ケルト歴史地図 (詳細)
ジョン ヘイウッド(著), John Haywood(原著), 井村 君江(翻訳), 倉嶋 雅人(翻訳)
「very interesting & visual book」「本棚に入らない!」「読みごたえある「地図」です」
ケルト事典 (詳細)
ベルンハルト マイヤー(著), Bernhard Maier(原著), 平島 直一郎(翻訳)
「もう少しケルトに深入りしたい人には是非お勧め」「エンヤの育った文化的背景を調べてみました。」
ケルト文化事典 (詳細)
ジャン マルカル(著), Jean Markale(原著), 金光 仁三郎(翻訳), 渡邉 浩司(翻訳)
図説ケルト (詳細)
サイモン ジェームズ(著), Simon James(原著), 井村 君江(翻訳), 渡辺 充子(翻訳), 吉岡 晶子(翻訳)
図説 ケルト神話物語 (詳細)
イアン ツァイセック(著), Iain Zaczek(原著), 山本 史郎(翻訳), 山本 泰子(翻訳)
「ケルトの不思議な物語」「もっと高い評価をしたいのですが・・・。」
ミステリアス・ケルト -薄明のヨーロッパ- イメージの博物誌 18 (詳細)
ジョン シャーキー(著), John Sharkey(原著), 鶴岡 真弓(翻訳)
ケルト妖精学 (講談社学術文庫) (詳細)
井村 君江(著)
ケルトの薄明 (ちくま文庫) (詳細)
ウィリアム・バトラー イエイツ(著), William Butler Yeats(原著), 井村 君江(翻訳)
「この本はあたりです」「アイルランドのグリム」「ケルトの妖精たち」
ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫) (詳細)
井村 君江(著)
「ファンタジックな世界へよ~こそ。」「ケルトの不思議な世界に出会えます。」「巧みな語り口」「地図が欲しかった!」「読みやすいお話」
ケルト幻想物語 (ちくま文庫) (詳細)
井村 君江(著), W・B・イエイツ(著)
「西の島」「キリスト教影響下のケルト物語」
ケルト妖精物語 (ちくま文庫) (詳細)
W・B. イエイツ(編集)
「キーワードはフェアリー」「名著だと思う」「ほんまにすごい」「人間と妖精と」
ケルトの木の知恵―神秘、魔法、癒し (詳細)
Jane Gifford(原著), 井村 君江(翻訳), 倉嶋 雅人(翻訳)
「もう一つのファンタジー」
ケルト人―蘇えるヨーロッパ「幻の民」 (「知の再発見」双書) (詳細)
クリスチアーヌ エリュエール(著), Christiane Eluere(原著), 鶴岡 真弓(監修), 田辺 希久子(翻訳), 松田 廸子(翻訳), 湯川 史子(翻訳)
「ケルトの歴史」
ケルト文明とローマ帝国 (「知の再発見」双書) (詳細)
フランソワーズ ベック(著), エレーヌ シュー(著), Francoise Beck(原著), H´el`ene Chew(原著), 鶴岡 真弓(監修), 遠藤 ゆかり(翻訳)
「思ったより楽しめました」「おもしろい」「おもしろい」「属州ガリアはどのような姿をしていたのか」
東ヨーロッパ「ケルト」紀行―アナトリアへの道を歩く (詳細)
武部 好伸(著)
「ケルトを追って東へ」
ウェールズ「ケルト」紀行―カンブリアを歩く (詳細)
武部 好伸(著)
フランス「ケルト」紀行―ブルターニュを歩く (詳細)
武部 好伸(著)
「ケルトとフランス??」
中央ヨーロッパ「ケルト」紀行―古代遺跡を歩く (詳細)
武部 好伸(著)
「今度一緒に連れて行ってください」
北アイルランド「ケルト」紀行―アルスターを歩く (詳細)
武部 好伸(著)
「他に類をみない好著です。「アルスター」や「ケルト」について良く理解できました」
スペイン「ケルト」紀行―ガリシア地方を歩く (詳細)
武部 好伸(著)
「ガリシア地方、この湿気日本とそっくり」「「ラテンの鎧を着たケルト」を描く好著」
ケルト映画紀行―名作の舞台を訪ねて (詳細)
武部 好伸(著)
「ケルト文化に興味が持てる作品です。」「映画とケルトと旅がお好きな方に」
・「very interesting & visual book」
美麗な図版が満載された「ケルト歴史地図」の決定版が邦訳で読めます!
ケルト語の起源からはじまり、「大陸のケルト」や「大西洋のケルト」の通史を経て「現代のケルト」に至るまでのケルト全史が娯しみながら読むことが出来ます。とりわけ本書の良いところは、索引が充実しており固有名詞の原綴りが附記されている点、ならびに各地図中の地名や民族名にも現代名・古代名のアルファベット表記がカタカナ表記と並んで記されている点でしょう。ひとりケルト人のみならず、「地中海史」や「ヨーロッパ史」、「西洋史」、さらには「文化史」一般に関心のある向きにはオススメの良書です。
・「本棚に入らない!」
大型本なので注意してください。本棚に入りません。カラー写真、カラー地図が掲載されており、わかりやすいです。年表が最初にあり、大陸のケルトから現代のケルトまで記されています。
・「読みごたえある「地図」です」
ちょっと高いですが、とても良くできた本です。どのように文化圏が分布していたか、人が動いたか、非常に良く理解できます。古代-中世イギリス史の理解にも大変役立ちます。
・「もう少しケルトに深入りしたい人には是非お勧め」
近年ケルト関係の本は多くのジャンルで出ていますが、ケルト文化についてより深く掘り下げて調べたい人には、非常に役立つ本だと思います。解説も平易で読みやすいので、何もケルトについてちょっと知りたいと言う人にも充分楽しめる内容になっています。単に用語の説明,典拠の紹介にとどまらず、伝承や神話の物語の概要まで載っているのがもっともありがたい部分で、日本ではまだまとまって紹介されていなかったエピソードが沢山載っています。たとえばク・ホリンが殺してしまった「クランの犬」がどうやってクランの元に来たか、犬の毛色がどうだったか、なんて初めて知りました!ゲール語の人名や固有名詞が今まで日本で一般的に知られていたものと違うものも多い、あるいはあくまでも著者の!マ!イヤーの解釈、と言う部分もあるので多少抵抗が有るかも知れませんが、これだけの項目を読み物としても楽しめるように解説している本を、日本語で読めると言うことはありがたいと思います。
・「エンヤの育った文化的背景を調べてみました。」
エンヤの生年月日が取材記事と公式サイトとで矛盾するために、これを暦の違いと考えて、この本で調べてみました。 すると、「時間」「コリニー」の項に、ケルト暦は5年に2回閏月が入る太陰太陽暦であることが書かれていました。 この5年間の日数を計算すると、太陽年の5年より1週間ほど長いことが分かりました。 このためでしょうか。30年ごとに時代が区切られるという周期も存在します。 なお、季節の4大祭り(サウィン、インボルグ、ベルティネ、ルグナザド)は立冬、立春、立夏、立秋に当たるものです。
ところで、この本にはありませんが、ケルト暦にはこの他に「樹木暦」もあるという情報も頂戴致しました。 これは、グレゴリオ暦の12月24日から丁度28日ずつ13種類の樹木の名が付いた期間があり、12月23日に1日だけどれにも属さない特別な日がありました。 これは日本の旧暦の二十四節気に当たるものでしょう。 また、ケルトの占星術は太陽ではなく、月のいる星座が重要だそうです。これは、陰暦の日付と樹木暦の期間との組み合わせから決まるのですね。 ケルト人が自分の生まれた日の月齢などを自然に知っているとすれば、誕生日をケルト暦で言う習慣があるのでしょう。 ケルト文化と月との関係といえば、「ヤドリギ」の項に陰暦6日に摘み取る、といった記述以外には何も書かれていなかったことは少し残念でしたが。 この他、エンヤが寄宿学校へ通っていたのが「里子」という古い伝統文化であったことが分かりました。
・「ケルトの不思議な物語」
ケルトの具体的な神話が中心の本です。多少はケルトという民族のバックグラウンドについても触れられています。アイルランド・ウェールズ・ブルターニュの3地域にわけて、彼らの神話が収録されています。個人的にはクーフランという英雄の話が印象的でした。日本の神話などとはまた趣の違う話で面白かったですよ。
・「もっと高い評価をしたいのですが・・・。」
主に、ケルトの英雄クーフリンと、アーサー王伝説の本です。アイルランドの『ク-リーの牛追い』、ウェールズの『マビノギオン』、ブルターニュの『バルザス・ブレイズ(ブルターニュの歌)』の3章からなるほか、多数のコラムと図版で味つけされています。アーサー王伝説が、他とはちょっと変わっていて独特なことは面白かったし、また海に沈んだイスの都の話(まるでアトランティス伝説)など、ケルトの中ではあまり紹介されないブルターニュの伝説に触れられたことは嬉しかった。楽しく読めるのですが…。残念なことに原典の全訳ではありません。というのは、ケルトの英雄や騎士、聖者の伝説に焦点をしぼっているからで、『神話物語』というタイトルから見ても、中途半端である印象は否めません。また『図説』と銘打っている割に、図版が目立たず、一言の解説もないので、ちょっとがっかり。それでも図版の数は100をこえるので、並の本より多いことは確かですが。
・「この本はあたりです」
ちくま文庫から、イエイツ編・井村君江編訳の『ケルト妖精物語』『ケルト幻想物語』も出ています。その2冊は、イエイツ以外の人が書いた民話を、イエイツが選択し分類し、まとめたものです。一方、この『ケルトの薄明』は、イエイツ自身が書き記したものです。
3冊ともお勧めですが、イエイツ編の2冊が民話的とすると、イエイツ著の『ケルトの薄明』は神秘的。体験に基づいた言葉が非常に美しく、深みを感じます。井村君江氏の訳も、こなれていて音楽的で、とても満足のいくものです。この一冊に惚れまくっています。
・「アイルランドのグリム」
W・B・イエイツと言えば、アイルランドを代表する詩人。世界的にも有名だが日本ではあまり知られていません。映画「メンフィスベル」で主人公が口にしていたので、そういう映画からイエイツの名を知った人も多いでしょう。イエイツ、ランボー、などは映画でよく出てきます。本書は民族学者でもあるイエイツがアイルランド各地の民話を集めた物です。まさしくアイルランドのグリムといえるでしょう。グリムと違う所は詩人であるイエイツによって文体が叙情的に書かれている所でしょうか。でも詩というのは原語が持つ美しさ、原語を理解していて初めてわかる物だと思いますので、私も原語は分かりませんので、本当の良さを理解できないのが残念です。こういう意味では詩というジャンルを日本語に翻訳するのは間違っていると思うのは暴論でしょうかね。
・「ケルトの妖精たち」
イエイツの『The Celtic Twilights; Myth, Fantasy and Folklore』(1893年)の翻訳。ちなみに全訳である。 イエイツがみずからの足で民間伝承を集めてまわり、一冊にまとめたのが本書。 アイルランドの妖精、伝説、迷信、幽霊などの話が収められている。いずれも不思議な物語であり、読んでいるうちに奇妙な気持ちに囚われてくる。現実と幻想の境界が曖昧になってくるような。 アイルランドの人々は、妖精や幽霊の存在を疑っていないのである。実在する、日常のものとして受け入れ、何食わぬ顔で対応している。そこに魅力があり、引き込まれてしまう。 イエイツの語り口も上手い。
・「ファンタジックな世界へよ~こそ。」
ドラクエやFFでお馴染みのモンスターや妖精、英雄の由来が判るケルト神話解説本。指輪物語とも深い繋がりがありますし、ファンタジー系が好きな人や世界の神話が好きな人は一度目を通してみるのも悪くないかも。この本に紹介されているのはほんの一部ですが、それでもケルトを知る切っ掛けになれば…と思います。
・「ケルトの不思議な世界に出会えます。」
アイルランドに残されたケルト神話の、格好の入門書である。ダーナ神族の神話、英雄クーフリンを中心とするアルスター神話、そしてフィアナ騎士団の物語について述べられているので、読者は標準的なアイルランドの神話物語に触れることができる。ケルト神話が初めての人にとっては、内容的にも、値段的にもありがたい1冊になるはず。著者の語りは丁寧で、分かりやすい。また、序文でケルト人の文化について簡単に解説してくれたり、あとがきでケルトを学ぶことの意味について述べてくれることもうれしい。神話を読んでちょっと驚いたのは、ケルトに輪廻の考えがあったこと。…でもよく考えると、北欧の『古エッダ』にも転生について述べた話があった。このように、キリスト教が伝播する以前の古ヨーロッパの精神や文化に接することが出来ます。ケルトに興味のある人は、ぜひこの本を読んで、ケルトへの関心を深めてほしいですね。
・「巧みな語り口」
1983年に出たハードカバーの文庫化。 アイルランドに伝わる神話を手際よくまとめ、紹介した一冊。 ケルトとは題されているものの、「島のケルト」、なかでもアイルランドに限られている。それでも「ケルトの神話」と大きなタイトルが付くのは、やはりケルトといえばアイルランドという意識があるからだろうか。 全体は5部に分かれており、井村氏によるアイルランド神話総括、全体俯瞰に続いて、「ダーナ神族の神話」、「アルスター神話」、「フィアナ神話」の3つの神話群が紹介されている。アイルランド神話の特徴は、古い神々と新しい神々が幾重にも折り重なっている点にあり、いきおい新旧の神々の戦いがモチーフとなる。神々というよりも人間的な感じも強く、英雄物語、騎士物語のようにも思える。 「ダーナ神族の神話」、「アルスター神話」、「フィアナ神話」の部分は、さまざまな神話を井村氏がまとめなおして語る形式。井村氏の文章と原文が見事に混じり合い、美しさと不思議さを残しながらも、わかりやすくすっきりしたものに仕上がっている。入門書としての完成度は高いと思うし、読み物としても充分な水準に達している。 しかし中途半端な印象が残るのも確か。神話を読むなら原文のままを翻訳して掲載しても良かったのではないだろうか。
・「地図が欲しかった!」
神話の世界は登場人物名から地名の由来が説明さたり、物語の舞台になるなど現実との強い繋がりを持っています。また歴史などもそうですが、話の流れを理解するうえで地理的知識は欠かせません。本書の舞台は外国で主にアイルランドであり、川や山・湖・湾など大まかな世界地図には出てこないような地名が頻発します。しかもそれが先に触れたように物語と密接な関係にある。物語をより楽しむためにも地図がなかったことは、とても残念でした。
その点でも新潮文庫の呉茂一著『ギリシア神話』は4ページ分の地図一枚が上巻の最初に挟んであって、大助かり。
見開き2ページでいいから地図が欲しかった!文章自体は簡潔かつ平易で良かった分、惜しんでしまいます。
・「読みやすいお話」
アーサー王伝説にも詳しい井村君江氏が、ケルト民族のことやケルト神話の物語について易しくまとめた一冊。まず、ケルトとはどういった人々であったのかを、発掘調査の結果やカエサルの『ガリア戦記』等から辿り、紹介する。未だ謎の多い民族であるものの、遠い昔の彼らの生活ぶりが生き生きと描かれ、ブローチ等の出土品の写真も見られる。強い力をもつドルイド僧を従え、時にいけにえを捧げ、法や物語を語り継ぐ口承伝統を持つケルトの文化がまとめられている。ついで、天地創造の挿話が現存していないケルト神話の中から、アイルランドのものを取り上げ、「ダーナ神族」について及びその後の時代の「アルスター神話」を語る。解説と物語が混じりあったような文体で、物語を楽しみながらもケルト神話に関することも学べるような感じに構成されている。いろいろなものに変身しながら生き、戦車を駆って激しく戦う神々が登場するダーナ神族の神話から、戦車でなく騎馬で戦い、騎士道ロマンスに近い雰囲気になってくるアルスター神話への変遷が興味深い。別世界や魔法、僧の予言、愛や冒険など、後世のアーサー王物語やファンタジーに連なる要素も多く、楽しめる文庫。多くの見慣れぬ地名人名が登場し、少々ややこしかったが、otherworldとアイルランドとを自在に行き来する不可思議な物語群にざっと触れることのある便利な一冊である。文章は語り口調に近いですます調で、読みにくい部分もある。
・「西の島」
トールキンの『指輪物語』『シルマリルの物語』で、エルフの故郷である「西の島」のイメージに惹かれた人は多いのではないかと思います。この本におさめらている、「常若の国(Tir-na-n-Og)」を読めば、そのイメージはもっと豊かになるでしょう。教授もこの辺りからエルフの故郷のイメージを膨らませ、形づくっていたのだろうなと私は推測しています。他には、ミルクを盗む魔女のやり口や、悪魔をだしぬこうとする取引話、有名な童話の原型だろうと思われる話などが種々おさめられています。
・「キリスト教影響下のケルト物語」
悪魔、巨人、英雄などという項目毎に収集された物語や詩が編集されており、ショートショートを読むようで面白い。死体を教会の墓地まで引きずってい行く話に代表されるキリスト教影響下の物語が多い。神話では英雄であるク・ホリンが脇役になってしまっているなど興味深い。
・「キーワードはフェアリー」
ちくま文庫から、イエイツ編『ケルト妖精物語』『ケルト幻想物語』、イエイツ著『ケルトの薄明』の3冊が出ています。イエイツ(1865-1939)が、民間伝承の蒐集を選択し編纂した二冊の本を、さらに編訳したものが『ケルト妖精物語』『ケルト幻想物語』です。
そのうち、妖精に関する物語と詩篇を集めたものがこの『ケルト妖精物語』です。嘆きの妖精バンシー、海に棲み漁師を惑わすメロウ、靴直し妖精レプラホーンなどに興味のあるかたは、ぜひこれを。
イエイツの編纂した上述の二冊が十九世紀のアイルランドで文芸復興運動を促進させたという歴史的見地からも、また、アイルランドの民間信仰への興味からも、また物語を純粋に楽しむ読書としても、非常に楽しめる3冊だと思います。
この民話集を読んでいて痛快なのは、それが教訓的ではないところだと思います。イエイツは『ケルトの薄明』の中で、次のように述べています。
「人々の想像力は、むしろ幻想的で気まぐれなもののなかに住んでいる。そして幻想も気まぐれも、もしそれらが善なり悪なりと結びつけられるようなことがあれば、それらの命の息吹きであるところの自由さを失ってしまうのだ。」その編者の視点により選ばれた作品群は、宗教の枠に縛られず、貧乏人も王もユーモアをもって生き生きと語られていると思います。
3冊ともお勧めです。
・「名著だと思う」
大学の講義についていくため、神話の知識が必要になり、この本を手に取りました。妖精を知るにはちょうどいい入門書だと思います。
まず文章が美しい。編者のエイツ氏が美文家であったことも関係しているのでしょうが、それを日本語に訳し切った井村君江氏の仕事もなかなか素晴らしい。
次に妖精や、取り替え子、ひとり暮らしの妖精などについての物語がたくさん載ってます。それほど厚さのある本ではありませんが、読み応えがあります。文字通り、ケルト妖精物語に誘ってくれると思う。 妖精をアイルランドの民俗学にからめて分析している点も興味深いところです。
・「ほんまにすごい」
こんなにすばらしい物語を読んだのは指輪以来です。 これは、絶対に読むべきですよ。
・「人間と妖精と」
1978年に月刊ペン社から出た『ケルト幻想物語集』(全3巻)を再編集して一冊にまとめたもの。 『ケルト幻想物語集』は、イエイツの『Fairy and Folk Tales of the Irish Peasantry』(1888年)と、『Trish Fairy Tales,』(1892年)を翻訳したものであったが、本書『ケルト妖精物語』は、そのなかから妖精にまつわる話だけ、物語28編、詩8編が選び出されている。また、イエイツの「アイルランドの妖精の分類」、「アイルランドの物語の語り手」もあわせて収録されている。 原著の2冊は、イエイツがアイルランドの伝承を収集したもの。 本書では、「取り換えっ子」、「地と水の妖精」など妖精の種別に分類され、物語が集められている。素朴な味わいがある。妖精もそうなのだが、出てくる人間たちも土臭く、単純で素朴なものが多い。アイルランドの独特の魅力といえよう。 語りも純朴で良い。
・「もう一つのファンタジー」
ケルト系の物語を読んでいると、よく植物が登場します。日本人には馴染みの薄い植物たちが美しい風景写真(&花や実のアップ)で紹介されています(なんと全編フルカラー!)。写真だけではなく解説文も、ただの植物図鑑などとは違い、その土地の雰囲気や伝説、人々の中での在り方、薬効などの読んでいてなるほどーと思えるものになっています。
木の意味する色や宝石、守護神などなどの一口メモのようなものも、ファンタジー好きの人にはたまらないと思います。なによりも本自体のコンセプトがドルイド(ケルトの魔法使い)の秘密文字を暦に当てはめ、それに相応する木の紹介と言う物ですから、日本人の私にとってはそれでもうファンタジー解説書みたいなもんです。
ケルト系ファンタジーが好きな人は桊??非目を通してみて欲しいです。
●ケルト人―蘇えるヨーロッパ「幻の民」 (「知の再発見」双書)
・「ケルトの歴史」
ケルトの歴史、彼らがどのような生活をしていたかイラストを交えて紐解いていきます。とにかくイラストが充実しており、世界史などほとんど知らない私も、楽しく読むことができました。
・「思ったより楽しめました」
カラー図版の多いこのシリーズ、2冊目のケルトネタです。ガリア戦記でいろいろと書かれてるケルト文化ですが、これを読めばいかに「異文化」を誤解しているかが判ります。
・「おもしろい」
絵や写真や資料が多く載っておりローマに支配されたガリア人(ケルト人)の様子がわかりやすく書かれている。見てて飽きない作品でした。
・「おもしろい」
写真、資料などがいっぱいのっておりローマに支配されたガリア人(ケルト人)の様子がわかりやすく書かれています。
・「属州ガリアはどのような姿をしていたのか」
扱っている時代はいちおう本文側がガリア戦記終了後-西ローマ帝国の崩壊までだが、主として元首制期に集中している(資料編は発掘史である)。この時期のガリア社会と組織を考古学的知見を元に記述している。属州の中心としてのリヨン、属州社会の支配構造、そして日常生活に大きなページが割かれており、また図版も多く初学者にはお勧めである。ただし古典時代の史料とのリンクは行われておらず、ガリア以外の属州(イベリア、ゲルマニア、ブリタニア)との連結は述べられていないので、帝国全体におけるガリアの位置付けについてはまた別の書籍を求めるしかない。よくも悪くも属州ガリアに集中した内容である。
・「ケルトを追って東へ」
ケルト人がヨーロッパ全土に広がっていく過程で,東に向かった者たちもいた.その足取りを辿るかのように,著者夫妻はチェコ,スロヴァキア,ハンガリー,セルビア・モンテネグロ,ルーマニア,ブルガリア,ギリシア,トルコと1ヶ月以上に渡って旅した紀行である.最終的に,トルコに建国された古代ケルト人の唯一の国家であるガラティア国の跡にまで到達する. 南からのローマによる攻略を避けつつ,東へ東へと移動していったその痕跡は,どこでもあまり残ってはいない.ローマやトルコ帝国など,その後に治めた者たちの痕のほうが強烈であり,またケルトの残り香を消していったかのようにも思える. 組織だった統治があったわけでもなく,粗野とも言えるケルトの人々は,ローマのような戦略も,ギリシアの人々のような美の感覚も持ち合わせていなかったが,素朴さの中に力強さを秘めていた.著者もそこに惹かれて旅を続けているのだろう. この紀行は,ケルトを追うとともに,冷戦後の東ヨーロッパの各国の様子も描き出している.日本人にとって東ヨーロッパの国々は馴染みが薄く,民族の違いを理解していないが,その違いや歴史も知ることができた.
・「ケルトとフランス??」
ケルトに興味がわいてくる不思議な旅行記。フランスの田舎・ブルターニュの風景が眼に浮かぶように描写され、著者のケルト文化への想いが伝わってくるとともに、読者をケルト世界へ誘います。
・「今度一緒に連れて行ってください」
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・「他に類をみない好著です。「アルスター」や「ケルト」について良く理解できました」
ケルト音楽に興味があり、それらの理解の助けになるのかなあ、という軽い興味から、筆者が書かれた前作『スコットランド「ケルト」紀行―ヘブリディーズ諸島を歩く』読み進めたわけですが、本当に興味深いお話が続き、関心が深まりましたので、本書も手に取りました。
日本人にとって「北アイルランド」というと紛争のイメージしかわきません。物騒な地域と言う先入観がぬぐえなかったのですが、「ケルト文化」の探求には、はずせない地域でもあるというのが本書によって理解できました。
北アイルランドの「アルスター」地域を訪れた日本人はそんなに多くないと思います。いわば未知の領域ですので、本書のような紀行作品がとても重要な意味を持つのは語るまでもないことです。
筆者自身が撮られた多くの「ケルト」に関する写真は大変珍しく貴重なものでした。新聞記者として長いキャリアを積んでこられただけあって、分かりやすい文章が、門外漢には助かりました。
北アイルランドの人々と筆者の交流を読むに連れ、筆者のフレンドリーな性格がまたその土地の方の心を開いたわけで、とても温かい気持ちが伝わってきました。
プロテスタントとカトリックという宗教の違いと政治の対立を思うと「ケルト文化」の探求だけでなく、その文化の上に成りたっている北アイルランドの歴史の奥深さと現代のそれぞれの地域が抱えている問題がリンクするのも当然だと思いました。
・「ガリシア地方、この湿気日本とそっくり」
昨秋、スペイン北西部のガリシア地方の県都、Santiago de Compostelaを訪れた。飛行機でMadridから飛んだのだが、Leo'nを超えたあたりから、窓から見える風景が一気に緑が濃くなり、到着した途端、それまでの乾いた空気から、しっとりと馴染む湿気に取り巻かれた。それにしても、あまりに小さな空港に、東洋人一人で、ジロジロ見られるのが、面白い。
空港バスで市内に入ったが、片言でもわかっていたスペイン語が、何だかほんにゃかして、ポルトガル語めいている上、書かれている単語にわからないものが多い。更に、何だかもっと色白で赤毛の人も増えているし・・・と思って、宿から大聖堂に歩いて行ったら、スペインには無い、哀愁を帯びたメロディーが響いてきた。Gaita、小さなバグパイプの音色。それにしても、食事は安くて美味しくて・・・量が多すぎていろいろ食べられ!なかったので、次回のスペインはゆっくりとガリシア地方に行ってこようと考えている。
武部氏の著書を読んで、自分が短い滞在で感じた、耳と目と舌の記憶がどっと戻って来ました。次にガリシアに関して書かれる予定があれば、食紀行で宜しくお願いします。
・「「ラテンの鎧を着たケルト」を描く好著」
ガリシア地方へは,紀元前6世紀頃にケルト人が定着。長らくローマの支配を逃れていたが,紀元前19年,皇帝アウグストゥスの治世に征服される。二千年も前にローマの影響下に入ったうえ,イベリア人との混血が進んだのだから,ケルトの名残など消え失せていると思っていた。そんな認識を改めさせてくれたのが本書。 著者は〈ケルト文化圏〉をテーマに著述活動を展開するエッセイスト。曰く,ガリシアは「ラテンの鎧を着たケルト」なのだと言う。ローマに征服されなかったアイルランドと異なり,ガリシアはすっかりローマ化(ラテン化)してしまった。それでも,著者はガリシアに残る〈ケルト〉を次々と探し出していく。オウレンセ(Orense)のバグパイブ楽団,セブレイロ村(Cebreiro)にある石の家パリョーサ(palloza),丘陵に設けられた集落ヴィラドンガ遺跡,「ティル・ナ・ノーグ」を望む最果ての地にあるバローニャ遺跡,それにサンタ・テクラ遺跡。 スペインの側から観察したのでは目にとまらないであろう〈ケルト〉を浮かび上がらせてくれる興味深い本。意気込みが強すぎる余り,ちょっとしたことに対しても「これもケルト! あれもケルト!!」という論調になっているのはご愛敬だろう。
・「ケルト文化に興味が持てる作品です。」
著者が自らケルト文化のあるアイルランドなどの土地を回り、現在のケルト文化圏の現状とその歴史的背景がわかりやすく記述されていました。正直、ケルト文化圏について、ほとんど何も知らなかったのですが、歴史的背景を知ることで、その文化について興味の持てる作品です。
・「映画とケルトと旅がお好きな方に」
正にタイトルどおり。数多くの作品が紹介されています。中には「これもケルト映画だったのか」という物も。マニアックな物も多く、レンタルビデオには無いだろうけれとでも観たい作品が沢山ありました。特に英語ではなくゲール語を話している作品とか。作中に唄が歌われている物とか。旅好きとしては映画をみてから現地に出かけたい所ですが、どれだけの物を観ることが出来るか?
エッセイとしても十分読み応えがあります。作者はケルトを尋ねてヨーロッパ各地を御夫婦巡り、細かく地域を区切って多くの本を出版されていますからそちらもお奨め。そして奥様は映画関係のお仕事をされているようです。それでこれだけの映画を紹介できたのかと納得。夫婦の合作といったところでしょうか?
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