ヒムセルフ (詳細)
ギルバート・オサリバン(アーティスト)
Tumbleweed Connection (詳細)
Elton John(アーティスト)
「ロック史上最も完成度の高いアルバムのひとつ」「アルバム全体を貫くストーリー性が魅力」「ランディ・ニューマンを超えた「老兵の話」」「ロケットマンやダニエルより前のエルトン・ジョンに嬉しい驚き」「アメリカへの憧れ」
Gaucho (詳細)
Steely Dan(アーティスト)
「彼ら以上の音の紡ぎ方を僕は知らない」「80年代アメリカン・ミュージックの最初を飾る秀作」「スキのないアルバム、それが欠点か」「I AM KNOCKED-OUTの受動態で勘弁してください」「感動は今でも健在」
ルパン三世 ´71 ME TRACKS (詳細)
山下毅雄(アーティスト), 東京ムービー企画部(その他)
「これが聞きたかった」「ああ山下毅雄」「ぶわっと。」「涙、出る。。。」「「"旧ルパン"ホンモノの音楽を聴く方法は、もはやこれしかない!!」山下毅雄のTVオリジナル音楽、現存効果音テープから執念の復活!」
「永遠の一枚」「一生モノです」「物静かな夜に、暗鬱な魂の慟哭を。」「心にしみる一枚」「」
ブラームス:間奏曲集(紙ジャケット仕様) (詳細)
グールド(グレン)(アーティスト), ブラームス(作曲)
「名盤!!」「可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ」「バッハ以外のグールドの名演(4):ブラームスで味わうグールドの叙情」
ジョアン 声とギター (詳細)
ジョアン・ジルベルト(アーティスト)
「生きるボサ・ノヴァ」「一生手元に置いておきたい作品」「ヴォーカルとギターの融和、それとも乖離?」「続・三月の水!」
オデッセイ・アンド・オラクル(紙ジャケット仕様) (詳細)
ザ・ゾンビーズ(アーティスト)
「ペットサウンズ&ラバーソウル級の傑作!」「あまり知られていない素敵なバンド」「一世一代の大傑作!!!!」「悲運のヒーロー The Zombies!!」「不朽のグループの遺産」
Pet Sounds (詳細)
The Beach Boys(アーティスト)
「まさに究極のPET SOUNDS」「CDのレビューから転載ではない」「名盤」「We could live forever tonight」「最高」
天使のため息 (詳細)
ベル・アンド・セバスチャン(アーティスト)
「歌詞もメロディーもとても綺麗!!」「ため息が出るほど美しいアルバムです。」「#5,6,7の流れは心臓発作を起こしそうです。」「セカンド」「かなり、 泣けます・・・・・」
The Lilac Time (詳細)
The Lilac Time(アーティスト)
ノース・マリン・ドライヴ(紙ジャケット仕様) (詳細)
ベン・ワット(アーティスト)
「ジャケットから膨らむ物語」「ポスト・パンク?ネオアコ?」「不思議な魅力」「Profile Number107」「SSW」
Short Break (詳細)
Wyatt Robert(アーティスト)
Ten Easy Pieces (詳細)
Jimmy Webb(アーティスト)
「10 Easy Pieces」「静かに一人で聴く」「すべてを超越する魂」「人は見かけによらない(^_^;)」
Rufus Wainwright (詳細)
Rufus Wainwright(アーティスト)
「最高の1st」「衝撃のデビュー」「何度聞いたか分からない」
Between Today and Yesterday (詳細)
Alan Price(アーティスト)
Little Miss Understood: Mike d'Abo Collection, Vol. 2 (詳細)
Michael d'Abo(アーティスト)
Lo and Behold (詳細)
Dean, McGuinness, Flint Coulson(アーティスト)
The Randy Newman Songbook, Vol. 1 (詳細)
Randy Newman(アーティスト)
「今年買ったアルバムでいちばん好きかも?」
「Alan Hullの気だるさ」「1975年発表のソロ・セカンド」
「本 物 」「心疲れたときに優しく響く」「まさに「日本のジョニ・ミッチェル」」
「目の前に風景が鮮やかに浮かぶ」
● 音楽って最高!
● 鑑賞日記9
● ジョアンの音楽
● 独りごとな洋楽
● Haradio Music Loves Creation Records
● 車で聴く音楽
● 泣けるROCK
● 耳の正月。
・「ロック史上最も完成度の高いアルバムのひとつ」
間違いなく、エルトンの最高傑作であり、ロック史上最も完成度の高いアルバムのひとつであると言っても言い過ぎではないと思う。 このアルバムは、シングルリリースされたいわゆるヒット曲が含まれていないため、人の目に触れる機会が少なく、隠れた名アルバム状態になっているが、一曲たりとも駄作はない。(大抵は飛ばしたくなる曲が含まれているもの)また、何回聞いても飽きない。(これは重要な要素であり、私は、30年以上聞いている) 全ての曲がノスタルジックなウェスタンの香りで統一され、甘く、切なく、エキサイティングで・・・それらが調和し、魅力に溢れるアルバムとなっている。 残念ながらこの後のアルバム「マッドマン」「ホンキーシャトー」までがエルトンの才能のピークであり、その後は次第に凡庸な曲が多くなり、70年代後半以降は才能が枯渇してしまったとしか思えない。(そう思うのは私だけでしょうか)
・「アルバム全体を貫くストーリー性が魅力」
40年近く前に大学生協の売店でジャケットに魅かれて衝動買い。聞いてみたら見事にはまった。エルトンジョンはまだ無名の頃。全編を貫く古き良きアメリカ南部のノスタルジアにしびれた。一番のお気に入りはMy Father's Gun。最近CDを買って聞き直したがやはりこれ。隠れたるエルトンのザ・ベストと言い切ってはばからず。
・「ランディ・ニューマンを超えた「老兵の話」」
ユアソングで初めてエルトン・ジョンを知って感激し、バラエティーに富んだシングルヒット曲のイメージしかないと、この人の真骨頂は語れない。 ピアノがメインのバラードやロックは多くても、全くのピアノだけの弾き語りは意外にも少ない中で、このアルバムに収録されている「Talking Old Soldiers」は圧巻だ。 ランディ・ ニューマンのどの作品と比べても、優るとも劣らない短編小説的弾き語りの名作である。 というより、この一曲でエルトン・ジョンはランディ・ニューマンを超えてしまった。 この作品だけのためにでもこのアルバムを買う価値はある。 歌詞とピアノと歌のうまさを堪能すべし!
・「ロケットマンやダニエルより前のエルトン・ジョンに嬉しい驚き」
このアルバムはロケットマンやダニエルといったエルトンのメジャー・ヒット曲がでる以前に位置し、リアルタイムに聴いたことがなかった一枚なのだが、この作品の魅力が今なお色褪せていないことにまず驚いた。ベスト盤に収録されるようなヒット曲があるわけではない。しかし、彼自身の演奏するピアノを基調とし、不必要に飾り立てない、どちらかといえばシンプルな演奏にのせたエルトンのボーカルのうまさは際立っており、アルバム全体を通して堪能させてくれる。この後の彼の活躍はこのときすでに約束されていたことがよく分かるし、エルトンを集めるならこれははずせない、と思わせる一枚だ。コーラスの入り方が後の作品と異なる点は音楽スタイルがまだ変化の途上にあることを示していて、彼の音楽史的にも面白い発見ができるだろう。
・「アメリカへの憧れ」
次作の「マッドマン」で本当にアメリカにわたってしまうエルトン・ジョンの第3作。歌われている内容のそこかしこに、アメリカへの憧れが漂うのですが、サウンドはブリティッシュそのもの。そういう意味では、「ロックの吟遊詩人」と呼ばれたそれ以前のイメージから、ロックンローラーに脱皮する中での過渡期に位置するアルバムと言えます。
曲の完成度はどれも高くさすがエルトンと感心させられます。
・「彼ら以上の音の紡ぎ方を僕は知らない」
STEELYDANがこれまでに残してきた全ての音には、音楽の可能性が満載されているように思います。世の中には、数え切れぬほどの名曲や、音楽家が存在する、または存在していた事実は重々承知し、また、ジャンルを問わず、興味や好奇心で数々の音楽を耳にしてきましたが(勿論これからも)彼らほどの深さを味わったことはありません。高校生の時に飽きるほど聞いたビートルズや、マイルスのカインドオブ ブルーも僕の心にはしみこんできましたが、STEELYDANの楽曲の持つ力にはかなわないような気がします。特定のミュージシャンによる曲作りではなしえない、緊張感と、奇跡的なまでのまとまりが、その空気を伝えているのでしょう。TIME OUT OF MIND における流れるような旋律に僕は人の人生における音楽の重要性を感じます。
・「80年代アメリカン・ミュージックの最初を飾る秀作」
1980年発表。Steely Danの7枚目のアルバム。この後20年間、二人はアルバムを作らなくなる。8枚目のアルバム、『two against nature』は2000年の発表だ。
前作『Aja』(1977年)で圧倒的な人気と完璧なスタイルを確立した彼ら。そのイメージを踏襲した作品に仕上がっている。何度聴いても驚くのは実に細かな楽器の配置、フレーズ、効果が有機的に妥協なく配置されている点だ。複雑なコード進行と楽器本来が持っているプリミティブな音が見事にかみ合って素晴らしいアルバムに仕上がっている。
余談だが彼らのオフィシャル・サイトでは各アルバム毎のレリックを見ることができてなかなかいい。音楽だけでなく『詞』も見てくれよと言われている気がしてならない。豊作80年代アメリカン・ミュージックの最初を飾るにふさわしい傑作。
・「スキのないアルバム、それが欠点か」
評価は文句なく☆5つで、ファンのみならず必聴の名盤ですが…。
前作「彩〜エイジャ〜」を前期スティーリー・ダンの最高傑作に推す人が圧倒的で、本作「ガウチョ」は2番手の評価に甘んじることが多いようです。楽曲、演奏、サウンド、ミキシング、すべて言うことないのに。
いや、あまりのスキのなさが、唯一の欠点といえるのでしょう。
完璧に作りこまれたこのアルバムは、ともすると窮屈な印象さえ与えます。まるで、ぴかぴかに磨き上げられて誰も触ることを許さないクリスタルガラスの彫刻のようです。
ともあれ各曲の完成度は後期も含めたスティーリー・ダンの作品中随一といえるでしょう。(ちなみに、「タイム・アウト・オブ・マインド」に出てくる歌詞「chase the dragon」は、隠語で「ドラッグをキメる」の意味。表面的にはファンタジーっぽい歌詞ですが、実は… という深読み、裏読みの出来る歌詞世界も絶好調です)
リマスターCDは音の厚みを増し、手のかけられたサウンドを隅々まで堪能できます。オーディオフリークにもオススメです。
・「I AM KNOCKED-OUTの受動態で勘弁してください」
20数年前、ジャケットのセンスのみでレンタルレコード(古いだろ!)で借りてきたのだが、針をレコードに落としたとたん、お水取りも済んでないウブな僕にはBarnard Paedie御大の初っ端一発で完璧にキマッてしまったのを記憶している。彼らはそれぞれのパートの教授達を呼び集め、「あーでもない。こーでもない」と教授達をパズルのピースの如く組み合わせ「完璧」を求めた結果がこの一枚。レコードからCDにメディアが変わっても、2人の目指した「完璧」は色褪せることなく未だ燦然と輝きを放っている。噛めば噛むほど味が出るスルメの如く常習性を伴った危険な一枚である。
余談ですが・・・開高健の紀行本に、このジャケットの写真が載ってるよ。アルゼンチンかチリの片田舎の民家の外壁に何気なく飾られています。
・「感動は今でも健在」
気難しい完璧主義者としてスタジオミュージシャン達から恐れられていたスティーリ−・ダンの絶頂期のアルバム。ライブを一切行なわずレコーディングに徹していた時代の完璧な音楽作品。心地良い理由は完璧にアレンジされた曲と完璧な演奏技術を持ったスタジオミュージシャンによるサポートに他ならない。当初パット・メセニーが起用されると噂されたスペシャルフューチャーのギタリストは実はマーク・ノップラーであったがこれも正解。何から何までこだわりずくめのこのアルバムがもたらす感動は今なお健在である。
・「これが聞きたかった」
ファーストシリーズの挿入歌の1つ「ルパーン、Heis a niceman・・・」が聞きたくて買ったようなもの。期待に違わず70年代のアンニュイなルパンが蘇って来てご機嫌になってしまった。大野雄二が悪いわけではないが、自分が聞きたくて再会したかったのは、この曲集。これが手に入ればもうルパンのCDは他に要らないかな?
・「ああ山下毅雄」
ガンバの冒険なども作曲した山下毅雄氏の曲が満載。TVを見ながら耳に入ってきたあの曲、この曲。すべて当時のままで聞くことができます。このCDが山下毅雄という名前をを知るきっかけになっている人も多いのではないでしょうか。個人的には、当時を懐かしむと言うより、山下毅雄の音楽を楽しもうと思って購入した一枚です。子供向けアニメでは違和感があった程の大人向け?の曲たち。期待通り大満足でした。曲に効果音がかぶってしまっているのは残念ですが、マスターがないことを思えば仕方ないでしょう。音質もちょっと悪い。それでも、星5つは揺ぎ無し。
・「ぶわっと。」
はは。懐かし。子供の頃の記憶が蘇るー。なんだかタイムカプセルを開けたような、記憶の扉が開いたような感覚。音楽って凄いよね。一音聴いただけで、ふわーっと過去に引き戻されるんだもんね。アメリで宝箱開けたおっさんのように涙がぶわっと出たよ。
でも今聴くと、昔のフランス映画っぽい。フランソワ・ド=ルーベとか思い浮かぶな。チャーリー・コーセイの声はマイケル・スタイプみたいだし。何だか面白いな。子供の時にこんな味のある、渋くてコクのあるいい音に触れてたんだな。辛くなったら、また聴こう。大事にしよう、このCD。
・「涙、出る。。。」
私は、再放送、再々放送と繰り返し見て育った世代です。心に映像、耳の奥に音楽が残っている人なら、まざまざと記憶がよみがえってきます。旧ルパンにはあった、翳りのある大人の匂いや、格好良さに再会できます。短い一曲一曲がモザイクの1ピースのように、一つずつカラーを持ちながらも、全曲が絡み合って、「ルパンの世界」の色彩を立体的に組み上げていることに気付かされます。
こんな局面のあの曲、あの歌。シーンを語る音楽が網羅されています。
・「「"旧ルパン"ホンモノの音楽を聴く方法は、もはやこれしかない!!」山下毅雄のTVオリジナル音楽、現存効果音テープから執念の復活!」
「ルパン三世」ファーストシリーズの音楽のマスターテープは紛失、その結果「テレビオリジナルBGMコレクション」では、再演奏録音が行われました。それはそれで素晴らしい作品だったのですが、それでも、より多くの、実際アニメで使われていた本当の音楽を聴きたい!という欲求を抑えることはできず、残っていた「MEテープ」をもとに編集、復元したオリジナル音楽集です。(「MEテープ」・・・音楽と効果音だけの入ったせりふの無いトラック音源テープ)
その方法は、1stシリーズ全23話のMEテープから同じ音楽を抽出、照合し、可能な限り効果音の入っていない部分を探し出し、継ぎはぎして!編集して1曲にするという気の遠くなるような作業!(どうしてもできない部分は効果音が残っているものをやむなく使用)音量レベルの異なる部分も「技術と根性が続く限りできるだけ聴きやすく調整」したという、ひたすら執念の結晶です!
このおかげで、旧ルパンで使われた本当のオリジナル音楽を存分に楽しめます。
ただただ、企画・制作・選曲・構成の高島幹雄氏(ミュージックファイルシリーズ企画制作者)とスタッフの愛情と労力と根性に脱帽です。これらのオリジナルBGM音楽に加えて、主題歌も数パターン収録しており、ブックレットには、氏による詳細な曲の解説(各曲解説、主題歌のヴァリエーション等含む)を掲載。その最後に「このあとでオリジナルテープが見つかったら…複雑な気持ち、でも持っている人がいたら自首してください。」という高島氏の言葉はファンの心境を代弁しています。
山下毅雄氏による音楽は、後の陽気なルパン音楽とは大きく異なる、哀愁と孤独が漂う大人の雰囲気に満ちており、チャーリー・コーセーと伊集加代子 嬢のコーラスやスキャットは主題歌だけではなく数曲のBGMでも流れ、時にシリアスにダンディに、時に陽気にはじけて、様々な要素が全50曲にバラエティ豊かにちりばめられています。
・「永遠の一枚」
ファイブ・リーブス・レフトから通算3枚目でこの境地になってしまった者に残されるのは死。基本的にギターと少しのピアノのみで構成された楽曲達は、あえて余分な楽器で彩らず、細部の美しさをこれでもかと強調(本人はそのつもりはないにしろ)。最後の「ハーヴェスト・ブリード」からピアノの音で始まる「フロム・ザ・モーニング」に移る瞬間の美しさ!前2作を担当していたプロデューサーのジョー・ボイドが去り、精神的に追いつめられてのレコーディング、ほとんどアレンジなしでとデモテープを渡されたピンク・ムーンをプロデュースしたジョン・ウッドは相当困り果てたことでしょう。しかしそれが、傑作中の傑作、一作目のファイブ・リーブス・レフトさえ越えるアルバムになるとは・・・。やはり天才です。そして、アウトテイク集、time of no riplyのblack dogへ・・・もはや狂気と美が紙一重だということを身をもって知らしめてくれるアルバムです。4枚全てが永遠のマスターピース。合掌・・・・
・「一生モノです」
ニックドレイクの3枚目にしてラストアルバム。とにかく、美しい。複雑なアコースティックギターの美しい響きと、彼の優しく温かい声が聴く者の心を揺さぶってくれる。飾らないからこそ輝く美しさもある。
僕の拙い英語力で語るのもおこがましいけど、彼の作品がここまで感動させてくれるのは、彼の歌・詩や、特に音楽に対する姿勢に嘘がなかったからだと思う。寝るときによくこのアルバムをかけるが、結局最後まで眠れずに聴いてしまうことがよくある。彼の認知度があまり高くないのが残念ですが、出会えたものだけが知りえる素晴らしい世界があります。
・「物静かな夜に、暗鬱な魂の慟哭を。」
イギリスのカルトヒーロー、ニック・ドレイクの3枚目にして、最後のアルバム。日常に潜む陰鬱さを音楽というものに昇華して、その本質を見事に一表した名盤で、沈んでいるときに聞くともっと暗鬱な気分になれるアルバム。
シンプルで交じりっ気の無い素朴な音で作られていて、非常に丹念にかつ丁寧に織り込まれている。朴訥なその散りばめられた音が、不思議と心の琴線に触れる。その類い稀なる音楽性は静かな夜に聞くといっそう心に響く。そして、雨もよく似合うアルバムだ。雨の降る静かな夜に一人で聞いてみて欲しい、きっとこのアルバムの真価が十二分に分かるに違いない。少なくとも、私はそう確信している。そうする価値のあるアルバムだ。
・「心にしみる一枚」
今現在、このアルバムがこんなにもてはやされるなんて、世の中相当病んでいるのかな、などと思ってしまう一方で、いや、こういうアルバムこそが売れなきゃいけないと思ったりもします。発表された当時は全く見向きもされず、重度の鬱病にかかってしまった彼は'74年に亡くなってしまいました。まさか現在その当時の何倍も売れてるなんて、天国で彼は、ゴッホと共に「ざけんなよ!全く!」てな心境なんでしょうか?実際5年ほど前、生まれ故郷タンワースにある彼のお墓に行った時、周りの寂しげな墓石に比べ、真新しい花がたくさん捧げられていて、思わず涙が出てきました。教会の記帳ノートには世界中からやって来たファンのニックへのメッセージが書かれていて、中には中国かどこかアジアから来たファンの方もいました。セカンドのブライターレイターがまず、クラブシーンで評価されたとか、ポールウェラーがニックのことを褒め称えたとか、きっかけは何でもいい、とにかく彼の全レコードを多くの人に聴いてほしいですね。このラスト作は死の2年前に発表された、彼の中では当然、音を含めて最も赤裸々で孤独なメッセージに満ちていますが、決して暗いだけでなく希望も同居しているからこそ、心にしみるのだと思います。
・「」
わずか三枚のアルバムを残し、この世を去ってしまったニック・ドレイク。最後の作品となった今作は、ギターと歌、そしてピアノというシンプルなスタイルをとっている。
ひたすらストイックで、悲壮感すら漂わせる音は、鳥肌がたつほど鋭利で力強くもある。
物静かで、どうしようもなく暗く、悲しく、だからこそ信じることができる『ニック・ドレイク』がココにいる。
・「名盤!!」
これがグールドの演奏?バッハの演奏とは全く違う叙情的でやさしい演奏にびっくりしました。私の一番好きなアルバムです。
・「可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ」
間奏曲 op.117-1、op.117-2が1960年9月29日。間奏曲 op.117-3、 op.118-2が1960年9月30日。間奏曲 op.118-6が1960年9月29日。間奏曲 op.116-4、間奏曲 op.76-7、 op.76-6、op.119-1が1960年11月21日。間奏曲 op.118-1が1960年11月23日、いずれもニューヨーク、コロムビア30番街スタジオで録音。グールド11枚目のアルバム。坂本龍一氏はこのアルバムをグールドの作品で一番好きだと言っているようだ。
ブラームスの『間奏曲(Intermezzi)』というのは、集められた作品集ではない。この中で登場するop.76は『8つの小品』であり、op.116は『7つの幻想曲』、op.117は『3つの間奏曲』、op.118は『6つの小品』、op.119は『4つの小品』という各々独立した作品になっている。その中から『間奏曲(Intermezzi)』というものだけ選び出し、演奏順も全てグールドが考え出した作品集が本アルバムということになる。その選び出す耳と曲順の構成力にまず驚く。
静かに始まり、一度op.118-6のところでクライマックスを迎える。そしてop.116-4で再び静寂となり、op.76-6で華やぎ、op.119-1で三度静寂となる。そしてop.118-1で輝き、短く一挙に燃え上がる。そしてop.118-2で静寂へと還っていく。実に美しい。グールドはいつもと違って静かに弾きあげる。グールドの美意識がよく分かる。
可能な限り小さな音で聴いて欲しい。そんなブラームスだ。この中のop.119『4つの小品』はブラームス最後のピアノ独奏作品であり、また生前に出版された最後の曲集であることも申し添えておきたい。
・「バッハ以外のグールドの名演(4):ブラームスで味わうグールドの叙情」
60年録音の不朽の名盤。古典主義の色があるとはいえロマン派の大家であるブラームスのピアノの小曲にグールドが取り組んで、ロマンの香り高い名作を生んだ。グールドの叙情に驚かされ、酔いしれる。ジャズのビル・エヴァンスの「ピース・ピース」が好きだという人は本作も必ずや気に入るだろう。本作もグールド・ベスト5に入ること疑いなし。グールドとブラームスの縁は深く、彼の死の年(82年)にブラームスの4つのバラードと2つのラプソディを録音しているが、私はこの60年の作品の方が断然好きだ。
・「生きるボサ・ノヴァ」
昨年彼の来日公演を聴きにいった。公演時間より1時間遅れて開演され最初の音を耳にしたその瞬間に、不覚にも目から涙が溢れ出してしまった。”サウタージ(郷愁)”を感じさせなければボサ・ノヴァではないといわれるが、彼はまるで世界中の悲しみを背負って孤独にステージに存在していた。背負っているものの大きさが違うのだ。それと同時に悲しみをすっぽり優しさで包み込むすべを知っている。そういった意味で彼は生きるボサ・ノヴァである。このアルバムで聴かれる声とギターというシンプルな構成は正に彼の真骨頂だ。ボサ・ノヴァという音楽は拡大解釈され世界に広まり癒し系音楽の代名詞となりつつあるが、ジョアン・ジルベルトを聴かずしてボサ・ノヴァは語れないであろう。未だ彼は他の追従を許さない。
・「一生手元に置いておきたい作品」
三月の水とは対照的に、年をとってからの温かみのある声。
邦題通り、まさに声とギターだけの滋味溢れる名人芸。
粒の整ったギターに、丁寧に歌声が重ねられる。
カエターノ・ヴェローゾがじっくりとジョアンに付き合って録った作品。
曲目もいいので、誰にでもお勧めしたい。
・「ヴォーカルとギターの融和、それとも乖離?」
『コパカバーナのアパートで、昼は仕事をしているミュージシャンたちが夜な夜な集まって音楽を奏でているときに、周りからうるさいと苦情がでて、それでああいう優しく秘めやかな歌い方になったんだ・・・』(映画「THIS IS BOSSA NOVA」のなかで進行役のホベルト・メネスカル談)。レイトショーしかない大阪梅田の映画館から帰宅したのは遅くかなり疲れていたが、寝る前にどうしても聴きたくなり選んだのがこのCD。
「GETZ/GILBERTO」(1963年)で洗礼を受けてこのかた、ボサノヴァは私にとって居心地の良い音楽であり続けている。トム・ジョビン(先の映画で、贔屓のジェリー・マリガンと冗談を言い合っているシーンを見て驚嘆!)を太陽とするなら、ジョアン・ジルベルトはまさしく月だろう。動と静とも言うべきか、センスと才能に満ち溢れボサノヴァの旗手として音楽界の表舞台で活躍したジョビンと比べると、マスコミ嫌いのジョアンはまるで求道者のようであり、彼の音楽の頑なさにそれがひしひしと感じられる。
『聴衆がうるさければうるさいほど、ジョアンは声のボリュームを落とした・・・』(同じく映画から)。特に晩年のCDを聴くたびに不思議に思うのだが、静かなのに荒々しくさり気ないのに悲しみも喜びも溢れている。声とギターのたった2つの組み合わせのなかで、溶け合ったり時には離れたり、聴く方の我々のそのときの気分によって違った雰囲気が感じられるのは私だけであろうか。すべてがお気に入りなのだが敢えてと言われれば、月並みだけどイントロもラストも素敵な「ヂサフィナード」で・・・。
・「続・三月の水!」
すごい! あの傑作「三月の水」を録音したのが1973年。30年近く経った今になって、全盛期に遜色ないこんな素敵なアルバムを作るなんて!シンプルという以外ない、素っ気無いギターと歌だけの音楽がなぜこんなに魅力的なのか。ただ口ずさむだけで周囲の空気を変えてしまうような歌い手が、ジョアンの他に何人いるでしょう?カエターノ・ベローゾの、敬愛するジョアンの魅力を十分にわかった選曲・プロデュースも流石です。
かのマイルス・デイビスは、ジョアンを評して「新聞を読んでいるようだ」と言ったそうですが、ジョアンの読む新聞ならいつまでも聴いていたいと思います。
・「ペットサウンズ&ラバーソウル級の傑作!」
この2ndを最後に惜しくも解散してしまったバンド、ゾンビーズの超傑作アルバム。美しすぎるメロディ、コリン・ブランストーンの甘く切ない歌声。ジャケットからも滲み出る極上のポップセンス。
68年という比較的当たり年の中でも間違いなくトップクラスの出来映えだと思います。代表曲『ふたりのシーズン』だけではなく、極めてソフトロック的な『フレンズ・オブ・マイン』、ピアノとコーラスワークだけで極限まで美しく仕上げた『エミリーにバラを』等、挙げればキリがありません。軽快なポップソングで幕をあけ、終わりに向かう程に哀し気で壮大な音に包まれ、引き込まれて行きます。ソフトロックと呼ばれる中でも代表的なものですが、普段クラシックを聞いてるという方にも、最新のポップソングを聞いてる方にも自信を持ってお薦めできる一枚です。美メロ泣きメロをお探しの方は是非!
・「あまり知られていない素敵なバンド」
良い曲がいっぱい詰まったアルバムです。まさに名盤といえるでしょう。当時はビートルズを始め、似た感じのバンドが沢山出て来ましたが、その中でもゾンビーズはかなりレベルが高い方だと思います。ただ息が短かったので、あまり知られていないのかな。最近は日本車のCMでこの中の曲が使われていますね。ゾンビーズの曲はメロディアスで、何だかやさしさが感じられるので好きです。ゾンビーズを知って良かった。そしてこのアルバムも買って良かった!!
・「一世一代の大傑作!!!!」
オリジナルアルバムはたったの2枚しか残さなかった彼ら。必然か偶然か2枚目は「二人のシーズン」の大ヒットによって作られたものの、大大名盤になりました。簡単に言えば彼らのサージェントペパーズですが、楽曲のクォリティで言えば、サージェントを遥かに凌ぐ作品です。サージェントの方がビートルズ版オデッセイといってもいいくらい、素晴らしいです。元々演奏力のあった彼ら、特にこのアルバムでのリズム隊は物凄いです。ドラムのアイディア豊富なリズムパターン、ベースラインのユニークさ。ベースを聴いてるだけでも気持ちいいったらありゃしないです。英国の冬の空を思わせる、ポップな名曲の数々。'67~'68にかけて、無数のサージェントペパーズが生まれましたが、私にとっては1,2を争う名盤であります。ステレオ、モノラル両方収録されてますが、冒頭の曲がモノラルヴァージョンでは一部コーラスが編集されてますので、ステレオの勝ちですね。全曲名曲ですが、白眉は6,9,11あたりでしょうか。
・「悲運のヒーロー The Zombies!!」
自分的には、 The Whoに負けない程の‘Rockオペラ’的大作だと思っております♪
最近では、 多くのRockファンが、そのサウンドの美しさに魅了されていますが、 当時は、不幸にも売れないバンドで、こんな素晴らしいアルバムを残したまま、あっけなく解散、、、
その‘悲運のヒーロー’達が残してくれた名曲の数々。。。 ワタシ達、新しい世代のファンが伝えていくべきモノ。。。 それを教えてくれたArgent&Whiteのソングライター・コンビに、 改めて、敬意を表します。。。
‘独房44’‘エミリーにバラを’‘ローソクの様に’‘夢やぶれて’‘変革’..... 最高!!
・「不朽のグループの遺産」
「2人のシーズン」というヒット曲の故に多分今後も繰り返しコマーシャルで使われ、その度に再評価されるという極めて珍しいポジションを占めることになったゾンビーズ。コリン・ブランストーンとロッド・アージェントがいた時から注目し続けていた私だけに複雑な気持ちですがまあ素直に嬉しいですね。ビートルズのサージャントもどきというアルバムはこの世に沢山出ました。ストーンズもホリーズもフランク・ザッパもビーチ・ボーイズも作りました。その路線ともいえるこの「オデッセイ・アンド・オラクル」はそれぞれのファンの方には悪いですが一番いい出来かも知れません。ポップでありかつ曲の構成に深みがあって、残念ながらそれほどの評価を当時得られなかったのが残念です。
・「まさに究極のPET SOUNDS」
両面仕様で、片面がDVD Audio用、もう片面が通常DVDプレーヤー用で、'97年のマルチ・マスターからの5.1chサラウンドはDDのみならず、DTSも収録。その他、高音質96KHz / 24bitでそれぞれstereoとmonoも収録されており、ボーナス曲も5.1chで7曲入り。プロモやメイキングなど、映像特典も満載で、ファンならずとも絶対に買い!のソフトです。
これ一枚あれば、あとは'ヴァージョン違いの'01年版のstereo盤(monoとの2 in 1 CDで発売。'99年発売のものは'97年マスターなので注意。)があれば、音質いまいちのオリジナル・アナログ盤すらも入りません!
・「CDのレビューから転載ではない」
DVD Audio でましたよ。ペットサウンズ・セッションズ等からの音源も含む20曲が、モノ・ステレオ(2002リマスター),さらに5.1サラウンドでも収録。音のよさに感動(うちのしょぼいオーディオでも)。また、DVD Audio らしく特典映像として、ペットサウンズ・セッションズのドキュメント、スループジョンBやペットサウンズのプロモヴィデオに、ディスコグラフィーと盛りだくさん。CDとさほど変わらない値段だし、絶対買うべし。
・「名盤」
このアルバムは、私が20歳のとき初めて聴いて涙を流した作品です。最近のビーチボーイズへの(やっとの正当な)再評価はうれしい限りですが、個人的にはペットサウンズのみ突出した評価はちょっと・・・と考えているのもホンネ(ビーチボーイズの他のアルバムも素晴らしい!!)。が、そんなことは差し引いてもこれは後世に残すべき作品だと思います。
このアルバムに興味を持っている方は、とにかく買ってまずは10回聴いてみよう。ちょっと難解な世界が少しづつときほぐされ、美しくも哀しい、そしてメランコリックなブライアンのハートに触れることでしょう。全てのポップ/ロックファン(もちろん全ての音楽ファンにも)に聴いてもらいたい名盤です。
・「We could live forever tonight」
『ペットサウンズ』は時間の流れを変えてしまう。それぞれの楽曲がもつ3分なら3分という時間がほんの一瞬に感じられたり、逆にある一秒にも満たない一瞬の響きが永遠の広がりをもつように感じられたりする。
”God only knows”や ”Wouldn't it be nice”は最初に聴いた時から大好きになったが、その他の曲に関しては何度も繰り返して聴いてゆくうちに少しずつその素晴らしさを理解していった。その過程のなかで僕にとって決定的だったのは”Don't talk”の素晴らしさに気がついた瞬間だ。本当に突然、僕はその曲が引き起こす”うねり”のようなものに気づいた。その”うねり”にあわせて時間の流れは伸びたり縮んだりするようだった。それはまるで”永遠の一瞬”ともいえるような瞬間であり、同時に僕が『ペットサウンズ』という音楽に”出会った”瞬間だった。
『ペットサウンズ』はその全編が途切れることのない”永遠の一瞬”の連なりによって成り立っている。僕が感じた”うねり”とは、もしかしたら宇宙のうねりなのかもしれない。
・「最高」
初めは??でしたが、繰り返し聴くとよさが分かってきました。今では事あるごとに聴いています。多分、一生聴けます。
・「歌詞もメロディーもとても綺麗!!」
アルバム"タイガー・ミルク"のレビューでも書きましたが、歌詞とメロディーがすばらしいベルセバ視聴は英語のオフィシャル・サイトに任せるとして、ここではちょっとだけ歌詞の内容に触れてみます。5曲目"Fox in the Snow"これはピアノからはじまって、本当に冬の情景を思い浮かべてしまう曲。6曲目の内容は"Get Me Away From Here, I'm Dying"はタイトル通り!7曲目の"If You're Feeling Sinister"はアルバムのタイトル曲、Sinisterな気分になったら、Ministerに会いに行ってみなよ…と韻を踏んでいるのも聴いていて心地よし!10曲目の"Judy And The Dream Of Horses"は、心障気味の女の子が夢の中で馬と出会うのだけど…、この曲は本当に最高!!絶対に買って歌詞を堪能すべし!
・「ため息が出るほど美しいアルバムです。」
ジャケットからもわかるように、モリッシー、ジョニー・マーを中心に活動したスミスの影響を受けていますが、ベルアンドセバスチャン(略してベルセバ)はささやくような声で歌い上げる、美しい音色を奏でるバンドです。はじめ取っ付き難さはあるかもしれませんが、聞くうちに良くなり、中毒になりそうなアルバムです。ベルセバを聞くならば、この天使のため息から聞くことをおすすめします。
・「#5,6,7の流れは心臓発作を起こしそうです。」
ベルセバ最高傑作です。捨て曲なし!
・「セカンド」
スコットランド出身のベル・アンド・セバスチャンのセカンド・アルバム。このアルバムが彼らのとっての最高傑作という人がかなり多いです。個人的には彼らのほかのアルバムに比べると一番シンプルな作品だと思います。the fox in the snowやthe boy done wrong againは名曲。ベルセバファンにはもちろんはずせない一枚。ちなみにこのアルバムは紙ジャケです。
・「かなり、 泣けます・・・・・」
はじめはレンタルしたから、電車のなかで歌詞だけ読んでいたのだけど、特にGet me away from here, I'm dying・・・これ聴いて、かなりガツンときました。詞はかなりかなしげなんです、詞は。で、やっぱりかなしげな曲なのかなーと想像していたら・・・先入観を吹き飛ばすかのようなpopなメロディーにそれがはまるんですよ、これが。心の準備をしていなかったので、衝撃と感動でかなりの打撃を受けました。不健康的(?)な詞が健康的(?)なメロディーに乗っかっているのもbelle and sebastianの魅力の一つですよね。とにかく、必聴の一枚です。
・「ジャケットから膨らむ物語」
僕は、いつもこのCDのジャケットの写真(CDの時代でもジャケットと呼ぶのかは不明ですが)を見ながらこれを聞いている。この写真を撮っている撮影現場の風景を想像してしまう。金髪というか写真では黄色の髪の毛の女子は特定出来る。他の子達は下の写真に入っていないけれどみんなずぶ濡れだったんだろう。撮り終わってみんなで談笑しながら着替えたのだろうか?それともずぶ濡れのまま帰ったんだろうか??寒そうな、なんせ「ノース・マリン」ですから。いろいろと空想にふけさせてくれる逸品です。でもみんな濡れてからどうしたんだろう。単純な写真なんですがね。いいです。
・「ポスト・パンク?ネオアコ?」
エコーのかかった静謐なギターと決して冷静さを失わない声。パンクの後に聴くとこちらの方が過激でメッセージが強く聞こえたものである。チェリーレッドレーベルのファン、ネオアコのファンはマストでしょう。今聴いても、古さはない。でもカフェ・ミュージックの範疇に入ってしまうのかな?それも良し。良い音楽は息が長い、しぶとい。そんでもって美しい。
・「不思議な魅力」
チェリーレッドレーベルがどんなレーベルかも無頓着な私はただ勧められるままに購入して聞いた。当時、イギリスの音楽シーンに強いと自信過剰な私めは、パンクムーブメントが勃発するまで相変わらずツエッペリンがどうのこうのという動向を追い求め、下部構造にまで目がいかなかった。それで、何にも知らない私はパンクかと思って聞いたら、ボサノバみたいでなんでこんな音楽が好まれるのかと首をひねったものである。ただジャケットの写真がなんとなく「いい感じ」でCDを聞きながら写真を見ていたら「いい気持ち」になるので、繰り返し聞くようになっていた。まあそれでいいのではと思う。いい音楽はそんなもんだろう。能書きは知らないし、このアーティストについてもあんまり知らない。僕にとっては「不思議な魅力」をもったいい音楽である。
・「Profile Number107」
エブリシングバットザガールの原点。ボサノバからの影響やフォークシンガーからの影響が聞ける。売らんかなの商魂はあまり感じられない。マイペースで自分の心から湧き出る音楽をスケッチした印象。なので、心にストレートに伝わる。10点中8点
・「SSW」
繊細な感性と飾らないサウンドデザインがすばらしい1枚。 10点中10点
・「10 Easy Pieces」
70代を代表する偉大なるシンガソングライター、ジミー・ウェッブ。本作は、彼の過去の名曲をピアノ一本で歌うというものです。秋の夜にピッタリで思わずウトウトしてしまいそうです。他にも名曲が一杯残っているので、早く第二段を出してほしいものです。個人的には、矢野顕子さんのピアノナイトリーととてもよく似た感覚を感じました。
・「静かに一人で聴く」
部屋で一人静かに聞いているのが良いです。一曲目のガルベストンは海岸に面した町ですが、そこから1曲1曲聴くにつれてアメリカ国内を旅する錯覚にとらわれます。買ったきっかけは10曲目のマッカーサー・パーク、静かな曲調ですがドナ・サマーや小柳ゆきがカバーしているのを聴き、原点となるジミー・ウェブにたどり着きました。
・「すべてを超越する魂」
70年代を中心に活躍したシンガー・ソングライターのセルフ・カヴァー・アルバム。
ジャケットから想像される「不器用で気むずかしそうなおっさん」というイメージのとおり、「歌で勝負だ」といわんばかりのシンプルな弾きがたりに終始する。あまりの飾り気のなさ、朴訥さ、そして力み具合に、最初聴いたときは途中でもういいや、って感じになったが、それでも懲りずに何度か聴いているうちに、「うーん、そうか、やっぱりこれでいいんだ」と許してやりたくなってくる。この歌唱、この気持ちの込め方、いわゆる魂が全てを超越している。「今日は余計なことはシャットアウトして、きちっと自分に向き合いたい」という気持ちになったとき、聴いてみると良いのかも。
最近では「Wichita Lineman」がカサンドラ・ウィルソン(「Belly of the Sun」)によりカヴァーされた。
・「人は見かけによらない(^_^;)」
しかし、このジャケットの大柄のおっさんが、あの繊細なメロディを持つ名曲の数々を作った人とはとても思えませんね(^^;)。 このアルバムはそれら名曲の数々をジミー・ウェッブ自身がセルフ・カヴァーしたものです。 基本的にはピアノの弾き語りであり、ジミー・ウェッブ自身の歌も決して上手いとはいえないけど、なかなか味わい深いものがありますね。
やはり,ジミー・ウェッブが生み出したメロディーは素晴らしいなぁ...と再認識させられるアルバムです
・「最高の1st」
オペラとも言われるほどのスケールを持ったアメリカンポップス。ポップスにしては浮きすぎですが。ネチっと粘っこい彼独特のヴォーカルに、ヴァン・ダイク・パークス『ソングサイクル』やティンパンアレイといった風情。このドロリと深いアメリカ音楽の底の底まで付いていけるかは人それぞれですが、こんなに贅沢な音楽を見逃す手はありませんよ。
・「衝撃のデビュー」
僕が初めて聞いたルーファスのアルバムです。のっけから腰砕け。男性の声に聞きほれるなんて今までになかったし。かなりドロッとした粘っこい曲とボーカル。これをかけるだけでひたすら贅沢な時間をすごせるという超お買い得なアルバム。ちょっとプリンスに通じる変態っぽさもあるので好き嫌い分かれるミュージシャンだとは思いますが、一度はまったら抜け出せない。そういえばWant One作ったとき曲が出来すぎたためもう一枚アルバムつくったっていうエピソードもプリンスっぽい。とにかく傑作。一生聞く。
・「何度聞いたか分からない」
芸能一家に生まれのゲイオペラとポップスを合わせて「ポペラ」というジャンルを作ったデビューアルバム1. Foolish Love 2. Danny Boy 3. April Fools7. Beauty Mark12. Imaginary Love がお勧めお墓まで持っていく予定
●The Randy Newman Songbook, Vol. 1
・「今年買ったアルバムでいちばん好きかも?」
名盤の誕生ですな。過剰なオーケストレーションなどはなく、ここにはピアノに向かう一人の作曲家の真摯な姿があるのみ。それにしても、ニューマン氏の姿を見事にとらえた、このネイキッドな音質の秘密は?とクレジットをみれば、なんとプロデューサーはミッチェル・フルームさん(ラテン・プレイボーイズ)ではないですか。納得。
聴き終わったとたんに『Randy Newman "LIVE"』だの『Nilsson sings Newman』だのを聴きまくったりして、個人的には大騒ぎ。ホントですよ。音楽が好きな人のラックには、入っていてしかるべき一枚ではないでしょうか。ところで、vol.1ってことは、vol.2も作ってくれるのかな?
・「Alan Hullの気だるさ」
Alan Hullは、一応British Folkの分類に入れられているLindisfarneのボーカルである。このバンド、どちらかというと明るい曲調が強く、トラッドファンが期待する「哀愁」とは程遠い。もちろんこのアルバムに関しても同様の事が言える。それでもこの作品に魅せられるのは、ずばり、Alan Hullの声にある。音をさ迷うようにして探しながら歌う彼の歌い方に少なからずもセクシーさを感じてしまう人も少なくないだろう。明るい光の中に不健康さと気だるさが影を差している、そんな世界が出来上がっている。
・「1975年発表のソロ・セカンド」
内容はオリジナルアルバム11曲+シングル曲1曲+未発表曲1曲です。14ページ・ブークレット(ほとんど英文です。)2001年リマスター
●み空
・「本 物 」
「渋谷系」との連関で90年代前半に急に光を浴びたひとですが、じつは昔からこのひとの澄んだ世界は高く評価されておりました。<ただ、文字どおり知るひとぞ知る・・・で、荒井由実のような聴かれかたはしていなかったのではは?と思います。(荒井由実もすばらしいです。)日本のローラ・ニーロという振れ込みで絶賛歓迎された吉田美奈子、日本のジョニ・ミッチェルと謳われた金延幸子。このふたりは、日本の女性ヴォーカリストの系譜のなかでは草分けで、且つ孤高の輝きを今も放っています。わたしとしては、中山ラビと藤原秀子も忘れませんが。「日本のジョニ」としての金延幸子は、既発のレアトラック集(CD)のなかの「ほしのでんせつ」という曲でも味わっていただきたいです。まるっきり「ジョニの透徹とした世界」です。2曲目と4曲目が個人的なベストトラックです。お薦めの名盤です。
・「心疲れたときに優しく響く」
渋谷系の王子様と呼ばれた時代の小沢健二がコンサート前に会場で流していたのを思い出して、久し振りに純然たる歌モノを聴いてみたくなり購入した。
72年の作品に相応しく、音はかなりシンプルでアコースティックな佇まい。ふくよかなメロディのシンガーソングライターものとしての評価が高いことには、もちろん納得させられたが、その一方で旅人を思わせる孤高のフォーキーさも目立っている。とはいえ、そのフォーキーさ具合は、決して空っ風の吹くような寒々しいものではなく、ギターの弾き語りの一音一音にしても、とても真っ直ぐな歌声にしても、柔らかな太陽の日差しのごとく湿り気が感じられない。その辺りが、90年代に渋谷系を中心とするメロディと歌を大切にする人々に愛された所以だろう。
また歌詞の素晴らしさも特質している。それは「時にまかせて」が代表するように、生きるということの本質を突くような、自由なモノの見方に貫かれたもので、鬱的な気分の時など、きっと励まされることだろう。歌い方からもそれは感じることができ、実に大らかでかっちりした決め事に頼ることなく、半ば即興的に歌を歌っているように思える。それがとてもまろやかで、聞く者の気持ちをゆったりとさせてくれる。世に名盤は星の数ほどあるが、トータルでの美しさといい、歌モノとしてのピュアな響きといい、この作品は紛うことなき傑作だと断言できる。
・「まさに「日本のジョニ・ミッチェル」」
「日本のジョニ・ミッチェル」と呼ばれるシンガー・ソングライター金延幸子が1972年に発表した1stアルバム。最近まで名前すら知らなかったが、URCの編集盤に収録されていた「あなたから遠くへ」を聴いてその歌声に惹かれてアルバムを聴いてみた。確かにジョニ・ミッチェルに雰囲気がよく似ている。透明感のある声、湿り気のない詞、シンプルなアコースティック・サウンドがとても洋楽っぽい。「日本のフォーク・ソング」からイメージされる世界とは少し違って、とても清潔な印象を受ける。聴いていると乾いた風に吹かれる感じ。ただし歌唱力が抜群というわけではなく、別のライブ音源では若干音程もあやしい。その辺厳しい人にはキツイかもしれない。細野晴臣をはじめはっぴいえんど系の人々がバッキングを務めている。控えめながらツボを押さえたさすがの演奏。ジョニ・ミッチェルや荒井由実が好きな人ならお勧めできる。個人的には(2.)あなたから遠くへ(4.)時にまかせて、が愛聴曲。
・「目の前に風景が鮮やかに浮かぶ」
久保田洋司さんほど、聞く人の目の前に鮮やかにその詩の世界を描き出してくれるシンガーは多くはないと思います。特に最近流行るポップスは、曲はリズム感、歌詞は言葉遊びのようなものが多い中(そういう中にもいい曲はあります)、丁寧にひとつひとつ言葉を積み重ねて、まるでその歌詞の世界を自分が体験したかのような錯覚まで覚えさせてくれます。これは、一冊の詩集だと思います。10代、20代の甘酸っぱさを思い出したい方(今その世代にいる方も含めて)には、ぜひお勧めです。このアルバムは特に、「壁を越える人」、「ボイジャーは還れない」、「どこで出会っても」といった、リズミカルな曲が絶品だと思います。
このアルバムの後に出されている「久保田洋司」他、最近のアルバムも合わせてお薦めします。(Amazonにはないようですが)ちなみに星を4つにしたのは、今後の作品がさらにすばらしいものになることを期待して、です。
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