生き人形 (ホーム社漫画文庫) (詳細)
永久保 貴一(著)
「本物の恐怖を」「永久保先生、チャレンジャーです。」「現在進行中の話」
名作 日本の怪談―四谷怪談・牡丹灯篭・皿屋敷・乳房榎 (角川ソフィア文庫) (詳細)
志村 有弘(編集)
「じっくりと読む」
リング コンプリートBOX (詳細)
中田秀夫(監督), 飯田譲治(監督), 松嶋菜々子(俳優), 中谷美紀(俳優), 真田広之(俳優), 佐藤浩市(俳優), 仲間由紀恵(俳優), 鶴田法男(監督), 鈴木光司(原著)
「川ヮ゜リ <貞子ファンへのプレゼント」「詰めが甘くて惜しい」「らせんって良い映画だと思います。」「ホラーではない。」
「超」怖い話A (竹書房文庫) (詳細)
加藤 一(著), 平山 夢明(著)
「眠れぬ夜に震える」「頁を開いた勇気ある者よ、心置きなく震え給え」「就寝前の禁書」「東京伝説シリーズ愛読者が狂気した」「最高の一冊」
新耳袋―現代百物語〈第4夜〉 (角川文庫) (詳細)
木原 浩勝(著), 中山 市朗(著)
「最高傑作」「怖い・・・。」「残る1話は貴方自身。」「日本にもMIBが来る」
F/E/A/R 恐怖という名のコミック (ジェッツコミックス) (詳細)
永久保 貴一(著)
「だからやばい所には行っちゃいけないのに」「「シャレにならん」って怖さが。」
墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫) (詳細)
小池 真理子(著)
「最近出会えないな〜、こういう作品。」「閉塞感を伴う恐怖」「感じる恐怖」「静かでエグイ、ホラー」「怖い話が読みたければコレ!」
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫) (詳細)
岩井 志麻子(著)
「本当の恐さとは?」「土俗的鬼畜ホラー。」「ほんまにきょうてえで!」「作者の歳が信じられない」「ホントに恐いのは生きてる人間かも。」
わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版) (詳細)
山岸 凉子(著)
「ラストシーンの恐怖」「いい大人が夜中トイレに行けなくなる」「夜人形を見るのが怖くなる・・・。」「オッサンが読んでも恐い!」「ひたひたと忍び足で追って来る怖さ」
ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4)) (詳細)
H・P・ラヴクラフト(著)
「最高傑作」「天才ラヴクラフト」「イチ押しはこの第4巻」「クトゥルー神話体系」
東京伝説―忌まわしき街の怖い話 (竹書房文庫) (詳細)
平山 夢明(著)
「食前食後や就寝前に読むのはやめておいた方がいいでしょう。いや、マジで。」「自分自身の想像力の恐怖値」「身近な狂気」「最怖のサイコ系実話。」「なんとなくついつい読みふける」
仄暗い水の底から (角川ホラー文庫) (詳細)
鈴木 光司(著)
「こわかった~けど泣けた…」「こわおもしろい」「ただのホラーにあらず」「身近にある「死」について考えさせられる」「怖さのレベルは」
「待った甲斐があった!」
「弩」怖い話〈2〉Home Sweet Home (竹書房文庫) (詳細)
加藤 一(著)
「実話にもほどがある。」「心底ゾッとしたい人にだけおすすめな最凶の因縁実話」「読後こそが本当の恐怖・・・」「ホントにやめといた方がいいかも…(汗」「史上最恐」
呪怨〈2〉 (角川ホラー文庫) (詳細)
大石 圭(著)
「怖い。。。」「普通に楽しい」「大石ファンは無理して読まなくてもいい」
「これは怖い」「体調の悪いときには読まないで」「いいです」
エクソシスト (創元推理文庫) (詳細)
William Peter Blatty(原著), ウィリアム・ピーター ブラッティ(翻訳), 宇野 利泰(翻訳)
「映画と比べると」「これを越ゆるホラーなし」「善と悪のパラドックス。」「悲しくなるようなヒドイ訳文です」
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) (詳細)
小野 不由美(著)
「手に汗握るホラー小説」「じっとり汗ばむ面白さ」「果たして、恐ろしいのは「どちら側」なのか。」「後からくる恐怖」「5巻まるごと一気読み!」
妖鬼妃伝 (白泉社文庫―美内すずえ傑作選) (詳細)
美内 すずえ(著)
「シャラーン、シャラーンと人形が歩く…」「ガラスの仮面の筆者が描く恐怖」
座敷女 (KCデラックス (412)) (詳細)
望月 峯太郎(著)
「怖い物好きにはかなりお勧め」「とにかく怖いです。。」「やっぱり怖かったぁ」「たった一冊の本の中にこんなに恐怖が・・・」「10年経っても忘れられず」
KEN&JETの魔界召換 (ほんとにあった怖い話コミックス) (詳細)
朝松 健(著), JET(イラスト)
「草木も眠る丑三つ刻」「草木も眠る丑三つ刻」
嗤う伊右衛門 (角川文庫) (詳細)
京極 夏彦(著)
「大人の恋愛小説」「これはひとつの愛情物語です。」「美しい話でした。」「新解釈!今の日本人的な人物設定」「新鮮な驚きです!」
洗礼 (1) (小学館文庫) (詳細)
楳図 かずお(著)
「楳図 かずお 最高傑作!…ある意味では。」「楳図作品では、ストーリー完成度超高し・・物語面では最高傑作か?」「これがホラー漫画!!」「サイコ系親子モノ。」「男の母親のお話」
惨劇館 1 (1) (ASコミックス) (詳細)
御茶漬 海苔(著)
恐怖新聞 (1) (少年チャンピオン・コミックス) (詳細)
つのだ じろう(著)
「つのだじろうの代表作」「恐怖物の先駆」
・「本物の恐怖を」
ホラー漫画の紹介が続きますが、この本ははっきりいってかなり怖いです。 極め付きで怖い本です。なので、怖い話はちょっと苦手だなという人は絶対に読まない方がいいです。それくらい怖いです。思い出すだけでも自分も怖いくらいです。 というのも、この本に書かれている話は実話で、たぶんかなりの悪霊が絡んでいる話だからです。もちろん幽霊がいるいない、信じる信じないは人それぞれなわけですが、この本を読むと確実に背筋がぞくぞくし、その日の夜には必ず誰かに見つめられている気配がするといういわくつきの作品で、事実、こうして今軽い気持ちでレビューを書いているだけでもなんか悪寒がしてきました。まずいなぁと思いながら、書いている始末です。 どんな話かというと、稲川淳二が絡んだ人形の話なんですが、この日本人形に絡んだ人が次々と死んだり怪我をしたり失踪したりしていき、最後にはそれを聞いたテレビ局がお昼の放送でそれを取り上げたところ生中継の最中に「霊が見える」という電話が鳴り止まず、スタジオで大事故が起きるという事件があったその顛末なんですが、本当に怖い話です。
・「永久保先生、チャレンジャーです。」
何が怖いかって言ったら、これが実話で、しかも未浄化の話である、っていうこと。^^;人形には念が入りやすいと言いますが、それにしたってコレは怖いです。少なくとも私は、人形やぬいぐるみの類を買おうなどとは思わなくなりました。
大体は、実話を作品化する場合は、よほど単発的な怪現象(学校で実際に遭った怖い話、とか、旅行に行った時に幽霊見た話とか、移り住んだ家に地縛霊がいたとかいう話)を扱う場合以外は、何らかの形で浄霊・除霊がされているものを描く、というのが必須条件らしいのですが、コレは違うのです。永久保先生、チャレンジャー過ぎます。^^;
未浄化の ここまで濃い話を作品化してしまうという危険を敢えて冒した永久保先生ご自身が、結果として、実際に相当な恐ろしい目に遭われています。
そんなわけで、お読みになる時は、ご覚悟の上でどうぞ。^^;本当にブルブル来ますよ…。
・「現在進行中の話」
これは現在進行中でかなりヤバイ内容なので匿名で書きます。稲川淳二さんの怪談話でもっとも危険度の高い話をコミック化したものです。結構有名な話ですので内容をご存知の方も多いと思います。もし、何も知らない人がいらっしゃれば、夜寝られなくなるのを覚悟の上、ご購入ください。あれの祟りがこっちにくるのはいやなので、内容に関する記入はやめておきます。怖いのでもうこれくらいにしておきます。
ところで、さっきから隣の部屋から女の子が覗いているような気がするのですが、気のせいですよね。
●名作 日本の怪談―四谷怪談・牡丹灯篭・皿屋敷・乳房榎 (角川ソフィア文庫)
・「じっくりと読む」
著者は伝承文学の研究者で、怪談や伝説についての著作が多い。 最近は角川ソフィア文庫から、安倍晴明、役行者、江戸の怪談などの本を矢継ぎ早に出している。 本書は、「四谷怪談」「牡丹灯籠」「皿屋敷」「乳房榎」の4つの話を取り上げ、現代語で書き直したもの。原文をかなり尊重しているようだが、随所で省略や補足が行われ、読みやすいよう工夫してくれている。 4話とも、物語の全体を紹介してくれた点が嬉しい。たとえば、「皿屋敷」なら、普通の読者はお菊さんが皿を数える場面しか知らない。しかし、それは元の話のごく一部であって、本当はそこに首切り役人とか大盗賊とか徳川の姫様の話とかが絡んでくるのである。それがきちんと残されているので、物語の奥行きが分かり、勉強になった。 その一方で、話が煩雑すぎて分かりにくいという弊害も。まあ、そのあたりはじっくり読んでもらうしかないか。
・「川ヮ゜リ <貞子ファンへのプレゼント」
説明が全くないので、まずリングコンプリートBOXのことからお話しします。これには、「リング Hi-Bit Edition」、「らせん Hi-Bit Edition」、「リング 2」、「リング 0 ~バースデイ」の4本が収録されています。(The Ringも入れてくれれば良かったのにとは読者の感想。)「Hi-Bit Edition」とは映像と音声データのみに容量を割り当てた高画質、高音質にこだわった仕様だそうです。
リングは以前「リング完全版」と言うタイトルでテレビ放送されました。これは原作に忠実な内容で、話は「らせん」引き継がれます。しかし、中田監督が手がけた「リング(映画版)」。これがあまりにもインパクトが強く、怖さが尋常では無さすぎた。(最後の歌も怖かった。)おかげで「すみません!「らせん」は無かったことにしてください!」となって「リング2」が収録され、原作ファンにとっては残念な事になってしまいました。「リング2」は「リング」をあまりにも意識してしまったために、空回りしてしまった印象があります。むしろMEIMUさんのコミックリメイクの方が良くできていると感じました。さらに、話は貞子の生きていた時に遡って「リング0」が収録されます。このときの貞子は仲間由紀恵さんが演技しており、まさしく絶世の美女となっています。ここまで来ては「リング0」は物語を完結するためのメロドラマでしかなく、ホラーの要素はほとんど無くなってしまいました。「リング0」のコミックリメイク(MEIMU)も良くできておりますので、合わせてお勧めします。
2002年、リングはハリウッドでリメイクされ「The Ring」となりました。「リング」は小説→テレビ→映画→ハリウッドと変転するに従って、その容貌を自ら変えていきました。これは原作でのウイルスの突然変異をまさしく地でいっていることになりますね。その恐怖は世界を巡りて、再び日本に伝搬するのでしょうか。最後にこのようなすばらしい作品を生み出す元となった原作者の鈴木先生にお礼申し上げます。川ヮ゜リ貞子
・「詰めが甘くて惜しい」
既発売のジュエルケース版『リング』『らせん』はビットレートが低くて、暗がりのシーンなどを中心にブロックノイズが出るという酷い画質だった。今回の再発売はシャープな映像になってまずまず良かった。が、音声に通常のドルビーデジタル5.1chを入れず、DTS対応のみの6.1chにしてしまったのは何故か?
せっかくのサウンドの恩恵にあやかれないユーザーもいるはずである(今時のDVDソフトは大体、2ch、ドルビー5.1ch、DTS5.1chと3種類は収録している)。またジュエル版にはあった映像特典(劇場予告編と台湾版TVスポット)までオミットしてしまったのも疑問。せっかくのリニューアルの割には肝心なところが手薄の印象だ。
ボックスならではの映像特典ディスクなどプラスアルファの付加価値!が欲しかった。付属のブックレットは可もなく不可も無くのオマケ。
・「らせんって良い映画だと思います。」
リング2がこの中では一番ヒットした作品ですが、今となってはなくてもいいかなって思います。最初のリングが怖くて面白いって評判になったのでかなり割をくった感じはありますが、らせんってかなり良い映画なんじゃないかな。呪いを科学的に描いたのが嫌だとか、怖くないとか、かなり叩かれましたが観直してみると面白い作品だと思います。死の呪いから逃れたい、死んだ子供を取り戻したい、など登場人物の恐怖心や欲求を利用して世界中に呪いをばらまく貞子の邪悪さはこっちの作品の方がよく出てたと思います。そして佐藤浩市さんや真田広之さんの抑えた芝居のおかげで本当に安心して観ていられます。中谷美紀さんが二つのキャラを演じてますが後半の悪女な感じが良い感じだと思います。あなたのせいよ、あなたが私を抱いたから…ってセリフ言う時がなんかかっこいいなあって思いました。貞子に翻弄された人達もラストでそれぞれに新しい人生を始める事になります。愛する人を取り戻すために呪いをばらまき世界を裏切る。世界中に邪悪さと憎しみが満ちていこうとも、自分の大切な物しか見ていない、愛する人以外はどうなってもいい。これが人生を取り戻せたと言えるんだろうか? かなり暗い陰がさしているラストは高山の言うずっと先に来る安息ってなんだ?って思ってしまうと同時にこれから破滅していこうする世界を予感させるカッコいいラストだと思いました。
・「ホラーではない。」
単純にミステリーとかサスペンスとか、そういった感じで楽しめる作品である。決してホラーではない。何故ならホラーとしてのシーンが最後だけに限られているからである。それも私にとっては子供騙しだが。7日後に死ぬ……ただこれだけでは、ホラーにはなりえない。そして肝心の呪いのビデオも怖くはない。なら、何故主人公はあそこまで恐怖を感じて、それをどうにかしようとするのだろうか?つまり、こういう話ではなかろうか?今まで同じ手口で無差別に殺してきた、包丁を持った犯人(この場合、人間)が主人公の前に現れて「7日後に殺しに来る」と言って去って行った程度の話。今まで同じ殺人が起きていたとしても、果たしてこの言葉を鵜呑みに出来るだろうか?シナリオを重視しているように見えて、実は希薄なシナリオ性、ならばどこを評価すれば良いのだろうか?
・「眠れぬ夜に震える」
かなりのホラー好きにも、充分「恐ろしい」話満載。
実話系本は多々あるが、ここまで読後「どうしようもないいやな気分」になる本は稀。
いやな気分といっても、それは「何かが今、ここで、ゆっくりと自分にむかってくるかもしれない」という場を、この本が作ってしまうからにほかならず。
なぜならこの本に書かれている実話のいくつかが、実際には人間がやった愚かしい行為やおぞましい行為に端を発しており、それが結果としてさらない恐怖を招いているからと思われる。
恥ずかしい話であるが、恐怖関係の本やビデオを部屋に山積みにして今まで平気でいたが、この本だけは部屋に置いておくことができなかった。
それほど怖い。
・「頁を開いた勇気ある者よ、心置きなく震え給え」
これまでたくさんの怪談を読んできた。数多くの駄作と、ごくわずかな傑作を読んできた。「生き人形」では果てしなく続く呪いに驚異し、「墓地を見下ろす家」では家族を追い詰めていく見えない存在に凍りつき、「F/E/A/R」では自分に近づく物に、言いようのない嫌悪感を覚えた。
この「超怖い話A」は今までに読んできた傑作クラスの話が何話も見つかった。その中でも傑作といえる「グランドスラム」、「タラコ」、「厭な店」の3作は登場人物に呪われるだけの十分な理由があり、情け容赦のない恐怖を堪能できるだろう。「グランドスラム」は途中で読むのをやめたくなってくるような展開であり、「厭な店」はまだ現在もどこかで営業しているところが最悪である。我々がいつそこに足を踏み入れるかわからないのだ。また前記3作とはパワーが落ちるが、「黒い筋」、「変なこと」、「占有」、「停電」は通常の怪談本なら1話あるかないかという怖さである。それなのに他の話に埋もれてしまうとは、もったいないことである。
さらに怖い話ばかりかというとそうでもなく、「きれいな唄」、「慰謝」、「友達」のように怖くはないのだけど不思議な気持ちにさせてくれる話もある。この本は色々な意味で怪談集の中では1,2を争うほど優れた作品であり、最近怖い話なんてないなあと思っている方は騙されたと思ってこの本を読んでほしい。必ずあなたの期待に応えてくれるだろう。表紙の青い蝶がきれいで、それでいて不気味で・・・・・あなたがこの本の頁を開けるのを待っているだろう。
・「就寝前の禁書」
実話と書かれてはいても、「こんな馬鹿げた話があるか~」なんて笑っていたのは初めだけ。中盤からかなり笑えなくなってしまい、気付かない内に恐怖という名の檻の中に閉じ込められてしまいました。本当に怖いの一言。一話一話の選り好みもあるでしょうから、恐怖の感度は人それぞれ違うのでしょうけど、「その手の話しは信じない」さんにも背筋が思わず凍る話が一話は見つかる筈です。就寝前に読む事は余りお奨め出来ない。
・「東京伝説シリーズ愛読者が狂気した」
著者は本書超怖い話シリーズや東京伝説シリーズの開始当初は幽霊の関わる怖い話を著しているが、後に幽霊話ではない現在進行形的な現実味を伴う凄味のある作風に変化してゆく。したがって本書は著者の幽霊話も多数収録されていて、ある意味貴重な書でもある。しかし、それらはありきたりな幽霊話ではない。短編集でありながら物語にぐんぐんと吸い寄せられる卓越した描写が光り、幽霊はスパイス程度の役割であって、物語の本質とは異なる位置付けだ。
例えば「グランドスラム」では、心霊写真家を志す若者が後輩2人と共に心霊写真撮影ツアーに出かけるが、後輩達がいちいちいやらしい事の数々を行うのだ。例えば焼死体が発見された場所に献花がされていて、より良い心霊写真が撮れる様にと後輩の一人がその花に放尿したりする。こんな狂気じみた事を繰り返し行う。読んでいて「もうやめて」と叫びたくなる。案の定穏やかな結末は用意されていない。ここでは幽霊は直接登場せず、かすめる程度だ。著者の作風は現実味を伴うより本質的な怖さであって、それが幽霊話であろうがなかろうが、背筋が凍る思いがするのは同様だ。
本書並びに他書で主要著者平山氏は生理的に嫌な話では定評がある反面、陽気な性格だと書かれている。平山氏ともなると表に出る機会も多くなるが、願わくばもっと謎めいた人物として君臨していて欲しかった。例えばあまり人と接触はせず、普段は地下室で何やらおどろおどろしい研究をしている、とか(笑)。
私は東京伝説シリーズを先に全部読んで、次に超怖い話シリーズを次々と読んでいるが、中でも本書は特別な輝きを放つ。それは著者の執筆姿勢の本質的部分が明確だという意味だ。
・「最高の一冊」
今までホラー本を読んで恐怖を感じた事のない私ですが、この本を読んで本当の恐怖を感じました。「グランドスラム」「たらこ」には思考を奪われ、「きれいな唄」「蛍」には温かみ。「グランドスラム」は思い出すたびに恐怖を感じます。一話々々が短いので、興味のある題名から読めるところも◎この全てが実話なんて、本当に信じられません。
・「最高傑作」
新耳袋シリーズの最高傑作(見・聞き・体験をそのまま語るという方式のため創作物に対しての評価ともいえるこの表現はおかしいかもしれないが、両著者のストーリテラー性の高さを評価しあえて「傑作」とさせてもらう)である「山の牧場」が収録されている。さすがは第1夜のときから出し惜しみしていただけあって、その奇異さは他の話を圧倒している。鳥肌が30分消えなかった。話の性質上、家とは全く関係ない話である(これ以上はネタバレになるので言えない)にもかかわらず、その日の夜は眠れなくなった。
こんな本が文庫本として安価に売られているわけである。買わないのは嘘だ。お釣りがくる本。レビューの星が5までしかないのが残念なくらいだ。
・「怖い・・・。」
このシリーズは全部読んでますが、淡々と実体験が書かれているので友人から話を聞かされたような錯覚に陥ります。後半の山の中の話はヤバくてゾッとしました。
・「残る1話は貴方自身。」
全12章99話によって成り立つ本書は、京極夏彦「上」から始まり、傑作最終章「山の牧場」によって終わる。また、後書まで残っている奇妙さ、怖さが気持ち悪い。特に驚かさせるための本ではないが、じっくりとした”あ、これと同じことを体験したかも”的な怖さが上手い。この夏に是非。
・「日本にもMIBが来る」
この巻からUFOネタが入ります。UFOはちょっと違うだろ、と思ったらこれがまた怖い。Man In Blackってアメリカ政府の隠蔽機関かなと思ったら、日本でUFO見ても来るんですね。こんなに怖い連中とは知りませんでした。
●F/E/A/R 恐怖という名のコミック (ジェッツコミックス)
・「だからやばい所には行っちゃいけないのに」
この本は「今からではもう遅いが、私がそのとき酔っていたからかもしれない。編集者との打ち合わせで、「おいらん淵」に取材に行こうと、つい口を滑らせたことから・・・」で始まったる永久保さんの体験談をまとめたものです。有名心霊スポットに出かけたあげく、スタッフの一人が悪霊に見込まれてしまいストーカーされます。永久保さんが描く幽霊は顔が崩れていて夢に出てきそうなやつでした。それがいつまでも追いかけてくる・・・非常に怖いです。また、この作品は見せ方がうまくて、全体的にもイヤーな感じが出ています。
・「「シャレにならん」って怖さが。」
この作者、「カルラ舞う」とかストーリー漫画もおもしろいんですが、実話もの描かせるとほんとに怖い!幽霊の絵なんて、夜一人じゃ見たくないくらいイヤです。(トイレで怪談モノ読むの平気なのに)「恐怖耳袋①②」「検証四谷怪談」とかもやばくて怖くておすすめです。
・「最近出会えないな〜、こういう作品。」
ホラーの名作は古今東西、圧倒的に短編のほうに多い気がします。そういう意味ではこの作品は稀少です。現代の傑作ホラーのひとつと言ってよいでしょう。最後の最後まで「怖いもの」の正体の輪郭は明らかにならず、尻切れとんぼのような終わり方とも言えますが、それをどう捉えるかは読者しだいでしょう。私の場合今だ見えない「怖いもの」がとぐろを巻いていて、それはなんだか自分の近くにもあるような心持ちがします。主人公の視点にうまく同化できれば、悪い夢を見たときのような後味の悪い恐怖感が味わえます。恐怖の好みもいろいろあるかと思いますが、想像力が豊かで、感覚的な怖さを求める方なら楽しめのではないでしょうか。ホラーのイメージというのは一般的には「黒」なんでしょうが、この作品はなぜか、「白」という感じがします。挿し絵が入っているのも、漠然とした不安感をかきたてる効果が味わえました。
・「閉塞感を伴う恐怖」
本書の怖さは閉塞的で、盲端の端であえいでいる様な感覚だ。後に分かるが、かつては、土葬も行われた墓地と、中途半端な開発のため、地下では穴で繋がっているマンションが舞台だ。それでも、格安なので、一家は割り切って購入。しかし、次々と不吉な事が起こる。常識的に考えて、墓地は人に何も危害を加えない。墓地に隣接した民家は数限りなくある。ところが、このマンションは例外だった。
このマンションの特異性に気付いた一家は、転居を試みるが、転居先は火事で全焼するなど、転居すら妨害されている。さらには、マンションの窓や戸が開かなくなり、一家は完全に閉じこめられる。相手は見えないが、時折一端が見え隠れする。見えない相手に、じわじわと締め上げられる。これは怖い。閉塞感を伴うだけに、強烈に怖い。
本書で味わう恐怖は独特だ。閉塞感的恐怖とでも呼びたい。
・「感じる恐怖」
ブルースリーの有名な格言を引用させていただくと、この小説は「考える恐怖ではなく、感じる恐怖」ではないでしょうか。アパートから逃げ出せないから怖いのではなく、何故逃げ出せないのかがわからない事自体に恐怖を見出せる人にとって、これ程怖い小説もない。
最後の後味の悪さも相成って、私的には1番読み返したくない小説最有力候補です。
・「静かでエグイ、ホラー」
ちょうど1年前にこの本を読んだが、未だに「怖かった」という印象だけは残っている、というより消えない。物語自体はドラマ性もなく単調で、主人公家族のもがく姿が淡々と描かれている。「見えない何か」との格闘のさまを・・。悪いことをしたわけでもないのに、次々に周りに不幸な事件が起きていく件では怒りすらわいてくる。「見えない何か」がはっきりしないので、じれったくもなる。だが、読み終えてみると本当に怖いものとは強烈な何かではなく、普通の生活に潜んでいてじわじわと近寄ってくるもの(小池ミステリ-のコンセプトでもある)なのだということがわかる。徐々に、自分は逃げられなくなっているのだと気づきだす恐怖は、積み重ねた分だけ根が深い。この物語は漠然とした恐怖を長期間、脳裏に焼きつけてくれます。
・「怖い話が読みたければコレ!」
私はホラーは結構好きだが、洋もののホラー映画・小説はビジュアル的に刺激的すぎる割には心の底から鳥肌立つという経験がなかったと思う。その点日本の秀逸なホラーは楽しませてくれる。日本のお化けが怖いのは、「いるかいないか分からないあやふやな物」だから怖いのだ。
ジャーンと効果音と共に登場するエイリアンやジェイソンではなく、ヒタヒタと訳の分からない物が徐々に近づいてくる総毛立つような恐怖。味わってください。この小説で。
・「本当の恐さとは?」
最近聞く事の少なくなった「方言」その方言で昔話を語るかのように恐い話を続ける遊女。淡々と話を続ける遊女。その遊女の口を借りて「何者」かが話をしている・・・そんな不思議な雰囲気のなかで繰り広げられる話。読んでいて「恐い」というよりも「悲しい」話が続きますが一転して恐い話に変わります。最後の遊女の一言に思わず鳥肌が立ちました。
・「土俗的鬼畜ホラー。」
“ぼっけぇ、きょうてぇ”とは岡山地方の方言で、“すっごく、怖い”という意味だそうです。圧倒的な筆力で、短編でありながら第六回日本ホラー小説大賞の大賞を受賞するという快挙を成し遂げたホラー史に残る傑作。言葉の隅々にまで神経が行き渡り、琴線の上を歩くような異常な緊張感を最後の一文まで貫いて下さいます。舞台は、明治後期の岡山。遊女が客への寝物語りに、自分の生い立ちを聞かせています。女の一人称、柔らかな岡山弁で語られるその内容は、その時代に生きていたのではと思うほど細やかで、背景が目に浮かぶほど。どんどん明るみになる女の凄惨な生い立ち、容貌に隠された驚愕の秘密。これほど短くて、これほど怖くて、これほど面白い話は、他に類を見ません。ホラーというよりは怪談に近いかもしれませんね。
かなり救いのない話ですので、鬱に入りやすい方やモラリストの方にはお薦めできません。しかし主人公の特殊性を除けば、それがかつての日本の姿そのものだと思います。土俗的な因習、悪習はほんの少し前の田舎にも残っていて(私の生まれもそうでした)、その姿を知っている者には、かつてないほどの恐怖と共に、ある種の郷愁を感じさせます。この退廃的な話から面白さを読み取れる、ホラー上級者にのみ読んでいただきたいです。
・「ほんまにきょうてえで!」
私は生まれてから24才まで岡山の寒村で過ごしました。実家は今も岡山です。岡山の昔の遊郭のあった場所も知っています。…最初におさめられた、タイトルと同一の「ぼっけえ、きょうてえ」は、遊廓を舞台とした実話のようで怖い物語です。著者が、「もう岡山には戻れん」というのも分かります。
・「作者の歳が信じられない」
岡山は寝台列車で通過したことがある。その時の目的地は県は違うが境港で「妖怪ロード」もある有名な土地だった。観光でその近県を廻ったがどうやら中国地方というのは昔語りや怪談話が豊富で古の土地ということがわかった。岡山という土地で、当たり前のように昔昔と年寄りから語られて育ったんだろう。馴染みのある語り調だ。「ぼっけえ、きょうてえ」全体も、言い伝えからくる怪談を夜中にきかされている気がする。「依って件の如し」などは牛が登場するのだが、牛蟹の妖怪を思い浮かべてしまった。この小説のタイトルも「きょうてい・・・怖い怖い・・・恐怖のきょうか。」遊郭の売れない女の語り口や間引きの女性の視覚描写は目をそむけたくなる。しかし、ところどころに小道具がきいているような文章で、落ちがわかってじわーっとくる。この血が濃いからこうなるんだと自分で納得するとあとからじわじわくるような感じ。ホラーといえばひとくくりなんだろうが、人間の奥底に眠っている暗黒の感情を引きずりだしてきたような短編集だと思う。女の業の強さ、人の欲、生まれた者の宿命を丈夫に仕分けているし、鈍色の曇りの空を・・・の書き出して始まるこの章は、作者の年齢をわからなくさせる。「密告函」の終結は有吉佐和子の「不信のとき」と共通する旋律があった。
・「ホントに恐いのは生きてる人間かも。」
ホラー作家だと思っていたのだけど、決して妖怪などが出てくるわけではなく。まずそこにビックリしました。
しかし表題作『ぼっけぇ、きょうてえ』を始め、『密告函』『あまぞわい』『依って件の如し』の4作とも、ねっとりとした岡山弁が目にまとわりつき、身体をヌメヌメとした感じが襲います。その中でもやはり表題作が一番恐い!なによりも、これは声に出して雰囲気出して読むと、かなりキます!暑い夜にはもってこいな、ちょっとエロティシズムすら感じる話です。これは是非是非一読を。声に出して読みたい日本語に絶対に入れたい一作です。
●わたしの人形は良い人形―自選作品集 (文春文庫―ビジュアル版)
・「ラストシーンの恐怖」
不慮の事故で亡くなった少女の霊を弔うはずの副葬品としての市松人形。その因縁が及ぼす怪事件を扱った表題作(1986発表)をはじめ、収録作品の全てに共通していることは、ラストシーンの怖さといえるでしょう。表題作は、今ではなじみの薄い市松人形というモチーフを効果的に使い、作者の日本画を髣髴とさせる細い線のタッチとともに恐怖の作品に仕上げています。作者の恐怖譚には定評がありますが、「ネジの叫び」(1971)は、作者が初めて発表したホラー作品で、主人公が“帰って”くる場面は、今と異なる力強いペンタッチが、かえって怖さを倍増させます。イザナギノミコトが岩を引いて黄泉の国との境を閉じたという神話をモチーフにし、転校した女子中学生の体験する“学校の怪談”を描く「千引きの岩」(1984)は、もし自分が学生だったら、夕方まで一人教室に残ることができなくなるくらいの恐怖作品に仕上がっています。また、「汐の声」(1982)の怖さは超ど級。プロの霊能師と謳いながら、実は力がなく、ステージママに頼りきりで自立心のない十七歳の霊感少女サワ。実力がないはずの彼女だけが感じる恐怖が次第に増大し、読者を引き込んでいきます。その恐怖が最大に膨れ上がり、はじけた先にあるものは・・ストレートな恐怖を読者にぶつけるとともに、何故サワだけがその恐怖と波長を合わせることができたのか・・に思いをはせ、さらに怖さが倍増するしかけになっており、作者の恐怖作品の中でも出色といえましょう。かつてのインタビューで、作者が「汐の声」のラストは(読者の)誰も怖がってくれないと思った・・と話していて、これ以上怖かったら本を開けられない!と思ったものです。
・「いい大人が夜中トイレに行けなくなる」
表題作も怖いけど、「汐の声」がもう・・・TVの心霊番組出演のため、幽霊屋敷にやってきた主人公の霊感少女。実は彼女、霊感なんて無いインチキなのですが、なぜか彼女だけがこの屋敷で恐ろしい体験をします。他の出演者や撮影クルーには全く見えない幽霊が彼女を脅かし、周囲に信じて貰えない彼女は、恐怖と孤立感で追い詰められていく・・・そして衝撃のクライマックスで、幽霊の悲しすぎる正体が明らかに。私はうっかり夜ひとりで読んでしまい、髪の毛が逆立つほど恐怖しました。山岸涼子は(とくに女の子にとっての)親子問題に切り込んだ作品が多くこれもそのひとつです。とても考えさせられます。
・「夜人形を見るのが怖くなる・・・。」
この作者の作品は人間のエゴが、何よりも恐ろしいということを暗示しています。言葉にならない違和感が、見事に絵として迫ってくる。そう、迫ってくるのです。
副葬品として幼くして亡くなった少女に日本人形を供えたはずなのに、大人の醜い欲でその人形は供えられませんでした。以来その人形は「女の子」の死体を求めてうごめきます。カラスの足跡だけの描写、人形の手足がびよーんと伸びて襲い掛かってくるシーンに息を呑みました。衝撃のラストシーンが、あの物音が、もう一度悲劇が起きるプロローグへとつながりそうで恐ろしかったです。「コトリ・・・。」
・「オッサンが読んでも恐い!」
山岸さんのホラーは、血もそんなに出ないし、グロテスクでもない。 読み手の心にジワジワと闇のように迫ってきて、読み終える頃には、闇にスッポリと包み混まれる様な感覚。 この恐さは他の作家や映画などでは あまり味わった事のない恐さです。 夜一人で読んで、マジにブルった。 男 三十五歳。
・「ひたひたと忍び足で追って来る怖さ」
亡くなった少女が寂しくないように、寂しさから誰かを一緒に連れて行ってしまわないように、副葬品として御棺に納められたはずの日本人形。共に黄泉の国へ行くはずの少女から引き離された人形が、年月を越えて代わりとなる少女を求めて彷徨いだす…。 発刊当時に読んだので何年も前になりますが、いまだにふと怖さが蘇ってきます。日本人形に纏わるホラーは色々ありますが、本当に起こりそうで怖い。山岸さんの独特のペンタッチがピッタリ。 人形の持つ単なる怖さだけではない哀しさ、一癖ありそうな友人の少女、霊能力を持つ美少年などが関わる展開に引き込まれます。最終ページに暗示される恐怖には、気づかない方がいいかも。
●ラヴクラフト全集 (4) (創元推理文庫 (523‐4))
・「最高傑作」
数あるラヴクラフト作品の中でも、ホラーの枠を超えSFとしても楽しめる最高傑作と個人的に考える「狂気の山脈にて」が収録されているというだけでもう星5つです。
・「天才ラヴクラフト」
ラヴクラフトは正真正銘の天才だ。彼の傑作「宇宙からの色」や「狂気の山脈にて」、別の巻に入っている「ダニッチの怪」や「ナイアルラトホテップ」を読むと、これが彼個人の奇矯な想像力の産物とはとても思えなくなる。もっと普遍的な、人類に共有されている悪夢を記しているように思えてくるのだ。作家というより一種の霊媒のような存在である。ご面相もどこか半漁人っぽい。
・「イチ押しはこの第4巻」
私もラヴクラフトの小説は大好きなのですが、一番にお薦めしたいのはこの第4巻ですね。 初期、中期の傑作、そして彼の最大の長編にして、怪奇科学ロマンとしての到達点“狂気の山脈にて”も収められており、加えて彼の作家としての資質をよく伝える“怪奇小説の執筆について”というエッセイまで付いていて、短編集として満足のいく内容になっています。 それにしても掲載されているラヴクラフトの写真―どれを見ても“帝都物語”の嶋田久作さんそっくりー。
なんといっても読んでいただきたいのが中篇 “宇宙からの色”−高校生のころ、何気に読み始めて止まらなくなり、一気に読了してしまったことを今でもよく覚えています。 あのクライマックスのただならぬ盛り上がり方は良質のスリラー映画を見ているときに得られる快感によく似ています。 今こうして読み直してみると、どれもこれも非常にオーソドックスな作劇法ながら、読者の心を捉えて話さない彼の話芸に感心してしまいます。 “冷気”や“ピックマンのモデル”といった短篇を読んでいただけばわかると思うのですが、いずれもじわじわと恐怖を盛り上げて、驚愕の結末へ(ユーモア小説で言えばオチーへ)もっていくという構成においては一貫しています。 スタイルがシンプルな場合、語られている内容、そして語り口の巧拙がはっきり出てくるものです。 そして文章は非常に硬質で会話が少なく、科学や民俗学的な記述も適度に盛り込まれており、独特の高級感さえ漂っています。 やはり20世紀怪奇小説の古典として読み継がれて行く作家だと思います。
・「クトゥルー神話体系」
文庫で気楽にクトゥルー神話体系を読むことができてしまうお得な全集。文学にも映画にも、この神話に自分なりの新しい一ページを加えようとするクリエーターはたくさんいる。そのような作品に対する理解度を高めるためにも、まずは原典を読んでおきましょう。
・「食前食後や就寝前に読むのはやめておいた方がいいでしょう。いや、マジで。」
~「超」怖い話シリーズなどの著者、平山夢明(a.k.a デルモンテ平山)氏が、幽霊や超自然現象に因らない人間主体の怖い話を集めたシリーズ「東京伝説」の 5~~ 作目。
以前にも増してえげつない恐怖譚の数々が、まずは前半から中盤にかけてこれでもかとばかり続きます。後半に入って少々テンションが下がったかと思いきや、それもほんのつかの間。本シリーズを通じて五指に入りそうなほどに救いのない最終話「都会の遭難」が待ち受けています。実話を集めたというふれこみの本シリーズなのですが、特にこの話だけは~~絶対にフィクションであってほしい…。~
・「自分自身の想像力の恐怖値」
全シリーズ買い続けてきましたが、今回はインパクトがある話が多く読後何日かは恐怖をひきづってしまいました。文章というのは映像がないだけに自分の頭で映像を想像する物だと思うのですが今回はかなりきつかったです。「都会の遭難」では私の頭の中ではすごい映像になってました。映画やドラマではなく文章だからこそ楽しめるおすすめの一冊だと思います。中にはどこかで聞いたような話もありましたが、幅広く身近な部分の現代の恐怖が詰まっていてとてもよかったです。一番怖いのは、この本の内容にリアリティを感じてしまう現代の世の中が一番怖いのかもしれませんが・・・。怖いもの好きの方におすすめの一冊です。
・「身近な狂気」
東京伝説シリーズは、巻を重ねる度に想像したくも無い様な嫌な場面の描写に重点が移っている。それぞれの短編の物語は普通に面白いが、けっして普通には終わってはくれない。つまり、おぞましいオチが待っている。それらが我々の生活に身近な狂気だけに身の毛がよだつ。
中には怖さ以外の興味深い作品もある。例えば「レンジゴト」だ。パチンコのイカサマの手口が解説されており、なるほどと思ったりするが、最後にはおぞましい悲劇が描かれる。「帰宅」というたった2行の作品もある。これに至っては身近な狂気の俳句だ。
著者の作品の読後感はすこぶる気味が悪くて嫌な感じだ。それでも、次の作品に手が伸びてしまう自分を見つけて我に返る。
・「最怖のサイコ系実話。」
平山夢明氏の東京伝説、竹書房版四巻目、通算五巻目である。今作の「忌まわしき街の怖い話」…買いだ。話のヴァリエーションもテンションも傑作と言っていいレベルなのだ!
巻を重ねるごとに更に恐怖を増幅しているこのシリーズだが、通算五巻目にして「1ページサイコ系実話」が掲載された。箸休めの様なものと思ってもらっては困る。「帰宅」「夜道」の二編だが、たった1ページなのに十分な恐怖を醸し出しているのだから。
残りはいつもの平山テイストサイコ系実話かと思いきや、とんでもない。「呆気I~III」はタイトルどおり呆気にとられる話だが、おかしくもあり、怖くもある。所謂「サイコ系ユーモア」(それもとびきりな!)というべきか。海外の不条理コメディに近い感覚だろう(体験者には失礼な話だが)。もちろん、根底に流れる恐怖は変わらないことを申し上げておく。自分の立場に置き換えると、洒落にならない話ばかりだが…。
だが、油断をしてはいけない。最高の恐怖は最後にやってくる。「都会の遭難」この話は今までのシリーズの話の中でも屈指のエピソードだろう。下手をすると、この話だけで映画一本作れそうなくらいの濃密な話である。表現を所々ぼやかしているが、実に脳内直撃の厭話である。平山氏のスキル全開のこの話を子供の頃に読んだらトラウマ確実だろう。この「都会の遭難」を映画化する勇気のある会社はないだろうか?世界を狙えると思うのだが…。
人肌恋しい秋にこそ、読んでみてはいかがでしょうか?
・「なんとなくついつい読みふける」
恐怖というものがじわじわと感じられるショート集。短いのにちゃんと怖いから不思議。夢にまで出てくるものではないけれど身近にある恐怖の連続に「あるあるこんなこと…」とうなずいている自分に思わずぞっとしまうそんな本です。
・「こわかった~けど泣けた…」
なぜ短編なのにこんなに怖いんだろう…今まで長編を読んでもあまり恐さを感じたことなかったけど、この本は読んで行くうちに自分のまわりで起こっているような気がして一瞬読めなくなった。1人で読んでいて背筋がゾクっとした。でもやっぱり先が知りたくなって読んでしまう。怖くておもしろい!泣ける所もあったので最後はなんだかほっとした気分になった。買って損した気分にならない本だと思う。
・「こわおもしろい」
この本は、短編小説集で読みきりというのが、私にはピッタリでした!一つ一つに怖さがしっかりあって、良いと思いました。短編集だと、どうでもよくなる作品がいつも、いくつかはあったのですが、この短編集だけは「どうでもいい作品」はなかったんです!!それほど、面白い作品でした!!「リング」「らせん」「ループ」「バースデイ」
のような、長いのはなかなか読めない、という人はこれを読んでみてはいかがでしょうか?同じ位の怖さを短編にもかかわらず、味わうことができます。
・「ただのホラーにあらず」
短編でありながら、最後まで読む頃には目に見えないリンクに気づく事になるだろう。 ホラーであり、ファンタジーであり、短編集であり、連続した物語であるという一見、鏡面的である内容もまた鈴木ワールドの面白さの一つである。
また、鈴木ワールドの隠れたテーマになっているのが「父性」。家族、そして父親とは何か?その重要性についても、隠れたテーマでありながらも実に鮮明に描かれている。 怖ければそれでいい、そんなホラーの時代を一蹴するかのような作品である。
・「身近にある「死」について考えさせられる」
全ての作品に「恐怖」や「死」の要素を盛り込んであるので、確かに「ホラー小説」に分類されるものでしょう。しかし、この作品に私が全編を通して感じたのは「ユーモア」でした。「孤島」や「夢の島クルーズ」は特にその要素が強いと思います。また、ラストの「海に沈む森」は、私も主人公とおなじ「父親」の立場なのですが、「死」に直面した時に自分はどのように行動するのだろうかと真剣に考えさせられる話で、個人的に最も印象に残った作品です。この短編集で作者は「ホラー小説」の体裁をとっていますが、それは便宜上「死」の要素を入れやすかったからではないかと解釈しています。幽霊や化け物が出てくる単純に怖い荒唐無稽な話ではなく、だれにも必ず訪れる「死」や人生の中で直面するどうしようもない「現実」を「ユーモア」で包み込んだ上質な「エンタティメント小説」だと思います。
・「怖さのレベルは」
怖いです。リアリティーがあるから。夫と離婚して幼い娘と古ぼけたマンションで暮らし始める主人公。奇怪な出来事は引越し当初から起こり始める。部屋の天井にひろがる染み。それは日を追うごとに大きくなってくる。そして赤い幼稚園のバッグ。それは捨てても捨てても親子が行くところに追いかけるように現れてくる。屋上に誘われ、まるで友達と遊んでいるかのように会話をする娘。部屋の水道からは黒髪が流れ出し、不気味さはつのってゆく。その昔マンションで何が起こったのか…赤いバッグの謎、失踪した小さな女の子の謎、これを読むと古いマンションやエレベータにはしばらく近づきたくなくなる。本と映画を両方見るとなおさら面白い。怖いけれどおすすめです。
・「待った甲斐があった!」
前4作品で終わりだと思っていたので嬉しい限りです。平山氏の書く作品はおぞましい作品が多く、生理的に受け付けない人もいると思いますが。他の作品にない暗さ・重さといったモノが伝わってくるのでホラーファンにはたまりません!前4作品を読んだ方もそうでない方も一見の価値は十分にあります。
●「弩」怖い話〈2〉Home Sweet Home (竹書房文庫)
・「実話にもほどがある。」
世の中、この「「弩」怖い話2 Home Sweet Hone」を手にとって、まえがきを読んでまた棚に戻した、という人がいるらしい。それは正解。それが一番良い選択。世の中には触れてはいけないものが多々ある。その中の一つが、この本の中身であろう。
「ある家系の因縁話」に終始する話。そこにあるのは、不条理。そして、10年以上実話怪談を収集して発表している著者をして「実話にもほどがある」と言わしめた怪異のオンパレード。
また関係者一同に降りかかる厭な出来事。それは読者にも降りかかるかもしれない、と言う。
私は、この本をお勧めしない。私にもある事が降りかかってきたから。私は、新たな犠牲者を増やしたくはない。私にもその因縁が対岸の火事ではないと解るから。
実話怪談書籍として、星五つであることは間違いないが。
現時点で最高の祟・因縁話が読みたい方だけ、読めばいい。被害は最小限に抑えなくてはならない。
・「心底ゾッとしたい人にだけおすすめな最凶の因縁実話」
~この本は数ある実話怪談集のなかでも異色中の異色でしょう。何せ、筆者の加藤一氏自らが前書きにて「買うな」「読むな」「手放せ」と警告しているのですから。ブラフ的な前口上としては「あり」でしょうが、もちろん二度三度と通用する手ではありません。果たしてその内容はというと、2~~ つの家ないしは血筋にまつわる因縁話です。これがまた何とも深く重く、そして後味悪いこと極まりないのであります。しかも小説風味や登場人物の相関関係を故意に演出した前作とは異なり、今回は一切脚色はなされていないというのですから。このような家系や血筋に産まれたり関わりを持たなくてよかった、と痛感することしきりなのであります。そんなわけで~~、決して万人におすすめできる本ではありません。心の底からゾッとしたい向きだけ、くれぐれも前書きにある注意事項を守ってお読みください。~
・「読後こそが本当の恐怖・・・」
稲川淳二氏の「生き人形」に並ぶ、戦慄の因縁話が誕生しました。この本を読まずして真の怪談ファンを名乗れなくなる日も近いでしょう。数年後、希少本化し、あてのない古書店巡りをするよりも、今、ただちにカートに入れることをオススメします★
・「ホントにやめといた方がいいかも…(汗」
某怪談シリーズでは禁忌としているという「因縁・因果」を取り扱っている本です。これを「怪談」としていいのかどうかも疑問ですが、全作とは似ても似つかない異色のパワーで禍々しい話が続き、読後もしばらく悪寒が止まりませんでした。こういう事は御約束すぎて書きたくないのですが…最近身の回りに起きる事を思うと「因果のおすそわけ」を貰ったような気がしてなりません。怪談ジャンキーながら怪談断ちをして、盛り塩なんかしているのはそういう訳です。どうぞ、心して読んでみてください。
・「史上最恐」
この本は二部構成になっている。内一つはただの幽霊話だが、もう一方は史上最低最悪最恐の悪夢のの怪談集「東京伝説」を凌ぐおぞましい話となっている。遺族の負の連鎖が続く地獄の様な話で、読んでしまった事を後悔する。しかし、実はこの話には続きがあり・・・最も悲惨な結末を見ることとなったのである。読まないに越したことは無いが、この話を読んでしまった不幸な皆さんは、続きが「実話ナックルズ」という雑誌にのっているので(この雑誌自体が悪夢の様などす黒い話ばかりが載せられている危ない雑誌ですが)興味があればどうぞ。
・「怖い。。。」
前作『呪怨』からの完全続編なので、前作を読んでいない方は先にそちらを読んでから、こちらをオススメします。・・・とはいっても多少の説明などはありますが・・
死んでも、なお怨念を世の中に残し、全ての者に死を与えようとする女。彼女を中心に、多数の人物が登場し、一人一人にスポットを絞りながらストーリーは進んでいきます。
ホラーだけあって、暗い話しが延々と続きますが、話の見せ方が非常にうまい為、どんどん続きが読みたくなります。
話しに『ケリ』がつくタイプのはなしではありませんがホラー小説としては、上手くまとまっていますので少しでも気になったのでしたら、買って損はないと思います。
・「普通に楽しい」
「これ怖いよ!」っと人に薦められて読んだので、期待し過ぎました。思った程怖くは無くて「あれ?」と拍子抜けしてしまいました。
文章をコピー&ペーストしたかの様に同じ描写が繰り返し出て来ます。なので段々慣れてきます…。
怖くは無いけど結構楽しめました。でもこの手の話は後味が悪いですね(苦笑)
・「大石ファンは無理して読まなくてもいい」
前作『呪怨』のレビューで「これはノベライズですので、純粋な大石作品ではありません。大石ファンは無理して読まなくてもいいのでは」と書きました。基本的に同じです。しかし、1作目では許容できたことが、続編ともなると飽きてしまう部分が出てきますので、星はさらに減点で2つ。たとえば、ストーリーとは全く無関係に古今東西の怪奇現象が紹介されていますが、これはくどいし、かえってストーリーの流れが途切れるし恐さが薄められてしまいます。こういうことに興味のある人は、巻末のネタ本やTVを見るので、小説の中で繰り返し書かなくても良かったのではないでしょうか。
それから、結末部分が綴じられていて、購入してからミシン線を切り離す装訂になっていますが、正直言って、それほどもった!いぶる内容とも思えません。
・「これは怖い」
そして、えぐい。5つのストーリーがあって、日本古来の妖怪を現代によみがえらせ、新解釈をほどこしてあります。その点で京極夏彦に似ているのですが、これはまったく別物です。
とにかく、怖い。特に、第3話の「怖い目」。目の不自由な人だけが暮らし、目の見える人は入れないという島があって、噂によると、その島にいけば、見えなかった目が見えるようになるという。ただし、その島から出てきたものは一人もいない……妖怪百目をベースに作られたこの話、鳥肌がたちすぎて、眠れませんでした。生涯悪夢として私にとり憑いて離れないと思われます(T-T)突拍子も無く、荒唐無稽な展開にもかかわらず、文章にスピード感があるので、最後まで一気に読みきれます。いいホラー小説家に出会えたと満足です。
・「体調の悪いときには読まないで」
「禍記」。人間が手を触れてはならない書物。カタロヒナ文字で書かれた日本最古の歴史書であるが、その内容によって歴史の闇に葬り去られた。それには、人類が生まれる前に存在した妖怪の真実が記されているという。多くの国学者、古代史研究家がその謎を探ろうとしたが、みな、途中で行方不明になってしまったために禁忌の書とされる。
たにいさんの書評を読んで買いました。読み終わって一言、イヤな本を読んでしまった。この本には禍記に関わってしまったものの行く末が書かれています。田中氏は人が見て気持ち悪くなるなるものを描写することが得意で、彼の書く妖怪たちを読んでいると気分が悪くなります。ここに書かれている妖怪たちが、一線を越えてこっちの世界にやち?て来そうで怖い。体調の悪いときに読むことはお勧めしません。
幻の蝶を求めていった「天使蝶」、目を病んだ者だけが住む島の話「怖い目」などが気持ち悪かったが、なんと言っても間に挿入された「禍記」が不気味でした。禍記を捜し求める女性編集者の話なのですが、あちらの世界からひたひたと何かが近づいて、おいでおいでする描写がなんともいえません。
・「いいです」
取り替えっ子、百目など、登場する妖怪は、純粋な日本民間伝承の住人ではなく少年時代に夢中になって読んだ、子供向けのおどろおどろしい妖怪図鑑(佐藤有文などの)から題をとっている。それだけでも妖怪好きにはウレシイ。が、この作者は気持ちの悪い描写を描かせたら、平山夢明に匹敵もしくは越えるほどなので、そういうのが苦手な人にはお薦めしません。「怖い目」は、読む人によっては、そこはかとない嘔吐感をもたらすほどです。
・「映画と比べると」
現在のホラーの記念碑。モダンホラーが好きな人には、必ず読んで欲しい作品です。映画のイメージが強いので、読んで見るとイメージがかなり違います。映画よりも、人々の交流が深く描かれていて、特にラストシーンでは、心が温まるものがあります。DVDのディレクターズカットに追加されているので、そちらもご覧ください。
・「これを越ゆるホラーなし」
ハリウッド映画のイメージを追うとがっかりします。これはある一人の神父の心の葛藤です。彼は神を信じられなくなった。そこへ悪魔憑きと思われる少女のエクソシストを頼まれる。しかし科学者としての彼は悪魔の存在は信じられない。悪魔憑きの症状をひとつづつ論理的に解明できることを証明していく神父。しかし、悪魔の存在を信じることができない彼は神を信じることができなくなっていく・・・。それでも彼を頼る少女、少女の母親のために悪魔おろしの儀式を行う。映画のワンシーン、霧に煙る玄関にたたずむカラス神父の姿は何度となく目に浮かぶます。その背中に背負ったたくさんの人の思いを含めて。
・「善と悪のパラドックス。」
医学や神学、映画や芸術、そして歴史、地理、埋蔵文化など、広範な知識を駆使して描かれた物語で、翻訳者の力量を試される大作です。魂の救済、神の愛と神への信仰、善と悪を如何に認識し、如何に解釈するか。神の不在を疑わざるを得ない状況に遭遇することがままある我々人間に対する、著者からの回答。人間の持つ根源的な闇への恐怖が科学の発達を促し、それが森羅万象を論理的に説明付ける態度を涵養し、説明の付かない現象、存在を否定することに繋がる。悪魔憑きの少女は果たして真の悪魔憑きか、精神の障害による見せ掛けか。後者の立場を採ると、人は悪であることになり、善なる見せ掛けの奥に悪が潜んでいると認識できる。前者の立場を採ると、悪なる存在がむしろ触媒となり、その観察者の善性を刺激して、人の善性に気付き、神の愛に目覚めるきっかけとなる。善なるものに悪が潜み、悪なるものが善を目覚めさせる。悪が無くならないのは、悪にも意味があるから。説明の付かない現象を、論理的に説明しようとするのは、虚無への恐怖があるから。根源的な恐怖に対して、論理で立ち向かおうとすると、ますます追い詰められる。それに対して、勇気を奮って立ち向かうには、信念が必要だ。神の愛とは、神を信じ続ける信念に基づく。誤訳、誤植を指摘されてはいるが、それでも一読を薦めたい。英語が堪能な人は原文を。
・「悲しくなるようなヒドイ訳文です」
この作品は以前、新潮社から出ていた。今は創元社から出ているが、翻訳者も訳文も変更されていない全く同じものである。新潮社版を初めて読んだとき、私は首を傾げてばかりいた。意味が通じない部分がたくさんあったからだ。
アマゾンで本を注文できるようになって最初に買ったのが、エクソシストの原本である。英文を読んでやっと納得した。この翻訳者宇野利泰はプロの翻訳者と呼ぶに値しないと。今はお亡くなりになられている。きっと彼は天国で深く反省し、今頃は一から英語の勉強をやり直しているだろう。
エクソシストのこの日本語訳には、少なくとも100箇所以上の誤訳や省略がある。日本語で読んだとき、リーガンが笑うとよく口に手を当てたりするのだが(日本人には珍しくないがアメリカ人は普通しない)、原本には歯列矯正器が入っていることが何度も書かれている。それなら納得。しかし、日本語訳にはついぞ歯列矯正の言葉はない。
屋根裏部屋を調べるリーガンの母・クリスのところで、『電燈のスイッチを入れると、何かが飛び跳ねているのが目に付いたが、彼女が足を踏み入れると同時に、身をひそめてしまった。』この文を読んだとき、どうして屋根裏部屋に『何か』がいるのだろうと不思議に思ったのだが、英文で読んでみると訳者が原文を完全に読み違えてトンデモナイ創作文になっていたことも解った。
この日本語訳では原作者の訴えたい肝心なテーマを述べているところを、見事なほど完璧に誤訳を続けている。この日本語訳では作品を鑑賞することは全く不可能である。
・「手に汗握るホラー小説」
友達に勧められて読み出した本です。あまりに長いので、僕に読み切ることが出来るだろうかと少し心配でした。初めはなんて事ない一つの村の日常・・・・・しかし、その一つの村が崩壊するまでの様子をリアルに描ききる小野不由美さんの凄さ。まるで、小説の中の光景が目の前にスクリーンとして現れるような細かい描写。ぜひ、もう一度読み返したい作品です。
・「じっとり汗ばむ面白さ」
「起きあがり」という日本版ゾンビーの伝説が伝わる村。いにしえの風習を今も守る地縁濃いその村に、風変わりな家を建ててよそ者が引っ越してくる。それも真夜中に、ひっそりと。そして、次々と人が死にはじめる・・・。
もう、真綿で首を絞められるように、じわじわと怖いです。一気に5巻、読み始めたら止まらない状態。冬なのにじっとり汗ばむ
ような気がするほどの、緊張感。とにかく面白い!
村の人々が、老人から少女までみごとに描かれ、それが「村」という運命共同体の中で起こる異常な事態を浮き彫りにしていく・・・その筆力は圧倒的です。そして主人公がこの作品の中で書く小説が「神に見捨てられた存在」について語るという構成。見事です。小野不由美さん、凄すぎ。
小野不由美を未体験の方も、ゴーストハントや十二国記から入った小野ファンの方も、きっと「小説」の醍醐味が味わえるでしょう。超おすすめです。
・「果たして、恐ろしいのは「どちら側」なのか。」
「村は死によって包囲されている…」この象徴的な文で始まる通り、ひとつの死をきっかけに、閉鎖的で小さな村にじわじわと死が蔓延し始めます。死の理由がわかるにつれて「え?こういう話の展開?」と個人的には思ったり、また圧倒的なボリューム、登場人物の多さや場面の切り替わりの早さなどにも初めは戸惑いまが、読み進めるうちに緻密で魅力的な世界観、文章力にぐいぐい引き込まれました。 登場人物の一人が書いている小説と対比されながらの展開も見事です。ホラーというカテゴリになるようですが、その枠だけには収まらない、深く考えさせられる、そして哀しい話です。傑作。
・「後からくる恐怖」
十二国記ですっかり有名になった小野不由美さんの文庫本ですが、個人的には一番好きな本。伝統行事の最中にやってきた引越しトラックから全てが始まり、次々に奇怪な事が村で起こっていく。という不思議な物語。
1巻では村人の生活が中心になっているので、面白さがあまり伝わらないのが残念。1巻だけ読んだ人はきっと「長くてよく分からない」という感想を持つでしょう。しかしそこを我慢し、2巻を広げるとそこからどんどん深みにはまるはずです。2巻から最終巻まで一気に読むことが出来ます。気づいたら続きが気になって仕方ないという所までくるでしょう。
外界とは見えない壁で仕切られたような村と、その不思議な伝統行事、村人一人ひとりの思惑や人間関係。単行本も前後で出されていますが、こちらのほうが手軽に読めるのでお勧めします。解説は作家の宮部みゆきさんで、絶賛しております。
・「5巻まるごと一気読み!」
以前から読みたかったのだが、単行本2冊はちと高価。ようやく文庫化されたのを機に読み始める。小野不由美初体験なので、とりあえず1~3巻を購入。やたらと多い登場人物に辟易しつつも、閉塞世界で繰り広げられる超常ストーリーにジワジワと引き込まれて行く。3巻目に突入する辺りから面白さは急加速。「これ、なかなか面白いぞ」妻に話す。速読の妻はあっという間に1~2巻を読み終え、私が読みさしの3巻目は、私が酔っ払って寝ているスキに先に読まれてしまった。形勢逆転。妻は間髪入れず4~5巻目を購入、そして一気読み。「た、頼むから先は話さないでくれ!」夫の懇願にフフフと意味ありげに笑う妻。3~5巻は寝る間も惜しんで読み狂った。近頃、これだけ没頭したミステリーは他にない。
・「シャラーン、シャラーンと人形が歩く…」
小学生のころに読んだのですが、今でもはっきりと場面場面を思い出せます。デパートの日本人形展を見た2人の少女が、恐ろしい出来事に巻き込まれます。ひとりは地下鉄に飛び込んで死亡、残ったひとりも謎を追ううち次々怖い目にあっていきます。
デパートや地下鉄という身近で現代的な場所で、昔の豪華な装束の人形たちがそぞろ歩き、うっすらと笑いをうかべた動かぬ表情で、恐ろしい行動を次々とる。それがなんともいやーな感じで…
一番怖かったのは、主人公が気配を感じて自分の部屋(2階)の窓を見るとそこには…! というありがちな場面ですがしばらく窓が見れなかったです。デパートが閉店するまでタンスのなかに隠れて、夜中、ひみつを探る、という部分などはわくわくしたりもしました。
「ガラスの仮面」も異様な迫力に満ちた作品ですが、その作者らしく鬼気せまる作品です。子ども向け雑誌に書いていたと思うのですが…ちょっとこわすぎ…
・「ガラスの仮面の筆者が描く恐怖」
美内さんはガラスの仮面が有名ですが、ホラーでも良い作品があります。この本には3作品が収録されていますが、そのうち有名な2作品を紹介します。
「白い影法師」2年E組窓際から4番目の席。そこは長らく欠番になっていた。そこに座って6時間目になると生気を吸い取られるからだ。何も知らずに転校してきた長谷部涼子は、たまたま死の席に座ってしまってから何かが自分の側にいる気配がしてならない。霊能者照子とその謎に迫るが、そこにはある恐ろしく悲しい事件が隠されていた。美内さんのホラーの代表作です。クライマックスは中高生ならトラウマになるかもしれない。元々かわいい絵を描く人なのですが、ストーリーや場面の展開が上手で怖い作品に仕上がっています。
「妖鬼妃伝」表題の漫画。些細な偶然が積み重なった結果、あるデパートの日本人形展に入ったつばさと友人。そこにあった人形たちは皺や、ほくろ、白髪などが生えている妙に生々しいものであった。忘れ物を取りに行った友人が人形展で行方不明になった所から、異界への扉が開く。神術を操る盲目の美少年。行方不明が絶えない謎の地下鉄。そして1000年の時を越えて存在する謎の妖鬼妃とは?美内さんが綴るサスペンスコミックです。
・「怖い物好きにはかなりお勧め」
バタアシ金魚、お茶の間などで知られる望月峯太郎のホラー作品。それまでの「ほのぼのギャク漫画」から一転、本当に身の毛がよだつほどのホラー。ホラー度ではドラゴンヘッドより上だと、私は思いました。
この作品は「ほら、怖いでしょ?」「怖がってよ、ねえ」という感じではなく、深層心理に訴えかける怖さがあります。
「ストーカー」という単語が世に知れ渡る前に書かれた作品(実際の行為や被害者はいましたけど)であるところにまた恐怖が。
はっきり言って、私はホラーが苦手で、てっきりバタアシ金魚系の流れだと思って買ったんですが、読んでみてびっくり。怖いのにページをめくる手がやめられない。あまりの怖さで、ほかの望月作品全部あるのに、
この作品だけはうちにありません。あまりの怖さに、うちにおいときたくなくて、あげちゃいました。
「黒い家」読んだときも思いましたけど、やっぱり一番怖いのは人間です。
・「とにかく怖いです。。」
初めて読んだのは、10年近く前。深夜何気なく立ち寄った近所のコンビニでだった。衝撃的に怖かった。
家まで歩いて5分。たった5分だ。しかし本気でビビった僕は朝までコンビニに居ようかと本気で考えた。しかしさすがにそうもいかず、自宅までイイ年をして猛ダッシュ!その時の引きつった僕の顔は人に見せられたもんじゃなかったろう。。
『トレンチコートを着た紙袋をもった大きな女がさ、ある日呼び鈴ならしてさ・・・。』
都市伝説的な怪談になりうる位のインパクト。
一人暮らしの男性は、決して自宅で深夜に一人きりで読んではいけません。マジ怖いです。。
・「やっぱり怖かったぁ」
連載時に読んで以来でしたが、やっぱり怖かった。ホラー映画とかが観れない私にとっては、ギリギリの線ですね。なので、怖いもの慣れしているかたには物足りないと思いますよ。ただ、漫画としての、テンポのよさとか、大女の描写とか非常にすぐれている点も多いと思います。
・「たった一冊の本の中にこんなに恐怖が・・・」
望月峯太郎さんの、作品が好きな人なら買ったほうがいいです。ある日突然やって来た「出会い」・・・白い服に黒くて長い髪、手には大きな紙袋何処までも追ってくる恐怖感。ストーカー的恐怖感とも言える作品。終わりかたも、怖さが残っていいです。
・「10年経っても忘れられず」
友人が『ホントに凄いから!』と貸してくれたのが10年前。…衝撃的でした。爪、ブラシ、捨てられたメモ、出てくるアイテムや細かい仕草が一つ一つ怖さを煽ります。そして最後のカサカサ…すぐ購入して回し読み。皆絶賛。何年か前になくしてしまい、最近また読みたくなり買いました(笑)古さを感じさせない完成度の高さに感動すら感じます。
今までで一番怖かったのは?と聞かれたら間違いなく『座敷女』。名作です!
●KEN&JETの魔界召換 (ほんとにあった怖い話コミックス)
・「草木も眠る丑三つ刻」
草木も眠る丑三つ刻に今日も電話のベルが鳴る。で始まるホラー伝聞録です。体裁としては朝松さんが語る怖い話をJETさんが漫画化する形になっています。
朝松さんの語る話は本当に怖い物が多くて楽しめました。この本の全般として出てくる話にマックス・ブラウナー氏が持ち込んだ本「VooDoo」(本当の名前はこれではないそうです。)が持ち主に災いを引き起こす話は稲川淳二さんの生き人形を髣髴させます。ある魔術師に封印してもらったそうですが・・・
また朝松さんが妖臣蔵を書いた時に襲われたあのお方の祟りに触れ生死をさまよった話は実話なだけに洒落になりません。
・「草木も眠る丑三つ刻」
草木も眠る丑三つ刻、今日も電話のベルが鳴る。で始まるホラー伝聞録です。体裁としては朝松さんが語る怖い話をJETさんが漫画化する形になっています。
朝松さんの語る話は本当に怖い物が多くて楽しめました。この本の全般として出てくる話にマックス・ブラウナー氏が持ち込んだ本「VooDoo」(本当の名前はこれではないそうです。)が持ち主に災いを引き起こす話は稲川淳二さんの生き人形を髣髴させます。ある魔術師に封印してもらったそうですが・・・
また朝松さんが妖臣蔵を書いた時に襲われたあのお方の祟りに触れ生死をさまよった話は実話なだけに洒落になりません。
・「大人の恋愛小説」
初めて書店でタイトルを見たとき、いわゆる「四谷怪談」のリバイズだと思って全然興味がありませんでした。実際読んでみると目からウロコ...というより涙が止まりませんでした。もちろん四谷怪談がベースになってはいるものの、これは上質な恋愛小説(陳腐な表現ですが)です。自分の気持ちだけに正直に「好き!」で良かった若者の恋とは違い、
様々なしがらみや、社会的立場、自我や誇り。そんなものが入り混じり、すれ違い、最終的には悲劇を招いてしまう伊右衛門とお岩の不器用で切なく、美しくて哀しい、そんな二人の恋愛小説です。
京極氏の作品の中で「人間が生きて行くことのせつなさ、やるせなさ」にぐっときてしまう方は是非是非是非一度読んでみて下さい。
・「これはひとつの愛情物語です。」
夏の風物詩、怪談話の代名詞である「東海道四谷怪談」をベースにして、京極夏彦が作り出した、哀しい愛情物語。
妻を裏切った悪人 伊右衛門が、実は非常な妻想いの人であり、か弱く恨みに凝り固まった岩も、実は聡明で愛情深い人であった。
自分を殺した亭主を恨んだ妻が、復讐をするといった内容の怪談話から、別の世界へ大きく想像をふくらませ、夫婦間の愛情溢れる物語にした作者の力業には敬服させられます。
「妖怪小説」でデビューした作者が、怪談を題材にした作品だけあって、そういった傾向の作品だと敬遠していた方々にも、是非ともお勧めです。
・「美しい話でした。」
『四谷怪談』に関してあまり知識が無い状態で手に取ったのですが、前知識が無くても悩む事無く、どんどん惹き込まれていきました。岩の内面的な強さと美しさに好感を覚え、またそんな岩を愛しく思う性根の真っ直ぐな伊右衛門にも大変魅力を感じました。それ故、廻りに揺り動かされ、擦れ違う二人に切なさを覚え、久々に純愛とは是を言うのだろうと感じました。小説の中には死という形を持って強引に純愛を表現していた作品が多々あるように思いますが、この作品はすんなりと純愛という言葉が浮かんで来るようでした。怪談のおどろおどろしいイメージは払拭され、寧ろ清清しい程に美しいものに作り上げられています。是非多くの人に読んで貰いたい作品です。
・「新解釈!今の日本人的な人物設定」
今までに見たり聞いたりした四谷階段とは、人物の描き方が全く異なります。元々、江戸時代に書かれたこの物語は、当時の価値観で描かれていました。だから今読むと、異世界の物語のように、登場人物は現実離れしていました。
この本では、今の日本人が感情移入することができる人物設定で描かれています。そして、幽霊の登場も、荒唐無稽な話としては描かれていません。心の底では愛し合っていた、「凛とした小岩」と「不器用で善良な伊右衛門」は、悲劇的な結末にもかかわらず、ようやく救われたような読後感が新鮮です。
・「新鮮な驚きです!」
この作品は、私が始めて読んだ京極作品です。今まで京極夏彦という小説家の名前だけは知っていたものの、「何だか分厚い本を書く人だな~」というくらいの気持ちしか持っていませんでした。また、四谷怪談のお岩さんというのも聞いたことがあれども、どういった話なのかはさっぱりわからないという具合でした。
そんな私がこの本を手にとったのは、映画化されると聞き、ページ数もそんなになさそうだったので、普段時代小説を読まない私でも大丈夫だろうと考えたからでした。そんなに期待しないで読み始めたのですが、おもしろかった!今まで恐ろしいイメージだったお岩さんが、とても身近で魅力的に感じられました。
この本のおもしろさは斬新な解釈と、人物の魅力という点に集約されるのではないでしょうか。
今まで京極作品を読んだことがないという人は、ぜひ入門編として手にとって見てください。後悔はしない作品だと思います。
・「楳図 かずお 最高傑作!…ある意味では。」
週刊少女コミックでうっかり読んじゃった当時の女の子は、さぞやトラウマになったことでしょうね。ストーリーはあんまりバラせない作品ですが…。主人公さくら。美少女ですが、いろいろヤバすぎます…。さくらのママ、いずみは元大女優。顔に醜い痣ができ引退、ひっそりさくらを産み、ひとりで育てました。…この母にして娘ありなのか?かなりアッパー系なお方です。楳図マンガには「ママが怖い」話がいっぱいありますが、文句なく№1です。「漂流教室」の主人公のママを100人分濃縮しても足らぬド迫力!…。しかし、さくらの学校の先生と奥さん、お気の毒です…。(特に奥さんが…)一度めは恐怖を。二度めは、さくらやママ他多数の人達に「そりゃちゃうやろ!」とつっこみ入れつつお笑いを。一粒で二度美味しい、お得なマンガです。
・「楳図作品では、ストーリー完成度超高し・・物語面では最高傑作か?」
この4巻ものは、ドンデンガエシの結末。予想してませんでしたねえ。すっかりだまされました。
大河ドラマ的長大な物語もありますが、ストーリーの質の高さ、完成度、意外性、仕掛けの巧妙さ、という面では、(もちろん、楳図作品を全部読んだわけではないですが)今までワタシが読んだ作品の中では、お話としては、最高傑作かもしれませんね。
生理的な怖さ、心理的な嫌悪感、永遠の生命、永遠の若さ、子供の残虐性と幼児性というヤヌス性、SM趣味、フランケンシュタイン症候群?・・楳図作品のたくさんのテーマとガジェットをこれでもかというほど詰め込んだ割には、お話の破綻が少なく、読み応えのあるコンパクトな作品(それでも4巻ですが)に仕上がっていて、好きですね、こういうの。
・「これがホラー漫画!!」
怖い・・・怖すぎる・・・
絶世の美女と呼ばれた女優が自分の老いに恐怖し、そいて娘(男が生まれたら殺すつもりだった)を産みその子が大きくなってから自分の脳を移植する話。
お母さんの壊れっぷりと暴走振りがほんまに怖いしそれに気づいた娘が抵抗しながらも追い込まれれていく様子も恐怖! そして脳移植シーンの怖さ・・・!!
1,2巻の怖さはほんますごいって!
ラストに近づくとだんだん怖さが薄れて凄まじいラストが待っているとおもいきやそうでもなくなんかうまくまとまって終わりました。(突っ込みどころはありまくるけど・・・)
しかしこの漫画すごいし楳図先生もあらためてすごいす!!!
これ子どもの時読んだらびびるやろな〜・・・
・「サイコ系親子モノ。」
著者お得意の、美醜がテーマである。文庫版で読むひとは、1巻の巻末解説を、全巻読み終えるまで見てはダメよ!!ネタを割っているからね。とにかくラストがすごいんだから、先に知っては勿体無い。ヒントは、死人があまり出ないところにあり。
・「男の母親のお話」
ほとんどのストーリーは覚えていませんでしたが後世に残る強烈なシーンやつづく!の文字のはいった最終ページがたくさんあって週刊漫画のやるせなさを思い出しました足の裏の麻酔針、頭蓋骨穴あけ、逆さ巾着にアイロン、と脳にきざまれたコマがよみがえりました必読の2巻めの最後は話半ばのクライマッックスで歌の歌詞のような台詞もまたなんとも怖いです何でもありだった週コミの中では小学生も教師を誘惑するくらいでないとお話にならなかったのではないでしょうか過激な大人気作品群もまだ自分でも気づかない大人へのあこがれという言葉で説明されてしました
主人公は上原さくらでも若草いずみでもなく谷川先生という男の母であり和代は若妻であると考えると非常にわかりやすいお話です何をしても許されるのです妻と母の問題が理解ができない男性は必読ですがその設定で少年誌に発表をしたらどんな結果だったのかと思います恐怖漫画とは宣伝できません息子を持った母というのはこういうものであると納得することができない人は少女漫画を理解できません9歳の少女がお風呂で男の体を洗いたがったり寝床にさそったりというのは幻想ですそれはあなたの母親なのです女性については、美しくない女、仕事を持った女、結婚できない女、幼い女、大人びた若い女、平凡な女、とたくさんのタイプが少しは心情をさっすることができるような登場人物となっていて破天荒な行いにも多少は理由があるかもと感じさせて大変よくできていると思います
作者が一分野での代表的な存在であり、たいへんな実力で少年青年層のファンも獲得したからこそ少女向け作品もどうどうと識者からの高い評価を得られたことをすばらしく思います幼い頃の母的なもの、大人の女への覚めた目線、恐怖感嫌悪感をおぼえているからこそ描けた作品ではと思いますこれは蛇シリーズにもいえることではないでしょうか
・「つのだじろうの代表作」
幽霊を信じない中学生鬼形の家に真夜中、恐怖新聞が配られる。霊たちの話が聞こえるという同級生の女の子がいうには、一日読むごとに百日ずつ寿命が縮まると。鬼形は見ないようにするが、新聞は雨戸とガラスを突き破っても配られる。鬼形の憑依霊が無理やり読ませるのだ。第一巻は噛み付く女の話と空飛ぶ円盤の話。初版は昭和48年で、出てくる女性の服装や髪型が時代を感じさせてなつかしい。つのだじろうの代表作であり、ロングセラーの本である。
・「恐怖物の先駆」
子どもながら恐怖新聞がきたらどうしようかと恐れていましたが、実際、自分が新聞は配達の仕事をしたとき、新聞を届けなけれなならない使命感が毎日の自分の行動を制したことを考えると、ポルターガイストの気持ちが分かるのです。
この話、どのようにして集結させるのか興味を持っていました。最終的には除霊を試みるも失敗し、鬼形礼は死んでしまうのですが、その恐怖新聞の配達は彼に引き継がれることとなります。こんな終わり方に「はたして彼に新聞を届け続けることができるのだろうか?」と疑問に思いましたが、その後のつのだじろうの恐怖物の先駆けとして興味深い作品です。
「亡霊学級」も同時に読むとよいのではないでしょうか。
ケータイからは、シンプルアマゾン(モバイル版)をご覧下さい。
シンプルアマゾンは、安心・安全のネットショッピングAmazon.co.jpの商品を紹介しています。
簡単アフィリエイト:あなたのAmazonアソシエイトIDをアドレスの最後に付けるだけで簡単キャッシュバック!(例:1sas.net/?yourid-22)一度IDを付ければ、シンプルアマゾン内の全商品が紹介料の対象になります。アソシエイトIDはこちらから登録可。