Second Edition (詳細)
Public Image Ltd.(アーティスト)
「ここから、はじまったのだ。」「アホウドリが笑う」「Heavey Metal」「Poptones!」「PILの名盤」
Loveless (詳細)
My Bloody Valentine(アーティスト)
「参考までに。」「愛無き世界…」「崇拝してしまう。」「少しマニアックな比較」「ノイズの中の安らぎ」
「やっぱりピクシーズ。」「なんでこのアルバムにひかれたかって????」「賛否両論」「アンビバレンス、そして美しい」
The Rotters' Club (詳細)
Hatfield and the North(アーティスト)
「これほど美しい音世界にはめったに耳にできない大傑作」「カンタベリーの最高傑作」「所謂名盤」「さわやかな疾走」「プログレッシブロック、カンタベリーサウンドの傑作」
NUM-HEAVYMETALLIC (詳細)
ナンバーガール(アーティスト), 向井秀徳(その他)
「より写実的に」「聴け!」「完璧」「最強」「ラストアルバム」
Duck Rock (詳細)
Malcolm McLaren(アーティスト)
「ヒップホップの原点」「私の中の1枚」
White Light/White Heat (詳細)
The Velvet Underground(アーティスト)
「この混沌!」「sister ray」「1stよりも好き」「」「終わらない音」
Marquee Moon (詳細)
Television(アーティスト)
「「マーキー・ムーン」FROMライノ」「これもパンク」「正にニューヨークパンクの原点」「蒼い炎」「TELEVISION!!」
Entertainment! (詳細)
Gang of Four(アーティスト)
「快感!!!」「go4!」「ポストUKパンクの大名盤」「パンクの音。」「悶絶ギター!!!」
Amnesiac (詳細)
Radiohead(アーティスト)
「その才は底知れず」「『キッドA』と同じセッションから生まれた」「傑作」「CDもさることながら」「暗いのがよい」
クリムゾン・キングの宮殿 (詳細)
キング・クリムゾン(アーティスト)
「これですが・・・」「play this at 45RPM!」「キングクリムゾンの最高傑作」「プログレッシブ・ロックの聖典」「狂気と静寂」
テネシー(遠い記憶) (詳細)
アレステッド・ディベロップメント(アーティスト), スピーチ(その他), ヘッドライナー(その他)
「最近のゴツイヒップホップを聞き飽きた人に」「Political Rap」
Raw Power (詳細)
Iggy Pop & The Stooges(アーティスト)
「唯一無二」「リミックスによりよみがえる名盤!いい仕事してます。」「イギー・ポップの代表作&大傑作」「ありえないこのやばさ」「幸せな結婚」
Lounge Lizards (詳細)
The Lounge Lizards(アーティスト)
「フェイクジャズ」「じっとりと汗の滲むような感じ」「フェイクジャズ」「革命的な名演」
Hot Rats (詳細)
Frank Zappa(アーティスト)
「妖しく気持ちいい」「No1.Guitar Zappa Album◎」「メロディアスでジャズテイストの傑作」「なんじゃあこりゃ・・!!」「ザッパ入門」
「こんなにもピアノはロックするのか」「君に胸キュン」「聴かずに死んだら後悔するアルバム」「GOOD MUSIC」
Cafe Bleu (詳細)
The Style Council(アーティスト)
「やっぱり、最高です。」「英国風黒人音楽」「soul man!」「まさにMy Ever Changing Moods。」「★20世紀を代表する傑作アルバム★」
The Rise And Fall Of Ziggy Stardust (EMI) [ENHANCED CD] (詳細)
David Bowie(アーティスト)
「デビット・ボウイ入魂の一作」「驚異の完成度」「無人島レコード」「20世紀の宝物」「名盤中の名盤中の名盤中の・・・(エンドレス)」
スーパーフライ・25TH・アニヴァサリー・エディション (詳細)
カーティス・メイフィールド(アーティスト)
「ブラック.ムービーのサントラで最高」「最高のサウンドトラック」「とにかく格好の良い音楽」「シカゴソウル」「リズム、リズム、リズム」
What's Going on (詳細)
Marvin Gaye(アーティスト)
「ソウル史上最高傑作」「愛の贈り物」「長々と書くつもりはない単純に」「確かなLOVE&PEACE」「至上の名作」
「Steely Dan渾身の代表作」「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」「匂い立つダンディズム」「完璧と言う言葉に相応しい」
Since I Left You (詳細)
The Avalanches(アーティスト)
「サンプリング・アート」「ビンテージ。」
「不変のパンク魂」「死ぬまで聴ける日本で生まれた奇跡のパンク。」「陶酔。」「斬りまくり!」「その後の人生観が変わりました・・・」
A LONG VACATION (詳細)
大滝詠一(アーティスト), 松本隆(その他), 大瀧詠一(その他)
「懐かしいけど、古くない!」「同世代の人には説明不要の大ヒットアルバム 大名盤」「誰も書かないので・・・。」「時代を超えたポップスの最高傑作」「懐かしいけど、新しい。」
「日本語、そして日本の日常の美しさ」「聴きどころが満載」「聴きどころが満載」「今も流れる風街ろまん」「骨太日本」
・「ここから、はじまったのだ。」
発表時は「メタルボックス」というタイトルで、45RPMの12inchビニール盤3枚が缶に入っていた。オーディオマニアのジョンが音質を考慮して敢えてそんなスタイルで発表したのだ。「このアルバムで踊ってほしい」。彼は雑誌のインタビューでそう語った。レゲェが好きだ、とも言っていた。クラッシュ好きな中学生には、正直、理解できなかった。こんな音楽は当時なかったのだ。今でこそ「カンやダブ・ミュージックの影響」としたり顔で言う輩もいるが、発表当時は本当に衝撃的だった、というより「わけわからない」が本音のところだった。こんな肌触りの音楽は皆無だった! とはっきりと言える。だが今思えば確かに、ここから、はじまったのだ。彼にとってはパンクは一通過点でしかなく、ピストルズ時代からもっと先を見つめていたのだ。自分の本当にやりたい音楽。ダブ、オルタナティブ・・・・80年代に切り開いた「テクニックよりアイデア、ロックよりミクスチャー音楽」ニューウェイヴという華を咲かせたひとりに、確実に彼の存在がある。私の音楽遍歴も、ここから跳んだのだ。
・「アホウドリが笑う」
1979年パンク全盛の真っ只中、最高人気バンドSEX PISTOLSをあっさり解散させたジョニー=ロットンがジョン=ライドンの名で再開させたのがパブリック・イメージ・リミテッド(限られた公衆の印象?)だ。
彼らにゴッド・セイブ・クイーンのサウンドを期待していた当時大学生の私は2NDアルバム(つまりこの盤)1曲目ALBATROS(アホウドリ)を聴いてぶったまげた。
トレブルを完全に消した地を這い回るベース、逆にトレブリーなギターピッキングサウンド、不気味なくらい無機質なドラムを配して、孤島の上でアホウドリの首を絞めているようなジョンライドンのボイスだ。PUNKの自己完結と当時言われていた閉塞感を表現したこのアルバムはFLOWERS OF ROMANCEという次のアルバムで、トレードマークの重低音ベースさえも取り去ってしまう。常にリスナー(固定観念をもつパブリック)の期待を裏切り続けたジョンライドンは、この後残念ながら失速し、時代に追いつかれてしまう。そのこともあって、彼(彼ら)が一番異彩を放っていたサウンドがこのアルバムだ。
・「Heavey Metal」
この作品は、私の中では、「最高のヘヴィ・メタルのアルバム」です。ヘヴィ・メタルと言っても、ハード・ロックを基本としたメタル系の音楽とはまったくの別物ですが…「重く」、そして「金属質」な音は、私にとってはヘヴィ・メタル以外の何物でもなかったのです。昔、ジョン・ライドンはインタビューでこんなことを言っていました。「Albatrossのベースラインをギターで弾いたら、ご機嫌なヘヴィ・メタルの曲になるだろうよ。」
ファーストアルバムでは、(ほんの少しだけど)ピストルズ的な印象が残る曲と、ジョンが新たに取り組んだアヴァンギャルドな展開の曲との境目がはっきりとしていましたが、この作品ではまったくそういう印象は受けません。一曲目からラストの曲まで、統一されたひとつの作品として完全に出来上がっています。ジョン・ライドンの作ろうとしていた音の形が、本作で完成したと言っていいでしょう。このバンドのピークは、この作品だった!と私は思っています。(Flowers of Romanceも素晴らしい作品ですが、ベースのジャー・ウォブルが抜けてしまっているので…)
万人が聴いて楽しめる思える作品ではないと思うのですが、間違いなく心に残る作品です。呪文のようなジョンのヴォーカル、神経質で繊細なキースのギター地響きのようなジャーのベース。どこまでが計算で、どこまでが偶然なのかはわからないのですが、彼らの奏でる音が複雑に折り重なって創り出された世界は、美しさすら感じて、聴くたびに引き込まれていきます。
ただ、ベースの破壊力に関しては、アナログ盤の方がはるかに上なので、体験されたい方は、アナログ盤を探して聴いてみてください。
ちなみに、「Careering」は、カーステレオのCMに使われたこともあります。もう20年以上も昔のことだったと思いますが、当時、突然テレビからPILの曲が流れ出してきて、ひっくり返った記憶があります(笑)今だったら何の不思議もないのですが、あの頃、PILの曲がCMに使われるなんて、考えられないことでしたから…
・「Poptones!」
後にも先にもこんなアルバムは出てこないでしょう。一時代の最高傑作です。
1stではまだ"ジョニーロットン"の面影を追う期待に応えるようなヴォーカルもこの2ndで正真正銘"ジョンライドン"に帰っています。「僕はたったふたつの音で曲を作ることができる」とブランク期に吸収した"アバ"の作曲法をレゲエのリズムとキースレヴィンのギターとで調和しています。
ボードレールの詩にインスピレーションを得た1曲目の"Albatross"はまるで日本の三味線の様なノイズに包まれたギターのトレモロが放射状に展開されます。同じく三味線の様なギターで展開される"白鳥の湖"はいかにもジョンライドン的です。後にジョンライドンは様々に形を変え、様々な音を作っていきますが、キースレヴィンと作ったこのアルバムは"Never Mind The Bollocks"と並ぶ音楽史上に今でも燦然と輝く名盤と呼ぶに相応しいアルバムです。
東洋的なノイズを既存の楽器で表現した名盤です。
・「PILの名盤」
ロマンスの花とこのメタルボックスが、PILのファンの間ではマストアイテムとして重用されているが、2ndに当たるこの作品が、実際にPILとしての輪郭をはっきりさせた作品なのだと思う。形骸化するパンクの爪痕を、ジョンがどう考えていたのかはわからない。だが、こう言ったスノッブとも揶揄されそうな音楽に、ピストルズのロットンが志向していたというのは有る意味で逆説的とも捕らえられる。内容はというと、酷く沈鬱な雰囲気を醸し出すベースの上を、のたうち狂ったようにギターがついて回るような、非日常的なダブサウンド。地の底から響き出るようなロットン(ライドン)の声が、なかなか面白い。ある意味で、ジョイディビジョンなどが好きな人には気に入られそうな作風。
・「参考までに。」
日本版にも歌詞はついてませんから輸入版でいいと思いますよ。
・「愛無き世界…」
Creationが、インディーレーベルとしては会社が傾くほどの大金(約5千万円!…破産寸前)を費やして完成「させた」、この大名盤にして超問題作。その裏には、レコード発売を迫るCreation総帥アラン・マッギーと、超(スロー)マイペースで制作に没頭するマイブラの頭脳・ケヴィン・シールズとの、こんな激しい戦いがあったという。
外界からの一切を断絶し、スタジオに篭もりっきりのマイブラ。会社が傾くほどの大金を費やしながらも、音源のひとつも届かない…。文字通り「音沙汰無し」の状況に、業を煮やしたアラン・マッギー。
「おい、いつ出来るんだ!?」と聞くと、
先行シングルには「soon(すぐ)」という曲名が。・・それから更に10ヵ月後。「アルバムはいつ出来るんだ!?」と聞くと、
次のシングルには「to here knows when(いつなのかと聞く)」という曲が。・・そして、さらに9ヵ月後。もうノイローゼ寸前のアラン。だが、全ての曲が終わり、ようやくアルバムは完成。
そこには『loveless(愛が無い)』ときたもんだ・・・。(アラン・マッギーとケヴィンの関係はボロボロだったらしい)
事実は小説よりも奇なり。嘘のようなほんとの話。
★詳しくは、「クリエイション・レコーズ物語(原題~This Ecstasy Romance Cannot Last)」を読みましょう!!(^-^)
・「崇拝してしまう。」
躊躇したけど、やっぱこの作品については語りたいので書きます。
ラブレスの魅力が何かということについて考えると、まずそのエポックメイキングなサウンドメイクに論点が行くわけですが、それについてはもう何百何千の先人が薀蓄を述べているので私はここでは書きません。あまり触れられていないのが不思議なのですが、この作品、まずメロディーがいいとおもいませんか?私はこれこそこの作品を名盤たらしめる一番の理由であると捉えています。
ケヴィンシールズの書く曲は独特です。ISN'T ANYTHING収録のFeed Me With Your Kissやアルバム未収録のYou Made Me Realiseあたりが特に顕著で、これらの曲で彼はアグレッシブな曲調に乗せてコードをかき鳴らしていますのですが、そのコードの進行の仕方が実にスリリングでカッコいいのです。あんな曲調今まで聞いたこと無かった。初めて聴いた時はとてつもないショックを受けたものです。今作に於いてそれらの要素は、さらに甘美な世界観をもってしてマイブラのイメージを完全に確立しました。soonあたりははいうに及ばずですが、その一つ前のwhat you wantあたりをよくきいてみてください。面白いコード進行だと思いませんか?心はどうしようもなく高揚しているのに、なんでこんな寂しくて居心地がいいんだろうか。この曲調はケヴィンが例の衝撃的な音響の世界観を補完するためだけに編み出したものであると私は考えています。マイブラのフォロワーと呼ばれる人たちがこの一枚に追いつけないのは、勿論音作りの才能もあるでしょうが、その音響の奥行きに呼応するメロディを持っていないからだと思います。
完璧と呼ばれるにはやはりワケがある。表面だけなぞっただけでは永遠にこのクオリティには追いつけないでしょう。スタンダードにして孤高の逸品。
・「少しマニアックな比較」
このアルバムが、音楽が、如何に素晴らしいかの説明は他の方に譲るとして、少しマニアックかつちょっと気になる事について書こうと思います。
このアルバム「loveless」は曲間がほとんどなく、曲の終わりと始まりが重なり合っている曲もあります。Sire盤は曲の頭がきっちりタイミングが合っていますが、現行のsony邦盤はややタイミングがずれています(旧コロンビア邦盤はほとんどタイミングが合っていて、大元のcreation盤が一番ずれています…)アルバムを最初から最後まで通して聴くのではなく曲単位で聴くとなると、これが案外気になります。
それと、Sire盤はジャケットが鮮明できれいです。裏ジャケットでは他の盤には見られない補色である青を重ねてあります。それに比べ現行のsony邦盤はカラーコピーしたようなぼやけた感じになっています。レコードではなくCDですがジャケットも重要だと考える人はちょっと注意です。
・「ノイズの中の安らぎ」
これほどの名盤が誕生した理由のひとつに、メンバー(主にケヴィン)が、ギターノイズの洪水の中に安らげる場所があるということを発見した、というのがあると思う。ジザメリをはじめ他のシューゲイザーバンドが、限りない破壊・暴力衝動に駆られギターをフィードバックさせたのに対して、まったく対極の位置にその必要を感じたと。まるで母親の胎内で聴いているかのような安堵感をこのアルバムから感じ取ることが出来る。これはこのアルバムが出て10年以上経った今でもマイブラを孤高の存在に至らすことを可能としている。とかなんとか、このキセキのようなアルバムを後世まで語り継いでいきたいなぁ、と思った次第であります。
・「やっぱりピクシーズ。」
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・「なんでこのアルバムにひかれたかって????」
そりゃ~~~、このバンドに駄作はないけど。ブラックフランシスの才能にもぶっとんでいるけど。
本当は(4)の『アリソン』なわけです。当然のごとく『モーズアリソン』に捧げられています。ただそれだけで聞きたくなったわけです。ビザールな部分だけでなく。
趣味の幅がかなり広いところが好きですね。このバンドは=サーフィンミュージックだってそうだもの。
つううううわけで『モーズアリソンマニア』は聞かなくてはいけませんね。このアルバムは。なんで10点中10点。
モーズにトリビュートする『ノイズポップ』バンドなんてなんてかっこいいバンドなんだろう~~~~。
・「賛否両論」
ピクシーズ絶頂期に完成した3rdアルバム。前作を引っ張る感じのポップな楽曲("Alison"や"Verolia")が前半に多少はあるものの、"Is she weired" から"Havarina"まで続く、流れるように汲みだされる展開に注目すると、本作は非常にコンセプチュアルな作品であると気付かされるであろう。
・「アンビバレンス、そして美しい」
このアルバム発売当時、PIXIESについて何の前知識もなく聴いて驚いた。いきなり「Cecilia Ann」でサーフロックが始まり、次の「Rock Music」でメタルのようなシャウトを聞かされ、「Velouria」「Allison」と薄気味悪くも明るいポップが展開される。
・「これほど美しい音世界にはめったに耳にできない大傑作」
ハットフィールドのセカンドアルバム、先行シングル盤のB面曲がアルバムに収録されるなど曲が足りなかったかったり、急造気味に製作されたのかななどど推測したが、内容は一瞬たりとも気が抜けないような傑作に仕上げられている。その中でも特に、幻想的な雰囲気を醸し出すデイブのキーボードとフィルのテクニカルなギターの超絶ユニゾンが聞けるマンフスは圧巻、とぼけた味のあるシンクレアのボーカルが冴える「シェアイット」やフィルミラーのギターソロ曲もジャケットの色合いにマッチする淡白い雰囲気で優しく包み込まれているようなサウンドが心地よい。前作もすばらしい出来だが、ジャケット通りのおどろおどろしさがあってリラックスしてきけないサウンドなのでこちらに軍配が上がってしまう。ピプのインタビューではこちらの方が前作よりも低予算で早く完成したと話していた。3rdアルバムも計画されたがシンクレアの離婚問題等でバンドは解散したらしい。同時代のグループには見られない知性と高い演奏技術、そして高い作曲能力を持っていた稀有なグループといえるだろう。ボーナストラックのライブは「アフターズ」に収録されたレインボウコンサートホール閉館ライブだが、「リトルレッドレコード」に収録されていたフィルミラーの曲がライブで生き生きと演奏されている。このライブトラックも最高
・「カンタベリーの最高傑作」
カンタベリーミュージックには、数々の名盤がありますが、本作を含むハットフィールドの2枚とナショナルヘルスの2枚は絶対に外せない傑作。ついでにギルガメッシュの1枚目も。本作は、なんと言ってもリチャード・シンクレアのヴォーカルにより、一番、親しみやすいですね。淡々とした演奏の果てにオアシスのように現れる歌は快感です。演奏では、デイブ・スチュワートのキーボードを強調する人が多いですが、ハットフィールドの特徴は、むしろフィル・ミラーのギターとカンタベリー最高のドラマー、ピプ・バイルの演奏にあり、まだあまり聞き込んでいない方は、ぜひパイルのドラムスに気をつけて聞いてほしいですね。
・「所謂名盤」
この作品、聴いたことがある人で好きにならなかった人を見たことがありません。絶対的な名盤というのはこういう作品のことを言うのでしょう。デイブ・スチュワートの印象的な気持ち良く歪んだオルガンとジミー・ヘイスティングスの静と動の対比が鮮やかなフルート、リチャード・シンクレアの朴訥な、少し間の抜けた感じもするヴォーカルが大好きな私も、好きにならないわけが無い、まごう事無き傑作です。牧歌的で美しいメロディとせめぎ合うテンションの高い演奏が交互に顔を出す本作を聞くと、至高の時間を過ごせます。シャープなドラミングも聴き物だし、温かみ溢れる女性コーラスも外せません。良く聴くとちょっと突っかかるような変なフレーズを弾いているギターも、本作の音世界に溶け込んで、見事に構成物の一つとして輝いています。
月並みなフレーズですが、未だ本作を聴いていない人は、幸せです。これからこのサウンドを体験することができるのですから。
・「さわやかな疾走」
美しい疾走感である。一曲目からして、美しいメロディーの上を走る演奏と、シンクレアの歌声に多くの人に魅了されるのではないだろうか。どれもこれも名曲ばかりであり、その完成度は非常に高い。まさにカンタベリを代表するバンドアルバムであることは間違いない。
聴けば健やかな気持ちになれる、純粋で真っ直ぐ美しいアルバム。本作は、まさにその姿そのものだ。ちなみに、このアルバムのライブバージョンもついているので、お得である。案外ヘビーな演奏をしていて、驚く人も多いかも。
・「プログレッシブロック、カンタベリーサウンドの傑作」
プログレッシブロックの中でも、英国のカンタベリー音楽の傑作だと思います。ゴングやキャラバン、そしてソフトマシンの共通したサウンド、そしてミュージシャンたちの活動を総称してカンタベリー音楽と呼ぶとしたら、その典型のような作品で、クールな展開の中に温かみを感じさせます。後半のユアマジ?ステイ・・・のメロデイは
荘厳なイメージがとても印象的。これぞカンタベリーサウンドという感じがします。デイブスチュアートのオルガン、またピプパイ?のシャープなドラミングも聞きごたえ十分です。ヴォーカルはキャラバンのリチャードシンクレア。ぜひお勧めの名盤ですよね。
・「より写実的に」
ナンバーガールのラストアルバム。1st、2ndも思い出の中に確実に残る「時代の一枚」だったけれど、この作品の前半のテンションはそのどれよりもラディカルで素晴らしい仕上がりになっている。2000年のシングル「urban guitar sayonara」で見せたニューウェーブ志向がより自分達のものとして消化されている。
M3、M4はともにイエスの名曲「Roundabout」を下敷きにした展開を見せるが、もともとの楽曲のアイデアもさることながら、それの解釈・展開の仕方が脱帽もの。今アルバムは、向井氏の世界観の写実性という意味では最も完成度が高いのではなかろうか。そしてメンバーの演奏とプロダクションも高いテンションでそれに応えている。
十代の文化の中心が西鉄久留米駅前のブラックホールだった者としても忘れられない作品。
・「聴け!」
これがダメなら、何が良いんだ?なアルバム こりゃ解散するしかないよ グループでやるにしてもソロでやるにしても拡がり過ぎた 前作までがナンバガなら、これは別バンドと言っても良いくらい でも、これで僕は音楽の大きさを知った
・「完璧」
ナンバーガールは福岡市博多区出身のライブ・バンド。特徴:リーダーが変人で、常に周囲の人の想像を超えたセンスを発揮する。リードギターが女の子で、まるで発狂したようなものすごいフレーズを激弾きする。ベースの音はものすごく太くて激しい。ドラムは普通のセオリーを完全にぶっ壊し、異常なまでに独特なビートを叩き出す。曲はささくれた激情と生暖かい脱力感の間でブルブル震えている。……先行シングルがあまりにすごかったのであまりにも期待していたが、全く裏切られなかった。暴力的なまでに研ぎ澄まされた音像!一音一音の存在感がとにかくすごい。しかも超ファンキー 体が動く 歌詞 泣ける スタンダードなロックの形を取りながら、「洋楽」へのコンプレックスから全くもって脱却し尽くした、完璧なオリジナリティ。「日本にはこんなバンドがいるんだぜ」と外国人に胸をはれる快作である。
・「最強」
男性的な野蛮なリズムにニューウェイブな繊細なギターがのりデイヴ・フリッドマンの見事なプロデュースも手伝ってかつてない最強のサウンドに。このバンドのギターが女性だというはいささか信じがたいが、よくよく聴くとそこが見事なアクセントにもなっている。本年度の邦楽ベストアルバムに確実に入るであろう傑作。
・「ラストアルバム」
事実上ナンバガラストアルバムとなった今作は前作SAPPUKEIを更に深化させた傑作。このアルバムの音を聴けば次作(無いが)の凄さは容易に想像できるはず。その音を聴きたかった。新境地を開拓したNUM-AMI-DABUTZはロックファン必聴。
・「ヒップホップの原点」
セックス・ピストルズの仕掛け人として有名なマルコム・マクラレンが83年にリリースした歌手としての本格的なデビュー・アルバムです。(ピストルズのサントラ盤「ロックン・ロール・スウィンドル」で既に歌っていました。) プロデューサーにトレヴァー・ホーンを迎え、当時最先端のフェアライトを使用し、スクラッチ、サンプリングを多用したサウンドは斬新でした。「バッファロー・ギャルズ」は最近エミネムの楽曲の元ネタとして使われていました。正にヒップホップの原点と言える名盤で、DJの間でも人気の高い盤です。蛇足ですが、当時の国内盤の邦題は「俺がマルコムだ」でした。
・「私の中の1枚」
SEX PISTOLSのマネージャーをやめた後の第1弾アルバム。全英18位まで上がり、#2(9位)、#3(3位)、#9(32位)の3枚がカットされ、また#9は缶ビールのCMに起用されたりした話題になったアルバムです。
・「この混沌!」
ヴェルヴェッツのファーストも良いがこれにはまるで敵わない。なんと言ってもシスターレイのこのカオス。頭がおかしくなりそうな十七分間。好きか嫌いかは別としてこれにぶっ飛ばない奴はいないはず。
・「sister ray」
ワイルドに不協和音を孕みながら暴力的に流されるノイジーな音。ギターはひどい音質で攻撃的なプレイを繰り返し、だんだん演奏の呈をなさなくなってきたぞ、と思ったらいつのまにか曲のテンポが全く変わり、耳をつんざくオルガンがやかましくなり続ける、といった調子の怒涛の17分。しかし単なるヤケクソではない。これこそ人間の内部の「混沌」を揺さぶる音楽なのです。
ベルベッツは、「混沌」とは何か、を正確に理解し、それをある意味「洗練」して表現しているのです。
・「1stよりも好き」
よく雑誌などで1stを名盤に挙げている人が多いけど、VELVET UNDER GROUNDの最高傑作は何といってもこの2ndである。 ジョン・ケイルのアバンギャルド思考とルー・リードのストレートなロック思考という類い稀なる二人の個性がぶつかり合い異常なまでの緊張感を持った作品に仕上がっている、この極限の関係が長続きするわけはなくレコード発売から半年後にルーによりジョン・ケイルの脱退が決定される。 これからこのアルバムを購入する人は是非国内盤を購入して欲しい!!そして是非歌詞を一読して下さい、この下品でショッキングな歌詞に衝撃を覚えるだろう、そして、聴いていると落ち着かないノイジーなサウンド、2分の曲もあれば17分に及ぶ曲まで聴き所満載です。 このアルバムを聴くとニルバーナを思い出すのは僕だけだろうか?
・「」
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・「終わらない音」
全6曲、どの曲も素晴らしいけれど、やっぱり「Sister Ray」にとどめを刺す。永遠に終わらないんじゃないかと思うような混沌とした音。まるで脳が麻痺していくような気持ちになる。一方では1stの「I'll Be Your Mirror」のように、この上ない優しさを持つルー・リードだけれど、ここでは暴力性や退廃性が押し出され、それがこのアルバム独特の雰囲気を醸し出している。そして、そのルー・リードと火花を散らすジョン・ケイル。彼の存在が、このアルバムを最高にスリリングで魅力的なものにしている。
二つの類い希な才能の衝突は、結局これを最後にジョン・ケイルは脱退しちゃうけど、ロック史に残る名盤を生み出した。いつまでも色褪せない「ヤバさ」がある。
・「「マーキー・ムーン」FROMライノ」
NYパンクを代表する名盤がボーナストラック付きリマスター盤で登場です。ボーナストラックが5曲追加されていますが、目玉はエレクトラ・レコードとの契約前の75年にインディ・レーベルのORKレコードよりリリースされた幻のデビュー・シングル「LITTLE JOHNNY JEWEL」で待望の初CD化です。あとの4曲は収録曲3曲の別ヴァージョンと無題のインスト曲です。タイトル曲「マーキー・ムーン」はアナログ盤では曲がフェイド・アウトで終了していましたが、最初のCD化の際にフル・ヴァージョンに差し替えられていました。今回もフル・ヴァージョンが使用されています。
・「これもパンク」
今の日本の若い人が認識しているパンクという音楽とはかけ離れている物である。今の日本人に認識されているパンクは多分、後期ダムドのメロディアスにポップ化した時の物や、元祖メロコアのトイドールズの影響を受けた、バッドレリジョンやグリーンデイなどの90年代のバンド達の系列にあると思う。そんな人たちに聞かせても「は?これパンク」てな感じになると思うが、当時のセオリー通りの商業主義に凝り固まっていた音楽界にニューウェーブとして新しいムーブメントを当時の若い人が起こしたのがパンクと呼ばれる物で、その元祖はデトロイトで生まれた(多分)。イギーポップのいたストゥージスが代表格のガレージロックである。数年してニューヨークのCBGB’sで生まれたニューヨークパンクと言われる物はイギーらの物とは異なりインテリ向けの物だった(多分)。代表格の「テレヴィジョン」「トーキングヘッズ」「パティスミス」「ベルベットアンダーグラウンド」などは、インテリ大学生の集団といった感じで、デトロイトの物や後のロンドンパンクの様に反体制的な感じは無かった。そういう意味でニューヨークパンクは異質な音楽性を持っている。ただ「元テレヴィジョン」「元ハートブレイカーズ」のリチャードヘルの破れたシャツなどの服装やジャンキーロッカー、ジョニーサンダースの「ニューヨークドールズ」の女装などのイカれた反社会性はロンドンパンクの仕掛け人マルコムマクラーレンによってロンドンに持ち込まれるのだが。話がそれたがCBGB’sのニューヨークパンクは異質の音楽である。これは実際、聴いてみないとなんとも表現出来ない。チープなギターにトムヴァーラインの何とも言えないボーカルが絶妙に混ざり合い、聴いてて飽きないドラッグ的な不思議な傑作を生み出しています。ニューヨークパンクの女王と言われた「パティスミス」は当時トムヴァーラインと付き合っていたせいかどうか、声も異性なのに何か似たような魅力を持ち合わせています。「プリテンダーズ」のクリッシーハインドの独特のボーカルをさらに独特に語り口調にした様なパティスミスの声は必聴。「テレヴィジョン」「パティスミス」この二つの個性的なミュージシャンは、どちらかと言えばイギーの様な麻薬でブチ切れたイカれ声が好きな私にも長年聞き続けられるニューヨークパンクであります。
・「正にニューヨークパンクの原点」
いわゆる歴史的名盤と世に呼ばれるものの一つ。どれをとってもニューヨーク・パンクを代表する名演、名曲の連続。トム・ヴァーラインとリチャード・ロイドの二人によるツイン・ギターの絡み合い、せめぎ合いの素晴らしさ。後のパンク・ニューウェーヴでは当たり前になった事だが、いわゆるパンクのグループで二台のギターの自在な絡み合いを展開させた多分初のグループだと思う。正に元祖ソニック・ユースか。 とりわけ名曲FrictionからMarquee Moonにかけての焦燥感、切迫感は他に比するものがないぐらいのものがある。特にMarquee Moonのドラマチックな起承転結を孕んだ展開はやっぱり甘美の一言。パンクというよりもどちらかといえばサイケなものを感じる。Elevationから続く叙情的な後半も素晴らしい。全体に漂う淡い虚無感がドアーズ好きだという彼らの嗜好がうかがえる。
そして、なんといってもこのCDのボーナス・トラックが凄い。①③④の別ヴァージョンと初出のインスト・ナンバー、極めつけはファーストシングルにしてアルバム未収録の「Little Johnny Jewel」が初めてCD化されたことだろう。ブルースをいびつに解釈したような不思議な魅力を持ったようなナンバーでこの曲の初収録はかなり大きいと思う。ちなみに、後にリリースされたラストライヴ盤「Blow Up」はこのアルバムのさらに5割増しぐらいの凄まじくエネルギッシュ演奏が聴ける。是非チェックしてみて下さい。
・「蒼い炎」
名盤には違いない。しかしとても奇妙なアルバムだ。一見してとても硬い鉄のようなのに、触れてみると柔らかくグニャグニャとしている。とても冷たそうなのに、意外な程に熱い。感覚的な音なのだ。しかし聴きこめば聴きこむほどに、妥協のない演奏と曲構成が見えてくる。パンクなんて言葉で表すのは陳腐すぎる。しかし現在のバンドが絶対に持つことができない切迫した表現はパンクと言うしかないのか
・「TELEVISION!!」
どうもテレビジョンは日本では過小評価されすぎている。トム・ヴァーレインのジャズマスターとリチャード・ロイドのテレキャスターのあの絶妙すぎるひしめき合い。トム・ヴァーレインの独特で官能的な声。詩人としもその才能を発揮できる天才的な詩。圧倒的な音楽的密度の濃さ。冷徹だが熱烈的な独特な雰囲気・・・。まったく新しく、今まで聴いたことがない音楽。ニューヨークパンクとか呼ばれてるけどパンクとか呼ぶこと自体無意味だし、全くその本質を理解していないという気がする。これほどロックを体現したバンドは他に類を見ないし、ロックでありながらロックという概念をぶち壊してしまっている。目をつぶってマーキー・ムーンを聴いているとまるで竜宮城に行った浦島太郎みたいに1日があっという間に過ぎてしまう。
DIDJA FEEL LOW? NO, Not at all. HOH???
・「快感!!!」
70年代後半のポスト・パンクの象徴的なバンドであるギャング・オブ・フォーが79年に発表した超傑作の1stに、ロンドンのアビー・ロード・スタジオにてリマスタリングが施された再発盤。一聴して強烈に印象付けられるのはやはりアンディ・ギルのギター。その変幻自在に鋭く切り込んでくるようなソリッドな音は、もう快感の一語に尽きます。そして、この上ない高揚感を生み出すパワフルなドラムとベース、聴き手の意表をつくメロディカ、醒めているようでいて時折感情的になるジョン・キングのヴォーカルにも痺れまくりです。聴く度に体中が熱くなります。
・「go4!」
彼らがまだ大学生だった1977年にイングランドのリーズで結成された文字通り4人組のバンド。パンクの嵐が吹き荒れる英国音楽界において、そのポリティカルな姿勢と歌詞は、充分にパンク・ロックの持っていたラディカリズムを踏襲するものであったわけですが、サウンド面ではPistolsスタイルの所謂ビート・パンクス達とは一線を画した個性的なモノを持っていました。これは1979年にリリースされたデビュー・アルバムなわけですが、この時点で彼らのスタイルは確立されていたと言っていいでしょう。Jon Kingのヴォーカルは冷淡的でシニカル、そして毒のようなモノを兼ね備えたクセのあるもので、Andy Gillのソリッドにカッティングされた、俗に言うガチャ・ガチャ・ギターはバンドの顔であり、性急で何かに追われるかのような緊張感のあるビートとともに、非常に個性的かつ革新的なサウンドもありました。決してラヴ・ソングを歌わない、徹底した社会派メッセージを痛烈に突きつけるスタイルは、当時大きな物議を醸しましたが、その妥協を許さないポリティカルな姿勢は、後の多くのバンド達に多大なる影響を与えました。UKロック史上かけがえのない財産として、今も存在感は衰えない凄いアルバムです。大傑作!
・「ポストUKパンクの大名盤」
UKパンクが産み落とした最高のバンドの一つが彼らGANG OF FOUR。アンディ・ギルの弾くギザギザ尖りまくったなギターと、もろファンクな趣の想像力溢れまくりのうねりまくるリズム隊が最高のグルーブを醸し出していて、聴いていてノリノリになってくること間違いなしです。
その上に乗るスポークンヴォーカルの絡み合いも最高ですね。こんなにクリエイティブな音が70年代の後半に生まれていたんだから恐れ入ります。今現在でも十分に通用する音でしょう。またリアルパンクの風をダイレクトに受けているので歌詞はかなり辛辣です。個人的には捨て曲なぞあろうはずもない、ロックを代表する一枚であると思っています。
因みにここのギタリストのアンディ・ギルはレッチリのファーストのプロデューサーでもあります。個人的には何よりもレッチリファンに聴いて頂きたい作品です。インナースリーブにはレッチリのフリーがコメントを寄せてますしね。
・「パンクの音。」
いわゆるパンクバンドではないが、ラディカルさでは最もパンクらしいアルバム。セックスピストルズを初めて聴いた時、歌詞は別として音はあまりに普通のロックだったことに少なからず失望した。当時はクラッシュもニューヨークパンクも自分にとっては同様であったけど、その後このアルバムを聴いて、これこそがパンクの「音」なのだと確信めいたものを感じた。ガリガリ、ゴリゴリした居心地の悪い音=出口のない閉塞感や生きにくい社会へのアガキのようなリアルな響き。歌詞でも「歴史とは強者のものである」とか「家では観光客のように感じる」とか独特のセンスを感じる。ジャケットはインディアンがカウボーイにだまされる様子が描かれている。彼らはパンクファッションとは無縁で体のラインが出る服を好まず、いつもダボっとしたコートとか着ていたらしい。個人的にはレディオヘッドの「クリープ」の途中で入るガガッというギターを聴くとこの「四人組」を思い出す。
・「悶絶ギター!!!」
とにかくアンディギルのギターに限る!(よく言われるが…)正直、マルキシズムむき出しの歌詞云々とか言われてるけど、そんなこと対訳読まないと分からない私のようなアホ日本人にゃあ、やっぱしギルの「ガシャガシャ」ギターが堪りませぬ!今なぜか、海の向こうで(といううか、日本のスノッブな洋楽雑誌近辺?)騒がれている「新・ポストパンク」とか「ニューウェーヴ・オブ・ニューウェーヴ」とか「ディスコパンク」とか言われてる(ホント、くだらない俗称だ。音楽自体は素晴しいのに…)バンドがお好みのあなたにとってはこの上ない「追体験」を味わえることうけあい!!多少音が古く、スッカスカでも、この熱はきっと感じれるはず!とにかく聴いて!輸入盤ならバリ安いし!損はしませんぜ!
・「その才は底知れず」
01年リリースの5th。前作と同時期にレコーディングされた楽曲により構成された、Kid Aの双生児的作品。しかしながらその音の質感はあまりに前作と対照的。Kid Aが虚無的な宇宙において響く音だとすれば、今作は春の澱みに沈む音。暗さの中に不可思議な温もりが感じ取れ、それが非常に心地良い。ピアノを始めとするストリングスが、気怠げなトムのボーカルと絡み合いながら相互の深みを際立たせる"Pyramid Song"、"No Surprises"を憂鬱の影で塗り潰したような"You And Whose Army?"、ジャジーに煙るアダルトな雰囲気の終曲"Life In A Glasshouse"など、とどまることを知らず新たな表情を剥き出していく、バンドの底知れぬポテンシャルをまざまざと見せつけられた秀作。
・「『キッドA』と同じセッションから生まれた」
2001年発売、Radioheadの第5作。『キッドA』と同じセッションから生まれ、2001年5月リリースの『アムニージアック』は、エレクトロニック・ミュージックのテクスチャーとノイズの完全なコントロールでリスナーの感覚を完全にコントロールするという彼等の世界を完成させたアルバムだ。
四方八方から繰り出してくる計算し尽くされたノイズのジョブは見事な異次元を構築し、トム・ヨークのファルセットがいつも中心に流れている『ワールド』を作り上げた。
最高傑作。
・「傑作」
レディオヘッドと言えば傑作に「OK COMPUTER」の名前を挙げる人が多い。けれど「KID A」と同時期に制作されたというこの「AMNEISIAC」も本当に素晴らしいアルバム。ボーカルのトムは「KID Aは炎を遠くから見ている音。AMNEISIACはその炎の中にいる気分の音なんだ」と答えています。中でも2曲目に収録された「PYRAMID SONG」は本当に美しい曲。音楽がこれほどまでの世界観を創り出し、ただの音楽を越えたアーティストはそういるものではない。「KID A」同様に、鋭い感性を備えた全ての少年少女達に聴いて欲しいアルバム。
・「CDもさることながら」
CDもさることながら、この初回パッケージのブックレットがすごくよいです。絵本のようになっているのだけれども、普通の絵本ではもちろんなく、レディオヘッドの特殊な世界をビジュアルでも見ることができるようになっています。来日が待ち遠しいです!
・「暗いのがよい」
とても暗いです。でも美しい。何度でも聴ける。リズムにやられたようにみえたロックにはまだ、音楽としての可能性があった。飽きずにロックを聴き続けて、このバンドに巡りあえてほんとによかったと思う。
・「これですが・・・」
あまりにも有名な1枚なのでコメントは難しいのですが、私が洋楽で最初に買ったLPです。今でもたまに聴いています。内容もなかなかヘヴィーなのですが、グレッグレイクの声を聴くと本当に心が洗われるような気がします。この後何枚かアルバムを出しますが、はっきり言って不発ですね。それほどこのアルバムは凄かったです。2nd発表後、グレッグレイクは、ジミヘンと組むかキースエマーソンと組むか迷った末に・・・ロックミュージックのなかで本当に重要な1枚だと思います。必ず聴きせう!!
・「play this at 45RPM!」
この語り尽くされたアルバムについての私の思い出は、中学生の時友人からこれ(当然アナログ)を借りて聞いたとき誤って45回転で聞いてしまい、あまりのすさまじさに絶句したことである。これがあまりにすごかったので、33回転で聞きなおしたときはちょっと普通の感じさえした。CDでは味わえない貴重な経験だったと思う。
・「キングクリムゾンの最高傑作」
プログレ好きな私...これを聞いたときにはぶっ飛びました。1曲目の「21世紀のスキッツォイド・マン(LPでは「21世紀の精神異常者」と表記されていた)」と「クリムゾンキングの宮殿」の過激さ、2曲目から4曲目までの静寂さは見事な対比となっています。3曲目の「エピタフ」は個人的にも最も好きな曲のひとつです。 メンバーの爆発せんばかりの情熱と狂おしいばかりのせつなさを感じていただきたいです。名品 名作。必聴の1枚です。
・「プログレッシブ・ロックの聖典」
1969年発表。キング・クリムゾンのデビュー・アルバム。僕の持っているCDは1989年にロバート・フィリップとトニー・アーノルドの手によってリマスターされたEGCD1だ。が、他のファン同様レコードから通算して4枚目の『宮殿』である(●^o^●)。ギター・メロトロン・サックスを見事に使いクラシック・ジャズそしてハード・ロックのエッセンスを見事に融合昇華させた本作は『プログレッシブ・ロックの聖典』とも言うべき傑作である。メンバーの異様なくらい高い演奏能力と破壊性(特にロバート・フィリップ)と哲学的とも言える歌詞による叙情性(まさにピート・シンフィールド)を合わせ持った希有なこのアルバムは、ビートルズの『アビー・ロード』を追い抜き、全英ナンバー1を獲得。時代が変わることを宣言した。ジャケットはバリー・ゴッパーの作品。不安に満ちたその表情はこのアルバムを見事に表現している。また、6作目のアルバム・タイトル『Starless and Bible Black(星一つ無い聖なる暗黒)』と本作中の『エビタフ』の『Confusion will be my epitaph(混迷が僕の墓碑銘)』は心に突き刺さる僕のクリムゾンに対するイメージそのものだ。『聖典』に言葉はいらない。ただ聴くべしである。
・「狂気と静寂」
ビートルズをも蹴落として1位となったクリムゾン史上最も狂ったアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」は5つの曲からなっています。
まず1曲目の21世紀の精神異常者からぶっ飛ばされます、フリップの極度に歪みまくりなギター、マクドナルドのジャジーなサックス、レイクのギターのようなベース、ジャイルズの手数の多いドラムこの4人の超絶アンサンブルは曲の最後まで独特の緊張感を持ったまま突っ走ります。2曲目の風に語りては
1曲目と比べものにならない位静かでやさしい曲です。3曲目はエピタフ・・暗いですとても暗いです、レイクのベースを聞いただけで泣けます。4曲目は
ムーンチャイルド,悲しい曲です後半のインプロビゼーションは自分は気に入ってるけど全体を考えるといら!ないかなと思います。最後はクリムゾンキングの宮殿メロトロンが良く使われていてとても気に入った曲です。
この5曲は、人間の激しさ・優しさ・暗さ・悲しさ・美しさを現しているのだなと思いました。最高のアルバムです、ぜひ聴いてみて下さい(体調が良くない方は注意してください)
・「最近のゴツイヒップホップを聞き飽きた人に」
最近のゴリゴリした新譜やダンスホールレゲエにドップリはまっちゃった人。こんなナチュラルな感じも聞いてみ!絶対良いです!天気も良いのに部屋でダラダラなんて時に最高です!こいつらが誰なんて気にしなくて全然OK、素直に良い音楽として聞いてください。
・「Political Rap」
発言しなくてはいけないと思うことは政治的でも発言するのがあちらのラップ。このアルバムはスライにインスパイヤーされたであろうと思われる強力なファンクパワーでヒップホップをぶちかましている。その跳躍力ははんぱではない。1992年におけるミクスチャーの理想のかたちとでも言える。なのでファンク、ヒップホップ、ソウル、ラップの要素を合わせ持つ。歌詞がわかんないとちと厳しいかも。だから日本ではダンス好きがとびついたと思われる。今聴いても十分にのりのりな1枚。 10点中9点
・「唯一無二」
とにかく凄すぎるヴォーカル。
もう上手さとかそういう次元の問題じゃあない。
無限に溢れてくる、ありとあらゆるパワーを体全体から吐き出してる感じ。
このアルバムを聴いてハイにならない人なんているんでしょうか?
確かに今もIGGYは恐ろしくパワフルなんだけど、STOOGES時代の彼は超人です。
もちろん全曲最高なんですが、中でも個人的なおすすめは
Search And Destroy (このイントロが流れた瞬間から血が逆流しだします。)
表題曲 Raw Power(おもいっきり生です・・。)
*注意*
聴くときは大音量で聴きましょう。できれば音量MAXで。
・「リミックスによりよみがえる名盤!いい仕事してます。」
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・「イギー・ポップの代表作&大傑作」
1曲目。軽快なギターのリフが始まったと思ったら、たった4小節で「ウニョニョニョ~」と劇的に曲調が変化して、さらには意識的に抑制した歌唱で「俺は心にナパーム爆弾を抱いた街のチーター、世界から忘れられたガキだ」と痛烈なメッセージ。これぞロック史上の超名曲「サーチ・アンド・デストロイ」!イギー・ポップの代表作だ。
3曲目。もはや衝動を抑えきれず、暴力性を剥き出しにシャウトし、煽り続けるイギー。しかし楽曲はどこまでも本人の名前の通りポップ。これもイギー・ポップの魅力が集約された名曲。扇情的なギターとの絡みも絶品の一言。
5曲目。嘗ての邦題「淫力魔人のテーマ」(!)とは裏腹な正調R&R。後半から切れ込んでくる鋭角的なリード・ギターは、ここでもやっぱり素晴らしい。
以上が特に私の好きな曲。勿論全編を貫く、淫靡なカッコ良さは折り紙付き。出来ればこの名盤発売当時のライブを一目見たかったものだ。未体験の人、ロックが好きなら迷わず買いです!
・「ありえないこのやばさ」
今おもうとこんな攻撃的な音を出した人は当時この人しかいなかったというかこの人しかできなかった。ヴェルヴェットもそうだけどこの人が後期のロックに与えた影響は計り知れないと思う。
・「幸せな結婚」
ボウイとイギーは仲がいい。そして音の相性や癖もまるで凹凸が合体するような素晴しさを発揮する。何枚かのお互いの作品で彼等はその合体を見せつけてくれるが、後のボウイの唱法はイギーに、この作品の頃のイギーがジギーの頃のボウイにそのグラムなエッセンスを頂戴した所も五分五分か。そしてここにある限りなくギラギラしたとんでもなくパンキッシュな先取り音楽は何と考えるか、何と感じるか?バックのバンドもイってるなあ。
・「フェイクジャズ」
ジム・ジャームッシュなんかの映画にも出演している男前、ジョン・ルーリー率いるThe Lounge Lizardsの1枚目。プロデュースはマイルスで有名なテオ・マセロ。収録されている曲は全て2分から4分くらいのコンパクトなもので、トータルでも40分ないから、気がつくとすぐ最後の曲になってたりする。スパイ映画かピンク映画のサントラみたいな妖しいテーマが主体の音楽だけど、そこにアートリンゼイのパラノイアックなギターであったり、アントンフィアの上手いんだか下手なんだかよくわからない微妙にずれたドラムが絡むと、彼ら独特のフェイクジャズに姿を変える。すごく変。この変な感じが、長い間ロックばかり聴いてきた僕には、とっつきやすい。
・「じっとりと汗の滲むような感じ」
コンパクトにまとめられたフェイクジャズ。破壊力を持ったアルバムだと思います。でも聴き終わった後にスカッとする類の作品ではないです。ロマンチシズムの薄皮の中に狂気を内包したサックス、頭の中を掻き回す神経質なギター、炸裂する寸前でつんのめるドラム。それらがねっとりと耳に絡みつきます。やらなきゃならない事が山積みなのに、ただ時間だけが獏と過ぎていく状態のあせり、苛立ち・・・そういった焦燥感を強く感じさせる音です。被虐的な快感をもたらす格好良い音です。
・「フェイクジャズ」
jazzが死んでいた(?)時代に切りこまれたavanなjazz。当時はフェイクジャズとか言われていました。マシンガンのごとく弾きだされるアートリンゼイのギター、パワフルなアントンフィアのドラムにエヴァンのオルガン、ピッコロのベース、そして当時モデルや俳優もしていたジョンルーリーのアルトサックスが絡んでいくさまは、まさに「一瞬の奇跡」と呼ぶしかないプレイがおさめられています。アートは脱退後アンビシャスラバースを結成、アントンはゴールデンパロミノスを結成しました。このメンバーで再結成しないかなあ。名盤!!
・「革命的な名演」
ねじれていくジャズ、ラウンジ・リザーズのファーストアルバム。ハードコア・パンクの名コンピ”No NY!”でも異彩を放っていたジョン・ルーリーを始めとするメンバーは、ジャケットのクールなたたずまいとは対照的に、音楽の中で革命が起こるとはこういうことだといわんばかりの演奏を繰り広げる。具体的には、上昇と下降を繰り広げるサックス、リズムを微妙に、時には大胆にずらしていくリズム隊、破壊的なアヴァンギャルド・ギター、それらが同時に発生するとでもいおうか。後期のおおらかなジャズ・ブルースとは一線を画する、音楽の幅を確実に広げた、絶対的な名盤です。強力にお薦めします。
・「妖しく気持ちいい」
今はジャズばかり聴いていますが、それ以前はロックを聴いていました。今から思うに、ジャズを聴き始めるキッカケとなったのが、フランク・ザッパの作品だったと思います。ロックなのに緻密なインストゥルメンタル、という事自体が、それまでのロックに対するイメージと大きく異なっていました。個々の高度な技術によるアンサンブル、イアン・アンダーウッドのサキソフォンや、その他マリンバなど、ジャズとクロスしている部分が多いです。初期のザッパ作品に、西海岸のジャズ・ミュージシャンが大挙参加したこととも無縁ではないでしょう。60年代末はジャズとロックが接近した時期でした。ともかく、「Peaches En Regalia」を聴いた時、何て濃密でカラフルな曲なんだろう、とショックを受けました。もちろん、ザッパらしい怪しさも。ジャズを聴いている今も、この妖しく魅惑的なフュージョン・サウンドは新鮮な感動を与えてくれます。
・「No1.Guitar Zappa Album◎」
一番目のPeaches En Regaliaはzappaの最強の曲だ。ありきたりな表現だけど、とにかくカッコいい。派手、煌びやかとかいう言葉が似合うけど、さりげなくzappaという人間の暖かさが伝わってくる。みんなからこの曲が愛される秘密はそこにあるのかもしれない。Willie The Pimpはポン引きのウィリーのことを歌ったもの。キャプテンビーフハートが吠え、バイオリンとギターが暴れまくる。出だしの綺麗でいて踊るようなバイオリンの音色は一度聴いたら頭から離れなくなるかもしれない。Little Umbrellasはスローテンポなジャズで、この曲に聴けば聴くほど味が出る曲だ。サックスが中心のシンプルな演奏だが、Zappaの人間像がここに現れていると思う。最近zappaのことを特集している英国の有名音楽雑誌があって、その中でZappaのギターを聴くならこのアルバムが一番だと評価してた。僕もこの評価に強く共感する。
・「メロディアスでジャズテイストの傑作」
このアルバムはザッパの巧みなメロディセンスがいかされた作品です。あいかわずの陽気なメロディと素晴らしいギターがあらゆる楽曲でいかされ、旧友のビーフハートのボーカルも雰囲気にあっています。一筋縄ではいかない構成に圧倒される、これぞザッパのジャズロックと言っていい傑作。
・「なんじゃあこりゃ・・!!」
世にも恐ろしいアルバムが音楽があったものか!一体どうやってジャンル分けすればいいんだろうか・・・。ジャズのようでも現代音楽のようでも民謡のような、それでいてロックな、ブルージーな、何なのだかもうよくわかりません。お手上げです。ザッパさん、あなたの勝ちです。六十年代にこの音楽は・・何よ!なんなのよ!今の技術でもこんなのつくれっこないし。すさまじい。一見組み合わせの悪そうな楽器をじゃんじゃん組み合わせて独特の音楽空間展開中。ヴァイオリンやらサックスやら鉄琴?ピアノ、エレピやらその他謎な音をだすなんだかわからん楽器もあるし・・。とにかくごちゃごちゃ言っても始まらない。聴いてください。はまったら二度と戻ってこられないかもしれませんが。
・「ザッパ入門」
■その快挙の割に,意外と知られていない話。1970年2月,全英チャート首位だったBEATLESの実質的ラスト・アルバム「ABBEEY ROAD」を抜き,首位となったのがKING CRIMSON「クリムゾン・キングの宮殿」。そしてこの怪物的作品を抜き去って首位となったのが本作「HOT RATS」でした。更に言うと,2位がLED ZEPPELINの「LED ZEPPELIN II」で,3位がSIMON & GARFUNKELの「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」。■ロック,ブルーズ,ジャズ等を基調とし,ザッパ特有の徹底して練りこまれた楽曲がてんこ盛り。感覚的にも無駄を感じさせないその楽曲は,ある種理路整然とした展開を見せるが,M5「THE GUMBO VARIATIONS」等での徐々に溜めつつ一気に爆裂するグルーヴは圧巻。近年では日本の「ROVO」が持つそれに近いかと。「緻密な曲構成」と「圧倒的な技術力」が存分に味わえる1枚。
●夢見る人
・「こんなにもピアノはロックするのか」
セッション・ピアニストとして名高いニッキー・ホプキンス。ローリング・ストーンズの「シーズ・ア・レインボウ」、ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」を飾ったピアノといえばおわかりの方も多いだろう。彼の声と曲は限りなくやさしく、そのピアノは時にうつくしく、時に激しい。多少大
げさなストリングスがほどこされていたりするが、彼の魅力を楽しめる1枚。2,3,4は必聴よ。
・「君に胸キュン」
音楽は人それぞれ好みがあるっていうのが一般論だけど、個人の嗜好を超えて万人がその素晴らしさを認めざるを得ない音符の繋がり、音の重なりは絶対存在するっていうのが僕の持論。このアルバムに収録されている「弁護士の嘆き」なんかはその典型例。なかなかこの曲を否定できる人はいないんじゃないかなぁ。
もうサビを聞いた瞬間、腰ガクガク、肩ワナワナ、頬ヒクヒク、瞳ウルウルの諸症状が殆ど本能的に訪れる。曲全体を通じて醸し出される「やるせなさ」、「絶望的な状況ではあるがでもまだ希望を捨てていない強いまなざし」がひしひしと伝わってきて聞く者すべてに共通の感情を呼び起こす。
悲しいんだけど胸がしめつけられる悲しさではなく、ホント胸がキュンとなる感じ。全世界音楽史!において絶対に欠かしてはならない一曲だし、永久に語り継いでいかなければならない名曲。
・「聴かずに死んだら後悔するアルバム」
名盤中の名盤。
いつ聴いても、しっくりくるという絶品。 聴かずに死んだら後悔するアルバム。
ビートルズ、ストーンズ、フー、キンクス、ジョン・レノン、 ジェフ・ベックを含む60年代を代表するアルバムの レコーディングに参加した天才ピアニストの少ないソロ作品。
GEROGE HARRISON(GEROGE O'HARAとクレジット)、 そしてMICK TAYLOR、RAY COOPERらが参加。
・「GOOD MUSIC」
グッドミュージックというジャンルがあればこの一枚をまずあげます。ロックンロール、ポップ、ジャズ、カントリー、色んな音楽がミックスされているし、ストーンズやビートルズファン以外にも、音楽が好きな人にはくまなく聞いて欲しい名盤です。インスト「エドワード」はジョージハリスンのスライドが気持ちいいけど、圧倒的にホプキンスのピアノが見事だ。もはやフュージョンである。トッド・ラングレンを思わせるバラード群も、アタックの強いピアノとあいまって、熱く美しいバラードになっている。
・「やっぱり、最高です。」
一生聴き続けたい一枚。ソフトすぎるくらいソフトだけど、おしゃれ。ポールウェラーの才能に感謝。ミックダルボットも実は天才だったのね。ポールウエラーの陰に隠れちゃって、昔は気がつきませんでしたが。マイエバーチェンジングムーズのなんともいえない喪失感が大好き。
・「英国風黒人音楽」
ロンドンパンクの雄として名を馳せた「ザ・ジャム」解散後、ポール・ウェラーが結成したユニットであるが、実質的にサポートメンバーも定まっており“ひとつのバンド”として解釈した方がよい。全体的にベースとしてあるのは黒人音楽であり、それを英国風に咀嚼したサウンドは確かに「オシャレ」ではあるが、実際歌われているのは痛烈な国政批判であったり大英帝国の持つ構造的問題点についてである。日本においてスタイル・カウンシルは佐野元春など多くのミュージシャンに影響を与えたが、どうもサウンド的な表現にとどまってしまったようだ。現在売りだし中の“パリス・マッチ”も、スタイル・カウンシルの曲名をグループ名にしていることからもわかるように彼らからの影響を多大に受けており、そのサウンドを継承しているひとつのグループと言ってよい。
・「soul man!」
ジャムを葬りさった後のウェラーのnext stage。今の私の音楽的嗜好のプロトタイプが詰まってる。発表当時賛否両論、物議を醸したが、私的にはスタ・カンのアルバムの中ではベスト。後期にはこの「何でもアリ」感が逆にウェラーの足かせとなり失速してしまうのは、致し方ないところなのだろうか?
The Paris MatchでのTracy Thornの名唱は必聴!
(パリス・マッチってフランスの雑誌名なんだよね、実は)
・「まさにMy Ever Changing Moods。」
The JamからThe Style Councilへ。
オサレなJazzから、風通しのよいギターPOP、失笑モノのHipHopまで...全てが「スタイル評議会」を始めるPaul Wellerから、いまだThe Jamを求める愚かなリスナーへの、挑発的なステイトメントだったのだ。
そんな先の見えない状況の中でも名曲がバシバシ出てくるあたり、Paul Wellerって、ホント逆境時にいい曲書くなぁと思うのです。
多方向のジャンルを取り込んで血肉化した、統一感のある2ndよりも、ジャンルに素のままで切り込んだ1stの方が、いろんな意味でスリリングなので僕は好きですね。
・「★20世紀を代表する傑作アルバム★」
スタカン紙ジャケシリーズ。これ、ホント、カッコイイのです!まとまりのないバラエティにとんだ収録曲ですが、それぞれに味があります。EBTGのトレイシー・ソーンが歌うバージョンの「パリスマッチ」やピアノテイクの「マイ・エバー〜」しびれる曲の缶詰ですね。「ヘッド・スタート〜」は、ミックとポールとDCリーがカッコよく歌うバージョンで、大好きです!このCDの発売当時は、CDも世に出た頃で、輸入盤を日本盤パッケージして発売され、確か3800円もして、アナログで我慢していました。その後、価格が安くなり購入したCDを今も愛聴しています。音はリミックス発売された近年のものの方が良いでしょうが、当時の懐かしい音がして大切にしています。近年はCDもかなり安くなりありがたい限りですね!!
●The Rise And Fall Of Ziggy Stardust (EMI) [ENHANCED CD]
・「デビット・ボウイ入魂の一作」
「Five Years」でスタートし、「Rock 'N' Roll Suicide」で幕を閉じるまで、一分の隙も感じさせない感動的なアルバムです。 架空のストーリーにのせて、架空の主人公を演じて見せるという、ボウイお得意のスタイルが効果的に、しかも一番うまく決まっているのではないでしょうか。 その後も色々なスタイルの変遷を見せてくれて、それぞれに楽しませてくれるボウイですが、このキャラクター&アルバムを超えるものはないと思います。 しかし、この時期のボウイはグラムロックという括りでは片付けられない、充実した素晴らしい音楽を聞かせてくれています。
・「驚異の完成度」
初めてこれを聞いたとき、この後が辛いなと正直思った。これを超える作品は出来ないだろう。いくら天才ボウイでも無理だ。「完璧に作りすぎた」と思った。その後あまたの作品を世の中に送り出したボウイであるが、これを超えたものを出したかといえばやはり「NO]と答えざるを得ないと思う。様々なアプローチからさすがはボウイと思わせる名作はいっぱいある。「アラディン・セイン」「レッツ・ダンス」「ロウ」それに私のお気に入り「ピンナップス」そのほかにいっぱいある。ただ最高峰はこの「ジギー・スターダスト」に尽きます。作品としての完成度が極めて高い。初めのかすかな音から「ロックンロールの自殺者」まで構成が見事という他はない名作です。
・「無人島レコード」
ビートルズの大ファンである私はこれまでビートルズから派生して色々なミュージシャン、バンドを聴いてきました。「彼氏になりたい」からはストーンズ、「ホワイルマイギター」からはクラプトン、クリーム、ジョージからはディラン、レオン・ラッセル(もちろんそれらのミュージシャンからも派生していくのですが)デヴィッド・ボウイもそんなミュージシャンの一人(もちろんジョンとのコラボから)。ビートルズが基本であるもののロックアルバムの中で、私が一番好きなアルバムはこれ。ある時は淡々に、ある時はメロディアスに、またある時は狂おしく、そして絶叫する。初めて聴いて四半世紀が経過しても、未だに飽きが来ない一枚。
・「20世紀の宝物」
どれほど賞賛を繰り返そうとも決して充分にはなりえない20世紀大衆音楽の傑作中の傑作のひとつ、
クラシック音楽のような他人による再演を目的とした表現では絶対に到達不可能な、まさにアーティスト本人自身の生身の身体によってのみ達し得る高みをみせるというエルビス・プレスリー以来のロック音楽が本来もっていた機能が最大に発揮された奇蹟の1枚、
もしボウイが本作発表直後、のばしても本作の数年後に早世していたらまちがいなくジギー教という宗教に発展していたのではとおもわせるウルトラ・ハイテンション・アルバムです、歌詞をじっくり読みながら(全曲覚えることがベストです)アルバムの指示通り「最大音量」で繰り返しきくべき作品です、
バンド演奏(特にミック・ロンソンのギター)と録音の素晴らしさをリマスタリングCDで堪能しましょう、
・「名盤中の名盤中の名盤中の・・・(エンドレス)」
このアルバムは「火星人ジギーがその特異な性質でスターダムにのし上がり、やがては見捨てられ、自ら命を絶つ」というなんとも馬鹿げたコンセプトのもと作られた名盤というか妖盤である。壮大なコンセプトを持っていながら楽曲のレベルがそれにまったく追いついてないということは多々ある。そんな頭でっかちなアルバムをあざ笑うかのような、異常な楽曲のクオリティーも魅力である。この作品はボウイ自身を「世界最凶の道化・兼・芸術家」という一段上のヒエラルキーに押し上げる原動力となった「rock'n'roll suicide」を聞き終えた後、ボウイのあまりに巨大な才能にいつもため息が出てしまう。同時に「ロウ」を出した直後に逝ってくれたらなあ・・・といつも深いため息が出てしまうのも事実
・「ブラック.ムービーのサントラで最高」
最初に聞いた時はファルセットで字余りな歌を歌うカーティスにピンとこなかったが、聞けば聞く程はまりました。バックのストリングスがスリリングで、ワウの効いたギターがからみあって、パーカッションが有機的なリズムを叩く。映画が描写する都会の下町の危うさ、冷たさとそれにぴったりな演奏とカーティスの問題意識の強い歌詞。こういう組み合わせの妙はなかなか他にないでしょう。 カーティスの他のアルバムも後に聞きたし確かに負けず劣らずいいものもありますが、入門者が歌詞とは関係なく音だけで気に入ることがありそうというのではこのアルバムが一番でしょう。
・「最高のサウンドトラック」
Curtis Mayfieldの最高傑作としても名高い”Superfly”。 このアルバムは、当時制作されていた黒人映画”Superfly”のサウンドトラックとして制作された。この映画は、麻薬密売人を主人公として、裏の世界で生き抜く苦悩や葛藤、暴力やその中で生まれる愛について描かれた物語。当時、こういうドメスティックな社会問題や主張を唱える映画が多く創り出された時期であり、同じ様に音楽というものを通じ、様々な問題や主張を唱えるCurtis Mayfieldは、このサウンドトラックを創るのに全く持って相応しい人間だったような気がする。
この作品はこれまでの彼の作品”Curtis”、”Roots”と違い、ストリングスやホーンの使い方が、無駄なく削ぎ落とされ、部分的に使用する事により、音の厚みを抑え、よりスマートでタイトなサウンドを聴かせている。そして、彼特有のサウンドの持つ緊張感がより深みを増し、疾走感の溢れるカッコいい創りとなっている。 また、どの曲もPOP性に溢れた、優れた楽曲で、クールなファンクナンバーから、美しいメロディーラインが溢れる楽曲まで、多種多様であり、Curtisならではの、アルバムが1つの映画のような1つのストーリ性を創りあげるような統一感がある。 全米アルバムチャートでも1位を収め、Curtisを象徴するのに最も相応しい作品だと思う。
本当に感心する位、この作品の楽曲は素晴らしく、僕も好きな曲が多い。 そして、都会のギラギラとした、擦れたような、渇いたような、荒々しい曲から、エンディングに向けて、”No Thing On Me”や”Think”のような、美しい旋律が響き渡る曲に移り変わっていく様に、妙な切なさを覚えてしまうのは、多分僕だけではないはずだと思う。
・「とにかく格好の良い音楽」
~元々R&B(もしくはブラックコンテンポラリー)とは肌が合わず、敬遠していたのだが、これだけは別。25年前映画を見て、すぐにサントラ盤を買った。音も映像も、とにかく格好が良かった。そして、この25周年記念アルバムである。今聞いても新鮮だ。スリリングであり、暗い優しさがある。R&B~~ フアンは元より、誰が聞いても文句なく『格好よし!』となるはずだ。~
・「シカゴソウル」
現在のニュークラシカルソウルのシンガーでこの人物に影響を受けていない人はいないと思う。それだけ影響力が絶大だ。アレンジもすごいが。黒人の出す音楽性はかなり高い。音楽的なアイディアにせよ、なめらかさにせよ、パワフルでありながら同時にスムーズ=これは天才的。10点中10点
・「リズム、リズム、リズム」
ファンクとは何か?そんなことはどうでもいいが、僕はこの音楽を聴いたら黒人は絶対踊りだすと確信している。裏の裏のリズムのリズム。やってる本人達の血走った目が想像できます。メロディーも、リズムも何もかも最高です。
・「ソウル史上最高傑作」
マーヴィン・ゲイの最高傑作はベストセラーとして長く売れ続けているが、今回はとうとうでジタリ・リマスタリングされて破格の価格で再登場。21世紀以降の様々なアルバムと聴き比べても目劣りしない他、アイデアが非常にエヴァーグリーンで全く色あせていないので、古い作品を聴くつもりで聴かなくても充分に楽しめる。長いことモータウンレコードのお抱え作家陣のプロデュースでヒットを連発していた彼だが、今回はセルフプロデュース。ここから魂のマーヴィン・ゲイの快進撃がスタートする。アルバムとしては最後まで一続きになっており、まるで絵巻のようなアルバム。ラストでは再び最初のWHAT'S GOING ONのコーラスが流れ、ループするようになっている。途中もまるでメドレーかMIX CDのような曲の繋がり方が、今でこそ誰もが行っているインタールードを交えた曲の繋がり方の原型とも言える手法だ。70年過ぎにこれをやっていたマーヴィン・ゲイはさすがだ。アレンジはかなり豪華で、沢山のコーラス隊がいるのでゴスペル的で、楽器のバリエーションも非常に多い。自らの多重コーラスも聞き所。やはりこの時代に多重コーラスを取り入れていた点も特筆すべき点だ。今活躍しているシンガー達では手も足も出ないほどのずば抜けた傑作をどうぞ。
・「愛の贈り物」
今年で亡くなって20年、余りにも悲劇的な死を遂げた。マ-ヴィンステ-ジ中にデュエット相手のタミ-テレルの死、身内がベトナムから帰還兵としてベトナムの戦乱の話を聞かされて、其れまで、愛とセックスをテ-マに歌ってたマ-ヴィンが反戦的なメッセ-ジ、環境問題、1曲目のWHAT`S GOING ON 歌詞に 母さん こんなに多くのものが、貴方に涙の雨を降らせるんだね、同胞よ仲間が次々と死んでゆく、だから 今 ここで 愛を降り注ぐ方法を考えよう、6曲目のMERCY MERCY ME トヨタ ラウムCMで流れている名曲--歌詞は、なんて事だろう大地も空も熱で覆われてしまっているんだ、この地に生息する動物達や鳥達は瀕死の状態 何て事だろう 何もかもが昔と変わってしまった。この作品は社会問題に対するマ-ヴィンからの提言全人類的な愛をテ-マにした。音楽史に残る名作です。マ-ヴィンを知らない
人はこの作品から聴く事をお薦めします。
・「長々と書くつもりはない単純に」
慈愛に溢れている。勿論歌詞もそうだがこのアルバムを聴いてると、音からも滲み出てくる様にさえ感じる。言葉では説明できない感覚を是非味わってほしいと思う。
・「確かなLOVE&PEACE」
R&Bの最高峰で、20世紀のポピュラー音楽すら代表するような名盤。発売から35年以上たった今でも古臭さを感じず聴ける。難解な音楽にはあることだが、聴きやすい音楽においては奇跡的な事だと言える。
最近LOVE&PEACEという言葉が大分安っぽくなってしまった気がする。だがこのアルバムはその高尚なメッセージを見事に、かつ真摯に具現化している。ベトナムから帰還した兵士の視点(を想像して)で描かれたという詞は一貫して反戦・人種差別撤廃といった社会問題を扱い、深い愛をもって語りかける。全世界を俯瞰しているかのような印象を受ける。徹底して「強者」の立場から語られていたロックの土壌には熟さないテーマであった。
それだけではない。技術が進んだ現在でも音楽的に古臭くならないのは、当時最先端の録音技術を利用したことと、その完成度の高さに起因する。LPのAB面それぞれでメドレー形式をとっていて、まさに一枚のアルバムとして聴ける。曲はもちろん名曲揃い。特筆すべきは所々で繰り返される1曲目「What's Going On」の一節。本作がコンセプトアルバムであることを示す。最後1分半Repriceのように収録されている一節は、その発想とともに非常に印象的だ。
20世紀の音楽的遺産。そのメッセージとともに深くかみしめたい一枚だ。
・「至上の名作」
この作品は、不滅の傑作です。繊細な感覚が精巧な音作りの中に昇華されている魂の一枚です。これを聞かねば、ブラックミュージックは語れません。いやいや、ブラックミュージックという範疇に留まらない音楽史上の金字塔たる作品といえます。
●Aja
・「Steely Dan渾身の代表作」
1977年発表。Steely Danの6枚目のアルバムにして最高傑作。
このアルバムからメンバーはドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーの2人となる、が、結果的にそれが良かった。残りのメンバーを各曲毎に超一流ミュージシャンで固め、プロデューサーに頭脳派ゲイリー・カッツ、そして特筆したいレコーディング・エンジニアにロジャー・ニコルズを迎えて彼らの最高傑作が完成したのだ。
複雑なコード進行とそれに絡む腕利き達のプリミティブなフレーズ、そしてそれを記録するレコーディング・エンジニアの驚異的な技術で本作は77年とは思えないくらい音質が秀逸だ。特に表題作とDeacon Bluesは大傑作。聞き逃せない名盤だ。
余談だが彼らのオフィシャル・サイトでは各アルバム毎のレリックを見ることができてなかなかいい。音楽だけでなく『詞』も見てくれよと言われている気がしてならない。知的なアメリカン・ミュージックの代表的傑作。
・「素晴らしいアルバムジャケットに感謝を込めて」
LPからCDに音楽メディアが変わり、最も大きく変わったものの一つがアルバムジャケットだ。LP時代、本作のジャケットはつやつやして硬い感触の上質な素材を使っていた。そして黒の背景の中でわずかに見せる横顔だけで見るものに大きなインパクトを与えたのが、国際的モデルの山口小夜子さんだった。その彼女が今月14日に57歳の若さで亡くなったことを今日の新聞で知った。
僕は昔からジャケットを眺めながら音楽を聴くのが好きだ。だから、僕にとって山口さんは「Aja」音楽の中で重要な“パート”を演じている。約30年に亘り感動を与えてくれたことに感謝するとともに、心から哀悼の意を表したい。
フェイガンが歌う“Aja”は、明らかに“Asia”に聞こえる。アルバム名・曲のタイトルと日本人女性モデル起用の関連性が明らかにコンセプト的であること、そしてこの曲がS.ガッドの永遠の名Drソロとともに本作中ベストであることは、日本人として誇りに思っていいとずっと思っている。
・「もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら」
昨年、ケーブルテレビのMusic AirでSteely Danの"Aja"のMaking ofを放送していました。それまでイージーリスニングなみの気持ちで聴いていたのが、まるで罪であるかのような後悔が走りました。とにかく信じられないほどの深みを持った作品群です。表題曲の"Aja"は、1度さっと聴き、2度目はドラムセクションだけ聴き、3度目はギターセクションだけ、4度目は、、、という具合に続けて何度聴いても全く飽きがきません。もし無人島に1枚だけCDを持っていって良いなら、ためらわず、ボクはこの"Aja"を選ぶでしょう。おっとその前にその島には電源はあるのか?
・「匂い立つダンディズム」
いったい今まで何回聴いたのか、カウント不能な位これまで何回も聴いた(これからも聴く)アルバム。特に「ブラック・カウ」「ペグ」「ディーコン・ブルース」がむちゃくちゃ好きである。やっぱり夜聴きたいですね小生は。「ブラック・カウ」・・歌詞の内容は一応都市に暮らす男女を描いているようですが、この曲でのフェイゲンのヴォーカルが私は無性に好きです。めちゃくちゃクールでドライで何かこう鋭利な刃物で「スパッ」と一刀両断に斬るかの如き爽快さを感じます。「ペグ」・・軽快かつ流麗なサウンドはもちろんのこと、リリクスがいいです。某UKアーティストの「RIO」みたいに、容易には手の届かない美しい女性に憧れる心の、リリクスでの表現がサウンドに負けず劣らずクールで最高です。「ディーコン・ブルース」・・この曲もサウンドと互角かそれ以上に歌詞が良い。シブすぎます!「サキソフォンの吹き方を習って/思うままに吹いてみたい/夜通しスコッチ・ウイスキーをあおって、車輪の下で死んでやろうか/人は成功した時世に名を馳せるが、オレはむしろ挫折した時名を得たい/陽が落ちる頃に目覚めては/ヘビのように街を徘徊し/行きずりの女たちとその場限りの甘く苦いゲームに身を任す/こんな、俺だけの世界/これこそを俺のスイート・ホームと呼ぼう」衝動的で退廃的な歌詞ですよね。しかしわたしゃ、この歌詞にどうしようもなく惹かれてしまうんだな。トゥルバドールな生き方ていうのかな。HIPですよね。最高です。
・「完璧と言う言葉に相応しい」
メンバーの脱退等によって、Donald FagenとWalter Beckerの2人となったSteely Danではあるが、実際Steely Danの歴史上、この2人のコンビによる時期こそ、黄金時代と呼んでも過言ではないだろう。そして、この"Aja"というアルバムこそ、彼らを代表する名盤として知られている。この70年代後半という時期は、白人の音楽と黒人の音楽がクロスオーヴァーという形で融合される事が風潮としてあり、このSteely Danも例に漏れず、ホワイトによるユニットでありながら、ソウルフルなグルーヴが前面に押し出された洗練された音楽が特徴だ。
彼等を指し示すのに相応しい言葉は正に「完璧主義」なのだろうと思う。様々なゲストプレイヤーとスタジオで緻密な音を積み上げるその姿勢は、正に職人と言えるべきもので、常に音源の完成度と評価は高い事で知られている。この"Aja"もLarry Carlton、Joe Sample、Chuck Rainey、Steve Gaddと言った誰もが知る名プレイヤーが制作に参加している。ここに収録されている楽曲を聴いていて思うのだが、1音たりとも無駄というものが感じられない。必要最小限の音だけを使用し、まるで空間さえもアンサンブルの一つとして捉え、そして名プレイヤー達の楽器がせめぎ合うように交錯していく。そうして生み出された音源の心地良さは、感嘆を洩らしてしまうほどだ。
最後に、このアルバムの印象的なジャケットも注目せざるを得ない部分だと思う。日本の生んだ国際派モデル、山口小夜子の艶やかなその存在感は、正に"Aja(彩)"という言葉を示すのに相応しいものだと思う。このジャケットがより一層"Aja"というアルバムのコンセプトを、誰の目にも明確なビジュアルとして表現し、この素晴らしい音源の数々を引き締める役割を担っていたように思う。これだけの表現を1枚の写真のみで表現出来る彼女自身もまた、「完璧主義者」なのだと思う。名盤と呼ばれる作品は、更なる完成度を求め、必然的に多くの芸術を引き寄せる力があるように思う。これだけの贅沢な気分にさせられる作品はあまり無い。
・「サンプリング・アート」
全曲がサンプリング(ある曲の一部分を引用すること)したフレーズの組み合わせで成り立っている、驚きの音楽。ボーカルまでもがサンプリングらしい。ヒップホップやハウスなどのダンスミュージックが基調となって、ポップスとしても聴けるキャッチーさ。1曲目、SINCE I LEFT YOUのノスタルジックな心地よさは他では味わえません。愛聴してます。
・「ビンテージ。」
世の中には実にたくさんの音楽があるけれど、そのほとんどが五年・十年というスパンで見れば一瞬とほとんどかわらないような短い時間で打ち上げ花火みたいに流行っては消えていく。そういう音楽の楽しみ方に疲れた人は、結局あまり刺激しなかったり、ハッピーにしてくれる音楽を探し、手に入れ、長い時間をかけて愛するようになるのだろう。かくいう僕もそういう経緯でこのCDと出会い、初めてイギリスで発売されてから5年経った今もカーステに突っ込んで聞いている。きっと五年後も聞いているだろう。それは懐かしいからじゃない。自分にとって、それが新しかったときのことを思い出して自分を慰めているわけじゃない。聞くとハッピーになれるからだ。そして、クオリティーが高いからだ。ハッピー度が高いとただのスカスカのポップになり、クオリティーが高いとただの難解な自己満足になりがちな昨今、そういう意味でこのCDはかなり貴重な一枚だ。BGMとしてもかなり有用だ。日常生活、デート、パーティー。どの状況にかけてもマッチする。レアグルーヴや、ヒップホップクラシックと同じで、ビンテージという概念がつけられてもおかしくない音楽だ。よいものを大切にできる人にはぜひ聞いてほしい。
・「不変のパンク魂」
高校の頃無難なJPOPばっか聴いていた僕は知人に薦められてこのアルバムを聴いてみた。衝撃だった。恋と青臭い正義感をまとった歌に慣れきっていた僕は町田の激情が迸る素っ裸な歌にノックアウトされてしまった。以来僕はずっと町田のファンだ。CDや著書も見つければ即買っていた。10代でデビューしてパンク歌手として名を残し後に作家デビュー。芥川賞までもぎ取ってしまった。でも彼の作品にはこのINUの頃から変わらないパンク魂がずっとありそれが僕を惹きつけて止まない。このアルバムは今から日本語ロックのバンドをやりたい!という人達にぜひ聴いて貰いたい。
・「死ぬまで聴ける日本で生まれた奇跡のパンク。」
とにかく、凄くてカッコ良く、そして妖しい。このアルバムが現実に産み落とされた事自体、日本ロック史の奇跡だと思う。町蔵の詩(歌詞ではなく)、声(ヴォーカルではなく)の生き物っぷりは今聴いても不老長寿の化け物並みに生々しい。そして、忘れてはならないのは、バンドのアレンジと絶妙なアンサンブル。「スリリング」という言葉は、このバンドのサウンドを形容するためにある。ギターの北田氏のプレイやセンスはかなり