「友よ」は70年安保に端を発した学生運動の連帯感を支えた歌だったといえましょう。
・「やはり名作」
アンテナを張って生きていると名作は風の便りに「噂」が流れてくる。私は、ビートルズ、ビーチボーイズ専門、日本語は意味が即伝わるから聞かなかった(変な言い訳?)。いわゆる一般のフォークシンガーの唄は聞こえてきたけれど感動はしなかった。でもこれは本当にいい出来です。これ1枚で日本のフォークソングの歴史を書き換えたように思う。戦争反対、弱いものの味方、原子爆弾反対、等々の単純な世界から一歩(数歩)進んだ世界が展開されている。「わたしを断罪せよ」もうタイトルから難しくなって今もってよく分からんような??発売された時期もこれを受け入れる時代になっていたように思います。今の若い人が聞いたらどう思われるか見当もつきませんが。「やはり名作」には違いありません。
・「他の噺も聞きたくなります!」
どこかで、談志師が八方師のことを評して「タイガースの話さえしなければ八方は上手い」と褒めていたと読んだことがあります。このCDを聞くと、八方師はもはやタイガース・ファンであることで笑いを取る必要ないレベルまで「上手い」噺家さんになっていると感じさせられます。収録は83・85年ですから、20年以上前のことになります。それから現在までの間に相当数の高座をこなされているでしょうに、発売されている音源の少ないこと!
坊主茶屋は八方師の十八番、何度聞いても面白い。これだけではなく、もっと色々な、タイガースではない噺を聞きたいと思います。
評価ですが、お吉物語の方でやたらと「タイガース・ネタ」を連発していることから1つ差し引きました。同じ熱烈な阪神ファンでも先代の春蝶師はここまで露骨なネタのフリ方はしていなかったような気がします。。。
・「最高の猛虎たち!」
大好きな阪神が優勝して記念に購入したのがこの写真集です。ただこの写真集は他によくあるスポーツ&阪神モノの写真集とは違っていました。ちゃんとした写真集だと言うことです。スポーツモノの写真集というものはお決まりな感じですごくワンパターンでステレオタイプなものばかりですが、この虎族には心象的なものまで写し込まれていて、燃える応援光景の中でほんのりと切ない感情にもなりました。これは優勝した時だけでなく何度見ても心のどこかに響く写真集だと思います。
・「びっくりしまっせ!」
甲子園球場に何があったのか!!!スタンドに飛び交うムチャクチャ面白いヤジから思いっきりスベっているヤジまで盛り沢山。 とりあえず、阪神甲子園球場に行っておくんなはれ!
・「わが巨人軍は永久に不滅です」
「不運にも,わが巨人軍はV10を目指し,監督以下選手一丸となり,死力を尽くして最後の最後までベストを尽くし戦いましたが,力ここに及ばず,十連覇の夢はやぶれさりました。私は今日,引退を致しますが,わが巨人軍は永久に不滅です」(長嶋引退の挨拶より)
日本の黄金時代のテレビを彩ったヒーロー。それは紛れもなく長嶋茂雄だった。
長嶋茂雄は,鋭いラインドライブのかかった打球を放った。長嶋茂雄は,闘士剥き出しでサードではじけながら守備についた。多くの人々の脳裏にこれほど焼きついた選手は,稀有な存在だった。そして何よりも長嶋茂雄は誠実で実直で,ファンを大事にしていた。
日本中の野球ファンが泣いた名場面を収録している本作品は,
もっと多くの人の目に触れてしかるべき作品と判断する。
・「インターネットもケータイもない頃」
控えめで朴訥ながらも本当に野球を知り尽くしたアナウンサーによる実況、場の雰囲気をしっかりわきまえた村山実さんの解説、飾り気のない選手紹介のスーパー、そして心から野球を、そして長嶋茂雄を愛している観客たちが集まったスタンド、それをやわらかくつつむ秋の日差しと風・・・・・・こう書くとノスタルジックではあるが、プロ野球が確かに輝いていた時代、夢の舞台であったこと、夢を見るのに人目をはばからなくてもよかった時代があったことを再認識させる1枚です。
・「星野監督、夢をありがとう」
一気に読み終えてしまった。簡潔な文章で読み易かった。 随所に、星野監督のきめ細かな気配りが伝わってくる。2003年の春季キャンプで桧山選手会長が「オヤジを胴上げしたい。」と叫んだこと頷ける。 また、阪神ファンとして嬉しいのが、球団フロントが本気でタイガースを強くしようとしていたところだ。ある選手の獲得については星野監督よりも、野崎球団社長が積極的に進めたという。また、野崎社長が野球に対して勉強を重ねる真摯な姿勢も書いてある。 こういったエピソードをファンに伝えるのも星野監督の気配りであり、人情だろう。しかし、この人情を捨て切れないところが、日本シリーズで勝てない原因なのかなあとも感じた。監督続投が叶わぬならば、嗚呼、ぜひとも日本一の監督という勲章を手にして欲しかった。
・「2003年の本の中では」
優勝関連本はたくさん出ていますが、この本は、星野監督のちょっとした気遣いが本の中で随所にあらわれていてよかったです。
金本さんが阪神に来た理由もなんとなくわかりました。。。浩二監督が悪いわけではないんだけれどもちょっと環境を変えたかった、そのときに星野さんが手を差し伸べればぐらっときそうです。
・「勇退、辞任を覚悟した、野球人としての遺言」
私は、本書発売されると同時に購入した。2003年10月15日に購入し、その日のうちに読了した。そのとき、背筋が寒い思いがしたのである。明らかに、これは、監督を辞めることを前提として書かれている、と思えた。 案の定、翌々日17日には、勇退が報じられた。もう、言葉も出ない
程のショック。やっと、阪神タイガース革命が成功したと思えた矢先の出来事。球団、フロントの改革は前野村監督末期に、久万オーナーが前野村監督にフロントの問題を指摘され、改革へ。そして、今度は、星野が電鉄本社にまで、球団改革の必要性の楔を打ち込んだ、そして、
補強が成功し、優勝!それなのに。もう、タイガースを見続けて、30年。改めて、阪神タイガースを見続けることは、人間は簡単に幸せにはなれない。苦しいこと、悲しいことの連続こそが人生の本質なんだと、自虐的にならざろうえないことの悲しさ。そういう気持ちしかなかった。 でも、そういう悲劇のタイガースを命懸けで、本気で、改革に臨んだ
星野仙一の2年間の記録が本書である。監督受託の時の覚悟。それに、勇退の最大の原因となった、自らの体調不良のことを冒頭の方に、医者とのむちゃくちゃなやり取りと見せかけて、その実、「これが辞める理由なんだ。許してくれ。」とファンに訴えている気した。
星野仙一は、「すべては運命」といって、何もかも、一旦は自分の運命と受け入れる。でも、それで納得できなければ、命懸けで火の玉のごとく燃えて、果敢にその運命に挑戦する。それが、星野仙一という人の生き方なんだ、と改めて思えた。自分の生き方の糧、指針としよう、と辞任が発表された日、そう思い、それが、また、自らの運命だと思えた。
せめて、辞任の理由が、一部スポーツ紙で言われたような、電鉄本社の一部の人間との確執でないことを願いたい。もし、そのような確執があったとしても、星野仙一が体調万全なら、その確執にも命懸けで燃えて、戦ったようにも思える。また、そう思いたい。
・「男・星野仙一の全て」
中日球団を退団し、生涯の新天地として舵取りを決断した心情が語られ星野フアン必読の一冊となっております。現代のリーダーシップ像としても大変共感する物でも有りました。
・「火の粉なんかでは死なん!」
気になってた本だったので、時間があったので一気に読んでしまった。。野球自体はそれほど知らないのだけど、男 星野仙一という人物に興味があり読んでみた。一言で、久々にかっこいいと思える人の本だった。みせかけや、偽りの人が多いように思える昨今、やはり本気の男、燃える男と呼ばれる男の生き様、考え方には魂を揺さぶられる。自分も何かをしなければと、思わず影響を受けてしまう。。有事になると異常に燃える性格。また、迷ったら前へ、「勝ちたいんや」という意識づけ、、特にリーダー論の考え方は惹かれます。。自分の生き方を考えるとき。弱い自分に負けそうになったり、その他苦しい時の考え方の参考になるのではと思えます。よってお薦め度は、☆4つ。。
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