「サンクチュアリ」「どこまでも澄み渡る空をイメージさせる透明感」「空が高い」「PIANO MUSICの美しい結晶」「「超名曲」!「超定番」!」
ショパン:夜想曲集 (詳細)
ピリス(マリア・ジョアン)(アーティスト), ショパン(作曲)
「他では味わえないかも」「眠る前のひとときには最適」「良い意味で普通」
Bach Arrangements (詳細)
Johann Sebastian Bach(作曲), Angela Hewitt(Piano)
「時空を駆け巡る旋律」「ジャケットを見て真紀子さんかと思ったけれど」「ゴルトベルクも素晴らしい!」
HUM (詳細)
Pierre Michelot(アーティスト)
Well-Tempered Clavier (詳細)
J.S. Bach(アーティスト), Sviatoslav Richter(アーティスト)
「最高のCD」「天国で鳴っているような美しさ」「音楽の至宝 若い人達に新鮮な気持ちで聴いて貰いたい」
That Early September (詳細)
Akira Ishi & Steve Swallow(アーティスト), 石井彰(アーティスト), スティーヴ・スワロウ(アーティスト)
「スティーヴスワロウのBASS 石井彰のPIANO」「ユニゾン」
スカルラッティ:ソナタ集 (詳細)
ホロヴィッツ(ウラディミール)(アーティスト), スカルラッティ(作曲)
「BGMとしてもどうぞ」「音のひとつひとつが光っています」「名人の話芸を聴くようなホロヴィッツの、自由自在な語り口に魅了されました」「毎日聴いていても飽きません」「天使か悪魔か?」
Live at Rocco (詳細)
Peter Erskine(アーティスト)
「目玉はアラン・パスクアでしょう」「心の琴線に触れる1曲目」「演奏良し 録音良し タイトル良し 値段尚良し」
バッハ:フランス組曲(全曲) (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), バッハ(作曲)
「比類なき銘品」「素晴らしい演奏です!!」「愛しき妻への贈り物」「天上から降り注ぐ音楽」
Overseas (詳細)
Tommy Flanagan Trio(アーティスト), Elvin Jones(アーティスト)
「JAZZ界屈指の名バイプレイヤーが燃えに燃えた一枚」「素晴らしいグルーヴ感!」「フラナガンのデビュートリオ作はジャズ史に残る名盤」「ちと無理しすぎでわ」
シューベルト:即興曲集 (詳細)
クラウス(リリー)(アーティスト), シューベルト(作曲)
「心根の優しいピアニズム」「モーツアルトだけでなく」「評価難しい」
ショパン:24の前奏曲 (詳細)
マガロフ(ニキタ)(アーティスト), ショパン(作曲)
「死の前年、ショパン演奏の頂点」「円熟味のある落ち着いた演奏」「ピアノソナタが秀逸」
ジャズ・ジャイアント (詳細)
バド・パウエル(アーティスト), レイ・ブラウン(演奏), カーリー・ラッセル(演奏), マックス・ローチ(演奏)
「親友が最も愛する一枚」「すごい!すごすぎる!!」「バドパウエルの真骨頂が表れたスィング感溢れるアルバムです」「これはいい、、、」「香がする」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 (詳細)
アルゲリッチ(マルタ)(アーティスト), チャイコフスキー(作曲), アバド(クラウディオ)(指揮), エコノム(その他), エコノム(ニコラス)(演奏), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)
「屈指の名演」「本当にすごいピアニストです。」「勇猛果敢なじゃじゃ馬娘」「脳天に電撃ショック」「アルゲリッチ・喧嘩売る!」
プランタリー (詳細)
宮野裕司/フェビアン・レザ・パ(アーティスト)
「植物の会話が聞こえてきそうな”午後Tea”ミュージック」
ハウ・マイ・ハート・シングス!+1 (詳細)
ビル・エヴァンス(アーティスト), チャック・イスラエル(演奏), ポール・モチアン(演奏)
「チャック・イスラエルって実はそうとうエライんじゃない?」「今更説明不要の「ムーンビームス」と対をなす名作」「「ムーンビームス」の兄弟盤を忘れるなかれ!」「普段使いのエヴァンス」「心機一転のインタープレイ」
The Melody at Night, With You (詳細)
Keith Jarrett(アーティスト)
「ハッキリ名盤です。」「キース・ジャレットの最高傑作!」「for someone special」「長い夜に」「一生ものの1枚です。」
Nikolai Kapustin: Piano Music (詳細)
Nikolai Kapustin(作曲), Marc-André Hamelin(Piano)
「クラシックとジャズの素晴らしい混血児」「圧巻。」「CLASSICは詳しくないのですが」「すばらしいピアノの演奏」「流麗」
リスト:ピアノソナタ (詳細)
ダルレ(ジャンヌ=マリー)(アーティスト), リスト(作曲)
「端正で豊潤な演奏」
Autumn in Seattle (詳細)
Tsuyoshi Yamamoto(アーティスト)
「美しき晩秋の訪れを感じさせる」
ジムノペディ~サティ/ピアノ作品集 (詳細)
ルグラン(ミシェル)(アーティスト), サティ(作曲)
「解釈について」「ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く」「サティmeetsルグラン」「紛れもなくサティです」
Trasnoche (詳細)
Enrico Pieranunzi & Marc Johnson(アーティスト)
「新境地を感じさせる銘品!」
ジャズ・フュージョン>アーティスト別>A-C>Bud Powell
ヒーリング・ニューエイジ>アーティスト別>G-I>George Winston
クラシック>器楽>室内楽・器楽曲>作曲家別>サ行の作曲家>ショパン
Custom Stores>By Formats>国内盤>クラシック
Custom Stores>By Artists>クラシック>作曲家別>サ行>ショパン
Custom Stores>By Artists>クラシック>演奏者別>ナ・ハ行>マリア=ジョアオ・ピリス
Custom Stores>By Formats>輸入盤>All US Titles
Custom Stores>By Formats>輸入盤>Classical>Classical Instrumental>Composers>A-B>Bach, JS
●オータム
・「サンクチュアリ」
初めてこの曲を聴いた時に,「ピアノってこんなに美しい音色を出すんだ」と感動しました。
五感をフルに刺激する息を飲むような美しさ,一つ一つの音が,宝石のように磨かれ,輝きを増し,静寂と平静が訪れて,華麗に煌めいていくきらびやかでもの悲しい恍惚と幻惑の世界。
いつも心の片隅に,この美しいサンクチュアリの世界を忘れずに持ち続けていたいと思いました。
サンクチュアリ;聖域
・「どこまでも澄み渡る空をイメージさせる透明感」
☆このCDの中にある〈03:LONGING/LOVE〉は、以前にトヨタのクレスタのCMに使われた曲でブームになりました。ジョージ・ウィンストンは幾枚かCDを出していますが、やはりオータムが最高傑作だと思います。透き通ったピアノの音色を聞いて下さい。
・「空が高い」
秋になると空が高くなる。そんな高い空の中にピアノの音が吸い込まれていく。ジャケットを見るだけでそんな思いが浮かんでくる。優しく、ささやきかけるようにピアノは進んでいく。ジョージ・ウィンストンはきれいな響きだけを紡ぎながら秋を表現していく。秋がこんなにいろいろな顔を持つなんて、このアルバムが教えてくれたこと。
4部作の口火を切る記念碑的な作品です。
・「PIANO MUSICの美しい結晶」
ポールモーリアの「蒼いノクターン」リチャードクレイダーマンの「午後の旅立ち」そしてこのオータムの「セプテンバー/カラーズ・ダンス」そして「憧れ/愛」。ギターこそ最高の楽器だった若造にピアノの音色の素晴らしさを思い出させてくれた曲たちである。ヤマハ主催の音楽サークル時代には下手ながらもエレクトーンを弾いていた自身がいつしかガットギターでフォークを弾き語るようになり、チャーに高中、香津美に松原正樹、マライアの土方とギター弾きがヒーローだったのだがこの作品を聴いた時、世界観が変わったと言っても良い。そもそもウィンダムヒルレーベルが出てきた時、まだ小学6年生だった私でも「ウィンターイントゥスプリング」の美しい菜の花のジャケのポスターは実に印象的で今はもう無い、近所のイズミヤにあったレコード屋(親父と息子とその嫁さん3人の当時はどこにでもあった店だった)での殆ど最後の買い物になったものだった。そう言えば会社の独身寮の寮長が定年で退任する時の送別会で、その寮長のプロフィールや功績を紹介する時に、この作品の1曲目(セプテンバー・・・)をBGMにしたことも懐かしい。(実に感動的だった)TVでもCMでも使われたし、このアルバムの大ヒットが同レーベル躍進に大きく寄与したのは言うまでも無い。この他故マイケルヘッジスや創始者アッカーマンの作品もJazz系の諸作品も優秀で一時期、ウィンダムヒル作品を聴き漁ったものだったが、いつしか大手の傘下に入り、当時の瑞々しさが薄れてきたのが残念である。秋が来るとこれのLP盤を部屋に飾りたくなるが、反っては困るのでCDを飾って我慢している。
・「「超名曲」!「超定番」!」
このアルバムの中のあこがれ/愛(Longing/Love)は1984年頃にトヨタ・クレスタのTVCMでも使用されていたから、ご存知の方も多いであろう。実は愚生もこの曲を聴いて、ジョージ・ウィンストンの存在を知った。あの耳ばかりでなく心にも残る、流れる様な旋律、波の様に引いていったかと思うとまた戻ってくる。実に叙情的だ。かつては「渚のアデリーヌ」で知られる、リチャード・クレイダーマンがピアノの天才を思えたが、その次の天才はこのジョージ・ウィンストンであると言っても良い、そう思わせる。
・「他では味わえないかも」
ピリスのCDではヴァイオリンのデュメイとのDUOが好きでしたが、今回廉価盤でこれが出ていたので試聴して即、購入しました。心安らかな夜を迎えるために寝る前のわずかな時間に聴くことが多い一枚です。微妙なタッチの強弱に自身の気持ちの揺らぎ・さざめきを投影してしまい、もの思いに耽る日もありますが、良い意味で内省的な音楽だと思うし、
チープな癒し系CDを買うくらいなら、絶対こちらをお薦めします。この値段でこんな名盤を手に出来るのですから。ピアノ好きの方は勿論、CLASSICは敷居が高そうで・・・・と敬遠される方も一度お気軽に聴いてみられては如何でしょうか?
・「眠る前のひとときには最適」
クラシックを聴き始めて日が浅いのですが・・・ピリスの柔らかい音色が好きです。高音部の息を呑むような繊細さはアシュケナージと対照的です。眠るときに聴いているのですがすぐに眠ってしまって、まだ最後まで聴けていません。
・「良い意味で普通」
ノクターンを得意とする人は、モーツァルトを得意としている人が多い(しかも女性が多い)。何か通ずるものがあるのだろう。ピリスもその一人で、やはりうまい。全体的に統一感があり、良い意味で普通であると思う。ただ、突出した特長が無く、私個人的にはレオンスカヤや遠藤郁子の録音を聴いたときのような感動はなかった。
・「時空を駆け巡る旋律」
ヒューイットといえば、まずバッハを聞きたい。バッハの旋律は幾何学的なものが多いが、彼女は困難さを全く感じさせない卓越したテクニックで、一音一音を粒立ちよく、かつ心地よい流れで聞かせてくれます。朝第一曲(シンフォニア)を聞くと気分が爽快になりますよ。
・「ジャケットを見て真紀子さんかと思ったけれど」
いきつけのレコード屋で聴いてとても気に入ったので、即購入。職場等で知人に薦めたところ、ジャケットを見て「あの人に似てる!」という話になり、周辺の数人の間で「真紀子のバッハ」と呼ばれて流通、しばらく手元に却ってこなかった作品。 でも聴いた人みんなが良い!と折紙をつけたので、小生の耳もまんざらでもないんでしょう。
CLASSICをあまり聴かない人も含め、おそらくピアノの好きな人なら絶対お薦めできると思います。清廉な印象、流麗なタッチ、確かに、朝ちょっと早めに起きてこれを流すと、良い一日になりそうな気がしますね。
・「ゴルトベルクも素晴らしい!」
ケンプやマイラ・ヘスといった往年の巨匠、それに自身の編曲も含めたバッハの愛すべき旋律を集めた1枚。じっくり聴くもよし、BGMにもよしという手放せないディスクである。アンジェラ・ヒューイットは現今最高のバッハ弾きだと思われるが、何よりも素晴らしいのは『ゴルトベルク変奏曲』だ。スケールはそれほど大きくないが、現代ピアノの機能を目一杯活かしながらの精妙なタッチは融通無碍といえる。第16変奏のピアニッシモの「感じ方」などヒューイットでしか聴けない。たしかにグールドはいつ聴いても飽きない。これは別格としても、リフシッツ、チェンバロのスコット・ロスとこのヒューイット盤をベスト3としたい。
・「最高のCD」
クラシックがほとんど解らない (でも好き!) な私が、ちょくちょく聴きたくなるCDである。本当に、素晴らしい。このCDを聴いていると、心が豊かになり、心地よくなる。辛い時、うまくいかないとき、そんな時にこのCDが1枚手元にあると無いとでは大きな差があるだろう。
・「天国で鳴っているような美しさ」
第一巻BWV846-869が1970年夏、第二巻BWV870-893が1973年2月・8月・9月にレコーディングされている。録音技師はホルスト・リントナー、録音場所はなんとザルツブルクのクレスハイム宮殿である。このクレスハイム宮殿でレコーディングした、ということがこの演奏にすばらしい付加価値を与えていると思う。リヒテルの素直な解釈が宮殿の極上のエコーによって最高の演出になっている。録音技師ホルスト・リントナーの勝利である。(●^o^●)
甘美で柔らかなハ長調の前奏曲のアルペッジョに始まり、まるで天国で鳴っているような美しさである。ひたすらバッハの意図に忠実にという意志が感じられる。強いバッハだ。僕はこのリヒテルのバッハを極地点とし、グールドの自由な多種多様な解釈論の平均律をもうひとつの極地点としてバッハの宇宙を飛び回ることを何百回と繰り返してきた。このアルバムを手に入れたのは大学生の時で20有余年の時がたっている。未だあせることのない演奏である。
おそらくは多くの人が平均律の模範的演奏としてあげるであろう名演だ。
・「音楽の至宝 若い人達に新鮮な気持ちで聴いて貰いたい」
ピアノの詩人の手によるバッハ演奏、そのひとつの頂点を示す大作。カザルスの無伴奏、グールドのゴルドベルグと並ぶバッハ器楽曲の三大至宝。今更、若輩者がどうこう言う必要もないが、こういう作品をちゃんと聴かせるFM番組などがもっとあってほしいもの。CDショップでも新譜(含再発)に重点を置いたAirplayになりがちだし。若い人がこんなにヒーリングや癒しを求めてアコースティックな音に耳を傾ける現在だからこそ、CLASSICや民俗音楽(BLUESや演歌等も含めて)は広く静かにではあるが熱く厚く支持される可能性を孕んでいると思う。今のモーツァルト人気も、此処数年来のJAZZのPiano Trio人気も、かかる文脈からすれば何ら不思議はない。ある意味で聴き手が渇望する音楽を供給する側が如何に紹介し、更に進めて音楽に対する興味や関心を広げ深めていけるか=聴き手を育てていけるか。真に音楽を愛する人達が供給する側に回って、そのミスマッチを解消していければ、CDだってまだまだ売れるような気がする。何故なら本当に聴きたいと思う音楽は身近に置きたいし、価格も充分手が届くところまで下がってきているから。既得権や古い認識を捨てて新しい世代の新しいリスナー開拓にもっと注力していってほしいもの。軽薄短小の消費音楽にも存在意義はあるが、若い人達もその限界を既に見切っている気がする。例え徒労に終わったように見えても、蒔いた種はいつか芽を吹くし、種を蒔かねば世代交代も望めまい。20年前の町のレコード屋や中古盤屋の地道な努力を今こそ・・・・!
・「スティーヴスワロウのBASS 石井彰のPIANO」
世にBASS&PIANOのDUO作品は多いし名盤だと個人的に思っているものもわりと沢山ある。近年の作品ではエンリコピアラヌンティ&マークジョンソン盤がすごく良いし、chrischan jacob&terje gewelt(未だよう読まん!)の2作もかなり気に入っているし、ベテランのオリバージョーンズ&スキップベイ盤や日本盤のピーターマドセン&藤原清登、佐藤允彦&加藤真一も良かった。これらのSIMPLEな中にもえもいわれぬ豊潤さを醸す佳作秀作たちにも勝るとも劣らぬ作品がこの一枚。元々石井彰氏のピアノ作品が良くてeweの諸作を愛聴していたが、その流れで試聴しすぐさま買い求め決断した。よく会話に喩えられる(BASS&PIANOに限らず)DUO作品だが、ここでの両人のそれは極めて粋で、所々でのスリリングなやり取りと渾然一体となったグルーヴ、和みさえ漂わせる静謐な間 etc 正に粋人同士のスノッブな会話を想わせる。ジャケットも秀逸で買った当初、ずっと部屋に立てて飾っていた。石井彰氏をまだ聴いたことが無い方にも彼のファンの方にも是非お薦めしたい作品。
・「ユニゾン」
このCDは、聴けば聴くほど味が出てきます。とくにユニゾンから始まる2曲目は、圧巻です。
・「BGMとしてもどうぞ」
なんて優雅でオシャレな演奏なのでしょう!それまでやや地味な存在であったスカルラッティの名を一躍メジャーにした記念碑的名盤です。クラシック界においては、“グールドのゴールドベルク”と肩を並べるような存在かもしれません。ホロヴィッツのテクニックによってあまりにもさらりと弾かれているため、じっくり聴き入る他に、BGMとして聞き流してもけっして邪魔な存在にはなりません。ホロヴィッツというと、超絶技巧でならしたピアニストという印象がありますが、このアルバムや彼のショパン・モーツァルトなどを聴くと、やはり稀有なる繊細な神経の持ち主であったことも良くわかります。
・「音のひとつひとつが光っています」
大バッハと同時代に生きたイタリア人スカルラッティの曲は、現在でも少しも古びていず、むしろ、そのいぶし銀とも言えるような渋くも華やかな曲調に多くの人が魅せられています。実際、彼のソナタの数々は幾多のピアニストによりしばしば演奏されています。
さまざまなCDがありますが、中でもホロヴィッツによるこの演奏はひときわ輝いています。一音一音をはっきりとし、けれども気品を少しも失わない彼の演奏は、不思議なほどにスカルラッティのソナタと合っている感じがしてなりません。私にとって、作曲家スカルラッティの、あるいはヴィルトゥオーゾ・ホロヴィッツのCDをどれかひとつ選べ、と言われた場合、真っ先に選ぶのがこのCDです。もしかすると、ここまで聴いたクラシックCDの中で、(グールドのバッハと並んで)最も愛しい曲かもしれません。 これだけの量があってこの値段は相当安いので、手にすることをおすすめします。
・「名人の話芸を聴くようなホロヴィッツの、自由自在な語り口に魅了されました」
18世紀前半〜半ばにかけて、主にスペインで活躍した作曲家ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のチェンバロのための小品から17曲を選んで演奏した一枚。 ホロヴィッツが58歳〜63歳だった、1962年11月〜1968年2月にかけての録音。
速いテンポで奏される、軽快な「ト長調 L.209」。(トラック3) 哀愁漂う、メランコリックな「イ短調 L.241」。(トラック5) 奥ゆかしく、寂しげな風情も味わい深い「ヘ短調 L.118」。(トラック7) 溌剌として、華麗な気分にあふれた「ニ長調 L.465」。(トラック9) 緩急のテンポの付け方、変化が絶妙な「ホ長調 L.21」。(トラック10) 晴朗、快活な歌い口の「ニ長調 L.164」。(トラック13) フェルメールの名画を彷彿させる、静謐感と透明感に満ちた「ヘ短調 L.187」。(トラック14) スピーディーなテンポで一気呵成に弾きあげられた「イ長調 L.391」。(トラック15) クリスタルの如き、玲瓏、玉を転がす美しさが何とも言えず素敵な「ホ長調 L.23」。(トラック16)
鍵盤のマジシャン、ホロヴィッツの面目躍如たるピアノ小品集。一服の清涼剤を味わった気分、て言ってもいいかな。名人の話芸を聴くようなホロヴィッツの、自由自在な語り口の素晴らしさに魅了されました。
・「毎日聴いていても飽きません」
スカルラッティのCDを初めて買うとしたらやはりこの1枚でしょう。
ホロヴィッツによってスカルラッティが再発見されたと言っても過言では無いくらいに面白い演奏です。このCDのおかげで、収録されている17曲ほとんどが有名になってしまいました。トラックの配列も緩急がつけられていて聴きやすく、毎日聴いていても飽きません(ここがホロヴィッツの素晴らしいところです)
L.209あたりはあまり演奏会で取り上げられませんがスカルラッティの面白さが出ています。L.241の渋さも良く引き出された演奏です。買って損はないと断言できます
・「天使か悪魔か?」
ホロヴィッツの後期ロマン派がいいのは分かりきった話だけど、僕がこの人の天才を確信したのはむしろこれ!(とスクリャービンか)本当にこの世の人間だったのだろうか?
・「目玉はアラン・パスクアでしょう」
ピーター・アースキンのライブレコーディングでジャケがポップなライブハウス・ロッコとくれば、どうかなと買い控えしそうだったけれど、買って良かった。このアルバムの目玉は新鋭ピアニスト、アラン・パスクアでしょう。透明で美しいメロディーラインはキース派というのがあるとしたら、キース・ジャレットを思わせる北欧ライン。そこに耽美的なアースキンのドラムが加わり、極上のトリオミュージックになってます。これを機会にアランのアルバムを購入したら、こっちはもっと油っこかった。ということは、やはりアースキンのもっている耽美趣味がアランとコラボして、この美しい世界を表現できたということか。彼女とのデートにちょっと知的な雰囲気をお望みの方、お勧め。僕のこの2週間の寝酒の友なので、よろしく。
・「心の琴線に触れる1曲目」
1曲目の出だしでクラッときました。ジャケットを見る限りではちょっとやめておこうかなと思いますが、叙情的なピアノトリオを好きな方であれば間違いなく気に入ると思います。しかも2枚組。このアルバムを取り上げている雑誌は少ないですが、きっと繰り返し聴きたくなる愛聴盤になるでしょう。
・「演奏良し 録音良し タイトル良し 値段尚良し」
1曲目を聴いただけで惹きこまれてしまう作品。こんなLIVEを聴きながら一杯やれたら最高だろう。アランパスクァの静謐なタッチをじっくりと支えるアースキンのドラムスは他所の作品ではあまり聴けないもの。2枚組でこの値段、この内容なら買わなきゃ損損!黄昏時、夕食を作る奥方の後姿(甲斐甲斐しく美しいもんです)を眺めながら、こういうのを聴きながら缶ビールを啜る。男の人生における、ささやかながらも贅沢なひと時である。聴いてみて頂ければ、小生の言うことがきっと解って頂けると思う。
・「比類なき銘品」
バッハのフランス組曲ではグスタフレオンハルトのチェンバロ演奏がよく話題に上りますがピアノによる作品ではこのグールドの演奏が白眉ではないでしょうか?生き生きとしたタッチにこの作品の本来持つ美しさが滲んでいて世紀の天才、その所以が窺えようと言うもの。内向きな演奏で、聴いていて自身の内面深化を促されますが、ある意味でバッハの思うところを探り当てたような達観を感じさせる名演だと感じています。廉価盤でも手に入るようなので是非ご一聴を!
・「素晴らしい演奏です!!」
趣味でピアノを習っており、現在フランス組曲を学んでいます。ただ、いま一つ「分かった!」という感じがなく、迷いながら弾いていました。で、このページの皆さんのレビューを見て、買ってみようかな・・・と。聞いてみてショックを受けると同時に、目の前がパーッと広がったような感覚がありました。すごい!!本当に生き生きとしたエネルギーが伝わってきますし、一音一音すごくクリア。突き抜けるような青い空というイメージで、「あ~、バッハだなぁ」と感じました。
ボキャブラリーが貧困なのでうまくコメントできませんが、イイです、本当に。オススメです。
・「愛しき妻への贈り物」
バッハは10才の時に両親を亡くしている。そして最初の妻、マリーア・バルバラにも先立たれる。そして1721年12月、15才年下のケーテンの宮廷歌手だったアンナ・マグダレーナと結婚する。おそらくは明るい家庭生活を取り戻してくれた若妻に感謝の気持ちでいっぱいだったに違いない。それが、バッハのイマジネーションに火をつける。イギリス組曲・フランス組曲・パルティータはいずれも新婚早々に妻のために書いた2冊の『アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集』に由来するからだ。1722年の第一巻にはフランス組曲の5曲が含まれている。
フランス組曲とイギリス組曲の構成の差、それはアルマンドの前にプレリュードを持っていることである。よってフランス組曲を『小組曲』、イギリス組曲を『大組曲』と呼ぶこともできる。演奏してみるとこのプレリュードの部分が長大で、CD2枚にイギリス組曲がなってしまうのも無理はないと思う(●^o^●)。
グールドはこのバッハの妻への愛に満ちた作品をいつものようにとつとつと弾いて見せる(●^o^●)。グールドはいつも一度に8時間録音していたそうだが1時間以上ピアノに向かっていることはなかったそうである。あとはただ再生テープを聴き、最良の自己表現たるテイクまで試行を続けるのだ。それがとつとつと弾いているように聴こえるというのも面白い(●^o^●)。
閑話休題。フランス組曲はELPのファーストの名曲『ナイフ・エッジ』の中間部にも(3:22以降(●^o^●))使われているのでロック・オンリーの人も聴けば、あーあの曲かと言うでしょう(●^o^●)。
・「天上から降り注ぐ音楽」
ゴールドベルク変奏曲(新旧)に限らずグールドの演奏にはほんとうに魅せられる。聞いているとこのCDもまるで天上から音楽が降り注いでくるようである。棚から楽譜をひっぱりだしてなるたけ弾けそうな曲に挑戦してみるけどああなるほどグールドはこんな風に弾いているんだ、バッハはこう弾くんだ、と感心しきり。忽ち弾くのはあきらめてグールドの世界に引き込まれてしまう。恐るべしグールド。
フランス組曲に続き、イギリス組曲、インヴェンションとシンフォニアとまだまだ至福の時は続きそうだ。
・「JAZZ界屈指の名バイプレイヤーが燃えに燃えた一枚」
ピアノトリオのベスト5に必ず入る超名盤。久しぶりにこのアルバムを聴きたくなってトミー・フラナガンで検索したらやたらとアルバム数が多くてなかなか行き当たらない。というのもサイドメンとして参加した有名なアルバムが次から次へとでてくるから。さすが「名盤請負人」と改めて納得した次第。英語で検索してやっとみつけました。
上の人も書いてますが、このアルバムのエルビン・ジョーンズは本当に凄いです。
JAZZ界屈指の名バイプレイヤーがこのエルビン・ジョーンズのドラムにあおられて燃えに燃えた一枚。
エルビンに負けてたまるかとヒートアップしていくピアノがまた、とっても刺激的。スピーカーから音だけでなくそういったエネルギーまでもが伝わってきます。
・「素晴らしいグルーヴ感!」
言わずと知れたトミフラ57年録音の代表傑作。ストックホルム録音と言う事で、"Overseas"。Cの字を鏤めたジャケットは、往時の名盤ブームの頃は、幻の名盤として名を売った。ちょっと古いファンなら、写真のジャケットよりCのジャケットの方に親しみが湧くはず。
トミフラは70年代以降、日本のレコード会社が主役に仕立ててスターになったけど、基本的には「サキソフォン・コロッサス」や「ジャイアント・ステップス」の脇役として、例えるならデカい歯車を円滑に廻す潤滑剤的役割を上手くこなすいぶし銀的脇役の人。
その彼がエルヴィンのサトルなブラシに鼓舞されて、グルーヴ感横溢の大名盤をものしたのが本作。やっぱ一番好きな曲は、冒頭のカマリロ。とにかく楽しいんだから!
・「フラナガンのデビュートリオ作はジャズ史に残る名盤」
ジャズピアニスト、トミー・フラナガンは、ソニー・ロリンズの"Saxophone Colossus",ジョン・コルトレーンの"Giant Steps"・・・等のセッションに参加したことで有名である。彼の繊細でエレガントなピアノが名盤に華を添えている。名盤請負人とも呼ばれる所以であろう。キャリア後年の円熟したプレイぶりも目映いが、フラナガン初のソロアルバムであるハードバップの香りが漂う本トリオ作の味わいは格別だ。チャーリー・パーカーのRelaxin' At Camalliroから始まり、スタンダーズのChelsea Brideを経て自作の5曲を夾み、最後はWillow Weep For Meで終わる。とても聴きやすい選曲だ。フラナガンのバックを務めるのが、Elvin Jones(ds),Wilbur Little(bs)だ。名ドラマー、ジョーンズ(フラナガンのデトロイト時代からのバンドメート)の参加がこの名盤のキーポイントだろう。彼のポリリズミックなブラシでのプッシュが、甘く流されがちなフラナガンのピアノをハードな方向に導く。微に入り細に入ったスネアでの演出もなかなか手が込んでいる。豪快さが売りのジョーンズのもう一つの面を見た思いだ。ベースのリトルの落ち着いたまろやかなプレイも良い。この三人の静かな一体感に聴いていてどんどん引き込まれてしまう。ジャズの当たり年の1957年8月15日、スェーデンはストックホルムでの録音。このとき三人は、J.J.Johnson Quintetの一員としての訪欧だったらしい。この”無名”のトリオを録音したレコード会社(メトロノーム)のプロデューサーの慧眼に敬意を表したい。フラナガンのピアノをお聴きになろうという方に、まず最初に推薦したい1枚だ。Cだらけの駄洒落ジャケット(Over Cs)と、髪の毛フサフサのフラナガンのポートレイト写真のジャケットの2種類あるが、後者がオリジナルらしい。
・「ちと無理しすぎでわ」
「最優秀助演賞」のトミー・フラナガンが、サイドメンといういつものポジションのみならず、一見目立たないが実は小粋だというプレイ・スタイルまで擲って、マッチョに徹した本盤。ドラムス(エルヴィン・ジョーンズ)が素晴らしいという意見が多いが、逆効果なのでは? ただでさえ気負いに気負っているフラナガンに火をつける悪者になってしまっている気がする。なんせバラードの名曲「柳よ泣いておくれ」まで、こんなに力を入れて弾かなくても。 ということで、「大名盤」という評価はちょっと甘すぎだと思われる。悪いアルバムではないが、フラナガンの真価はこのアルバムではわからない。それがちょっと残念。もう少し地味なバイ・プレイヤーを当てればよかったのに。
・「心根の優しいピアニズム」
凡庸なレビューを書くのも失礼に当たるかとは思うが・・・・。熱烈なファンらから「名花」と称されるそのピアノはある意味で現代の技巧本位の名手達のそれとは対極にあるように感じる。それは人間味というか、音楽に包まれたその人の人間性の表出であり弾くという行為に何を見出すのかの違いかとも思うが、彼女の録音があまり多くは聴けない(カタログが少ない)昨今、ヴァンガード名盤選として、こういうピアノが聴けることは素晴らしい。廉価であることも普及盤としての資質を備えているし、出来るだけ多くの人に、ちょっと古典的だけど美しさに溢れた温かみのある演奏に触れて欲しいと願う。
・「モーツアルトだけでなく」
リリー・クラウスにはモーツアルト以外にも名演が有ると言うことが判る一枚です。ペダルの踏み込みも浅く、情緒たっぷりに演奏しています。熟練の演奏で満足するものと思います。
・「評価難しい」
クラウスのシューベルト、もう少し技術が落ちない時に録音すればよかったのにと思うCD。気力は前へ前へと行くのだが、指がついてこない。どたばたした演奏になってしまっている。気持ちは十分感じるのだが、技術あってのピアニスト。これに対し、シフのベーゼンドルファーによる和風な演奏は、通常の(早め)演奏として良い。また、スタインウェイによるものでは、ホロヴィッツ。通常よりゆっくり目だが、一流の演奏。シフと比べるとやはりホロヴィッツが圧倒。内田はのっぺりして退屈に感じる。グルダは、異色。(クラウスの技術があったころの演奏を思わせる面もあり、かつ、ジャズを思わせる面もある。)指揮者と違い、ピアニストは全盛期が早めなので年をとれば成熟するというのは間違いだと思う。
・「死の前年、ショパン演奏の頂点」
マガロフといえば、ショパンの全曲集をフィリップスに残したスペシャリストであり、派手な弾き方をせず、曲そのものが持つ魅力を最大限に引き出すような演奏を聞かせてくれることで名を馳せた。1991年に録音されたこのCDは年代こそ違うものの、基本的な部分はこの路線をはずしていない。
前奏曲集について言うと、際立つのはやはりそのシンプルさだろう。有名な「雨だれ」だけを比べても、速めのテンポと静かさを保った演奏で、水が流れる音を聞いているような印象を受ける。また、一方のソナタではじっくり構えたテンポと重みを含ませた響きで、濃厚な演奏を聞かせてくれる。しかししつこさや派手さはなく、あくまでも楽譜にかかれたことを守りながら、曲の魅力を最大限引き出している。 マガロフは録音の翌年に亡くなっている。この録音はさすがに80歳を目前に控えて技巧的な衰えが見えるものの、それを補って余りある円熟と優美さを持っている。ショパン演奏最高峰のひとつに数えられるだろう。
・「円熟味のある落ち着いた演奏」
年齢的なものもあるのだろうが、とにかく落ち着いた演奏だ。特にピアノ・ソナタ第3番は絶品。80歳になるが、全く衰えていないマガロフに脱帽。
・「ピアノソナタが秀逸」
最後に収録されているショパンの「ピアノソナタ第三番 第四楽章」が素晴らしかった。これは亡くなる前年の日本録音とのこと。さて、どこがよかったのか?「ピアノソナタ第三番 第四楽章」は、同じフレーズが繰り返し登場する。老ピアニストは、調子を変えながら「同じフレーズを繰り返し弾く」という作業の中で、自身がたどってきた道を振り返り、反芻する。アルバムのジャケット写真、右手を高らかに上げる姿は、老ピアニストの最後の煌きであると同時に、すべてを達観した男の最期の雄姿だ。ブックレットにマガロフはピアノの教師、、、後進の育成に熱心、、、と書いてあるが、いわゆる「教師」・「教育」という言葉の持つ退屈さはまったくない。「刷り込み」という言葉をご存知だろうか?クラシックは、初めに聴いた演奏が自身の判断基準となってしまう傾向に陥りやすい。自分は、ショパンのピアノソナタ第三番は、初めて聞いたのがマガノフで本当によかった。というのは、その後アルゲリッチの1965年度版を聞いたのだが、まったく印象に残らなかったからである。
・「親友が最も愛する一枚」
「たとえばこのLPが擦り切れて聞けなくなったら、 もう一度、これと同じ盤を探して買うよ。」と語った友がいた。何度でも買い直すよ、と。CDしかなくなっても中古盤ででも探すと。だから初めて聴いたのはLPだった。パチパチいう部分もあったが、かえってJAZZらしく聴こえたものだった。それから早20年近く経ってしまったが、LPを持っていない小生は
このCDを今でも大切に聴いている。JAZZ PIANOを聴き始めた頃、これと佐山雅弘の「PLAY ME A LITTLE MUSIC」をバイブルのように聴きこんでいたもの。説明しても仕方がないので、自身の耳で確かめてほしい。星5つを最高点としても6つ半はつけたいくらいの思い入れだから。
・「すごい!すごすぎる!!」
このアルバムにおけるバド・パウエルの演奏はとにかくすごい。ピアノをやったことのある人なら1曲目の「テンパス・フュージット」を聴いただけで腰を抜かすだろう。その後も、3「チェロキー」6「神の子はみな踊る」8「ゲット・ハッピー」10「スウィート・ジョージア・ブラウン」と高速演奏は続く。それでいて4「アイル・キープ・ラヴィング・ユー」11「イエスタデイズ」のような美しいバラードも聴かせる。このアルバムさえ聴けばこの人が天才と呼ばれる理由が分かるはずだ。とにかくすごい。聴けば「ゲット・ハッピー」と思うこと間違いなしの名盤だ
・「バドパウエルの真骨頂が表れたスィング感溢れるアルバムです」
精神病による入院生活から復帰したバドパウエルは49~51年にかけて、次々と傑作アルバムを発表しましたが、49、50年のセッションを収録した当アルバムはその中でも「ザ・ジニアス」と並び、称される人気アルバムです。収録されているオリジナル、スタンダードとも、曲も素晴らしいのですが、やはりバドパウエルの真骨頂はその神業ともいうべきテクニックに裏打ちされた躍動感と情緒感でしょうか。前者の代表が物凄いスピードで弾きまくる①や③だとすれば、後者の代表はバラード曲の④や⑬でしょうか。ただ、いずれにしても、JAZZのスィング感溢れる演奏になっており、「JAZZのピアノソロっていいなあ」と思えるアルバムになっています。
・「これはいい、、、」
録音は古い。スタイリッシュさなど微塵もない。ただただピアノを弾くのが好きで演奏にのめりこんでいるのだろう。わずか数分の短い曲に込められた激情の数々、密度の濃い時間。1曲目から飛ばしまくり。ラストは淡々と綴られる名バラード。間違いなくバドパウエルの傑作のひとつ。
・「香がする」
バド・パウエルは、斜めからでも正面からでも、聴き流してもまじめに聴いても、どこからでも入ってきて、聴いている、ということが起こる。香がする。芸術的香りと言うらしい。この人はたまたまジャズピアノであって、他の芸術でも同じように活動ができただろう。例えば絵を描けば、マティスや梅原龍三郎、あるいは横山大観のような松も描けたに違いない。作為がなく、全ての音がジャズという必然なのだ。
・「屈指の名演」
この曲が録音されているCDは、数十枚持っている。うち、10枚近くはアルゲリッチの新旧録音である(海賊版含む)。アバドBPOと組んだこの録音は、中でも最上の部類に入る。
アルゲリッチはこの曲を(デビュー当初以外は)大のお得意としており、数十年もの間、数百回の公開演奏を行っている。驚くべきところは、その間、彼女は、この自家薬籠中のレパートリーの全ての細部を千差万別のタッチで表現することを可能としてしまった事である。全てのフレーズに強弱や音色の変化があり、リズムは生き生きとし、テクニックやメカニックも一層磨かれ、全体の構造に対する見通しも良くなった。まさに奇蹟である。若い頃は激しい情熱、豪快なスタイル、シャープな音が売りだった彼女は、更に円熟性・オーケストラとの掛け合いバランス・譜面に対する深い洞察・無限のフレージングを加えて、この録音に達した。
BPOの技術、音色が素晴らしいのは当然だが、アバドのサポートも素晴らしい。アバドの演奏は出来不出来が激しいが、アルゲリッチとの友情関係(そして、彼女の演奏スタイルに関する理解)、また両者の闘病生活(両者とも癌と格闘中)が空前絶後の名演を生んだのである。交響曲第4番を思わせるオケの凄まじい咆哮、くるみ割り人形を思わせる第二楽章のピアノ… これを超える演奏は考えられない。デュトワ、コンドラシン、コルト等との録音も名演だが、それらはアバド盤に到達する過程に過ぎなかったと思う今日この頃である。
・「本当にすごいピアニストです。」
これ一枚あればチャイコの一番はもう要らない!というほど強烈な一枚でした。コンドラシンとの往年の名盤を知るものとしては、成熟したアルゲリッチがどんな退屈な演奏をするのか恐る恐る聴き始めたのですが、彼女に限ってはそんな心配はまったくいりませんね!
・「勇猛果敢なじゃじゃ馬娘」
アリゲリッチのような勇猛果敢なじゃじゃ馬娘(今は熟女だが)にピッタリの曲 ショパンよりこっちの方が・・・・と思ってしまう。録音も良いしアルゲリッチも暴れまくりアバドのフォローは控えめだが素晴らしい。
チャイコフスキーピアノ協奏曲1番の最高録音CDだと思う。このような曲は大音量で鳴らせばその攻撃性が増してくるように思う。
・「脳天に電撃ショック」
クラッシックなので楽譜に忠実にやってる筈なのですが、こういうピアノを弾かれるとまるでその場で音楽を作っているように衝撃的です。自由奔放かつ、精神のイドまで揺り動かされるような(おおげさじゃぁ)演奏だ。衝動的な感じと調子の良いときはこの演奏のように神のように凄いプレイを見せるアルゲリッチ。僕は彼女の横で譜めくりをやるのは嫌ですね。突き飛ばされそうだから。(笑)
・「アルゲリッチ・喧嘩売る!」
このCDでは、アルゲリッチが指揮者にケンカを売るような、挑むような演奏を体験できます。こんなスリルのある「チャイコ1番」は初めてでした。皆さんも是非体験して下さい!
・「植物の会話が聞こえてきそうな”午後Tea”ミュージック」
ピアノとサックスによるデュオなのですが、天気の悪くない午後にこれをかけながら好きな本のページをめくるのが、私にとっては結構”いい時間”なのです。癒しというよりも気の合う人同士の気の利いた会話、傍で聞いていてもつい耳を立ててしまう小粋なおしゃべりのような趣で。
パネさんのシルクの手触りに似た繊細でなめらかなタッチと宮野さんの優しい音色。珈琲に注ぐミルクが色を変えながらゆっくり溶けていく様を思い出させるゆったりした時間にこそ相応しい作品です。
・「チャック・イスラエルって実はそうとうエライんじゃない?」
ラファロ亡き後のムーンビームスセッションからスインギーなのを集めました、ってーのがこのアルバムの最もシンプルな説明。そんなわけであたしゃ、聴いてみるまで枯葉とかマイルストーンズみたいのばっかかな、と思って敬遠していたのだが、実体はさにあらず。まったりしきったムーンビームスに比べ、ポールモチアンのS&G59番街風ブラシ(変なたとえだがわかる人にはわかる?)がより冴えまくり、Walking UpやShow-Type Tuneのようなノリノリの曲もあるにはあるが、全体にはリラックスした気持ちのいいスイング感で満たされています。ラファロの頃、まるでせっつかれるような緊張感のあったトリオ・苦渋に満ちた気弱そうな銀行員エヴァンスも悪くないですが、こんな「まあいいじゃん、堅いことはさあ」とでもいいたげな大人のエヴァンスも実に棄てがたいものがあります。そんなムードを作り出しているのは新ベーシストのチャックイスラエルに寄るところが大きいのでは?例えばIn Your Own Sweet Wayのベースソロを聴くとよくわかるのですが、こんな時、ラファロ、ゴメス、ジョンソンといった人たちはここぞとばかりに高音でヒュンヒュンいわすでしょう?イスラエルはそんな見せ場でも「あっしゃベースですけん」とばかりにおとなしくボンボンして、しかし堅実です。その堅実さがエヴァンスのピアノをより際だたせているように思うのですがどうでしょう?この感じは、そうクィンテセンスでエヴァンスと共演するレイブラウンに近い。思えばレイブラウンも弾きまくりピーターソンを影で支えた苦労人でした。そりゃ派手じゃないけど、なんかエヴァンスも気持ちよく弾かされてるなーという感じです。
・「今更説明不要の「ムーンビームス」と対をなす名作」
スコットラファロを失った後、チャックイスラエルを迎えて再スタートを切ったトリオの記録。スローナンバー中心の「ムーンビームス」に対しこちらはテンポのある曲が中心。凡百のコメントなど書くに及ばないが、こういう作品がこの価格で聴けるという幸福感を味わって頂きたい。「ムーンビームス」は夜の定番だが購入以来、出勤前の程良い緊張感を醸成する早朝のBGMと化している。
・「「ムーンビームス」の兄弟盤を忘れるなかれ!」
ラファロの死から立ち直ったエバンスが、ようやくトリオで録音したのが、「ムーンビームス」と本作品。これら2作品は同時に録音されたもので、ダレない様に、スローテンポの曲とメディアム以上のテンポの曲を交互に録音したそうだ。録音された演奏のうちスローな曲が「ムーンビームス」に、メディアム以上の曲は本作に振り分けられた。
やはりスローバラッド盤の「ムーンビームス」の方に人気が集まっている様だが、本作もリリカルなエバンスの魅力はしっかり持っていて、見逃してはならない佳作である。
・「普段使いのエヴァンス」
彼のアルバムの中で繰り返し何度聴いても飽きないのはこのアルバムと『ムーン・ビームス』かもしれない。スコット・ラファロやエディ・ゴメスのベースは背筋を伸ばし正座をして聴かなければいけない緊張感があるけれど このチャック・イスラエル、ポール・モチアンがサポートに徹する通称 セカンド・トリオは、リラックスした心地よさと瑞々しさで溢れてる。このトリオによる僅か2枚のアルバム『ムーン・ビームス』と『ハウ・マイ・ハート・シングス』、これを『夜のエヴァンス』と『昼のエヴァンス 』、2枚セットで『普段使いのエヴァンス』と命名。
・「心機一転のインタープレイ」
名盤「ワルツ・フォー・デビィー」で共演した盟友スコット・ラファロを事故で失って、暫くは一線から遠ざかっていたビル・エバンス。その彼が久しぶりに録音したのは、硬派なファンからは「女の腐ったようなアルバム・・・」と酷評されたアルバム「ムーン・ビームス」。これはそのムーンビームス録音と同日に演奏した曲から、比較的アップテンポなナンバーを集めたものである。ドラムには盟友ポール・モチアンを据えビルの心の琴線に絶妙に応えながらリズムを刻む。このふたりのインタープレイが聴きどころである。
●The Melody at Night, With You
・「ハッキリ名盤です。」
キースジャレットと言えば、ケルンしか好きになれないアンチジャズファンも、このCDは絶対好きになれるでしょう。メロディが心に突き刺さる感じがします。でも少し悲しすぎるかも?横にいる音楽に疎い家内も、「この人はきっと死ぬことを考えて、子供の時のことなどを回想しながら弾いている」と言ってましたが、後で病気療養中の録音と聞き納得しました。ある意味、悲しいですが、癒されます。ハッキリ名盤です。
・「キース・ジャレットの最高傑作!」
文句なく、本作品はキースの最高傑作だと思います。5 - 7分程度のスタンダート曲が淡々と演奏されていきますが、自宅での録音であるためか、または病気療養中であったためか、いつもの唸り声も聞こえません。しかし、その演奏の精神状態は内的にとてもintensiveなものであることが、それぞれの曲のメロディの訴えかけてくる強さから分かります。Blame It on My Youthはライブ盤のものよりさらに美しく、青春を回顧させます。Shenandoahは訥々とでも激しく新たにチャレンジする勇気を与えてくれます。何度聴いても、心が和らぐと同時に、希望を与えてくれます。私の幼い子供もなぜかこのCDを聴くと、機嫌が良くなります
・「for someone special」
このアルバムを買ったのは2年前のこと。それ以来、キースの優しさに包まれるようなピアノの音色に、幾度涙をながしたことだろうか。
落ち込んでいる時などは、キースが「背伸びしないで、肩の力を抜いて、自分らしく生きればいいんだよ。」そう、語りかけてくれているように感じます。
また、このCDにまつわる彼の妻ローズ・アナとのエピソードもとても感動的です。もし、このCDを誰かに薦めるのならば、自分の愛する人に送りたいです。大切な友人や恋人へ。
・「長い夜に」
久しぶりに引っ張り出して再生ボタンを押したのですが、まるで昨日作られたかのような音が部屋いっぱいに広がり自分自身驚いたのですが、泣いてしまいました。すべての曲に魂が溢れ、すべての曲が人生をすべて詰め込んだラストピアノのように響いてくるのです。本当に素晴らしく、『CDを』というより『音そのものを』
大切にしたいと思わせてくれる名盤だと心から思います。私が聴くといつも思い浮かぶのは、秋というには少し早い夏の終わりの切なさです。とても懐かしい気持ちになります。
・「一生ものの1枚です。」
1曲目I Love you porgyのはじめのFの音を聴いた瞬間に、体中に音が響き渡るような感じがしました。私にとってはとても聴き慣れたピアノの音ですが、このようにピアノが鳴らされていて、音色が心の芯に染みこんで来るようなものは聴いたことはないと思います。
タイトルにも通じる、夜の静けさに透き通るような音で、自分の体も透き通っていくような、心の芯に染み込んでいく音色に知らず知らずのうちに涙が出ていました。そして、とても上品であり、大好きな人にI Love you って囁かれているようで、官能的でさえありました。キースジャレットの愛情が溢れていますね。
ピアノ教室の教え子の進学のプレゼントに、迷わずこのCDを送りました。やはり、良い意味でのショックを受けたそうです。映画 Nuovo Cinema Paradisoを見た時、最後に涙が止まらなかったことがあるのですが、それと同じ感じです。お婆さんになっても聴いていたい、一生ものの1枚だと思います。
●Nikolai Kapustin: Piano Music
・「クラシックとジャズの素晴らしい混血児」
アムランには不可能な演奏という事がないのだろうか。クラシックの超絶技巧の難曲を軽く弾きこなしているように聴こえてしまう。彼の手にかかれば、リズムの難しいジャズも自由自在の本領発揮、カプースチンは正に彼の領分のように見えます。まさに神の手。当分、彼の右に出る人は現れないでしょう。カプースチンが初めての方にぜひお勧めします。
音の美しさ、粒のそろった音、ダイナミックな演奏、クラシックのエレガントさ、ジャズの色気、クラシックとジャズの世紀の混血児!カプースチンとアムランの絶妙なコンビ!きっと、このジャンルの21世紀の歴史的な一枚となることでしょう。ジャンルを超えた「粋」の極みと言えます。私はこの一枚を絶対に忘れないと思います。ありがとう!Mr.Hamelin!
・「圧巻。」
とにかく「8つの演奏会用エチュード」が聞きたくて、待ちに待ったCDでした。最初から最後まで、アムランの「千手観音」的超絶技巧と、エネルギーに圧倒されました。カプースチンを知ってる人も知りたい人も必聴です。ただし、聴く側も元気でないと、ほんとに圧倒されます(笑)。
・「CLASSICは詳しくないのですが」
JAZZ市場のピアノトリオ偏重のお陰で様々な新人・旧人を耳に出来るようになった昨今、却ってCLASSICのピアノの方が斬新に聴こえたり、即興性を感じたりすることがあります。これもたまたまレコード屋(って今は言わないのかな?)で試聴してみて惹かれた1枚。技量が頭抜けているのは言うまでも無いのだろうけれど、ホントはこの人JAZZの人なんじゃないの?と訝しく思える瞬間も。JAZZ好きにもお薦めできること請け合い。しかし、それにしても広い世の中には桁外れにうまい人がいるもんですねえ・・・・。
・「すばらしいピアノの演奏」
すばらしいジャズとクラシックの融合!美しい曲の数々!ピアノの独奏だけで曲を大きく表現されていてすばらしいです。
カプスチンを手に入れることはなかなかむずかしいので、演奏を聴けただけでもうれしいです。
・「流麗」
アムランは当たり前の事を当たり前にやってのけるピアニストだがこの「当たり前」というのが曲者で、「作曲者がなぜこの音を配置したのか」ということをわからせるということは通常プロと呼ばれている人間にとってさえ非常に難しいことなのだ
彼は複雑なパッセージでもあっさりと処理するので(それでいてリズムや内声の処理は完璧なのだ!)歯切れのよくエネルギッシュな作曲者の自演と比べると物足りない印象をもつ人もあるかもしれないだがアムランは作曲者よりクラシカルなアプローチをしているだけでありよく聞き込めば必ず彼のやっていることの物凄さがわかるはずだまた、実演やDVDなどを見ればわかることだが彼の音は芯のない音ではない独特の軽味のある音を出すときもあるが音の輪郭ははっきりしている(しっかりピアノを打鍵できている)彼のような情報の多い演奏をするピアニストの魅力は慣れていなければ聴きこまなくてはわからないちょっと聴いただけで面白くない演奏だと決めつけるのは非常に勿体ないことだ
難曲では指回りだけを誇張し、後はなんとなく曲の雰囲気を醸しだすという逃げを行うピアニストが非常に多いなか(多かったというべきか)、彼のような最近の若手ピアニスト達のなかには曲の構造を重視した演奏を行う者が増えていて、感覚だけで音楽を聴き技術を嫌う傾向のある者達(当然現代音楽は音楽だと考えていない)が彼らの演奏を「淡白」「音楽性に欠ける」などと安易に批判するのを特に日本で見聞きすることが多いのは日本人の長いものには巻かれろ意識の表れではないだろうか(レ○芸など「お前本当に評論家なのか?」と言いたくなる記事がときどきあるがそのような記事に疑問を持った人間がはたしてどれだけいることだろうか)
・「端正で豊潤な演奏」
リスト演奏のひとつの頂点と言えるかも知れない名演。比較的少ないレパートリーを完璧なまでに究めようと志向する人だったようで、その洗練された打鍵、豊かな響きから浮かぶ言葉は「端正」。練習を最期まで怠らず精進し続けたという、その音楽への姿勢みたいなものが垣間見れる気がする。決して技巧に頼るのではなく、自らの表現を極める為に技術を磨くことそんな当たり前のことがどれだけ大切なことか改めて考えさせられる。ヴァンガード名盤選シリーズの中でもピアノでは白眉の一枚ではないだろうか。
因みにヴァンガードと言えば、ブレンデルやクラウスらの名演を集めて輸入盤でもソロピアノシリーズが出ていて(水色の楽譜のジャケに"玄人好みの"のロゴが小さい黒地のシールに黄色で書かれている)そちらもそれぞれになかなかのお薦め。モーツァルト、シューベルト、ショパン、ベートーベンにこのリストなどが出ている。(実はこの日本盤もリストの盤の2枚組の1枚で収録されている。)価格的には解説付でこの値段の日本盤に軍配が挙がるかも知れないが。
・「美しき晩秋の訪れを感じさせる」
古参の名レーベルTBM(スリーブラインドマイス)の看板Pianistにして日本のJazz Pianoを牽引してきた山本のハイブリッド盤。今更多くを語る必要は無かろうが、こういう盤をさり気なく流していた大阪の某店なんて、ほんとに音楽の良さを解っているよなあと一人納得してしまった。
・「解釈について」
人によって好みの弾き方(または、聴こえ方)があると思います。ミシェル・ルグランは曲をどのように味わえば最高の、響きをもたらすのかを知っているかのように、とても心地よく、音を奏でてくれます。
曲によって早かったり、遅かったり・・・。そうする事によって、聴いている側は音を味わったり、ハラハラしたり時には驚いたりします。サティの曲を「こんなにドラマチックに演奏できちゃうわけ?」と、少しビックリしました。
ジムノペディはかなりゆっくり、味わい深く消化していっている感じがしました。それにこのCDは【ジャック・イン・ザ・ボックス】が収録されていて「この曲、弾ける(弾く)人いるんだ」と、他ではあまり聴けない曲が聴けて、とっても良かったです。
・「ミッシェルルグランのピアノでサティを聴く」
自身もJAZZ畑、ポピュラー畑では作曲者としての評価を確立しておりいくつかの曲はスタンダード化しているのだが、そうした才人が自分なりの解釈をかなりの許容度で可能にするサティの作品集を演奏している。結果、非常に気の利いたアルバムに仕上がったと思う。音も良いし、空間にたゆたう響きも緊張と緩和のバランスが取れていてなかなか見事。ピアノ好きにはもとより、最初にサティの作品を聴くのならこの盤から、とお薦めできそう。とっつき易さ=やはりポピュラー畑に重心のある人の解釈ということだろう。
・「サティmeetsルグラン」
音がはっきりと響いていて、スリルもある。サティの演奏盤のなかでも、ポピュラーミュージックの大作曲家の演奏だけに、かなり良い解釈だと思う。
・「紛れもなくサティです」
このCDですが、なんとミシェル・ルグランがエリック・サティを演奏するという素晴らしい企画。ルグランというと、数々の映画音楽を手がけ、サティのミニマル的な音楽とは逆方向のような気もしますが、これが聴いてみると、実に自然で何の気負いもなく、とてもリラックスできる内容なんです。
しかもこの解説はピチカートの小西康陽という、何だかよく分からない人選。まあルグラン→小西は分かるんですが、小西とサティは、かなりかけ離れている気がします。ジャケも今ひとつな感じなんですけど、内容はいいということで、紹介してみました。
・「新境地を感じさせる銘品!」
あまり日本のCDショップではお目にかからないが、こういうのがJAZZ売場(コーナーって呼べ!ってか)に置いてあるとその店、そこのJAZZ担当者はなかなか良い線行ってるな、とごく個人的に期待を寄せてしまう。(そして最低でも数回はその店を覗きに行くことになる。他にも良いのが置いてそうな気がして。)最近でこそメジャーになったピアラヌンティ氏だが、スペースジャズトリオ等で見せた抜群の技巧とリリシズムに溢れた作品群は永きキャリアの賜物であり、何を今更騒いでいるのかという感想を持つ方もかなりいらっしゃると思う。知る人ぞ知る名手だった氏の、ひょっとしたら新境地を開くきっかけになるかも知れない作品が本盤。BASSのマークジョンソンとのデュオでこれまでのリリシズムに更なる深みを加え、枯淡の境地に至りつつあるような印象を受ける。BASS&PIANOのデュオ作品には銘品が結構あると思っているがこれも最近作では石井彰&スティーヴスワロウのデュオと並んで最優秀のランクに位置するのではないだろうか?まずはご一聴を! その後、他のデュオ作と聴き比べて頂ければと思う。
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