マーラー:交響曲第1番 (詳細)
クーベリック(ラファエル)(アーティスト), フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)(アーティスト), マーラー(作曲), バイエルン放送交響楽団(演奏)
マーラー:交響曲第2番 (詳細)
メータ(ズービン)(アーティスト), コトルバス(イレアナ)(アーティスト), ルートヴィヒ(クリスタ)(アーティスト), マーラー(作曲), ウィーン国立歌劇場合唱団(指揮), バラチュ(ノルベルト)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「充実の演奏+定評の録音=安心して聴ける決定盤」「ブラボー!」「豪快できめ細やかなメータの指揮」「メータの快演」「「一期一会」を感じさせる白熱の演奏」
マーラー:交響曲第3番 (詳細)
ニューヨーク・フィルハーモニック(アーティスト), ブルックリン少年合唱団(アーティスト), ニューヨーク・コラール・アーティスツ(アーティスト), ルートビッヒ(クリスタ)(アーティスト), マーラー(作曲), バーンスタイン(指揮)
マーラー:交響曲第4番 (詳細)
ボストン交響楽団(アーティスト), カナワ(キリ・テ)(アーティスト), マーラー(作曲), 小澤征爾(指揮)
「マーラー4番の隠れた名盤」
マーラー:交響曲第4&5番 (詳細)
バトル(キャスリーン)(アーティスト), マーラー(作曲), マゼール(ロリン)(指揮), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
マーラー:交響曲第6番 (詳細)
テンシュテット(クラウス)(アーティスト), マーラー(作曲), ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「仰天の名演奏」「悲劇的な「悲劇的」」「まさに「悲劇的」!」
マーラー : 交響曲第7番ホ短調 「夜の歌」 (詳細)
フランクフルト放送交響楽団(アーティスト), マーラー(作曲), インバル(エリアフ)(指揮)
マーラー:交響曲第9番 (詳細)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト), マーラー(作曲), カラヤン(ヘルベルト・フォン)(指揮)
「斜陽の帝王」「改めて聴いてみて」「孤独な演奏です・・・」「本当に美しすぎます。笑」「美しい」
マーラー:交響曲第4番 (詳細)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)(アーティスト), マティス(エディット)(アーティスト), マーラー(作曲), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「もっぱら「田園」交響曲、といった風情で楽しい」「耽美なマーラー演奏」
マーラー:交響曲第9&10番 (詳細)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(アーティスト), マーラー(作曲), マゼール(ロリン)(指揮)
「巨大な室内楽」「マーラーは哀しいドラマを描くもん、とどなたが決めはったんでっしゃろ?」
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 (詳細)
シノーポリ(ジュゼッペ)(アーティスト), マーラー(作曲), フィルハーモニア管弦楽団(演奏)
「英×伊=独???」「シノーポリの最高傑作!」「愛用の一品です」「大変エエ演奏ですけども、シノーポリ先生の7, 8, 3, 2番と較べると・・・」
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>マ・ヤ・ラ・ワ行の作曲家>マーラー
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ歌手>ハ行の歌手>ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>マ行>マーラー
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ指揮者>メータ
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Custom Stores>By Artists>クラシック>指揮者別>メータ
クラシック>器楽>交響曲・管弦楽曲>ナ・ハ行の作曲家>バーンスタイン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ニューヨーク・フィルハーモニック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>ハ行>バーンスタイン
Custom Stores>By Artists>クラシック>オペラ歌手>カ行の歌手>キリ・テ・カナワ
Custom Stores>By Artists>クラシック>オーケストラ>ボストン交響楽団
・「充実の演奏+定評の録音=安心して聴ける決定盤」
マーラーの「復活」と云えば先ずはワルターの2つの録音が挙げられる。VPOとNPOどちらも意味深く美しく素晴らしい演奏なのだが、残念な事にどちらも録音のクオリティがよろしくない。もともと非常にダイナミックレンジの広い曲だけに録音次第では演奏に集中するのが辛くなってしまう。また他の指揮者達も挙って優秀録音を残しているのだが、どれも部分的には惹かれても全体的にはワルターの様なバランス感覚を持った深い解釈に至っていないのが残念だ。そう云った意味でもこのメータ盤は演奏と録音のレベルが水準以上で、誰でも安心して最初から最後までマーラーの世界に没頭出来るに違いない。メータはこの曲を既に3回録音しているが後のIPO盤は浮き足立った様な演奏になってしまっている。その点この録音のウィーンフィルは流石に堂に入った演奏で非の打ちどころが無く、デッカの録音技術も見事なバランス感覚を発揮している。ソプラノのコトルヴァシュは若々しく可憐でさえあるし、メッツォのルートヴィッヒも貫録があって素晴らしい。高校生の頃、このレコードを発売と同時に購入し毎晩部屋の明かりを落しては聴いていたのを思い出した。クライマックスで何度もカートリッジのトラッキングが破綻しそうにるのにヒヤヒヤしながら…神の世界に思い耽ったりしたものだ。当時オーディオ・テスト用としてももてはやされたこの録音を今は安心してCDで聴いている。「復活」と云えば、もう一枚違った解釈の演奏ではあるがクレンペラー/PO盤の存在も忘れ難い。
・「ブラボー!」
聞き終えてから、ひとりで拍手してしまいました。複雑な書法を読み解き、素晴らしい楽曲として構成している手腕には驚きです。とにかくカッコイイ! なお小生、同じ演奏を長年LPで聞いてきたのですが、このCDは音の彫りも深くオーディオ的にも最高! 1枚に収められてるのも感謝(いっぱいいっぱいに収めたLPだと、内周の音のひずみが気になってハラハラするのですが、CDはその心配もない)。幸か不幸か、もうLPを聞くことはないでしょう。いずれにしろ、掛け値なくトップクラスのディスクで、大のお勧めです。
・「豪快できめ細やかなメータの指揮」
この曲は約80分ほどの大曲で、聴き応えも十分にあるわけなんですが、豪快で若々しい第1楽章、おだやかで親しみやすい第2楽章を持つ反面、第3楽章以降どろどろとした曲想が続いて、時にぱっと明るい箇所があるかと思えばまたどろどろとなって、一体いつになったら「復活」するのだ、と思わず叫びたくなるほど、後半はマーラーの交響曲の中でも一段と暗くなります。(もっともそこが聴きどころなのですが・・・) そのため、緊張感を途切れさすことなく演奏することが非常に重要になってくるわけですが、メータはこうした難曲に真正面から堂々と勝負しています。 メータはロマン派以降の作品に評価の高いものが多いのですが、特にウィーンpo.等を振った本作においては、上質なオケを豪快に鳴らしています。あるときには、スリルさえ感じる程ダイナミックに管弦楽を盛り上げるとともに、静寂部を非常にきめ細やかに表現することにより、決して緊張感を途切れさせることなく、見事に「復活」を表現しています。 特に長大な第1楽章全体と第5楽章の緊張感ある表現、第3楽章の細やかな陰影など、メータの指揮は一段と冴えを見せます。また、ウィーン国立歌劇場cho.も見事です。 たとえば、ショルティ/シカゴso.のような格式があり、落ち着きのある「復活」をとるか、このような豪快できめ細やかなメータの指揮をとるかは評価の分かれるところだと思いますが、どちらかと言えば、私はメータの指揮を支持しますね。
・「メータの快演」
マーラーの復活は大抵CD2枚組みなる大曲ですが、メータのこの演奏はCD1枚に収まってしまうほどのスピード感溢れる演奏です。全体的に非の打ち所がなく、最後まで勢いよく聞けてしまう、爆演というよりは、何度も聞いて楽しめるような演奏だと思います。マーラー初の声楽入りの交響曲ですが、2番にしてこの完成度。マーラーはほんとにすごい人だと驚くばかりです。派手な面白みが詰まった曲なので、誰でも楽しめると思います。お勧めです。
・「「一期一会」を感じさせる白熱の演奏」
イレアナ・コトルバス(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1975年ステレオ録音。
ウイーン・フィルに注目すると、「復活」に関しては、古い録音だが、ケルツェ(ソプラノ)、ウェスト(アルト)、シェルヘン指揮ウイーン国立歌劇場管弦楽団、ウイーン・アカデミー合唱団の歴史的な名盤があったが、一般にはいまや忘却の彼方だろう。 しかし、このメータ盤がでて、アメリカの並みいる高度技術系オケの多くの演奏を押さえて、「流石、ウイーン・フィル!」の決定盤が登場し、かつその地位はいまも保たれているのではないだろうか。
メータ39才の才気溢れる演奏だが、メータとウイーンとの関係は意外と近い。1954年にメータはウイーン国立音楽大学に留学し、ハンス・スワロフスキーに学ぶ。1958年にリヴァプールの指揮者コンクールで優勝し翌年、その功績をもってウイーン・フィルを指揮してデビューを飾る。難しいウイーン子もいわば近しい関係としてメータを迎え入れたとも言えよう。
そうした所縁もあってか、この2番では白熱の燃焼をウイーン・フィルがしているように感じる。テンポは早めだが音楽の濃度は高く、各パートの陰影に富んだニュアンスある響きは恐れ入るほどに見事である。しかも後半の3楽章に行くにつれオケが一体となった凝縮感が徐々に強まり、これは容易ならざる・・といったゾクゾクする緊張感が時にリスナーを貫く。
かってライヴ録音のような迫力と言われたが、指揮、オーケストラだけでなく独唱、合唱についても、たしかに数本の波長の異なるバイオリズムが、この演奏時だけぴたっと最高にシンクロし、一気に高揚点が上がったような偶発性を感じさせる。「一期一会」の名演といった深い感動がある。
・「マーラー4番の隠れた名盤」
マーラーの交響曲4番は、アバドやシャイーなど定盤が何枚か存在しているので、あまり期待しないで聴き始めたが、これが実にいい。小澤のマーラーへのアプローチは、作品のなかの個々のメッセージを深く掘り下げることより、作品全体を俯瞰ししつつ、バランスを考えながら美しくまとめることを重視している。曲によっては物足りなくなることがあるが、この4番は小澤のアプローチが見事に成功した。ボストン交響楽団の弦のつつましく美しい響きのなかで、時に小澤の踏み込んだ解釈で、こういうところでこんな楽器が鳴っていたのか、という驚きも味わえる。終楽章のカナワの独唱もいいし、録音も秀逸、お薦めの一枚である。
・「仰天の名演奏」
すでに他のレビューアーも絶賛しているが、この演奏は仰天の名演奏だ。テンシュテットは他にこの曲のスタジオ録音もあるが、こちらのライブのほうが断然いい。スタジオ録音がどちらかというと、悪くはないが、どこにでもある演奏という気がするが、ライブ盤は、この曲にこめられた情念や情熱が、細部まで配慮の行き届いた彫りの深い表情によって表現されている。テンポは遅めだが、自由に動く。どこでも僕には理想的なテンポ設定である。例えば、第一楽章の出だしのテンポ観もよい。センチメンタルにならず、峻厳で、しかも低弦の迫力たっぷりである。第二主題(「アルマのテーマ」)は、直前にぐっとテンポを起こし、たっぷり急がずに奏される。また展開部の静かな部分(ここにこの楽章のヤマが置かれているように思われるが)もシュールな雰囲気を濃厚に出す。その後突如元のテンポに戻る部分も、決して唐突ではない。第二楽章は、12分過ぎに驚きの表現がある。これがその後に出てくるバイオリンのスタッカートの静かなテーマとうまく呼応している。
書き出すときりがない。全ての表情に「魂」がこもっている。かといってバーンスタインのような主観性の強さは感じさせない。オーケストラは技術的な面はさておき、この濃厚な音楽に没入し、さぞ精神的なエネルギーを要する演奏会だっただろう。この演奏会が、このようなすばらしい録音で残されたことは幸いといわなけらばならない。
・「悲劇的な「悲劇的」」
マーラーの演奏には幾つかアプローチがあると思うんですが、マーラーの狂気とか情念を詰め込んだタイプの演奏(と呼ばれるモノ)の中ではベストに挙げられる演奏です。
そして、個人的にはこのマーラーを聞くと他の「悲劇的」が全然悲劇的に聞こえない困った代物でもあります。皆さんも困ってみませんか?
・「まさに「悲劇的」!」
すごいです。その一言で済ませて良いのかとも思うが、とにかく、テンシュテットの悲劇的はすごい。ほんとに悲劇を見ているかのようだ。第一楽章の低弦楽器の図太さ、第二楽章の重々しさ、そして、第四楽章の荘厳な響きには、ただただ絶句。特に第四楽章。ハンマーの音が不気味で、鋭すぎる。無敵のハンマー。このハンマーだと、さすがの英雄も倒れるわな、と思ってしまう、圧倒の衝撃音です。その後もズッシズッシと音楽が展開され、第二展開部のテンポの遅さには「ハッ?」と思わされました。ちなみに、3回目のハンマーはカットされています。とにかく凄かったので聴いてみて下さい。
・「斜陽の帝王」
この交響曲を語る上で、人間の死生観というものを避けて通ることは出来ないだろう。だがそれはオーケストラの緻密なアンサンブル能力があって始めて感じ取ることができる。カラヤンはベルリンフィルのすべてを駆使し、ライブ録音とは思えない、幾何学的にも整理された音楽を展開する。その上に、晩年の帝王の想いが伺われる。死をただ嘆くのではなく、なぜか、とても美しくさえ感じさせる。彼には珍しいライブ録音だけに、カラヤンファンだけでなく、この曲を知る上でも是非聴いておきたいCDである。
・「改めて聴いてみて」
たいへんな名演だと思う。録音の良さ、といっても色々でしょうが、少なくとも私の知る限りのCDではマーラー第9番の最高録音であると感ずる。それぞれの楽器の立体感、とくに弦楽器の凄さ。弦の軋みや、ヤニの飛び散る音まで聴こえるようだ。音楽に何を求めるか、最後に判断するのは聴き手。バーンスタイン=ベルリンは聴いていて辛くなる。同=コンセルトヘボウ盤は打ちのめされる。芸術としては、きっと圧倒的なものだ。しかしこの歳になると、もともと「そのような」ものと知りすぎているせいか、音楽そのものを楽しみたいと思うのだ。最初に買ったマラ9。カラヤン盤。手放せない名盤だ。
・「孤独な演奏です・・・」
ライブとは思えないものすごい完成度で、終楽章はとても美しい演奏になっています。よく、この演奏を「人間味がない」と言う方がいらっしゃいますが、逆にこれこそがカラヤンの人間味ではないでしょうか。聞くものに訴えかけるバーンスタインの演奏に対して、「どうせ誰もわかってくれない」とでも言っているような、冷め切った演奏。なんだか、カラヤンはどんなことを思って振っていたのだろうと考えながらこの演奏を聴くと、とてもかわいそうな気がしてなりません・・・
・「本当に美しすぎます。笑」
本当に、すべてが美しいです。ここまで美しいと、聴いていて笑いが出ます。汚いと思わせる所が、全く、ほんの一瞬たりともありません。音色も、バランスも、音形も、流れも、歌わせ方も、すべてが美しい。笑これを読んで、美しいと言いすぎと思った方、演奏を聞いてみればわかります。何度でも美しいと言いたくなります。それも、ただ美しいだけではありません。その裏にあるオケや指揮者の思いも、ちゃんと伝わってきます。それが、人間臭くないのです。いや、その人間臭さが美しくなっちゃっているというべきか・・・
ともかく、こんなに透き通るような、絹のような、美しい演奏は他にありません。絶対に聴いて欲しい!
・「美しい」
生前のカラヤンの演奏は、好きになれなかった。しかし50歳にして再びカラヤンが指揮する音楽を改めて聴くと実に美しい。カラヤンは音楽を切れめ無く流れる川の水のごとく音の流れをつくる。マーラーの交響曲9番長大にして壮大。美しいアタージョに人生を感じるのは、私だけだろうか?美しいカラヤンの指揮する9番。是非皆様も一聴することをお勧めする
・「もっぱら「田園」交響曲、といった風情で楽しい」
3楽章でいつものカラヤン節、すなわち統制ともいうべく乱れのないアンサンブル、雄大な構築性が感じられる叙情美が、(その時代で)最高度な録音機材で収録されており、存分に堪能できる。マーラーでは3番が「田園的」といわれているが、これも複雑な楽章構成になているものの、このカラヤンの4番はもっぱら「田園」交響曲、といった風情で楽しい
・「耽美なマーラー演奏」
この第4番でカラヤンは劇的な演奏はまったくしていません。ただただスコアに忠実に、オケも抑えながら演奏しています。そして、第1楽章から第3楽章までの抑え気味の演奏との釣り合いを、第4楽章のエディット・マティスが控えめで、落ち着いた母性的な声でこの交響曲を締めくくります。
・「巨大な室内楽」
マーラーの9番、特に第1楽章と第4楽章、室内楽的なものを感じます。だからアンサンブルがしっかりしてバランスのいいこの演奏が気に入っています。第4楽章の冒頭でも指揮台を踏み鳴らしたりしないし。よくぞウィーンフィルを選んでくれました。管の音が違うもの。聴こうと思った時、このディスクとジュリーニ/シカゴ響の盤のどちらにするか毎回悩んでしまいます。
・「マーラーは哀しいドラマを描くもん、とどなたが決めはったんでっしゃろ?」
ひとことでいうと、感傷を排した明朗でダイナミックな演奏。音場の立体感や音色のクリアさは1980年代の録音であることを考えると、かなり優秀な部類と思えます。
マーラーは悲劇的で、激しい感情の明滅を軸として演奏されることが多いように思えますけども、マーラーブームが始まる前頃のこの録音、暗さがない。純粋に器楽を楽しんで指揮、演奏している音色は特にウィーンフィルの弦セクションが限りなく美しく、テンポのよさと相俟って、クラシックのよさを堪能させてくれる。やや重低音の録音が弱く、ヴァイオリン中心の録音か。
一楽章の、マーラーの心臓病の不整脈を示すといわれるハープのソロの箇所も晴朗で、どんどんフレーズが進んでいくのには、普段わてが愛聴するジュリーニ盤(シカゴ)では止まってしまうかのようにビッグバンを迎える箇所との余りの違いにちょっと苦笑してしまうほどですけども、とにかく、各パートのソロが頻出するマーラーではこの九番に限らず、ウィーンフィルの名人芸がたまらない演奏です。終楽章も、死への誘いや白い天使、というドラマ性とは無縁で、純粋器楽の表現力を堪能すべき演奏。今となっては、マゼールによるアンチテーゼのようなマーラー全集はどれも面白いが、特に5番が白眉と思います
・「英×伊=独???」
英国の名門オケにイタリア人の棒、で出てくる音楽が独…フツーに考えると、なんとも不思議な組み合わせですが、なまじ「生粋のドイツモノ」よりもマーラーを感じれるエキセントリックな一枚です。小難しいマーラー論は、専門家にお任せするとして、マーラー振らせりゃ天下一品との評を獲得しているシノーポリだけに、アプローチやオケのドライブは見事!独特の世界観は感じるものの、聴き終った後に清々しい気分にもさせてくれます。それはきっと、泥臭く演ってる部分とそうでない部分のコントラストのつけ方が良いせいだと思いますが…テンポについては、聴き手それぞれに好みが分かれるところなので、敢えて言及は控えますが、私には全編に渡り心地よく感じます。各パート間の連携も、棒振りの指示や思惑を超えた、奏者間のパートナーシップでなされている様にも感じ、演奏者と棒振りの息吹が伝わってくる、クオリティーの高いアルバムだと思います。ミスをミスと感じさせない「職人芸」も随所に見られるので、ここのメンバーの「プロ根性」も感じます。録音が若干遠めに聞こえる部分以外は、輪郭もまずまずといったところでしょうか。期待を裏切らない一枚なので、是非聴かれることをお勧めします。
・「シノーポリの最高傑作!」
シノーポリは21世紀になってから、すぐに亡くなってしまい本当に残念だ。 シノーポリは80年代の半ばから注目を集め、録音も頻繁にする様になったが、どういう理由か解らないが90年代の半ばになると、聴衆からすっかり飽きられた様になってしまい話題にもならなくなってしまった‥。理由は推測するしかないが、彼の曲に対する必要以上の分析的なアプローチが聴衆離れの原因かもしれません‥。それにドレスデン国立管という、伝統あるオケとの相性も問題無いとはいえませんでした‥。しかし指揮者として注目された当時の、このマーラーは素晴らしい演奏です! オケとの相性も問題無く、マーラーのスコアを緻密に分析、再現してお見事です!オケの自発性も素晴らしい!この曲は来日公演も絶賛され、彼のマーラー交響曲全集の中でも最高傑作です!このマーラーの5番と、VPOと録音したシューマンの交響曲2番は私にとって手放せない録音です!それ以上にシノーポリはプッチーニも最高です!彼が亡くなって5年経ちましたが、素晴らしい録音も沢山あるのでシノーポリを忘れないで欲しいですね‥。
・「愛用の一品です」
クラシック素人の私は、ヴィスコンティの映画「ベニスに死す」を見て(聞いて)、という極々ミーハーなルートをたどってこのCDを買いました。むろん、交響曲第5番はシノーポリ以外にもありますが、いくつか聞いた感じではシノーポリがしっくりきました。そこらへんのしっくりくる感を言語化できないのがもどかしいですが・・・
・「大変エエ演奏ですけども、シノーポリ先生の7, 8, 3, 2番と較べると・・・」
マーラー全集で、5番は要といえるもんで、シノーポリ盤でも1番等と共に分売されとります。わてはシノーポリ先生とバーンスタイン(晩年の方)の全集をもっとりますけども、いずれ甲乙付けがたい全集、と思うておる。シノーポリ先生の全集で、ちょっとだけ惜しいのは、5番ちゃいますやろか。
重層な金管の咆哮で始まる様は、なにやらリヒャルト・ストラウスの様。オーケストラ全体に亘り、シャープな感性が横溢しており、深い情念の吐露という感覚はありまへん。しかし、丁寧で緻密なフレージングをとりつつも、2楽章ではいつものように指揮者のもこもことした唸り声が聞こえてきて、情念の呻く様にメラメラとした光彩を放つレニーとはまた違った意味での燃焼が聴かれますわな。
3楽章前半の駆り立てられるようなワルツはいつものシノーポリで鳥肌が立つものの、4, 5楽章では、都会のお坊ちゃま、お嬢様が手を汚さない優等生的マーラーを演っている感あり。ファンでも、何でも「大変良い」でなく、正直な気持ちを書かしていただいとる。
5番だけ聴いて、シノーポリ先生よりはやはりレニー、テンシュテット、と思っておられる方は、ぜひシノーポリ先生の7, 8, 3, 2番をお聴きいただきたい。歌唱入りのものが特にエエ気がいたします
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。