バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) (詳細)
ヨーヨー・マ(アーティスト), バッハ(作曲)
「DVDも見てみたい」「バッハ無伴奏チェロ組曲を聴くならこれ」「標準的で お勧め」「割と気軽に聴けるバッハでしょうか」「最初に無伴奏を買うなら」
Bach: Suites For Solo Cello (詳細)
Janos Starker(Cello), Johann Sebastian Bach(作曲)
「優雅で紳士的なバッハ」「こうも変わるものか」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 (詳細)
ムター(アンネ=ゾフィー)(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), コルンゴールト(作曲), プレヴィン(アンドレ)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏), ロンドン交響楽団(演奏)
「ムター節全快!」
カム・ドリーム・ウィズ・ミー (詳細)
ジェーン・モンハイト(アーティスト), ケニー・バロン(演奏), クリスチャン・マクブライド(演奏), グレッグ・ハッチンソン(演奏), マイケル・ブレッカー(演奏), トム・ハレル(演奏), リチャード・ボナ(演奏)
「うっとりします。」「ジャケ買い大当たり!」「若いのにウタウマイです!」
アンアフェクテッド (詳細)
渡辺明日香(アーティスト), 山下弘治(アーティスト), 植松良高(アーティスト), 吉岡秀晃(アーティスト)
「オールドスタンダードにこだわった若手の色香ただようアルバム」「ジャケとVOCALのミスマッチ」
Love Scenes (詳細)
Diana Krall(アーティスト)
「ジャズスタンダード」「甘くささやきかけるダイアナの魅力」「小編成が好きならいかが」「マリリン・モンローみたいな彼女」
マイ・フーリッシュ・ハート (詳細)
エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン(アーティスト), エディ・ヒギンズ(演奏), スコット・ハミルトン(演奏), スティーブ・ギルモア(演奏), ビル・グッドウィン(演奏)
「納得の一枚!」「ヴィーナスはやっぱりイイ,」「ヴィーナスはやっぱりイイ」「エディ・ヒギンズの最高傑作」「ヴィーナスはやっぱりイイ」
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音) (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), バッハ(作曲)
「この曲のアクシスを変えた」「バッハの楽譜と対話しているピアノが安らぎを与えるアルバムです」「グールドがこのテンポで弾いた訳」「グールドのバッハ」「毎日聴いても飽きない、クラシック史上の金字塔。」
バッハ : 平均律クラヴィーア曲集 第2巻 (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), バッハ(作曲)
「グールド最高傑作のひとつだと思います。」「グールドの『旧約聖書』は」「速いテンポの意味。前人未踏の平均律」
バッハ:パルティータ全曲 (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), バッハ(作曲)
「若き日のグールド,晩年の彼を聴き比べられる2枚」「グールドのバッハでも最も好きな曲。」「何度聴いても飽きないのは何故?」「格好良い、美しい」「ゆったりとした気持ちになれます」
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番&第15番 (詳細)
アルバン・ベルク四重奏団(アーティスト), モーツァルト(作曲)
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 (詳細)
五嶋みどり(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), ショスタコーヴィチ(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「素晴らしいバイオリニストの演奏」「聴き入ってしまう」「ライブの緊迫感が伝わってきます」「人類の演奏史上に残る傑作」「命を削っている演奏」
ウェーバー:魔弾の射手 全曲 (詳細)
ライプツィヒ放送合唱団(アーティスト), ヤノビッツ(グンドゥラ)(アーティスト), マティス(エディト)(アーティスト), アダム(テオ)(アーティスト), シュライアー(ペーター)(アーティスト), ウェーバー(作曲), クライバー(カルロス)(指揮), ドレスデン国立管弦楽団(演奏)
「“クライバー”を世界に震撼させた一曲…です!!!」「位相的に繰り出される音が信じられない音色と力で襲いかかってくる」「聴いてみてください」「台詞が別人なのが・・」「レコーディングもようが浮き彫り」
「Steely Dan渾身の代表作」「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」「匂い立つダンディズム」「完璧と言う言葉に相応しい」
PRISM(紙) (詳細)
PRISM(アーティスト), 吉成伸幸(その他)
「まさに究極の、理想的なバンドのデビュー作」「マルチは成長の余地あり」「最高の作品を最高の音で!」「ジャパニーズフュージョンのこれは大名盤・・・今回のCD復刻は素晴らし過ぎ!!」「天気予報とかのBGMで聞いたことあるはずですよ!」
Made In Japan: 25th Anniversary Edition (詳細)
Deep Purple(アーティスト)
「いやー(^^ゞすべてにおいてすごい、感服」「マニアなあなた、、初心者の君、、、」「ロック史上最高のライヴアルバム」「これ聴かなくて、どうするんだか」「絶対買い!!聴かなきゃ一生後悔します!!」
ベートーヴェン:交響曲第9番 (詳細)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)(アーティスト), ペリー(ジャネット)(アーティスト), バルツァ(アグネス)(アーティスト), コウル(ヴィンソン)(アーティスト), ダム(ジョゼ・ヴァン)(アーティスト), ウィーン楽友協会合唱団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), フロシャウアー(ヘルムート)(指揮), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「カラヤンの最速プレスト」「braaaaavo!!!」「強烈な完成度の第9」「完璧な名演奏!」「ソリストが素晴らしいですね」
ワーグナー : 楽劇「トリスタンとイゾルデ」全曲 (詳細)
コロ(ルネ)(アーティスト), ライプツィヒ放送合唱団(アーティスト), プライス(マーガレット)(アーティスト), ファスベンダー(ブリギッテ)(アーティスト), モル(クルト)(アーティスト), フィッシャー=ディースカウ(デートリッヒ)(アーティスト), ゲッソ(ベルナー)(アーティスト), ワーグナー(作曲), クライバー(カルロス)(指揮), ドレスデン国立管弦楽団(演奏)
「クライバーが用いた“ドレスデンの燻し銀の弦”も魅力です」「バイロイトがベスト」「バイロイトとは違った趣があります」「ロマンチシズムの極致」「クライバーの「冷静と情熱のあいだ」」
ドヴォルザーク:交響曲第9番 (詳細)
NBC交響楽団(アーティスト), ドヴォルザーク(作曲), コダーイ(作曲), スメタナ(作曲), トスカニーニ(アルトゥーロ)(指揮)
「率直さの勝利」「新鮮な新世界」「スピード感のある新世界」「録音が残念デス」「快速トス9号!」
ベートーヴェン:交響曲第4番 (詳細)
クライバー(カルロス)(アーティスト), ベートーヴェン(作曲), バイエルン国立管弦楽団(演奏)
「春風のように爽快な4番」「これがあの伝説のライヴだ!!!」「高速で勇壮な....これもまた4番」「永遠に語り継がれる唯一のベートーヴェン4番です!」「”第4”の決定盤!!」
Schubert: Symphonies 3 & 8 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker (詳細)
Franz Schubert(作曲), Carlos Kleiber(指揮), Vienna Philharmonic Orchestra(オーケストラ)
「大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくしている本物」「ウィーン・フィルの潜在能力を引きずり出すクライバー」「美しくも儚い夢」「カルロス・クライバーよ、永遠に・・・(合掌)」「クライバー新発見!」
ヴェルディ:椿姫 全曲 (詳細)
コトルバス(イレアナ)(アーティスト), バイエルン国立歌劇場合唱団(アーティスト), マラグー(ステファニア)(アーティスト), ミルンズ(シェリル)(アーティスト), バイエルン国立管弦楽団(アーティスト), ドミンゴ(プラシド)(アーティスト), ミルンズ(ジェリル)(アーティスト), ヴェルディ(作曲), クライバー(カルロス)(指揮)
「クールな中に秘められた強い情熱」「『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ない」「クライバーの愉悦」「最高の椿姫!名版中の名版です。」「素晴らしい!」
ベートーヴェン : 弦楽四重奏曲第15番&第16番 (詳細)
アルバン・ベルク四重奏団(アーティスト), ベートーヴェン(作曲)
「後のライブ録音とともに、聴かずしては語れない演奏」
ジャズ・フュージョン>J-ジャズ>アーティスト別>や・ら・わ行>吉岡秀晃
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>演奏者別>ヤ・ラ・ワ行の演奏者>ヨーヨー・マ
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>演奏者別>ヤ・ラ・ワ行>ヨーヨー・マ
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Artists>クラシック>演奏者別>サ行>シュタルケル
Custom Stores>By Labels>クラシック>RCA Victor
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>カ行の作曲家>コルンゴルド
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>サ・タ行の作曲家>チャイコフスキー
・「DVDも見てみたい」
ヨーヨー・マの2回目の「無伴奏」録音。6つの組曲ごとに異なる芸術分野のアーチストとコラボレーションを行い、映像作品作品「インスパイアド・バイ・バッハ」として完成させた。このアルバムはそのサウンドトラックとして発売されたもの。ぜひDVDを見てみたいが、特にサラエボオリンピックでボレロをバックに全員満点を取ったトーヴィル・ディーン組が6番をどう踊っているのか興味深い(ヨーヨーの演奏シーンはほとんどないらしいが。しかも日本リージョン向けには発売されていない)。それぞれの相手は1番 ジュリー・M・メサヴィー(庭園デザイナー) 「ミュージック・ガーデン」2番 ジョバンニ・バティスタ・ピラネージ(18世紀の建築家)3番 マーク・モリス(振付家)4番 アトム・エゴイアン(映画監督)5番 坂東玉三郎(歌舞伎俳優)6番 ジェーン・トーヴィル&クリストファー・ディーン(アイスダンスペア)
・「バッハ無伴奏チェロ組曲を聴くならこれ」
Yo-Yo Ma。台湾系アメリカ人〜世界トップクラスのチェリスト。台湾語名、友友馬、いえ馬友友が本名とのことです。いや〜素晴らしいバッハ無伴奏チェロ組曲です。馬さんは過去無伴奏チェロはやっているのですが、本作の方がいいです。私はこの作品を聴く度に馬さんの奏でるチェロの美しい音色に引き込まれます。
馬さんはクラシック音楽のみならず、民族音楽にも造詣が深く様々なジャンルの音楽家や芸術家とのコラボレーションを成功させています。音楽的才能以上に人間的にも相当の器の人なのでしょう。日本のお茶の間ではウイスキーのCMで注目を集めたのを皮切りに徐々に一般層の知名度を高めていき、今では日本公演のチケット購入が容易ではない程の人気者になってしまいました。様々な音楽を創作するので一体どれが馬さんの真骨頂なのか、解り難くなっていますが、私はバッハの無伴奏チェロ組曲こそ、馬さんのチェロの素晴らしさを最も伝える作品だと思っています。
この作品はクラシックCDの中でも相当売れたらしく、TSUTAYA他のレンタルCD店のクラシックコーナーにも置かれていることがありますので、数々の推薦者の言葉に半信半疑の方はそちらを1度聴いてみてください。そして、もしつぼにはまってしまいましたら、即購入して下さい。より安価に購入したい方は、販売元が時折BEST何とかと題してディスカウント発売することもありますので、その機を逃さず購入して下さい。生涯の一枚になりますよ。
・「標準的で お勧め」
標準的で お勧めだとおもいます。やや サラサラと滑らかに演奏しているところはありますが、つぼをきちんと押さえた演奏で、過剰な演出によって重くなりすぎず、バランスがよいと思います。最初に無伴奏チェロ組曲を買うならこれをお勧めします。
・「割と気軽に聴けるバッハでしょうか」
他に同曲でカザルスやビルスマ、シュタルケル、トルトゥリエなどのCDも持っていますが、比較するとヨーヨー・マのこの無伴奏は力をいれず、すんなりと聴くことができる演奏に思えます。特に好きなのが五番。マらしくない(と言っていいのか?)暗い哀しみと絶望を表現するのに適した、重過ぎない寂びのある風情がいい。ピアニッシモでスローなプレリュードから始まり、全体的に一貫性がある音色で統一されている五番は気に入っています。このCDは普段の日常の生活の中で、「何か作業をしながら聴いている」と言う場合が多いです。個人的には、トルトゥリエの演奏が好みですが、彼の演奏の場合は「聴くぞ」という気構えが私の中では必要。マとはかなり異なった態勢で聴く場合が多いのです。
まだ、特定の演奏家に肩入れが無く、バッハの無伴奏チェロのCDを買った事がない方には買いやすい1枚なのでは?これを切欠にマ以外の演奏も聴いて、聴き比べをしていただけると、演奏家のそれぞれのバッハの解釈によって表現(この場合は演奏かな?)がかなり違うことが解っていただけると思います。(無伴奏なだけにこれは歴然な差があります)
・「最初に無伴奏を買うなら」
特に入れ込んでいるチェリストや、崇拝しているチェリストがいないのであればヨーヨー・マのこの1枚から入るのはとてもいいんじゃないかと思います。はや円熟の域といった感じに朗々と弾いている様子が目に浮かびます。
・「優雅で紳士的なバッハ」
バッハの無伴奏チェロ組曲を購入しようと思った時、どの演奏家のものにするかとても悩み、散々考えた末にシュタルケルのものに決めました。マイスキーの演奏は、感情が波のようにうねって前面に押し出されており、大きな感動を受けますが、うねりが大き過ぎると時折度肝を抜かれることがあり、最初に購入するのは戸惑いました。その他、カザルスやトルトゥリエも考えてはみたものの、一番ピタッときたのがシュタルケルの演奏でした。自分が感じている音楽と同じ流れで演奏されていたので、聴いていて安堵感があり、とても心地良かったのです。もちろん他の演奏家のものもそれぞれに良さがあるので、次は、かつて例が無いような大胆な解釈で演奏しているマイスキーのものを入手しようと思っていますが、当分の間は、優雅で紳士的なシュタルケルのチェロに浸るつもりです。
・「こうも変わるものか」
この人のこの曲の若い頃(1950年代)の録音を聴いて、シュタルケルとは何ととっつきにくいんだ、と思ったことがあった。だがこの録音の演奏は同じ人の演奏とは思えない。そりゃあ何十年もたてば人間かなり変化するものだろうが、この人の場合は、正に極まってきている、という感じだ。そういう方向で歳をとれるというのは、やはり凄いことなのだろう。
・「ムター節全快!」
これほど強烈なチャイコフスキーは久しぶりに聴きました。第一楽章のお馴染みのメロディーから彼女特有の節回しが炸裂です。実に奔放で美しい!メロディーを聴かせる演奏とはこのことです。また、第2楽章は弱音器をつけたバイオリンの音が非常に繊細で、しかし、ムターらしい太さが残る印象的な演奏。コルンゴルトも実に素晴らしい。第一楽章のセクシーさには肝を抜かれました。映画音楽のような甘ーいメロディーに溢れています。
・「うっとりします。」
声がとてもキレイ。歌がすごく上手。うっとりするくらい素敵なアルバムです。1曲目の「虹の彼方に」なんて、素晴らしすぎます!一度、聴いてみて下さい。
・「ジャケ買い大当たり!」
ピアノの「ケニー・バロン」、ベースの「クリスチャン・マクブライド」だけで買ったのですが、これは大当たり!! 「これが23才のボーカル?」と言うほど色っぽいし、また味のある歌い方をするんですねー。ジェーンモンハイト恐るべし、って感じです。絶対に誰もが一度は聴いたことのある曲も何曲か入っているので「ジャズCDは初めて」というひとにも迷わずススメられそう。いやー、これは絶対に「買い!!!」ですワ。マジで…。
・「若いのにウタウマイです!」
いきなりOVER THE RAINBOW、若いのに落ち着いた圧倒的な歌唱力でグッときます。丁寧なつくりで、夜しっとりまわすのにとてもよいです。うっとりします。バックも凝っていて今は亡きM.BRECKER名誉教授も参加。相応の力の入れようはよく感じられます。単なる企画モノ的な扱いではなく、予備知識なしに何となくよさそう、ジャケットもいいかなあぐらいで聴いてみましたが、アタリといえます。夜、とにかく夜ゆっくりしたいときに聴いてみましょう。今後の成長も楽しみです。スケールの大きな音楽に取り組んでいってほしい、そんな気にさせる良質なJAZZ VOCALアルバムです。
・「オールドスタンダードにこだわった若手の色香ただようアルバム」
やっと出た! 都内・近郊のジャズクラブ、ホテルラウンジなどでひっぱりだこの若手ジャズシンガーの彼女。CDはいつ出るのかなと待ちに待ったけど、ようやく出ましたね~。
今回のアルバムは、いい意味で“裏切られた”感じがする。頭のジャスト・ア・ジゴロをはじめ、ミディアムスロー中心のナンバー。
ふだん、彼女はライブでTwistedのようなバップ曲もバリバリに歌うから、そうした個性を前面に出すかと思っていたら、違った。大人の恋を歌ったエレガントな(あるいはレイジーな)、そして切ないバラードがアルバムの基調となっている。
しかも、彼女の声、歌はそうした曲調に溶け込んでいる。おそらく彼女の歌を初めて聴く人は、最初のうちは彼女がまだ20代の若手シンガーであるとは思えないんじゃないかな。今の若手シンガーの多くはジャズスタンダードのほか、ソウルミュージックなどもレパートリーに入れているけど、彼女は“ド・ジャズ”ですね。彼女の声やノリからは、スティーヴィー・ワンダーのような曲はあまり想像できない。オールド・スタンダードが似合う。けど、見た目はまだまだ“挑発的なガール”という感じで、そのギャップがたまらない。ゆったりとした曲は退廃的な美も匂わせている。
Let's Do It や Tea For Tow それからThe One みたいな軽快な曲もいい。キュートな香りは、なぜか、ちょっとマリリン・モンローを連想させる…(自分だけかな)。
共演する植松良高(ds)トリオの演奏は、スローナンバーが多いから、細やかなドラミングやベースの動きもよく聞こえて楽しめる。ピアノの吉岡さんはファンキーという印象が強いが、ここではさすがの洗練されたピアノを聞かせてくれる。
ひとつ注文を言うとすれば、歌詞カードがあるとうれしい(訳詞があるともっとうれしい)。いい歌が多いから、聴いているうちに歌詞の内容が知りたくなるはずだから。
・「ジャケとVOCALのミスマッチ」
美人ジャケット収集家の新たなコレクションに加わることは間違いない容姿。小粋な歌い振りが場数を踏んでいることを窺わせる。どちらかといえばアルバムコンセプトに合わせて、全体に抑え気味に自己表現している感もあるが、その声は充分に魅力的で味がある。吉岡秀晃らのサポートもツボを心得ており、安心して聴いていられる。
もっとヒートアップする部分もあって良いように思うが、本盤に関しては品の良さや声の筋の良さを紹介することに重きを於いた選曲がなされているのだろう。次作以降で真価を問われることになろうがまだうら若い容姿に似合わぬJAZZっぽい歌、雰囲気が良い意味で期待を裏切るミスマッチであり、そこからどう自分の色を出していくのか、
期待と不安の入り混じる「処女航海」といったところ。
・「ジャズスタンダード」
ジャズ・スタンダード曲をダイアナ・クラール.彼女にはオリジナルの曲もけっこうありますがこのCDではスタンダード一本槍という趣.スモーキーボイスでしっとり,ときに優雅に歌うスタンダードを楽しめる.
・「甘くささやきかけるダイアナの魅力」
ツルークライムの主題歌、”why should I care”でその魅力をたっぷりと聞かせてくれたDiana Crall。クリント・イーストウッドも絶賛した彼女の歌声が、ますます大人の色気と円熟味を見せて、リリースされました。彼女自身のピアノとギター、ベースの組み合わせによるトリオの演奏も、彼女のささやきかけるような甘くせつない歌声に一体となるかの如く響いてきます。この一枚で新たなDianaファンが増えることは間違いありません。
・「小編成が好きならいかが」
4枚目のアルバムと思うが、古いスタンダードを情感たっぷりに歌って心地よい。ベースとギターとピアノだけなので、ビッグバンドが好きな人はどうかはわかりません。このサラウンドは前方重視なので後ろは反射音程度です。また、サラウンドは44.1k24bitなので、ピアノのアタックなどが、CDのようにきつく感じてしまいます。
従って、96kの2chで聞くことになると思います。実際、ステレオで十分です。5.1chを期待している人は止めた方がいいですが、ステレオでも十分広がりを感じることが出来私は満足です。なお、ボーナストラックとして彼女のビデオ(インタビュー)が入っています。
・「マリリン・モンローみたいな彼女」
1997年8月26日発表。彼女の4枚目のアルバム。2002年10月発表の『Live in Paris』と比較して聴くとこの5年間の彼女の変化はすごいなぁと思えてくる。彼女の魅力は何といっても、嗄れた声だけれど、素のスタンダードで単純にやるとこんなアルバムに仕上がる、といった感じである。ブルージィにおんなの魅力満載で歌う彼女はまるでマリリン・モンローのようだ。しかしながら実は知的に成長し続けた最近のアルバム(特に『Live in Paris』!)はもっともっと素晴らしく、より一層に彼女に魅かれて行く。しかしながら本作ですら彼女の魅力に僕はノックアウトである(●^o^●)。男性の方でこのアルバムを買って損したなぁと思う人はまあ、いないでしょう。
ただただ彼女を射止めたエルビス・コステロにひたすらの羨望である。
・「納得の一枚!」
一曲目の「マイ・フーリッシュ・ハート」のテナーの音に早くもノックアウト。ビーナスレコードの音の素晴らしさはあいかわらずです。僕はオーディオマニアではないけれど、これがいい音だと言われれば納得します。前作(「煙が目にしみる」)とほぼ同じ雰囲気ですが聞き飽きることは全くなく、何度聴いても「いいなぁ」とうっとりさせられます。有名スタンダードの連続なのにどれも新鮮で、ジャケットも最高。文句なしの五つ星です。
・「ヴィーナスはやっぱりイイ,」
アメリカより、日本での評価の高いジャズメン、例えばスコット・ハミルトン、ハリー・アレン、アート・ペッパー(サックス)、アート・ファーマー(フリューゲル・ホルン)に共通しているのは、情緒的、耽美的というか「泣き」のうまさ。そんなスコット・ハミルトンと、これまた日本で人気の高いエディー・ヒギンズが共演。こんな事を思いつくのは、やっぱりヴィーナス・レーベル。選曲も「マイ・フーリッシュ・ハート」「ナイト。アンド・デイ」と、日本人の好きな曲ばかり。売れ線のうまい所を突いているな。と思いつつ買ってしまう。で、聴いて後悔はないどころか、愛聴盤になってしまう。いまさらながらヴィーナスの原哲夫プロデューサーの「わな」にひっかっかってしまう。それはうれしい「ワナ」でもある。(松本敏之)
・「ヴィーナスはやっぱりイイ」
アメリカより、日本での評価の高いジャズメン、例えばスコット・ハミルトン、ハリー・アレン、アート・ペッパー(サックス)、アート・ファーマー(フリューゲル・ホルン)に共通しているのは、情緒的、耽美的というか「泣き」のうまさ。そんなスコット・ハミルトンと、これまた日本で人気の高いエディー・ヒギンズが共演。こんな事を思いつくのは、やっぱりヴィーナス・レーベル。選曲も「マイ・フーリッシュ・ハート」「ナイト。アンド・デイ」と、日本人の好きな曲ばかり。売れ線のうまい所を突いているな。と思いつつ買ってしまう。で、聴いて後悔はないどころか、愛聴盤になってしまう。いまさらながらヴィーナスの原哲夫プロデューサーの「わな」にひっかっかってしまう。それはうれしい「ワナ」でもある。(松本敏之)
・「エディ・ヒギンズの最高傑作」
まごうことなくエディ・ヒギンズの最高傑作である。タイトルクレジットのとおり「エディ・ヒギンズ・クァルテット」の作品であり、「エディ・ヒギンズ・トリオ+スコット・ハミルトン」ではない。このアルバムのコンセプトを象徴するように、ほぼ全曲にわたってイントロのきっかけはヒギンズのピアノであり、あとに続くフルコーラスはハミルトンの秀逸なアルトサックスが奏でる。そこから先がヒギンズの腕の見せ所となる。彼のピアノはゆとりや優雅さが最大の「売り」であったが、この作品に関しては、それに加えてスリリング、というよりエキサイティングな技法をこれでもかというくらい発揮している。極論すれば、これ1枚でエディ・ヒギンズの魅力が全て理解できる抜群の作品である。ペース、ドラムスと!の相性も非の打ち所がない。選曲は前作はあまりに媚びすぎて失敗したが、本作は最高である。ちょっとほめすぎか?
・「ヴィーナスはやっぱりイイ」
アメリカより、日本での評価の高いジャズメン、例えばスコット・ハミルトン、ハリー・アレン、アート・ペッパー(サックス)、アート・ファーマー(フリューゲル・ホルン)に共通しているのは、情緒的、耽美的というか「泣き」のうまさ。そんなスコット・ハミルトンと、これまた日本で人気の高いエディー・ヒギンズが共演。こんな事を思いつくのは、やっぱりヴィーナス・レーベル。選曲も「マイ・フーリッシュ・ハート」「ナイト。アンド・デイ」と、日本人の好きな曲ばかり。売れ線のうまい所を突いているな。と思いつつ買ってしまう。で、聴いて後悔はないどころか、愛聴盤になってしまう。いまさらながらヴィーナスの原哲夫プロデューサーの「わな」にひっかっかってしまう。それはうれしい「ワナ」でもある。(松本敏之)
・「この曲のアクシスを変えた」
販売当初(20年以上昔)のインパクトは凄かった。当時バロック音楽は古楽演奏がメジャーになりだした頃で、世話になっておいて悪いが、イ・ムジチやミュンヒンガーやパイヤールなんかは、全部詰らなく思えてきた頃で、まして、「ピアノで弾くバッハなんか」っていう感じだった。石丸電気の2号館でクラシックの階へ足を運んだ時、耳にしたのがこの演奏。当時何処の誰かも知らないままにすかさず買った。で、やがてCDになってからも買い揃えた。繰り返し部分は省略されているが長大な全曲を、一気呵成に弾き込んで、聴き手に時間を忘れさせ、外に出て歩いても、かすかに頭の中で鳴り出す、という小林秀雄まがいの怪しい体験までしてしまった。幾種類ものチェンバロの演奏を聞いていた筈なのに、それらは、当分聞くことはなくなってしまった。本当の「古楽演奏」とは、グールドの演奏かもしれない。ところで、グールドは何度かこの曲を演奏しているが、55年の最初の録音より、この盤のインパクトは凄かった。というより、この盤が話題になってから、逆に「思い出された」感じ。この盤は55年盤よりポリフォニックな面がかなり強く出ている。凄まじいスピード感と音符の一音一音が浮かび上がるかのような両手の力は神業で、同曲のみならず、ほかの多くのピアノ演奏を、過去のものへと追いやった感じさえした。ほかにザルツブルク音楽祭のライブ盤があるが、それはこの演奏と、55年盤の中間のような気がする。
・「バッハの楽譜と対話しているピアノが安らぎを与えるアルバムです」
81年録音の、グールド2回目の「ゴールドベルク変奏曲」です。1回目の55年録音のアルバムでデビューし、当アルバム録音の翌年、50歳の若さで急死してしまったことは、何かの因縁でしょうか。当アルバムですが、まるで生き急ぐかのような急テンポの55年盤に比べると、バッハの楽譜を慈しみ、対話するようなテンポになっています。ただ、その1音1音がはっきりと聞こえる滑らかなピアノは、得もいわれぬ安らぎを感じさせてくれます。55年盤と比べ、どちらが良いと云々するよりは、両方を揃え、その時の気分で、盤を変えたい、「バッハ弾きグールド」による名演奏です。
・「グールドがこのテンポで弾いた訳」
グレンのゴールドベルク変奏曲は新録音(1981年)が旧録音(1955年)に比べてテンポが遅く、それに文句をつけている人もいるようですが、グレン自身旧録音を気に入ってはいなかったようです。その訳は、グレンの興味は対位法(作曲法の一つ)にあり、それをシッカリ聴かせたいので新録音のテンポを遅くしたと、彼自身が語っています。自分が聴き比べると、やはり新録音の方が落ち着いて聴けるし、バッハの書いた音符の一つ一つをジックリ聴いている気持ちもします。新録音と旧録音の共通点として、グレンのピアノタッチがまったく同じ事が挙げられます。テクニックが衰えたわけではないのです。やはり、ゴールドベルク変奏曲のどちらをまず買えばいいかというと、新録音の方が断然お勧めです。グレンが辿り着いた新境地を堪能できます。
・「グールドのバッハ」
グールドのバッハは何か違う。バッハの譜面にのって演奏しているというよりも、グールドのオリジナルに聞こえてくる。神がかり的名演と思います。小生が自分の世界に入り込んで集中したい時に聞く名盤です。
・「毎日聴いても飽きない、クラシック史上の金字塔。」
昔は一年中、毎日欠かさず聴いていました。聴くたびに発見があり、どんなに聴いても飽きなかったのです。彼の演奏するフーガは、複数の音の絡み合いを立体的に浮かび上がらせ、初心者にも、それを視覚的にとらえやすいのが特徴です。音を観て形で聴く、という喜びを知ることができたのはグールドのおかげです。
曲全体に一貫した流れを持たせた演奏。慈しむような繊細で優しい音色。是非一度聴いてみてください。
・「グールド最高傑作のひとつだと思います。」
平均率2巻は実にグールドにあった曲集だと思う。グールドらしい、遊び心、ドライブ感、彼流の叙情性がよく出ていると思う。まずはじめの前奏曲を聞いていただきたい。どの曲も素晴らしいと思う。その点からいれば、九番のフーガはもっとゆっくり弾いてもらえたら、と思わなくもない。グールドは他のところでは名曲の誉れ高きこの曲を大変ゆっくりに弾いている。ここでは前後のつながりを考えてこうしたのかもしれないが・・・。
・「グールドの『旧約聖書』は」
グールドの『旧約聖書』は、実は見えない長いスパンに渡りニューヨーク30th・ストリート・スタジオでレコーディングされている。それは1962年1月10日に始まりおよそ7年後の1971年1月31日に終わっている。(のべ35日と24回のセッションと言われている(●^o^●))例えば第一番ハ長調BWV846を取ってみても前奏曲は1962年6月7日、フーガは9月21日の録音である。それほどにグールドはこの自らの『旧約聖書』として残るこの録音にこだわったのだ。かくて第一巻は1965年に、第二巻は1972年に発売される。
既にグールドは、演奏会から『ドロップアウト』した1964年3月28日以前においては好んでこの平均律をリサイタルの曲目に選んでいる。グールドらしく前奏曲なしでフーガを演奏するというようなことも既に実践していた。グールドはこのバロック鍵盤音楽の最高傑作のこの曲においてですら、自らの好むと好まざるをハッキリと示していたのである。つまり、グールドは前奏曲よりフーガをはるかに好んだのだ。
このプロジェクトのプロデューサーを務めたポール・マイヤーズはこう言っている。『10も15もテイクを録った。ほとんどどのテイクもミスのない完璧なものでありながらどれも全く違っていた。テンポやダイナミックスだけでなくレジストレーションも全く異なっていた。グールドが次々と生み出す新しいバージョンを聴いていくのは素晴らしい体験だった。』
ここに集積されたもの、それはグールドの平均律における最良の『解釈』であると言えるだろう。そこにこそこの作品のアイデンティティがあり、グールドのアイデンティティがあるのだ。
・「速いテンポの意味。前人未踏の平均律」
グールドには「嫌いなのだが嫌いだと認めたくない曲を演奏する段になると、テンポを速めて弾く傾向」があった。また、ゴルトベルク変奏曲の再録音について論じたときに、グールドは、自分が最も好きな音楽とは、ゆっくり演奏されるのを聴きたい音楽と語っている(グレン・グールドの生涯 P.120)。グールドの「平均律 第2巻」を聴くと、そのテンポを「速すぎる」と感じるリスナーは少なくないだろう。つまり「変ホ長調の前奏曲」以降、総じて速いテンポに、リスナーは戸惑うかも知れない。グールドが、なぜ速いテンポで弾いたのかは、上記の発言をヒントにして、リスナーの受けとめにゆだねられる。私は、この平均律第2巻は、彼が、モーツァルトやベートーヴェンのソナタにおいて、作曲者の指示を無視してまで、速く弾いたのとは事情が違うと見る。つまりインタビュー「コンサート・ドロップアウト」の中で語られた次の言葉「完全に再創造するという観点から作品に取り組むのです。今まで聴いたことがない、と思われるような演奏をするのです。それがうまくできないのなら、もうやめて、その作品は忘れて、なにか別のものをやるべきでしょう」すなわち、平均律第2巻の速いテンポは「完全な再創造」の実践であり、その結果、前人未踏の平均律全巻録音がなされたと私は見る。
・「若き日のグールド,晩年の彼を聴き比べられる2枚」
グールドは剃刀のように鋭い1955年の「ゴルトベルク変奏曲」で本格的にレコード界に登場したが,次に録音したのがパルティータ全曲である.2番ハ短調の第1曲(シンフォニア)はフランス風序曲のスタイルで書かれた冒頭部,イタリア風に書かれた甘美でホモフォニックな中間部,そしてドイツ風の厳しいフーガ形式を取る終結部を持ち,3つの文化を融合させたバッハの能力には感嘆を禁じ得ない.グールドは3つの部分をそれぞれの特徴を実にうまく表現している.左利きであったグールドはしばしば低声部を強調することを好んだが,フーガ部分で嵐のように叩かれるバスの歩みは感動的だ.
この2枚のCDにはパルティータ全曲だけでなく,所謂「小プレリュードと小フーガ」も含まれている.グールドはこれらの小品にち?まり興味を示さず,録音は晩年までなされなかった.従って2枚のCDで若き日のグールドと晩年の彼を聴き比べることができる.(因みにピアノもスタンウェイとヤマハで異なっている.)小プレリュードでは,ホ短調BWV938が感動的だ.この曲は2声の易しい曲だが,潜在的ポリフォニーを多用しており3声に聞こえる部分が多い.(例えば33小節からのソプラノ.)33小節からのバスの上行の表現は(左利きの)グールドらしい.
・「グールドのバッハでも最も好きな曲。」
これは私がグールドのバッハの中でも最も好きなアルバムである。勿論平均率、ゴールドベルクも素晴らしい。しかしながら、パルティータのように比較的独立した曲が並ぶ曲集の場合、グールドの素晴らしさが一層引き立つように思われる。それは平均率1巻よりも2巻の方がグールドに合っていると思われる理由と合致しているのではないだろうか。さて、パルティータといえばチャーミングな1番、ドラマティックな2番が有名であるが、私のお気に入りはフランス序曲風に始まる4番、ワーグナー的なものさえ感じさせる6番である。特に6番の第1曲は異色の曲で、大変長い。しかしながらその長さを感じさせない、素晴らしい演奏であると思う。
・「何度聴いても飽きないのは何故?」
グールドのバッハは沢山聞きましたが、どれかひとつ、と言われたら、この曲集を挙げるかも知れません。組曲では、イギリス組曲やフランス組曲も勿論素晴らしいのですが、このパルティータは、本当に病み付きになります。グールドやバッハが好きで、万が一これを聴いていない方、人生損してます!
・「格好良い、美しい」
グールドの演奏で好きなのは「ゴールドベルグ」と「平均率」、ピアノ演奏の「ジークフリード牧歌」、そしてこの曲である。「格好良い」と言った言葉を捧げたい。
グールドに対して、「ニュータウン的デオドランティスト」と言った批判がある。言っていること自体はわかるが、その人がロマンティストだろうがデオドランティストだろうが、私としては美しい作品を提供してもらえれば良い。
グールドの名演には人間の本源に達する魂が宿っている。彼はルビンシュタインを愛する人でもあったのだ。
ちなみにグールドの著作集も面白いので、そちらもお勧め。
・「ゆったりとした気持ちになれます」
このCDを聞くといつもながら、ゆったりとした気持ちにさせられます。こんな気持ちにさせられる演奏は、グレン・グ-ルドと田崎悦子さんのバッハだけです。
・「素晴らしいバイオリニストの演奏」
チャイコフスキーは難解な技巧は完璧で、それよりも表現が非常に豊か。そして絶対的に洗練されている音色。本当に綺麗です。まだかなり若いころのレコーディングだと思いますが、なぜここまで出来るのか、本当に素晴らしいの一言に尽きます。クラウディオ・アバドとベルリンフィルハーモニックの演奏もパワーがありテンポも良い。
ただし、汗が飛び散るような情熱的な演奏を求めている人にはこのCDはお勧め出来ません。これは良い意味でも悪い意味でもあります。あまり派手な演奏ではありませんが、音楽的には素晴らしいです。あと、ライヴ録音なのでソロバイオリンの音がオーケストラに比べ小さめ。
ショスタコーヴィッチも綺麗に、内側に秘めるように演奏されているので、ロシアっぽい荒々しさ、率直さが欠けている感じはします。2楽章、カデンツァ、フィナーレはそういう面では物足りなさがあるかも知れません。オーケストラも丁寧過ぎる感じです。テンポは遅め。
しかし、そういう背景的な偏見を取り除き、ひとつの演奏だと思いしっかりと聴いてみると素晴らしい名演です。
・「聴き入ってしまう」
最初のフレーズから惹きこまれてしまい、スピーカーの前にただただ取りつかれたように座り込んでしまいました。 かなり以前どこかのドキュメント番組で、五嶋みどりさんの活動を見て以来ずっと欲しいと思っていたのですが、なんだかんだで機会を逸してこの間とうとう購入しました。
ハイフェッツのCDは持っていて愛聴していたのですが、私はハイフェッツのが軽やかで華麗な印象をもっていたのに比べ、五嶋さんのは、なんというかしなやかでエネルギッシュな感じを受けました。
ベルリンフィルの演奏もすばらしく、ソロとのバランスも良いように思います。 とにかく聴いていて、昂揚感があり楽しい気持ちになります。何度聴いても飽きることないです。
・「ライブの緊迫感が伝わってきます」
チャイコフスキーとショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲の組み合わせのCDは意外と多く出ています。私は他にはLatica Hondaの1枚を持っています。同じロシアの作曲家ですから演奏時間を考えてもカップリングしやすいんでは無いでしょうか。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は大好きな曲ですが、五嶋みどりの演奏はとてもすばらしいものです。ライブということもあってか、臨場感にあふれた演奏になっています。日本人の演奏家としてもトップクラスの位置に今でも存在する彼女ですが、このような演奏やレコーディングを繰り返す事で、今もってその存在感を示しているのだと思います。とても良い一枚です。
・「人類の演奏史上に残る傑作」
五嶋みどりさんの演奏をきちんと聞いたのはこれがはじめてなのですが・・・
バイオリンの音色の何とふくよかで豊かなことでしょう。こんなに「女っぽい」音を出す人だとは思いませんでした。非常に女らしいのです。へんな媚や「けれん」は一切なく、ひたすら透明で芳醇で秋の実りの葡萄の華麗さを感じました。
そして、この人は本物の天才ですね。いまさらですけど、ここまで演奏するってのは神業です。作曲者のチャイコフスキーに聞かせたかった!本当にそう思います。
最近バイオリンを習い始めたのでますますわかったのですが、ここまで弾くのって本当に本当に大変なことなんですね。
甘く、湿っていて、端正で、ものすごい傑作です。この演奏がこんな安さで入手できるのは申し訳ないくらいです。
ただ困ったことがひとつあって、再生しはじめると聞きほれてしまい他のことが手につかなくります(笑)。
「音楽」の持つ別の次元に一瞬でさらわれていき、幸福な時間を過ごすことができます。
これを聞かないでいてはダメ。人類史に残る大傑作です。
それにしても公式サイトを拝見するとチャイコフスキーのバイオリン協奏曲の演奏会をなさっておいでなんですよね。聴きたいっすね~!CD聴くたびにオイオイないてしまうから演奏会では体重が減るほどの滂沱たる感動の涙を流してしまうんだろうなあ。
いや~、凄いです。
・「命を削っている演奏」
私にとっては,非常にとんがった印象の動悸を早めさせる演奏です。なぜこんなにロマンチックなチャイコフスキーをギリギリ尖らせて演奏するのかと思っていましたが,ちょうどこの前くらいに拒食症で心身ともに体調を崩していたようです。そこから這い出ようとする命を削るような演奏だったのだとあとで思いました。賛否あるようですが,私はとても好きです。
・「“クライバー”を世界に震撼させた一曲…です!!!」
不幸なことに、クライバーの存在を知らなかったドイツ、オーストリアなど以外の国のクラシック音楽ファン、評論家、指揮者、音楽関係者などに衝撃を与え、震撼させた記念碑的録音です。この演奏には、その後のクライバーのすべてが凝縮して入っていたのです。我が日本でも、もう20年以上前でしょうね…・・・この演奏によって、クライバーは、単なる予感や予言ではなく、体験となったのです。クライバー体験、クライバー現象、クライバーフィーバーをまきおこしてくれた金字塔ともいうべき演奏です。しかし今でも、クライバーを超えるものはクライバー以外になく、超超超・第一級の名演です。
・「位相的に繰り出される音が信じられない音色と力で襲いかかってくる」
1973年録音。カルロス・クライバーの伝説のデビュー・アルバム。この曲をデビュー・アルバムに持ってくる、ということ自体が只者でないことの証である上に、その演奏の凄さで、このアルバムだけで既に『神のタクト』のレベルに到達してしまっている。
僕なりに考えてカルロス・クライバーは他の指揮者と何処かが違うかを挙げてみたい。1.スコアを徹底的に解釈するだけでなく、オーケストラのその楽器が自分が望む音が望む大きさで出てくるまで妥協しない。2.カルロス・クライバーは音を位相的にとらえた初めての指揮者だと考えられる。オペラの効果音、例えばこの場合の『魔弾』の音すら非常に位相的だ。3.オーケストラのメンバーだけでなく、歌い手から裏方まで全てのスタッフをハイ・テンションな状態へと引きずり込む。合唱団の端々までも。
聴いていて身震いがするだけでなく、ワクワクしてくる。位相的に繰り出される音が信じられない音色と力で襲いかかってくる。ドレスデン・シェタカーペツレがこんな音を出す演奏は一度として聴いたことがない。おそらく聴く者は全て2トラック目の『Aufzug, Szene 1 Nr. 1 Introduktion: "Viktoria! Viktoria! der Meister soll lebe" / "Schau der Herr mich an als Ko¨nig!"』で全員ノックアウトだ。聴かずに死ねない絶対的名盤である。『神のタクト』!!!
・「聴いてみてください」
音楽はアソコがどうの、ここがどうのと言うべきものでは無いと思います。ただ単に良いか悪いか、素直に自分の中に入ってくるか(感性に訴えるものが感じられるか)だと思います。その様に考えますとこの盤は名盤中の名盤に数えられると思います。批評など考えずにまずはお聞き下さい絶対にお勧めですよ。序曲は誰もが知っていて多くの指揮者が残しています。序曲を聴き比べるのも良いですよ
・「台詞が別人なのが・・」
熱いクライバーの棒にはただただ圧倒されますが、少し忙しすぎるような気がしました。また、その忙しさ故にローカル色は薄いです。歌はそれぞれ素晴らしいのですが、台詞が別人なのが気になります。
・「レコーディングもようが浮き彫り」
このCDは言うまでもなく、魔弾の射手の名盤の一つとされています。聴いてみると、クライバーは徹底的にスコアを研究していたことが演奏の完璧さを通じてわかります。極力劇的な表現は避けて、ストレートな演奏です。それはやや速めのテンポからもわかります。しかし、歌ではなく、会話の部分で録音会場の残響がききすぎていて、すこしだけリアリティに欠けます。
●Aja
・「Steely Dan渾身の代表作」
1977年発表。Steely Danの6枚目のアルバムにして最高傑作。
このアルバムからメンバーはドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人となる、が、結果的にそれが良かった。残りのメンバーを各曲毎に超一流ミュージシャンで固め、プロデューサーに頭脳派ゲイリー・カッツ、そして特筆したいレコーディング・エンジニアにロジャー・ニコルズを迎えて彼らの最高傑作が完成したのだ。
複雑なコード進行とそれに絡む腕利き達のプリミティブなフレーズ、そしてそれを記録するレコーディング・エンジニアの驚異的な技術で本作は77年とは思えないくらい音質が秀逸だ。特に表題作とDeacon Bluesは大傑作。聞き逃せない名盤だ。
余談だが彼らのオフィシャル・サイトでは各アルバム毎のレリックを見ることができてなかなかいい。音楽だけでなく『詞』も見てくれよと言われている気がしてならない。知的なアメリカン・ミュージックの代表的傑作。
・「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」
LPからCDに音楽メディアが変わり、最も大きく変わったものの一つがアルバムジャケットだ。LP時代、本作のジャケットはつやつやして硬い感触の上質な素材を使っていた。そして黒の背景の中でわずかに見せる横顔だけで見るものに大きなインパクトを与えたのが、国際的モデルの山口小夜子さんだった。その彼女が今月14日に57歳の若さで亡くなったことを今日の新聞で知った。
僕は昔からジャケットを眺めながら音楽を聴くのが好きだ。だから、僕にとって山口さんは「Aja」音楽の中で重要な“パート”を演じている。約30年に亘り感動を与えてくれたことに感謝するとともに、心から哀悼の意を表したい。
フェイガンが歌う“Aja”は、明らかに“Asia”に聞こえる。アルバム名・曲のタイトルと日本人女性モデル起用の関連性が明らかにコンセプト的であること、そしてこの曲がS.ガッドの永遠の名Drソロとともに本作中ベストであることは、日本人として誇りに思っていいとずっと思っている。
・「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」
昨年、ケーブルテレビのMusic AirでSteely Danの"Aja"のMaking ofを放送していました。それまでイージーリスニングなみの気持ちで聴いていたのが、まるで罪であるかのような後悔が走りました。とにかく信じられないほどの深みを持った作品群です。表題曲の"Aja"は、1度さっと聴き、2度目はドラムセクションだけ聴き、3度目はギターセクションだけ、4度目は、、、という具合に続けて何度聴いても全く飽きがきません。もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら、ためらわず、ボクはこの"Aja"を選ぶでしょう。おっとその前にその島には電源はあるのか?
・「匂い立つダンディズム」
いったい今まで何回聴いたのか、カウント不能な位これまで何回も聴いた(これからも聴く)アルバム。特に「ブラック・カウ」「ペグ」「ディーコン・ブルース」がむちゃくちゃ好きである。やっぱり夜聴きたいですね小生は。「ブラック・カウ」・・歌詞の内容は一応都市に暮らす男女を描いているようですが、この曲でのフェイゲンのヴォーカルが私は無性に好きです。めちゃくちゃクールでドライで何かこう鋭利な刃物で「スパッ」と一刀両断に斬るかの如き爽快さを感じます。「ペグ」・・軽快かつ流麗なサウンドはもちろんのこと、リリクスがいいです。某UKアーティストの「RIO」みたいに、容易には手の届かない美しい女性に憧れる心の、リリクスでの表現がサウンドに負けず劣らずクールで最高です。「ディーコン・ブルース」・・この曲もサウンドと互角かそれ以上に歌詞が良い。シブすぎます!「サキソフォンの吹き方を習って/思うままに吹いてみたい/夜通しスコッチ・ウイスキーをあおって、車輪の下で死んでやろうか/人は成功した時世に名を馳せるが、オレはむしろ挫折した時名を得たい/陽が落ちる頃に目覚めては/ヘビのように街を徘徊し/行きずりの女たちとその場限りの甘く苦いゲームに身を任す/こんな、俺だけの世界/これこそを俺のスイート・ホームと呼ぼう」衝動的で退廃的な歌詞ですよね。しかしわたしゃ、この歌詞にどうしようもなく惹かれてしまうんだな。トゥルバドールな生き方ていうのかな。HIPですよね。最高です。
・「完璧と言う言葉に相応しい」
メンバーの脱退等によって、Donald FagenとWalter Beckerの2人となったSteely Danではあるが、実際Steely Danの歴史上、この2人のコンビによる時期こそ、黄金時代と呼んでも過言ではないだろう。そして、この"Aja"というアルバムこそ、彼らを代表する名盤として知られている。この70年代後半という時期は、白人の音楽と黒人の音楽がクロスオーヴァーという形で融合される事が風潮としてあり、このSteely Danも例に漏れず、ホワイトによるユニットでありながら、ソウルフルなグルーヴが前面に押し出された洗練された音楽が特徴だ。
彼等を指し示すのに相応しい言葉は正に「完璧主義」なのだろうと思う。様々なゲストプレイヤーとスタジオで緻密な音を積み上げるその姿勢は、正に職人と言えるべきもので、常に音源の完成度と評価は高い事で知られている。この"Aja"もLarry Carlton、Joe Sample、Chuck Rainey、Steve Gaddと言った誰もが知る名プレイヤーが制作に参加している。ここに収録されている楽曲を聴いていて思うのだが、1音たりとも無駄というものが感じられない。必要最小限の音だけを使用し、まるで空間さえもアンサンブルの一つとして捉え、そして名プレイヤー達の楽器がせめぎ合うように交錯していく。そうして生み出された音源の心地良さは、感嘆を洩らしてしまうほどだ。
最後に、このアルバムの印象的なジャケットも注目せざるを得ない部分だと思う。日本の生んだ国際派モデル、山口小夜子の艶やかなその存在感は、正に"Aja(彩)"という言葉を示すのに相応しいものだと思う。このジャケットがより一層"Aja"というアルバムのコンセプトを、誰の目にも明確なビジュアルとして表現し、この素晴らしい音源の数々を引き締める役割を担っていたように思う。これだけの表現を1枚の写真のみで表現出来る彼女自身もまた、「完璧主義者」なのだと思う。名盤と呼ばれる作品は、更なる完成度を求め、必然的に多くの芸術を引き寄せる力があるように思う。これだけの贅沢な気分にさせられる作品はあまり無い。
・「まさに究極の、理想的なバンドのデビュー作」
70年代後半、日本のロックが“行きつ戻りつ”を繰り返し、壁にブチ当っていた頃に「クロス・オーバー」が俄かに広がりを見せ始めた。その風にうまく乗り、一気にブレイクしたのがプリズムだった。元・四人囃子の森園勝敏(G)と当時まだ新人だった和田アキラ(G)。この全くタイプの違う2人のギターのコントラストや、スペ-シーな伊藤幸毅と和音中心の久米大作(久保田早紀のご主人)の2人によるキーボードが、このバンドの無限大な可能性を感じさせた。早弾きにおいては間違いなく日本で五指に入る和田の超絶技巧と、ミディアム・テンポでの倍音を多用した森園の味のあるギターが創造する世界は、他の追随を許さない。1stであるこのアルバムでは和田のギターが前面に出ており、輪郭のハッキリした楽曲が並ぶ。その反面、ベスト・アルバム的な印象もあり、「1枚のアルバムとしての完成度」を考えるとやや小粒な楽曲が並んでいるものの、2ndに軍配が上がる。それにしてもバッキングにまわった時の森園は、リズムのカッティングでも“森園節”を聴かせてくれ、さすがに上手い。この森園の存在があったればこそ、の和田アキラなのである。
・「マルチは成長の余地あり」
PRISMはCD時代になってから聴くようになったのだが、旧CDと比べて音がくっきりすっきりとなった。アナログ盤は聴いた事が無いのでどちらがオリジナルに近いかは不明だが個人的には新CDが音が良い。5.1マルチも聴いてみたのだが、一応前方重視で後方は曲により見事にピンポン効果だった。ギターやシンセが後方に回り込むがいかにもスピーカーが鳴ってる感じ。現時点でマルチはまだよちよち歩きの赤ん坊だと思うし(これから成長する)音源がマルチなど想像もしてない頃の古いものなので仕方ないでしょう。
・「最高の作品を最高の音で!」
この作品に出会ったのは25年以上前である。あのときの感動はまだ記憶にしっかりと残っています。この作品がSACDにて聴けるなんてまさに奇跡!是非レコードを持っている人、通常のCDを持っている人もSACDにて聴いて欲しい。森園万歳!
・「ジャパニーズフュージョンのこれは大名盤・・・今回のCD復刻は素晴らし過ぎ!!」
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・「天気予報とかのBGMで聞いたことあるはずですよ!」
CS放送の競艇チャンネル(JLC)でオッズのBGMで流れるのがこのPRISM。3連単予想をしている競艇オヤジの熱い頭もふぅっと20数年前にタイムスリップして、当時のシーンをそこはかと思い出しながら船券作戦。(笑)
天気予報とかのBGMでも流れていることがありますから、今の若い人たちもきっと耳にしたことがあるはず...つまり、そういう「画面」にも合う「音」ですから、ギターマニアばかりでなく、みなさんに聞いて欲しいですね。SECOND、Ⅲと揃えておけば、きっと何かと重宝することと思います。
●Made In Japan: 25th Anniversary Edition
・「いやー(^^ゞすべてにおいてすごい、感服」
このCDは昔の日本版「ライブインジャパン」(1枚もの)を持っているのですが音が各段によく、さらにアンコール曲3曲もオマケについてくるとのことなので思いきって買い直してみました
まず、昔のライブインジャパンを聴いて続いて新たに届いたメイドインジャパンを聞いてみると・・・
おぉ!誰でもはっきりわかるぐらい音が違います昔のライブインジャパンもライブのくせに音が異常にいい、奇蹟だなどと思ってましたがそれ以上な音になるとは驚きです全体的にもやっとした感じ(もとのはもとのでクリアだと思ってたけどこのCDを聞くとそう聴こえてしまう)がとれて各パートの音がしっかり独立してとてもクリアな感じになりましたスタジオ録音並、いや、それ以上の音ですデジタルリマスター技術の革新はすごいですねぇー
オマケ3曲もすばらしい演奏でなかなか熱いです
ただ、1つ不満なのがジャケットぜったいライブインジャパンのジャケットの方が(武道館の観客をステージ斜め上から見下ろした写真)かっこいいメイドインジャパンはずっとこのジャケだったみたいだから仕方ないですけど・・・
それは置いといて、とにかく買い直し大成功です
・「マニアなあなた、、初心者の君、、、」
25年ぶりにリマスターされ、さらに音に磨きのかかった超名盤! このアルバムのレビューは他の人にまかせてマニア向けの話をします。最大の聞きどころはCD2のロジャー グローバーとイアン ペイスによってミックスされたアンコールの3曲。CD1の本編はステレオピクチャーが反対ですがCD2はリッチーは右、ジョンは左と正しく修正されています。(私的にはCD1も修正して欲しかった。)Black nightは24カラットと同じテイクですが、こちらの方は1分20秒ほど長い完全版、Speed kingは3枚組Live in japanと同テイクですが、演奏前のMCがこちらではカットされています。続くLucilleが初登場音源でBBCライブを遥かにしのぐ最高なノリです。(さすが大阪公演)このリマスター盤は、初心者にも3枚組持ってるヘビィーなマニアにも問題無くおすすめします。追伸 ジャケット写真は日本公演とは無関係です。これが小さな欠点。
・「ロック史上最高のライヴアルバム」
LIVE IN JAPAN(MADE IN JAPAN)を購入したのはこれで4回目ですが、こりゃすげーや!従来のものが武道館の2階席の一番後ろで聴いた音だとすると、こいつは最前席のまさしく目の前で演奏を聴いてるかのような感覚のきわめて優れ物です。もしあなたが、従来盤を持っているなら迷わず買い替えることをお薦めします。もしあなたが、まだ聴いたことがないというならインロック、ファイアボール、マシンヘッドの3枚を聴いた後で聴くことをお薦めします。このライヴを聴くと二度とスタジオ盤を聴く気が起きなくなるくらいのすごいライヴなのです。HR/HM史上に燦然と輝くなんてちっぽけな存在じゃないよ!すべてのライヴアルバムの頂点に立つまさにライヴアルバムとはかくあるべしというお手本のような作品です。HR/HMファンのみならず、すべてのロックファンに安心してお薦めできる絶品です!
・「これ聴かなくて、どうするんだか」
何が凄いって、このテンションが凄い。 メンバー5人が若さと勢いに任せ、明らかに本来の実力以上の力を出している。 楽理的に言えば、ミスはものすごく多い。譜面になんかとても起こせないくらいに。 それを力任せにビートに押し込んでいき、ことごとく成功させてしまうという、恐ろしき勢いの賜物が、ここで聴ける。 ハイウェイ・スターなど、並の人間がこのように演奏したら、間違いなく3分持たずに空中分解だ。 音も凄い。特にリッチーの音など、ストラト+ドーピングしたマーシャルという一元論では到底語りつくせないような、図太い、凄みのある音がしている。この音は本人でも、二度と再現できまい。これもきっと勢いの一部だったのだ。 ロックがどうした、とか以前に、表現芸術の肉体的限界というテーマを極限まで追求した、究極のディスクである。必聴だ。
・「絶対買い!!聴かなきゃ一生後悔します!!」
良い時代になったものだ、2ディスクがこの金額で買えるのですから、32年前レコ-ドは¥3000いや¥3200だったかな、リマスタ-されていて音質は最高レベル!とても30年以上前の録音とは思えません。リマスタ-で一番良くなったのがベ-スの音でレコ-ドではモコモコして不明瞭だったのが、ハッキリとクリア-に聞こえます!!!バンドのグル-ブ感は完全にロジャ-グロ-バ-がつくり出していたのが解ります。時たまオ!っと思うフレ-ズを弾くのもグッド!サウンドの核はロジャ-です。1人ぐらいはバンドを見渡せる人間が必要ということか。なんせ他の4人は良い意味でキレまくり!リッチ-は言うおよばず、特にイアンペイスなんて常人とは思えないほどのドラム、叩きまくりです。値段も安いし絶対買いです!今聴いても全く旧さを感じさせません。今そこで演奏しているかと錯覚させるほどです。
・「カラヤンの最速プレスト」
すばらしい!!オケの完成度の高さは言うまでもない。冒頭から迫力のある第一楽章、バイオリン(弦楽器)とティンパニの音が迫り来る第二楽章、そして第4楽章はカラヤン独特の最速プレスト。ほかの指揮者の演奏を聴いていた人はちょっとびっくりするかも。しかしこの最速プレスとに慣れるともうほかの指揮者じゃ物足りなくなる。 カラヤンの第9の欠点は下手な合唱団にあるといわれているが、確かに最高とも思わないが、言われるほどにはひどいとは思わない。録音時期は83年でOIBP処理されており音質的には文句なし。オススメ!
・「braaaaavo!!!」
シラー、ベートーヴェン、カラヤン、そしてベルリンフィル!第九はやはりゲルマン民族の手に委ねるべきであろう。現代的なスピード感、圧倒的な完成度、万人必携必聴の揺ぎ無い一枚です。
・「強烈な完成度の第9」
76年版などとは多少ニュアンスが異なります。若々しさなどは76年版が上のようですが、この83年版は音符のメリハリを特に気をつけ、いっそう勢いが増しており、デジタルの効果がとてもよく耳に入ってきます。ソリストの美しさはまるでシンセサイザーか、兄弟のように響きの融合が特筆されます。合唱団もかれらソリストの響きに沿った鳴らし方が実に音楽的で、カラヤンの不滅の名演です。
・「完璧な名演奏!」
「第9」で最も評価されているのは1951年のフルトヴェングラーによるものらしいが、僕はこのカラヤンによる「第9」が一番好きですね。スマートにして迫力を感じさせる演奏とでもいうのでしょうか。好みはそれぞれでしょうが素晴らしいとしか言いようがない名演奏に大きな感動をもらいました。先のフルトヴェングラー、バーンスタイン、佐渡裕さんなどの「第9」ももちろん好きでよく聴きますが、カラヤンの作品は僕の中では最もしっくりくるみたいです。どちらにしてもこの交響曲自体がもう奇跡的に素晴らしいものなので、どんな指揮者だろうがオケだろうが、よほどひどいものでなければ僕は満足なんですけどね(笑)しかしここまでスケールの大きい人類愛を感じさせる交響曲を僕は知らない。様々な解釈があるでしょうが、「これまでのように自分の為だけではなく、これからは全人類の為の平和と歓びを!」僕はこの交響曲にそんな思いが強く感じられて聴くたびいつも泣けてきます。
・「ソリストが素晴らしいですね」
合唱団員として10数回、第9のステージにたってきました。多くのソリストをすぐそばで聴いてきましたが、独唱者の良し悪しで第9の第4楽章は評価されると思います。バリトンのホセ・ヴァン・ダムは堂々とした歌いぶりで、立派です。他のソリストも有名な歌手ですので聞き惚れてしまいました。これには、★5つを上げられます。ただ、ウイーン楽友協会合唱団がごく普通のレベルですので、合唱好きには少し物足りなかったですね。悪くはなかったのですが、ソリストとオーケストラと比較すると落ちると思います。★4つになりました。
カラヤンの晩年の演奏ですが、音楽は骨太で、非常に堂々とした演奏です。ドイツ系指揮者カラヤンの真骨頂のベートーヴェンです。個人的には、フルトヴェングラーのバイロイトの演奏のようなスリリングさがほしかったですね。Allegro assaiでは、もっとスピード感があれば、言うことナシです。20世紀の大指揮者の演奏ですので、悪いことはありません。当然、押さえておくべきCDに入ります。
・「クライバーが用いた“ドレスデンの燻し銀の弦”も魅力です」
クライバーは、歌手に凝るだけではなく、弦に対する並々ならぬ関心、要求がありますね。確かに、バイエルン、アムコン、ベルリンフィル、それぞれ、クライバーは存分にその魅力を引き出しながら、結局は「クライバーの弦」の音を出させています。けれども、ウィーンフィルとこのドレスデンではちょっと違っているような気がします。曲の特性もありますが(だからこそドレスデンを選んだんでしょうけど…)、この燻し銀(…といっても限りなく透明で、絹のような柔らかさをつむぎ出させていますが)のようなドレスデンの弦を使った、そしてそれに見事にはまっているコロの美声、極上の魅惑的なトリスタンですね。
・「バイロイトがベスト」
クライバーのDG盤は魅力的(十分すぎるほど素晴らしい)ですが、それ以上に素晴らしいのはバイロイトでの演奏だと思います。バイロイトの音響とも相まって、「哀しさ」のようなものが出ている。まさに目の前でドラマが繰り広げられているように感じます。歌手、演奏者などの存在は忘れ、ただひたすら(トリスタンがそうであるのと同じように)愛の世界へ浸っていく…。私にとっては、あらゆる演奏の中のベスト1です。
・「バイロイトとは違った趣があります」
クライバーはバイロイトでトリスタンを振っていますね、この演奏の熱狂的なファンも多いでしょう、かく言う私もその1人ですが。しかし、このCDも、聴けば聴くほど、何とも言えないクライバーの魅力が伝わってきます。ライブではありませんが、イミテーションやクリスタルではなく、やはりまさしく本物のダイヤモンド=クライバーです。
・「ロマンチシズムの極致」
これも評価の分かれる録音である。まず録音の面では全く問題なし。素晴らしいに尽きる。初心者には不向きという評価を下された御仁がいらっしゃるが、私個人としてはむしろこれは入りやすい入門用としてお勧めする。情景が目に浮かび、思わず戦慄する。私はこれでトリスタンに開眼したといってよい。
・「クライバーの「冷静と情熱のあいだ」」
久しぶりにクライバーの「トリスタンとイゾルデ」を聞く。録音の明瞭さ、と合わせてオーケストラのかなりクリアな仕上げがむしろ、あのトリスタン和音に代表される、調性のゆらぎが見事に表現されていて、聞きやすいけど神秘性の表現に成功している、と感じる。
はじめに調性をくずして、無限旋律なるものを導入。それで、4時間愛の葛藤をねちねち、二人が死によって愛を成就する形で調性が戻る、という物語と音の二人三脚は、まさにエロオヤジ・ワーグナーの本領発揮(さらに彼は飽き足らず4夜連続のリングに突入するわけですが)。プライスのイゾルデの辛口端麗さが、クライバーの指揮とあわせて、伝統的ワーグナー演奏がコテコテの肉料理だったのを、かなりあっさりした魚料理に変身。でも旬の魚っておいしいんだよね〜、みたいな食感を見事に表現している。ラストの仕上げも結構あっさりとトロ食べた後の余韻のように、幽玄なる余韻をもって、という感じで、聞けば聞くほど味が出る。
コロのトリスタンは若干うざい男になっているが、やっぱり時折顔出すディスカウさんは嫌味なくらいうまいなあ。録音時、ノリに乗っていたクライバーのテイストはスマートでインテンポだが、そのフレームの中で、劇的な演出を実に細密に描く。録音版もすばらしいが、バイロイト版はもっといいよ〜。特にライブのオペラは「カルメン」など全般的にすばらしい。あ〜クライバーの生演奏聴きたかったなあ。いや、見たかったなあ。
・「率直さの勝利」
世の中には2種類のタイプの指揮者がいる。1つ目は「自分の感じたこと」を指揮を通して表現するタイプ。他方は曲自体に語らせようとするタイプ。トスカニーニは明らかに後者に属する。そんなトスカニーニの面目躍如たる演奏がこの「新世界」である。トスカニーニの演奏は聞き手が「主体的に聞く」という行為に係わることを要求する。最近の感性が乏しいリスナーはこのようなタイプの演奏を素っ気なく感じるだけであろう。そして前者のようなタイプの指揮者に「どのように感じるべきか」示してもらってはじめて安心するのである。トスカニーニの演奏は受け身的精神で聞いても何も伝わってこない。しかし本当に精神を集中して聞いたとき、あらゆるフレーズに新鮮な生命力が宿っていることに驚嘆する他ない。これぞ率直さの勝利である。半世紀以上前の演奏なのに全く古さを感じさせない。手垢にまみれる前の曲の真実がここにある。
・「新鮮な新世界」
いろいろな新世界の演奏があります。有名すぎる新世界ですが、トスカニーニの演奏は新鮮に感じました。素直な感想です。演奏速度かもしれません。演奏とは関係ありませんがジャケットデザインも気に入ってます。
・「スピード感のある新世界」
交響曲第9番「新世界より」に関してですが、よくある新世界の演奏と比較すると少しスピードの速い演奏になります。特に第2楽章は他の演奏では12分前後かかるところを10分30秒で演奏しています。(これよりもロリンマゼールとベルリン放響の方がスピード演奏なので驚くほどではないですが・・)
また、ステレオ化がはじまる一歩手前の1953年モノラル録音なこともあり、音の古さは否めません。敢えてこの1枚を選ぶ必要はないと思いますが、「新世界」好きの方であれば、1枚持っていてもよいかもしれません。
それと、音質を向上したXRCD版が出ているので多少の音質改善ですが、よい音で聴きたいと思われる場合はXRCD版を購入された方がよいかもしれません。(試聴してみましたが、金管が少しダイナミックに聞こえます。でもちょっと不自然)
・「録音が残念デス」
~ 当時としては実に鮮明な録音なのですが、録音技術が向上した今となっては古い感じが否めません。ただ、メンゲルベルクやフルトヴェンングラーを聴いている人(悪いテレビ電波をブースターで増幅させるように悪い録音の向こうに見える演奏を聴き取る人)にとっては気にならないでしょう。 演奏は寸分違わぬ正確さで演奏され、時折聴かれるティンパニの強~~打や金管の咆哮を初めとして、非常にダイナミックなものとなっています。~
・「快速トス9号!」
無残なほどに快速で突っ走る「新世界より」である。
トスカニーニ氏は、よほど早く演奏を終わらせて、遊びに行きたかったのであろう。ただノーミスで、鳴るべき音は鳴らして、猛スピードですっ飛ばす、・・・曲芸を見ているようである。
芸術的に聴くものは何もない。未だに「曲自体に語らせる」「楽譜に忠実に・・・」などという、トス一派の御題目を信じている方はいないだろうが。
・「春風のように爽快な4番」
ベートーヴェンの4番は、どちらかといえば本来地味な存在ですが、 この録音を聴く限りそれはバッサリと否定されてしまいます。 クライバー特有の“揺らぎ”を伴ったテンポアップ&ダウン。 両者が絶妙に上手くかみ合っており、聴き終えた後には さわやかな春風のような感覚に見舞われます。 各パートの細かいミストーンなんて何のその。 彼の5・7番と共に生涯聞き続けるであろう名盤です。 近年世界中でこの4番の演奏回数が多くなったのも、このクライバー盤の影響が大きいですし、 この盤と双璧なのはムラヴィンスキー盤(来日ライヴ)くらいでしょう。
・「これがあの伝説のライヴだ!!!」
今から20年前にこのライヴ録音のレコードが出た時は、普通は考えられない4番1曲のみという演奏時間が短い盤だったにもかかわらず大変な反響と売れ行きでした。4番という「英雄」と「運命」にはさまれた、どちらかと言えば地味な谷間の白百合のような曲のそれまでのイメージを塗り替えたエポックメイキングな演奏です。CDになってもその迫力は全く変わりません。4楽章などほとんどブレーキの壊れたレーシングカー状態でフィナーレに文字通り「突入」します!名演?快演?驚演?聴き終えた後にスカッとするベートーヴェンはめったにありません。
・「高速で勇壮な....これもまた4番」
ブルーノ・ワルターの優美で美しい響きの4番が好きだった。だから、ベートーベンの奇数番号の交響曲を振るクライバーは格好いいだろうと思うが、4番というのは想像できなかった。このCDを聴くまでは。
驚いた。こんな4番の解釈があって良いものだろうか。だが、これも紛れもない4番なのだ。超高速、かつ勇壮な演奏。
あの「英雄」と「運命」の間に書かれた交響曲がロマンチックというだけのイメージで考えてはいけなかったのだ。この演奏は、柔らかな偶数番号の交響曲と硬質で勇壮な奇数番号という意味のない既成概念にとらわれていたのを気持ちよく粉砕してしまった。それにしても、あの終楽章。オケの悲鳴が聞こえそうだ。
・「永遠に語り継がれる唯一のベートーヴェン4番です!」
カール・ベームの対談集(書名は忘れました)の中で、歯に衣を着せぬベーム爺が珍しくも「クライバーのことを親子揃って大天才だ」と絶賛していますが、そのベーム亡き後の追悼コンサートのライブがこのCDです。発売とともに世界中で話題になりました。それもそのはず、このベートヴェンの目立たない4番を、こんなにも面白い曲として初めて聴かせてくれたのだから仕方ありません。この4番に関しては、今後もクライバーのこの演奏を凌ぐものは出てこないと断言してもいいでしょう。それほど鮮烈な印象を我々に与えてくれた凄い演奏です。クライバー自身もこの演奏に関しては強い自負、自信をもっていて、何者の批判も許さない…というような言葉を語ったと伝えられています。
・「”第4”の決定盤!!」
誰もが認める最高の”4番”。クライバーらしい熱気溢れる演奏です。彼自身も「ニューイヤーコンサート」以外で唯一発売を許した録音だけに、自信があったのでしょう。彼は録音の数があまりに少ないために、(完全主義者だったのです)”録音恐怖症”とまでいわれていました。その完全主義者の彼が自信をもって許可したものですから、「これがベートーヴェンの4番か?」と思うほど熱気に溢れています。ベートーヴェンに少し軽い要素を含んで、それでいて熱気溢れる演奏は彼にしかできません。購入を検討されている方は、検討なんてする必要ありません。すぐに買った方がいいです。最高の4番ですから。
●Schubert: Symphonies 3 & 8 / Carlos Kleiber, Wiener Philharmoniker
・「大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくしている本物」
シューベルトのシンフォニーにも優れた演奏は多いですね。ベームの白鳥の歌ともいえるウィーンフィルとの録音なども素朴で実に魅力的です。しかし、しかし、…よく聴けば、聴くほど、シューベルトの演奏には、こんな違った魅力もあったのか、こんなアプローチもあったのかと新たな発見をさせてくれる1枚がこの演奏です。3番もチャーミングな演奏をしていますが、この8番はクライバーという天才のみが成しうる「…大きく骨格が感じられるが、洗練の極みとも言える繊細さ、美しさも表現しつくし、その先に霞のかかった本物のシューベルトを垣間見させてくれる名演奏!」です。
・「ウィーン・フィルの潜在能力を引きずり出すクライバー」
1978年9月ウィーンで録音。
ウィーン・フィルは世界最高のオーケストラである。当然カルロス・クライバー自身もそう思っていただろう。その世界最高のオーケストラはその潜在能力を全て出し切ってはいないのだ、とも思っていたのだろう。その潜在能力を全て自分の手で引きずり出したいという意思が随所に感じられる。
1974年のあのベートーヴェンの『運命』がクライバーがウィーン・フィルを振った最初の演奏だが、潜在能力を引き出すための職人集団ウィーン・フィルの面々とのぶつかりあいはその後もずっと続き、本作(1978年9月)そしてあの名演ブラームスの第4番(1980年3月)と徐々にクライバーの考えるウィーン・フィルの潜在能力は発揮されるようになってくる。しかしながら1982年12月にベートーヴェンの交響曲第4番を練習中、意見の相違でウィーン・フィルの楽員と対立し、定期演奏会をキャンセルしてしまうことになる。所謂「テレーズ事件」だ。
喧嘩してまで自分の考える音楽を老舗の職人に作らせる。クラシックの世界に唯一無二の存在だった。これからこんな人が現れるだろうか、おそらく現れないだろう。
・「美しくも儚い夢」
3番は、全体的に快速テンポなのだが、ただ流しているだけではない。特に2・3楽章などは「楽しさ」が溢れている。弾いている方も「幸福」の極地ではないだろうか。4楽章最後の和音も、ホールの残響と相まって、楽しい時の終わりに訪れる「儚さ」さえ感じてしまう。
ちなみに、一般的にも評価の高いブロムシュテット/シュッターツカペレ・ドレスデンの演奏と聴き比べてみたが、こちらはどちらかと言うと「ドイツ風」のシューベルト。SKDの重厚な低音の魅力も捨てがたいのだが・・・
「未完成」も、もちろん素晴らしい。この曲は、両楽章とも「緩急の差」の表現がポイントになるが、どちらも「安寧」と「慟哭」を見事に弾き分けている。1楽章の中間部からは「嘆き」すら感じ取れる。私はいつも、2楽章の短調になる部分からモーツァルトが聞こえてくるのだが、この演奏からは、それがより顕著に聞こえてきた。そして最後の和音が、3番と同じく、美しくも儚く響いていた。
・「カルロス・クライバーよ、永遠に・・・(合掌)」
ベートーベンの交響曲で、迫力ある演奏を聴かせてくれたクライバー。 他の作曲家の音楽だと、どんな演奏になるんだろう?そんな思いから購入したのが、このアルバム。 まず、3番は、シューベルトの交響曲としては、あまり知られていないが、親しみやすい作品である。 第1楽章は、標準的なテンポで進行していき、ラストでいくらか加速して終わっている。そして、第2楽章以降は、そのままのテンポを維持するかのように、快速電車のような速いテンポで飛ばしている。 しかし、決してせかせかした印象にはならず、むしろ、爽快感さえ覚える。 カップリングの「未完成」だが、わたしの手元にあるアーノンクール盤(こちらは、コンセルトヘボウとの共演)は、管楽器の響きが見事だったが、このクライバー盤は、弦楽器の、緊張感と悲哀に満ちた響きが印象的だった。 2004年の7月、カルロス・クライバーは、帰らぬ人になった。 わたしは、この「未完成」を聴いて、彼への哀悼の気持ちを新たにした。 クライバーがリリースしたアルバムは、ただでさえ数が少ないのに、新たな名演が、もう世に出ることはないのかと思うと、ふいにさびしさがこみあげてくる。涙がこぼれそうになる。 カルロス・クライバーよ、永遠なれ!!!(号泣)
・「クライバー新発見!」
クライバーの演奏が好き、という単純な理由でこのディスクも購入しました。
シューベルトの交響曲自体になじみが少なかった私にとっては、クライバーの新たな面発見!と言ってもいいくらいの素晴らしい演奏でした。特に交響曲第3番が非常に軽快で親しみやすく、クライバーらしいと思える1曲でした。淡々としていながら、妥協していない感じ。きっといつも通り、踊るように指揮をしていたんでしょうね。もちろん、未完成交響曲の方も心地の良い演奏でした。
いつも思いますが、クライバーとウィーンフィルって本当に相性が良いですね。シューベルト好きにもクライバー好きにもたまらない1枚だと思います。
・「クールな中に秘められた強い情熱」
カラヤンのドラマチックな演奏とは対照的に、このクライバーの演奏はある意味クールな印象を受けました。(クールと言うのは正確ではないかもしれません。もちろんダイナミックで迫力満点なのですが、感傷的ではなく実直で真摯な演奏という気がするのです)しかしこの感傷を捨てた演奏がかえって、悲劇を奥深いものにしているように思います。演奏はテンポよく進み、ドラマチックな悲劇は必然ではなく、結果として起こりうるのだというような、運命に対する謙虚さのようなものを感じます。張りのあるドミンゴの歌唱もテンポよいリズムによく合っていると思います。クライバーの繊細かつたぎるような情熱を感じることのできる名盤だと思います。
・「『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ない」
1977年リリース。録音日時の記録はどこにもない。おそらく妥協を知らないクライバーは何度も何度も作り込んだように思う。
この盤の対抗馬として誰しもがあげるのがマリア・カラスのライヴとトスカニーニ盤だろう。快速で有名なトスカニーニ盤と比較してみると、トスカニーニは3:37→4:44→2:54→2:18→2:31→1:16という風に進みクライバーは3:34→4:34→2:56→2:18→3:06( Act 1: Un Di Felice, Eterea)→1:13と進む。Act 1: Un Di Felice, Etereaにはじっくり時間をかけているのが分かる。
しかしながら録音技術の進んだ『現代』の椿姫はこの演奏しかあり得ないだろう。この盤を聴く前にトスカニーニで予習をして、クライバーはこんな風にやるだろう、と予想して聴いたがそれ以上に素晴らしかった。ピアニシモの部分もただのピアニシモではない。遠くで奏でられているようなピアニシモ。全てに神経を研ぎ澄ました凄い椿姫である。この演奏を凌駕するものが現れるか?無理だと思う!!
・「クライバーの愉悦」
気分よく酔うとこの曲を聞きたくなる。クライバーほど愉悦感にみちた「ラ・トラヴィータ」はありません!クライバーはコトルバスとかポップとかプライスとか声はやや細めだが、透明感のあるソプラノが好きで、これはボクの勝手な解釈ですが、オペラを純音楽的に表現しようとしたんじゃないか、と思います。全体的にカロリー控えめで筋肉質な演奏。そのあたりはコトルバスもドミンゴさんもよくわきまえていて、過度な感情表現がない分、音楽性が問われる歌い方。相当の技術がなければこなせません。古いところでは、ジュリーニ・カラス盤や、新しいところでネトレプコ盤などがありますが、飽きさせない魅力、ドライブ感はやっぱり頭一つ抜けているかな。ネトレプコのヴィオレッタは大好きですが・・・。やっぱりオペラのクライバーは天才的。
・「最高の椿姫!名版中の名版です。」
クライバーの指揮は序曲の最初から私たちを魅了します。コルトバスも大袈裟でなく、はかない。ドミンゴも一歩引いて彼女の魅力を引き立てている。5回ほどきけば、あなたも椿姫の一幕が全部歌えるようになりますよ。
・「素晴らしい!」
現代の3大テナーの1人、ドミンゴがアルフレード役を歌っているのでそれだけで二重丸!マリア・カラス版に引けをとりません。