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▼ROCKが輝いていた時代:セレクト商品

TattooTattoo (詳細)
Rory Gallagher(アーティスト)

「4作目」「いかすぜ!ロリー」


The DoorsThe Doors (詳細)
The Doors(アーティスト)

「強力な磁力を持つアルバム」「大傑作」「内容は5つ。でもお薦めしません。」「不整脈。」


L.A.WomanL.A.Woman (詳細)
The Doors(アーティスト)

「ラストにしてベストなアルバム」「そして伝説になった」「良い仕上がり。」


Sweetheart of the RodeoSweetheart of the Rodeo (詳細)
The Byrds(アーティスト)

「名盤なり」「今となればなんということもないのだが」「バーズの最高傑作」「音楽人生を変えた一枚」


The Gilded Palace of Sin/Burrito DeluxeThe Gilded Palace of Sin/Burrito Deluxe (詳細)
The Flying Burrito Brothers(アーティスト)


Hittin' the NoteHittin' the Note (詳細)
The Allman Brothers Band(アーティスト)

「間違いなく名盤!」「サザンロック」「これぞ男のロック」「史上初のダブル・スライド・ギター!」「ライブの熱い演奏に近くなった」


Just for LoveJust for Love (詳細)
Quicksilver Messenger Service(アーティスト)

「一瞬の輝き」「祝 紙ジャケ(イラスト下手だけど)化!」「歴史聴きのススメ」「再出発」


Electric Music for the Mind and BodyElectric Music for the Mind and Body (詳細)
Country Joe & the Fish(アーティスト)

「これぞ!」「うーん、サイケだ」


Children of the FutureChildren of the Future (詳細)
Steve Miller Band(アーティスト)


G.P./Grievous AngelG.P./Grievous Angel (詳細)
GRAM PARSONS(アーティスト)

「できれば別々に買おう」「まさにオルタナ・カントリー」


40 Blue Fingers, Freshly Packed and Ready to Serve40 Blue Fingers, Freshly Packed and Ready to Serve (詳細)
Chicken Shack(アーティスト)


Looking InLooking In (詳細)
Savoy Brown(アーティスト)

「SavoyBrown初期の傑作」


ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ+3(紙ジャケット仕様)ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ+3(紙ジャケット仕様) (詳細)
フェアポート・コンヴェンション(アーティスト)

「フェアポートの初期傑作」「奇跡の3作品。」


HeartbreakerHeartbreaker (詳細)
Free(アーティスト)

「酒飲みながら聴きたい大人向けのアルバム」「新たな可能性を秘めならフリーのラストとなった名盤」「魂の叫びを聞け!」「フリー断末魔のむせび泣き」


ヴォランティアーズ~アップグレイド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様)ヴォランティアーズ~アップグレイド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様) (詳細)
ジェファーソン・エアプレイン(アーティスト)

「古き善き時代の一作」


Stand UpStand Up (詳細)
Jethro Tull(アーティスト)

「ロックを変えた歴史的アルバム。」「初期タルの傑作」「2nd」「初ジェスロタルです」


ヴィレッジ・グリーン・プリザベイション・ソサエティ-デラックス・エディションヴィレッジ・グリーン・プリザベイション・ソサエティ-デラックス・エディション (詳細)
ザ・キンクス(アーティスト)

「キンクスの最高傑作。」「作品自体の評価は★5つですが・・・」


異国の鳥と果物異国の鳥と果物 (詳細)
プロコル・ハルム(アーティスト)

「イギリスの臭い!?」「Grand Hotelと並ぶProcolサウンドの金字塔」


英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ)英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ) (詳細)
フリートウッド・マック(アーティスト)

「Blues Band としての傑作。」「秋の夜長はコレ」「初期のマックは不世出」「聞いた方が いい」「緑神」


TrafficTraffic (詳細)
Traffic(アーティスト)

「剛のウインウッドと対峙する柔のメーソンが見事」「初期の代表作」


461 Ocean Boulevard461 Ocean Boulevard (詳細)
Eric Clapton(アーティスト)

「アウトテイクが最高です。」「★これは絶対にイイですよ★」「ディスク2が最高です。」「デジタルマスター5種類の聴き比べ」「文句無しの1枚~1曲目の乗り、8曲目の泣き」


Eric Clapton's Rainbow ConcertEric Clapton's Rainbow Concert (詳細)
Eric Clapton(アーティスト)

「長い間 誤解していました。」「レアなプレイ」「今だから・・・」「注意しながら・・・」「今だから・・・」


Moby GrapeMoby Grape (詳細)
Moby Grape(アーティスト)

「完璧なデビューアルバム」「Moby Grape」


Tonight's the NightTonight's the Night (詳細)
Neil Young(アーティスト)

「異議あり」「another side of Neil Young」「二ールヤング傑作」「語り尽くされているけれど、あえて。」「最高傑作!」


ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様)ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様) (詳細)
ボブ・ディラン(アーティスト)

「What is this Dylan?」「悲しい目をしたロウランズの女性を想う」「不完全な完全(完全な不完全)」「どうでもいいですよ♪」「熟れ過ぎた果実」


▼クチコミ情報

Tattoo

・「4作目
73年リリース、ソロ4枚目のスタジオ盤。前作のレイドバックしたロックンロールアルバムの方が個人的には好きなのだが、本アルバムの曲のアレンジもスタジオワークも丁寧に練りこまれ、サウンドも厚くなったメロディアスなロック路線も素晴らしい出来栄えだと思う。ロリーの才を味わいたければ本作がベストだろうし、名実ともにロリーの代表作。全曲個性があり、すべて高水準だと思うが特に#8「A Million Miles Away」は名曲、名演。ブルース調のバラードなのだが、イントロからルーのピアノとロリーのギターが醸し出す情緒あるフレーズが最後まで絡み合い独特の空気を生み出している。ギターをピアノという完成度の最も高いツールにまで昇華させる事は可能かもしれない、と感じる、ロリーの数あるベストプレイのなかのひとつ。

・「いかすぜ!ロリー
A MILLION MILES AWAYを聞きながら涙を流した頃を思い出す。ロリーこそ最高のロッカーだ。早世はなんとも悔やまれる。本アルバムはロリーの代表作の一つ。

Tattoo (詳細)

The Doors

・「強力な磁力を持つアルバム
 ドアーズの演奏力は正直言ってかなり低いです。バンドはマトモに合ってませんし、現在の凡百の素人バンドにも劣るでしょう。"Light My Fire"のソロなんか聴いてて思わず苦笑してしまう人は多いと思います。しかし、それでもこの作品が強力な磁力を持つアルバムであるのも確かです。それはジム・モリスンの陰鬱な声の醸し出す魅力を頂点としてバンドの演奏が見事に集約されていることによるものと思います。このアルバムを聴くと、ロックはテクニックでなく個性の確立である事がよく分かります。 鬱屈した感情を爆発させ「ここでないどこか」を目指す"Break On Through"なんてのはいつの時代の若者も抱えているフラストレーションを描いた超傑作でしょう。この冒頭の1曲が単なる導入でしかないっていうのが、いいですね。ロック・ファンのマスト・アイテムでしょう。

・「大傑作
ロックバンドには2種類あってファースト(初期)で大爆発して後はそれを超えることができないバンドと徐々に盛り上がっていくバンド。ドアーズは前者の典型的な例でこれは彼らの最高傑作であり、ロックにおける大名盤のひとつ。デビュー前に貯め続けたエネルギーを一気に放出したという感じで、当時の暴力的・幻想的なイメージが複合した不思議な世界が描かれ(Jim Morrisonの詩を作る才能のすごさ!)それが妙にポップなメロディーの中で歌われるという彼らにしか絶対にできないアルバムとなっている。なんといってもJimのボーカルのすごさが際立っているが、Rayのオルガンもその世界を作ることにかなり寄与している。そしてこのアルバムに入っている曲に捨て曲が全くない。①、⑥、⑩のような有名曲もさることながら、私的には③と⑤がいい。(⑤なんてドイツオペラですぜ!)唯一の難点は⑦かな。この歌はこんな風に歌う歌ではない。ある時代に4つの才能を入れたら見事に融合した結果出来上がった奇跡のような大傑作アルバム。ロック好きなら必聴盤中の必聴盤。

・「内容は5つ。でもお薦めしません。
屈折して肥大化した自己顕示欲、露悪的で客観性は無し、ある意味青春期に通過せざえうるえない感情・情熱の爆発。でも他のアーティスト(例えばジミへン)が世代を超えた普遍性をもっているにもかかわらず、ジムにはそれがありません。毒だらけ。当然ジムはそれも計算していたでしょう。そこに彼個人の独特の病理=皮肉にも普遍性があります。このファーストは楽曲もよいので、更なるトラップ。青春期にある人が聞くと封印されます、その世界からでられません、毒をもってます。自分の子供には薦めません。がこれほど夢中にさせるものは?断じて気軽に手にすることなかれ。封印されること無かれ。

・「不整脈。
「僕は生きる。僕は死ぬ。そして死もそれを止めたりはしない。悪夢へいっそう入り込む僕の旅。生にしがみつけ、僕の情熱の花に」An American Player/Jim Morrison「先週の今頃はあいつにこいつを突っ込んでた、昨日はあの忌々しいジャーナリストを喰ってやった、今朝はパムといつも通りハメた、この女は誰だ?今、目下で俺のナニを旨そうにしゃぶってるこの女は、、その前に、ここはどこだ?どうやってここまで?成り行きなんてちっとも覚えちゃいない、ちくしょう、ロビーはS以外に何を噛ませたってんだ、、、」今から10年以上も前、母親が再婚した2番目の父親が急去した。肉親の母親でさえ形見のようだったが、父は僕に創刊号から一度も買い忘れることなく集められた雑誌「レコードコレクターズ」を(も)残してくれた。当時、まだ小学校4年だった自分は些細な小遣いでさえ「音楽」などを買ったこともなく、その膨大な雑誌の山は、全く訳の分からない、日本語としてでさえ意味のない代物だった。「触る」「開く」そんな好奇心だけで手に取った一冊「特集/ドアーズ」号、その1ページ目に載っていたのが冒頭の詩篇の一部だ。なぜだろう、はっきりと意味が解かった。この言葉の陳列が意図する作者の心情が、手に残る父の亡骸の冷たさ、絶望的な冷たさの感触と共に伝って来た。生きること、死ぬことの意味が。程なくして、初めて耳にした彼らの音楽は問答無用に僕の人生を変えた。ジム・モリソンが、今の僕を形成している。The End

The Doors (詳細)

L.A.Woman

・「ラストにしてベストなアルバム
ラストにしてベストの出来のアルバムではないかと思います。アルバムとしては1枚目から大ヒットで内容も素晴らしいのですが、この最後の1枚でドアースとして完璧な出来栄えではないかと思います。中でもタイトル曲「LAウーマン」とラストを飾る「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」はドアーズの暗さとは別な疾風感を感じさせる曲です。

・「そして伝説になった
華麗なる反逆のカリスマ、ジム・モリソン逝く・・・忘れ得ぬ伝説のスーパーグループドアーズ このバンドの終わりは解散でもなく、ジムのソロ、脱退、メンバーチェンジでもなく、偉大なるカリスマジムの死によって終わりを迎えた。 1967〜1971と4年間で6枚のアルバムを見てみると1・2枚目はデビュー前からのレパートリーで占められていてる3・4枚目はちょっとPOPな明るい作風になり5・6枚目はブルースをベースに作られているが共通してジム・モリソンの詩世界が展開している  ジム・モリソンの死後IGGY POPをボーカルに迎え新DOORSとして活動するという話もあったらしいが実現には至らず、でもIGGY POPならジムの変わりは務まると思うのは僕だけじゃないはず 

・「良い仕上がり。
紙ジャケですが、ジャケットの四隅を丸くカットしてあり、さらに正面は窓抜きされて、メンバーを印刷したフィルムが貼られています。プラス、DOORSロゴはエンボス加工がされて紙ジャケファンにはうれしい限りです。LP時代に見たときはこんなじゃなかった気がしますが、良しとしましょう。かなり得した気分です。音もくっきり出ていて聴きやすいですし、全体的に良い仕上がりです。もちろん、ドアーズの代表作でもありお勧めです。

L.A.Woman (詳細)

Sweetheart of the Rodeo

・「名盤なり
 ロック界の人にはカントリーをやることが、カントリー界の人にはロックをやることが命取りだった時代、このアルバムは過剰に否定的な評価を受けたそうですが・・・・そういうアルバムって、結局正当に評価されるまでに時間がかかるんですね。いまでは、屈指の名盤と言われているのこれなんかは、その見本でしょう。バーズって、正直アルバム単位ではつまらないと思うけど、このアルバムだけは別。

・「今となればなんということもないのだが
私は当時のリアルタイムを知らないのだが、この時代カントリーとロックをくっつけるというのは「冷ご飯にジャムかけるとうめー!」と言い出したみたいなものだったのではないだろうか。「冷ご飯にジャム」は市民権を得ていないが、カントリーロックは完全に市民権を得ている。そういう意味で革命的なアルバムなのだが、さっきも言ったとおりカントリーなので、そういう緊張感は全然感じられないし、演奏している本人たちもいたってのんきにやっているように聞こえる(だけだろうが)。そういう意味では聴くこちら側もあまり構えずのんびり聴くのがいいだろう。身を委ねてしまえば、湯船で居眠りしているような心地よい感じに。名盤なのだがそれを全然こちらに意識させない変わった名盤。

・「バーズの最高傑作
バーズの通算5作目。グラム・パーソンズ参加。彼はこの1作でバンドを去り、クリス・ヒルマンと共にフライング・ブッリト・ブラザースを結成。カントリーロックの金字塔。言うことなしの傑作です。

・「音楽人生を変えた一枚
 それまでデスメタル一辺倒だった私をカントリーロックに走らせた一枚。これを聴いて衝撃を受けた私は、いわゆる「カントリーロック」と呼ばれるバンド・名盤を聴きまくる事になる。 やはり音楽は文字通り、「音を楽しむ」もんですね。

Sweetheart of the Rodeo (詳細)

Hittin' the Note

・「間違いなく名盤!
結論から言うと、これは間違いなく名盤だと思います。私のGreggのイメージは、シェールとベタベタの声のハリもなく生気の無いコンサートを見て以来、最悪のものでしたが、WarrenHaynesが入って再結成してからは見事に復活してくれました。このアルバムは、DickyBettsが抜けてギターがWarrenと若いDerekTrucksの組み合わせによるツインリードですが、どちらも文句なしの良さで、それぞれ個性のあるスライドギターを聞かせてくれます。R.ストーンズのHeartOfStoneのカバーや、Gov'tMuleのRockin'Horse他ほとんどの曲にWarrenHaynesの名があり、プロデュースまでやってしまっている恐るべき才能です。Greggの歌も力強く、時に哀愁を帯びた聞かせる歌もあり、’グレッグ生き返ったね!’と思わずにいられない絶対手にいれるべき一枚です。

・「サザンロック
いやはややっちまったんですね。ディッキーベッツ抜きの初アルバムだ。これが聴くと、やたら説得力がある。オールマンのオルガンプレーもボーカルもかなりの充実度。ギターのウオーレンへイズは天才ギタリストらしさをここでもみせつける。ブルージーな味わい、ジャジーな味わい、そして強力かつダウンホームなロッキンリズム。これらがバランスよく溶け込む。ここ20年で最高のスタジオ制作アルバム。10点中10点日本の音楽がゴミに思えるよ。オールマン/ウオーレンの魅力満載盤HIGHLY RECOMMENDED

・「これぞ男のロック
このアルバムはオールマンズの名前を外した方が正しく評価されるだろうと思う。過去の亡霊を振り払うがごとく、怒濤の11曲が耳に襲いかかる。辛酸を舐め、苦渋を味わい尽くしてきた男の歌には深い皺が刻み込まれている。そして、その音楽表現の一端を担うのは22歳の若きギタリストだ。かつてロックが真に光を放っていた1960~70年代、あのころのスピリットを持ったミュージシャンが、現代の演奏技術でプレイする音楽を聴いてみたいと、ずっと願っていた。その音楽が、ここにある。

・「史上初のダブル・スライド・ギター!
久々のアルバムは彼らの口癖“Hittin' The Note”にもあるように、そうとうの自信作であるようです。それは一聴してわかります。これはファンの欲目ではありません。左チャンネルからはウォーレン・ヘインズのスライドがうねり、右チャンネルからはブッチ・トラックスの息子、

デレク(命名の由来は、デレク・アンド・ザ・ドミノスのデレク)のスライドが絡む。そしてエンディングに収められたアコギによるボトルネックのバトルのバトルに、30年以上昔のトラックを思い出さずにはいられません。エリック・クラプトンとデュエイン・オールマンのデュエット。この1曲を聴くためだけにこのアルバムを手にする価値があります。

・「ライブの熱い演奏に近くなった
 「オレたち、スタジオだとダメなんだ。ライブじゃないと力が発揮できない」とデュアンが言っていたんだけど、(その通りなんですけど)このアルバムは違います! オールマンブラザースのライブを集めまくって聴いてきましたが、これはライブの熱さがグレッグやギタリストらから伝わってくるのです。国内では、人気今ひとつなのはライブを聴けないからでしょう。

Hittin' the Note (詳細)

Just for Love

・「一瞬の輝き
このバンドほどその時のメンバーによって、雰囲気や出来が違ったバンドも珍しかったような気がします。で、これは、奇跡に近い上出来の作品です。かのニッキー・ホプキンスがメンバーにいてそしてディノ・バレンティが復帰し、それほど我侭を言わずグループとしてのまとまりが最高の状態の最高のアルバムです。今から思えばニッキー・ホプキンスがこのグループの正式メンバーであったことも忘れがちですが、あの時代を語るときには欠かすことの出来ない伝説のバンドであり、そのバンドのベストアルバムです。

・「祝 紙ジャケ(イラスト下手だけど)化!
往時のサンフランシスコの音といったら、やはりコレ!「フレッシュ・エア」(フィルモア最後の~も良かった)を間に挿む曲の流れ。全体にかかる生温かいモワーッとしたエコー。耳にする度に録音された地ハワイ、オアフ島ハレイワを思う。いや、耳にしなくてもこのLPが我が家のレコードラックに収まっている事自体に幸せを感じてしまう。DINOのヴォーカル、ソロも良いけど、やはりコレに尽きる。次作「WHATABOUTME」も同傾向で佳曲多し。しかしサイケデリックを延々と垂れ流すクイックシルヴァーではなく、コレが私の人生の一枚。

・「歴史聴きのススメ
音楽の楽しみ方は人それぞれですが、ある程度歴史のあるバンドやアーチストと、現役バリバリの若手の音楽では違う聴き方もできます。もう存在しないバンドや亡くなったアーチストについては、その歴史をふまえて残された音を楽しむのも一興です。私はこういった聴き方を歴史聴きといっているのですが、このQMSもそんな聴き方で味わいが増すバンドのひとつです。彼らの歴史上、最も注目すべきはメンバーチェンジによるサウンドの変遷で、もともとギター中心のジャムバンドとして活動していたQMSに転機が訪れたのは、1969年、イギリス人キーボーディストのニッキー・ホプキンスの参加でした。3rdアルバム『SHADY GROVE』でそれまでのアルバムとは比較にならない程の洗練さを手に入れたQMSは、1970年、諸々の事情で別行動をしていた元リーダーのディノ・バレンチが復帰し、バレンチの楽曲を中心としたアルバム『JUST FOR LOVE(ただ愛のために)』と『WHAT ABOUT ME』を発表します。しかし、バレンチの独裁体制に不満を持ったギタリスト、ジョン・シポリナとホプキンスは後者を最後に脱退、QMS史上最高の布陣はたった1年足らずで崩壊してしまいました。その後QMSはほぼバレンチのワンマンバンドになり、73年頃解散してしまったそうです。本作『JUST FOR LOVE(ただ愛のために)』はシングルヒット「Flesh Air」の収録もあり、QMSの最高作に推す人も多いそうです。確かにトータルアルバム風な佇まいと楽曲の充実度は他のQMSのアルバムにない深みがあり、時代の空気感もたっぷりとパッキングされた良いアルバムです。ただ、ここは敢えて彼らの歴史をふまえて上記の3作、その前史としての1・2作目、その後のQMSの6作目以降などもぜひ聴いてみて下さい。

・「再出発
このアルバムからもともとオリジナルメンバーで刑務所帰りのディノ・バレンティが合流。バンドのイメージががらりと変わった。D.Vのなんとも個性的なヴォーカルが神秘的でいい。一聴の価値あり。

Just for Love (詳細)

Electric Music for the Mind and Body

・「これぞ!
サイケデリック・ブルースの名盤!

・「うーん、サイケだ
映画「Woodstock」で当時としては画期的な"F・○・C・K”の大合唱を客にさせたり、Janis Joplinと付き合っていたと言われる(?)、Country Joe McDonaldのバンドの67年発表の1st。「I hear a death sound~」と歌われる「Death sound」や「Grace」のような静かな曲は、見てはいけないものを見てしまったような怖さと美しさがある。かと思えば「SuperBird」でのJohnson大統領(当時)批判といった、今聴くと"寒い"曲もあり、60年代後半の気分を後追いで味わうにはいい。

Electric Music for the Mind and Body (詳細)

G.P./Grievous Angel

・「できれば別々に買おう
内容は言うまでもなくロックファン必携の”歴史的名盤”。でも「GP」も「Grievous Angel」も別々に低価格の日本版が出ているのでそっちを買いましょう(名盤探検隊シリーズの記念すべき第一弾がこの2作品だった)。

・「まさにオルタナ・カントリー
バーズ、フライング・ブリトウBまでの彼のキャリアも勿論素晴らしいが、ソロの二枚に凝縮された彼の行き方と観念性は1970年代初頭のロック、カントリー含めたアメリカ・ポピュラー音楽界の数十年先を行くもので、オルタナ以降〜近年の本国での再評価の動きにも頷ける気がします。英国ではシド・バレットなどが先陣をきっていた「歌」そのものへの回帰、そしてルーツ(あくまでも彼ら自身という意味での)へのロック・ミュージックからの解釈が面白い音楽を生んでいると思います。ここにある音楽の面白さや強さはルーツ音楽、クラシックとしてのカントリーとしての強さに便乗したものではない。エミルー・ハリスとの素晴らしいハーモニーを聴かせるGrievous...に顕著な彼の内省とその深さがソロの二枚には煌いている気がします。

G.P./Grievous Angel (詳細)

Looking In

・「SavoyBrown初期の傑作
グループの要であったChrisYoulden(vo)がやめて、4人になったSavoyBrown起死回生のアルバム。Blue-MatterでのLonesomeDaveのVoも良かったけど本当の意味でのメインヴォーカルとなり、作曲も手がけ、Foghatへの足がかりとなる自信をつけたアルバムといえます。当時、30万枚以上売れたということが頷ける聞けば聞くほど味の出る飽きのこないアルバムです。

前作RawSiennaと共にSavoyBrown初期の傑作だと思います。

Looking In (詳細)

ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ+3(紙ジャケット仕様)

・「フェアポートの初期傑作
ジュディ・ダイブルに代わり、サンディ・デニーをラインアップに加えた、フェアポート黄金期の開始を告げる一枚。デニー作の寂寥感漂う「フォザリンゲイ」、当時在籍していたイアン・マシューズ作のポップな「ブック・ソング」、そして、フェアポートの代表作の一つ「ミート・オン・ザ・リッジ」等、曲は粒ぞろい。フォーク系の作品が好きな私にとって、「フォザリンゲイ」は、今でもフェイヴァリット・ソングの一つで、この一曲だけでも、作品を買う価値はあります。

・「奇跡の3作品。
1stと比べ、如何にサンディの存在が大きかったかがわかる。スタイルとしてはジェファーソンからバンドやバーズ風な優美な音楽性も加わった感じでしょうか。サンディとリチャードのギターによるベストトラック、果敢ない物語を醸し出す"Fotheringay"が秀逸。イアン・マシューズの声はあまり表に出てきませんが良い仕事しています。やはりリードボーカルというよりコーラスワークのほうが良い印象がありますね。"Book Song"は彼のフェアポート時代、最大の功績ではないでしょうか。サイモン・ニコルの弾語り"End of holiday"も小品ながら素敵な仕上がりです。よくピックアップされる曲以外にも素晴らしい作品で埋め尽くされています。この作品から3作品が彼らの代表作とされてますが、これが私の一番お気に入りです。

ホワット・ウィ・ディド・オン・アワ・ホリデイズ+3(紙ジャケット仕様) (詳細)

Heartbreaker

・「酒飲みながら聴きたい大人向けのアルバム
FREEはどのアルバムにも固有の魅力があるので、ファンの方は自分の好きなアルバムに思い入れが強く、人それぞれでベストアルバムが違うようです。野心と若さにあふれた1作目、実験的な2作目、曲作りに方向性が見えてきた3作目、曲作りに自信と余裕が伺える4作目、スタジオ盤とは一味違った、熱気とバンドの一体感が感じられるライブ盤、曲作りから、サウンドに厚みを持たせることに移行したように感じられる5作目など。私は、4作目「ハイウェイ」と本作でとても迷ってしまいますが、今は、野心と情熱を通り越した、冷静で荘厳な雰囲気すら感じられる本作に大きな魅力を感じます。どの曲も、さびの部分がドラマティックで情緒に訴えかけてくるので、酒飲みながら聴くと、とてもいい気持ちになります。

・「新たな可能性を秘めならフリーのラストとなった名盤
73年発表の7作目。フリーのラスト・アルバムであり文句無しの歴史的名盤だと思う。人間関係のもつれや契約などの様々な問題を抱えて離散集合をくり返していたフリーのメンバーは、最後の可能性に掛けてこのアルバムに全精力を傾けたであろう事は、数々の素晴しい名曲を聴けば一目瞭然だろう。アンディ・フレイザーは関わらず、ポール・コゾフも病気のため5曲のみの参加だが、素晴しいソロを聞かせている。しかし影は薄く、かつての作品と比べると少しだけ浮いた感じを受ける。もちろんそれはこの作品のポイントを下げるようなほどではない。むしろ一歩引いたことが、良いバランスを作ったとも捕えられると思う。曲作りもポール・ロジャースの単独、新加入のラビットの単独作品、メンバー全員名義のものと、概ね個人プレーが目立ち、かつてのフリーとは趣が異なるが、これが思いっきり吉と出ている。特にポールの単独の1.は名曲中の名曲ということよりも、フリー、もしくはポールの新しい音楽の展開手法として計り知れないほどの可能性を持った一曲だったと思う。結果としてポールはこの方向性に進まずにバッド・カンパニーというオーソドックスな音楽性を選んだわけだが、それだけにこの一曲の輝きは眩しすぎる。4.もハード・ロックの超名曲だろう。2.は従来の曲に近い印象だが、素晴しすぎて目頭が熱くなる。ラビットの作品である5.も以下同文である。このアルバムと「Fire and Water」を同じ土俵で語る事は非常に難しいことだが、どちらかと言われればこちらが好き。有終の美っていうのは、こんな時に使うんでしょうね。

・「魂の叫びを聞け!
 初めて聞いた瞬間、心が震えた。4曲目、 ハートブレーカ…。最高だぜ!  おいらはあんまりクレジットなんか見ないんで詳しいことは分かりませんが、フリーの代表曲じゃないみたいだけど、オールライト何とかよりぜんぜんぐっとくるナ。  ギターのポールコソフ、チョーキングすごいです。ダチョウの上島ばりに泣きまくりです。みんな、聴こうぜ!

・「フリー断末魔のむせび泣き
不安定な健康状態からゲスト扱いに甘んじたコゾフ、自身不在のままバンドが存続する事になったフレイザーの屈辱。文字通りオリジナルメンバー二人の「心を引き裂いた」フリー名義最後のオリジナル作品。フレイザーの我流ファンクネスを失い、四人しか出せない独特の音空間も消失したが、いい作品である事に間違いはない。ラビットの貢献が特に大きく、創作だけでなくその演奏はコゾフのソロを気持ちよく導き出す触媒の役目も果たしている。A.キングのBorn Under A Bad Signにヒントを得たと想われる表題曲ではコゾフ生涯屈指の完璧な「歌う」ソロを披露し、マイクが切り替わるミスも帳消しにさせるCome Together In The Morningでのむせび泣くギターに火が着いた時の彼の凄さを思い知らされる。彼の代役など誰にも務まりはしないのである。しかし、その集中力はアルバムの半分程度しか持たず、全体にはロジャースの創作力とボーカルの他を圧倒する印象が強い。

紆余曲折あった録音事情があって、アナログ時代は音の悪さで有名だったが、再発により良くはないがだいぶマトモになった。ただし、追加トラックはシンプルなアレンジがより曲の主題に合っているMuddy Waterを除いてボーナスにしては寂しい内容。あまり期待しない方がベターだ。

Heartbreaker (詳細)

ヴォランティアーズ~アップグレイド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様)

・「古き善き時代の一作
ジェファーソンエアプレーンの6作目で1969年発表ですからもう36年も前の作品ということになります。

内容的にも当時のアメリカを反映し、「我々は一緒になれる」「農場で生活するのは良いもんだ」といった歌詞が見られます(日本語の訳詩は載っていません)。当時はヒッピー的な共同生活などがミュージシャンの間でブームだったと聞いていますから、その辺りを歌ったものと思われます。6曲目は同時代に活躍したCSNのカバーですね。

ジャケットにはリマスターと書いてありませんが、中の解説には、2004年版のリマスター音源と書いてあります。多少のノイズはありますが、36年前の録音とは思えません。

現代のロックやラップを聴いている人が楽しめるかは疑問ですが、70年ロックが好きな人なら、当時の世相を想像しながら、コーヒーでも飲みながらのんびり聞けば、楽しめると思います。

ヴォランティアーズ~アップグレイド・ヴァージョン(紙ジャケット仕様) (詳細)

Stand Up

・「ロックを変えた歴史的アルバム。
1969年発売。「日曜日の印象」に続くセカンドアルバム。前作のジャズ&ブルースに比べるとかなりロック色が濃くなった。このバンド独特の癖のあるサウンドはイアン・アンダーソンの世界でもある。スタジオ録音じゃなんか窮屈そうで今にも音が弾け出しそうだ。[back to the family][nothing is easy][we used to know][for a thousand mothers]はライブで是非聴いてみたい曲だ。オリジナルジャケットは開くと全員が起きあがるという凝ったものだ。またボーナス・トラックが4曲ありお買い得だ。やはり1960年代後半から70年代前半にはロックの名盤が生まれている。このアルバムもその中のひとつである。

・「初期タルの傑作
ジェスロ・タルのセカンド・アルバム(69年発売)のリマスター盤。ボーナス・トラック4曲収録。ジャズ、ブルース、クラシック、トラッドなどの要素を折衷したような独特のタル・サウンドが確立したアルバムであり、アルバムの構成も見事で、イアン・アンダーソンの才能がまさに開花した初期タルの傑作といえる内容だ。このアルバムのキーとなる曲は、バッハの曲をアレンジしたクラシカルな「Bouree」と、エスニック的要素を取り入れたトラッド・フォーク「Fat Man」の2曲だろうか。両曲ともイアン・アンダーソンの音楽的な懐の深さがよく現れた名曲で、単なるロック音楽以上の幅の広さを見せつけ、その後の音楽シーンへの可能性をも示したアルバムとして、その評価を押し上げていると思う。なお、「We Used To Know」は「レココレ」誌上でさえきけんぞう氏が、イーグルスの「Hotel California」との類似性を語っていた曲(コード進行が同じだし、ギター・ソロも似ているような ... )。ボーナス・トラックは4曲ともシングルAB面曲。「17」は88年に出た20周年記念ボックス(現在は廃盤)でCD化されただけだったので嬉しい収録だが、これがまたタルっぽくない曲。

・「2nd
69年の2nd。この頃はまだ一応ブルーズロックに入るのだろうが、ハードロック寄りで、フルートが大々的に入ってきて暴れ回り、フォークやクラシックなどの要素まで取り入れている…ブルーズロックの枠では捉えられない個性的なスタイル。まだ若さを感じさせるのだが、それでいて変に落ち着いていてシブいのだ。やはりイアン・アンダーソンはただ者ではない。「A NEW DAY YESTERDAY」はギターがハードにうねり、間奏では熱狂的なフルートが飛び回る。「JEFFERY GOES TO LEICESTER SQUARE」はフォーク調、フルートの優しい響きが心地良い。「BOUREE」はバッハの曲をもとに作ったインスト。フルートが優美に踊り、徐々に熱を帯びて軽快に走り出す演奏、ベースソロも味がある。名曲!「BACK TO THE FAMILY」は軽やかに始まるが、サビでは激しく盛り上がる。特にギターとフルートが狂おしく絡み合う最後の部分がカッコイイ!「LOOK INTO THE SUN」はピアノが効果的。「NOTHING IS EASY」ではハードなギターと唾が飛んできそうな激しいフルートがスリリングにせめぎ合う。とにかく熱い。「FAT MAN」はどこかの民族音楽みたいな妖しく陽気な響き。「WE USED TO KNOW」は哀愁のあるメロディーが素晴らしく、サビの哀感をたたえたままフルートソロとギターソロが高く高く昇りつめる。熱い涙・虚しさが込み上げてきます。「REASON FOR WAITING」はオルガン、ストリングスで壮大に盛り上がる。美しいフルートにうっとりします。「FOR A THOUSAND MOTHERS」では勇ましいハードロックがフルートとともに勢いよく突っ込んでくる。

・「初ジェスロタルです
ジェスロタル前から気になっていたのですがアルバム数が多いこともあってなかなか買えずにいましたで、この度、買ってみました

聴いてみてそうですねぇ・・・基本はリフのかっこいい、ボーカルの渋い、ヘビーブルースロックですそれに何故かフルートが絡んできて変わった味付けになってクラシック的ジャズ的プログレ的要素が随所に発現してきて・・・ヽ(`Д')ノどりゃーそんな感じです

僕はフランクザッパと同じような変態的な匂いを感じましてもうとても気に入った次第なのでありますが皆様どうでしょうか?

とりあえずこのアルバムリマスターでボーナストラックも4曲入り(ボーナストラックも変な音源じゃなくてシングルAB面なだけになかなか聴けるし)しかもこの値段かなりお買い得だと思います

Stand Up (詳細)

ヴィレッジ・グリーン・プリザベイション・ソサエティ-デラックス・エディション

・「キンクスの最高傑作。
キンクス6枚目のスタジオアルバムが今回未発表曲を含めた3枚組みでの登場。1枚目はステレオバージョン。2枚目はモノラルバージョン。3枚目は未発表曲集になっています。最初に聴くと、最近のオーバープロデュース気味の曲を多く聴いてきた人には何か物足りない、普通のグッドメロディな曲が並んでいるだけにしか聴こえないかもしれませんが、何度も通して聴いたり、ある時にふと聴いたりしてみると、じわじわと入り込んでくる感じがします。歌詞はイギリスの田園風景に思いを馳せるものとなっていて、日本人には判りにくい部分もあるかもしれませんが、なんというか、楽園に近い感じと言えばいいのでしょうか?(具体的にはロードオブザリングに出てきたホビット庄みたいなところかな?見たこと無い人には判らないと思いますが・・・)とても素晴らしいです。そして3枚目の未発表曲、これはGreatLostKINKSに入っていた曲が聴けるようになって、これだけでも買いです。(キンクスはやたら廃盤になるアルバムが多いので・・・・・)うまく言えなくてすいません。とにかくこんな名盤にはそうそうお目にかかれないでしょう。マスト・バイです!!!!!

・「作品自体の評価は★5つですが・・・
このアルバムの歌詞の対訳は最低です。全く詩心が無いというか、キンクスに愛情を持たない(知らない)人がお仕事でやったのでは?と疑ってしまいました。私が初めてこのアルバムを聴いた当時、英語もろくにわからない学生(充分大人ですが)だったので、こういった対訳を読みながらキンクスをより深く好きになった記憶があります。以前の対訳も訳者の解釈(意訳)が当然あったと思いますが、『ウォルター』、『ビッグスカイ』などの歌詞を初めて読んだ感動が今回は有りませんでした。あくまで私の個人的な思いかもしれませんが前の歌詞の方が好きです。

ヴィレッジ・グリーン・プリザベイション・ソサエティ-デラックス・エディション (詳細)

異国の鳥と果物

・「イギリスの臭い!?
音楽を聴いていると、それぞれの国の臭いというものを感じるようになるものである。そしてこのアルバムは強烈なイギリス臭を放っている。

「青い影」の名声の影に隠れがちなのが残念でならないが、このアルバムは彼らにとっても、その持ち味を120%発揮した大傑作である。特に冒頭3曲は、コンサートでも定番であり、彼ららしいタメのリズムで刻む生粋のブリティッシュ魂は何度聞いても飽きない。もちろん彼らならではのオルガンは随所に行かされており、アルバム全体を通しての統一感がある。

メロディはポップで覚えやすく、リードをとるGary Brookerの声がお好きな方ならお気に召すこと必至である。

・「Grand Hotelと並ぶProcolサウンドの金字塔
美しいジャケットも印象的なProcol Harumの流麗かつ力強いサウンド。クラシック的なアプローチが成し得た到達点の一つとして、70年代British Rockの名盤に数えられる傑作です。B.J.Wilsonの骨太かつ華麗なドラミングとGary Brookerのハモンド/ピアノを土台に、トーンコントロールの効いたギターが絡みつく独特の音空間、響きとリズムを練り上げた構成は今聴いても新鮮かつ華麗です。韻を踏みながら英国人らしいヒネリを効かせたシニカルな歌詞(Procol作品のほとんどで作詞を担当するKeith Reidも冴えてます)も、この傑作の重要な構成要素でしょう。前作"Grand Hotel"に比べると若干Rock色が濃いようにも感じますが、基本的には甲乙つけ難い統一感と美しさです。当時流行りのシンセサイザーに頼ることなしにこれほどのスケール感を奏でた彼等の力には、今更ながら敬服します。1,3などは大好きなB.J.の凄腕ドラミングも見事で、今更ながら彼が亡くなってしまった事が惜しまれます。

異国の鳥と果物 (詳細)

英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ)

・「Blues Band としての傑作。
Fleetwood Macと言っても「Then Play On」までとそれ以降とは全く別のバンドと考えた方がよい。前者の方はブル-ズバンドであり、後者はポップバンドとなったからである。このアルバムはブル-ズバンドとしての彼らの存在を一躍、世界に知らしめた傑作である。'60年代後半、イギリスは大ブル-ズブ-ムであり、Cream,Blues Breakers,Chicken Shack,Savoy Brown,Ten Years After,などたくさんのブル-ズバンド或いはブル-ズオリエンティッドバンドが雨後のタケノコの様に現れた。その一つがこのFleetwood Macである。'67年結成当時はPeter GreenとJeremy SpencerのTwin Guitarだったが途中から3人目のギタ-リストとしてダニ-カ-ウェンが入った。このアルバムの話に戻るが、サンタナがアレンジカバ-して大ヒットした(1),J.Spencerのペンによる(2),(11),ダニ-カ-ウェンの(4),(10),勿論、リ-ダ-のP.Greenも(1)以外に(12)と素晴らしいブル-ズナンバ-が続く。(6),(8)は息抜きのインスト曲。特に(6)は当時、シングルカットされ、かなりヒットした。彼らは相当ブル-ズを研究していたと思われ、音作り、フィ-リング、フレ-ジング等においても白人バンドとしては、ましてやイギリスのバンドとしては傑出していた。その金字塔作品がこのアルバムである。因みに最近になってP.Greenを知った人にはこの作品によって彼の全盛期を是非知ってもらいたい。

・「秋の夜長はコレ
時代背景とお国柄上、ブルースと言うフォーマットに乗っかっていますが、その辺バンドとは一味も二味も違いますね。殆どのメンバーが曲を書けると言う奇跡的な幸運(事実?)に恵まれている点が要因の一つとも思うんですが、この“English Rose”の中では特に(P.Greenはともかく)D.Kirwenの存在が輝いています。20代そこそこという若さにもかかわらず、アルバム中P.Greenに負けず劣らずの曲提供、本作中のマスターピースと言っても過言ではないT4は彼のペンによるもので、P.Greenのギターの音色をより美しく引き立て、非凡なる才能を覗かせています。

とかく7thスリーコードの世界と言うものは五七五の四面楚歌で、玄人以外には退屈なものになりがちなんですが、各所に箸休め的にインストナンバー(P.GreenのペンによるT12は大ヒット!)を散りばめる心憎い演出は、聴く者を飽きさせないための彼らなりの努力とセンスの良さの表れだと思います。

しかしながら、やはりP.Greenは凄いの一言で、フレーズやリック云々と言うレベルでは無く、一音一音が生命を帯びているとでも言うのでしょうか?煙草の煙と安酒の匂いのするくぐもった空気の中、必要最小限の音数で、蠢き、そして泣いています。彼こそ、ホワイトブルース界でも「ブルース=フィーリング」と言い切る事の出来る、数少ない“選ばれし者”ではないでしょうか?

・「初期のマックは不世出
マックと言えばピーター・グリーン在籍時が飛び抜けて高い評価を受けているが,セールス的にはあまり良くは無かった。逆にヴォーカル時代のマックはやたら売上を伸ばしたが,記憶に残り続けるものにはならなかったと思う。そこでマックと言えばこのアルバムジャケットが思い浮かぶほど有名なのが英吉利の薔薇なのである。

勿論デビューアルバムも素晴らしいのだが,少年の日の脳裏に残るのはミック貴婦人が取り乱した姿のこのジャケットである。音は勿論初期のマックのブルーズ一本勝負で,音楽そのものには派手さは無いのだが,聞いていると独特の世界に引き込まれるムードが不気味なくらい心地良い。ヴォーカルもメイヨールよりもこちらの方が素敵だ。

ピーター・グリーンは当時白人でジミヘンに対抗できる存在感を持っていた数少ないギタリストでした。初期の頃はチェス・セッションまで入れて皆傑作揃いだと思う。

・「聞いた方が いい
激渋で何回でも 聞ける。アルバムが早く終わる感じがする名盤でしょう。

・「緑神
英国風に言えば、クラプトンになり損ねた男。ミスターアーマイナー事、ピーター・グリーン。メイオール門下生だが、師匠の力量のなさにバンドつくっちまった。それが、フリードウッド・マック。並のテクでは御座いませんで。何たって白人なのにBB・キング並みで、音がキレまくってる。この領域に足ツッコンだら廃人同然にもなるわなぁー・・・どうしてもこの時期の英は、ギターの音がブーミーになりやすい(ホワイト・ブルーズ系は)。が、緑神ことピーターは周りの連中とは違ってた。レス・ポール使いのなかでも「王道」を外してる(笑)。それと、ブライアン・メイと彼はカナリ「オリジナル」な音だしてる。ホント、参考にしてほしい事色々ヤッテマスね。キャッスル盤コレクターの貴方には強くお勧めしたい一品ですゾ・・・このアルバムを再発したSMJは評価できます。これにメゲズニ強気の姿勢で掘り起こしでほしdeth。

英吉利の薔薇 (イングリッシュ・ローズ) (詳細)

Traffic

・「剛のウインウッドと対峙する柔のメーソンが見事
Trafficというと天才Steve Winwoodのワンマンバンドと思いがち。彼のエッジの効いたキーボードやギターのプレイやソウルフルなボーカルはやはり凄い。だが、本作の特徴は怪人?Dave Masonの際だつ個性だろう。Steveと相対するような柔らかで暖かいトーンのヴォーカル、アコーステイックギター(何故かエレクトリックギターをほとんど弾いていない)やハーモニカが横溢する。シンプルでとらえどころのない不思議なソングライテイングも見事。剛のSteveのプレーを柔のDaveの歌世界が取り込んで行く様は愉快だ。聴けば聴くほどにDaveの世界に引き込まれていく自分がいる。多分それがこの大名盤の魅力なんだろう。意外にもアコーステイックなんだけど聴くほどにロックしてくる。リマスターによって、楽器の分離度がぐっと高くなっている。絶対に大音量で聴く方が良い。

・「初期の代表作
Trafficはけして長くはないその活動期間中に、頻繁にメンバーチェンジを繰り返し、音楽性も幅広く変化しました。Steve,JimそしてChrisの三人の中心メンバーは不動でしたが。本CDは彼らのセカンドアルバムであり、ファーストとともに初期の代表作、そして60年代中期のブリティッシュロックの最高傑作としても重要な作品です。

ブルースを吸収・消化したSteveのボーカルとジャズからブリティッシュトラッドを守備範囲とするChrisのフルートがバンドの基調であることが本作品で確立したように思えます。本CDはボーナストラックを含み、輸入盤の廉価を考えてもお買い得でしょう。

Traffic (詳細)

461 Ocean Boulevard

・「アウトテイクが最高です。
遂に発売となりわくわくしておりました。期待通りの作品でした。私のようなエリック・クラプトン・フリークには涙ものです。

アウトテイクは下記のとおりです。Disc: 110. Walkin' Down The Road (Out-Take)11. Ain't That Lovin' You (Out-Take)12. Meet Me (Down At The Bottom) (Out-Take)13. Eric After Hours Blues (Out-Take)14. B Minor Jam (Out-Take)

Disc: 21. Smile (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)2. Let It Grow (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)3. Can't Find My Way Home (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)4. I Shot The Sheriff (Live December 4th And 5th, 1974)5. Tell The Truth (Live December 4th And 5th, 1974)6. The Sky Is Cryin' / Ramblin' On My Mind / Have You Ever Loved A Woman (Live December 4th And 5th, 1974)7. Little Wing (Live December 4th And 5th, 1974)8. Singing The Blues (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)9. Badge (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)10. Layla (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)11. Let It Rain (Live December 4th And 5th, 1974) (Previously Unreleased)

・「★これは絶対にイイですよ★
買いました!ディスク2は、、、これりゃ凄いですよ。観客の声援などの音声を絞っているようで、ヒズ・バンドの演奏が聴きやすい、ハマースミスオデオンで開かれた74年のコンサートです。74年は決まってオープニングがスマイルです、来日公演でもそうだった。Can't Find My Way Homeイヴォンヌの出番ですね、マーシ-はハーモニカ。このメンバーがやっぱし最高です。Badgeのエンティングでは、Motherless Childrenのイントロを少し弾きいていますよ。エリックのボーカルもよし、ギターもよし、バンドもよし!

これは買っても損はしない納得のCDに間違えありません。

・「ディスク2が最高です。
Deluxe Editionのライブは本当に良かったです、アウトテイクも順番に収録しているのがいいですね、ベスト盤ライブ(E.C. Was Hereは別格です)以外ではDeluxe Editionのハマースミス・オデオンでのライブは今まで聞いた中で一番でした、次いで”ジャスト・ワン・ナイト””イン・コンサート”が自分の意見です。ギター・ソロはE.C. Was Hereと比較すると僅かに控え目に弾いているようで、The Sky Is Crying ~Have You Ever Loved A Woman~Rambling On My Mindの3曲のメドレーは珍しいかも通常Have You Ever Loved A Womanを混ぜて歌う場合は2曲がほとんどですが、3曲なので、その分大変なのかギターがイマイチでした。Have You Ever Loved A Womanは、ギター・ソロが中心の曲ですし、でもこれはこれで凄くいいです。全部聞いての感想はボーカルが非常に良い!これはマジでそう思ったです、他にはないボーカルでしたレット・イット・グロウとかプレゼンス・オヴ・ザ・ロードは美しいです。あと、レイラは70年代のライブではエンディングのピアノ・ソロは演奏はしていません、70年の後期からは演奏しています。今後の期待Deluxe Editionをアルバムごとに発売することを期待します。まとめてボックスで発売するのだけはやめてほしいです。彼のことなのでアウトテイクはかなりあると思いますし、ライブもそうです。ともあれ総合的に星5でファンの皆さんにオススメします。リアルタイムでコンサートを見た自分にとって嬉しくあの頃を思い出せたCDで本当に懐かしいく涙が溢れてきました。

・「デジタルマスター5種類の聴き比べ
このタイトルのCDは5種類のマスターが存在しています。・CD当初のアナログ2chマスターのデジタルマスタリング盤・アナログ2chマスターからのリマスターのモービル盤・1996年のアナログ2chマスターからの20bitリマスター盤・今回のアナログ・マルチ・トラックからのはずのDSDマスタリング盤・今回のDSD→PCM変換によるSACDのCD層音質は★で表すと、順に、★、★★★★★、★★★、★★★★★、★★★★といった感じでしょうか。SACDとCDとを比較するのは不公平かもしれないですが、以外にも今回のCD層は音が良いので、CDとして聴いても充分だと思います。それと、12月発売のデラックス・エディションの音質はどうか?気になるところです。

・「文句無しの1枚~1曲目の乗り、8曲目の泣き
「レイラ」も素晴らしいが、「461」も絶対外せない1枚。久々にプレイすることを嬉々として楽しんでいるかのような1曲目。レゲェ有り、ボディドリー調有り、極めつけの泣き節の8曲目。レイドバックと形容された時代の名盤に間違いない。最近のクラプトンも悪くはないのだが、どうしても円盤(=LPレコード)時代に昼飯を我慢し、バイト代をはたいて買った盤に愛着が沸く。その盤がCDでこの値段で買えるのだから、案外(あくまである意味でだが)良い時代なのかも知れない、と感じている昨今である。

461 Ocean Boulevard (詳細)

Eric Clapton's Rainbow Concert

・「長い間 誤解していました。
長いこと レコ-ドを聞いていました。盛り上がりに欠けるので、評価も低かったライブです。しかし CDになって、なかなか いい。楽曲がいいんです。しかし、1曲目のレイラは危なっかしいですね。後半のピアノバ-ジョンまで演奏していますが、スライドのロン.ウッドがイマイチです。やり直したかったでしょう。でも この曲のサイドギタ-のカッティングは ライブ用に、この頃にすでに完成されていたんですね。ピ-トなかなかいい仕事です。この曲がこのコンサ-トの1曲目なので入れる必要があったのでしょう。ロ-ル.イット.オ-バ-からエリックは、ギタ-のフレ-ズも伸びてきてなかなかのってきますよ。ここから ベル.ボトム.ブル-スまで、感激しました。ベストテイクです。歌も、バックの演奏もオリジナルを崩すことなく、かなり盛り上がります。また、クラプトンのライブ盤でギタ-バトルというのは あまり聴いたことがないですが、このCDもそんな感じです。曲の後半 引っ張るのかと思いきや、やっぱり 終わります。ピ-トの爆発もない。でも 間奏のギタ-ソロは ミスト-ンも少なく メロディ-を生かしたいいギタ-ソロが聞けます。しかし この人は その時の自分の状況が ルックスにも出ていて、面白い人ですね。やっぱり 男前は得だな。

・「レアなプレイ
素晴らしい。。。の一言。。

演奏力云々なんかではなくて、この人のもっともレアなエスプリを堪能できる作品。リマスタリングで音質が向上してるのが嬉しい。アナログ系機材全盛の時代の、こんな癖のあるメンツでの力の抜けたジャムは、最近の腕利きメンバーとスタッフで創り込んだ音よりも、ある意味遥かに生々しい。個人的にはこのライブ当時の70年代前後と90年代後半以降の今のクラプトンが好きだなぁ。

・「今だから・・・
最近の安定したクラプトンもいいんだけど、当時の怪しいクラプトンの方が私は好きです。最後と言われるライブツアーの(ONE MORE CAR・・・)CDは本当に落ち着いていて安心だけど、やっぱり昔の方がいいかな・・・。

・「注意しながら・・・
Gt三本で演奏してるから、注意しながら聴かないと「今の、いいフレーズ」と思ってもロン・ウッドだったりする・・・(笑)ピート・タウンジェントは場を盛り上げようと必死。男の友情ってすばらしい・・・GOD弾きまくり確認済みにつき安心してお買い上げできます。

・「今だから・・・
最近の安定したクラプトンもいいんだけど、当時の怪しいクラプトンの方が私は好きです。最後と言われるライブツアーの(ONE MORE CAR・・・)CDは本当に落ち着いていて安心だけど、やっぱり昔の方がいいかな・・・。

Eric Clapton's Rainbow Concert (詳細)

Moby Grape

・「完璧なデビューアルバム
ジェリー・ミラー、スキップ・スペンス、ピーター・ルイスという3人の個性的なシンガー、ギタリストを擁し、メンバー全員がソングライティングの才能にも恵まれた60年代サンフランシスコ最高のバンドのひとつ。鳴り物入りでメジャー契約するものの、誇大宣伝が裏目に出て活動自体はあっさり失速してしまい、

今やマイナーな存在に甘んじているもののその実力は本物だ。 ブルース、R&Bのルーツ音楽にフォークロックのハーモニー、カントリーにサイケデリアまでをコンパクトな曲の中に盛り込んで活気あふれる歌と演奏で聴かせる。初期ビートルズにも負けない溌剌とした姿が清々しい、まさに珠玉の1枚。

・「Moby Grape
1967年、サンフランシスコ実力派。リリース当初は見込み違いのプロモーションで売れなかった、、というハナシを聞いた事がある。例えばメンバーの大半がヴォーカルをとれる、コーラスも完璧、ギターはブルージィにもサイケデリックにもいける、バンド内で曲を書く人が沢山いる、1967年の完璧なバンド。3分未満の曲が大半で、コンパクトにまとまっているけど、ハーモニーとインプロビゼイション、ブルースとサイケデリック、絶妙なリフ、迫力あるボーカル、器用過ぎるくらいにウマくまとまったアルバム。Fall on youの冒頭の厚みのあるコーラスとスピード感溢れるギター、アメリカンロックのカッコいい部分凝縮。カントリー的アコギのアプローチにこれも見事なコーラスの8:05。こういうのが1分ちょっとの中に、或いは3分弱の間にキチっと収まってる律儀さが気持ち良い。

Moby Grape (詳細)

Tonight's the Night

・「異議あり
 このレビュアーはどうかしている。このアルバムは他のカスタマーの方も記している通り、紛れもないニールの「最高傑作」である。「彼の最高傑作ではない」のなら、このアルバムを凌ぐアルバムはどれだというのだろう? 挙げている曲まで少々ピントが外れている。この有名な"テキーラ・セッション"では、ファンの意見は表題曲が最高だという意見と、"Mellow My Mind"が超絶だという意見があるが、個人的には後者を採りたい。もちろんどちらが上などという議論はまったく無意味である。ニールの最高傑作のみならず、ロック史上に残る名作であることは疑いもない。ギターが乱れている、高音が潰れている、それがどうだというのだ。感情移入が過剰な演奏は大概失敗するが、「音楽」として成立した稀有な場合に限り、通常の演奏では達成しえない高みへ上ることができる。ニールにとってもこのセッションを凌ぐ演奏をものすることは二度と不可能だっただろう。そういう意味では、「一回性」という意味で、ベンヤミンのいう「アウラ」を強烈に放っているセッションであると言えるだろう。

・「another side of Neil Young
 ニール・ヤングほどその時代の空気に反応しながら、自分の心のおもむくままに音楽を作り続けている人も稀でしょう。その作品の中でも本作は、とりわけ極私的・異色な作品だ。というのも、このレコードが作られるきっかけとなったのが、2人の友人のドラッグ死。本作はその2人に捧げられている。録音スタジオでは、メンバー全員がテキーラでへべれけに酔っぱらいながらの録音だったという。それだけにニール・ヤングの声が"重く"伝わってくる。夜中に暗闇の中で1人で酒を飲みながら、じっくりと向き合いながら聞きたいアルバムだ。

・「二ールヤング傑作
オリジナルスタジオアルバムで最も人気のあるのが本作。ドラッグで失った二人の友人のミュージシャンに捧げるアルバムとして曰くつきであり、また、ニールヤングが離婚した事についても歌われていて驚くほどパーソナルな作品と言える。ただ、そういった話をしらずとも、このアルバムから溢れる悲壮感や絶望感、そしてそこから前へとどうにか進もうという歌が堪らなく良い。歌詞も切実な想いが痛烈で、なんとも堪らない。サウンド面では少々ひねった作りが目立つが、それを感じさせない一貫性は流石である。相変わらずのニールヤングのギターも素晴らしく冴えている。ハーヴェストやアフターザゴールドラッシュのような定番を聴いたら、次はこれだろう。

・「語り尽くされているけれど、あえて。
Neil Youngで一枚選べと言われたら(言われないけど)、迷わず絶対コレ。もう語りつくされてはいるが、オーバードースで逝った二人の友人に捧げられた1975年のアルバム。メンバー全員がテキーラで演奏不能ギリギリまで酔っ払った状態で録音されたという。Please,take my advice...Open up your tired eyes...と呟くように歌われる「Tired Eyes」。このアルバムで感じとるべきなのは、Neil Youngの本物の優しさだ。

・「最高傑作!
初期のニールの最高傑作。シンプルなサウンド。全体的に暗め。切なくなるようなアルバムです。「after the gold rush」と共に絶対お薦め。

Tonight's the Night (詳細)

ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様)

・「What is this Dylan?
この音楽は、今のアメリカではない、今のロックではない、何か御伽の国の夢の中の音楽です。イギリスではビートルズやR・ストーンズが創めようとしていた事をもっと現実的な手法や方法を使って、試みではなく確固たる地に足をつけた仕事人の作品集です。まずバックサウンドがいい!DYLANの声を核としてサウンドが絡みつき、跳ね回り、後に付いて来る、巨大な時代の60年代の渦巻きの中心にある、気の遠くなるようなあの時代の幻影[現実]の一こまを音楽に凝縮したタイムカプセル!”!!

・「悲しい目をしたロウランズの女性を想う
 この時期のディランは本当に名曲ぞろいだが、前2作と比べてこのアルバムはより穏やかなイメージがある。代表曲としてI want youやJust like a womanが挙げられることが原因と思うが、個人的には最後のローランドの悲しい目の乙女がすばらしいと思う。希代の名手であるディランが当時の妻であるセーラを想い、彼女に捧げたラヴソングが悪かろうはずがない。冒頭の「水銀のような唇」なんてちょっと妄想してしまう。 また去年でたハイブリット盤以前のCDはもちろん、日本盤のレコードも残念ながら比べ物にならないぐらい音がよい。限定の紙ジャケてのがしゃらくさいけど。 

・「不完全な完全(完全な不完全)
 このアルバムの曲は、ほとんどが、ライヴセッションでの録音。おそらく、数あるテイクのなかから、より「完全な」テイクがおさめられている。 しかし、本作には、随所に、一般的な意味での演奏ミスもある。しかし、Dylanは、ミスを気にしない。気づいていないのではなく、気にしていない。その結果、アルバム(あるいは楽曲)に「すきま」ができる。もうすこしのぼれば頂上なのに、Dylanは平行移動で疾走するばかり。聴き手は、最初、演奏ミスや、遊び曲に違和感をおぼえ、「すきま」を埋めたい衝動にかられる。しかし、「すきま」を跳び越えてひたすら疾走するDylanのリズムにまきこまれ、そのうち、「すきま」が心地よくすら感じられるようになる。 Dylanが、「すきま」を埋めようとしていたら、本作は、名盤にはなったであろうが、飽きる名盤となったであろう。完全なアルバムには、スリルがない。本作でおこる、Dylanの声のすべり、のび、そしてそれにからむギターフレーズがおりなす、一瞬の音のひらめき。Dylanの、ときにはフライングし、ときには出遅れる歌と、ドラムのフィルインからうまれる、ダイナミズム。そのような、偶然による奇跡の瞬間は、完全な録音を残そうとすると、失われる。 おそらく、Dylanは、ほとんど本能によって、そのことをわかっていた。本作において、Dylanは、ただ必然の結果を追い求めるのではなく、ミスも含めて、偶然を大事にしようとしている。しかも、その意識があいまいであるところが、またよい。なぜなら、偶然を追い求めようとすると、かえって、その意識自体が必然になるからである。そうすると、偶然は、けっきょく必然にとりこまれてしまう。 本作では、Dylanは必然と偶然、意識と無意識、真剣とふざけのはざまでゆれている。その結果、本作は、不完全であることにより、かえって完全な作品となった。

・「どうでもいいですよ♪
66年のLP初版は、インナーに イタリアの女優クラウディア・カルディナーレの写真があります。が、カルディナーレ側からクレームがついて この写真はカットされました。というわけで 後のLP・CDリリースは、全て カルディナーレ無しのレイアウトです。04年の紙ジャケCDは、LP初版通りのデザインを復刻させてます。

・「熟れ過ぎた果実
 このアルバムを聴くたびに、タイトルに掲げた印象を持つことを禁じえない。たしかに、本作は「ブリンギング」と並んで、ファンの中では人気の高い一作である。アルバムの完成度という点からみて、ディランがフォーク・ロック路線に転じてからは、このアイディアがもっとも成熟した形で結実したのが本作だからである。 わたくしには、だからこそいまひとつ愛着の持てないアルバムとなっている。つまり、新しいジャンルを切り開いてゆこうという緊張感と粗削りさが後退し、替わりに落ち着きと慣れが出てきていることが不満なのだ。また、冒頭の「一発撮り」を連想させるミステイクを敢えて収録したことは、今となっては「凝り過ぎ」という印象を逆に与えるのではないだろうか。 本アルバムにはディランを代表する名曲が数多く収録されており、彼の代表作のひとつであることは動かない。しかし、上記の理由から、わたくしにはもはや食べ頃を過ぎてしまった果実と同じように、あまり食指が動かないこともまた事実である。優れたアルバムだし、必聴だとは思うが、ディランの最高傑作と評価することはできない。

ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様) (詳細)
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