「現代的なサウンドのコンセプト・アルバム」「現代的なサウンドのコンセプト・アルバム。」「'90年代を代表する1枚かも」「Play it loud with the lights off !!!!!!!」
Afraid of Sunlight (詳細)
Marillion(アーティスト)
「Afraid of Sunlight」「UKロックを行き始めた最初のアルバム。」
This Strange Engine (詳細)
Marillion(アーティスト)
「よりモダンに...」「安定してきた音世界」
marillion.com (詳細)
Marillion(アーティスト)
「名曲が見つかった」
Anoraknophobia (詳細)
Marillion(アーティスト)
「ポップでわかりやすい」
Marbles (詳細)
Marillion(アーティスト)
「心の琴線に触れる深遠なロック…。」「ダイジェスト版です」「待っていました。」「残念!!」
The Best of Both Worlds (詳細)
Marillion(アーティスト)
「ここからお入りください」
Made Again (詳細)
Marillion(アーティスト)
「あの"Brave"の再現」
Seasons End (詳細)
Marillion(アーティスト)
Somewhere Else (詳細)
Marillion(アーティスト)
「歌の力」「やったね!」「悪くないが売れないだろう」「彼方へ・・・」「ゆったりと我が道を行くUKロック。」
Happiness Is the Road, Vol. 1 (詳細)
Marillion(アーティスト)
「Marillion節」
Happiness Is the Road, Vol. 2 (詳細)
Marillion(アーティスト)
「Marillion節」「もはや安定した存在感」
・「現代的なサウンドのコンセプト・アルバム」
イギリスのロック・バンド、マリリオンが1994年に発表したコンセプト・アルバム。柔らかい中に芯の強さを備えた2代目ヴォーカル:スティーヴ・ホガース加入後を「後期」と呼ぶのだが、これはその後期の代表作である。
イギリスの高速道路「M4」の橋の下で記憶を失い、錯乱した少女が発見された。この少女の情報を求めるラジオ放送を運転中に聞いたSteve Hogarth(vo)は、非常にショックを受けたと言う。「一体、今の社会で何が起きているのだろう?」そうしてこの実話を元に彼は詞を書き始めた…。初めは2~3曲のつもりだったそうだが、書いていくうちに、それはアルバム全体に及ぶ壮大な叙情詩となって行く。
「無味乾燥なTV、垂れ流しの化学物質、学校ではいつも型に押し込まれていた…そんな世の中に慣れなくては!」と歌う "Living with the Big Lie"、「家に連れ戻された時、泣いたかい? 逃亡者…仕方ないね」と歌う "Runaway"、徐々に自分を失って壊れていく主人公の叫びを「Tell me I'm mad!」という言葉に込めた12分の大作 "Goodbye to All That" など、現代的なタッチのメロディーと、絡み合う効果音の中、シリアスかつ悲痛な詞が駆けめぐる。
終盤、"The Great Escape" で逃避行のクライマックスを迎えたストーリーは、最後に "Made Again"(=生まれ変わる)で、ひとつの「救い」に到達する。アルバム中唯一の優しいナンバーであるこの "Made Again" のメロディーはとても美しく、主人公は朝の光の中で「希望」という新しい自分を見出すのだ。
現代社会を「音楽」で見事に表現しきった素晴らしい作品で、自分はこれを超すアルバムは出てこないのではないか? とさえ思っている。番組の主題歌や、CM音楽には全く使えないタイプの音楽であるが、これがヒットチャートのトップ10に食い込んでくる所に、イギリスのシーンの奥深さを感じる。
詞も、メロディーも、アレンジも、どこから聞いても素晴らしく、大作であるにも関わらず、無駄な展開が殆どない。ちょっと信じられないアルバムである。繊細で叙情的なメロディーが多数織り込まれている他、要所要所ではラウドに盛り上がり「ロック」のダイナミズムも楽しめる。是非多くの人に聴いて欲しいと思う。
当時出ていた日本盤のコピーにはこうある。「壮大な叙情詩の世界へようこそ…90年代最大の問題作!」
非常に素晴らしい作品なのを承知の上で、敢えて「素晴らしい」「名作だ」とは言わず、「問題作!」と言い切った東芝EMIに拍手を送りたい。
・「現代的なサウンドのコンセプト・アルバム。」
イギリスのロック・バンド、マリリオンが1994年に発表したコンセプト・アルバム。柔らかい中に芯の強さを備えた2代目ヴォーカル:スティーヴ・ホガース加入後を「後期」と呼ぶのだが、これはその後期の代表作である。 イギリスの高速道路「M4」の橋の下で記憶を失い、錯乱した少女が発見された。この少女の情報を求めるラジオ放送を運転中に聞いたSteve Hogarth(vo)は、非常にショックを受けたと言う。「一体、今の社会で何が起きているのだろう?」そうしてこの実話を元に彼は詞を書き始めた…。初めは2、3曲のつもりだったそうだが、書いていくうちに、それはアルバム全体に及ぶ壮大な叙情詩となって行く。
「無味乾燥なTV、垂れ流しの化学物質、学校ではいつも型に押し込まれていた…そんな世の中に慣れなくては!」と歌う "Living with the Big Lie"、「家に連れ戻された時、泣いたかい? 逃亡者…仕方ないね」と歌う "Runaway"、徐々に自分を失って壊れていく主人公の叫びを「Tell me I'm mad!」という言葉に込めた12分の大作 "Goodbye to All That" など、現代的なタッチのメロディーと、絡み合う効果音の中、シリアスかつ悲痛な詞が駆けめぐる。 終盤、"The Great Escape" で逃避行のクライマックスを迎えたストーリーは、最後に "Made Again"(=生まれ変わる)で、ひとつの「救い」に到達する。アルバム中唯一の優しいナンバーであるこの "Made Again" のメロディーはとても美しく、主人公は朝の光の中で「希望」という新しい自分を見出すのだ。
現代社会を「音楽」で見事に表現しきった素晴らしい作品で、自分はこれを超すアルバムは出てこないのではないか? とさえ思っている。番組の主題歌や、CM音楽には全く使えないタイプの音楽であるが、これがヒットチャートのトップ10に食い込んでくる所に、イギリスのシーンの奥深さを感じる。 詞も、メロディーも、アレンジも、どこから聞いても素晴らしく、大作であるにも関わらず、無駄な展開が殆どない。ちょっと信じられないアルバムである。繊細で叙情的なメロディーが多数織り込まれている他、要所要所ではラウドに盛り上がり「ロック」のダイナミズムも楽しめる。是非多くの人に聴いて欲しいと思う。
・「'90年代を代表する1枚かも」
本国イギリスでは映画化もされた一大コンセプトアルバムです。70分以上の大作ですが時間がたつのも忘れて完全に引き込まれてしまいました。特にラストの"Made again"は聴いてる僕らですら「生まれ変わって」しまったかのような錯覚すら覚えます。ストーリーも英語もわからなくても自然と涙が頬をつたいます。個人的にはこのアルバムの完成度では、同郷の巨星ピンクフロイドの高みまで昇りつめたかの観があったんですが・・・。
またこのアルバムを完全再現したライヴ盤もありますのでぜひ一聴を。彼らの演奏技術の高さも証明されています。
・「Play it loud with the lights off !!!!!!!」
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・「Afraid of Sunlight」
前作のBRAVEに引き続きコンセプトアルバム。名声と栄光が結果的に様々な悲劇をもたらすという考えの本にアルバムはストーリーを造っており、前半は明るい曲、後半は暗い曲にすることによってそれをうまく表現している。よくアルバムBRAVEと比較され、BRAVEに比べれば劣っているなどのような評価をされているが、個人的にはMarillionのアルバムの中で一番好きなアルバム。アルバムには捨て曲がないと言っても過言ではなく、全ての曲(Rock調の曲からバラード調の曲まで)が素晴らしい。一度再生ボタンを押せば最後まで聞き入ってしまうと思う。
このリマスター版にはボーナスCDがついており、それにはICON・LIVE FOREVER・BASS FRENZY・MIRAGESといった未発表曲、このアルバムに入っていた曲のアレンジバージョンが入っている。AFRAID of SUNLIGHTのピアノバージョンはかなりいい感じにアレンジされているが、その他の曲はあまり良くない。
尚、2003年に、このアルバムの完全再現ライブが行われており、そのDVDをバンドのホームページで買うことができる。
・「UKロックを行き始めた最初のアルバム。」
完全主義から脱し、UKロックを思わせる穏やかで浮遊するメロディーを導入し始めた8作目。「ヒーローの光と影」をテーマにしたコンセプト・アルバムでもある。現代的なタッチは前作「Brave」同様だが、キャッチーなポップ・センスは減退。メロディーとバックが不協和音になっている曲が増えるなど、現代音楽の要素が強くなっている。
Tr.1「ガスパチョ」のヴァース部分はまさにその典型。世界王者ボクサーの家庭内暴力を描いた曲で、♪服に付いたその染みは、本当にガスパチョ(スープの一種)ですか? という問いかけが深い余韻を残す。 Tr.3「ビューティフル」は、UKロック・バラードの人気曲。2種類シングルが切られ、久しぶりにヒットを記録した。美しいものを踏みつけるこの世の中に、美しくある信念を持て、と歌う。 Tr.5「アウト・オブ・ディス・ワールド」は高速艇で世界記録に挑戦し、湖に散ったレーサーを歌う。美しく漂う旋律の裏に、深い悲しみが宿っている、そんな曲だ。
そしてハイライトがタイトル曲 Tr.6。ドラム・ループも使った電子的な曲だが、高い叙情性を持つメロディーにより、バンド最高傑作だ!と言う人もいる。栄光を掴んだヒーローが、何時しか日の光さえ恐れるようになる。華やかな舞台のすぐ向こうにある、人知れぬ孤独。このアルバムはそんな世界を描こうとしている様に思う。
・「よりモダンに...」
前作のThis Strange Engineよりもよりモダンサウンドになっているアルバム。良い面は曲がわかりやすく、Radiohead系のサウンドが好きな人にとってはお気に入りのアルバムになるかも知れない。悪い面は、今までのMarillionサウンドからさらにかけ離れており、昔のMarillionが好きな人、つまり純粋なプログレッシブロックを追及している人は違和感を感じるかもしれない。
個人的には好きなアルバムで2~6曲目まではかなりいい曲だと思う。ただ後半はあまり良くなく、とりあえず入れておいたみたいな曲が多い。だが、前半の曲はそれをカヴァーするだけの良さがあるので総合的に見てこのアルバムは5つ星。後期Marillionのアルバムを初めて買う人なら、このアルバムを買っておけば間違いないと思う。このアルバムはMarillionの歴史において最後の日本版(以降、日本においての契約が消える)で、いつまで製造されるか分からないので、ボーナストラックやレビューに興味がある人は早めに買っておいたほうがいいかも。なおこの日本版にはボーナストラックとしてThe spaceとFake Plastic Trees(Radioheadのカヴァー)のライブ版が入っている。
・「安定してきた音世界」
多分、これが国内発売されて彼らの最後のアルバムだったと思う。
この時期、既に彼らはポンプ・ロックなどといった狭いジャンルからは解き放たれ、音楽的には極めて貪欲に色々なものを吸収し、抑制の効いたセンスよいサウンドで聞かせる、といった時期に入っていて、本作もその流れにあるといえる。
質的には勿論問題なく合格点。しかし、どうしても個人的には扇情的な心揺さぶるメロディが彼らにはほしいわけで、その意味では、ややそのあたりが足りない気もする。
・「名曲が見つかった」
ジャケ買いしました。自分はジャンルを気にしないというか勉強不足でして「プログレ」とか言われてもどんな音楽か全然分からないような人間です。一曲目の「A Legacy」をワクワクしながら聴いた。暗めな感じで始まるんだなーとか思ってるとすぐ曲調が変わりノリノリな曲に。「A Legacy」がこのアルバムをよくあらわしてるかなと思います。暗め、落ち着いてるのからノリノリ、元気が出るような曲達がそろってる。自分が特に好きなのは応援ソングに相応しい「Rich」「Tumble Down The Years」です。無添加と言うか素朴と言うか表現が難しいけど手拍子を使ってたりして、聴いてて何かがリセットされるような優しくなれるようなアルバムだった。ジャケット写真のような音楽だったって思う。これが1999年頃の作品というのも驚き。個人的にずっと聴いてても飽きない名作になりそうな予感。
・「ポップでわかりやすい」
現在のマリリオンは、もはや過去のポンプロック幻像から解き放たれ、極めて自由な感覚で良質のポップ・ロックを発表し続けている。
本作も目下の最新作だが、随分聞きやすいサウンドと耳障りの良いメロディが印象的。
しかし、単なる安物音楽と違い、そこには幾多の困難を乗り越えてきたベテランの味わいが付加され、聞き込むほどにその良さが分かる。
・「心の琴線に触れる深遠なロック…。」
2004年発表の本作に今さらハマってしまっています。あまりに素晴らしい「バンドの音」だ!と云いたくて書いているのですが、音が深く美し過ぎて言葉では表現し切れません…。ハマってからネット上のいろんな情報を探しましたが、ファンの間では94年の傑作「Brave」に並ぶほどの傑作と云われているようで、全く同感です。至高のレベルの演奏と歌が一体となって生み出す音楽の素晴らしさは書き出せばきりがなく、深遠、華麗、荘厳、耽美、緩急、と演奏が演劇のようにどんどん展開して行く中でさまざまな表情を魅せます。しかも美しさとロックのダイナミズムがしっかりと両立されており、S.ロザリーの絶妙なギターワークに導かれて見事に転調とテンポアップ/ダウンを繰り広げていて、プログレッシブロックの伝統を昇華しつつ、見事に独自の世界観を築き上げ、21世紀の叙情派UKロックの頂点を極めていると云えると思います(売れるかどうかは別にして…)。1曲目「Invisible Man」と最後の曲「Neverland」はどちらも10分以上掛けて感情の起伏を表すようにドラマティックに美しく展開する大曲であり、途中で場面展開を促すような小曲「Marbles I〜IV」が挿入され、途中でポップなシングル曲の「You're Gone」や「Don't Hurt Yourself」が盛り上げつつも、ミステリアスな「Angelina」や、耽美的な「Fantastic Place」がゆったりと穏やかな情感を奏でます。何度も聴く度に新たな美しさを発見し、それぞれの楽器の表情豊かな確かな演奏と、まるでオペラのように表現力に満ち溢れたS.ホガースの歌にハッとさせられます。88年のボーカリスト交替以降不動のラインアップで練り上げられた、美しく情感豊かな音世界は、これからもずっと、私を含むファンを魅了して行くと確信させる、深遠な世界だと思います。
・「ダイジェスト版です」
出回っているこのCDは本編Marblesからの抜粋で評価が非常に難しいのですが、楽曲そのものは非常に素晴らしいものだと思います。もともと、Marillionの音楽は透明感と英国特有のウェット感をあわせもったものでしたが、今回のアルバムはその持ち味が非常によく発揮できていると感じました。CDの評価としては抜粋版ということで星4つですが、個人的には5つつけたいですね。
今回、私は彼らのHPで完全版といわれる2枚組みの商品を購入しましたが、体裁も単純な2枚組みではなくBOX仕様で豪華でしたし、ブックレットも立派なものが封入されていました。当然、Marblesとしてのすべての楽曲が聞けるわけです。興味のある方はそちらのチェックをしてみて下さい。
・「待っていました。」
透明感のある繊細な作風が前面に出ていて、聴いているととても心地いです。個人的には今回のkeys.のアレンジはなかなか気に入っています。確かにアルバム全体を通して華やかな印象はないものの、じっくりと聴ける1枚に仕上がっています。「afraid of sunlight」アルバム以降いまいち音作りにまとまりがなかったことを考えれば、本作は久々の快作だと思います。
・「残念!!」
久々に買ったMarillionのCD。評価が良いだけに期待していたんだけど....残念ながら全く心に響かなかった。未だにmisplacedは良く聴くけど、結局Fishの頃はよかったなー、と再確認した次第。あー、本当に残念!!
・「ここからお入りください」
ぜひマリリオンは、本国イギリスでは圧倒的な人気を博し、今でもコンスタントにアルバムリリースを続けているが、ここ日本では全盛期の80年代中期でさえ、ほとんど話題にならなかった。これは本当に残念なことだ。
しかし、今は輸入版などで彼らの音源が聴き易い状況でもあり、是非これを機会に彼らの音世界を一人でも多くの人に体験してほしい、というのがファンとしての願いである。
その意味で本作はお勧めの一品。2人のボーカリスト、フィッシュとスティーヴ・ホガースのそれぞれの時代をCD1枚づつに分けて分かりやすく彼らの代表曲をチョイスしてあるので、初心者にもわかりやすいはず。
またファンにとっても、シングルバージョンを一気に聴けるという意味ではお得ではないだろうか。
・「あの"Brave"の再現」
Disc2は、"Brave"のNon Stop Liveです。Braveをライブで実際に観ることはできなかった人はもちろん、幸運にも観ることができた人にとっても貴重な「資料」になるでしょう。完成度は非常に高いです。Disc1はAfraid of Sunlight以前のベスト版のような選曲で、特に8.BeautifulからFish時代の2曲をはさみ12.Kingまで違和感なく続く流れは素晴らしいです。個人的にはSteveの歌う9.Kayleighや10.Lavendarの方がFishのものより好きです。
・「歌の力」
このアルバム、とにかく「歌」に、こだわった作品だと思う。バックの演奏は、スティーヴ・ホガースのヴォーカルを引き立たせることに、徹している感がある。そのため、全体の印象が地味な作品になってしまった感が否めない。しかし、聴く者のココロを揺さぶる「歌の力」の凄味は十分味わえると思う。
このバンドに80年代の幻想やプログレ的なものは、もう期待しない。とにかく、本物の「歌」を聴かせてくれるアーティストとして進化し続けて欲しい。
・「やったね!」
まだ発売されていませんが5点。待ちわびました。やっとですね。続けてくれてありがとう。それが重要、価値あり!ファンクラブに入れるようになれるまで続けていてくださいな。後1年あれば英語はなんとかなりそうです。その為に勉強しています。
・「悪くないが売れないだろう」
全体的な出来は悪くない。それどころか、個々の曲の完成度は高く、(3)(6)(10)などの曲は極めて美しく、心に響く。彼らは昔のイメージから変わることを選んで、おおむね成功しているが、多くの新しいリスナーに受け入れられるほどの独創性を構築できたか、といわれると疑問がのこる。radioheadやcoldplayの作品のような50年先に歴史上に名を残すような名盤にはなりえないけれど、私は愛聴版としてこのアルバムを聞き続けるでしょう。大人がじっくりと聞き込む事が出来る貴重なアルバムではあるが、前作と比べてもインパクトは乏しく、おそらく売り上げも前作に届かないでしょう。
・「彼方へ・・・」
通算14枚目となる今回のアルバムは(も?)、いい意味でジャンルの壁がない。それでいて、彼らだとはっきり判る。浮遊感のあるサウンド、印象的なギターフレーズに身を委ねて聴くことができる。キーボード(特にピアノの音)の使い方が絶妙。また、様々なヴォーカルの歌い方にも注目。3曲目は佳作。長い5曲目(タイトルトラック)も、美しく、ドラマティック。来年には15作目を発表すると早くも表明しているおじさんたちの見据える先には何が・・・
・「ゆったりと我が道を行くUKロック。」
OASISやBLUR、或いはRADIOHEADといった新世代ロックが登場して以来、イギリスのシーンは大きく変貌した。キャッチーなギター・リフやキーボードを軸にした1980年代的なサウンドはメジャーではなくなった。歴史の長いバンドにとって、シーンの変貌は避けて通れない問題でもある。そんな中、MARILLIONは「変化すること」を選択したようだ。
ギター・リフ/キーボード・リフは殆ど姿を消し、オルタナのバッキングに近くなった。ヴァース部分は「静かだ」とさえ表現できる曲が多い。以前は隙のない、完全主義のサウンドをしていたが、最近では随分と「ゆったりした」ものになった。曲によってはホテルのBGMで流れていてもおかしくない程だ。1989年以来メンバーが不変のバンドとしては異例の大きな変化で、「トラディショナル・ロック」を期待するファンは恐らく殆どが離れたものと思われる。プログレッシヴなテイストだけは意外に残っていて、時折、ラウドな10分以上もある大作をやったりもする…。
とは言え、無駄に長い曲を一切やらないバンドだった昔の姿はない。「テーマが壮大な時、結果的に曲が長くなるのであって、初めから10分の曲を作ろうとしているわけではない」と語っていたのは昔のこと。今の彼らは現代風オルタナティヴ・ロックだ。それだけではないかも知れないが、少なくともサウンドのベースはそうだ。
「Brave」に感動して、来日公演にも行ったクチだが、不思議と「Brave」以前の作品は気に入ったものの、「Brave」より後の作品には魅力を感じなかった。「Brave」を最後に、「メロディックなポップ・ソング」という基本骨格が、変化してしまったからだろう。今まで何となく彼らに付いてきたが、僕はこれでファンを引退しようと思う。後は、現在のサウンドを気に入っている、若いファンに任せればいい。そんな風に思う。
●Happiness Is the Road, Vol. 1
・「Marillion節」
UKのベテランMarillion。このバンド、80年代にカリスマVo・フィッシュを擁し成功し、Voがスティーヴ・ホーガスに代わり精力的に活動。90年代中期にメジャーのEMIから契約を切られたのだが、逆にそういったしがらみがなくなった分、自分たちのやりたい音楽をを貪欲な創作意欲で作り続けているのが素晴らしい。だって、去年「Somewhere Else」を発表したかと思うと、今回は2枚同時発売(HPにおけるメールオーダーでは2枚組豪華仕様)なのである。アルバムのブランクが4年5年は当たり前になった昨今、ベテランである彼らがこうやってコンスタントにアルバムを発表し続けることをまず評価するべきであろう(まあ、契約的に身軽ってのもあるんだろうけど)。 スティーヴ・ホーガスが加入以降のMarillionの名盤といえば奇跡的にプログレ的アプローチとなった「Brave('94年)」や次作の「Afraid Of Sunlight('95年)」あたりの名前が挙げられ、どちらかというとそれ以降、つまり2000年以降の作品は、輪郭のはっきりしたPOPでロック的なアプローチが目立つせいかイマイチ過小評価されているのが残念である。まあ、私だって上記の2作は大好きだし傑作ということには異論はないんだけども、よく聴けばけばその後の作品だって枠組み自体は変わっても根っこの部分、独特の透明感や叙情性、浮遊感は変わっていないのである。そんなこと、彼らが好きで数年聴き続けてきた者ならすぐにわかるのだが、ファン層には未だに「Brave」を求める人が多いのもまた事実であろう。 で、今作だが、一聴したところ、相変わらずのMarillion節全開。個人的にはかなり「Afraid〜」に近い感触を持った作品である。「This Train Is My Life」の冒頭部分なんかは名曲「King」などを彷彿とさせられるし、タイトル曲で10分を越える大作である「Happiness Is the Road」における静寂の感じられる展開(途中ちょっとレゲエ調のリズムがあったりして面白いのだけど)は少しだけ「Brave」の壮大さを思い出させられたりする。こういった曲は今やMarillionしか作れないだろう。すでに職人の域に達していると思う。 まあ、かつての作品との比較はアーティストとして活動している以上迷惑な行為であるのでやめておいて、全体的にホーガスMarillionの持つ不変の「根っこ」の部分がここ数作の中では一番色濃く抽出された作品だと私は思う。My Spaceで先行発表されていた「Whatever Is Wrong With You」なんかは彼らの真骨頂と言いたくなる佳曲であろう。ファンであれば納得の1枚…いや、2枚である。 ただ、若干2枚を通して同じようなテンポ・アプローチの曲が続くため、全部通して聴きとおすのはつらいということだけは挙げておきたい。できれば最初はなんとなく流しておくのが良いと思います。
しかし、この勝負作、相変わらず日本発売はない('98年の「Radiation」以降ないんだけど…)。これだけ実績・能力のあるベテランバンドなんだから、いくらインディレーベルからのリリースとはいえ、そろそろ日本盤でリリースしてもらいたいものである。過小評価の要因はそれにもあるんだと思うんだけどなあ。 いいバンドはこんなところにもいますよ〜。
●Happiness Is the Road, Vol. 2
・「Marillion節」
UKのベテランMarillion。このバンド、80年代にカリスマVo・フィッシュを擁し成功し、Voがスティーヴ・ホーガスに代わり精力的に活動。90年代中期にメジャーのEMIから契約を切られたのだが、逆にそういったしがらみがなくなった分、自分たちのやりたい音楽をを貪欲な創作意欲で作り続けているのが素晴らしい。だって、去年「Somewhere Else」を発表したかと思うと、今回は2枚同時発売(HPにおけるメールオーダーでは2枚組豪華仕様)なのである。アルバムのブランクが4年5年は当たり前になった昨今、ベテランである彼らがこうやってコンスタントにアルバムを発表し続けることをまず評価するべきであろう(まあ、契約的に身軽ってのもあるんだろうけど)。 スティーヴ・ホーガスが加入以降のMarillionの名盤といえば奇跡的にプログレ的アプローチとなった「Brave('94年)」や次作の「Afraid Of Sunlight('95年)」あたりの名前が挙げられ、どちらかというとそれ以降、つまり2000年以降の作品は、輪郭のはっきりしたPOPでロック的なアプローチが目立つせいかイマイチ過小評価されているのが残念である。まあ、私だって上記の2作は大好きだし傑作ということには異論はないんだけども、よく聴けばけばその後の作品だって枠組み自体は変わっても根っこの部分、独特の透明感や叙情性、浮遊感は変わっていないのである。そんなこと、彼らが好きで数年聴き続けてきた者ならすぐにわかるのだが、ファン層には未だに「Brave」を求める人が多いのもまた事実であろう。 で、今作だが、一聴したところ、相変わらずのMarillion節全開。個人的にはかなり「Afraid〜」に近い感触を持った作品である。「This Train Is My Life」の冒頭部分なんかは名曲「King」などを彷彿とさせられるし、タイトル曲で10分を越える大作である「Happiness Is the Road」における静寂の感じられる展開(途中ちょっとレゲエ調のリズムがあったりして面白いのだけど)は少しだけ「Brave」の壮大さを思い出させられたりする。こういった曲は今やMarillionしか作れないだろう。すでに職人の域に達していると思う。 まあ、かつての作品との比較はアーティストとして活動している以上迷惑な行為であるのでやめておいて、全体的にホーガスMarillionの持つ不変の「根っこ」の部分がここ数作の中では一番色濃く抽出された作品だと私は思う。My Spaceで先行発表されていた「Whatever Is Wrong With You」なんかは彼らの真骨頂と言いたくなる佳曲であろう。ファンであれば納得の1枚…いや、2枚である。 ただ、若干2枚を通して同じようなテンポ・アプローチの曲が続くため、全部通して聴きとおすのはつらいということだけは挙げておきたい。できれば最初はなんとなく流しておくのが良いと思います。
しかし、この勝負作、相変わらず日本発売はない('98年の「Radiation」以降ないんだけど…)。これだけ実績・能力のあるベテランバンドなんだから、いくらインディレーベルからのリリースとはいえ、そろそろ日本盤でリリースしてもらいたいものである。過小評価の要因はそれにもあるんだと思うんだけどなあ。 いいバンドはこんなところにもいますよ〜。
・「もはや安定した存在感」
2枚が一度に発売になっているが、彼らのサイトからは2枚セットで、かつ予約販売時に購入決定したファンについては、CD1枚につき80Pを超える歌詞&写真集がつき、ハードケースに同梱され、ボックス仕様で購入できる。(更に言えば、予約購入者全員の氏名がクレジットに謝意とともに印字されている。私も載りました!)
作風としては、おだやかなピアノに導かれて、人生というものをとらえた深淵な詩世界を幽玄で美しいサウンドと歌唱でつづっていくという最近のマリリオンの音世界を見事に最良の形にしたものが提示されている。刺激や新機軸、といったものを求めてはいけない。ここには熟練のアーティストによる唯一無比の音世界が広がる。21世紀のピンク・フロイドとでも言いたいところだ。
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