Thursday Afternoon (詳細)
Brian Eno(作曲)
「疑問ですが。」
Cathedral Oceans, Vol. 1-2 (詳細)
John Foxx(アーティスト)
「Music for a vast, half-submerged, ruined cathedral.」
カンファ (詳細)
デヴィッド・シルヴィアン(アーティスト)
「樟脳」「インストの方が良いかもと、思われる作品」「程良い酩酊感の持続を楽しむ一枚」「程良い酩酊感の持続を楽しむ一枚」
Ambient 1: Music for Airports (詳細)
Brian Eno(作曲), Robert Wyatt(Piano), Christa Fast(Vocals), Christine Gomez(Vocals), Inge Zeininger(Vocals)
「アンビエント音楽の傑作。」「インテリア・ミュージック?」「聞き込んでもいいの」「音を環境のためにデザインし配置するという発想」「2/1!」
Celestial Reiki (詳細)
Jonathan Goldman & Laraaji(アーティスト)
Vergessen (詳細)
Wim Mertens(アーティスト)
The Pearl (詳細)
Harold Budd & Brian Eno(アーティスト)
「水晶の音色のピアノが霞に溶ける幻想的な傑作」「音と空間が響き合う、気持ちも響き合う。」「インナーインテリア」「プラトーの続編です こちらも聴くべし!」「生涯のアルバム」
The Moon and the Melodies (詳細)
Budd(アーティスト), Raymonde(アーティスト), Guthrie(アーティスト), Fraser(アーティスト)
「傑作☆」「傑作☆」「ちょっと疑問符。」「ちょっと疑問符。」
Ambient 2: The Plateaux of Mirror (詳細)
Harold Budd & Brian Eno(アーティスト)
「現代美術館に響かせたい至高の音」「ハロルド・バッドのピアノ(プリペアード?)主体の良作」「こんな音楽が存在するんだな。」
Ambient 4: On Land (詳細)
Brian Eno(アーティスト)
「この作品は」「アンビエント 4」「共演者について」
Translucence/Drift Music (詳細)
John Foxx & Harold Budd(アーティスト), Harold Budd(アーティスト)
「一家に一枚!」「Pearl好きにはよろしいのでは」「PEARL続編+万博パビリオンのBGM?」「どちらかと言うとハロルド・ブッダ系」
Avalon Sutra/As Long As I Can Hold My Breath (詳細)
Harold Budd(アーティスト)
「浄土の調べ」「満ちる!」「荒涼とした原野」「もう少し起伏があっても...いや何でもないです」
Approaching Silence (詳細)
David Sylvian(アーティスト)
「沈んで超える」「エントロピーの増大、もしくは涅槃の境地」「静寂への接触」「正に静寂への接近」
ディスクリート・ミュージック(紙ジャケット仕様) (詳細)
ブライアン・イーノ(アーティスト)
「イーノがイーノになった瞬間」「ターラーラー」「最高です」
・「疑問ですが。」
本当にリマスター何ですか?サイトによってはリマスターと書いているトコと書いていないトコがあり、若干混乱しています。
あと紙ジャケなのかデジパックなのかもわからないのでどなたか教えてくれませんか?
・「Music for a vast, half-submerged, ruined cathedral.」
「広大な、半ば水没した、廃墟の大聖堂のための音楽。」ピンクフロイドのサイラスマイナーを思わせる鳥の囀りから始まります。続くのは情景が浮かんでくるような荘厳な響きです。近いものを敢えて捜せばヤン・ガルバレクとヒリヤード・アンサンブルの「オフィチウム」あたりの雰囲気です。21曲ありますが、どれもみな同じような感じです。
全体で1曲のような…最後も鳥の囀り。「ノスタルジア」のラストでカメラがずーっと退いていくような。
最初の1枚だけでもよかったかな…まあ2枚目はヴァリエーションということで。
●カンファ
・「樟脳」
それまでインストゥルメンタルという音楽は敬遠していたが、 デヴィッド・シルヴィアンと出会い、 錬金術やGone to Earthに触れるうち、 インストゥルメンタルという音楽に魅力を感じた。
それからはブライアン・イーノやハロルド・バッド、 そういったアンビエントの名家にまで手を出し、 どっぷりとこの世界に浸かってしまっている。
だがデヴィッドの音楽は、 イーノやバッドのそれとは感覚が違う。 どこか曲に感情が感じられるのだ。
このアルバムには、 そういう種の曲が凝縮されていると思う。 特にRed Earth、Wave、Upon This Earthなど、 名曲以外の何物でもない。
最近はインスト物が減ってしまったけれど、 もっともっと創って欲しいです!
・「インストの方が良いかもと、思われる作品」
david sylvianは本当に、日本人によく合うアーティストだと思います。この作品もbrilliant trees,gone to earthといい、静かなムードを漂わせる、かっこよさを思わせる作品に仕上がっています。個人的にはupon this earthはぜひきいてもらいたい最高傑作の1曲です。
・「程良い酩酊感の持続を楽しむ一枚」
ただのインスト・ベストかと通り過ぎるには惜しすぎる一枚。未発表新曲2曲に加えリミックスされた曲もあり、通して聴いた時の充実感、程良い酩酊感はオリジナル・アルバムにも匹敵。"Mother And Child" (アルバム"Secrets Of The Beehive"収録)は元々歌モノですが、歌を抜く代わりにトランペットがメロを担当。リミックスの表記があるのは1曲だけですが、本人のライナーを読むと他の多くの曲も彼自身の手でリミックスされた事が伺えます。名曲"Mutability"が入っている点で、日本盤の方が良いです。しかしこの曲が短く編集されてる点が気になり、それで星四つ。オススメです。
・「程良い酩酊感の持続を楽しむ一枚」
ただのインスト・ベスト?と思って通り過ぎるには勿体無すぎる一枚。未発表新曲2曲に加え、リミックスされたマテリアルもあり、通して聴いた時の充実感、程良い酩酊感はオリジナル・アルバムにも匹敵します。"Mother And Child"(アルバム"Secrets Of The Beehive"収録)は元々歌モノですが、歌を抜き去る代わりにトランペットがメロを担当したりしてます。リミックスの表記があるのは1曲だけですが、本人のライナーを読むと、他の多くの曲も彼自身の手でリミックスされた事が伺えます。名曲"Mutability"が入っている点で、日本盤の方が良いです。しかしこの曲が短く編集されてる点が気になり、それで星四つ。されどおススメです。
●Ambient 1: Music for Airports
・「アンビエント音楽の傑作。」
これ以上記憶に残る音も無いし、これ以上気にならない音も無い。注意すれば聞こえてくるし、意識しなければ聞こえてこない。アンビエント音楽の傑作。
・「インテリア・ミュージック?」
~元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノによる、アンビエント・シリーズの1作目。そのタイトルどおり(たしかドイツの)空港で実際にBGMとして流されていたというこのアルバム、実に心地いい音が入っている。ポップスではもちろんなく、またいわゆるBGMでも実験音楽でもない、環境音楽=インテリアとしての音楽というイーノの発想は発明と言えるほど画~~期的なもの。元祖アンビエント音楽作品だが、筆者は今だにこれより心地いい音に巡り合ったことはない。ショップのBGMとしてもオススメします。~
・「聞き込んでもいいの」
様々なパターンを周期の異なるテープに乗せて各々を永延とリピート再生するという作品。もちろんそのタイトル通りアンビエントとしてかけ流してもよいが、単純なシステムによってもたらされる複雑な時間のズレであるとか2~3の音の間の相互作用として生まれる響きをひとつひとつ聞き取るだけでも相当に趣き深く楽しめる作品である。曲は長いが一つとして同じ響きが聞こえることはないので飽きは来ない。
・「音を環境のためにデザインし配置するという発想」
1978年リリース。イーノのオブスキュア(あいまいな)・シリーズに続くアンビエント(囲まれる)・シリーズの第一弾。AMBIENT 1として発売された。曲名も『1/1』、『1/2』、『2/1』、『2/2』と無機質極まりない。全てイーノ自身のオリジナルだが、『1/1』のみこの中でアコースティック・ピアノをとつとつと弾いているロバート・ワイアットとの共作になっている。ここでの音楽は『無視出来る』を一歩踏み出して、音を環境のためにデザインし配置するという発想に到達している。あたかも映画の為に映画音楽や映画のための効果音があるように、その環境にふさわして音楽を作り配置するという発想である。その最初の環境として選ばれたのが『空港』だったということだろう。それを1978年に到達しカタチにしたイーノはやはり天才と言わざるをえないだろう。この発想は今では携帯電話の着信音にまで波及している。どのような空間であっても心地よく空間に溶け込む音が必要な時代を今まさに迎えている。着信音を選択する行為と同じように聴く音楽。それがイーノの考えるアンビエント(囲まれる)だ。
時に僕らはその心地よさに眠りについてしまうこともある。それこそがイーノの術中に落ちたということなのだ(●^o^●)。
・「2/1!」
2/1ほど神々しい音楽を他には知りません。単純な音程の無作為な組み合わせがこれほどの感動を呼び起こすものなのかと、何度聞いても涙腺が刺激される作品です。イーノの天才と偶然のみがなし得る至上の作品。
・「水晶の音色のピアノが霞に溶ける幻想的な傑作」
ハロルドバッドの美しいピアノがイーノのフワフワとしたシンセと結びつき「一体ここはどこだろう?」という気持ちにさせてくれます。音の美空間。そうとしかいいようがないです。特にお勧めが5曲目。知ってる人にしかわからないと思いますが、イギリスの画家ターナーの絵を髣髴させます。数ある環境音楽の中でも上位におそらく位置するでしょう。本作の姉妹アルバムとしてイーノのアンビエントアルバム第2弾「plateaux of mirror」があり、バッドとイーノの共作となっています。そちらも本作に負けないくらい美しい内容です。
・「音と空間が響き合う、気持ちも響き合う。」
初めて、イーノ、並びにアンビエントミュージックに触れたのがこの作品でした。10年くらい前にLPで購入しました。音も素晴らしく深いけど、ジャケットの石や模様の色などが素晴らしく、音楽を絵で表した最高の作品だと思いました。あと、部屋で聞くのも良いのですが、前作の「鏡面界」もですが車の中で聞くと、景色から受ける感じが変わってきます。なぜか、道路標識など人工的で無機質なものに親近感がわいてくるような、不思議な感覚がします。お試しあれ!
・「インナーインテリア」
セパレートスピーカーを室内目一杯離して設置し、夜もどっぷり暮れて静寂の訪れた暗めの部屋で聴いて下さい。そうそう、出来ればその後は「寝るだけ」というシチュエーションが望まれます
メロディや旋律等の「聴き手に明快な」音楽ではありません。聴き終わって思わず口ずさむような事もありません。実に内省的な、意識の深い轍で
呼応する音の”響き”を堪能するものであり、様々な記憶の断片を惹起させる実に懐の広い音楽です
とかくリラクゼーション~ヒーリングサウンド(癒し系)と括られがちですが、そのような指向性を押し出した作りではないので聴き手によってはある種の”痛み”や”哀感”を想起させる事もあります
目を閉じると、見たこともない風景が瞼に広がり、それでいて何処か懐かしく、心象絵画のように、暖かく柔らかい色彩を放つでしょうそれをどう受け取るかは、聴き手の感性に委譲されています
・・・ご託宣はさておき、絶対に聴くべきです
・「プラトーの続編です こちらも聴くべし!」
イーノとバッドの共作「プラトー~」がよかったので本作も購入してしまいましたが、やはり期待どおりの作品でした。前作との違いは、サウンドの立役者にダニエル・ラノアが加わったことです。ラノアが加わったことによってサウンドにより深いエコー感がかかり、より深遠な音空間を醸し出しています。(ちなみにこのエコーサウンドは「アポロ」でも聴けます。)タイトル曲が「パール(真珠)」なだけに、海の中をゆらゆらと揺らめいている雰囲気をこの作品から感じとれるかと思います。ぜひ聴いてみてください。
・「生涯のアルバム」
このアルバムをテーマに建築家へ家を設計してほしいと頼みました。空間を意識する音の広がり。今も色あせない新しい発見の出来るアルバムです。夜もとっぷりと更け周囲の音が無くなったころ、部屋にこの音を満たしています。聞くというより空間に満たす感覚だ大事です。イーノとバッドが見事に融合しなしえた傑作でしょう。
このアルバムの続編ともいうべきJOHN FOXXとの最近の共作にも心奪われます。
・「傑作☆」
ブライアン・イーノと並ぶ、アンビエント・ミュージックの大家ハロルド・バッド。そんな彼がCOCTEAU TWINSのメンバーと共にレコーディングした作品がこちら。耽美性にかけては一家言有しているであろう両者のことですから、それらが融合した結果は美しい音世界の創出となりました。
あまりにも美しく、どこかノスタルジックな趣のするメロディの合間を縦横無尽に縫うかの如く駆け巡るエリザベス・フレイザーのヴォーカルは本アルバムのハイライトです。ハロルドの美しく、深遠な響きのインストナンバーも収められており、それも勿論のこと必聴です。COCTEAU TWINSのファンの方には安心して勧められる内容の作品ですが、中でも【TREASURE】の耽美性がフェイバリットな方には是非とも聴いていただきたい作品です。
・「傑作☆」
ブライアン・イーノと並ぶ、アンビエント・ミュージックの大家ハロルド・バッド。そんな彼がCOCTEAU TWINSのメンバーと共にレコーディングした作品がこちら。耽美性にかけては一家言有しているであろう両者のことですから、それらが融合した結果は美しい音世界の創出となりました。
あまりにも美しく、どこかノスタルジックな趣のするメロディの合間を縦横無尽に縫うかの如く駆け巡るエリザベス・フレイザーのヴォーカルは本アルバムのハイライトです。ハロルドの美しく、深遠な響きのインストナンバーも収められており、それも勿論のこと必聴です。COCTEAU TWINSのファンの方には安心して勧められる内容の作品ですが、中でも【TREASURE】の耽美性がフェイバリットな方には是非とも聴いていただきたい作品です。
・「ちょっと疑問符。」
1986年にリリースした番外編といえる作品です。Brian Enoなどとの共作で有名な現代音楽家Harold Buddを迎えてコラボレート形式で創り上げられた5枚目のアルバムです。インストとボーカル曲が半分ずつという構成で、彼らの中では異色と言える作品です。コラボレーションというよりは、合作の作品は殆ど無くて、それぞれの曲を交互に収録している部分が多くて、ちょっと不思議ですが、こういった経験により彼らがよりサウンドを進化させていった事を考えると、納得できる作品とも言えます。そんな中で数曲に行われた双方のインプロゼイションによる個性のぶつかりあいから生まれるアンビエントな空気が出色といえます。いいアルバムですが、彼らの作品としてはちょっと疑問符が付くかも知れません。
・「ちょっと疑問符。」
1986年にリリースした番外編といえる作品です。Brian Enoなどとの共作で有名な現代音楽家Harold Buddを迎えてコラボレート形式で創り上げられた5枚目のアルバムです。インストとボーカル曲が半分ずつという構成で、彼らの中では異色と言える作品です。コラボレーションというよりは、合作の作品は殆ど無くて、それぞれの曲を交互に収録している部分が多くて、ちょっと不思議ですが、こういった経験により彼らがよりサウンドを進化させていった事を考えると、納得できる作品とも言えます。そんな中で数曲に行われた双方のインプロゼイションによる個性のぶつかりあいから生まれるアンビエントな空気が出色といえます。いいアルバムですが、彼らの作品としてはちょっと疑問符が付くかも知れません。
●Ambient 2: The Plateaux of Mirror
・「現代美術館に響かせたい至高の音」
~この音楽が流れると、その空間は、そこはかとない安らぎに包まれ、時の流れがゆっくりとしたものに変わりはじめます。その効果たるや絶大。いわゆる癒し系の音楽は数々ありますが、この域に及ぶのは難しいと感じます。心に静けさや安らぎ、だけでなく、仕事に集中力が欲しい時にもおすすめします。全く気が散ることなく、本当にやるべきことを淡々と進め~~ることが出来ます。不思議。~
・「ハロルド・バッドのピアノ(プリペアード?)主体の良作」
ハロルド・バッドのピアノ(プリペアードピアノのように聞こえる)主体の優しい音の結晶。DSDマスタリングを施しているが、元のテープ録音の状態がそれ程良くないのか、作品自体が、霞がかかったような音作りをしているので、音質的には、格段に良くなった、とは言えないが、あまり鮮明すぎると、この作品自体の持ち味を殺してしまうので、妥当なマスタリングだと思います。薄いプラケースに包まれていますが、これを保存用のケースにする事は出来ません。本体を取り出せないからです。結局、私は外装のプラケースを壊して(簡単に壊れる)本体を取り出しました。本体は薄いデジパックですので、ご安心を。
・「こんな音楽が存在するんだな。」
私はデザイン業をしておりますが、仕事でWEBサウンドを作ったりもしています。ピアノを主体としたループサウンドを作るときの大変良いインスピレーションになりました。気づいたときに鳴っている音楽が究極のアンビエントミュージックだと聞いたことがありましたが、まさにそんな感じです。
12KやKompaktなどからでているアンビエントも好きで聞いていますがいつも仕事場でエンドレスループさせるのはこのAmbient 2かAmbient 1です。感情が安定するというか不思議なパワーが湧いてきます。
電車の中や会社などストレス発信の場所でこんなサウンドが流れていたら少しは違う世の中になるのかもな(笑。
これからもお世話になり続けます。
・「この作品は」
Brian Enoのアンビエントシリーズの中では、音楽というよりも音響といった方がいいような少し変わった作品です。あまり音楽的な内容ではないので、心安らぐような美しいアンビエントを求める人には不向きです。最初私は寝るときにかけていたのでぜんぜん気に入ってなかったのですが、雨の日の昼にかけてみたら、意外なほど安らかな気分になれました。大きめの音で聞くのがいいと思います。
水族館で流れてくるような、ほの暗い場所で何かがうごめく様な、そんなアルバム。人類が地球を征服したかのように見えるこの時代に、人間が知りえない場所で何億年も連綿と、ひそかに奏でられてきた地球の音はいかがでしょうか。
・「アンビエント 4」
1982年発表。オブスキュア(あいまいな)からスタートしたイーノの環境音楽はアンビエント(囲まれる)に突入。本作はアンビエントNo.4としてリリースされた。オブスキュアからイーノを追いかけている人は本作を聴いても微動だに驚かないだろう、が、初めてイーノの作品を聴く時に本作を選んだ方は愕然とするだろう。本作はそういう音楽である(●^o^●)。地球の胎動のような音・水の音も耳をすませば聴こえてくる。まさに『包まれている』状態である。他のレビューアーの方が丁寧に説明されている通り、LP時代にはオーディオ・セッティングについての説明までされていた。
本作だけはiPodというのではなく、立派なオーディオ装置で聴いてみたい作品である。
・「共演者について」
CDのクレジットによると、曲目毎の共演者は以下の通りです。
1. Lizard Point [Synthesizer:Michael Beinhorn, Guitar:Axel Gros, Bass:Bill Laswell]2. Lost Day3. Tal Coat4. Shadow [Trumpet:Jon Hassell]5. Lantern Marsh6. Unfamiliar Wind (Leeks Hills) [The frogs on 'Leeks Hills' Recorded in Choloma, Honduras by Felipe Orrego]7. Clearing8. Dunwich Beach, Autumn, 1960 [Guitar:Michael Brook, Live Equalization:Dan Lanois]
1曲目のLizard PointはBeinhorn, Gros, Laswellの3名も作曲に関わっています。
・「一家に一枚!」
ジョン・フォックスは前々からバッドのファンで、彼が「Cathedral Oceans」のライヴに来たことで交流が始まったそうです。「translucence=半透明」と名付けられたアルバムは、全面バッドのリリカルなピアノがフィーチャーされています。フォックスの役割はイーノでいえば「トリートメント」というところでしょうか。
(そういえばウルトラヴォックスのデビューアルバムのプロデュースも、ジョンがイーノに頼んだとのこと。)「drift music=漂流する音楽」のほうは、その名の通りアタックのない音が漂う感じで、あまりピアノは聞こえてきません。
デヴィッド・シルヴィアンのインストものに近いものがあります。(この二人は何となく共通項がありそう…元美形、売れなさ、隠遁生活?)
「Resonant Frequency」なんてタイトルの曲もありますが、2枚ともレゾナンスのたっぷり効いた深い響きが美。ロマンティックで情景が浮かんでくるようなタイトルの曲も多いです。
フォックスのデザインによるジャケットもfantastic!バッドのコラボレーションのなかではイーノ、コクトーと並ぶ傑作です。(Hector Zazouとのはビートやヴォイスがちょっと…)
・「Pearl好きにはよろしいのでは」
以前からハロルドバッドのパールが大のお気に入りの私ですが、このJOHN FOXXとの共作はGOODです!空間を意識させるこの響きたまりません!
・「PEARL続編+万博パビリオンのBGM?」
都内タワレコのambientコーナーで超お薦めしていて発見。1枚目translunceはあのpearlの続編ぽいがfoxxのtreatmentがシンプル。倍音処理は少なく、音質変化はほとんどないように聴こえる。それなりにenoとは別の心地よさ(鬱傾向ほとんどなし)がある。2枚目drift musicはパビリオンでかなりこれに近いタイプがBGMとして使われていた。CDだけのイマジネーション・心理作用はENO物より少ない。イベントに使いやすいかもしれないし、ambient入門として最適と思われる。
・「どちらかと言うとハロルド・ブッダ系」
2003年8月リリース。エドセル・レコードからリイシューされた傑作『Metamatic』の人気のおかげで2枚組で世に出たようだ。
展開する音楽はまさにハロルド・ブッダ系で『鏡面界』の続編かと思うほどテイストがそっくりである。ジョン・フォックスの方はどうやらブライアン・イーノ役のトリートメントを担当しているようで、『Metamatic』さは全くない。ちょっと残念である。ふたりのぶつかり合いの産物の方が聴きたかった気がする。そうは言ってもアンビエントとしてはなかなかである。僕の持っているのはEU盤で本作に入っていない曲も入っている。レアかもしれません。
●Avalon Sutra/As Long As I Can Hold My Breath
・「浄土の調べ」
藤原新也撮影のジャケットのイメージ通りの極上のアンビエント・ミュージックです。ソプラノ・サックス、バス・フルート、ストリング・カルテットが入って、パヴィリオン・オヴ・ドリームズが好きな人には特にお薦めです。Disc2は基本的には反復の音楽で、イーノのネロリと並ぶ大作です。(プロデュースにデヴィッド・シルヴィアンが参加)ちなみに残念ながらバッドはこの作品を最後に引退だそうです。
・「満ちる!」
空間に、音が満ちていく。 それと共に、躯のなかへも音が満ちる。 余計な考えは消えていき、音だけが心を支配する。 聴き入るほどに、現実は遠退いていくのだ。
デヴィッド・シルヴィアン監修のジャケットが綺麗です!
・「荒涼とした原野」
この音楽を聴くと荒涼とした原野が思い起こされます。そこに自分ひとりでたたずむ 心地よさ。原始の地球にいた頃を思い起こさせるのかもしれません。
・「もう少し起伏があっても...いや何でもないです」
先日(2007/10/30)、David Sylvianの来日コンサートで、会場(オーチャードホール)に入るなり聞こえてきた、繰り返し繰り返しのミニマルミュージック。
「この曲なんだっけ?」と悩むこと数分。思い出したのはこのアルバムの「As Long As I Can Hold My Breath」。PAが良かったのか、弦(ヴィオラ?)の音が深く深く響いて、David Sylvianコンサート開演前の雰囲気にぴったりでした。
しかし、このCDのプロデュースをしたのがDavid Sylvianだったとは意外です。
この2枚組みCDは、渋い渋い雰囲気で、全曲を気に入ることは、正直言って私には無理なようです。でも、忘れた頃に聞くと、違った感想を持つかもしれません。そういう経験は何度もあるので、その時を楽しみにしたいと思っています。
・「沈んで超える」
心して耳を傾けるなら、神経症的な音のがなる世界から、離脱させられることだろう。
癒しとは違うと思う。この音楽には、自己への遡及を経て、自己すら消し去ることを促すような、むなしさが漂う。けれど、人知れずささやかに咲く小さな花に、指先で触れているような優しさもたたえている。
僕は音の海の中に、さらなる深い淵を見つけられたことに喜びを感じる。もっと聴きつづけていたい。
彼の真価は心根やさしく傷つきやすいpopsだけではなかった。最早、アンビエントという枠すらどうでもよくなってしまう。
余談だがジャケットを飾る藤原新也の写真も実に美しい。
・「エントロピーの増大、もしくは涅槃の境地」
なんて小難しいタイトルをつけてみたものの、僕自身、物理学や宗教学を専門にしているわけではないのでそこらへんの詳細なツッコミはなしということで。
とにかくこのアルバムは聴く人を完全に二分化すると思う。すなわち退屈のあまり、途中で投げ出したり寝てしまったりする人と、どっぷりハマってしまい、その中毒性から抜け出せなくなる人の二つにだ。で、僕自身はどうだったのかといえば、興味を持って買ったのだから、やはりというか当然というか、後者の部類だった。
なんともいえない不思議な遊離感へと誘う音。仏教の曼荼羅を長時間見続けているうちに突然覚醒するかのような内的変化にも似ている。あらゆる狂熱が冷めてゆく過程、あるいは全ての生命が死に絶える情景。宇宙の原理に抗うことなくあるがままに身をまかせることは、静寂への接近(Approaching Silence)に他ならないのかもしれない。巷にあふれる常識や恐怖から解き放たれたとき、この音世界はかけがえのない安らぎとともにあなたを虜にするだろう。
・「静寂への接触」
永遠に続く音の螺旋。 静寂へ、近づこうとしているのか、 それとも、静寂そのものを表したいのか。 聴いているうち、 自我が音に支配されていく。 世界が、 遠退いていく気がするのだ。
この人の求めるものは、未だ底が知れない。
・「正に静寂への接近」
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・「イーノがイーノになった瞬間」
1973年発表。イーノが現在の知的にしてコンセプチュアルなイーノになったのが本作だと思う。イーノが自らのコンセプトに基づいて立ち上げたレーベル、オブスキュアからの3番目のアルバムが本作『ディスクリート・ミュージック』である。オブスキュア(あいまいな)は聴きながら無視できる音楽を目指している。そしてこのコンセプトは進化拡散し、次のアンビエント(囲まれる)へと繋がって行く。本作『ディスクリート・ミュージック』は、イーノのオリジナルの表題作と有名なパッヘルベルのカノンをモチーフとした作品が、実にオブスキュアなスタイルで拡散して行く。それは見事なまでに聴きながらにして空間に溶け込み、無視できる音楽である。1973年にこのコンセプトをポップ・ミュージックの世界に持ち込んだイーノはやはり天才と言わざるを得ないだろう。そしてもっと特筆すべきはこのイーノのコンセプトに引き寄せられて、素晴らしいミュージシャンが彼の元に集まり始めたということである。オブスキュアではNo.7の『ミュージック・フローム・ペンギン・カフェ』のペンギン・カフェ・オーケストラとジョン・ケージの曲を取り上げたロバート・ワイアットが最高だったと思うがどうも今は廃盤のようで大変残念だ。ファンク・ロックなブライアン・イーノは死に、触媒としてのブライアン・イーノがここに誕生した。ポップ・ミュージックのひとつのキーになる作品が本作である。
・「ターラーラー」
70年代中期、環境音楽としては初期の作品。アナログレコードではA面1曲、B3曲という構成で、A面はごくごく短いフレーズが延々30分繰り返され、B面はパッヘルベルのカノンをものすごーく遅く演奏して、さらにコラージュしたような作品です。こう書くと、とてもつまらなそうに思われるかもしれませんが、ツボにはまるとこれがとっても心地いいんです。イーノの環境音楽作品の中ではいまでもこれがベストです。イーノはこの作品を聞こえるか聞こえないかぐらいの小音量でかけることを推奨していましたが、個人的にはもう少し音量を上げて、ボーっとしているのがオススメ。あと、パッヘルベルのカノンは、よくドラマのBGMや結婚式とかで聴くことのある曲なのですが、イーノ版をきくと、通常の速度での演奏がとってもカッコわるくマヌケに聞こえてきます。
・「最高です」
今も聞いています。やはり最高です。enoは天才です。確信します。このdiscrete musicとthursday afternoonがあればいつでも、どこでも涅槃にいけます。
一口にアンビエント系とか環境音楽とか言っても、ものすごくいろんな種類の音楽がありますね。必要なものを探したり、見つけたりすることは結構難しいなと思いました。(ゆえにはまってしまうものでもありますが)
だいぶいろいろ聞きましたが、一番良く聞くのはこの2枚です。大好きです。
上手く伝えられませんが、音(音楽?)としてのパワーそのままに、聞き手の思考や感情が縛られすぎない、もっていかれすぎない感じといったらよいでしょうか。とても抽象的だという事なのかもしれません。
おすすめします。興味を持った方は、ぜひ聞いてみてください。
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