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▼ベストアルバム2002:セレクト商品

Sea ChangeSea Change (詳細)
Beck(アーティスト)

「心にしみわたるベックサウンド」「BECK第2章のはじまり」「大傑作」「ダークなカントリー・バラッド・アルバム」「ベックのアルバムで最も異色」


BalladsBallads (詳細)
Derek Bailey(アーティスト)

「デレク・ベイリーの弾くスタンダード集」


Murray StreetMurray Street (詳細)
Sonic Youth(アーティスト)

「美しいメロディーとノイズ」「たぶんこれ名盤になると思う。」「無から有が生まれた」


Are You Passionate?Are You Passionate? (詳細)
Neil Young(アーティスト)

「走り続けるための歴史。」「ニール・ヤングのギター。」


Feet MusicFeet Music (詳細)
Atomic(アーティスト)


レインボー・チルドレンレインボー・チルドレン (詳細)
プリンス(アーティスト)

「まるで熟した果実のようだ。」「神がかり的な完成度を誇る大作」「自分の子供の死を乗り越える」「The Gospel According to Prince」「さらに、ダメ押し!ただ今、殿下のいちばん」


グランツーリズモグランツーリズモ (詳細)
クレイジーケンバンド(アーティスト)

「渋谷系+昭和歌謡→横浜系」「最強最高CKB!」「CKB入門なら!」「すげー。」「夏はお任せ!!ですね♪」


Yoshimi Battles the Pink RobotsYoshimi Battles the Pink Robots (詳細)
Flaming Lips(アーティスト)

「コアなファンには今ひとつらしい」「47分間の夢の世界」「Pink Floydの後継者現る。」「今は亡き父へ。」「もはや、唯一無二。」


Evil HeatEvil Heat (詳細)
プライマル・スクリーム(アーティスト)

「攻めのプライマル」「ケヴィン・シールズ最高!!」「ボビー、あんたって…」「毒をもって毒を制す」「ノーフューチャー」


10th/テンス10th/テンス (詳細)
竹村延和(アーティスト)

「新しい`音楽`の形」「スピーチマシン」「一聴の価値あります」「一聴の価値あります」


▼クチコミ情報

Sea Change

・「心にしみわたるベックサウンド
ジャケ、曲、サウンドメイキング、全てに於いて満点を付けたいベックのアルバム。内向的な詩がとても心をうつ。

しっとりとした質感のサウンドもきめが細かくて、本作の決め手の一つとなっている。

一方で、「地味だ」、「暗い」などという評判があることも知っている。だけど、それのどこがマイナスポイントになっているのか全く分からない。

大音量で聴きたい良盤だ。

・「BECK第2章のはじまり
「はじめて音楽家として満足できる作品に仕上がったよ」BECK自身がこう語るように、このアルバムはこれまでの彼の最高傑作であると同時に、BECK第2章の幕開けを飾る作品であると思う。

ミクスチャーという枠で語られがちだったそのサウンドは、徹底的に贅肉を削ぎ落とされ、もはやそこには最低限のものしか存在しない。そして楽曲自体も明らかに異質なものに変化し、もはやBECKとしか言い様のないまでに研ぎ澄まされている。音楽家として新たな地平に踏み出したBECK。今後の作品も非常に期待が持てる。

・「大傑作
BECKことベック・ハンセンの現在の所の最新作(来年には新譜も控えているらしい)日本での売れ行きはともかく、アメリカでは自己最多の売り上げを誇り、メディア各誌でも絶賛された名実ともに彼の最高傑作となっている。BECKというミュージシャンはやっていることがファンク的だったりヒップホップ的だったりロックだったりカントリーだったりと、多くの要素を含んだ音楽を統一させて聞かせるミュージシャンだが、本作はカントリー的なニュアンスが強い地味な印象はある。Mellow Goldのような作品とは対極を成しているといえるかもしれない。しかしこのアルバムはとても美しくて、つい何度も聞き返したくなる。特にシングルカットされた5曲目のLOST CAUSEは大名曲。これだけでも聴いてほしい。

・「ダークなカントリー・バラッド・アルバム
Beckのことですから、何が出てきても驚きませんが、これまた思いきったアルバムです。なんでもこのアルバムを製作したとき、Beckは長年のガールフレンドと別れて傷心だったそうですが、全編に悲しみがみなぎっているアルバム。その悲しみをカントリー・バラッドにぶつけています。アコースティック・ギター、スティール・ギター、荘厳なストリングス、そして美しいメロディ。美しいだけでなく、とにかくダーク(かつサイケデリック)で、聴いている方もBeckと一緒にBeckの心の真っ暗な闇を覗かされている気持ちになります。ちょっと曲の出来にバラツキはあるけど、良い曲はとことん良い。シンガーとしてのタイプは違いますが、かなりニール・ヤング的なアルバム。

・「ベックのアルバムで最も異色
2002年リリースの第5作。前作『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』が非常にエレクトリカルな効果音を多用し、ベックしか作れない不可思議な音世界を見せてくれたが、『LOSER』でスタートしたローファイさから乖離してしまったベックが許せなかったファンも多かったのだろう。本作はそういったエレクトリックな効果音を可能な限り廃したもう一つのベック・ワールドを聴かせてくれる。

基本的にギター一本からなっている。とつとつと歌うベック。その歌いっぷりにしびれる。ある意味シンガーの王道を行って見せたアルバムだ。そういう意味で他のアルバムとは違っていて最高傑作に推す人も多いのも頷ける。

ただ僕は前作『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』や『グエロ』のような雑多なベックにより魅力を感じる。

Sea Change (詳細)

Ballads

・「デレク・ベイリーの弾くスタンダード集
~ノン・イディオマティック・インãƒ-ロãƒ'ィゼーションの大家デレク・ベイリーが、何とソロ・ギターによるスタンダード集ã‚'出ã-た。仕掛人はジョン・ゾーン。ベイリーが作曲された曲ã‚'弾くã"と自ä½"が珍ã-いが、過去にもソロ・ギターで、ミシャ・メンゲルベルク、ギャãƒ'ィン・ãƒ-ライヤーズ等の作å"ã‚'弾いていたものはあった。ã-かã-、ã"の作å"ã¯ã‚¹ã‚¿ãƒ³ãƒ€ãƒ¼ãƒ‰ã€ãï½žï½žã‚Œã‚‚バラード集である。フリー・インãƒ-ロãƒ'ァイザーがã"の種の作å"ã‚'å-り上ã'るå '合は、大概はコミカルなå'³ä»˜ã'とã-てのæ-­ç‰‡çš„引ç"¨ã‹ã€ã‚·ãƒ‹ã‚«ãƒ«ãªæ...‹åº¦ã§å'©ã-まくるã"とが多いが、ã"ã"でのベイリーにはそのようなæ...‹åº¦ã¯çš†ç„¡ã§ã‚る。おそらく、å...¨æ›²ãƒ™ã‚¤ãƒªãƒ¼ã®ãŠæ°-にå...¥ã‚Šãªã®ã§ã‚ろうが、正面切ってのæ¼"奏である。それでは、原曲に忠実にメロデã!‚£ãƒ¼ã‚„コード進行~~ã‚'なぞっているかというと、そã"はやはりベイリーであり、最初にテーマã‚'提示ã-、次にテーマのコード進行に基づいたインãƒ-ロãƒ'ィゼーション、再びテーマã‚'弾いておã-まい、といったようなå...¸åž‹çš„な展é-‹ã¯çš†ç„¡ã§ã‚る。原曲とアトーナルなインãƒ-ロãƒ'ィゼーションã‚'自ç"±ã«è¡Œãæ¥ã™ã‚‹ãŒã€ä¸­ã«ã¯ã€åŽŸæ›²ã®ãƒ¡ãƒ­ãƒ‡ã‚£ãƒ¼ã‚„ãƒãƒ¼ãƒ¢ãƒ‹ãƒ¼ã‚'見いだせない曲もある。帯に付いた~~宣伝æ-‡ã«ã‚ˆã‚Œã°ã€æœ€ã‚‚楽ã-めるベイリー作å"ã¨ã®ã"とだが、楽ã-めるかはともかく、非常に興å'³æ·±ã„作å"ã§ã¯ã‚る。~

Ballads (詳細)

Murray Street

・「美しいメロディーとノイズ
ギターノイズの代名詞ともいえるロックバンド、ソニックユースの通算16枚目のアルバム。アルバム製作期間中にテロが起こり、色々な障害のある中製作された。

メンバーがインタビューで過去の自分たちの作品を否定するようなことを言っていたが、確かに今作は今までにないソニックユースの一面が見える。それはメロディーにこだわっていることと全体を通してシンプルなこと。

今作はとにかくメロディーが美しく、サーストンの歌声もとてもやさしい感じ。また、ギターノイズはさらに美しくなっていて、荒々しさはやや弱くなったように感じる。また曲やアルバム全体の完成度がすごい高いというか、とてもまとまっていてシンプルである。

今まで実験的で攻撃的な音楽を次々に送りだしてきたソニックユースが今までの音楽経験を通して出した答えみたいなものがこのアルバムにあるような気がする。

おすすめはM-05のRadical Adults Lick Godhead Style。すさまじいギターノイズと曲の展開に打ちのめされました。

今までの彼らも好きだが、このアルバムのような彼らもすごく好き。

ノイズと美メロが融合した傑作です。

・「たぶんこれ名盤になると思う。
本当にいいアルバムですよね。音的にはこううまくイコライジングした音っていうかテロ後の(いやテロ以前からあるかな)ニューヨークへの愛というか・・やさしい音になっています。ジムオルーク加入後どんどん好みになってきました。

それと・・エンハンスドで付いてるスクリーンセーバーかっこいい・・!とゆうかサーストン!なんでjazzmaster持つとそんなにかっこいいの?

・「無から有が生まれた
あのグラウンド・ゼロの悲劇により、ジェット機のエンジンが落下した地点ームーレイ・ストリートのスタジオで録音されたソニック・ユーズの傑作。スタジオが立ち入り禁止になって何もできない状態が続き、とても苦労したらしい。機材がごっそり盗まれたり、不幸続きの中で生み出された音楽には、悲痛な叫びにも似たギターサウンドや新たに加入したジム・オルークの存在によって練り出された新鮮なサウンドがちりばめられ、立ち止まることなく進化し続けるバンドの姿勢が伺える。

Murray Street (詳細)

Are You Passionate?

・「走り続けるための歴史。
 超大御所の1人となったニール・ヤングだが、大ヒットを連発するとか画期的な音作りとかで評価されているわけではなく、アメリカという国で正にアメリカ人のロックをやりつづけるそのスタンスと、親子2世代にファンが広がる息の長さが大きな価値となっていると思う。この最新作でのポイントは2点。

 1つは9.11後の作品だけあって、アメリカ応援歌的なものが含まれていること。もう1つはブッカーT&MGsがバック演奏に入ってることだろう。 特にブッカーTの参加はソウル・ミュージック・ファンからも当然注目を浴びる事柄だが、サウンドはさすがにニール色にまとまってて、違和感はない。

最近のサンタナとかもそうだが、あえて今風を意識しない音作りは結局かえって新鮮に響くわけで。卒直なしかしさすがのしなやかさを持つ演奏は実にかっこいい。

・「ニール・ヤングのギター。
このアルバムは歌声もヘロヘロやけど、ギターもヘロヘロ。ちゃんと押さえきれてなかったり、微妙にリズムがずれてたりして、そのヘロヘロ具合がまた良い。ニール・ヤングのギターが歌並にメロディが良いからずっと聴いてられる。というか、このアルバムはほんま全部のメロディが最高。曲に余計なアレンジがされてないから、良さが際立つ。音も好き。

Are You Passionate? (詳細)

レインボー・チルドレン

・「まるで熟した果実のようだ。
前作「レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック」がジャケットからしても、あまりに商業的成功を意識したような作品だったが、本作は一転してアーティストとしてのプリンスが前面に押し出されている。ジャズをベースにした曲調は彼の過去のアルバムのどれにも似ていないが、完成度は非常に高く、力強く美しいメロディを聴かせてくれる。またアルバム全体でのトータル性が今回もあるので、切り売りではなく最初から最後まで一つの作品として楽しめる。

・「神がかり的な完成度を誇る大作
プリンスが類まれな才能を持つ天才的アーティストであることは誰もが認めるところだが,一方でライブやジャケットでの露出癖などが生理的に嫌であまり聴かないという人も少なくないだろう。そんな人にお薦めしたいのが本作。

R&Bとジャズ,ファンク,ロックを融合した創造的で壮大なスケールのサウンド。クールなジャズ・ファンクがインプロビゼーションの後に激しいロック調のナンバーに移行するなど秩序と混沌が交錯するメロディー展開。まるでマイルス・デイビスの魂が乗り移ったかのような奥の深さを感じさせる。そして,タイトル曲に代表されるように哲学的で宗教色が濃い歌詞。もはや神がかり的な雰囲気を漂わせる大作である。 奔放なサックスが印象的なタイトル曲,メロディアスなバラードから一転してBe-Bop的なファンクへと移行する「Everywhere」,プリンスにしては珍しくアコースティックで温もりを感じさせるバラード「She Loves me 4 Me」,クールなベースラインとナレーション調のラップがスタイリッシュな「Family Name」,クワイヤー調のコーラスが生きる勇気を与える「Last December」など聴き所は多い。結構長尺の曲もあるのにぐいぐいと引き込まれてしまう迫力がある。ジャケットも芸術的で文句なしの傑作である。

・「自分の子供の死を乗り越える
2002年リリース。1999年発表の『Rave un2 the joy fantastic』から約2年ぶり、ワーナー/チャペル・ミュージック出版社との契約満了を期してプリンス・マークからプリンスに戻ることを宣言しての第一弾である。そういった契約の話以上に重要なのは、『Rave un2 the joy fantastic』の直後にプリンスが生まれたばかりの子供を失うという事件があったことだろう。これはおそらく彼の人生観そのものを変えてしまったと思われる。かくて登場したこのアルバムは今までのアルバムとは全く異なるものに仕上がった。露出的なプリンスはほとんど引っ込みただただ内面に棲む天才がジャズのカタチを用いて創ったアルバムである。言ってみれば『セクシャル』から『センシュアル』に変貌したターニングポイントの作品だ。いずれの曲も奥深い。自分の子供の死を乗り越えようとするプリンスの心象現象が出ている。ちょっと変わっているのはこのアルバムをiTuneで解析すると、ラストの傑作『Last December』のあとに4秒×5→6秒×1→38秒×1の7つの『Untitled』の曲が隠されていることだ。次作2003年リリースの『N・E・W・S』では14分で統一されたまったくボーカルのないジャズ・インストルメンタル4曲へと流れていく。

・「The Gospel According to Prince
長年プリンスの音楽を聴いてきたのですが、このアルバムを聴いて、彼の内面性が見事に表現されたアルバムが出てきたなぁとしみじみとしてしまいました。商業的な攻略のせいか、彼の音楽は攻撃的でセクシャルな部分が前面に出ていることが多々あったのですが、このアルバムは彼の内面的な部分-非常に精神性の高い部分~スピリチュアルな面~-が非常に開放的に表現されています。言い換えれば、今回のレビューのタイトルである「プリンスによるゴスペル」と言う感じです。"Last December"は"Gold Experience"(1995)に収録されている"Gold"に通じるようなところがあって、非常に穏やかに、かつ語りかけるように歌っている感じが私好みです。プリンス・ファンだったのに、ここ近年の彼の音楽性と会わないと感じて離れてしまっていた人、プリンスを聞いてみたいけれど、王道の「パープル・レイン」じゃないのを聞いてみたい人、プリンスって誰?って思っている人、ぜひぜひ、このCDを手にとって聞いてみてください。最高です。

・「さらに、ダメ押し!ただ今、殿下のいちばん
アーティストという生き物は、その活動期間が長ければ長いほど、キャリアの中で光り輝く時期とそうでない時期があって然るべきだ。

それにしても、このアルバムはスゴすぎないか・・・?

プリンスというアーティストは、長い黒人音楽の歴史の中で見ても、デューク・エリントン、マイルス・デイビス、ジェームス・ブラウン、ジミ・ヘンドリックス、スライ・ストーンらに肩を並べる偉大なる「ねじれた黒人アーティスト」である。どう「ねじれて」いるのかは、これまでジョニ・ミッチェル作品のサンプリング具合や、次作品「NEWS」でのエレクトリック・マイルスに捧げたような捻くれたインスト・アルバムを聴いても明らかだろう。

プリンス・フォロワーの私は、正直殿下にもはや「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を超えるような傑作アルバムは、この時期期待もしていなかった。ところが、どうだ!このアルバムの濃密度たるや・・・。ここにあるのは、ジャズからソウル、ファンクからポップ、ロックからヒップホップまでを経由した男にしか作れない、華麗なる黒人音楽総絵巻である。

通常のCD100枚分くらいの情報量は、軽くある。未聴の方はもちろん、かつての殿下を知るファンなら必ずラスト曲で泣けるハズ。このアルバムで感動しないようなら、どんな音楽聴いたって感動できないよ。

レインボー・チルドレン (詳細)

グランツーリズモ

・「渋谷系+昭和歌謡→横浜系
~一曲目のキャッチーなG.T.を聴いてオリジナル・ラヴを思い浮かべた人、それもそのはず、横山剣さんはかつて初期のピチカート・ファイヴやオリジナル・ラヴを聴いて、自分のやりたかった音楽が実現されているのにショックを受けて音楽を一度はやめたほど追いつめられたといいます。~~このアルバムには、そんな90年代にやがて海外にもShibuya-Keiとして輸出されていく渋谷系の源流地点で提示された洗練された日本の最先端のポップスからの流れを、横浜の地で秘かに渋谷系とは別の流れで継承しつつそこに日本の歌謡曲の伝統を融合させる試みが、結果的に汎世界的、普遍的なポップスの要素をどん欲に取り込みながら日本人にアピールする歌謡曲の魅力~~を強くアピールする成熟した音楽性として結実しています。~~タイトルには昭和歌謡と書きましたが、実際昭和歌謡の旗手を標榜しながらも、昭和の懐かしさを感じさせるというより昭和の歌謡曲に密輸入されたソウルやブルースのフィーリングを再解釈して洗練させたものが、洋楽を十把一絡げにジャズと呼んだりロックと呼んだりしていた頃のフェイクの「昭和」として遊び心に満ちたオトナの音楽たらしめているのだと思いま~~す。~~アルバムの作りはかつてモダンチョキチョキズが試みたコミカルさに根ざしたシアタースタイルのコンセプトアルバムに通じるものがあり、きめ細かく作り込まれながらライブともひと味違う万人が楽しめるエンターティンメントとしての魅力にあふれています。そして音楽的には高度に洗練されているのに、渋谷にはない中華街やコリアンタウンの猥雑さを抱え異文化~~の混じり合う港町横浜へのこだわりと強調が、それ自体フェイクな「オシャレな渋谷系」のイメージと一線を画しているのでしょう(よって、このレビューのタイトルもフェイクです)。~

・「最強最高CKB!
本当は星5つでも足らんぐらい。まったく、こんなハンサムすぎるアルバムが今の日本音楽界に現れるとはね。「グランツーリズモ」を聴かずして、何を聴く?7月にシングルで先行発売された(1)を幕開きに、アダルティンでビターで仄かにスウィートなCKBワールドが惜し気もなく展開される。

まさに音楽のテーマパークといった言葉がぴったりの、ボッサ、ソウル、ブーガルー、ラテン、ファンク、昭和歌謡、そしてロックの奇跡の融合。それら全てを軽やかに、完璧に演奏し尽くすメンバーも凄い才能だが、やはりほぼ総ての曲の作詞作曲を手掛け、ボーカルをとっている主唱の横山剣の才能が圧巻の一言。みんな、天才はここにいるぞ!!!

・「CKB入門なら!
CKBって何から聴いていいのやら?って方ならコレですよ!定番の「GT」コレはライブで盛り上がります。

邦楽から少し離れていた方でも「これって新鮮!でもすぐに入っていける!」と思うはず。だって邦楽っぽくないんです!

家事をしながらヘヴィーロテーションしても、ちーっともシツコクなりません!

横山剣氏の「ことば遊び」そして楽曲の完成度の高さ・・どれを取っても「お買い得」な1枚。プロを感じさせる素晴らしい作品です。CKBワールドへようこそ~☆いィーねっ!(一応言っときましょ・・)

・「すげー。
このアルバムジャケットに曳かれてなんとなく購入しましたが、こんなバンドがあったのか!!と今まで知らなかったことを後悔させられる程のアルバム。パワフルで味があり、聴く人を嘲笑うかのようなボーカルと、完璧な演奏陣。そして、アレンジの妙。あわてて過去の作品もチェックしました。ライブのチケットも買いました。聴いた方がいいに決ってる。

・「夏はお任せ!!ですね♪
のっけから「夏」な感じでイイネ!ドライブのお供に最高ですよ

色々なジャンルの曲がおてんこ盛りなので、つい、FMラジオを聴いてたのかと錯覚しちゃいそうです。つまり、かけっぱなしでも飽きないところがまた凄いんです。

グランツーリズモ (詳細)

Yoshimi Battles the Pink Robots

・「コアなファンには今ひとつらしい
しかし私にとっては私的ベストテンに入ってしまう作品。前作は曲自体よりも理系チックで風変わりな歌詞と曲名のセンスの良さで目に留まったのですが、このアルバムでは曲と歌詞を分離して考えることがもはやアホらしい。

曲郡は前作よりも洗練されてよりポップになって聴きやすくなりましたが(それが嫌な人が多いらしい)、決してそれが底の浅さにはなっていないところが凄い。

効果音の使い方や曲のつなぎも憎らしいまでに凝っていて、お気に入りの一曲をあげるのが心苦しいけど、二曲目!こんなにクールなDance tune滅多にありません。

最初から通して聴いて、最後のインスト(さりげなくこれでグラミーを取っていたりする)が終わった後は、人生に対する態度がちょっぴり変わった気分になります。これを味わうために是非おまけのない輸入版をお勧めします。

・「47分間の夢の世界
「FIGHT TEST」と「DO YOU REALIZE??」の2曲だけで充分に買いです。この優しくソフトなメロディの中で歌われる「EVERYONE YOU KNOW SOMEDAY WILL DIE」の一節はすごい響く。ライヴではたくさんの着ぐるみ人形たちをバックに演奏するそうです。日常の生活に疲れてしまったらこのアルバムに耳と傾けてみては?すごい心地よい空間に浸れるはずです。

・「Pink Floydの後継者現る。
 Experimental Rock またはDream Pop というカテゴリの音楽。音楽界に三つの流れがあるとしたら、一番目はメインストリーム、二番目はAlternative 最後にアンダーグランドという流れになる。その最後のアンダーグランドの中で頂上にいるのがそのカテゴリになるだろう。 Flaming Lipsはこのカテゴリ内での先駆者的存在のバンド。Zwanと同じカテゴリ分けになるだろうと思われる。Pink Floydの流れを次ぐ音楽としても知られる。 その彼らの最新版。タイトルからしてすでに実験的であることを伺わせる。「Yoshimi Battle the Pink Robots」。このタイトルがこのアルバムのテーマである。なにやら、わかるようでわからないが、Yoshimiという柔道着らしきモノをきた少女が、円柱の化け物のようなピンクのロボットと対峙するジャケットデザインと、歌詞の内容を吟味すればわかります。個人的に大好きなテーマアルバム。アルバム全体を曲順に聴かなければ、意味をなしません。全体的にアコギ、シンセなベースで独特な雰囲気を醸し出し、超実験的であることがすぐに伺える。 四曲目Yoshimi Battle the Pink Robots, Pt. 1 あたりで雰囲気を掴めます

Originally Reviewed: 2004.04.18Edited: 2004.12.20

・「今は亡き父へ。
今年の桜はいつもより20日も早く咲いてはあっという間に散っていった。俺はね、草臥れていく桃色に囲まれながらこう思ったんだ「この事は親父と同じように一つの文として残しておかなきゃ」って。「閃く」って意味ならもう分かる。だけど、俺にはこのアルバムを聴きながら閃くことなんて何も無かった。親父みたいには書けないよ。だけど、ただ、ただね、親父が死んでからもうすぐ25年にもなるけど、あの時でさえ、母さんでさえ、教えてくれなかった「涙」の意味をこのアルバムは、初めて俺に教えてくれたんだ。今まで一度も泣いたことのない俺にだよ。このバンドの音楽は「生」自体を突き放すほど「生」を肯定してると思う。なぁ親父、俺がここを見つけるまですげぇ時間掛かったんだから。母さんは悪影響だって、たじろいで一切教えてくれなかったし、親父のレコードコレクションは膨大だったしさ。うーん、それくらい。もう他に俺にこのアルバムについて書けることはないよ。どうやら、俺に親父の感性や文才は遺伝しなかったみたいだね。2026年5月6日。息子より。Ps:母さんは今でも誰よりも可輝いてる。24年前に出たこのレコードと変わらず、同じようにね。

・「もはや、唯一無二。
 100円で買ってきたドライパスタに永谷園のお茶漬けの素を合わせてみたら、中途半端に本格的なアーリォオーリォよりもよっぽど美味かった--そんなアルバムだと思う。

 既に20年選手だが、演奏力はちっとも向上しないし、音響系の騎手などともてはやされる割に、コンセプテーターとしての資質も低い。何一つ突出したところのないバンドだが、騙し騙しポジションを探っているうちに、前作「Soft Bulletin」でとうとう唯一無二のベクトルを獲得してしまった。不器用で安っぽいバンドだからこそ、小市民の憂いを取り上げ始めたら、俄然説得力が生まれてくる。

 本作は「戦うヒロイン」に頼りっきりの凡人が主体性を獲得していく様をじっくりと描いた作品。いつもより自信なさげなボーカルが主題にリアリティをもたらし、やけに説得力のあるコンセプトアルバムに仕上がっている。凡人でも根気よく生き続けていけば、誰も寄せ付けない「立ち位置」を確保できる。そんな意味も含めて泣ける作品だ。

 蛇足ながら、フレイミングリップスは昨年のボナルーフェスティバルに出演、ワイドスプレッドバニックやロバート・ランドルフといった当代きっての腕利きに囲まれながら、着ぐるみや風船を多用した安っぽいステージで他を圧倒した。登り調子とは恐ろしいものである。

Yoshimi Battles the Pink Robots (詳細)

Evil Heat

・「攻めのプライマル
発売当時の2002年に聴いた最初の印象は、前作「エクスターミネーター」があまりに傑作だったため、本作はその延長線上にあるもののトータルでは少し地味かなというものだった。しかし、今聴くとこれがかなり新鮮に聴くことができる。次作「ライオット・ブルース」では、ポップな方向へと再びシフトしたわけだが、このアルバムではプライマルがその名の通り、最もプライマルな叫びを発していると思う。本来、常にメロディをかけるバンドだが、ここではそのメロディメイカー的な側面を極力排除し、ダブを基調としたダイナミックなニューウェイブサウンドで勝負している。そして、このアルバムは、その後のニューウェイヴリバイバルなバンドの音作りの雛形となった作品でもあると思う。かつての80年代のニューウェイヴに比べて、とにかく音が太いのである。またボーナストラック含めても45分という短さも、当時60分とか70分あるアルバムが当たり前の中で、大変潔く感じたし、そのスタンスもおそらく若いバンドに影響を与えたのではないかと推測する。

・「ケヴィン・シールズ最高!!
作品ごとに、カラーを変えてきたプライマルだが、今回は明らかに前作の延長線上に位置する作品。ただ、前作と明らかに違う点は、聴きやすさだろう。「XTRMNTR」のような未来を見据え変化しようとするプライマルはいない、今回は変化ではなく、発展を選んだ。エレクトロニックな曲に挟まれ、純粋なロックンロールナンバーがあるあたりも、今回は進むスピードを遅め、過去を振り返っているように思われる。それと、ケヴィン・シールズの影響が色濃く出ている。「XTRMNTR」でも参加はしていたが、サポートメンバーとしてで、プロデューサーもかって出た今回は明らかに役割が違う。特に1曲目の「Deep Hit Of Morning Sun 」は模擬マイブラと言っていいナンバー。マイブラが現在アルバム出すとすれば、この曲のような無機質なリズムとサイケデリックを散りばめたアルバムになるんじゃなかろうか。プライマルの頭脳とマイブラの頭脳が融合した傑作だ。さらに今回は前に述べた、電子処理を押さえたロックンロールナンバーが「City」、「Skull X」2曲収録されている。プライマルファン必ず、The Jesus & Mary Chainと重ねるだろう。疾走感、雑音としか思えないようなギター音を響かせていたデビュー時のジザメリを彷彿とさせるサウンド!40を越えた男とは思えないこの疾走感!たまらない!ボビーお前は落ち着くという言葉を知らないのか、と言いたいほどのこのハイテンションには驚く。ほかにも先行シングルの「Miss Lucifer」はプライマルの真骨頂、踊れるロック!サマソニ演奏曲も「Detroit」、「Rise」と名前を変え収録。

・「ボビー、あんたって…
世間的に言われていた、プライマルの音楽が技術的にどうとか、彼らの人間性などは私にはどうでも良かった、ただただ大好きでした。でもここ2、3年で何かボビーがすごい表紙かざりまくったりで、彼らの音からちょっと離れていました。音楽とか好みって一度離れると戻ることってそう無いんですが…もう、あの病的な音楽は他のバンドからはやはり補えない…久しぶりに聞いて、やはり良かった、ボビーやっぱかっこいい。またプライマルをめぐって日本横断する日が来そうだ…

・「毒をもって毒を制す
グルーヴ、呪術、退廃、エレクトロ。ジクジク滲み出すような享楽主義の道具を使いこなし、純度100のパンクに変換してしまう。それがプライマルスクリームのマジックだ。歌詞が差し替えられて話題になった「RISE」は差し替え後の歌詞も非常にシリアスで、なおさらカッコいい。

アルバムトータルとしてのバランスも優れており、様々な傾向の楽曲が揃っていながら、どれも激しくトガっている。「システムに牙を向け」と聴くものを煽動する。これすなわちパンク以外の何ものでもない。良いです。

・「ノーフューチャー
 PUNK!PUNK!!PUNK!!!!ã"ã‚"な過激な音、ä¹...ã€...にè'いた。ハードだから、ステージãƒ'フォーマンスが激ã-いから、過激な音だ、とかそういうものではない。わかりやすい過激さがもてはやされる昨今、ã"ã‚"なにリスナーã‚'限定する冷徹な過激さã‚'発露出来る、ボãƒ"ー・ギレスãƒ"ーという稀有な才能に、ただただひれ伏す。

 無軌é"なノイズ、リズムボックス、へたっã'でやるæ°-のないãƒ'ォーカル。かつて、ニューヨークでSuiï½"idï½...というバンドがそういう、スリーãƒ"ースã‚'揃えてスリーコードという形式に囚われない、ç"»æœŸçš„なPUNKã‚'ä½"現ã-ていた。ã"の「EVIL HEAï¼'」は、そのSuiï½"idï½...の再来。

 今のã"時ä¸-、ãƒ"ッグネームのã"のバンドが、中ã€...ã"ã‚"な音!ã‚!'リリースできるものではない。 アルバムå...¨ä½"がオススメだが、筆è€...的白眉は、Mï¼"「AUï¼'OBAHN ï¼-ï¼-」。単ç'"なリズムボックスにのせ、行ってはいã'ないä¸-界からささやくようなãƒ'ォーカル…前期ウルトラãƒ'ォックス!の名曲「Hiï½'oï½"hima Mon Amouï½'」ã‚'

彷彿とさせるã"の曲の為だã'にã"のアルバムã‚'買ってもいいかも。 ともかく、マストバイ!oï½'ダイ!!

Evil Heat (詳細)

10th/テンス

・「新しい`音楽`の形
「美しいメロディというのは実はある程度計算できるもので」、「現代の一般的ポップスは、いまだに昔の和声に添った楽曲が多い」、「ある種のコード進行には嫌な意志を感じることがある」、「機械が歌うのが究極」。以上の竹村氏による発言はこのアルバムの特徴を端的にあらわしている。

常套句的な進行を避けた和声連結。細部まで計算、展開された美しいメロディを歌うスピーチマシン。音響系、エレクトロニカというと、音響の探索だけに終わってしまうものが少なくない中、真に『音楽』そのものを探究している事が素晴しい。

個人的には、ボーナストラックのM16が好き。「ラーソーレドレミー」という部分は泣けます(笑)。本当に。

・「スピーチマシン
竹村氏が自身の音楽活動の区切りとして「10th」(10枚目)と銘打った記念碑的アルバム。彼はこの直後音楽活動を休止することを発言している。

内容は前回「ソングブック」で見せた「人間の声」を一切排除し、スピーチマシンというものを使い、機械で歌わせるというという、丁度前回のアルバムと対になる内容。機械の声は非常に有機的に電子音と絡み、非常にゆったりとした空間と、同時にドキドキする瞬間を届けてくれる。

スピーチマシンがひょっとしたら苦になる人もいるかもしれない。また、彼にはまだまだ作品をリリースし、傑作を送りだして欲しいという気持ちから、4点。休止するには早すぎるよ。

・「一聴の価値あります
何というか、とても不思議な音楽です。サーカスのようなカラフルでポップな感覚と、音符の突然の跳躍といった現代音楽的な冒険心が共存しているので、楽しさと不安とが、同時進行で心の中に入って来るような感覚があります。

大半の楽曲をロボットが歌うのですが、その声についてもあえて表現するならば、泣きながら笑っている、という感じに聞こえるものです。(その点では、「こどもと魔法」のライナーで惹かれると書いていたサーカスのピエロと、合い通じるものがあるのかもしれません。)全体に渡ってほのかに漂うレトロな雰囲気も、このアルバムの魅力だと思います。

ラストの「余呉湖にて」は、とても美しい曲。

・「一聴の価値あります
何というか、とても不思議な音楽です。サーカスのようなカラフルでポップな感覚と、音符の突然の跳躍といった現代音楽的な冒険心が共存しているので、楽しさと不安とが、同時進行で心の中に入って来るような感覚があります。

大半の楽曲をロボットが歌うのですが、その声についてもあえて表現するならば、泣きながら笑っている、という感じに聞こえるものです。(その点では、「こどもと魔法」のライナーで惹かれると書いていたサーカスのピエロと、合い通じるものがあるのかもしれません。)全体に渡ってほのかに漂うレトロな雰囲気も、このアルバムの魅力だと思います。

ラストの「余呉湖にて」は、とても美しい曲。

10th/テンス (詳細)
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