Scary Monsters (詳細)
David Bowie(アーティスト)
「ボウイの匂い最後の作品」「化け物と大蛇」「カリスマBowie最後のアルバム」「ボウイの心情が読みとれる、最後の一枚。」「ギターが冴えてます。」
Arc of a Diver (詳細)
Steve Winwood(アーティスト)
「幸せの一枚」「オタクっぽいけど、明るいサウンド」「「カッコ良い」大人の音。」「夏に気持ちの良いアルバムです」「シンセの音色に「顔」があります」
Discipline (詳細)
King Crimson(アーティスト)
「バンドの作品です」「先進的なアルバム」「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」「敏腕相棒ギタリストの登場」「ニュークリムゾン、スタート!」
Avalon (詳細)
Roxy Music(アーティスト)
「Roxy Musicの最高傑作をSACDで!」「ボブ・クレアーマウンテン、入魂の5.1chリミックス。」
Synchronicity (詳細)
The Police(アーティスト)
「金字塔」「他の追随を許さない完成度。」「アルバムとしての出来はメガトン級」「究極の3ピース。高揚するドラミング、グルーヴ・・」「1983年の「ビッグ・ヒットアルバム」!」
「特別なアルバム」「REMデビュー!」「追い風に乗った出色のデビュー作」「Perfect Circle」「歴史の始まり。」
The Unforgettable Fire (詳細)
U2(アーティスト)
「転機となった第1号」「ブライアン・イーノという触媒」「すばらしい」「ALTERNATIVE ROCK」「僕にとってU2の顔」
Ocean Rain (詳細)
Echo & the Bunnymen(アーティスト)
「アコースティックな響き、英国的香りは絶品」「オーケストラと化学変化を起こした、英国NW唯一のアルバム」「有終の美、と思わず言っちゃいたい。まだ続くのに・・・。」「killing moonは名曲」
Let It Be (詳細)
The Replacements(アーティスト)
「文句なし」
Around the World in a Day (詳細)
Prince & the Revolution(アーティスト)
「王子、ワールド・ミステリー・ツアーに出る!」「第一期開眼完了」「ドンパ!ドンパ!の2拍子FUNK!」「タンバリン、欲しかった・・・。」「万華鏡なり!」
A Cappella (詳細)
Todd Rundgren(アーティスト)
「なぜ一般評価が低いのか?」「声にこだわったトッドの異端作・・・いや充実した問題作」「私もこれはとっても良いアルバムのひとつだと思います。」「サムシング・トゥ・フォール・バック・オン」
Skylarking (詳細)
XTC(アーティスト)
「サイケSG」「XTCとトッドラングレン。2つの才能がこの1枚に」「1×1=0 ?」
The Queen Is Dead (詳細)
The Smiths(アーティスト)
「UKロックファン以外のための The Smiths」「10代のうちに聴いてほしい」「好きすぎる!!」「The Queen Is Dead」「スミスの最高傑作でしょ。」
「ターニング・ポイント」「人生最初の衝撃」「80年代が生んだ最高傑作の1枚」「DONALD FAGEN/THE NIGHTFLYとともに80年代屈指の名盤」「Peter Gabriel の Fantasy World」
Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon (詳細)
Prince & the Revolution(アーティスト)
「誰が何を言おうと」「私も、、、、」「天才の進化をはっきり感じ取れる傑作!」「王子、革命を完遂す!」「香水を振りかけたFUNK」
Compact Disc (詳細)
Public Image Ltd.(アーティスト)
「坂本龍一とVaiが参加した超一流のハード・ロック」「唸るギター!」「ジョン・ライドン vs.《ロック》」「格闘技セッション」「ジョンとヴァイに尽きます。」
The Joshua Tree (詳細)
U2(アーティスト)
「神々しい荒野の先に見える風景」「直球勝負!」「究極的な深さ」「唯一無二のフォーピースバンド」「世界へ羽ばたいた記念碑的名盤!」
Appetite for Destruction (詳細)
Guns N' Roses(アーティスト)
「世界最高最狂のロックアルバム」「飽きが来ない名盤」「そりゃ名盤認定されるよ」「80年代ロックの金字塔」「これを聞かずにガンズは語れない」
Sign 'O' the Times (詳細)
Prince(アーティスト)
「Princeの最高傑作」「「音楽の神の啓示を受けた」としか言えない、衝撃の一枚。」「Prince世界が炸裂してます」「プリンス的前衛世界」「突き放される快感」
Cloud Nine (詳細)
George Harrison(アーティスト)
「枯れた味わいの中に勢いを感じる名盤中の名盤!」「待ってました!」「甘い音色のギターが心地良いです!!」「上海サプライズ!!」「Someplace Else」
Daydream Nation (詳細)
Sonic Youth(アーティスト)
「80年代アメリカインディーのマスターピース」「ソニックユースのインディーズへの置き土産」「"若き日"」「万華鏡のように変化する」
「『World Leader Pretend』って今の世の中そのものだぜ」「彼らの選択は間違っていなかった。」「世界を変える」「彼らの選択は間違っていなかった。」「名もなき最終曲に捧ぐ」
Mother's Milk (詳細)
Red Hot Chili Peppers(アーティスト)
「世界最強バンドの一番元気だった頃」「Punk Fu*k Rock Classic!」「最も元気な頃」「最強レッチリのプロローグ」「チャットではなく、チャドです。」
Oranges & Lemons (詳細)
XTC(アーティスト)
「傑作。」「頑固おやじのガンコPOPS」「コリン君」「Perfect!!」「アイデアの洪水」
The Stone Roses (詳細)
The Stone Roses(アーティスト)
「伝説!」「炭鉱の中のダイヤモンド」「石と薔薇 ☆パンクとダンスへのロマンティシズム的解釈☆」「ギターポップの名盤」
・「ボウイの匂い最後の作品」
ボウイ 1980年発に意義がある。
・「化け物と大蛇」
1980年に国内盤が発売された当時のライナーノーツはムーンライダースの鈴木慶一氏が担当していたが、「演歌的ねちっこさに満ちている」というコメントが大変印象的であった。「クリスタル・ジャパン」、日本の酒造メーカーのCM出演などもあり、この作品のレコーディング前後にボウイーはプライベートも兼ねて何度か訪日している。おそらくその時に耳にした日本の演歌歌手の歌唱を、この作品の特にB面に取り入れていると言っていい。それが奏功した顕著な例がD6の「ティーンエイジ・ワイルドライフ」である。 ボウイーファンの間では名曲「ヒーローズ」と並び称される傑作であるが、世間的には過小評価されているきらいがある。それはこのアルバムのA面があまりにも素晴らしく充実しており、B面が過小評価されていた(LP時代は特に)ことが理由のひとつとして挙げられる。有名なボウイー・フォロワーの一人である元スウェードのブレッド・アンダーソンなどは、実際にこのアルバムのA面までがボウイーの傑作群であり、B面以降は駄作(『レッツ・ダンス』等も含んで)であると以前インタビューでコメントしていた。 しかし、このような理由がありながらも、この曲はベスト盤には取り上げられないベスト・トラックとして、必聴の価値がある。このアルバムからシングルカットされたA面の名曲群はベスト盤に収録される機会が多いが、この1曲のためだけにでもこのアルバムを手にする価値があると断言できる。 ロバート・フィリップのギターパートは「ヒーローズ」以上に素晴らしく魅力的で、坦々とした曲調から段々ドラマティックな展開をしていき、ボウイーのボーカルも曲の展開に合わせて断末魔の如くテンションが上がっていく。ボウイーの全曲中で、この曲のギターソロが最も効果的に発揮されていると言ってよく、ボウイーのボーカルはベストのひとつである。 また、ギターシンセを何重にもオーバーダビングして摩訶不思議な音を出してるD4、ボウイーの声がエフェクター処理された疾走感溢れるD3、度肝を抜かされるD1など、聴き応えのある曲が目白押しである。
・「カリスマBowie最後のアルバム」
初めて聴いたときは、まず1曲目It's No Game (Part I)の日本語のナレーションにビビリマシタ。Scary Monsters (and Super Creeps)とAshes to Ashes、Fashionはかっこよいです。ロバートフリップ先生の歪んだギターもきまってます。この頃まで確かに、ボウイはわけのわからなさがかっこよいカリスマでした。でも、儲からなかったのかなぁ...
・「ボウイの心情が読みとれる、最後の一枚。」
ボウイの書く歌詞は、デビュー以来難解で、本当の深層心理の核心部分を二重、三重に色々な例えや、登場人物に置き換えることで複雑化し、中々理解しづらい面もありました。しかし、アルバム「LOW」以降から、言い回しや、例えが簡素化され、以前と比較すると多少読みやすくなった気がします。その最たる例がこの「Scary Monsters 」ではないでしょうか。この中に出てくる歌詞には、その時々のボウイの心情を反映し、素直に書きしるしてあり、聞く人の心にストレートに響いてきます。ですが、このアルバム以降は、歌詞の中にボウイ自身の姿を表すような表現を、全くと言ってもいいほどしなくなり、エンターティナーとして、人前に出れば出るほど、本当の彼の姿(心情)が見えなくなっていきます。機会があれば、訳詞を読んでみてください。
・「ギターが冴えてます。」
1980年の作品です。ボウイ・ヨーロッパ時代の最後の作品にして傑作となりました。ゲスト参加のロバート・フリップさんのギターが冴えてインパクト充分。曲も粒揃いで「Ashes To Ashes」はビデオ・クリップも秀逸でありました。そしてこのアルバムにしかないムードもきちんとあります。もう一度この時代に戻って欲しいと思うのは私だけでしょうか。
・「幸せの一枚」
「ひとり」になって初めて本当の力が出せる類の人種が世の中に居ますが、この人はその筆頭格。でも、ずっとひとりだと煮詰まってしまうから、そう長くは続けられませんが。
トラフィックのJohn Barleycorn Must Dieなどでも垣間見せてましたが、こうして改めて、歌やシンセは勿論それ以外の楽器の演奏、プロデュース、エンジニアリングなどなどをひとりでこなすのを見せ付けられると、「才能がある」というのはこう言うことなのかとしみじみ感心させられてしまう。また、詞をウィル・ジェニングズにかなり任せているのも成功の一つの要因。内容は、当たり障りはないけれどもポジティヴだし、スティーヴ曰く、「約束の日時を守ってくれるのがありがたい」。なあなあで仕事をする人が多い世界ですから、そういったプレッシャーから開放されて仕事に没頭出来るのも大事な要因だよなあ。
本人が色々苦労を経て大人になって、角が取れたことも一つあるでしょう、10年前に同じ追い詰められた環境におかれてたら、こんなに良い色の出たアルバムにはならなかっただろうな。前ほど気張って鍵盤も鳴らしてないし。
ご本人様が誇らしげに言うには、「このアルバムは何から何まで自分自身」。そう言い切れる作品って、音楽でも絵画でも良いけれど、物を作る人が、その生涯に一つ作れるものなんだろうか?
・「オタクっぽいけど、明るいサウンド」
1曲目から、まさにすがすがしい朝を迎えたような気分で気持ちよく幕があき、不思議と心が和んでいくような曲が続いていきます。確かに加工されていない音が直に聞こえてくるので稚拙な雰囲気もあり、まさに”自宅録音的”に作られたといった感じはありますが、暗さはまるで無く明るいイメージに仕上がっています。聴き所はシンセサウンドでしょう。シンセソロは彼の十八番とも言えるし、シンセベースや当時のシンセにあった不安定な音色も独特の味わいを出しています。ひねりのあるコードワークもおもしろいし、作曲や自宅録音をやっている人たちには参考になるアルバムではないでしょうか。
・「「カッコ良い」大人の音。」
まさに「パーフェクト」な作品。今、聴き直すと、80年リリースというのが信じられない完成度(四半世紀前!)。確かに、彼が奏でる各楽器の音色は時代を感じさせるが、練り込まれた楽曲の美しさと彼の「歌」には、全く古いというイメージは無い。突き抜けるヴォーカルが爽快なアップテンポの“①”は、当時、中ヒットを記録した。イチオシの楽曲は“⑥”。まさに「Night」な雰囲気を見事なアレンジで一気に聴かせるウィンウッド流ファンキーとも言える名曲。全編に流れる、アーシーでソリッドなアダルト・コンテンポラリー・ミュージック(決して、AORでは無いのがミソ)。「カッコ良い」音楽に飢餓状態の方には、時代に捕らわれず手にとって欲しい、ノン・カテゴリーな逸品である。
・「夏に気持ちの良いアルバムです」
もう、海辺のドライブにはもってこいの作品です。題名のごとく、ぶくぶく潜ってダイバーになったような心地よさ。シンセサイザー全盛期を彷彿とさせますが、今でも深みのある音が聞けます。 “スローダウン・サンダウン”と“スパニッシュ・ダンサー”は夕ぐれに背に日を浴びて聞くのが良いです。
やっぱり、オープンカーで流すのがいいかな・・・暑いけど・・・どうぞ。
・「シンセの音色に「顔」があります」
~冒頭「while you see a chance」のイントロに朝靄に煙るNYの摩天楼が彷彿とするのは、私だけでしょうか?全体を通して、心地よい気怠さと軽妙な活気がないまぜになった空気が漂ってきます。
~~この人は何よりもシンセの音色やフレーズに「顔」があります。ほかの曲や誰かとのコラボでも、音だけで「あ、Winwoodだ」と気づきます。いわゆる「電子楽器」でここまで確立するっていうのは「すごい」の一言。
まだ彼を知らない人は是非一度聞いてみてください。~~むしろ、当時よりも20数年を経た今こそ良いかもしれません(ようやく「時代」が追いついたか?)後の「Back in the high life」の方が万人受けするかもしれませんが、やはりWinwoodの魅力が端的かつ明確に示されたこのアルバムがお奨めです。~
・「バンドの作品です」
7年ぶりに復活したニュー・クリムゾンのデビュー(?)作。エイドリアン・ブリューという新たな個性を得て、全く異質なクリムゾン・ミュージックが出現している。全編でみられる、各人が織り成す複雑なリズムが一体化したときに感じられる陶酔感が最大の魅力。フリップも7年間色々なことを学んだのだろう。今作は明らかに、「バンド」の作品だ。まず「訓練」をコンセプトに置くこと自体が衝撃である。しかし、2.Frame by Frame 4.indiscipline 7.Disciplineなどにおいては、紛れもなく「訓練」しているのだ。他にも、ブリューがもたらしたエスニックな味付けが効果覿面の1.Elephant Talk、雄大な5.Thela hun ginjeet。3.Matte Kudasaiでの、優雅に流れる時間。また、80年代という時代に適合させているのも、お見事。
・「先進的なアルバム」
いわゆる「80年代クリムゾン」「再結成クリムゾン」の端緒を飾る作品。リーダーのロバート・フリップ(g)自身も、クリムゾン3大傑作のひとつ(他は「宮殿」と「レッド」)と認めており、今なおその先進性はいささかも輝きを失っていない。
かつて村上龍がキューバ音楽について「完璧なグルーブを生み出せるのは、機械のような人間か、人間のような機械である」というような事を語っていたが、まさに80年代クリムゾンは前者に相当し、タイトルの「Discipline(鍛錬)」の言葉どおりバンド全体がリズムマシンのように正確なビートを刻み続けるのが面白い。まさに「ロック版ミニマルミュージック」であると言えよう。
音楽的には、フリップとエイドリアン・ブリュー(g,Vo)の2本のギターの息のあった演奏が聴き所で、同じフレーズをユニゾンしたり、1拍ずらしてエコーのような効果を出したり、ハーモニーを奏でたりと変幻自在である。勿論、ブリューお得意の「象の鳴き声」など効果音的なギターも炸裂している。ある意味、ギターミュージックの極北。ギターで出来ることをやり尽くしている観があり、ギター弾きならば必聴のアルバムと言えよう。
さて、僕が個人的に本作に感動したのは、「これほど前衛的なアルバムをクリムゾン名義で発表したこと」それ自体に尽きる。既に70年代に一時代を築いたバンドが、過去の栄光を捨て去り、なおかつ時代に迎合するわけでもなく、あくまで自己の探求心に基づいて作品を発表する‥‥これは商業音楽の世界では、とてつもなく難しい事だ。旧来のファンの反発も予想されるし、レコード会社との軋轢もあるだろう。下手をしたら、世の中すべてを敵に回しかねない。
「未だ見ぬもの」「新しい美・価値観」を認め、それを世の中に提示する勇気。それこそが芸術家の資質であり、フリップはまさにそれを有する孤高の人である。
・「'80年代キング・クリムゾンの第一作目。」
'80年代キング・クリムゾンの第一作目。初めて加わった2人のアメリカ人と奇才ロバート・フリップがどう絡むか非常に注目された作品。結論としては、今までのファンにとってはイメージが違いすぎたのだと思う。多くの酷評が飛び交った。しかし、私はそうは思わない。この作品に始まる3部作はそれ以前の作品に勝るとも劣らない良さを持っていると思う。むしろ、今聴いてこそ理解できる音と言い換えることも出来るかもしれない。“Matte Kudasai”を除く全ての曲が名作だと思う。
・「敏腕相棒ギタリストの登場」
"Discipline is never an end in itself, only a means to an end" 初期のバンド名DisciplineからKing Crimsonに変化するのには観念的意義が必要だったらしい。フリップ卿らしいが、目指す音楽を達成するにはもう一つ初の試みが必要だった。二人目のギタリストである。選ばれたのは動物の鳴きまね(CMでも演ってました)等、トリッキーな演奏で知られるエイドリアン・ブリュー、しかも初のアメリカ人。二本のギターは拍子の妙でオシロスコープのようにズレたり重なったりを繰り返す"Frame By Frame"や表題曲で真価を発揮する。このように80's KCの成就はブリュー加入による所が大きい。
象の鳴き声とスティックによる華々しい1は新しい才能を紹介する出色のショーケースだ。周りに惑わされないテンポ維持が肝なので、特に2は歌いながらこなさなければならないブリューにとって、正に"Discipline"であったに違いない。超高速バッキングリフでのフリップの集中力と変拍子太鼓の鬼・ブラッフォードのテクは相変わらずだが。また、語りに近い無調のボーカルも特徴だ(14と、本当の会話がサンプリングされている5。5の妙な題名はHeat in the Jungleのテレグラムだそうだ)。フリップが不自由な楽器と認めながらも、愛したギターと奏法に再度敢然と挑み始めた記念すべき作品と言えるだろう。
・「ニュークリムゾン、スタート!」
1981年に発表された新生クリムゾンの第1作です。トーキング・ヘッズでのプレイが冴え渡っていた奇才エイドリアン・ブリューをやはり「強奪」してメインギタリストに迎え、ベースにはスキンヘッドのベース(スティック・ベース)の魔術師トニー・レイヴンを据えて、今までに聴かれなかった大変キッチュな音の世界を作り上げています。
まずは①「Elephant Talk」ではいきなりエイドリアン・ブリューによる象の咆哮が炸裂します。こんなのは以前のクリムゾンでは考えられなかったこと。続く「Frame By Frame」では何とグループ禁断の“ハーモニー”まで出てくる始末です。それにしてもエイドリアン・ブリューの曲がりくねったギターソロは完全に「変態の域」に達していますが、対する御大フリップのプレイは相変わらず冷徹、冷静で機械的ですらあります。この2人のまったくキャラが異なるギタリストが織りなす摩訶不思議な世界は、聴いているうちに妙なトランス状態へと導いていく静かなパワーを感じます。トニー・レイヴンが作り出すスティックによるフレーズも、当時としては斬新で、2人のギタリストが作り出す変態世界に確かな彩りを加えています。
Discipline=鍛錬、訓練と名づけられたこのアルバムがリリースされた当時、御大フリップは「自ら鍛錬を続けることによって、より完成された音楽を作り出すことができる。私のこれまでのプレイは非常に雑で粗野だった。だから、今までの自分のプレイのすべてを捨て去ったうえで新たに鍛錬、訓練を続けながら自分の音楽を志向していくことになるであろう。だからアルバムのタイトルもDisciplineにした」という意味合いの発言をしていました。この発言がどこまで本気でどこまで冗談なのかは、発売後20年以上経ったいまでも分かりませんが、従来のクリムゾンのイメージを完全に打ち破ったのは事実です。また、以前のクリムゾンのイメージを求めてこのアルバムに接した人は、強烈な拒否感を示したことも事実でしょう。そう感じさせた時点で、御大フリップはきっとニヒルな笑みを浮かべたに違いません。個人的には永遠と続く無機質なアルペジオを弾くには、やはり日常の鍛錬、訓練が必要だなと感じましたが。
・「Roxy Musicの最高傑作をSACDで!」
1982年発表のロキシー・ミュージック8枚目のアルバム:AVALONが発売20周年を記念して"21st Anniversary Edition"としてCD/SACDのHybridで再発されました。今回の再発に際して、Bob Clearmountain(!)とBob Ludwig(!!)が新たにRemixed/Remasteredしており、またSACDにはExtra Tracksとして"AVALON"録音時のアウトテイクと思われる"Always Unknowing"(Ferry)が新たに追加されています。ブックレットには録音当時のProducer:Rhett DaviesとEngineer:Bob Clearmountainからのコメントと、メンバー3人(Ferry,Manzanera,Mackey)の録音当時の若々しい写真も収録されています。
このアルバムの評価については今更何も申しませんが、まだこのアルバムをお持ちでない方は勿論のこと、既にお持ちの方にも購入することを是非お薦め致します。(音楽も音質も)最高に気持ちの良い音です!以上
・「ボブ・クレアーマウンテン、入魂の5.1chリミックス。」
渋谷HMVで何気なく買ったSACD版『AVALON』。家に帰って聴いてみたら驚きました。最初に聴いたのが、アルバムのラストを飾る珠玉の逸品「TARA」。冒頭の波音は5.1chマルチで広がり、私は波に包まれてしまった。そこで響くサックスの音と遠くから聞こえるピアノの響き。これは違う。何かが起こっている!「INDIA」では、サウンド全体がリスナーのまわりを回り、まさに“象の行進”が行われるのです。中のライナーノートを読んで分かりました。これはあの達人サウンド・エンジニア、ボブ・クレアーマウンテンが、自ら5.1CH用に新たに入魂のミックスを施しています。この1枚は、SACDと5.1chマルチの可能性の表現として、PF『狂気』を超えています(いやホント)。メキシーミュージックの最高の音源と、SACD 5.1chマルチという手法を手に入れたボブ・クレアーマウンテンがクリエイティブ職人魂全開で創りあげた、まったく新しい音楽体験です。SACDをお持ちの方は、すぐさまこの1作をゲットして、彼らの音世界に全方位でおひたりください。
・「金字塔」
78年にデビューしてきた頃は「レゲエ」「パンク」と当時のミュージックシーンを席巻していたムーヴメントを利用してのし上がり、その後はあっさりとこうしたスタイルを捨ててしまったポリス。ロックが持つ青臭さとは無縁の「したたかさ」が嫌味なバンドでもある。しかし表現を変えれば「どのようなスタイルでも最高の音楽が作れる」という証であり、その自信が「数年うちにビートルズを抜くよ」という不遜とも思えるセリフにつながっていたのだろう。 このジャケットのユングの本を持つ写真は衒学趣味で鼻につくが、ここで聴ける音楽の完成度の高さにはそんな感想は吹き飛ばされてしまう。凄まじく複雑なコード進行・リズムも全くそれと感じさせないほど自然にまとめられている。個人的には一番好きなポリスのアルバムはファーストだが、このアルバムがバンドの最高傑作であり、ロックの到達した一つの金字塔であるのは間違いない。
・「他の追随を許さない完成度。」
ポリス・ミュージックの完成型として、最初から最後まで、一点のスキもなし。語りたいことを全て書こうとしたら800字に到底おさまりますまい。クールなギター、高い音楽性、精緻なドラミングワーク。3人の最高のテクニックをもって、内面表現から現代社会へのアイロニーまで、色々なメッセージをドラマティックに聴かせてくれます。#7,#8はビッグヒットなので勿論ですが、#6,#10の完成度には20年以上たった今でも、誰も追いつけていません。
・「アルバムとしての出来はメガトン級」
このアルバムの最初のシングル(7)「EVERY BREATH YOU TAKE」のビデオを初めて観た時の衝撃というか、感動はそれまで味わったことのない感覚だった。
コンパクトディスク(CD)の登場は特にロックやポップスの概念を変えてしまったと言える。LPレコードはA面とB面に分かれていることで、音楽としてより芸術的に色々な表現方法が可能だった。CDが登場した時真っ先に思ったことです。このアルバムもLPレコードで聴くとより味わい深くなる。
LPレコードだとA面は(6)「SYNCHRONICITY II」で終わる。この曲もかなりの問題作だが、ギターのアンディ・サマーズの作った(4)「MOTHER」のようなサイコスリラー的な曲が入ってることで、このアルバムがただ売れたレベルを超越したレコードだと感じさせる。
後半はスティングの怒涛のシングルヒットメドレーだが、(11)「MURDER BY NUMBERS」はLPには未収録で、CDのボーナス・トラックです。
ポリスの5枚のアルバムは驚くほどそれぞれが色の違う内容になってる。どれも素晴らしい内容で、よくこのアルバムが最高傑作と言われますが、そんなこだわりなく聴くといいと思います。
・「究極の3ピース。高揚するドラミング、グルーヴ・・」
究極3ピースバンドによるにグルーヴ。デビュー時からそのテンションの高いグルーヴが売りでしたが、ここでまさに完結!昇華してます。1曲目のイントロからラストまで高い緊張感を保っている歴史的傑作です。特にドラム、素晴らしいですね。とにかく手の早いスチュワートコープランドの高速ドラムはダブに大きく影響を受けていますが、最近ではナンバーガールのアヒトイナザワさんなどがスチュワートコープランドに影響をうけたドラミングをしています。オルタナティブロックが好きな人でこのアルバムを聴き逃がしてる人がいればすぐに聴いてほしいです。8ビートロックのグルーヴで高揚できます
・「1983年の「ビッグ・ヒットアルバム」!」
「ポリス」のオリジナルアルバムとしては「最後の作品」ですが、私にとっては「ポリス」初めての作品でした。当時「見つめていたい」がシングルで大ヒットし、このアルバムを手にした訳ですが、今聴いても「完成度」のひじょうに高いアルバムです。
当時は個人的に「人気先行」といった印象があり、また「シングル・ヒット」も沢山出て(シングルカット出来そうな曲が他にもゴロゴロある・・・)、売線なアルバムかとも思ったのですが、聴いてみると「あら、ビックリ!」、「プログレ」サウンドではありませんか。「スチュワート・コープランド」の「ドラミング」も「カーブド・エア」の頃より手数も多く、切れがあり、こっちの方がよっぽど「プログレサウンド」です。(長い曲、大作は無いですよ・・・)また、(ホワイト)レゲエ要素もだいぶ影を潜め、(いい意味の)大人なアルバムに仕上がっております。これだけ「完成度」を高めて、人気も絶頂になると、次のステップ(解散、それぞれが好きなことをやる)にいってしまうのも分かるような気がします。 個人的には、「ソロ」の「スティング」も好きですが、やはり「バンド」としての「ポリス」のサウンドの方が好きで、解散してしまったのが本当に残念です。
・「特別なアルバム」
一生に聞く音楽の中で、自分にとって本当に大切だと思えるレコードはそういくつもないはず。そんな数少ない中のひとつに挙げられるのが、私にとってはこのアルバムです。
キラキラとした豊かな音色とエッジのきいたカッティングを巧みに使い分けて飽きさせないギター、タイトにはじけるドラム、想像力さえ感じさせる独特のベースライン。そして、つぶやくように、時に自信なさげに歌いながらも、知性に裏付けられた勇敢さを感じさせるマイケル・スタイプのヴォーカル。
青年期の心の揺らぎをスナップショットのように、それこそ曖昧になることを恐れずに曖昧なまま表現すること。それまで誰もやったことがなかった。ちょうど、ピンぼけな写真が妙なリアリティを感じさせるように。
曲はバラ!エティーに富んでいて、パンク、フォーク、サイケデリックなどがゴッタ煮のようになっている。ポップも感じさせるし、へヴィーなロックも感じさせる。「名盤」と言い切ってホコリをかぶせてしまうには余りにもったいない、生命力にあふれた不思議なアルバムです。
・「REMデビュー!」
デビューEP、クロニックタウン(デッドレターオフィスに全曲収録。)でも高い評価を得た彼らのファーストアルバムが、本作です。このアルバムですでに、REMとしか呼べないようなサウンドを確立しているのはさすがです。アコースティックな音を基調としながらも、スタジオでいろいろな音が試され、結果、不思議(としか形容できないような)音を創り出しています。ほとんどの曲が、バース、バース、コーラスという構成ながらも、典型的な曲展開を避けるように進行して行くメロディー。この微妙さこそが、REM最大の魅力だと個人的には思っています。そんな彼らの音楽をすることの喜びが、このアルバムには溢れていると思います。ホントにいつまでもみずみずしいアルバムです!
・「追い風に乗った出色のデビュー作」
ミニアルバム”Chronic Town”に続くフルサイズでのデビュー作。オピニオンリーダーでも「世界で最も重要なロックバンド」でもない新進ギターバンドだったこの頃の音が最もユニークで純粋な喜びに満ちているように思える。天邪鬼な彼らにしては珍しく売れ線の1が巻頭を飾る。バラード4や”Perfect Circle”は歌詞がはっきりわからないもののブレイク後にはない透明感や焦がれるような郷愁を帯びたいい曲だ。ガーゴイル?の写真が印象的だったミニアルバム収録曲の小気味の良いビートを引き継ぐ8、止まったかと思ったら突っ走ったり転んだりと七変化の9は収録中最もファニーで彼らならではの個性がうまく出ている。
12弦ギターによるコードカッティング、アルペジオの心地よい響きの中で、スタイプの朦朧とした中にも凛とした力が感じられるボーカルにさらに靄のようなコーラスが折り重なった瞬間、これら初期REMの音楽が完成した。ひねりのある曲構成を支えるリズムも面白い。デビューから追い続けているバンドだが、代表作としての資格も充分だし個人的に”Green”と並んで好きな作品なので是非お奨めしたい。
・「Perfect Circle」
Perfect Circleを聴くと何故か涙が出てしまう。歌詞は意味不明だが、心の深い部分に訴える何かがあるんだろうな。REMの魅力を言葉にするのは非常に困難な作業だが、このアルバムはREMのそういった不思議な魅力が何の加工もされずに詰まっている。
・「歴史の始まり。」
1983年にリリースされたデビュー・フル・アルバムです。この頃からライヴを活発化した彼らは「Police」等の前座でツアーを回り、知名度を上げていきます。そして既に人気者となっていた彼らは、インディ・レーベルからのデビューとしては信じられない位の評価を受け、「Rolling Stone」誌の評論家による「ベスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれる事となります。デビュー・シングル「Radio Free Europe」のニュー・テイクを収録し、シングル・カットするや一気にカレッジ・チャートを駆け上り、UKでも「Talk About The Passion」がシングル・カットされ、インディ・チャートの上位にランキングされました。フォーク・タッチのアコースティック・ギターを中心としたサウンド、Punkに影響を受けたザラついたサウンドながらも、ルーツ的なスタイルを忘れないサウンドと、Michael Stipeのテキサスなまりの強いヴォーカル・スタイルは、好き嫌いが分かれるものと思いきや、大きな支持を受けることとなります。アメリカン・インディ・ロックの先駆けとして、非常に重要なアルバムであることは間違いないですね。既に名盤の誉れ高い作品!
・「転機となった第1号」
化け物みたいなグループに成長するきっかけとなったアルバム。プロデューサーはあのロキシー・ミュージックのブライアン・イーノ。当時は意外な人物と思ったけれど素晴らしい成果を生み出すこととなった。こういう路線に行くとは、初め聞いた時は「なんかようわからん」というのが本音でしたが、聞けば聞くほど味が出るというか、今となっては名作「ヨシュア・トゥリー」よりも聞くことが多いですね。「インディアン・サマー・スカイ」やアルバム・チューンの「焔」は絶品。ジャケットもなんか雰囲気が漂っていていいです。このあとのU2の音の雰囲気がこれで決まったという感じがしております。まだ聞いておられない方は是非聞いてください。
・「ブライアン・イーノという触媒」
1984年アイルランド、ダブリン、スレーン・キャッスルで録音。U2の第4作目。スティーブ・リリーホワイトからブライアン・イーノへとプロデューサーが変わったU2の出発点のアルバム。ブライアン・イーノはまさに触媒であって、自らが彼等の持つ音楽をどうすべきかを知り尽くしてプロデュースしているのが感じられる。たとえば、『WAR』の『Sunday Blooody Sunday』をイーノがプロデュースしたら、もっともっと素晴らしい出来栄えになっただろうと僕には思える。それほどこのアルバムのU2は光を与えられ、眩いばかりに変貌している。
イーノがやった事は明白。ボーノのボーカルとエッジのギター・リフをより鮮明にし、このバンドの一番素晴らしい部分を見せたのだ。『A Sort od Homecoming』から『The Unforgetable Fire』までの4曲が特に素晴らしい。
ただこの素晴らしい音楽はこれが始まりだという事がもっと素晴らしい。
・「すばらしい」
今から18年前、高校生のころFMラジオで偶然エアチェックしたのが『Pride』でした。あのときの感動は今でも忘れません。私の中ではU2のベストアルバムがこの『 The Unforgettable Fire 』であり、ベストナンバーが『Pride』です。私のようにこのアルバムでU2のファンになった人は多いのでは。その後の活躍が証明しています。
・「ALTERNATIVE ROCK」
ブライアンイーノとダニエルラノワをプロデューサーに起用したアルバム。プロデューサーによってU2らしさが後退しているなんてことは一切ない。かえってますます彼等のサウンドの豊かさと広がりが増したようである。一歩前進したと言えばいいのか、音にプリズムのような輝きが付加されたようである。また楽曲がいいのもこのアルバムの特色。<2>はかなりフックがはっきりしててすばらしい。歌詞にややまずい部分も散見できるが、全体の完成度がそんなことは消し去ってくれている。マーティンルーサーキングに関しても言及しており問題意識を持つバンドとしても衰えは見せていない。イーノとのコラボレーションが成功したサンプル。攻撃性も失われていない。 10点中8点
・「僕にとってU2の顔」
僕にとってU2といったらそのサウンドイメージはだいたいこのアルバムのものです。
・「アコースティックな響き、英国的香りは絶品」
バニーズのなかで最も好きなレコードで大事にしている。初期の神経質な曲も好きではあるが、このアルバムでのアコースティックな響きの方が好き。 5.Thorn Of Crowns もなかなかだが、アナログ盤のB面だった 6.The Killing Moon 7.Seven Seas 8.My Kingdom 9.Ocean Rain の4曲の美しさ、英国的香りは絶品。
・「オーケストラと化学変化を起こした、英国NW唯一のアルバム」
同時代の殆どのファンにとっては、このアルバムまでがバニーズ黄金期の作品でしょう。"Seven Seas"、"Killing Moon"といったヒット・シングル曲の他にも、ジャケット通りのキラキラした名曲揃いのアルバム。オーケストラとギター・バンドが共演したアルバムなんて星の数程あるけど、このアルバムほどマジックが起こったアルバムを僕は知りません。 この後からは曲の作り方そのものが変わっちゃって、それまでリハでダラダラやりながら演奏のノリと勢いで歌を乗せて半ばアドリブで作曲する方法が取れなくなったんじゃないかと思います。(それは、当時の音楽記事から類推すると、メンバー間の人間関係が複雑になったからだと思います。その証拠に、最年少で緩衝役だったピート(Dr.)がバイク事故で死んだ後、彼らはあっけなく解散してしまう。)
なお、この盤の10曲目から後は、当時のオリジナル音源には入っていないボーナス・トラックです。これが入っているかどうかで収録曲が倍違うので、これから聴こうという人は良くチェックしましょう。でも、同時代にこのアルバムを聴き倒した僕としては、このアルバムはやっぱり"Ocean Rain"で静かに終わるのが良いとも思ったりするのです。
・「有終の美、と思わず言っちゃいたい。まだ続くのに・・・。」
これ以上は無理だろうというハイテンションで築き上げた最高傑作の後だからマック主導で「アコギで弾ける唄物」といったコンセプトでもって(レコーディングもパリにまで行って)ある意味息抜きをするという、メンバーもファンも十分納得できる文脈で発表された4th。84年作。
方向性の微変換も創造性に溢れた(完壁主義な)この集団であれば難なくこなし、軽やかさとロマンティシズムを融合した珠玉のごとき楽曲集と相成りました。
オーケストラをバンドサウンドに取り入れることも本作の新機軸であったがそれもまたセンス良く達成している。壊れやすいもののような繊細な耳触りやロマンティックな香りはこれによって導き出された。
名曲”killing moon"は後半フィル・アウトするまでのウィルのギターが泣かせます。彼のギターは引っかかるカッティングよりサイケ臭ぷんぷんの旋律と才気に溢れた音響操作に重心を移しているだけで、決して引っ込んでいるわけでなく十分に堪能できます。
アルバム1枚に1回は必須のマックのシャウトも大丈夫、ライブ定番”thorn of crowns"で炸裂です。
ドアーズっぽいって言えば本作が1番ではないかなぁ・・・3rd”WAITING FOR THE SUN"の持つポップとサイケデリックがバランスをとる感じに似ている気がするんだけども。
バニーメンのアルバム中、美しいという形容が最もふさわしい1枚。
・「killing moonは名曲」
現在になって聴き直してみてもやはり Killing Moon は名曲です。しかし、12インチシングルバージョンの方がストリングスが効果的で素敵です。そのほかの曲は、これまでの作品に比べるとギターが後ろに下がってストリングスが前面に出ているのですが、地味です。鋭いエレクトリックギターサウンドが本作では聴くことはできません。
・「文句なし」
ポールウエスターバーグの才能があふれています。音楽に対する情熱が理想的に表現されています。楽曲もよし。オルタナバンドの影の帝王。10点中10点。まっすぐだ。
・「王子、ワールド・ミステリー・ツアーに出る!」
Purple Rainが大ヒットした翌年の85年発表、通算7作目。録音はPurple Rainと同時期だというのが通説だ。前作で与えた「黒いロッカー」のイメージをこの一作で払拭、彼の音楽に肌の色など関係ないことを知らしめたサイケデリック・ファンク・アルバム。
セールス的には前作ほど伸びなかったが、それは殿下自身発売前から意識していたと思われる。その代わり、彼は耳のこえた大人のリスナーを獲得した。Purple Rainでは主に盛り上げるために使われたストリングスをサイケデリックに配し、彼のジャズ的な側面も臆せず前面に出している。発売当初とっつきにくい印象をファンに与えたのはそのせいかもしれない。
だが、本作でのプリンスは「俺についてこい、これが未来のpop musicだ」と言うかのように自信満々だ。これだけの内容であれば、そう思うのも当然だろう。本作を彼の最高傑作に挙げる人も多い。このアルバムから彼が時代のイノベーターになる。The Revolutionとのコンビもいよいよ絶頂期を迎える。尚、本作から、ペイズリーパークなるレーベルを立ち上げ、独断専横の官能世界が多方向で繰り広げられることになる。
・「第一期開眼完了」
大作「1999」、大ヒット作「Purple Rain」を経て発表された傑作。「Dirty Mind」から続けたスタイルが完全に消化されている。
ヒット曲④があるものの、一般的には派手な前2作の陰に隠れて目立たない存在。ファンキーでポップなプリンスのひとつの完成形。色眼鏡なしで楽しみたい。
・「ドンパ!ドンパ!の2拍子FUNK!」
「PURPLE RAIN」がグラムなら今作はサイケ。前作がサービスいっぱい、これでもかのアルバムだったのに対し今作は内省的で偏執的。ものすごくいびつなサウンド、意味深な歌詞、そこにprinceの表情溢れるボーカル。それがどうにも心をとらえて離さない。ウェンディたちの女子コーラスも可愛くフィット。ドラムの音が気になる?大丈夫、10回も聴けば慣れてしまうので。
「Around the World in a Day」中近東風のメロディから始まり「目を開いて/心を開いて」とPRINCEが唄い出す。ほんとに変な曲で曲中鳴ってる笛?のような音が合っているのかいないのか、居心地の悪さが妙に快感。中間にグルーブするところがかっこいい。
「Paisley Park」はリズムのずれた?キーボードが奇妙な眠気を誘う。今作でPRINCEは新たな共同体を創作しようと試みる。その代表的な曲。とにかく楽しい曲で愉快でさえある。
「Condition of the Heart」ながーいイントロに導かれて出てくる美しいメロディー。アレンジが少々大袈裟だけどそれえを補ってあまりある歌。特に5分10秒以降の唄は誠実で本当に素晴らしい。ここを聴くだけでもこのアルバムを聴く価値あり。
「Raspberry Beret」このアルバムの特徴はストリングスや管楽器の多用。この曲はその最たるケース。曲もポップでいいぞ。第一弾シングルでした。全米2位。アメリカ人も分かってるじゃないか。
「Tamborine」タイトル通りドラムとシンセベースとボーカルとタンバリンだけの曲。それで十分完成してるところが凄い。雑誌で見た女の子に恋してタンバリンを叩きまくるという唄。へんてこさがたまらない。
「America」唯一バンドっぽいサウンドの曲。revolutionのかっこいい演奏にアメリカ讃歌とも取れる歌詞。ギターがいいな。いいな。チョッピリ未完成な感じを残す。
「Pop Life」「君の人生に何があったの?」と歌い出す。ちょっとボブ・ディランを思わせる(僕だけか?)よく出来た曲でサビは一緒に唄いたくなる。個人的にはアルバムのNo1.花が咲いたような曲。
「The Ladder」はサイケなゴスペルといったところ。壮麗なストリングスに導かれて語り始めるprince女子コーラスも冴えて盛り上がるがフェィドアウトが早すぎる!あと5分は持つのにな。。。
「Temptation」は狂乱のブルース。サックスも決まってギターも暴れる。エンデイングでは「SEXより愛が大事」と何を今更!。
ほとんどのボタンを掛け違えてしまったが、よく見ればかっこ良く見える。こんな着方があってもいいんじゃないか?といったアルバム。princeが一番素直だったアルバムなのかも。現行のCDは音が良くない。うすっぺらいのだ。リマスターを強く望みます。
このアルバムからprinceはものすごいことになって行く。音楽的に不毛といわれた80年代、僕らにはprinceがいた。たった一人で時代の音を作っていった。そんな彼の輝かしい一枚。今でも十分輝いていると思う。
・「タンバリン、欲しかった・・・。」
何と言っても、タイトル曲です。初来日ツアーのの1曲目がこの曲で、中近東風のイントロから横浜スタジアムが異次元空間になったのを記憶しています。M-5の「タンバリン」の性急なリズムも痺れます。レコード評などで、ボ・ディドリー風のリズムと書かれていたので、ボ・ディドリーのコンピレーション物も購入してみたのですが、そうかぁ〜?って感じでした。そういえば、横浜スタジアムの客席の何席かの1つずつにアーティストからのプレゼントですって、タンバリンが置いてあったなぁ。ライブも金掛ってそうだったし、あれで採算取れてたのかなぁ?
・「万華鏡なり!」
前作「パープル・レイン」で完全にはまった中学生の頃、FMステーションでこのアルバム発売告知を見て、指折り数えていたのを覚えています。そしてついにこの歴史的傑作に針を落とした時の感動(つまりレコードってことね)。ヘッドフォンで聞いてください。「POP LIFE」や「AMERICA」「PAISLEY PARK」なんかのポップな曲もいいのですが、一曲目の「AROUND THE WORLD IN A DAY」を聞いたときの体の震え!興奮を今でもしっかり覚えています。80年代に比べてすっかり落ち着いちゃったイメージのプリンスですが、20世紀の偉人の一人ではないでしょうか?そんなに熱心なプリンス信者でもない私でもそう確信しています。80年代の熱狂を体感したければ、これとフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「プレジャードーム」を聞くべし!正にビートに抱かれて!
・「なぜ一般評価が低いのか?」
名曲Pretending to careを始め、駄曲一切なしというのが、小生の意見である。コンサ-トにおいても、何曲か、このアルバムから演奏されることがあるが、ライブバ-ジョンも又、格別である。基本的にトッド一人による多重録音のアカペラアルバム。異色作ではあるが、彼のポップセンスが全曲に注入されており、小生にとっては、お気に入りのアルバムである。
・「声にこだわったトッドの異端作・・・いや充実した問題作」
85年発表の12作目で、長らく在籍したベアーズビルから離れて発表された作品だが、まずジャケットに絶句。表はバリ島か沖縄で見たような気がするかぶり物で、裏は学生服と微妙なセンスが微笑ましいですな。タイトルがア・カペラなので、ドゥー・アップ的な内容 (もちろんドゥー・アップもありますが・・・) かと思えば、ちょっと違っていて、肉声とサンプリングされたボイス (アート・オブ・ノイズのような・・・) を駆使して作り上げた作品集といった感じです。少々難解な和声も聴かれますが、本質的にはポップな人なので、 ファンなら問題ないでしょう。ジャケにも現れているようにケチャ的な要素も感じられ、前々作 (ヒーリング) の作風を更に押し進めた感じも受けますが、質感が今までのアルバムと全く異なります。また次作以降とも雰囲気が違うので、かなり独特なポジションのアルバムと言えそうです。独特と言えば、6.はトッドにしてはありえないほどのポップな曲で、それこそ童心に戻ったかのような無邪気な曲です。こんな曲は今までも、今後も全く見られません。ソウルっぽいアメリカン・ポップス・・・という意味ではトッドらしい曲なのですが、ありえないですよw でもポップス・ファンならこの曲だけでも聴いてほしいです。
・「私もこれはとっても良いアルバムのひとつだと思います。」
当時トッドがDJをやるというラジオの企画番組があって、このアルバムが売れなかったことについてコメントしていたけど、確かセールスのタイミングとレコードカンパニーとの関係が良くなかったことを上げていたように覚えてます。頻繁に日本に来ていた頃(バブルがはじける前後)はここからの選曲も多く、バンドメンバーで足を踏み鳴らしながらアカペラで歌ったり、ロストホライズンからマーヴィンゲイの曲へ流れる展開も一つの定番でした。このアルバムが今ひとつ気に入らない人も、ライブを聴くと多分気が変わるように感じます。そのライブもブートレック盤で確認できるので、リアルタイムで経験できなかった方は是非チャレンジを。
・「サムシング・トゥ・フォール・バック・オン」
はシングルヒットもしていて佳曲だ。他は・・。
・「サイケSG」
エリック・クラプトンがクリーム時代に使用していた「サイケSG」についてちょっとした逸話を。クラプトンからトッド・ラングレンに譲られたSGですがその後レコーディングで使用されています。といってもトッドのアルバムではなく彼がプロデュースした英国のポップグループ、XTCの「スカイラーキング」というアルバムに於いてです。曲は「that's really super,supergirl」でギタリストはデイブ・グレゴリーという人です。ポップ音楽に於ける使用ですのでクラプトンとは似ても似つかないトーンで奏でられておりアームまで使われていますがこれはこれで素晴らしい演奏です。ちなみに「スカイラーキング」は名作といわれていますので機会があれば一度聞かれてみてはいかがでしょう。
・「XTCとトッドラングレン。2つの才能がこの1枚に」
メロディアスで、アヴァンギャルドで、それでもこのアルバムはポップスの金字塔です!これを聴かずしてポップは語れない!!
・「1×1=0 ?」
私はバリーアンドリュース在籍時の初期のファンなのですが、一番聴く機会の多いのはこのアルバムになります。トッド・ラングレンのプロデュースによりXTC本来の毒気が抜け切った骨抜きみたいな柔らかく耳当たりの良い音は、はっきり言って熱心なファンには不満でしょうし少なくともメンバーは激怒していたくらいなので、相当に不満だったようです。しかしながら無駄な装飾を取り去って素材の良さだけで勝負したこのアルバム。異色中の異色ではあるのですが、何となくなんですがフグのさしみのような旨味を感じます。(クレーム付くか?) アルバム全体の統一感や曲の流れ、聞き終わった後の余韻までを含めて完成度はすこぶる高いです。アルバムのカラーを決めている Ballet For A Rainy Day は大好きな一曲ですが、これもまたXTCらしくない曲なのですね。あれ?
・「UKロックファン以外のための The Smiths」
The Smiths というのは誰のためのバンドなんだろう。繊細で皮肉っぽく、攻撃的かつ内省的、それでいて弱者に対する限り無く暖かい眼差し。ずいぶんいろんな人に無理矢理聴かせたが、とことんはまる人と全く興味を示さない人、はっきり分かれる。B'z や Bon Jovi みたいな男らしさ全開ロック好きな人にはまずお勧めできない。対極だろう。ビジュアル系な人もたぶん無理。ボーカルのモリッシーはかなり不細工な大男だ(それでいて女物を身につけていたりする)。もしかしたら巨人ファンや小泉首相ファンもダメかも知れない(この時点で日本人の9割アウトか?)。映画でいうとハリウッドアクションやフランス映画とも違うし、やっぱりイギリス映画か。うーん。友だちがいなくて悩んでいる人、あなたにはお勧めできる。言われた通りにするのが我慢できない人、ヒッキーでプーな人、自分は特別だと思っている人、車より自転車が好きな人、変態といわれたことがある人、そんなあなたを The Smithsはちょっぴり救ってくれるかも知れない。以下アルバムレビュー。
個人的には前作 Meat is murder が思春期的な未成熟さを残していて好きだが、初めて聴く人には音楽的に成熟度を増した本作がおすすめ。まさに代表曲がずらりといった内容。
・「10代のうちに聴いてほしい」
スミスの最高傑作だと思います。美しいのひとこと。とくに、アナログではB面にあたる6曲目から10曲目までが、絶妙の美しさ。メロディーがナチュラルで心に染み入ってきます。10代の、感受性が強い時期に聴くのをお勧めします。
・「好きすぎる!!」
スミスはどの作品も良いが、この作品は是非おすすめ!1,9番が有名だが4番は陶酔できるし、5,6,8番は無条件でのれるし、3番は深みがあるし、まぁ結局全曲良いんですwモリッシーの声も良い!マー君のギターも良いんだがこのアルバムはアンディ君のベースが物凄く良質です。聴いてて心地がいいので良質なベース音を聴きたい人是非聴いてみて!
・「The Queen Is Dead」
彼らの代表作と共に歴史的にも名盤と名高い3rdアルバム。モリッシーのナヨナヨしたヴォーカルとジョニー・マーの美しく、一つ一つ計算しつくされたギターのメロディラインは必聴です。この二人が同じバンドで共存できた事自体がある意味奇跡だったのかもしれません。それくらい心を打たれる何かがこの作品に、スミスにはあります。ちなみに個人的にスミスの作品はどれも聴きやすく方向性もはっきりとしているのでもしこの作品が気に入ったのなら他の作品も是非聴いてみて欲しいです。
・「スミスの最高傑作でしょ。」
当時USでは「REM」、UKでは「スミス」が自分にとってロックの定番というか一番カッコイイバンドの定義として音楽を聞いていました。両方ともとても好きでしたが「REM」は、NYパンクやカントリー?ロックをルーツとした、カレッジ系でチョッと音楽オタク的なイメージがあり、「スミス」はUKパンク、ニューウェーヴの流れをくんでいて、どちらかといえば「スミス」の方にロックを感じていました。しかし英語が解らない自分にとっては、「スミス」の危うい攻撃的な音楽表現やバンドのスタイルというのが、作品から感覚として体感できず、繊細で美しいメロディーラインの方が優先されていたような・・・。でもこの「queen is dead」でそんな自分にも、危うい攻撃性と繊細で美しいナイーブな面が融合し理解できた。そんな自分事の話しなんですが、思い入れもあり大好きな作品です。特に6曲目「ビックマウス・・・」からラストの「サムガール」までの、乱暴にも思える疾走感からやがて夢心地へ・・・・そんな心地よい流れが肌に合い、当時アナログ盤のB面だけがやたら、溝がなくなった思い出があります。それにしても、「スミス」のライブ(海賊版のライブレコード)ってかなり乱暴で攻撃的な演奏で、「モリッシー」のヴォーカルは奇声を発しガナリっぱなし、「マー」のギターはギャインギャインて感じなのには当時ショックを受け、「おいおい、やっぱパンクだよ」って感じでより好きになったのは私だけ?
●So
・「ターニング・ポイント」
1986年5月発表。ピーター・ガブリエルのソロ第5作。ピーター・ガブリエルのターニング・ポイントは間違いなく本作だったと僕は思う。今でも思い出すがこのアルバムの2『Sledgehammer』が全米No.1ヒットになった時の驚きと喜びは未だ味わったことが無いものだった。才能があるミュージシャンであるが故に聴き続けるファンとして、その能力が世間の一般的な認知を得られず、陳腐なアイドル歌手がチャート上位を占めて我が物顔なのは耐え難いものだった。しかしながらリスナーも徐々に成熟し、日本のヒットチャートでも本当に実力があるミュージシャンがチャートを占めるようになっている。この2『Sledgehammer』が全米No.1になったのはリスナーの耳の成長の証を僕に感じさせてくれた。それほどの出来事だった。凍みるように歌うバラードが本作では特に素晴らしい。ケイト・ブッシュとデュエットした3『Don't Give Up』。希代のボーカリスト2人の声は見事に合っている。心の底辺まで届くような5『In Your Eyes』も最高だ。2『Sledgehammer』の次にシングル・カットされた7『Big Time』もそのビデオ・クリップの素晴らしさとともに印象に残る。彼のWebサイトは面白いことに彼のアルバムの人気投票を受付・集計するページが作ってあるが(User Polls)、このアルバムは現在2位である。しかしながら彼が完全に認められたアルバムということでその意義からも彼の最高傑作としてあげたい。彼はまるで世間の彼に対する『熱』を冷ますかのようにこの後6年間沈黙する。
・「人生最初の衝撃」
このアルバムが出たとき、私は中学生でした。私も、最初に興味を持ったのは2曲目のPVを見てからです。ただ、私がアルバムを聴いて(歌詞を見て)最初に心に響いたのは3曲目でした。今の日本にも、こういう歌があればいいのになと思います。
・「80年代が生んだ最高傑作の1枚」
彼の脱退後のジェネシスが、「And there are three」「Duke」「Genesis」とヒットアルバムを連発、急速にアメリカ進出を進めたのに比べ、ピーターは「IV」「Plays Live」、映画「バーディー」サントラを出すが、ブレイクには至らない状態だった。そんな'86の発売から間もない頃、マンハッタンの小さなレコード屋のショーウインドウの目立つ所に、このジャケトが飾ってあった。アップのモノクロ写真と「So」の文字、青に白抜きの名前だけのシンプルなジャケットは、LPサイズではとても人目を引いた。人目を引いたのは中身も同様、大ヒットとなった2はこの年のMTVビデオアウォード大賞も受賞、一気にポピュラーな存在となった。音楽面では、メインdsがジェリー・マロッタからマヌ・カチェに変わり、ワールド・ミュージック色が強まり、トニー・レヴィンの独特のスティックベースとのリズム隊が、より高い完成度のオリジナリティーをもたらすこととなる。同年秋の、マディソン・スクエアー・ガーデンでのソロコンサートは満員で、アリーナクラスのミュージシャンへのステップアップも遂げた。寡作にも関わらず、'90年代のシークレト・ライヴ・ツアーまで、そのステイタスは維持される。
・「DONALD FAGEN/THE NIGHTFLYとともに80年代屈指の名盤」
とにかく聴き易くなってバカ売れしたなあ。彼独特の哀愁を帯びた声と、バックを固めるミュージシャン、ゲストでケイト・ブッシュも名を連ねていますが、音楽的にも引き締まったものになってます。ポリス活動休止後のS.コープランド、この作品をきっかけに独特のグルーヴがもてはやされスティング等ひっぱりだこになったドラマーのマニュ・カッチェ、ベースのトニー・レヴィンも彼の良さが凝縮されたとも言えるようなプレイが聴けます。ロック、ポップスファンの方とともに、楽器をやる方はそうした聴き方も大変参考になるはずです。1曲目からノックダウンされ、怒涛の2曲目、ケイト・ブッシュの歌声が印象的な癒しの3曲目…最後まで一気に聴けます。80年代も捨てたもんじゃないことが分かる作品です。必聴!
・「Peter Gabriel の Fantasy World」
Peter Gabrielの名を世界に轟かせ、かつ商業的に最も成功したアルバム。"Sledgehammer"や"Big time"のポップさや、"Don't give up""In your eyes"のやさしさに、彼のセンスのよさを見出せるが、1曲目の"Red rain"の激しく、切なく、美しいサウンドこそがこのアルバムの”要(かなめ)”といっていいでしょう。彼の描く、明るくやさしく美しい世界を、リスナー自身の心で受け止めて下さい。
●Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
・「誰が何を言おうと」
殿下の作品でどうしてもどうしても、どうしても1枚選ばなくちゃいけないってなったら???・・・この過酷な質問の答えがこのアルバムだ!激しい殿下もいい。シャイな殿下もいい。だが、油の乗り切った「大人の」殿下の一面を覗きたいなら、これ。パープルの雨の後の濡れた階段で、この奇跡をぜひ!
・「私も、、、、」
同じように感じた方がいらっしゃるんだなあ。。。。。私は、Purple Rainからハマリ、Around The World....で、いい意味で裏切られ、PARADEで度肝を抜かれました。このアルバムは、リリースされてから、毎日、半年間聞き続けました。聞けば聞くほど、益々虜になっていったのです。KISSは、歌詞の内容がいいなあと思い、いつも口ずさみながら聞いていたものです。1枚選ぶとしたら、PARADEか、Sign 'o' The Timesか、非常に迷う所であります。このアルバムと同じような衝撃を受けた物はまだ無いです。。。。。リリースから20年近くたった現在でも、めぐりあっておりません。
・「天才の進化をはっきり感じ取れる傑作!」
この頃のプリンスといったら、とどまるところを知らない成長・進み具合だった。前々作「パープルレイン」でプリンスのとりこになってしまった僕たちは、「レッツ・ゴー・クレイジー」のギターソロのノリの新作アルバムを期待し、「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」で思いっきり裏切られる。同様に本作「パレード」でもそうだった。。。前作のアルバム以降、完全に独壇場となってしまった渋谷陽一大先生のライナーノーツには、毎度毎度「時代を10年先取りする傑作だ」とかいてあったが、正直初めて聞いたときには、期待と違う印象に戸惑いながら聞いたものだ。しかし、このアルバムは、発売から20年近くたっても、まったく色あせない。当時の曲を集めたコンピ盤の中にこのアルバムの収録曲の「KISS」がはいっていたが、この曲のみ浮いていた。「懐かしい」のは他の曲同様もちろんあるが、際立って新しいのだ。全然古くない。時代を創り続けていっている最中でのアルバム「PARADE」であり、名曲「KISS」だからだろう。完全に無駄な部分を削ぎ落とし、刃物のように研ぎ澄まされたサウンドだ。すごい。僕のような愚人には一回でこのアルバムの良さは分からなかったが、何回も聞いていくと、素晴らしさは絶対に分かってくる。そんなアルバムだ。
・「王子、革命を完遂す!」
86年、映画UNDER THE CHERRY MOONのサントラとして発売された通算8作目。The Revolution名義としては3作目。サントラというにはコンセプトが完璧すぎる。アルバム単体としても★10個分の価値がある超名盤。
本作の最大の魅力は、前作のサイケデリックな雰囲気を、打楽器によるタイム感と奇妙なミキシングによって、大きく飛躍させた点にある。もちろん全曲すばらしい出来だ。彼らが本作で成し遂げた高みはそれまで誰も表現しえなかったものだ。シングルカットされた曲も多いが、全体を通しで聴いても一つの物語を読んだような不思議な感覚がある。
私はこの時期の彼らを横浜球場へ観にいったが、さすがにライブで、この雰囲気を再現できてなかった。しかし、その日がThe Revolution解散の日であったらしく、アンコールのPurple Rainで、王子が泣きながらギターを弾いていた。彼はステージからギターをファンに投げ与え、その度にローディーが同じ型を持ってくる。その数は5台以上だった。予備のギターが尽きると同時にコンサートが終わった。ちょっと異様な感じだった。しかし、あの光景を私は一生忘れないだろう。
・「香水を振りかけたFUNK」
「Christopher Tracy's Parade」の破裂したようなドラムの音。そこに盆と正月が一緒に来たようなおめでたいストリングスとホーン。普通に考えたら支離滅裂になってしまうところ。しかし絶妙なバランスで崩壊寸前でとどまる。最高。アナログはA面で1曲の構成。続いて「New Position」これが脳天直撃するFUNK音が凄い。デモテープのようなナマナマしさ。短すぎるのが難点。そしてクールダウンするように「I Wander You」つなぎのような曲で単体で聴くと?だけど流れのなかではいいアクセントになっている。「Under The Cherry Moon」はスローなマイナーバラード。以前のようなしつこさはなく曲は静かに進行。「Girls &Boys」ワンコードでこんなポップな曲を作るところはさすが。サックスが効いてソウルの匂いがします。今作はバンドっぽい部分がかなりあり、それをprinceがへんてこな頭の中で再構築している感じ。ピッピッーとなるシンセ?がいいアクセントに。洗練された感じ。そして嵐のような「Life Can be so Nice」カウベルが鳴り、へんてこな笛、歪んだドラム。ほんとに大変なことになっている。そして美しいインスト「Venus de Milo」A面を締める。完璧。
息が詰まるほどの緊張感溢れるA面に比べるとB面はバラエティとんだ内容。派手で元気がでる「Mountains」はTHE REVOLUTIONのいいところが全面に。いいBANDだったと思うな。みんなが楽しそうに演奏してる珍しい曲。中間のギターのブレイクが好き。
「Do u Lie」はアコースティックなスイングジャズ?アコーディオンも鳴ってヨーロッパ風。ある意味普通だがこのアルバムに収録されていることが異常。
「Kiss」デジタルビートにベース無し。ファルセットで唄うprince。これもカッティングギターがかっこいい。JBがへなへなになったよう。これ以上削れるか?ってくらいにシンプル。だけどグルーブする。文句なしに快感。全米NO1
「Anotherloverholenyohead」ファンキーな「kiss」から不穏なギターのイントロ。重たいロック調。ちょと弱いか?このアルバムの中では。でも好きな人はいるはず。
「Sometimes Snow in April」ウェンディーとリサ、そしてPRINCE。三人だけで奏でるアコースティックなバラード。映画が(大失敗作)2時間かけても伝えることができなかったことをこの曲1曲が伝える。物事に永遠を求める切なさ、消え行くもののはかなさ。そして失っても生き続ける強さ。ウェンディーとリサの透明感溢れる唄声が素晴らしい。2コーラス目のprinceの歌い出しが最高。アコギの弦の擦れる音さえ美しい。名曲名演だと今でも変わらず思う。
前作が「サージェント・ペパーズ」なら今作は「リボルバー」か?順番がちょと違うけど。今までになくバンドっぽい、そしてR&Bの香りが強い作品。香水を振りかけたfunk? 間違いなくREVOLUTION名義のベストだと思います。おススメ。
・「坂本龍一とVaiが参加した超一流のハード・ロック」
「ロックは死んだ」と過去に言っちゃった筈の John Lydon が、堂々とハード・ロックをやってのけた1986年の問題作。ギターに Steve Vai、ベースに Bill Laswell、ドラムスに Ginger Baker、そしてキーボードに坂本龍一 (!?) と、今思うと超個性的なミュージシャンが参加して制作された。1曲目の「FFF」から、ド派手なドラムスと変態的な Vai のギターが圧倒的で、John Lydon の個性的なヴォーカルが控えめに聴こえる程だ。スローな 7「Ease」では、坂本龍一のキーボードが冴えている。こういう刺激的なハード・ロックは後にも先にも聴いたことがない。奇跡的、唯一無二だ。
・「唸るギター!」
前作とガラッと雰囲気を変えて、パワフルなバンド・サウンドになりました。ジョン・ライドンの独特な唄い方は健在だし、音で印象に残るのがギター。スティーブ・ヴァイという人みたいですが(洋楽に詳しくないので名前しか知りません)、もう思いのままに弾きまくってる、という感じです。激しい曲から、じっくり聴かせる2、7のような曲まで、内容充実のこのアルバム、良いですよ。
・「ジョン・ライドン vs.《ロック》」
ロックを否定し続けたPiLが、完全にロックに回帰した、PiLの問題作にして、最高傑作。今聴くと、このアルバムは《ロック》がジョン・ライドンに向かって放った、完全なる《勝利宣言》だったような気がする。このアルバムを聴いていると、《何があっても、俺は生き残る》という、《ロック》のしたたかなエネルギーを強く感じる。結局、このアルバムを作った時点で、ジョン・ライドンの《ロック》に対する敗北が決定したのだろう。ジョン・ライドンの《ロックは死んだ》宣言に対する、《ロック》それ自身からの《ロックは死なない》宣言。今聴くと、それがこのアルバムの、最大の価値だと思います。
・「格闘技セッション」
PIL名義だが、「フラワーズ・オブ・ロマンス」までが本当の意味?でのPILというバンドであり、「ハッピー?」以降は実質、ライドンの新バンドである。これはその狭間に発表されたライドンのソロプロジェクト的作品。「フラワーズ〜」でポスト・パンクの在り方の頂点を極めた後、ある種の役割から解放されたライドンが以外な腕ききミュージシャンたちと作りあげたハイパーなポスト・モダン・ハードロック。もっと評価されていい作品。
・「ジョンとヴァイに尽きます。」
ジョンありきで聴いたアルバムではありますが、バックの面子がテクニカルになるとこうも音がすっきりするのだろうか?というくらい爽やかな作風に仕上がっている。
ギターはスティーヴ・ヴァイで、アルカトラス参加で名を上げた人だが、ザッパ人脈ゆえ、なみのメタル系テクニカル・ギタリストとは一線を画す。
クリーンなバッキングもスタジオミュージシャンクォリティだし、ハードな部分もあって、雑誌でも指摘されていたことだけど、このころのヴァイって、ソロの締めくくりはアームアップが決め技だった。買いでしょう。
・「神々しい荒野の先に見える風景」
1987年1月アイルランド、ダブリン、ウインドミル・レーン・スタジオで録音。U2の第5作目。前作と同様、プロデューサーはブライアン・イーノとカナダ出身のエンジニア、ダニエル・ラノアだが、面白いのは4曲でミキシング・エンジニアとしてスティーブ・リリイホワイトを起用しなおしているところだ。つまりは3人の共作によるプロデュースと言えるアルバムだ。
神々しい荒野の先に見える光景を追いかけているような音楽である。ボーノのボーカルはますます純化し『魂』が透けて見えるかのような素晴らしさである。エッジのギター・リフも冴えまくりU2の最高傑作と言うにふさわしいアルバムとなっている。
僕の中の『魂』を震えさせる力を持ったアルバム。『Where The Streets Have No Name』から3曲が特に素晴らしい。
・「直球勝負!」
一曲目の"where the streets have no name"の静かなイントロでアルバムは幕を開ける。続く壮大なサウンド、スケール感にただただ圧倒される。次曲"i still haven't found what i'm looking for"はリズム感抜群のゴスペル・サウンドにボノの名唱が重なり、すごく心地いい。"with or without you"は、エッジ本人曰く「ノン・ドラマチック・ギター」に、ボノのソウルフルな熱唱が自然に溶け込み、感動的。冒頭3曲を聴くと、ロックの元々持ってる醍醐味を一気に味わったようでいつも感激するばかりだ。やはりこの3曲がズ抜けてるけど、ベスト盤にすぐ走って欲しくはない。このアルバムを包み込む、荘厳な雰囲気が何より格別だからだ。
・「究極的な深さ」
渋いけど深い。かなり抽象的ではあるけど、核心を突くメッセージ。U2の情熱がすべて注ぎこまれたアルバムだと思う。深い、という点ではある意味音楽すら超越している。抽象的になることによって、より広い観点に立って世界を見ることが可能になった。ボノの書く詞は示唆に富み、広い意味での「愛」に満ちている。もちろん音楽的にも優れている。1〜3曲目は反則なまでに名曲。この流れを聴いて何も感じない人は不幸だ。イーノと共に造り上げた音は渋く、円熟を思わせる。聞き返すたびに味わいが深まる。
メンバー自身も語っているが、やはり4曲目から(特にB面)は楽曲が弱い。こればかりは否定できない。しかしこれは始め3曲が名曲だということの証左となろう。このためだけに聴いたって損じゃない。
・「唯一無二のフォーピースバンド」
バンドにとってはアメリカで商業的に大ヒットした「名刺代わりの一枚」。それじゃ、リスナーにとってこの一枚はどんな意味があるのだろうか?
そんなことをぼんやりと考えてみた。今までの作品と似て異なるところ、それはずばり「抑揚」ではないだろうか。それまでのU2サウンド、というかボノのアプローチは熱くストレートな作風が多く見られた。それが良くも悪くもくそ真面目、真剣さが重く感じられるところがありバンドの評価にも少なからず影響していた。そんな中、リリースされたこの作品。かわいた大地を想像させる大きなスケール感のある演奏に熱さを残しながらもどこかクールな抑揚感をもつヴォーカルを加えることで作品のもつ普遍的な世界を上手く表現することが出来たから成功を収めたので!!はないだろうか?歴史的名盤です。
・「世界へ羽ばたいた記念碑的名盤!」
前作「焔」からプロデュースしているイーノのファンであったため、「焔」に感動し、当時Tower RecordsにUS盤LPが新作として置いてあったので、躊躇無く購入。聴いてみると、私には「焔」よりもポップ、かつ、エッジならではのディレイのかかったトレモロギターが効果的に響き、捨て曲無し!と感じた。思えば、イーノのプロデュースしたアーチストは、必ずと言って良い程、後世まで残る「名作」を創り上げている。トーキング・ヘッズ、デヴィッド・ボウイのベルリン3部作などとともに、この作品はロックの金字塔となった。 さて、つい最近、トーキング・ヘッズのリマスター盤が発売され、その音の密度の濃さに驚嘆したが、このアルバムもそろそろリマスターして欲しい。アナログ録音であるため、デジタル録音のリマスターとは比較にならない音質向上が期待できるからである。トーキング・ヘッズのリマスター盤は、従来、聞こえにくかった音まで明瞭に再現され、最新録音(実は25年前のものでさえ)と言っても充分通用する音質なのだ。期待してますよ、メーカーさん。 このアルバムは、日本のポップシーンにも影響を与えた。何と「泉谷しげる」が名作「春夏秋冬」をエッジのギター音を真似たアレンジでリメイクしている程だった。20代の人には、過去形の作品かもしれませんが、オンタイムで聴いてきた私にとっては、今なお、現在形の作品なのです。未聴のポップ、ロックファンは是非聴いて欲しい!
・「世界最高最狂のロックアルバム」
Guns N Rosesのデビューアルバム。
アルバムのアートワーク(俗に言う「レイプ・ジャケット」)にクレームがついたので、後にアクセルの右腕のタトゥー・ヴァージョンに変更。
一部のコレクターの中ではこの発禁ジャケがいまだに高値でやり取りされているのは人気の高さの持続を意味している。
初めて聴いたときの衝撃は計り知れないロック・アンセム「Welcome To The Jungle」。続く「It's So Easy」を聴いてVoが別人?と思えるほどの声色を持つAxlに感服。ライブの最終曲を毎回飾っている「Paradise City」。全米No.1のギターキッズが大好きな「Sweet Child O' Mine」。
荒削りながらも勢いとバンドの結束を感じられる最高傑作。
往年のHR/HMを魅了したアルバムであり、個人的には世界最高最狂のロックアルバムだ。
「Chinese Democracy」の発売が決まったタイミングでのSHM-CDリリースで再びこのアルバムが爆発的に売れていくのが目に浮かび、頬の筋肉が緩んでしまう。
是非、前回の新生GNRの武道館ライブ以来の再来日を熱望!!
・「飽きが来ない名盤」
このアルバム、内容もさることながらそれ以上に飽きが来ないんだよね。初聴から格好良いアルバムって何度も聴くとどうしても飽きが来ちゃうんだけど、このアルバムは飽きるどころか聴けば聴くほど内容の凄さに気付く。そんなアルバム滅多にないよ。最近の若い子はメロディ重視のUKロックが好きなようで(オアシスとかレディオヘッドとか)、ガンズを先行イメージで敬遠してる子もいるかもしれないけど、そんなのは一度消しさって本作を聴いてみてほしいな。ブッ飛ぶよ。
・「そりゃ名盤認定されるよ」
カッコいい曲とそそるバラード、それにアルバムとしての纏まりとエネルギーがあればそれは当然名盤になるわけで、そういう意味では全て揃ってるアルバムただ、所謂「捨て曲なし!!」って感じのアルバムとは違うかと冷静に考えると捨て曲と呼べそうなものもあるんだけど聴いてる間はそれを考えさせないパワーがありますベストの選曲が余りにも悪いのでまずはこれから入るべきだと思いますね
・「80年代ロックの金字塔」
ニルヴァーナとのいざこざのせいで勘違いしてる奴も多いが、ガンズは商業ロックでもLAメタルでもない!ただの“少々うるさい”ロックバンドだ!!ニルヴァーナのNevermindやレディオヘッドのOK Computerが90年代の金字塔なら、80年代の金字塔はガンズのアペタイト。自称ロックファンなら絶対買いましょう。
・「これを聞かずにガンズは語れない」
ガンズのアルバムの中で一番好きガンズ入門にはもってこいの一枚ちなみに廃止になったレイプジャケはレアです
・「Princeの最高傑作」
Paradeの後にリリースされたPrinceの最高傑作。CDでも2枚組だがトータル80分を切るので、一気に最後まで聞いてしまう。
このアルバムでの聞き所は、全米No.1のSign 'o' The TimesからHousequake,Starfish And Coffee,Hot Thing,If I Was Your Girlfriend,I Could Never Take The Place Of Your Manと挙げると切りがない。Rockを基本にバラエティに富んだアルバムだ。
書いておかなければならないことに、このアルバムは、ほとんどPrince一人で作っていること。全ての演奏・作詞・作曲・プロデュースまで。こんなマルチアーティストかつ天才は、もう現れないんじゃないだろうか?
残念ながらこのアルバムはグラミーで「Album of the year」をU2に譲ってしまったが、その時の殿下のコメント「U2にはHousequakeは作れない」。なんて自信か、でもこれだけのものを作り上げることの出来る才能に誰も反論は出来なかった。
Prince入門編として自信を持ってオススメできる。
・「「音楽の神の啓示を受けた」としか言えない、衝撃の一枚。」
はじめて聴いたときは、「奇妙で耳障りな物音」ぐらいにしか思わなかったこのアルバムですが、ある時突然、天上の音楽として鳴り響きました。あのときの驚きと快感は忘れられません。まさに宝物ですが、しかしながら、どういう理屈でこのアルバムの楽曲群が成立しているのか、未だに分析不能です。なぜ、このメロディなのか・リズムなのか・音色なのか・展開なのか…それを知っているのはプリンス自身と神様だけでしょう。発表してからこれだけ時がたてば、「このあたりこうすればよかったのに」などと素人なりに思い浮かんでくるものですが、このアルバムに関しては「皆無」といって過言ではありません。まさに孤高の音。未聴の方はぜひともお聴きください。
・「Prince世界が炸裂してます」
プリンスは今でもすごいけど、いまのところ最高傑作はこれだと思う。グラミー賞のAlbum of the yearにノミネートされて本命視されていたんだけど、実際にはU2が獲得した。そのときのインタビューがよかったね。「残念でしたね?」「どうってことないさ。だって彼らにはhousequakeは作れないだろ」それでこそ、prince。いかしすぎ。
・「プリンス的前衛世界」
紛れもない最高傑作。創作意欲が爆発したそのボリュームもさることながら、多彩な楽曲で飽きが来ない。ほぼ一人で作ったようなアルバムだというからただ驚くばかり。プリンスにしか築き上げ得ない世界。感覚的・官能的ではあるけど実は深い。ショーを意識したような造りで、たとえるならDisc1は第1幕、Disc2は第2幕といったところだろう。楽曲はさっきも書いた通り多彩だけど「1999」「Purple Rain」の頃のように時代に迎合するようなサウンドは減った。前衛的であり、自分が時代を牽引するという意思も見える。実際に多大な評価を受けるわけだからスゴい。まさに天才という言葉が似合うと思う。だが同時に天才特有の内向性もあり時には理解しがたい。ただそれらをひっくるめてスゴいと言っている。今の僕には讃えることしかできない。
・「突き放される快感」
この時期のプリンスのエネルギーは凄まじかった。1曲目のイントロのドラム音なんて、高性能コンピューターが突然喋り始めたような衝撃だった。で、それがジミへンのような暴力的な強姦されるようなエネルギーでは無い。冷たく突き放される快感。とにかく全曲ポップで、スキが無い。このアルバムと同じタイトルのライヴ映画が公開されたけど、あまりの素晴らしさに何度も観に行った。シーラEのドラムが凄いので、映画も観て欲しい。
・「枯れた味わいの中に勢いを感じる名盤中の名盤!」
「セット・オン・ユー」、「FAB」・・・次から次へと大ヒット・シングルを生み出したこのアルバムは間違いなく80年代を代表する名盤。もちろんセールスのことなど抜きにしても、これは高い評価を得れたはずである。ジェフ・リンとジョージの相性の良さがこれでもかというくらいに感じられるうえ、リンゴのドラムも最高に素晴らしい!「FAB」のPVではリンゴも登場しているが、もう最高にかっこよく鳥肌が立ってしまったほど。あの、「バスン!」と重みがありながらキレがよいスネアは最高!「ディス・イズ・ラヴ」もポップで楽しい曲だが、胸にジンとくる曲でもある。シングル・カットもされたが隠れた名曲とも言えるだろう。ザ・ビートルズとしてもジョージは数々の名曲を生み出してきた。ソロとしてその才能はますます開花していったのだが、このアルバムはまさに120%の力が発揮された名盤中の名盤だろう。
・「待ってました!」
ジョージ→インド音楽→年相応に見えないヒゲ面→胡散臭いという、失礼極まりない"Sgt.Pepper~"以降のハリスン像を築き上げていた私が初めて聴いたソロハリスンであり、彼を大いに見直した作品です。息子が入れるように頼んだ大ヒット曲"Got my mind set on you"をはじめ、インドっぽいジョージが苦手な人にも聴きやすい曲が多いです。彼の曲には、ポールやジョンに無い独特の優しさ・温かさが溢れていて大好きです。もちろん、"Devil's Radio"みたいな皮肉のばっちり効いた曲も!この曲の途中、両チャンネルから交互に聞こえる声が、私にはジョンとポールに聞こえるんですが・・・。考え過ぎ?ダークホース時代のアルバムが再発という事で、実はソロレノンよりソロハリスンを押す私(へそ曲がり)には嬉しい限り。名曲揃いですよ!
・「甘い音色のギターが心地良いです!!」
買い直すつもりは無かったのですが、試聴してみてリマスターされた音の良さにびっくり!!ギターの音・ヴォーカルがくっきりと前面に出てきているといいますか、何か新作を聴いているような新鮮なサウンドです。内容はジェフ・リン(ELO)のポップワールド全開といった感じです。ジョージ・ハリスンの作品としては、凄く良いのですが(特に独特な甘いギターの音色とヴォーカルが全体の音によく馴染んでいて気持ちいい)、ちょっとポップ過ぎるかなとも思う。このアルバムが気に入ったら是非、ジェフ・リンのソロ(アームチェアシアター)を聴いてみて欲しいです。ジョージのギターも聴けるし、本作と双子みたいなアルバムです。
・「上海サプライズ!!」
2曲のボーナストラックが入ったことで、ある意味で映画 上海サプライズ(1986年作 主演 マドンナ、音楽 ジョージで映画の業績不振のためサントラ未発売)のサウンドトラック盤の役目を果たすCDです。Shanghai surprise ビッキーブラウンとのデュエットが印象的な力強く、西洋人から見た東洋趣味丸出しアレンジのタイトル曲●Zig zag ジョージがジグザグというジャズクラブのメンバーとして特別出演(ボックスセットのDVDで見れます。)直後でのシーンの曲●Someplace else(マドンナとその恋人のために映画プロデューサーにたのまれて作った曲)とBreath away from heaven これらの2曲は映画の所々で断片的に使用される曲、ただし映画版は少し東洋的な演奏アレンジで別バージョンです。ということで上海サプライズ収録の曲が4曲も収録され、映画のビデオもDVDも発売されていない今現在(ビデオはレンタルショップをこまめに探せばみつかるかも?)、この映画の好きな人にとってはありがたいCDです。追伸です。。。BOX SETに付いているDVDにはShanghai surpriseの貴重な録音風景や映画のシーンとSomeplace elseの映画に近いバージョン、それにジグザグクラブのシーンのために4日で書き上げたジョージが歌うHottest going in townの映画シーンまで収録されています。マニア必見!!ちなみに上海サプライズの意味は中国式隠し爆弾と言う意味です。
・「Someplace Else」
素晴らしすぎます・・・。ストーンズのキースリチャーズが「ジョージの曲はどれも念入りに作られてる」と言っていましたが正にその通り。捨て曲ゼロ。それにクラプトンとリンゴがいい仕事しています。クラプトンは弾きまくることなく曲を引き立たせることに専念しているようなプレイで、それが出来るのがクラプトンの凄いところです。そしてリンゴのドラミング。言うことありません。いつものようにオーバーダブはしてあると思いますがこういうプレイってリンゴしか出来ないですよね?某音楽雑誌の年間ベストドラマーで必ずリンゴが出てくるのも頷けます。そしてジョージのプレイですが何と言ってもスライドギター!Someplace Else聞いてください。こんな人の心を和ませることの出来るスライドギター、ジョージにしか弾けません!去年の春、夕暮れの桜並木を車で走っていてこの曲を聞いていたら涙が出てきてしまいました。今年も泣けるだろうな・・・。
・「80年代アメリカインディーのマスターピース」
金字塔としか言いようがない。①「Teen Age Riot」のことだ。この曲とダイナソー Jr.の「Freak Scene」、R.E.Mの「Radio Free Europe」が私にとってのアメリカインディーベスト3曲。この三曲に共通していえるのだが、ハードでポップ。さらにシンプルなアンサンブルで狂おしいほどのドライブ感を出している。
本作は当時のソニック・ユースの絶頂ぶりがうかがえ、全曲通してクオリティーが高い。同年にチッコーネ・ユース (Ciccone Youth) 名義で「The Whitey Album」を出すが、こちらも併せてお勧めしたい。「Daydream Nation」が表名盤なら、「The Whitey Album」は裏名盤なので。
・「ソニックユースのインディーズへの置き土産」
ソニックユースのインディーズ最後のアルバムとなった本作。1曲目の疾走感から始まり、ラストのノイジーな混沌で締めくくられており、このバンドの持つ多面性をよくあらわしている。現在でもよくライブで取り上げられる曲も収録されており、今聴いてもまったく新鮮な音をかなでている。必聴の1枚。
・「"若き日"」
ソニックユースを語る上で絶対に欠かすことのできない最高にポップな名曲"ティーンエイジ・ライオット"、これです、このアルバムに入っています!はじめてこの曲を聴いたときはカッコよすぎてぶっ倒れそうになりました・・・、ほんとイイ曲ですねー、何年経ってもヘビーローテーションで聴いています。アルバム全体を通しても他のアルバムと比べてとてもポップな仕上がりになっていて、若き日のソニックユースのエネルギーが爆発しています。「これからソニックユースを聴いてみようかなぁ」という方にもぜひおすすめしたい非常に聴きやすい一枚です。サイコーです!
・「万華鏡のように変化する」
これは彼らのアルバムの中で”聴きやすい”部類であるのと同時に彼らを一気に表舞台へと引き上げた超傑作である。
疾走するナンバーの影でなりを潜めるギターノイズが次々に変化して行き化学反応を起こす。つまりソニック・ユースが最もシーンに歩み寄った瞬間であり大人数の人間に対して自分たちの伝えたい事を理解させようとしたアルバムである。
教科書的な役割とでも言うか
・「『World Leader Pretend』って今の世の中そのものだぜ」
1988年11月発売、R.E.M.のメジャー・デビュー作。メジャーになってなお、ささくれ立った音は際立ったことを示すアルバムとなっている。
特にポップさをみせた1と2、そして最もその歌心が顕著な5など名曲満載で、やはりメジャー・デビューの心意気を感じずにはいられない。日常生活から沸いてくるような詞と曲、そしてシンプルこの上ない演奏はアメリカン・ポップの80年代そのもので心を打つ。元気がなくなり、元気を誰かに分けて欲しいなと渇望する時、聴いて欲しいアルバムだ。『World Leader Pretend』って今の世の中そのものだぜ。
・「彼らの選択は間違っていなかった。」
1988年にリリースされたアルバムで、通算6枚目、メジャー・レーベル「Warner Bros.」へ移籍しての第一弾となります。インディ・バンドの頂点を極めた彼らが次に向かう地平はコレなんだ!という意気込みと強い決心みたいなモノを感じさせるパワフルなエナジーが炸裂するアルバムで、当時はインディ/メジャーの垣根があまりにも高く、彼らも一部のファンからメジャーに媚びを売ってしまったと悪態をつく人もいたようですが、フタをあけてみると、どっこい「R.E.M.」節は変わらず、名曲のオンパレードとなっています。以前と全く変わらないメロディ・メイキングのセンスと、優れたサウンド・プロダクションがもたらす深みを大きく増したサウンドに、彼らがメジャーへ移籍したのは必然的なモノであり、時代が求めていたサウンドがここにあると声を大にして言いたくなるような傑作アルバムとなりました。ルーツ・ライクなインディ・フォーク・ロックからダイナミックなロック・サウンドへと大きな進化を果たしたアルバムと言えます。シングル・カットされ大ヒットを記録した「Stand」「Orange Crush」をはじめ、ダイナミックなロック・サウンドから、アコ