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▼2004年に初見した映画十傑:セレクト商品

スイミング・プール 無修正版 [DVD]スイミング・プール 無修正版 [DVD] (詳細)
フランソワ・オゾン(監督), シャーロット・ランプリング(俳優), リュディヴィーヌ・サニエ(俳優)

「2004年度の最高傑作です。見て下さい。」「シャーロット・ランプリングの存在感」「フランス映画の真髄を見た。」「独特のムード漂う、ミステリーならぬミステリアスな傑作。」「ワタシは好きだなぁ。」


ブラウン・バニー [DVD]ブラウン・バニー [DVD] (詳細)
ヴィンセント・ギャロ(俳優), クロエ・セヴィニー(俳優)

「空想のようで超リアルな現実」「画竜点睛」「バッファローを越えるか」「放浪」「男の矮小さの中で知らされる真実」


CASSHERN [DVD]CASSHERN [DVD] (詳細)
伊勢谷友介(俳優), 麻生久美子(俳優), 寺尾聡(俳優), 樋口可南子(俳優), 紀里谷和明(映像), 菅正太郎(脚本), 佐藤大(脚本)

「訴える力が凄まじい」「日本映画もここまで来たか、と・・・」「1度では解読できない」「非寛容の時代に生きる私達へ。」「再チェックの必要アリ。」


2046 [DVD]2046 [DVD] (詳細)
ウォン・カーウァイ(監督), トニー・レオン(俳優), 木村拓哉(俳優), コン・リー(俳優), フェイ・ウォン(俳優), チャン・ツィイー(俳優)

「脚のない鳥のように」「カーウァイファンにはたまらない映画」「恋愛の呪縛」「いいと思う」「マスコミのあおりが気に食わない!!」


青春の殺人者 デラックス版 [DVD]青春の殺人者 デラックス版 [DVD] (詳細)
長谷川和彦(監督), 水谷豊(俳優), 内田良平(俳優), 市原悦子(俳優), 原田美枝子(俳優), 中上健次(原著)

「これぞ青春映画」「殺すことを厭わぬ私の鏡像」「不思議。」「念願のDVD化おめでとうございます。」「大人になるための儀式」


ゴジラ対ヘドラ [DVD]ゴジラ対ヘドラ [DVD] (詳細)
坂野義光(監督), 山内明(俳優), 柴本俊夫(俳優)

「必見のゴジラ映画!シリーズ最大の異色作」「時代の申し子ヘドラ」「一人っ子のためのゴジラ・・・非常に詩的な映画」「飛べ!ゴジラ!!」「ダークでシュール、サイケでカルトな異色ゴジラ作品(^_^;)」


淫獣マフィア [DVD]淫獣マフィア [DVD] (詳細)
ウィリアム・ロットスラー(監督), ジェイソン・ユーコン(俳優), ドン・ガルシア(俳優)

「フリーセックス革命の匂いを伝える記念碑的作品」


僕の彼女を紹介します [DVD]僕の彼女を紹介します [DVD] (詳細)
クァク・ジョエン(監督), チョン・ジヒョン(俳優), チャン・ヒョク(俳優)

「僕は結構感動した」「チョン・ジヒョンのファンなら納得!」「感動!!」「お涙頂戴映画ではあるが」「警官の制服姿のチョン・ジヒョンが凄く可愛い。」


ファスター・プッシーキャット キル!キル! [DVD]ファスター・プッシーキャット キル!キル! [DVD] (詳細)
ラス・メイヤー(監督), トゥラ・サターナ(俳優), ハジ(俳優), ロリ・ウィリアムズ(俳優), スチュアート・ランカスター(俳優), ジャック・モラン(脚本)

「GO! BABY! GO!」「かっこいい映画!!」「オープニングが最高」


キル・ビル Vol.2 [DVD]キル・ビル Vol.2 [DVD] (詳細)
クエンティン・タランティーノ(監督), ユマ・サーマン(俳優), デヴィッド・キャラダイン(俳優), マイケル・マドセン(俳優), ダリル・ハンナ(俳優)

「このドロドロ感」「これこそタランティーノ節!!」「へぇ~そう来るんだぁ・・・」「VOL.2は深い!」「〝動( Vol.1)〟から〝静( Vol.2) 〟へ」


悪魔のようなあいつ DVDセット1悪魔のようなあいつ DVDセット1 (詳細)
沢田研二(俳優), 藤竜也(俳優), 若山富三郎(俳優), 荒木一郎(俳優), 篠ひろ子(俳優), 阿久悠(俳優)

「美しき時代の偶像」「星5つじゃ褒め足りない!」「素晴らしき役者達の存在感に酔う」「時代の徒花」「国宝級のTVドラマ」


悪魔のようなあいつ DVDセット2悪魔のようなあいつ DVDセット2 (詳細)
沢田研二(俳優), 藤竜也(俳優), 若山富三郎(俳優), 荒木一郎(俳優), 篠ひろ子(俳優), 阿久悠(俳優)

「ジュリーの色気にうっとり」「可門 良よ、永遠なれ。」「時の過ぎ行くままに」「全17話見終えた今、素晴らしい余韻が残っています」


▼クチコミ情報

スイミング・プール 無修正版 [DVD]

・「2004年度の最高傑作です。見て下さい。
 2004年に見た映画の中の最高作として私はこの映画を文句なしに選びます(『ブラウン・バニー』や『2046』も良かったですが)。ゆったりとして芳醇な時間の流れ方と南仏の陽光あふれ味わいに満ちた家屋・町並みが本当に素晴らしい。今年の北海道は記録的な猛暑で、そんな中で見たこの映画の涼しげな風情、静謐なたたずまいが心にじわっとしみこみ、贅沢とは正にこういうことを言うのだなあ、と私も豊かな時間を共有したのでした。ハリウッドの映画では決して得られない種類の満足感です。 名作『まぼろし』とはやや異なり、この作品でのS.ランプリングは女性として枯れており(それがオゾン監督の意図でもあるのですが)、L.サニエの若さとフリー・セックスと遠慮のなさに振り回され、嫉妬し、苛立つのですが、パソコンに「ジュリー」のファイルを作ってから何かが変わっていきます。「葉っぱ」を吸いながらスインギング・ロンドンの時代に青春を送ったことを語り、かつて幾多の映画で惜しげもなくさらした裸をここでもスクリーンに映すのです(60歳になろうとしているとは思えない、本当に美しい裸です)。行動力も旺盛になり、死体を埋葬する穴を徹夜で掘ったり探偵の様に人を捜したり…。女性としての潤いと作家としての活力を取り戻し、これぞ水のあるプールで泳ぐということの意味なのです。ラストの大どんでん返しに戸惑う人が多いのですが、私はなぜか丸ごと納得できて、最高の清々しさをもらって劇場を後にしました。今年体験した最高の瞬間の1つでした。文句なしの傑作です。〈追伸〉『8人の女たち』で娘役をやっていたL.サニエが大胆なセックスシーンを演じていて、色々な感慨を持って見ました。きっと彼女は今後のフランス映画を代表する大女優としてキャリアを積み重ねていくものと思われます。彼女の若さのきらめきも映した記念碑的作品として、是非見て下さい。

・「シャーロット・ランプリングの存在感
南フランス・大きなプール付きの館・・ビジュアル的にとても美しい映画だ。それと同時に、レビューにどなたか書かれていたが、成熟したボディのワインのように味わい深く、またシニカルな良質な映画だ。

映画を見ている間は、サニエのピチピチした美しさに目を奪われるが、見終わった後、いつまでも印象深いのは、ランプリングの存在感。

始めは若い娘に反感を感じていたが、次第にその奔放な魅力に、作家の創作力を刺激される。食事に誘って、あれこれ誘導尋問のように聞き出す、ミステリー作家の意地悪で客観的なまなざし。

あどけなさの残るサニエに比べ、この分かりにくい性格、意地悪な面白さ!中年ながら、他の男たちから意外と?人気のあるこの女史。女の魅力は年齢ではない、その複雑さを余すことなく表現している、さすがフランス映画だ。

このひと夏の出会いで作家の心も開放され、紅いローブを着て大胆な誘惑ができる女になる。また、つれない愛人の編集者にターン!と見切りをつけ、颯爽としてくる。シャーロット・ランプリングの魅力が充分たんのうできる映画だ

・「フランス映画の真髄を見た。
女性を撮らせたらフランソワ・オゾンの右に出る者はいないんじゃないか、と思わせる程の、計算しつくされた映像美です。映画の題にもある「スイミングプール」の放つ存在感は圧倒的で、「ただの水の張った四角い空間を、どうしてこんな風に撮れるんだ」と感心してしまいました。真っ青なプールで全ての事件が起こり、解決します。

何度も出てくる、『足から顔へのカメラ目線』は、「愛撫曲線」なんだとか(監督言)女優の一番美しい撮り方を1つ確立していると言えます。このカメラワークは絶対注目です!

何気ないように見える、ベッドルームや居間、キッチンの様子、女優の表情はもちろん、服装などもすべて伏線です。つまらない情景描写で終わっていません。

映画ならではの楽しみ方だと思います。

「変化」をキーワードに、どうかお見逃し無く。

・「独特のムード漂う、ミステリーならぬミステリアスな傑作。
 これは、単なる“ミステリー”の括りに入れてしまうと、強烈なシッペ返しを食うこと請負の、一種独特のムードを持った傑作だ。南仏の陽光眩しい風情豊かな別荘を舞台に、実生活に空虚さと性的不満を抱える初老の女流人気ベストセラー作家が、ビジネス・パートナーにして愛人でもある出版社社長の娘で、奔放に生きながらも影のある若く魅力的な女性と出逢い、曖昧でアンビバレントな感情を抱く。殺人も起こるが、彼女の微細な感情の揺れ動きこそが、ミステリアスで今作の一番の見所だ。青く澄んだ水を湛えたプールは、女性の“性”と“若さ”を象徴している様に思え、彼女の欲求と羨望を表す心象風景として、それが何度かインサートされるのが印象的だ。リュディヴィーヌ・サニエの、その美しい肢体と脚線美に目眩みつつ、シャーロット・ランプリングの、静的で抑制されたものの、その圧倒的な存在感は、L・ヴィスコンティ、L・カヴァーニ、W・アレン、大島渚、S・ルメット、J・ブアマンら名監督に指名され、さすが世界を股に駆けて活躍してきた名女優と思わせる。それにしても、舞台となった南仏の別荘とその周辺の街並と自然の素晴らしさは、是非ともバカンスで行ってみたいと思わせる佇まいだ。

・「ワタシは好きだなぁ。
ラストは思わせぶりなので、嫌いなヒトは嫌いだと思う。私はこの余韻がある終わり方が好きだ。見終わった後、ひとりで考えるのも好きだが、誰かと一緒に見て、あれは何だったのだろうと考えるのが面白い。

映像は文句なく美しかった。特に日差しの強さが印象的だった。

印象に残ったのは買い物のシーンなのですが、私は一瞬万引きしているのかと思いました。思いがけず、文化の違いを感じてしまいました。

スイミング・プール 無修正版 [DVD] (詳細)

ブラウン・バニー [DVD]

・「空想のようで超リアルな現実
自分はとても孤独だと感じる時がある。自分の愛の表現は滑稽で複雑でいったい何を求めているのかわからなくなり自己嫌悪に落ちて心の闇の中へ沈んで行きそうになる。

忘れられない恋がドライブする主人公の視点の先と重なり合った。現実と過去を心がさまよい歩いている。かつてこんなに私の魂の奥深い部分が反応(リンク)したことがあっただろうか?妄想、空想、いや生きて行く中では超リアルな現実。そこをあえて映像で表現したことに感動した。

ある程度人生を経験した人じゃないとわけわかんないと思うかもしれないけど、生きるということを教えてもらった。と同時にギャロの感性に共感できた私は慰められた。

・「画竜点睛
 まさに画竜点睛! 後半、っていうか、ラストまで、ギャロが何の絵を描いてるのか、誰も解らない。でも、ラストで、全てが必要不可欠な素材であったことが解り、愕然。単なる映像と音の連なりだったのが、突然、饒舌に語り出す!

 淡々としてる、っていうよりは、ただ単にリアル過ぎるだけじゃないのかなぁ、と僕は思います ギャロはこれを孤独だとも寂しいとも思ってないのではないでしょうか というのも、僕は、正直なところ、こういう日々を送ってる気がします。人に会わないわけではないのですが、一人で、風景と音楽だけがある、っていう日常です そして、それを決して孤独だとも寂しいとも思いませんでした。この映画を見て、あ、俺って実は孤独そうだと思われてたのかも、ギクリ…。感はありましたが… だから、寂しくて淡々としてる、というよりは、リアル過ぎて淡々としてるという映画だと思います

・「バッファローを越えるか
作品中において登場するのはほぼ主人公バドと元恋人デイジーの二人だけ。他はただ幽霊のようにそこにあるだけのような。そしてデイジーに対するバドの想いのみが90分間を支配する。「オープニングナイト」のような語りも無く、「パリ、テキサス」のような救いも無い。これはひどくプライベートで、女々しくて、飾り気の無い退屈な作品でもある。映像美や叙情性で容易く割り切れるものでもない。ただ、無い無い尽しのこの作品以上に胸を抉る作品もまた「無い」のである。

・「放浪
悲しい人しか何も感じないと思う。悲しい人は見たほうが良いと思います。あと単純に映像と音楽と人間がきれい。

・「男の矮小さの中で知らされる真実
妻が冒した「罪」に対する嫉妬心とその「とば口」を病理的なまでに捜しだし、静かに暴走しはじめる男が、町全体に「妻」の影を執拗に追い掛けつづけてゆく。ヴィンセントギャロならではの選曲と計算されたカメラアングルでの美しい風景の中で、好き放題に神経質すぎる男の矮小さ、匂いを撒き散らした挙げ句、 晴れて「目的」とするものに辿り着いたおりの赤子じみた蓄積された欝憤のぶつけ方に、一向に成長しない男を見出し、 余りの直球勝負すぎるためか多少なりと嫌気を覚えるのは確かだが、興味本位がこの映画を魅了してやまない仕組みになってい、いつのまにか最後まで観させられてしまう。職業がバイクレーサーながらある時を境に時間が止まっていた「己の核」に辿り着いた時点で、一気に至上の美しきロードムービーとして完結され、魅惑の花が画面上いっぱいに、己の中で咲き始めた刹那ついえてしまう。果たして哀しく非常に印象に残る映画。「バッファロー'66」とともに家宝となった。ヴィンセントギャロは観点が違う。普遍性と凡庸さの違いを時には規模の小さな、砂遊びの中で行われる暴力、弱さの中でも描くことができる鬼才だと云わざるを得ない。

ブラウン・バニー [DVD] (詳細)

CASSHERN [DVD]

・「訴える力が凄まじい
「キャシャーンがやらねば誰がやる!」タツノコプロの看板作品「新造人間キャシャーン」の実写版。といっても、本作はアニメ版とは似ても似つかぬ作品。コアなキャシャーンファンは駄作、それ以下の作品と感じるに違いない。ファンではない人も、「アクションシーンが全然ない」、「会話ばかりで退屈」、「説教臭い」と言う人も多い。

しかし、自分はこの作品を認めている。名作だとも思っている。

アクションシーンは確かに少ない。アニメではロボットを壊しまくっていたが、本作ではロボットと闘うのはほんの一瞬。その他のアクションシーンも短い。そもそもこの映画をアクション映画として見るのが間違い。本作はアクションシーンを交えた人間ドラマとして見るべきなのだ。

するとどうだろう。画面から伝わってくる悲しみ。"終わらない争い"というあまりにも切ないテーマ。それを描いた作品として見れば、本作は非常によく出来た作品だ。"監督の独り善がりな作品"と呼ぶ人もいるが、これほどまで強いテーマを扱う作品なのだから、これくらい独り善がりで十分なのだ。

日本では今までなかったまったく新しい深い映画。駄作と呼ぶ人は間違ってはいない。でも名作と呼ぶ人も間違いではない。映画とはそういうものである。

・「日本映画もここまで来たか、と・・・
公開初日に観に行きました。前評判ほどのことはないんだろうと思って観ましたが、すさまじいショックを受けて出てきました。かなり激しく、痛くてキツい映画ですが、ラストに次から次へと映し出される映像に涙してしまいました。自分ひとりだけではなく、劇場内のあちこちからすすり泣く声が聞こえていました。

結局今日までに3回観ましたが、観るたびに登場人物たちの心の中が透けて見えるようで、涙の量は増えるばかりです。

細かいところにケチをつけようとしたらいくらでもつけられると思います。でもそれはどんな映画にも同じことが言えます。

いろんな人の意見があるかもしれませんが、少なくともこの映画を観て涙した人たちの心には響くものがあったんですよね。

「なぜ人は争うのか。戦うのか?」監督がコメントしているように、カッコなんかつけないで素直に考えてみたくなる映画でした。

・「1度では解読できない
自分は元の作品(アニメ作品...?)を知らずになにげなく手に取り、なにげなくスタートさせ、なにげなく見終りました。感想は『?』悲しいけれど分からない。何だろう?と思い即座に2回めスタート。...これの繰り返しで、何度も何度も見てやっと映像の意味が解った気がします。自分が解読できたことなど数%でしょうが、それからは涙が出てくるようになりました。

全体的に悲壮感が漂っていて最後までそれが晴れることは無く、重い雰囲気の中でストーリーが進むにつれ少しづつ断片が見えてくる。それを受け取る側が繋げるのを放棄してしまったら、この映画は『つまらない』と評価されてしまう物だと思います。自分の中でどう繋げるかにもより、映像の中でどの主観になるかは見る人次第。自分としては背景は“反戦”とゆうより“命の在り方”とゆうのが見え隠れしているように思いました。何度も見て解読する...そんな面白さがこの映画の魅力(アニメだとエヴァンゲリオンのような難解さ)だと思うので、自分はこのDVDをずっと見続けたいと思っています。

全ての人にオススメとは言えませんが“行間を読む”ことが出来る人には、是非1度と言わず2度3度と見てもらいたい作品です。

・「非寛容の時代に生きる私達へ。
思いもよらず、胸を引っ掻き回される作品でした。

おぼろげに記憶が残るオリジナルのキャシャーンへの懐かしさからこの紀里谷作品を見たのですが、オリジナルのことなんてすぐ忘れました。

宮迫新造人間が死んだ赤ちゃんを雪に埋めて慟哭する場面。ルナがテツヤの棺に取り付いて叫ぶ場面。要潤新造人間が三橋医師の戦死した息子だったとわかるシーンを始めとするラスト近くの、登場人物全ての「愛」を表す一連の場面…

この作品で監督が強烈に伝えているメッセージを、使い古されてるとか陳腐とか、言う人は言えば良いと思う。CGがどうのとかストーリー展開に無理があるのとか、まるでPVが繋がってるだけ、と言うのも同じ。

そんな人は、映画を見るときに、自分がただスポンジのようになって吸収する、受け止める、という見方をたまにはしてみても良いのではないでしょうか。

泣ける映画が良い映画、なんて全く思っていませんが、これほど胸をつかまれる作品だとは見る前は想像もしませんでした。

私達が今生きているこの世界への、監督なりのストレートなメッセージ。それをこれだけエンターテイメント性の高い美しい映像世界で言い切ったこと。日本人の紀里谷監督がこの作品を世に出したことを私はとても嬉しいと思います。

・「再チェックの必要アリ。
珍しいくらいの多数のアンチを生み出した{超}問題作。過去に問題作と言われた作品でもここまで両極端なのは初めてではないか?

観る人によって180度意見が分かれるようだ。だからこそ観ていない人にもチェックして欲しい作品。私はとにかくDVDで見直す必要を感じているが、こういうところで単純に良い悪いをいうことが困難だと思う(ヘタをすると誉めるだけで敵を作ってしまう…) でもまぁ、私はとりあえず気に入ってます(^_^;)

CASSHERN [DVD] (詳細)

2046 [DVD]

・「脚のない鳥のように
いつものカーワァイの世界を集大成したような映画。トニー・レオン演じる主人公のチャウは【花様年華】のチャウのその後ではあるが、忘れられない人への痛みをまるで【欲望の翼】のヨディのように脚のない鳥のごとく、あちらこちらの女へ飛んでいく。そして最後には翼を閉じ車の座席の底に沈んで死んだようになっている。この哀しさは痛すぎる。魂が彷徨ってしまった人にだけわかる映画かもしれないしまた、そういうのがカーワァイらしいともいえる。いつも彼の映画に出てくる主人公はまるで脚のない鳥のように飛び続けている。映像も美しく見れば見るほど深い映画だと思う。そして賛否があるからこそ芸術なのだとも思います。もし、賛同ばかりだったら、カーワァイが撮らなくても誰にでも撮れる映画になってしまうから。その監督にしか出せない世界をもっているというのは素晴らしいと感じました。

・「カーウァイファンにはたまらない映画
これまでカーウァイ監督の作品を観たことがない人には、ストーリー的に「よくわからん」と評価が下されてしまう作品かもしれない。客観的に観ると。しかし、カーウァイ監督のファンで、彼の過去の作品に陶酔したことがある人には、とにかく涙物のたまらない「要素」が随所にちりばめられた映画なのである。トニー演じる主人公は、名前と容姿は「花様年華」のチャウそのままで、「花様年華」の続編的作品であるというのは、早くからわかっていた。でも、それだけじゃなかったんだ。「欲望の翼」のルル(ミミ)が出てきて、同じ「パーフィディア」という曲が流れた時には、「もう、反則でしょう、これ・・・」って感じで、泣きそうになってしまった。続編的映画とはいっても「2046」の中のチャウは、「花様年華」のチャウとは明らかに違うキャラである。刹那的で、一つの場所(女性)には安住できないその姿は、「欲望の翼」でレスリーが演じたヨディ、延いては「ブエノスアイレス」のウィンの姿を彷彿とさせる。フェイ・ウォンがトニーの執筆活動を手伝うシーンは、「花様年華」のマギー&トニーに重なるが、同時に「恋する惑星」の中のフェイ&トニー、その後の2人・・・っていうふうにも思えてくる。(飛躍しすぎかな!)過去の女性を忘れられず、ずっと思い続けている姿は「楽園の瑕」の西毒の姿ではないか!(これも飛躍しすぎ?)ラスト、息も詰まるような、コン・リーとの長ーいキスは、「花様年華」のラスト、「木の穴に秘密を埋める」シーンそのものだ。

そういった「要素」を感じるたびに、胸が震え、感傷的な音楽もあいまって、観終わったあとも、何度かため息をついてしまった。

この作品について、よくわからなかった、と思った方は、是非「欲望の翼」「花様年華」だけでも観たうえで、もう一度観てください。きっと印象が変わると思います!

・「恋愛の呪縛
ウォン監督の作品の中で最も感動しました。

主人公を中心にメインキャストの其々の心情が上手く交差し、一つのストーリーとして確りと纏め上げられています。

恋愛における苦しみが、繊細に表現された秀逸な作品です。

・「いいと思う
私は初めに映画館で見たんですね。映画館のムードであの美しい映像はやっぱり感動物!テレビだと迫り来るものが薄れてしまいますね。内容は暗いです。映画館ではまわりはみな「わからな~い!!」という声でいっぱいでしたが、わかるひとにはかなり深く染みる作品だし、好きならすごく大切な作品、という感じ?鑑賞しててふと思ったのですが、この感じ、太宰に似てない…?

・「マスコミのあおりが気に食わない!!
もともとこの監督作品は好き嫌いの分かれる表現方法でこの映画だって一般娯楽向けじゃないし、むしろミニシアター形式で楽しむような程よいマニア趣向なんです。

それを、かわざとSMAPファンを煽って盛り上げすぎで、一体なんなんだ・・・

もともとこの作品そのものが、そこいらのお涙頂戴娯楽映画と敷居が違うんだから、やめてほしい!

舞台演劇とテレビドラマを同じ土俵で語るようなものだ。

2046 [DVD] (詳細)

青春の殺人者 デラックス版 [DVD]

・「これぞ青春映画
オープニングのBGMを聴いたとき、ビートルズにこんな曲があったかなと思った。日本映画で英語の歌が流れるのは斬新だった。まだ無名だったゴダイゴのファーストアルバムからフューチャーされていたのだ。特典映像の長谷川和彦監督インタビューによると、監督もビートルズを使いたかったらしい(もちろん著作権料の問題で使えなかった)。今までたった2本しか映画を監督していない(もう1本は『太陽を盗んだ男』)寡作な長谷川和彦の代表作にして、青春映画の傑作がこの映画だ。特典映像のインタビュー(これは本当に特典の映像だ)で長谷川は「脚本にキャベツがころがる、と書いてあるところはキャベツをころがした。脚本通りに撮影することにした」という。してみれば、中上健二のごく短い短編を両親殺し(実は母殺しがメインテーマだろう)の名画に仕上げた高橋孟の脚本がすぐれていたのは間違いない。 悩める若者にはこういう映画を観てほしい。この映画と『タクシードライバー』『ファイブ・イージー・ピーセズ』を観れば、生きようという希望が湧いてくるはずだ。

・「殺すことを厭わぬ私の鏡像
映画という表現形態が好きで、この作品を観ていない皆様へ。どうかゼヒ観て下さい。私は映画が本当に好きで、いろいろな映画をこれからも観たいし、今までもちょっとは味わってきた「つもり」でした。しかしこの映画は私の自尊心など遥かに超えていました。「パスワードをお忘れの際の設問。あなたの一番好きな映画は?」と訊かれたり、寝不足の日の昼間や初対面の人と「何を話そうか」と悩んでいるようなふとした時など、「私の一番好きな映画は何だろう」と考えた時、(これを初めて観てから何年も経っているのに)長らくこの映画しか頭に浮かびません。日本映画の、これはまごうかたなき極北であります。ひとをころす夢を見る自分の「根」、自他、「殺す」こと、「殺さねばならぬ」こと、人間、「すべて!のことが表されている」日本人の財産です。

・「不思議。
とても暗く救いがない映画なのに水谷豊が出てるだけで妙にかっこよく感じたものでした。やはりまだ傷だらけの天使のアキラのイメージが大分濃厚な時期だったからでしょう。そういった点から観れば監督や原作の意図したテーマからは大きく逸脱していた訳ですが恐らく水谷豊が出てなければここまで話題にはならず評価はされなかったでしょう。

・「念願のDVD化おめでとうございます。
あの「太陽を盗んだ男」の長谷川和彦監督の劇場第一作目。延々と続く市原悦子・水谷豊の殺戮シーンは、度迫力もの!

・「大人になるための儀式
長らくビデオ版で見てきただけに、たった5分長くなっただけとは言え、DVD版は衝撃的でした。そしてその5分に重要なシーンが凝縮されています。そして長谷川監督のインタビューも目から鱗が落ちるもので、今までこの映画に思い入れてきた先入観が晴れました。予告編にしか残っていないシーンもあり、絶対にこのDVDは買いです。

不謹慎かもしれませんが、どうも私は両親殺害の前半部はブラック・コメディに見えるのです。死体でしかない父親はまるで『ハリーの災難』ですし、市川悦子のぶっ飛んだ大仰な演技は何か時代劇の大立ち回りを思わせます。それは長谷川監督の資質なのかもしれません。暗黒劇にしても良いし、スプラッターにしても良い所なのに、深刻さをあえて避けているように感じます。しかしそれとは対照的に、主人公がケイ子と一緒にいる時間の方が張り詰めた心象に満ちています。そして父親は主人公の回想の中で最も存在感を持つのです。この作品のテーマは両親殺しと言うよりも、むしろ好むと好まざるとに関わらず大人にならざるを得ない青春の戸惑いと苦悩であるように思います。原作の『蛇淫』もかつて斜め読みしたことがありますが、この映画では主演女優に原田美枝子を迎えたことで、全く違った作品になっています。濃密な情念の世界がリリカルな青春の彷徨ストーリーになり、まるでテレンス・マリックの『バッドランズ』の作品世界です。

1980年には金属バット殺人事件やバス放火事件が起こり、真意の知れない不気味な事件が増える先駆けとなりました。この作品はまだ人間の顔が見える時代の名残を残しています。そして大人になることが簡単ではなくなった現代の若者のもがきにも通じていて、今こそ再評価されるべき作品だと思います。

青春の殺人者 デラックス版 [DVD] (詳細)

ゴジラ対ヘドラ [DVD]

・「必見のゴジラ映画!シリーズ最大の異色作
「ゴジラ対へドラ」はゴジラ映画シリーズ中、最大の異色作です。

この作品の前作「オール怪獣大進撃」と次回作「ゴジラ対ガイガン」が完全に子供向けに作られていたに対して、十分、大人の鑑賞にも堪えうる作品に仕上がっていました。これは脚本と監督を担当した坂野義光氏の功績でしょう。作品は全体的にアングラ調で前衛的。まるでATGの作品を見ているかのような錯覚に襲われます。文明の負の遺産である公害が生んだへドラに、これまた文明の負の遺産、核爆弾の放射能が生んだゴジラ・・・つまり、文明の犠牲者たるゴジラがへドラと闘うという皮肉もここには存在します。テーマを押しつけがましい表現をとらずにさりげなく私達に示してくれる作品です。海外ファンの間でも評価が高い作品です。ぜひ、ご覧ください!

・「時代の申し子ヘドラ
まさに、ヘドラによるヘドラのための映画。一応ゴジラシリーズの一つに数えられているが、完全に比重がヘドラの法へ傾いている。もう少し前の時代だったら、「公害大怪獣ヘドラ」として、公開されたであろう。それくらい、キャラがたっている。ファンの間でも、賛否の分かれる映画だが、自分は断然推します。

・「一人っ子のためのゴジラ・・・非常に詩的な映画
私は71年当時、この映画のCMをテレビで見て非常に興味がわき、先に見に行った同級生に「どう?おもしろかった?」と聞きました。すると彼は「最悪だよ!ゴジラが飛ぶんだぜ!」と言ってタツノオトシゴの様な格好をしてゴジラの飛行フォームを教えてくれました。それから35年後、私は初めてこの映画を見て、「しまった!この映画をあの時劇場で見なかったのは失敗だった!」と心の中で叫びました。この映画は子供映画でありながら、当時の前衛的な撮影技術を駆使して、非常に詩的で素晴らしい「感性の映画」に仕上がっています。(低予算、短納期でありながら。)と同時にこの映画を嫌う人がいるというのも分かる気がします。全ては主人公の少年が見た夢のような・・何か一人っ子的な感性を強く感じます。しかし、かつて一人っ子として育った私には、ほかには無い、特別で最高の癒しの映画としてランクされます。

・「飛べ!ゴジラ!!
この映画が公開された当時は、河川に有害物質が垂れ流しになりその影響で魚が大量に死んだり、光化学スモッグ注意報がTV、ラジオから放送されたりで、高度経済成長の煽りが社会的現象になっていた頃だった。そんな社会に警告を発した感のある、ゴジラ映画の中でも特に異色な作品。

・「ダークでシュール、サイケでカルトな異色ゴジラ作品(^_^;)
60年代本多ゴジラ映画が好きな人には、はっきり言ってこの作品の見所はまったく無いと言っていいでしょう。坂野(ばんの)監督と中野特技監督が今までにないゴジラ作品を作ろうと、低予算の中、実験的に作った作品です。ですから、カッコイイ場面など無いに等しく、全編汚い映像満載のダークでシュール、サイケでカルトな映像が連発されます。BGM音楽もゴジラのやる気を損なうだらしな〜い感じですし、メインであるべき敵怪獣ヘドラもつかみ所のないやるせなさです。また、登場人物の行動もほとんど意味不明。ヘドラの弱点を見つけるおやじもほとんど包帯姿で、まるで魅力無し。以上なんですが、主題歌「水銀、コバルト、カドミューム…」が頭から離れず、ついつい口ずさんでしまう…実に奇妙な異色ゴジラ作品です(^_^;)

ゴジラ対ヘドラ [DVD] (詳細)

淫獣マフィア [DVD]

・「フリーセックス革命の匂いを伝える記念碑的作品
 色々な所で噂を聞いていたこの映画、「折角だから」と意を決して購入しました。するとこれが大当たり。タイトルで偏見を持ってはいけなかったのです。この作品や『グリーン・ドア』は、ポルノという形を取りながら、70年代の濃密な気運の一側面を見事に後世に伝える、記念碑的作品なのです。

 ストーリー自体は単純明快。野望を持ったやくざな男の成り上がりと自滅を描いていて、『ゴッドファーザー』の後追い企画と言われますが、直接的にはギャングものの古典『暗黒街の顔役』以来の定番ストーリーをなぞっています。マカロニ・ウェスタン風でもあり、ブラック・エクスプロイテーション映画とも一脈通じている暴力とアクションのノリです。

 ではこの映画について特記するべきことは何かというと、それは映画の隅々に横溢する「70年代テイスト」です。音楽もファッションも美術もまさしくサイケデリック・ムーブメント直後のものです(赤やオレンジに彩られた室内装飾が今となっては新鮮)。

 そしてこの映画がポルノであるということが重大な意味を持っています。気だるそうな雰囲気に包まれて、性描写は匂い立つようで、ねっとりとしていて、「汗」というものが伝わってくるようです(ラス・メイヤー作品でのウシ・ディガードの撮られ方との違いを見ればそれがよく分かります)。アクトレスの体も今の女優達のようにシェイプアップされてなく、ヒッピーやその筋の女性達ががそのまま演じている訳です。これこそ60年代のフリーセックス革命の残像をフィルムにとどめた貴重なものなのです。ブルーフィルムやループでポルノは流れていましたが、一般劇場で正々堂々と公開されるようになったのはまさにこの頃。カウンターカルチャーによって一気に映画界にはセックスとバイオレンスが百花繚乱しました。ポルノは肉欲に訴えるもののみならず、精神革命の現れでもあったのです。

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僕の彼女を紹介します [DVD]

・「僕は結構感動した
この作品は何も考えずに素直に見れば結構感動できるのではないだろうか。考えがひねくれている人や、中途半端に知識だけある若い人とかはすぐにあれがダメ、これがダメといいそうな内容ではある。

だが本当に大切な人を失った経験のある人なら心にぐっと来る部分も多いと思う。軽い恋愛と軽い別れを繰り返してる人にはこの作品がどれだけ深い作品かはけっしてわからないと思う。

・「チョン・ジヒョンのファンなら納得!
チョン・ジヒョンをファンに見せるための映画だと思います。恋人となる2人の出会いのきっかけがありふれていて、みなさんの予想通りにストーリーが進んでいくので、恋人の死というショッキングな場面にしても、なかなか感情移入するのが難しい。ラストには誰もが知っている某ハリウッド映画のワンシーンが待ち受けていますが、ここまでくるとさすがに興ざめします。ただし、チョン・ジヒョン大好きな私は、彼女が見られれば大満足なので星4つとさせてもらいました♪

・「感動!!
巡査のギョンジンが誤認逮捕したミョンウ。その日から始まる二人の関係と物語。ギョンジンの積極性と天真爛漫な性格が観ていて気持ちが良かったです。そのギョンジンとは反対にミョンウは優しくて落ち着いた包容力があり、恋人同士として、とても楽しそうにみえました。でも、ストーリーが進むにつれ、切ない&感動!!ミョンウが死んでも一途に想うギョンジンの気持ちが切なくて仕方なかった。後、ギョンジンの拳銃を撃つ姿などもカッコ良かったです。笑顔も綺麗&可愛いですしv涙をそそる作品だと思います。

・「お涙頂戴映画ではあるが
お涙頂戴を意識した催涙映画だが、今は亡き人の残留思念を風に感じるところにかけがえのない時間の持つ輝きと切なさを感じます。『1000の風』という詩を読んでから観れば、一切とつながる人生観がうかがえ、見方も深まるのではないでしょうか。決して人の死を無駄にしない生き方を学べることもあるでしょう。

・「警官の制服姿のチョン・ジヒョンが凄く可愛い。
 『猟奇的な彼女』と同じ女優、同じ監督による映画。『猟奇的な彼女』の姉妹編という位置づけ。観る順序としては『猟奇的な彼女』を観た後の方がいいと思います。

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ファスター・プッシーキャット キル!キル! [DVD]

・「GO! BABY! GO!
セックス・暴力・自動車〝死〟のイメージが砂漠の風景に結晶したもの。オープニング含めた前半のテンションは素晴らしい。中盤以降はウェルメイドなB級映画です。

・「かっこいい映画!!
全編、白黒で内容も安っぽいB級映画なのは事実。でも、『かっこいい!!映画』。その一言かもしれない。

・「オープニングが最高
この映画の最高の盛りあがりはオープニングだと思う舞台で踊るダンサー三人に汚いおっちゃんが「Go!Go!」って合いの手を入れるシーンそこの音楽、カメラワーク、カット割りがめっちゃかっこいいファーストルパンオープニングの不二子ちゃんが踊るシーンは絶対これのパクリだ・・・

しかし、その後はだんだんとストーリーが進むに従ってだれてくる展開がもっとめちゃくちゃにガンガン進むかと思いきやわりと筋道たてて進むのでそれがまどろっこしいのかもしれないまぁでもこの時代にこのセンスの映画が存在したこと自体すごいことでしかも超低予算でこれだけ作れりゃ十分な気もするが

あとおまけ字幕の関西弁バージョンはウソ関西弁でむちゃくちゃ誰が作ったか知らんけど関西人は耐えられないと思います

ちなみに拳法で人を殺しまくるトゥラ・サターナは日本人で実際空手の心得もあったらしい

タランティーノのモトネタに興味がある人とかB級映画好きな人向け

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キル・ビル Vol.2 [DVD]

・「このドロドロ感
~ある人にとってはこの上なく退屈であり、ある人にとっては麻薬的ともいえる映画。

『仁義なき戦い』シリーズを擦り切れるくらい観てる野郎には違和感なく楽しめるはずだ。アクションが云々、愛の物語云々で語るのはよそう。ただただ、復讐が復讐を生むドロドロした世界の空気に浸ればよい。そのとき、それぞれのセリフは光り出す。それもタランティーノ一~~流のユーモアでもって。

そしてこれはある意味で主人公不在の一種の群像劇として見るべきだろう。それぞれがそれぞれの“仁義”を通す戦いである。そこには滑稽さがいつも付きまとい、しかし最後には何も残らない。その虚無感。それこそまさに仁義なき戦いであり、タランティーノ・フィルムである。タランティーノの映画では彼のオタク的な要素について多~~く語られがちであるが、そこから少し離れてみようじゃない。

同じ人物によって作られた日本刀だけが冷酷に運命を左右し、皆それに引き回されるように復讐を繰り返す。VOL3に激しく期待したい。~

・「これこそタランティーノ節!!
これやばいです!1から期待してた人はやっぱり不満かもしれないけどこっちが本当のタランティーノ!これ楽しむにはタランティーノの過去の作品見てから見るとイイと思います!派手ではない映画だけど1つ1つが丁寧できちんと作られてる映画です!話もきちんと解決しますしね♪ただ気になるのはタランティーノは本当にVol,3をつくるのかな〜??

・「へぇ~そう来るんだぁ・・・
Vol.1では結構「こんなのアリ?」と疑問がありつつVol.2を観ました。しか~し!!他の方のレビューにもありましたが、1と2とでは全く雰囲気が違って、アクション中心よりビルとの確執の詳細が分かるように登場する人たちが色々語ってくれるんです。ネタばれが出来ないので詳しくかけないですが、とにかく終わりのほうでちょっと驚いた展開に。でも、どうやってこうなるの???と言う疑問が1点だけ残っているのですが、まあ、最後はある意味私を驚かせてくれました。で、実はかなり気に入った作品の仲間入りをしちゃいましたので★5つ!!

・「VOL.2は深い!
こないだ一足先にアメリカ盤DVDを購入し数回観てますが(VOL.1同様、今回も日本語字幕が入っていて大助かり)、前作のような派手なアクション・シーンは少ないので物足りなく感じる人はいるでしょうね。でもタランティーノが見せたかったのはアクションだけではなかったことがこのVOL.2を観るとよく分かります。

VOL.2はタランティーノ作品本来の、登場人物どうしのダイアログ中心に物語が展開していく人間ドラマとなっており、落ち着いて観ていられる作品になっています。

大した筋もなく、単なるグロい活劇という感じのVOL.1でしたが、このVOL.2でなぜザ・ブライドが襲われたのか、なぜビルを裏切ったのかというストーリーの根幹部分が判明したことや、その他のさまざまなナゾが解明されることよって作品に厚みが増し、かつて愛したビルとの関係や生きていたお腹の子供への愛が元となった、まさにキャッチ・コピーどおりの「ラブ・ストーリー」といった内容になっていて、VOL.1とVOL.2の両方を観て初めてこの作品の意味が分かって来るといった感じです。

日本のB級映画に対するオマージュだった前作に比べ、今回は香港のショウ・ブラザーズ作品のカンフー映画やマカロニ・ウェスタンに対するオマージュに溢れており、こういったところもひとつの見どころ。

VOL.1を観て面白いと思った方はやはり必見ですよ。

・「〝動( Vol.1)〟から〝静( Vol.2) 〟へ
【以下少しネタばれあり】

明らかに雰囲気をがらりと変えたこのVol2。前作が、過激アクション満載の〝動〟なら今作は、過去、そしてかつての恋人ビルと再び向かい合う人間ドラマ、つまり〝静〟になっていると思う。普通なら、最後に青葉屋の死闘のような〝動〟を持ってくるところをQ・タランティーノ監督は、あえて最後に〝静〟を持ってきている。

その証拠に、映画ラスト30分は、ザ・ブライドとビルの会話が大半を占めている。その会話が面白いのなんのって・・・・レザボアドッグスやパルプフィクションで魅せてくれたタランティーノ独特の無駄話、会話が、Vol2になってやっと観れた!聞けた!前作で何が足りなかったって言ったら、このタラ独特の〝会話〟がほとんどなかったこと。

で、最後はVol1からは想像も付かない感動のラストを迎えるわけだけど、ビルは当然として今回も魅力あふれる登場人物たちがワサワサでています。パイ・メイのあのひげを触るしぐさ・・・・爆笑!強いのか弱いの分からないけど、微妙に引きつけられるバド。

そしてVol2の影の主役とも言える(?)、ダリル・ハンナ演じる

           エル・ドライバーの存在感の凄さ!

トレイラーで繰り広げられる金髪長身美女    ザ・ブライドvsエル・ドライバーの戦いの激しさ、興奮は、前作のGOGO夕張やオーレン・イシイとのバトルに匹敵する興奮と盛り上がり。その戦いの意外な結末とは!?劇場で見逃した方は是非!

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・「美しき時代の偶像
以前に某番組で 沢田研二の特集があり、その時のタイトルが「美しき時代の偶像」であったと記憶されるように 彼はまさに美しく、妖しく、どこか絶望したような退廃的な危険な魅力があり、それが十分生かされた作品である。私は放映された当時は15歳であったが、すでに彼の虜であり 役のうえで彼の相手をした安田道代や那智わたる、妹役の三木聖子(現在は主婦で子持ちらしい)に嫉妬していたものである。この作品はたしかに再放送もされず、ジュリーのファンにとっては幻の存在だっただけに入手できたことは大きな喜びであり、宝物になった。また、若かりし頃の藤竜也、篠ひろこの美しさも必見であり、井上尭之バンドのバックに流れる音楽が素晴らしい絶対に買って損はない一品である。 

・「星5つじゃ褒め足りない!
とうとう、手に入れて全部みた!放映当時、私は高校生だったが、毎週まばたきも忘れるくらい集中して観たドラマだった。ドラマをこんなに真剣に観ることがなくなったのは、私がトシをとったせいだろうか。否! 75年当時、私の母は今の私くらいの年齢だったはずだが、彼女だって毎回毎回身を乗り出し、それこそ息を詰めて観ていた。沢田研二、若山富三郎以下、粋としか言いようのないキャスティング。那智わたるや安田(大楠)道代、浦辺粂子の起用など、嬉しくてぞくぞくするほどだ。荒木一郎やゴールデンカップスのディブ・平尾をこんなふうに使うなんて。あの素敵な細川俊之を謎の中国人にしてしまうなんて。テレビによく出ているというだけの理由で、存在感も演技力も皆無な女優や俳優を凝りもせずにキャスティングし続ける今のプロデューサーたちはこれを見て恥ずかしくならないだろうか? この作品を見ると、今、私たちはなんとくだらない、幼稚なドラマを見せられているかがわかる。そのことに怒りさえ覚える。全編にただよう、この緊張感と孤独感はどうだ。この密度の濃さは、この哀しみの深さはどうだ。あの頃、ドラマはまぎれもなく大人のものだった。そして25歳も過ぎたら、日本人はみな立派な大人だったのだ。DVDセット2には脚本の長谷川和彦氏のインタビューつき。最近よくある「秘話」という名の、別に聞きたくもないような下品な楽屋ネタではなく、本当に思いがけない話が聞ける。真摯にモノを作ろうとする、まっとうな「職人」たちの熱い姿がはっきりと見えてくる。

・「素晴らしき役者達の存在感に酔う
 知る人ぞ知る、70年代のTVが作り得た金字塔的傑作ドラマです。当時子どもだった私がリアルタイムで見ることが出来るはずもなく、ジュリーの熱狂的なファンや長谷川和彦の信奉者から噂を聞いて「いつか見てみたい」とぼんやり思っていたのでした。しかし流石に未見のドラマだけあって、BOXセットを購入するのにはちょっと勇気が必要だったのですが、そんな躊躇をしていた自分を叱りつけたくなる程に抜群に面白いドラマです。しびれます。

 本作の沢田研二の魅力は語り尽くされた感があるので、私は脇を固める名優達の魅力について述べます。本当に良い役者揃いで、伊東四郎なんか怪演なのに妙に似合っています。藤竜也も若山富三郎も渋くて渋くて筆舌に尽くしがたく良いです。女優陣も大楠(安田)道代や那智わたるとか凄みある布陣で、この時点で勝負あったという感じです。

 そして荒木一郎が良い。至る所情けなさ満載で、「頼むよ、金貸してくれよお」と言う時のダメっぷりや麻雀での負けっぷりが強烈です。その一方で流石はピンク女優を数多く育てただけあって、女性と絡む時の堂に入った立ち居振る舞いも見事。こういう役柄を出来る俳優はもういないのではないでしょうか(石田純一にその兆しが見えますが)。歌手としても著名であった彼の存在は今では全く忘れられようとしていますが、70年代のある局面を担った才人として再評価されるべき人です。

 ちょい役の尾崎紀世彦(暴力演技はもしや地でやってる?)や無名ながら鮮烈な印象を残すノノ、その他大勢。何と芳醇な時代だったことでしょう。この頃TVは映画館と同じクオリティを持っていたのです。テレビ番組は一度放送されてしまうとそれっきりなのですが、後世に残すべき価値のある作品はいっぱいあるのです。本作のDVD化を英断した人達に最大級の賛辞を捧げます。是非見て下さい。〈追伸〉このドラマの中の篠ひろ子の清楚な美しさと色気に皆陶然とすることでしょう。

・「時代の徒花
映画秘宝の本などから、この「伝説のドラマ」の存在を知り、以前から観たいと思い続けていました。沢田研二の美貌、そして夜だけ花が咲く隠花植物のような彼の妖しい魅力の虜になってしまいました。昔の先輩の奥さん(大楠道代。女ざかりそのものという感じの脂の乗ったセクシーさ、お色気ムンムン)や、自分の妹の看護をしている看護婦(篠ひろ子。もともと美人だけど、この作品での彼女は特にすごく綺麗)、みんな次々に彼に抱かれ手なずけられ、言われるがままになっていく様子はあのジュリーだからこそ自然で、リアルなんだと思います。長い睫に縁取られた、どこか寂しげなあの不思議な瞳に見つめられたら、女性はもうみんな誰だって…いいえ、劇中の藤竜也のように、男性だって迷わされてしまうかも!?今のスターにはないカリスマと存在感、拭っても拭ってもじんわりとにじんでくるような色香を放つ彼に、周囲は翻弄されるしかないように見えます。盗みにレイプと、悪い事ばかりしているジュリーなのに、なぜか応援したくなります。うちの母も「美形って言ったら、そりゃーなんつったってジュリーよ!」(原文のまま)と言っていましたが、当時のジュリーに日本中の女性たちが悩殺されたのも無理はないと納得してしまいました。濡れ場も、ジュリーがやると汚らしさはなく、ほんとに綺麗で官能的で、ドキドキしてしまいます。パパッと観ないで、ゆっくりと大切に味わいながら観たいです。

・「国宝級のTVドラマ
高校生のとき見て以来ですが、今見ても新鮮どころか、当時私はどこを見てたのか?という発見だらけ。3億円犯人の話というより、可門良(沢田)を愛した男と女達が無残に破滅していく物語。藤竜也すごすぎ。いったいどういうつもりで演じていたのか聞いてみたいような良への溺愛。確かに20代のジュリーは美しかったが、このドラマでの男も狂わせる異常な美しさは特別。今のTVでは不可能な過激な性表現、暴力表現も見もの。これを見てから今のぬるいドラマが見れなくなってしまった。

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・「ジュリーの色気にうっとり
このドラマが放送されていた時、私はまだ小学校にあがる前でした。当然そんな子供がこのドラマを見ている訳はありません。しかし、私の大好きな小説を書かれた作家さんが、その小説の主人公のモデル(と言うかイメージとした人物)になったのが、この「悪魔のようなあいつ」の沢田研二さんだったとのこと。

私はただそれだけの理由でどうしてもこのドラマが見たく、でも過去に一度も再放送もビデオ化もされておらず、ようやく手に入れることが出来ました。そうして、実際見てびっくりです。

私は沢田研二さんが歌手として活躍していたことはよく知っていますが、その頃とはまたひと味違った、見ている自分が何だか恥ずかしくなってしまうような少年じみた色気がある。このジュリーの色気を見ちゃったら、今時の若いタレントなんか目に入らなくなってしまうこと間違いなしです。

・「可門 良よ、永遠なれ。
ジュリーの妖しい魅力にすっかりメロメロになり、やはりディスク2も購入してしまいました。ドラマの内容的には後半バタバタと駆け足で過ぎて行き、最後は血みどろの戦いで終わってしまった感があるが ドラマの中にいかにも久世光彦ワールドを感じて 痛快で懐かしかった。三億円の金より良(ジュリー)を愛してしまった、野々村(藤竜也)山川静枝(篠ひろこ) 八村ふみよ(安田道代)の最期が哀れであったが、良は結局は誰も愛さなかったのではないか、、やはり愛したのは三億円事件という青春だけだったと思う。配役的には白戸刑事役の若山富三郎がさすがにうまい演技を見せたし 最期までダメ男だった八村(荒木一郎) 味方のフリをして裏切った王(細川俊之)のねんねこ姿が妙に面白かった。 

・「時の過ぎ行くままに
あたしが高校生のころ「悪魔のようなあいつ」はカリスマドラマだった。あまりに美しくはかないジュリー。デイブ平尾のママリンゴの唄。安田夏代(だっけ?)は官能的だったなぁ。ドラマ全体の絶望的なムードはあの時代ならではのもの。ジュリーの役名はりょう。そのままのファッションで六本木の今はなきパブカーディナルでお見かけしました。原作劇画は上村一夫さん。手に入れたくて検索中にこのDVDの存在を知りました。70年代の製作者の方々の熱い気持ちのこもった、人間の哀しさあふれた愛しいドラマです。

・「全17話見終えた今、素晴らしい余韻が残っています
 廃盤売り切れで手に入らなかったBOXセット2を帰省中の札幌で偶然見つけました。そして全17話を見終えました。今では最上級の文学作品を読み終えた後の様な感慨にひたっています。紛れもなくこのドラマは日本のTV界が作り得た傑作の1つです。

 BOXセット1での世界観を動かしているのは間違いなく白戸刑事(命名が『逃亡者』のジラード刑事からきているという新事実に驚嘆)なのですが、2では唐突に登場する王礼仁が作品世界を完全にピカレスクに染めていきます。ノノが絞殺されてからは前半の作品世界が崩壊し、ドラマの主要人物が死んでもおかしくない雰囲気になり、最終回のカタストロフィへと堰を切った様になだれ込んでいきます。ドラマ故の宿命なのか、最後の2、3話は丹念に張り巡らせた伏線を無理矢理収束させている感じがします。視聴率が順調なら時効成立までもう1山も2山もドラマを作って行けそうな環境設定が揃っていたのですが、今となってはそれが無念と言うしかありません。しかし『俺たちに明日はない』等がそうだった様に、前半の青春の彷徨ストーリーが血みどろの壮絶な結末を迎えてしまうというのは極めて時代的なテーマだったとも言えましょう。ロマンティシズムで始まったものが狂奔し、むしろ救済であるかのような「死」へと向かっていく。これもまた1つの素晴らしいフィナーレだったと思うのです。

 それでもなお、全17話を見終えた今でも主人公達の一挙手一投足が爽やかな感触で心に残っています。それはこのストーリーが3億円という金をめぐる愛憎劇なのにも関わらず、彼らが「金」というもの以上のものを求めて悩み、苦しみ、自分の生きている意味を見つけていくその姿に共感するからです。良、野々村、白戸刑事、静枝、ふみよ…。「私の初めての青春なのよ」(静枝)「こいつはもう金以上のものなんだよ」(良)。彼らの魂の痕跡が今でも私の胸の中にこだましています。

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